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2020年12月3日木曜日

心のビタミンチャージ。

館内は撮影禁止のはずなのに、目の前で女子大学生と思われる2人が壁際に置いてあった透明のイスを動かし、もう一人は撮影アングルを模索中。(えっ!?)と思い、声をかけようとしたら「館内は撮影禁止ですー!」と紺ブレザー&灰色ズボンの関係者が小走りに通り過ぎて注意。女子二人は悪びれた様子もなく、何事もなかったようにスタスタ立ち去る。そう言えば「ミュージアムショップ」「スイミング・プール」でも似たような光景だった。

2019年度の金沢21世紀美術館の入場者数は233万人、2018年度に258万人の過去最多を記録したわけだ!と思うほどの大混雑(平日の昼です)。ちなみに愛媛県美術館の2018年度入館数は37万人だから約7倍。年間300日の営業とすると21世紀美術館は8600人/日。愛媛県美術館は1233人/日。「オーバーツーリズムなんです・・・。」と担当者が言うのもわかる、館内の長蛇の列は「スイミング・プール」の地下(水中)に行きたい人の列で「待ち時間は2時間」と言われましたから・・・。

展示作品は見た目の分かりやすさ(球体とか楕円形とか文様など)とは裏腹に複雑な意図があるようで学芸員に聞くと説明してくれて面白い。その傍で「カワイイー!」「ナニコレ?」などの声をあげて若いカップルなどが入ってはすぐに立ち去る。そんな声の響や風に布の作品が揺れる。作品の見方は人それぞれでOKと思いつつ、学芸員と顔を見合わせた心のビタミンチャージ時間

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