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2025年2月1日土曜日

できるけどできない人、できないけどできる人。


きっと、古今東西な話題。
今に始まったコトではなく、古代ローマとか紀元前、弥生時代でもあったと思う。

「できるけど、できない人」とは、ニーズへの感度が高く、地域から共感を得られるアイデアを立案でき、一回目を成功に導き注目も集めた。

でも、二回目、三回目と続くと(自分も功績に寄与してるのに・・)と自身に注目が集まらないと気が済まない人が出てきて妬まれたりする。
また、「できるけど、できない人」もそんなコトに気づかなかったり。

「できないけど、できる人」は、自身にアイデアはない。
だけど日頃から“そこじゃない”点でも地域と色々と繋がっているから、手順や要領が分かれば「あとは自分たちで」という人(たち)。
縁の下の力持ちとも言うけど、要領の良い人、上手に持っていく人と言える時もある。

この違いは「ゼロイチ」の人と「イチニ」の人との違いと似てる。

これまで多くの地域づくりに携わり、現場で見てきた&味わったのは「できるけど、できない人」はゼロ(時にマイナス)からイチへの熱量はヤケドするほどだけど、その熱量は地域からすれば(いやいや、そんなに熱くなくてもいいよ。)と実は思われたり(涙)。
と、言うのも地域は、(そんな熱い熱量で渡されても保てない)などが理由だったり。

「イチニ」の多くは「ゼロイチ」を尊重して引き継ぐけど、時々「全ての功績は私たちの努力です。」と、サラッとゼロイチの成果までも自分たち色を醸し出す人もいて、そんな地域に「ゼロイチ」の人は、自分たちのストーリーに邪魔なだけでしかない。

本当に地域には色々な人がいるけど、教科書にも参考書にも載ってないから体当たりで学ぶしかなく、だから「生傷が絶えません。」と言う表現。

2025年1月15日水曜日

経過報告届く。

写真は拝借した新作のサンドイッチ

縁もない鬼北町へ単身でやってきた女性がオープンしたコーヒー店「ハルシャコーヒー」の物語。

2024年10月23日に10,000円の支援(ハルシャコーヒーのオリジナルドリップバッグ)をした。
2024年11月7日に支援金額が90万円を超えて目標の100万円に近づいた。
2024年11月10日に、144人の支援者により目標金額の100万円を超えた。
最終的には156人の支援者から計1,078,000円の資金を調達された篠﨑友さん。

その後、早速リニューアルオープンに着手して2024年12月1日にリニューアルオープン!と言う経過報告が届いて、その写真から(出会った時から比べると格段の進化だな・・・)と。

当時は小さな小屋で営業をしていて、コーヒーとマフィンを提供していて、商品の受け取りは、小屋の小窓から差し出そうとする様子に、「大丈夫だよ。そんなかしこまらないで!」と、店(小屋)から篠﨑さんが出てきてコーヒーとマフィンをいただく。

そして2025年。また経過報告が届き、これまで店(小屋)の隣に位置し、本などが置かれた“離れ”を改造して居心地のよい空間にしたとのこと。
また、新たにサンドイッチも開発したとのことで、プロジェクトに共感した方々の思いを形にしているようで何より。

鬼北町へは連れて行ってもらわないと行けない(車の免許がないし、電車では行けない場所)ので、リニューアルをこの目で見るのは4月以降になる予定。

その前に、そもそも単身でヒョコッ!とやってきた篠﨑さんの“やりたい!”を応援したサムコッペの高田杏さんの懐の広さ&深さから始まった、今回の物語(プロジェクト)。

プロジェクトは一人でも進められるけど、仲間がいる or いないで加速も充実具合も広がりも影響も全然異なる・・・と思った件。

2024年9月28日土曜日

授業なんだもの。


「“正しさ”より“楽しさ”だよ!プロジェクトの成功 or 不成功を分けるのはなにか?それは自分自身が楽しめているかどうかだよ!」と何度伝えたことか。

創価大学でリーダーシップを教える妻の授業にゲスト講師として参画して2年目。
履修希望者は昨年から増えて30名超!たぶん、昨年の成功を見たり聞いたりして(面白そう!)と思ったのでは?と推察。

アイデアの発想から事業運営管理、広報など、学生達は全てをゼロから取り組まなければならず、だからリーダーシップ大切!となるのだけど、それとは別に「アイデア出し(企画立案)」が好きな学生もいれば苦手な学生もいるのは当然。
でも、アイデア発想はしなければならない・・・悩む学生、躊躇する学生。

すると“正解を探そうとする”ので、「安心して!アイデアの発想には正解も不正解もないからね!あるとすれば、面白いか?面白くないか?です。」「アイデアが“できる” or “できない”でもないからね!」と伝えると、教室を覆っていた硬い空気(緊張感)が砕けて柔らかくなる。

他者とアイデアを共有する時は、“それ”いいね!などのノリや相乗りも必要なんだよ!」と加勢して、学ぶ楽しさの演出。
それが教える側の役目、授業なんだもの。

こんな授業があったら受けたかったな・・・と大学に行ってないのに思ったり(笑)。
授業が終わっても話し込むグループがあったり、これから12月の本番まで、全肯定で学生達を見守る。

2024年9月10日火曜日

お願い力。


事業を始める時、「最初は一人で小さく。」はその通りで、理由は最初から大風呂敷を広げても一人でできることは限られているから。要するに最初は全てワンオペなのだ。

かと言って、ずっとワンオペで小さく事業を続けても(このままでもいいのかな?)など先行き不透明、不明瞭な意識が悶々と湧くのも分かる。
でも悩んでも答えは出ず、ワンオペの忙しさに今日も飲み込まれてしまう。

特に「言い出しっぺ事業(≒自分がやりたいコト)」は、成果を出すまで周りからの理解や協力は得にくく、孤軍奮闘になりがち。
更に「自分に負けたくない、自分からお願いはできない(≒敗北)」のような“ヘンテコな意識”もあったりするから厄介。

周りから声をかけてもらった方が楽だけど、「いったい、いつになったら声をかけてもらえるの?」と尋ねたい。そんな不確実で一方的な期待をするより、自分かできるコトがあるんじゃないの?がアドバイス。

それは「お願い(相談)すること」。
お願いや相談をされて嫌な気分になる人はいないと思うから、先ずは連絡。

一人でできることは限られているから仲間を求めたり、助言を求めたり、依頼をお願いしたり、色々とできるのがお願い(相談)。

「お願い力」とでも言おうか、フィルム・コミッションは「お願い」しか相手にしないのだから、躊躇したってしょうがない。
だから、そのお願いが相手にとってワクワクできるものだったら協力や理解の確度は上がると思う。

一人でやってきた自負もあるかもしれないけど、これまでの方針を変えることは恥でも負けでもなく、変革を恐れて求めないコトが恥であったり負けであったりするということ。

2024年9月2日月曜日

企画脳と思考のリハビリ。


7月と8月は、多くの仕事を先延ばしにさせてもらったので、心機一転!気持ちの切替えに松山城へ朝散歩。

「まるで季節労働者(≒季節で仕事が変わるという意味)のようですね。」はハーモニープラザ関係者。絶妙な例えだったり。
でも、普通だったら仕事は待ってくれないから、合わせていただいている関係者に大感謝!

で、早速、事業の難題に当たる。
「できるコトをするのか?しなければいけないコトをするのか?やりたいコトをするのか?」は永遠の問い。

緊急事態ではないので、今すぐに“しなければならないコト”は外せる。
“できるコト”と“やりたいコト”は、どっちがどっちではなく、折り合いをつけた折衷案が良いと考える。実は“できるコト”と“やりたいコト”は互いに相性がいい。

でも、そこには両方の実現に欠かせないリソース(資源)の種類と量が関係するほか、結局“誰がするか?”が最も重要で、そこは良いか悪いかは別の話として最後は“私”になる。

事業を始める際、浅く広く始めるか?深く狭く始めるか?と言いたい&考えたいけど、先ずは小さく濃く始めるが正解。
特にヒトモノカネジカンなどのリソースが限られている場合、最初から話題を狙わないのがベター。

もったいないのは最初だけ勢いがよくても持続性のない1倍の話題。せっかくなら少し先になっても話題が何倍にも大きくなるコト。松山城だって400年後も話題になってるし。

2ヶ月ぶりに企画資料を作るので、企画脳のリハビリと言うか思考の整理。

2024年7月25日木曜日

景色を見たいかどうか。


「早く始めれば、早く失敗して、早く修正すれば、早く成功する。」の“早い”は“若い”ではない話。

仮にAさん、50歳で起業。でもすぐにつまづいてしまった。
でも、つまづいた原因を自分(内)に見つけることができたので、直ぐに改善でき、トライ&エラーを繰り返した結果、早く成果を出せた。

仮にBさん、50歳で起業。でもすぐにつまづいてしまった。
でも、つまづいた原因は社会(外)にあると思ったため、改善策を講じても効果を感じにくく、モタモタした結果、社会に恨み節で事業を閉じた。

この“差”は、内側=自分だから、自身が改善すれば直ぐに反応が得られるのに対して、外=社会に求めた場合、捉え所がないフワッとした課題、改善策になるので反応もフワッとなる点。
そもそも、社会のせいにする時点でアウト。

20代でも同じ、年齢ではなく意欲の話。
誰でも失敗(≒つまづき)はしたくないけど、(大小の)失敗がなくて先はあり得ないは本当の話。かつ、その失敗は一回だけではなく、二回、三回とあるかもしれないと思うとゲンナリするのも分かる。

でも、
二回、三回も経験すれば意欲&精神的にタフになっていて動じず、また失敗の経験から「レジリエンス(回復力)」を得ていると思いたい。

すると「早く始めれば、早く失敗して、早く修正すれば、早く成功する。」の極意は何か?と問われたら「グリッド(やり遂げる力)」であり、やり遂げた人だけが見れる景色を見たいかどうか?という話。

2024年7月2日火曜日

目的を間違えない。


120分ほどバスに揺られている間、居眠りしても時間を持て余してしまい、たまたま見かけたプレゼント要綱に(あっ!ココ大付属学園にピッタリ!)と思い、応募動機などをスマホで入力して応募したら、後日当選の連絡が届き、希望のモノが送られるらしい。やったね!

自分が欲しいわけではなく、使うシーンが“明確にイメージ”できたから応募/当選したわけで、助成金も同じ。

「どうして、そんなにオープンなんですか?」と、惜しげもなく採択された助成金申請書を開示して、ポイントやテクニックなどを紹介するから参加者からすれば、不思議に思ったみたい。

ココ大である以上、知識や技術、経験は共有されるべきと思うし、ココ大(事業)だから採択されたかもしれないと思うと、一層オープンにすべきと思ったり。

「趣味は助成金申請です。」は本当だけど、何でもかんでも応募や申請をして採択された過去から改めて、目的が“明確にイメージ(≒目的)”できた場合のみ、応募や申請をしてるつもり。

“明確にイメージ(≒目的)”がなく、助成金額に目が眩み、獲得できても採択の瞬間だけが嬉しくて、持続させなければならない本来の目的がおろそかになった過去アリ。
ほんと、狩猟のように一発必中が多かった。

今は農耕のように、助成金を活用して土壌(環境)を耕して、持続的な活動ができるようにしてるつもり。
そして、助成金などを上手に活用できる人の育成にはオープンさが欠かせないという話。

2024年6月30日日曜日

ターゲットを間違えない。


「ターゲットを間違えると失敗する。」は当たり前のことだけど、それは年齢や性別、収入などのセグメントの話で、違う視点で話したのは「どんな状態の人をどの段階へ引き上げたい(押し上げたい)のか?」という内容。

例えば、公益活動の場合「当事者(本人)←協力者(直接的)←関係者(間接的)←応援者(更に間接的)←知人(更に更に間接的)←潜在者(名も知らない人)」という関わり構成されていて、講座やイベントをする場合、どの関わりの人をどのレベルへ上げようと思っているか?を考える必要がある。

それぞれに関わる人数は、当事者から遠いほど多数になる。潜在者に名前や主旨などを知ってもらいたいなら参加しやすいイベントを。関係者から協力者へ引き上げたいなら、少数で参加者一人一人の想いを受け止める双方向性な講座など。

だから、関係者から協力者へ引き上げたいのに“変なイベント”をしたり、100人を相手に“変な講座”をすると失敗することが多い。

適切なターゲットへ適切なタイミングで適切な手段(手法)を届けることができると、カチッとハマり、活動や取り組みへの理解や協力は得られやすいと話す。

「フィルム・コミッションが20年以上も続けていられる理由が分かりました。」と参加者。
最も広く多くいる潜在者へ、愛媛県の魅力を作品を通して発信する。は、誰でも参加しやすくて成果も効果も分かりやすい。

主語を間違えない。


「同じ意味/結果でも主語を間違えると失敗する。」は、これまで西予市や大洲市など各地で資金調達や助成金のアドバイザーを務めて分かった「申請者が間違えやすいポイント-その1-」。

本人に断りを入れて例えたのは、「餃子を皮から作り、本場中国の家庭の味を教えられる。美味しいと評判で他の人にも喜んでもらいたい。」場合、「餃子を作りたい。」が主語だと助成金を得るのは難しい。

だけど、そもそも「なぜ?餃子を作りたい?」という動機を掘り下げると、「日中の国際交流を草の根レベルでしたい。」「家庭食の文化を継承したい。」「親子/多世代の触れ合いが求められている。」などがあり、更にもう一歩踏み込むと「希薄になった異文化交流」「食文化の危機」「過度な孤立状態」などが課題が浮かびがある。*全部、私が妄想した勝手な仮説。

これらの課題に気づき、改善/解決したい道具として「餃子」だとしたら、課題が主語、述語が餃子になる。この場合だと助成金を申請するに値する。
動機や背景をニーズとするなら、ウォンツという手段が餃子。

クラウドファンディングが盛んで、成功事例や失敗事例があるけど同じ考えた方。と紹介。
「お金がないから、その補填をクラウドファンディングでします。」的な受け止め方をされたら、(えっ!?なんで、勝手にすればいい話でしょ?)となり確実に失敗する。

一言でいえば【共感】。人は金額よりも動機や背景、理由に共感することが多い。

2024年6月27日木曜日

副作用/ブーメラン。


飛んだり跳ねたり(出張)すると、あっ!と言う間に時が過ぎてしまう。
一週間前はジャパンFC理事会総会シンポジウムJFCアウォードと濃い一日だった。遠い日の思い出のようだけど数日前のできごと。
色々と作業を事前に済ませたはずなんだけど、これが出張の副作用/ブーメラン。

そして、預かった宿題に早速取り掛かり、アイデアをめぐらせて関係者へ提案。
次は7月10日と11日はジャパンFCの研修なので、その資料を作成して提出。
その前に6月29日にIYO夢みらい館で「市民先生養成講座」なので資料を整える、翌6月30日には愛南町での講演会「愛媛が舞台・題材の映画・ドラマ撮影」が控えているので最終確認。

そんな合間に、ワラをも掴みたい勢いで久万高原町での撮影を希望していたCM撮影が「予算が足りず、関東で撮影するこになりました。」と連絡、よくあること。でも少し凹む。
そんな所に、西山将貴監督から新作の制作進捗状況が届き、順調に進んでいるとのことで凸る。大いに期待したい!

ココ大付属学園で行う初プログラムの打ち合わせを済ませ、面白くなりそう!と思えば、松山大学と聖カタリナ大学からのインターンシップ研修の申込があり、初顔合わせを済ませて、楽しくしよう!となったり。

そう言えば大学生が「(ココ大付属学園で)巨大なオセロって面白くないですか?」と提案してきたから、いいね!とノリで返答したけど、どうやってしようか?

2024年6月25日火曜日

ノマド≠社畜。


電車の中でも、休憩時間でも、待ち時間でも、少しの隙間があれば立ちながらでもPC作業をしていた関係者。
「こいつ、ずっと(PCを)触ってるんですよ。」と上司。「それって、もしかして社畜状態?」と先日の社畜話を思い出しながら、笑いながら振ると・・・。

ガハハッー!と笑いながら「そうです、まさに社畜です!」と認める(*注:ちゃんとお互いの関係性が成立してるから話せる内容)。
「そんなに作業が多いの?」「色々と抱えて来ちゃったんで・・・でも、一区切りつきました。」「でも、緊急事態の時は即時対応なんでしょ?」と、システム関係者なので保守運営など24時間体制。

「でも、どこでも、いつでも仕事できるよね。」ともなり、(あぁ、それは私も同じか・・・)とブーメラン。実は、この日記も外を眺めながら書いている。

でも、エンジニアと違っているのが特徴かもと。色々な所を訪れて、見て、食べて、触れ合って、それらの経験を仕事に活かす。
イスに座っていればよい・・・と言う仕事でもないので出稽古大事!「ノマドワーカーの醍醐味かもしれないね。」

「色々言われるけど、本人が“それ”で良かったら、いいんだよね。」と、本人が仕事が好きなら、いつでもどこでもどこまでも仕事をすれば良いと思う派(自分がそうだったから)。

しっかり仕事で、しっかり楽しむ。それが仕事の質をあげるということで!

2024年4月21日日曜日

根拠のない自信も。


今は助成金申請の真っ盛り。助成金をどう活用するか?は団体や事業によるけど、せっかく活用するのだったら「その後」にも繋がるようにするのが正解。
狩猟のように一発必中で「その時だけ」で終えてしまわないように・・・は、過去の教訓。
趣味は「助成金の申請」と公言してるけど、それは“使えるものは何でも使う”という、NPOが使える社会資源の一つでもあるから。

「書き方が分からない。」は、助成金を活用して取り組みたいコトがあるのに、書き方の切り口(≒視点)が整理できてないから。
「こうしたい!」「ああしたい!」など、自分がしたいコトは書けるのに・・・は、その取り組を第三者の視点から、引いて(客観的に)見直せるかどうかが鍵。

更に踏み込めば、その第三者の視点には複数あって、特に「受益者視点」で見直せると“まだ見ぬ相手になりきって”事業を確認できる。だから「妄想って役に立つんだよ」と真面目に言う。
受益者は他にも協力者や関係者などもいるから、それぞれの視点で整理できると、コトは強化できる。

そして、“根拠のない自信”も必要で、書いてる間は(これ、スゴくいい!)と自画自賛で堂々と書くのもポイント。自信は文章(表現)に現れるから、意識って重要。

と、アドバイスしながら私も書き始める、そして(このアイデア、課題と交わってる!)と自画自賛。

2024年3月6日水曜日

スケールアップ、スケールアウト。


持ち時間で伝えたかったのは「地域の魅力の発信・展開方法」について。
“色々ある”が前提だけど、戦略を立てるなら「スケールアップ」「スケールアウト」という考えた方があり、そもそもIT用語だけど地域づくりにも当てはまるので紹介。

例えば、スケールアップは鬼北町は全国1741の地方公共団体で唯一「鬼」が入る自治体だから「鬼」でどんどんスケールアップ。道の駅「森の三角ぼうし」には鬼王丸がいるから、鬼王丸を軸に特産品やイベント、話題を創る。

既に鬼灯(ほおずき)の活用、文具や食品の開発、イベント実施、着ぐるみ制作、鬼列車運行などをしてるけど、スケールアップの類。
どんな展開をしようと鬼王丸のイメージが付随する。

スケールアウトの場合、鬼王丸も鬼北町の魅力の一つに過ぎず、他にもキジ、泉貨紙、近永駅、北宇和高校(馬術部、レスリング部など)、warmth、サムコッペ、ハルシャコーヒー、滑床渓谷などのほか、「人」も地域の魅力と捉えると、その数は膨大になる。

それぞれは独立してるけど、何かで繋がっていることが多く、その繋がりを活かせば相乗効果が出やすくなる。「今度、一緒にマルシェしない?」と盛り上がってた。

「スケールアップ」「スケールアウト」のどちらが損得ではなく、地域を見渡した時に、どちらの方が「自分たちごと化して取り組めるか?」という話。
鬼北町の場合、スケールアウトかな?と伝えると、その通り!と激しい相槌をいただく。

2024年2月28日水曜日

解散177団体。


ココ大のNPO法人登記日を忘れたので(2011年1月26日でした。)、久しぶりにアクセスした「愛媛県ボランティアネット」
(はて?愛媛県内のNPO法人って今はどれくらいあるのかな?)と、興味本位で見ると設立申請中も含めて705団体あった!

一番最初のNPO法人の登記が1999年4月だから、約25年間で700余のNPO法人が活動をした、している、これからするという状況。

「活動した」は既に解散したNPO法人を指して、その数は177。ざっくりNPO法人を立ち上げても25%のNPO法人が25年間で解散している計算。

その解散も「総会決議」がフツーなはずが「認証撤回、認証取消、その他」が数件あって、不祥事を起こして解散したNPO法人もあったな・・・と思い出す。
*誤解しないよう記すのは「役目を果たし成果を出して解散」もあることを添えておく。

さらに、法人登記からわずか9ヶ月後には解散したNPO法人もあり、(“地域の課題を解決する”だけでは済まない問題)を目の当たりにする。
解散は設立よりもエネルギーが必要だよな・・・と余計なことを思ったり。

とはいえ、700以上の課題がある愛媛県。25年も経てば地域には新陳代謝が起きるし、代替わりもあるし、新しい活動も必要になる。ココ大は既に14年目。

2023年12月31日日曜日

2,000万円を完済した2023年。


ココ大の2023年を振り返ると、やっぱり以下の3つが上位となる。

【第3位】3本の支援作品が放映・配信される。
パパとなっちゃんのお弁当(出演:當真あみ、藤木直人ほか)」
グレースの履歴(出演:滝藤賢一、尾野真千子ほか)」「離婚しようよ(出演:松坂桃李、仲里依紗ほか)」。


どの作品も愛媛が舞台で、特に「離婚しようよ
」はNETFLIXのランキングにも入り、県内外で大きな話題になったのはフィルム・コミッション冥利に尽きた作品。


【第2位】ブログの閲覧回数が100万回を超える。
ココ大設立の2011年1月から、活動の発信に毎日書き続けようと決めたブログ「学長日記」は6,000回を超え、閲覧数は100万回という途方もない回数を超えた。

長く続けるコツを尋ねられた時に答えるのは「日常のささいな心情や出来事を書くこと。」と伝えていて、いづれ忘れてしまう日常を留めるにブログはいい手段。

【第1位】2,000万円を7年かけて完済。

2016年に愛媛県内の6次産業化推進を目的に生産者が加工した6次化品のアンテナショップ「愛顔の食卓」を花園町に構えて、のべ800種類の商品を販売。

その際に借り入れた額は2,000万円。7年間かけて2023年6月に完済。

お店は閉じたけど、培ったノウハウを活かして商品開発や販売戦略をしてるから不思議。


社会的責任を果たしたというか、肩の荷が降りたというか、気持ちが軽くなったのは事実。

2023年12月22日金曜日

いい学びでした。


私がプロジェクトマネジメントを学んだのは29歳だから、大学生が学ぶのは早い気もするけど、知っていて損はない。

と、言うのも学んで実践して失敗しても学生だから経験という糧になるから。29歳では学んだら即実践で、仕事と直結してるから、当時は周りに心配や迷惑をかけた振り返り。
そもそも周りはコンサルやシンクタンク系でクリエイティブ系は珍しかった・・・は言い訳。

プロジェクトをどう振り返るか?を妻と検討して「リスク対応」から見直そうとなる。それは2日間に突発的な出来事が色々と起こり、現場対応が求められたから。
結果として「良い経験で今後の糧」になったのは間違いないけど、プロジェクトマネジメント、リーダーシップの学びにおいて、予見しておくと慌てずにすむので学生に振り返ってもらう。

ポイントは「リスクが起こした現象(結果)」ではなく、“その現象”が起こった原因を深掘りすること。
これは「課題の究明」と同じ思考。

「起こった原因」に対して「対処できたこと」は一つではなく、メンバー毎にあることを紹介して【自分たちごと化】を促す。

すると、大小様々なリスク(成功を阻害する要因)が色々な場面で起きていて、互いにフォローアップしていたことが共有される。
妻の授業だったけど、とてもいい学びで仲良くさせてもらった。これで一区切り!

2023年9月4日月曜日

1,000人以上が参加。


過去2年間の夏は、満員御礼に数日かかっていたのに今夏は40分ほどで満員御礼になり、色々なご意見をいただいたのは事実。
ココ大付属学園の申込方法には「パッケージ」という33日間の通し利用と「単日」というスポット利用の2種類があり、そのバランスは経営判断。今夏は35名/日のパッケージ+5名/日の単日=40名/日で設定。昨夏の平均利用者数は25人/日だったから利用者増を計画に入れる。

ここで起きたのがザワザワ。「5名という単日利用者の枠が少ない」と言う意見もあれば、「パッケージ利用枠を増やしてほしい」という意見もあって、どの意見も一理あり、かつ正解不正解がないので判断が難しかったのは事実。
全ての人を満足させることはできないと思ったし、それだけ高いニーズがあるとも思ったり。

だから、できるだけ応えようとパッケージ利用者には欠席時の連絡をお願いし、キャンセル待ちの単日利用者には当日朝でも連絡を入れることで、5名/日だった単日利用枠は日々6人-10人が利用できて、ザワザワはいつの間にか消滅。
保護者の協力なくしての運営はありえず、大感謝というしかない。おかげさまで保護者とも顔の見える関係性を築けたり。

そして33日間で1,000人以上が利用した事実は産物。子ども達の居場所を検討している方への参考として残す。

2023年9月3日日曜日

アクセルとブレーキ。


ココ大付属学園には「マネジメント」と「リーダーシップ」の両立が必要で、そのバランスを保ち続けながらの毎日は、自分にとっても実践と内省の日々だった件。
勢いだけでリーダーシップをエイヤー!と発揮すると「やり散らかす」こともあるので、後でマネジメントがブーメランとして返ってきて痛いし、マネジメント重視だとコスパ、タイパなど効率性、生産性を意識しすぎて面白くない。
常に両輪だったマネジメントとリーダーシップ。

バランスの保ち方で役立ったのが「これまでの経験値」で、「加減」という曖昧なモノサシの目盛(≒判断)になったかな・・・という感じ。
(これ以上を超えたらマネジメントが大変になる!もうちょっと弾けても全く問題ない!)など、経験値を基にアクセル(リーダーシップ)、ブレーキ(マネジメント)を踏んだり離したり。車の免許を持ってないのに、よく言うわ。と自分にツッコミ。

マネジメントとリーダーシップは相反する部分も多いから、共存は難しいと言う人もいるけど事業の隅々まで知ることができれば可能と結論。
なんと言うかメリハリというか強弱・緩急とも言うのかな。3年経験したからもあると思うけど、事業のツボを抑えた感じ。

2022年9月22日木曜日

タイパはタイ式パーティーじゃない。


北海道から沖縄まで各地でフィルム・コミッションが誕生しているのは「今ある資源が使える」「制作側へは0円」「撮影時、公開(配信)時、BD化の計3回あるPR機会」など【コスパ(費用対効果)】がとても大きいから。映画の場合、直接効果+間接効果=100億円超も珍しくないほか、作品は時代や地域を映す鏡として後世に残る点もフィルム・コミッションが携わる意義がある。

「【タイパ(タイムパフォーマンス)】ってご存じですか?」「知ってるよ!消費時間の効率化だっけ?」「今はタイパも重要らしいですよ」の会話で(むむ、配信作品を1.25倍速で観てしまうのもタイパか!)と自分もしているのに気づく。時短と同意語か?どうして速くするのかな?どうしてタイパが求められるのかな?時間を効率的にしてまで得たいコトとは何だろう?と帰り道に振り返る。

つまらない作品は速見したくなる。この場合「全体の早回し」であって気になるシーンだけを「摘んでない」のがポイント。そう言えばファスト映画というのがあったな→起訴。
物語には文脈があり因果関係で成立しているから、そこは守る。単に興味関心の所だけをかいつまむとミスリードや誤解につながる。この問題、実は面白い作品は「あっ!という2時間が過ぎちゃった」という感想が根本の解決なんだけどね。

2022年9月13日火曜日

困りもの。


「アイデアを出したなら(直接的、間接的に関係なく)アイデアに関わるのが筋」と思う。「私は指摘する人、あなたは実行する人」とか「私は気づく人、やるのはあなた。」など、アイデアを手放す人の話は訴求力、説得力に欠ける。そんな人の多くは「忙しい(時間がない)」「疲れている(注力できない)」など自らをアイデアキラー化してしまい残念。関わり方は色々あるのにな。

体力も衰えぎみの80歳超の老人がプロジェクトに直接関わってると知ったら?65歳の人が映画のプロデュースに奔走するのを見たらどう思うだろうか?ちなみに心の師匠の前田さんは69歳、出会いは前田さん49歳、私30歳ということか、ヒッー!
だから年齢なんて取り組みの障壁にはならない。障壁を作っているのは他人ではなく自分自身ということを柔らかく伝えたつもり。

あと、アイデアのみの人は「ゴール(≒達成されたビジョン=美しい社会)」を述べることが多いけど、ゴールまでの凸凹したプロセスまで言える人は少ない。その理由はリーダーシップとマネジメントの両方が備わってないから。
少なくとも私は、自分で描いたアイデアはプロセスまで描いて実行する。だから失敗もあれば成功もある。自分のアイデアなんだから責任を取るのは当たり前でしょ!手放してはダメ!