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2023年12月12日火曜日

市民活動、地域づくりの方々と。


愛媛県内の中間支援(≒支援している人を支援する)に積極的に携わっていたのは2019年まで。そのタイミングでアドバイザーなどの役割を全て降りる。そして、新しい世代が台頭して数年。
私たちでは設立に至らなかった四国初のコミュニティ財団が西条市に誕生して市民活動は新しい局面に入った。
そこに「地域づくりのエキスパートとしてゲストにお招きしたい。」という愛媛大学からのお誘い。

あくまでもゲストなので、市民活動、地域づくりの現場で頑張っている方々の話を聞く。そして(熱量がいいなぁ、自分たちもこんな感じだったのかな・・・)と純粋に感動。
市民活動って損得勘定ではできないから、当事者の負担は時に大きく、継続は大変。そこまでして携わる背景は地域が好きなんだろうなと推察。
そのためには「ワクワクさせる人≒お願い上手な人」「問いを立てられる人」の重要性を指摘させてもらう。

実は中間支援から離れたのは愛媛に関してだけで、フィルム・コミッションへフィールドが移っただけ。
ジャパンFCの理事長として「FCを支えるFCと言う役≒中間支援を担っている」と伝えたら安心(?)してもらう。
写真は意見交換が終わり、前田教授による意見交換の図解化を映している図。

2023年12月11日月曜日

狼煙再び。


「おつまみ」に可能性を感じたのは11年前、ココ大の設立直後。愛媛県愛南町出身で銀座ロックフィッシュの店主、間口一就さんの「ちょっと変わったおつまみ本」という本を義兄に教えてもらい、面白い人がいるもんだ!と勢いで会いに行ったのがことの始まり。
その後は「ラーニングBAR」にお越しいただき、生産者らと一緒に「愛媛の創作つまみ」授業を実施。個人的にも思い出深い授業の一つ。

つまみを「世界最小の料理」と位置付け、伊予市や松前町は珍味発祥の地でもあるので、世界へ売りだそう!と企画書を書くと喜んでいただき、いざ!という時にコロナ禍で消滅・・・。
でも、先日の「缶つま授業」で再び狼煙があがったかも!?。今回の授業に先立ち、数年前に書いた企画書を読み直したら、やっぱり可能性しかなかった件。
「これ、イケますよ。」とパパイズム鈴木さん、IYO夢みらい館の館長の言葉にも押してもらう。

時流の価値観に照らし合わせても「つまみ」は「時短料理」や「キャンプ飯」「非常食」などとも合致する。
つまみの定義は既に決めてある(混ぜる、和える、添える程度など)から、協力者を集めればいいだけかも!?となる。「〇〇に〇〇、〇〇も求めていますよ!」となり妄想広がる。
松山東雲女子大学の授業でもしてみようかな?女子大学生のアイデアってスゴいし。

14品もできちゃった!


料理好きの人、お酒が大好きな人、全く料理をしない人、お酒を飲まない人、ソロキャンパーなど色々な人が集まった「缶つま授業」。先生はイタリアンで腕を振るったパパイズムの鈴木雅也さん。

今回は参加費以外に「缶詰を一つ持ってくるコト」が参加条件で、ツナ缶やイワシ缶、ベーコン缶、焼き鳥缶などを提供してくださった皆さん。
今回の授業で改めて思ったのが缶詰って意外と高い(高いものは1個600円とかする!)

そして話題作りに「非常食(これはリゾットなると鈴木さん)」と「海外缶詰(マレーシアのドライトマト&ツナ、チリ&ガーリック& ツナ)」と「郷土料理(いぶりがっこ/秋田)」も持ち込む。

普段は“そのまま”食べている缶詰に一工夫して“もっとおいしく”しようと、IYO夢みらい館の図書館にある缶詰料理本を参考に「創作つまみづくり」に挑戦したら、みなさんアイデアが溢れてしまい1時間余りで14品もできてしまう!

並んだのは、これまで食べたことのない品(笑)。想像してた味と異なってた味もあったけど総じて美味しいとなる(当然だけど)
バロメーターの一つは、子ども達も「これ、美味しい!」と言った味があったこと。
創って食べて学んだ「おいしい授業」は大いに盛り上がる。「この授業、また参加したい!」と帰り際の参加者達。

2023年12月10日日曜日

遠隔称賛!


創価大学で教える妻の授業で「リーダーシップを発揮しながらイベントを企画運営する。」という授業は、【こどもスペースラボ〜学生と一緒に100kg分のレゴブロックで宇宙に触れて、遊びながら“科学するチカラ”“ワクワクするココロ”を育む時間に!〜】とタイトルが決まったことで、一気に推進力が生まれ、12/16-12/17の本番へギアチェンジとなる。

これまで「こんな」「あんな」「そんな」で綴ってきたけど、学生達は「広報チーム」「レゴチーム」「SW展示チーム」「マネジメントチーム」に分かれて連携しながらシュミレーションをしながら企画立案やプロジェクトマネジメントをOJTで学び中。

八王子市の協力もあり、全戸配布の広報で紹介されたり、チラシには校正が入ったり、会場となるコニカミノルタサイエンスドームとのやりとりもしている学生達。

でも、学生達は他にも授業があるわけで、授業の合間をぬいながら会場で確認したり、チームで集まりブラッシュアップしたり、単に授業かもしれないけど「自分たちごと化」されてるのが伝わっていて「素晴らしい!」と遠隔称賛。

当日はレゴの他、ビンテージトイと表現したスターウォーズコレクションも展示。でも、学生達は生まれてないから「なんですか?コレ?」となるけど、彼ら彼女達の保護者世代には響いてるようで、それでよし!となる。私も参戦へGO!

健康肥満児。


コロナウイルスを理由に、3年間放置していた健康診断を受けにいく。
イコールこの3年間は単身生活でもあって貧弱な食生活・食習慣でビクビクしながら「はい、次は〇〇の部屋へどうぞ」と、検診を受けたのは事実。

最後に医者との面談。「何か運動をされていますか?」「散歩をしてます。」「どれくらいの頻度で?」「ほぼ毎日です。5000歩以上/日です。」「効果が出てるのかな?良くなってますね。」の一言。(えっ!?)と思ったら体重も腹囲も3年前と比べて改善していて「この調子で改善してください。」と笑顔で見送られる。でも身長は縮んでた(これは「姿勢が悪かったからでしょう」とのこと。)

後日結果が送付されて、身体計測はC。聴力と視力はA(これは眼鏡を変えたから)。血圧はD(先生からは「もっと体重落とせば下がりますね」という程度)。尿検査はA、脂質はC。代謝も血球も心電図もX線もA。精密検査は不要となる。
【健康肥満児】という結果(そんな言葉はないけど)になる。

散歩は心身への影響に良いとのことで、手元のアプリで80万歩へ近づいていた。それが体重の微減につながっていると思ったら俄然やる気が出てきた!
とは言いつつも確実に老い始めてる52歳。人生の黄昏期に入るのか?それともまだまだなのか?それとも単に身体的な話なのか?

2023年12月9日土曜日

不思議しかない!


兼六園前の横断歩道で待っていたら、隣の女性がこちらをマジマジと見るので(道を尋ねたいのかな?)と思ったら「泉谷さん???」と言われて、脳みそコンピューターが猛烈に動き「〇〇さん!?」となる。

「えっ!どうして?どうして?ココにいるの!」と、驚愕した女性は金沢市のフィルム・コミッション担当者で長年の仲。「こっちこそビックリですよ!ATDCに出席してたんです。」「あー!そういうことだったんですね!」となる。そして立ち話20分で「またね!」となる。

でも、金沢市に来たから、せっかくなので金沢FCに連絡しようと思ったのは確か。だけど急に連絡しても迷惑と思っていたら会えるのだから不思議しかない!

21世紀美術館では記念撮影を親子づれにお願いされたら、カップルからもお願いされる。美術館を出て青信号を待ってると、外国人が近づいてきて「兼六園の入り口はどこですか?」と尋ねられ、券売所の前を通っていたから「この道沿いにありますよ」と伝えて見送ったり。

ホテルに到着すると、開業40周年(昭和58年12月)と言うことで飴をもらう。
何の計画もなく動いた結果に起きた偶然の出来事ばかり。理屈では説明できないことも多く、これを不思議と言わずして何を言うと言う感じ。

紙とデジタルの相性。


ネットニュースでも「〇〇(作品名)のロケ地マップが完成!」など、ロケ地マップに関する話題が目につくのは本当に多いからか?それとも気のせいか?
先日の「全国ロケ地マップフェア」でも「離婚しようよ」のロケ地マップ3年前にも書いているけど、最近はYahooなどにも掲載されてる(それまでは業界系メディアが多かった気がした・・・。)

石川・金沢でもロケ地マップは存在していて、街歩きなどに一役立っているよう。
観光に費やせる日数は、自らの経験で1日or1日半程度と思っているから、金沢市内は魅力がコンパクトで歩きやすかった。

2023年1月に松山市中心部でフィルム・コミッションによるロケ地ツアーを開催したのを思い出す。
「K-20怪人二十面相・伝(佐藤嗣麻子監督)」「世界の中心で、愛をさけぶ(行定勲監督)」「陽光桜(高橋玄監督)」「坂の上の雲」「ディストラクションベイビーズ(真利子哲也監督)」
「バスカヴィル家の犬(西谷弘監督)」「離婚しようよ(金子文紀監督、福田亮介監督、坂上卓哉監督)」などを紹介して盛り上がったっけ。

そして今回、紙版のロケ地マップを持ち歩き、デジタル版との相性を再確認する。
それは紙版は「瞬時に開いて見れる」、そこへデジタル版で「方角や移動時間を確認する。」ということ。併用が効果的!

2023年12月8日金曜日

感じられる否か。


コンピューターとアートを融合させた先駆け人と言えば我々世代ではジョン・マエダが有名で、緻密な計算が織りなした作品に(絵の具や工具を持たなくてもいいんだ!)と思ったものの、自分のセンスの無さに諦めた思い出。
あれから30年余り、DXP(デジタルトランスフォーメーションプラネット)と題した企画展は、若かりし頃を思させてくれた意欲展示。

人の脳波を表現した作品、自動工程で永遠に出力される作品、投影した自分に着せ替えする作品、音に変化する作品、ARで仮想空間を生み出す作品、インスタレーションの世界を歩き回る作品、そして、体験したもののよく分からなかった作品・・・。

結論から言うと、それがアートか否かは自身で感じられるかどうか(≠理解ではない)で、DX自体はアートではないが答え。
でも、DXで目に見えないモノ(音や脳波、知覚など)が偶発的な計算で顕在化されると考えさせられるからアート。ただ、美術館で見てるからアートと思うだけで、商業施設で見たら、そうは思わないかもしれない。

DX自体はアートじゃないけど、仕掛け次第で鑑賞者を巻き込むことができる点がこれまでの現代美術とは異なる点の一つ。
と、なるとアートとかインタラクティブとかゲームとかの境界線は曖昧になり、大切なのは「感じられるかどうか?」となるから感性の具合になる。
エールラボえひめの新春号の話題に改めて書く!

心のビタミン。


やっぱり金沢21世紀美術館は面白い!一般的に美術館では「作品は静かに鑑賞するもの」だけど、現在の企画展「電気-音」では、ベル音が館内に激しく響くし、インスタレーションの効果音が鳴るわ、意味不明な音が流れるなど、館内は音で溢れていて、全ては作品の一環。
ちなみに音は発信だけでなく、鑑賞者の声や環境音なども収音されていて、それがまた作品化されてるのが妙!

スイミングプールは事前予約制の人数制限、5分程度の鑑賞というルールになっていたけど、相変わらずの人気。以前は2時間待ちもフツーだった。
入館時に当日の申し込みをしたら1時間後に入ることができて、下から上を眺める人、上から下を眺める他人とのコミュニケーションを楽しむ。
狭いし何かが飾ってあるわけでもないので「えっ!なにコレ、これだけ?」と驚く人がいるのもわかる。

企画展だけで1時間以上時が経つ。心のビタミンチャージは満タンに。アートは心を満たす。
企画展だからか、普段からそうなのか?若い人や親子連れが多かったのが印象的。そして外国人の方も多く、彼らに混じって出口へ向かおうと思ったら違う方向へ!
(あっ!DXP展(アートのデジタルトランスフォーメーション)の鑑賞が未だだった!)と気づいて隣会場へ!

2023年12月7日木曜日

ムー少年は・・・。


金沢駅から徒歩20分の所にある尾山神社は藩祖を祀った神社。主祭神は加賀藩の藩祖前田利家と妻の芳春院(まつ)。
神社門は洋風にステンドグラスがあしらわれていて、境内には前田利家像が鎮座していたから、てっきり「前田利家の霊廟(墓)」と勘違いしてた。
尾山神社は前田利家の死後、子の利長が祀ろうと試みるも紆余曲折あり、利家とまつが合祀されている神社。霊廟は別の所でした。

でも、霊廟(墓)に興味があるのはなんでだろう?と思い出したら、伊達家の霊廟にも訪れていた!京都市では墓ではないけど本能寺跡を訪れたり、千代田区大手町にある平将門の首塚にも行ってた。県内では宇和島市の伊達家のお墓にも行った記憶。
さすが「ムー少年」だったからか、未だに“そっち”に興味を引きずられてるのかもしれないけれど、古今東西、名所・名跡に墓所は多い。

ハリウッドには「ハリウッド・フォーエバー墓地」と言うのがあり、死んでもコンテンツとして人気が続く著名人たちの墓が有名(アメリカの登録歴史財産)。
訪れること自体は無料だけど花を買って献花するのがマナー。ガイドをつけるのは有料。

愛媛県で墓めぐりツアーがあったら行く。国内外から訪れる方にとって優良コンテンツになること間違いナシ!と思うのは私だけかな?それとも、既にあるのかな?

迷ってみる。


2回目の金沢市。と、言っても前回(3年前)は用務+21世紀美術館だけで街を知らない。
今回は「バス1日乗車券(800円/大人1名)」を購入してめぐる。
約15分間隔で「右回り・左回り」の2種類が運行していて、チケットを買った目の前に来たのは右回り周遊バス。

こういう時、私はまず一度周遊するのが流儀で見知らぬ街をバスは進む。さすが100万石の城下町、東茶屋町、兼六園、金沢城、21世紀美術館、香林坊など聞いたことがあるバス停ばかりで40分ほどで一周が終わる。あっ!と言う間。

なので、乗車した金沢駅でも降りず、そのまま乗車(金沢駅が主となる発着場所だけど、乗車し続けてもOKとアナウンスがある)して、東茶屋で降りて歩く。
地理的には松山市と似ていて街の中心に城と公園があり、美術館や博物館があり、平日でも訪れている人が多かった。

人が多かったのでメインストリートから外れて路地・細道に入って迷ってみる。すると、写真のような軒下に柑橘が無造作に販売されていたり、橋の上で休憩しているおじいちゃんに会ったり、途端に生活感が感じて、いいねー!となる。こういう予期せぬ発見があるのが散策の醍醐味。
なんでもかんでも最適解を最短にかつ効率的に求められるけど、止まったり迷ってみることも大事。

2023年12月6日水曜日

悩ましい。


驚いたのは(自社の優位性を見せる切り口は理解している上で)U-NEXTって網羅している作品ジャンルのカバー率で、アマゾン、ネットフリックス、ディズニーなど他の配信会社を圧倒してるのね。
ユーザーとの接触率も1位なんだ。プレゼンは「見せるデータを良く魅せるようにする」とはいえ、U-NEXTは頑張っているのは事実。不勉強でした。そして月額利用料も安いとのこと。

で、その先は「自社コンテンツの制作」は自然の流れで、配信会社なら当然。
と、言うことは今回のカンファレンスでは全く入っていない「撮影」について「増える」ことが予測さて、スタジオ撮影もあるにせよ、ロケ撮影も増えるとなるとフィルム・コミッションへの相談増は確実。
劇場映画が600本/年以上公開される中で、配信作品も増え続けるとなると・・・どうなってしまうのか?

そもそも、撮影現場に制作部や演出部、撮影部などの人がいない現状(慢性的)。それに各FCの担当者も専属は一人未満が多く兼任がほとんど。
今や撮影にフィルム・コミッションは欠かせないから、どうするんだろう?と、ホテルに教えてもらった公共の足湯で30分間浸りながら一人振り返り。
テーブルがあったら仕事もできるのに!

またぐ世界。


韓国が1997年の通貨危機の打開に外貨獲得策の一つとして映画産業に力を入れたのは有名(釜山フィルム・コミッションなどが設立され、シュリ、JSAなどが制作される。)で、内需だけではエンタメは育たない。
そのためには「エンタメコンテンツのクロスボーダー化」は必須で、大前提として面白いのは当然なので世界を相手に切磋琢磨して今がある。と言う説明は、これまで点だった事柄がピピッ!と繋がって納得感が高かった。

中国は世界を相手というより、自国が大きく56の民族で構成されているので、全ての民族が満足いく作品を届けるのは至難の業。いつも頭がいたい。
とは言えヒット作の多くは「素朴な生活(リアリティ)」がキーワードで、特に「家族への感情」は、どの民族にとっても普遍的な話題なので共感しやすい。
良い作品は必ずリアリスティックに描いており、研ぎ澄ませば、おのずと世界にも通じると思う。

最近の作品を見ると「同じような作品」が増えているような気がしてならず、物語は面白いけど(これでいいのか?)と思うほど、“ウケるフォーマット化”が世界を覆い、このアジアでも同一化・同質化を危惧している。
決して自国ファースト主義ではないが、もっと各国で培われた歴史や文化という独自性・オリジナリティを大切した上でのアクションや恋愛などがの作品が生まれたらいい。と「グレースの履歴」の源監督はクリエイターの視点から登壇。

2023年12月5日火曜日

優先順位は。


どうりで知らなかったはず。14回目までは韓国で開催されていた「アジア・ドラマ・カンファレンス(ATDC)」。その後、15回目から日本での開催となり、コロナ禍を経て16回目。
七尾市に集まったのは9つの国と地域(
韓国、中国、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシアなど)から200名以上。
内容は
これからのコンテンツ制作についてのナレッジ共有。

フィルム・コミッションは映画だけでなく、ドラマの撮影も支援しているから、端でも当事者だけど、これまで数々のカンファレンスで出てきたので気づいてしまった!
脚本家も多かったせいか「脚本(原作)が大切」と言っていたし、プロデューサーは「インセンティブが大切」と言っていたし、監督(演出)は「オリジナリティが大切」と言うし、テクニカル系は「技術が大切」と言う。
ちなみに、フィルム・コミッションは「ロケ地が大切」と言う。

全部正解なのは、それぞれが当事者の視点から言ってるから。だけど、これらの歯車がカチッ!とハマって美しく動くことは珍しい。
それぞれに優先順位があり、互いに譲れないけど「面白さ」というユーザー視点は全てにおいて上位に来ると分かる。
ビジネスだから当然と言えばその通りなんだけど、ハッ!とした件。

できることコツコツと。


「えひめレゴ部」で一緒に活動した森さんのご遺族から預かった「松山城」「宇宙船えひめ号」に私の「100kgのレゴ」を加えて「レゴまつり」をIYO夢みらい館で3日間実施。
まず、「松山城」「宇宙船えひめ号」の迫力に驚く来館者。「これは売ってる(≒商品化されている)レゴじゃないですよね?」「オリジナル作品に、既存の商品を組み合わせています。」「スゴいね・・・。」とポッカーンと眺める子供に保護者が声をかける。

次に、圧倒的な量のレゴに驚く。8つのコンテナに分けたから、求めるパーツを探すのは宝探しのようでゴソゴソしては「見つけたー!」「見つからない・・・」など悲喜交々。
欲しいパーツが既に遊ばれていたら声がけしたり、交換したり、子ども達ならではの“駆け引き”もあったりして、こうしてコミュニケーション術を学ぶんだと思ったり。
そして、いつの間にか保護者の方が熱が入っていたり(笑)

ホント、レゴは面白い。「レゴを使ったプログラミング教室をしたらいいのに・・・。」と言われるけど、ニーズはあるのかな?
「松山城」「宇宙船えひめ号」は引き続き展示。「100kgのレゴ」は12/16-12/17に東京都八王子市のコニカミノルタサイエンスドームで行われる創価大学生が企画運営のイベントへ出発!

この企画はリーダーシップとプロジェクトマネジメントを組み合わせた授業の集大成というのかだから、これも面白い!

2023年12月4日月曜日

向かうだけでRPG。


小松空港への飛行は悪天候の中で、窓の外を見ていたら、一瞬ピカッ!と鋭い閃光がしてオッ!となったものの、一度だけ。その後着陸。
しかし、空港に着いたら、乗ってきたJAL185便の折り返しと思われるJAL186便は「要機体整備」となり1時間以上遅れて離陸とのこと。閃光は雷で185便に落ちたんじゃないの?と詮索。

遡るコト3時間前、(そういうことか!)と、松山空港に到着して合点がいく。
6:30なのに空港には修学旅行生と保護者や関係者で溢れていて、航空券を予約した時は既に満席。(なんでだろう?)と思い、その後も「搭乗便は満席なので早めのチェックインを・・・」と言う依頼メールも届いてた。

CAいわく羽田空港経由で千歳空港へ向かい、スキーを楽しむ予定とのことで、全員を乗せるために同時刻帯に出発するJALとANAの両方で行くというのだから(こりゃ大変!)と、先生たちが右へ左へ声がけなどで奔走してた。

小松空港から能登半島への移動中も晴れたり雨が降ったりと激しく、でも、こういう天気が多いのが能登なんだそうな。
そして、七尾駅では鮮やかな虹がかかりウェルカム気分を味わう。でも数分で消えて、また雨。そしてゴールの和倉温泉駅に到着。
行くだけでミッション終了のようだけど、まだ何も始まってない・・・。

市民先生デビュー!


6月からIYO夢みらい館で行ってきた「市民先生養成講座」。そして学んだコトを実践しよう!とカタチになった「IYO夢みらい館授業コレクション」を12月2日に実施。
養成講座には8名が参加し、うち4名が市民先生デビューを果たす。
1回目から振り返れば、最初は緊張していた参加者も、腹を括ったのか「それまでの教わる姿勢から教える姿勢」にもなり、ココ大が提唱する「学びあい」を理解してくれる。

「教えたコトなんか一度もないですよ!ハァ、どうしよう・・・。」と、不安げな顔で吐露しつつも「年一回、ココ大がしてるような料理教室(例:味噌づくり、梅シロップづくりなど)に育てたいです。」という感じ(笑)。

4種類の授業は私が知らない、企画したことが無い内容だったから、全てが新鮮でココ大にとっても新境地だったのは事実。特にフェムテックは私が知る由もなく、でも大切なコトだった。

これぞ「四方よし(市民先生よし=自己実現、市民学生よし=知的欲求満たす、IYO夢みらい館=来館目的増、ココ大よし=新授業増)」の良いコトしかない授業。と自画自賛。
自分を表現できたり、自分の言葉で紹介できたりすることは、とても価値あることと実感できたようで、これで市民先生養成講座は一区切り。
「IYO夢みらい館でまた授業をしてもいいんですか?」「もちろん!」

2023年12月3日日曜日

ノラ伊予柑。


いつもの松山城への道が城壁修復工事で通れず、迂回しなければならなかった!遠回りになるものの仕方なく脇道を歩いてると紅葉の合間に黄色く実っているモノを見つけて(まさか!?)となる。
そのまさかで「ノラ伊予柑」を見つける。さすが愛媛!と言うしかない光景で、実っていた木は数メートルの高さがあり、写真は両手を挙げて撮ったから2.5mほどの高さか。

合成写真のようだけど本物で、奥にはノラ金柑かな?同じように実ってた。こういうたわいもないコトも情報番組には時に必要なのでストック素材(持ちネタ)としてキープ。
何が求められるか分からないのがバラエティ番組。ちなみに辺りには、人が飲むには位置が高すぎる水飲み場があったと思ったけど、これは「鳥用」という情報を渡して採用されたっけ。

迂回先の入り口は艮門。だけど16:30に閉門されるので要注意。ちなみにこの艮門から上がる階段は「坂の上の雲」のメインビジュアルとなった秋山好古と秋山真之兄弟が座ってた所。

こうして面倒で遠回りになったものの、それなりに楽しむことができるじゃないか!と意識が変わる。
そして、山頂広場には相変わらず海外観光客が多く、沈む夕日に何度もシャッターを切ってた。

ギブギブギブギブ。


百人一首「天の原、ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも/阿倍仲麻呂」ではないけれど、松山の空、東京
の空、ロンドンの空、フィレンツェの空を見たら、繋がっているのに、それぞれに異なり、を思い出した句。
ちなみに、現代語訳は天を仰いではるか遠くを眺めれば、月が昇っている。あの月は奈良の春日にある、三笠山に昇っていたのと同じ月なのだなぁ。」

「行きたい↔︎行かせたい」「学びたい↔︎学ばせたい」などが合致したなら、どうにかして実現させたいと思うのが親心。
子育てや進路相談は、自分たちがとってきた行動でしかアドバイスできないし、かつ正解や不正解がないからリアルに伝えるだけ。
特に留学に関しては私たち夫婦も“当事者”だったので親になって分かった気持ちなど多々。

親としては「損得なし」で、行かせたから〇〇、施したから〇〇などのギブ&テイク(見返り)はナシ。
ギブ
ギブギブギブ・・・となるけど、それは親だから出来るコトと思うと、応援できることが幸せという境地か?
「一生懸命や楽しく過ごしている姿を示すこと」は、保護者に限らず大人としても子ども達へ示す姿勢と思う。

2023年12月2日土曜日

ファンづくり。


IYO夢みらい館初の企画だった「図書館に泊まる。」授業について、参加者からの感想が揃う。
この授業の満足度は協力者であり責任者でもある館長に委ねられていた・・・は過言ではなく、公共施設であり災害時には緊急避難場所にもなると、色々と制約が多いはずなんだけど、「はい!大丈夫です。」と、参加者からのリクエストが次々とクリアされていく。
何なら参加者が予想以上に喜んだりしたこともあったり。IYO夢みらい館に大感謝。

「何よりも自由で良かった。」「外国映画のワンシーンのようだった。」「非常食などで避難イメージなどを持てた」は参加者の感想。
IYO夢みらい館に訪れるのが初めての方もいて、これ以上ない授業への評価に安堵だけど、「今後、もっと良くなるには?」と尋ねたら「本好き同士なので、参加者同士の交流機会がもっとあってもいいかも」「書架ツアーがあってもいいかも」などを挙げていただく。
少しずつバージョンアップ!

「大人気授業になりますよ!」「1組1000円ではなく、1人1000円でもいいかも」「子供にとって掛け替えのないひと時でした。」などの具体的な反響は、不特定多数が利用する公共施設では把握しづらく、大きな成果で一区切り。

私はと言うと、和室も開放されたので本を読み終わった後は、旅気分で畳の上で寝る。我ながらいい授業でした。