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2025年8月8日金曜日

最後の言葉。


松山東雲短期大学を卒業した妻をゲストに迎えての「ボランティア論」振り返り。
第三者の妻へ、自分たちは15回の授業から何を学び、また一緒に学んだ学友はどうだったか?を発表してもらう。

発表自体も大切だったけど、妻の専門は「リーダーシップ」。
学生同士が意見を交わす中で、自ら積極的に話題を提供する学生もいれば、話題を加速する学生、受け止めて咀嚼する学生、発表を自分ごと化した学生など、実はリーダーシップを頭で理解でなく、無意識のうちに体験することが含まれていた、とても良い構成だったと。

ボランティアとは自らの発意による無償の社会活動で、奉仕活動とも。
学生達は小学校の時からボランティアの本質が誤解されるような強制的、全体的なボランティア活動を“させられ”たこともあり、ネガティブイメージを持っている学生も多く、(ボランティアから何を学べるのだろう?)と思って授業を受けていたよう。

だけど「授業前と授業後で意識も行動も変わりました。」などの振り返りがあり、授業としては一定の成果を出せたのではないか?と思ったり。

私からの最後の言葉は「自分を資源化して、社会で活いかす。」

自分の好きなこと、得意なことなどを知り、磨くことで輝き、必要とされたら素敵だよね?という意味。

(私には)行動力親切力コミュニケーション力企画力創造力ストレス抗体力継続力共感力責任力笑顔力観察力挑戦力粘り力(レジリエンス) などがある。と、自分の持ち味を答えてくれた学生たち。

「じゃあ、またどこかで会いましょう!」と決めゼリフで締めたものの、「先生、明日もココ大付属学園(ボランティア体験)がありますよね?」と、ツッコミで締まった全15回のボランティア論修了!

2025年8月7日木曜日

色々なボランティア体験をしました。

これまでの授業を振り返る学生たち。

松山東雲女子大学での「ボランティア論」が修了。
最初は「(松山あげを製造販売する)程野商店×(野菜などを作っている)FMえひめ」へ「私たち(女子学生)に刺さるスイーツアイデア」を考えた東雲大学生。

ペルソナ(ターゲット)は“自分たち”だったから考えやすかったらしく、「松山あげをミルフィーユ仕立てにしたスイーツ」「松山あげをクレープのように柔らく包んだスイーツ」「トーストの代わりに松山あげを溶いた卵に浸して焼いたフレンチあげ」など、ユニークなアイデアが多く、企業にとっては商品開発のヒントになったはず!

ロケハン体験では学校の敷地内で「物語を探す!」をテーマに写真に撮り、恋愛、青春、SF、ホラーなどのシーンが似合う場所を探して「教会では結婚式のシーン」「廊下では学生の青春会話シーン」「コテージでは恋愛シーン」「暗い下駄箱」ではホラーシーン、「女子トイレ」でもホラーシーン・・・と、ホラーが好きな女子学生が意外と多かった!

普段、無意識に通り過ぎたり、気にしなかった所がシーンを付け加えることで、途端に物語を感じるのだから、「とても不思議な体験でした。」と学生。
地域を探せばもっと素敵な場所がある!

ココ大付属学園での体験前は「ニュースポーツ体験」もして、見たことも聞いたこともないスポーツに挑戦した学生達。

最初こそ、おっかなビックリだったけど、実際にプレイしてみると面白がって何度も挑戦したり、コツを得たりして「楽しかったです!」など、実はゲーム好きな学生も多く、「面白み」を得たようだった回。

そして、ココ大付属学園での体験。
自分から動かなければ接点が生まれない小学生との交流。

“こどもアンテナ(≒直感)”の感度と確度は高く、話しかけてOKなヒトか?NGなヒトか?を損得ナシに感じ取るから話しかけられなかった学生からは何を感じ取ったのだと思う。

想像と現実の違い(≒子どもは無条件にカワイイなど)に戸惑った学生達もいたけど、現実を知って良かったねと。

2025年7月30日水曜日

ボランティアの形。


松山東雲女子大学での授業も大詰め。「ボランティア活動を企画する。」に挑戦。
企画立案について、教えていなくとも、これまでのボランティア体験(企業応援、ロケハン、ココ大付属学園)でボランティアの形は様々であり、発意があれば何でもできると伝えたので、先ずは想いを記してもらうと多様なアイデアが出たので一部を紹介。

(1)子どもが得意&好きなことの名人になり、先生となって地域の方々へ教える。
子どもは大人から教えてもらう立場で受け身になりがちである。
この企画では、子どもが名人という名の先生になり、得意なことを大人などに教えるという逆転の発想が特徴。
小学生の頃の私は教えて!と言われるのが嬉しくて、話しかけられたかったがなかなか機会がなくて受け身になりがちであったため、このような活動があったらいいと思った。
すると、地域との関わりが増え、参加する全ての人が自分のできるもの、ことを発見できる。

(2)地域で季節ごとにあったお祭りを定期的に開く。
住んでいた地域では、お祭りがたくさんあり、外出機会がそのおかげで多く、たくさん楽しめた。しかし今は、子供がいなく何もしなくなった・・・。 
すると、みんなの交流の輪が広がり笑顔が増える

(3)農家さんの人手不足を補うボランティア活動。
大学からの帰り道に、一人で農作業をしているおじいちゃん、おばあちゃんを見かけたり、ニュースで農家さんの人手不足について報道しているのを見て、何か出来ることはないか?と考えた。
すると、農家さんの負担が精神的にも体力的にも軽くなる。

(4)幼稚園児や小学生と一緒に地域清掃する。
夏休みの地区清掃では友達と楽しくゴミ集めをしました。利用する公園が綺麗になるだけでなく、この機会だからこその交流も生まれました。
自分たちが掃除をしたのでポイ捨てなどで汚されるのが嫌という気持ちも芽生え、このボランティア活動を通して少しでも同じような気持ちが体験できたらいいなと感じました。

すると、ポイ捨てなどがどこで多発しているか把握出来る。

(5)子どもたちの将来の夢について語り合うボランティア活動。
幼い頃から保育士になりたいことを知った叔母は、その時々で色んなことを話してくれました。
いい話もそうでない話もたくさん聞きながら「保育士」という仕事へのイメージを膨らませつつ具体化することが出来ました。

今、将来に不安がある子の力になればいいなと思い、考えました。視野が広がるのかなと思います。

2025年7月22日火曜日

ごはん、炊けたよ!

松山東雲女子大学の教え子たち

本日から34日間、ココ大付属学園夏休み編がスタート!
昨日まで、松山東雲大学生が朝9時から準備を手伝ってくれて、無事に終了!
「こういう授業、好きです!」と学生。そうだよね、テストもレポート提出もなく、ボランティア体験が必須の授業。なおかつ、そのボランティア体験もワイワイと自分たちの自主性/創造性を発揮できるのだから楽しいよね。おかげさまで細かい所まで作業できました!

そんな彼女たちに最後、BANDのうちわを持ってもらい記念撮影をしたのには理由があり、実はプレゼントの抽選にあたり、ウォータージャグと100本のうちわと共にやってきたのでした!
その記録写真。ウォータージャグは2個目、ありがとうございますBANDさん!

そして!昨年の夏休み、冬休み、春休みにお米を寄付していただいた平岡家の平岡米。
今夏も30kgを寄付していただきました!「これは・・・お米ですか!?」とビックリの学生、そして炊飯器を開けて、美味しそうに炊けてる白米をみて「ここで、生活ができるじゃないでですか!美味しそう!」と、昨今の米騒動を知ってか、知らずか驚いてた。

早速、五合を炊いたけど、ツヤッツヤでモッチリ食感で噛めば噛むほど甘く感じました。
平岡家に大感謝!今夏もおにぎり、作ろう!

今夏の初挑戦と言えば「室内スポーツ」。
ボッチャ、モルック、ダーツ、的当てなど色々な室内スポーツできる日を多く用意していて、猛暑対策としてバッチリな予定。

そして「ペットボトルキャップ」も初めての試み。
キャップを細かく刻んで素材化して、溶かせばマーブリングのような感じでアクセサリーなどが作れるとのこと。

他にも明日は早速、木工体験だし、楽しんだ者勝ち!と自分に言い聞かせて34日間スタート!

平岡米も美味しく炊けました!

2025年7月21日月曜日

ココ大付属学園準備中!

それぞれの役割を全う中の中、一人・・。

準備作業にかかりっきりで、(記録写真を撮ってなかった!)と思い、学生たちへ何も言わず、作業風景を撮り、写真を見直したら一人の学生がこちらをクールに見て、自身が作成したアイテムを持っていた(笑)。

松山東雲女子大学生たちは、授業最後のボランティア体験演習。
9時から集まり始め、ココ大付属学園の準備にとりかかる。

掃除機をかけて、拭き掃除して、静か部屋にマットを敷いて、自分たちの名札を作って、「私はだれでしょう?」という子供達とのコミュニケーションツールを完成させて、子ども達の名札を整えて、スポーツアイテムを作ったり、段ボールを切ったり、段ボールを破いたり、剥がしてゴミ袋へ入れたり・・・。

ハーモニープラザへ初めて訪れた学生もいれば、(切ったり貼ったりの)工作は小学生以来で不安だった学生もいれば、終始ニコニコしていて、尋ねたら「すっごく楽しいです!」と想像と創造を発揮できた学生もいたり。

実は彼女達の世代は小学校から「ボランティアを強制的にさせられてきた世代」。

ボランティアにイマイチ、価値や意義を見出しにくいこれまでの経験の中で「子ども達の喜ぶ姿がみたい!」というココ大付属学園は、ボランティアを楽しく思える貴重な機会と思った件。
やはり、自分が楽しめるとオーラと言うか雰囲気は明るい。

15時なり「休憩しよう!」とテーブルを囲み、座談会。
 ワイワイしながら、お菓子を頬張りながら進捗の確認、17時までの作業予定を伝えて、それぞれに任せた作業へ戻ったのだから「自分ごと化」はうまくいったよう。

こういう時、最も動くべきは責任者(私)で、作業の率先ではなく、ボランティアが作業しやすいようにゴミを集めたり、次の作業がしやすいように先回りや準備をしておくこと。
そのせいか、この日は2万歩を超えていた。

座学の授業とは異なる表情、意欲を見せてくれた彼女達。

2025年7月15日火曜日

ロケハン体験編振り返り。

ホラーシーンを想像してトイレで一枚。

ボランティア体験の一つに「ロケハン」を体験した松山東雲女子大学生たち。
ロケハンの技術よりも、ロケハンを通した地域の見方(シーンなどを想像して撮る)は彼女たちに刺さったようで試みは大成功。
普段の何気ない風景や光景にこそ、物語性はある!を学んだ彼女達の感想例。

【問】ロケハン体験編の振り返り
  • すごく楽しかったです、皆んなの写真を見て、こんな場所もあるんだ!と驚きました。
  • 視点が大きく変わりました。何気なくみてる風景にも時間や季節、天気があり、一度も同じ絵をシャッターに残すことはできないのだと感じました。だからこそ奇跡の連続で映像は成り立っているのだと思いました。
  • ロケ地を考えると思ったより条件が厳しくて、ドラマや映画などで使われている場所はかなりレアなのでは?と感じました。大学内でも場所を探すのに苦戦しました。
  • もっと撮れる場所があったなと思いました。いろいろ試行錯誤しながらロケハンするといいものが撮れると思いました。
  • 景色ばかりで人と写真を撮ることに抵抗があったのですが、想像力を広げるきっかけになったので良かったです。
  • 皆んなの撮った写真を見て、ここもこういうシチュエーションにすればいいのか!と新たに発見ができて良かったです。
  • ロケハン体験から景色の見方が変わり、本当は学校だけど、こういう風にも見えるんだと、想像力が膨らみました。
  • 景色の見方が新しく学べてとても良かったです。またその景色を保つためにどんな情景があるのか、どういう問題があるのかなども同時に考えさせられました。一人暮らしなので地元との違いに、あの景色もいいなとどんどん思い浮かんで楽しかったです。
  • 皆んなからの写真とシーンの説明を聞いて同じような場所で撮っていても思い浮かべていたシーンは違っていたので同じ場所でも活用の仕方は無限にあると思いました。また、ロケハンの視点を得たので散歩をするときの楽しみ方が増えました。
【質】先生のロケハンエピソードを教えてください。
愛媛県で最も好きなロケ候補地は「愛媛県庁本館」です。
これまでに「病院(「世界の中心で、愛をさけぶ」「陽光桜」)」「大豪邸(「K-20怪人二十面相・伝」「国会議事堂(離婚しようよ)」など」で登場しました。
今では再現できないレリーフなどがあります。

愛媛県庁ってどこ?とキョトンとした学生数名・・・。

2025年6月26日木曜日

私は誰でしょう。

ルビをふったり、シールを貼ったりしてPR

「自分を動物に例えると?→リス、ハムスター、ネコ、ウサギ、イヌ・・・」
「嫌いな食べ物は?→シイタケ、野菜、カボチャ、ポテトサラダ、酢の物、甲殻類・・・」
「好きなコトは?→アニメ鑑賞、漫画を読む、音楽を聴く、お菓子を作る、推し活、バドミントン、散歩、昼寝、ゲーム・・・」と続く女子学生たち。

ココ大付属学園での研修を控えている学生たち。
子ども達との接点をどう演出できるか?と考えて「私は誰でしょう?」を3年前から始める。

ポイントは「私は誰でしょう?」だから名前を書かずにプロフィールを書く点。
ちなみに「似顔絵」は描ける。


大学生から子ども達へ「私のプロフィールはどこでしょう?」と尋ねると、子ども達は食いついて探す(笑)。

そして、見事正解(一致)できたら、プロフィールを見てワイワイとなる仕組み。私も見て(へっー!この学生は実は〇〇なんだ!)と知れて楽しい。

そんなプロフィール項目には「自分で考えた項目」も用意されて、十人十色で様々な項目を作って自分で答える学生。

「好きだった給食→米粉パン、チリコンカン、ハヤシライス、唐揚げ」
「やってたスポーツ→バレーボール、ダンス、バスケ、アーチェリー」
「好きな遊び→鬼ごっこ、かくれんぼ、ドッチボール、あやとり」
「好きなゲーム→マイクラ、スプラトゥーン、あつ森、ぷよぷよ、テトリス」
「実は・・・→ドラムが叩ける!絵が描ける!折り紙が得意、裁縫が好き」
「好きなお菓子→ポッキー、じゃがりこ、グミ」と、授業ではそんなコトを一切発しない学生たちの素性がいい!

そして、子ども達の意識、興味関心を気にして書いている子もいて、テストが無い授業なので、こういうのも考査資料になる。

楽しみながら学ぶ・・・とは、こういうことと思う。

2025年6月25日水曜日

アニメ大好き!


「私に絶対見て欲しい!作品は何ですか?」
と尋ねると「ファーストキス/1st Kiss」「新解釈・三國志」と、実写作品が続く!と思ったら、「呪術廻戦0」「名探偵コナンシリーズ」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「モアナと伝説の海」「ゆるキャン△」「BANANAFISH」「君の膵臓をたべたい」「ドラえもん のび太の絵世界物語」「鬼滅の刃」と、残りは全てアニメ作品でした。

他にも「ワンダーエッグプラオリティ」「もののけ姫」「すみっコぐらし」などのアニメ作品は出てきたけど、今期の学生はアニメ好きが特に多い。


「これまでに観た作品の中で心に残っている作品は?」と尋ねても「呪術廻戦0」「天気の子」「もののけ姫」「ONE PIECE FILM RED」「THE FIRST SLAM DUNK」「鬼滅の刃・無限列車編」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とアニメ作品が多い(注:悪いわけではない)。

ちなみにこの数年間、日本の興行収入の第1位と第2位はアニメ作品。

「3回見に行きますよ!最初は友達と2回目は一人で、3回目も一人で詳しく観ます。」とサラッというあたり、筋金入りでの学生。

すると質問してはないけど「アニメ作品が刺さって、実写作品が刺さりにくい、その“差”って何だろう?」となる。
共感(≒響く)できるから“刺さる”わけで、どこに共感するんだろう?

主人公の生い立ち?(大抵、ワケあり)、主人公の現状?(苦しく悩む状況下にあること多い)、主人公に投影?(自分ができない・できなかったコトを主人公で晴らす?)物語の内容?(ストーリーにハマる?泣ける?)、物語の世界観?(自分も追体験したい?)、登場人物?(実は悪役にも人生に共感、脇役の設定に共感とか)などかな?

いづれにせよ、今の20代前後の女子学生はアニメも大好き。
情報量が多い女子学生から学ぶ53歳。

フィルム・コミッション編始まる!


松山東雲大学での「ボランティア論」も10回目。
これまで「程野商店+FM愛媛=松山あげなどを使った女子大学生(=自分たち)に刺さるスイーツアイデア検討」、ココ大付属学園に参加する児童への理解と対応などを学び、最後のテーマは「フィルム・コミッション」。

フィルム・コミッションとボランティアは相性がいい。
先日も某映画へのボランティア出演を募集したところ、300人から応募があった。
これは「普段は味わえない非日常への参加」が醍醐味で、撮影を誘致支援(=フィルム・コミッション)で発生する副産物のような機会。

ちなみに愛媛県内で最もボランティアが参加したのは2022年に撮影した「離婚しようよ」。
一回の撮影で最多300人以上が参加してくださったし、のべ応募人数は3,000人以上。時間や手間などの提供に大感謝!

学生たちは、そもそも「フィルム・コミッション」を知らないから、どんな目的で行っているか?普段はエンタメとしか捉えていない映画やドラマなどが「地域の活性?」「経済波及?」などと結びついてるなど想像もしなかったようで、スライドに釘付けの学生もいたり。

そんな学生たちへの最初のアプローチは「2024年の邦画で劇場公開された映画の本数は何本?」という3択クイズ(282本/年、505本/年、685本/年)。

(ちょっと待って先生!一年に200本以上公開って本当ですか!?)という表情の学生たち。信じられないようだけど、現実はそうなんです。

そして、「がんばっていきまっしょい!」「私を喰べたいひとでなし(10月放送)」のアニメを紹介すると、実写よりも関心度があがる学生たち。

そうだよね、興行収入上位10作品のうち2024年は7本がアニメ作品だったもんね(毎年平均6作品がアニメ作品)

2025年6月19日木曜日

互いに影響を受けている私たち。


象徴的だったのが「【問】勉強している子の周りで騒ぐ子供がいる場合の対応例は?」と尋ねると、「騒いでいる子供に注意をする。」的な回答が最も多かったけれど「周りに他大学生がいたら、お願いして(騒ぐ子供と)一緒に遊んでもらうようお願いする。」という意見もあり、ナルホドとなる。

そして「勉強している子と静か部屋(隣室)へ移動する。気分転換しよう!と、勉強している子と休憩する。」という意見もあり、いいね!となる。

一つの状況に複数(この場合は3つ)の対応策があることを学び、どれが“正解”ではなく、状況に合わせて選択できるようにしておくことを教える。
答え(対応策)は常に複数あると理解しておく。

もう一つ。
「【問】泣いてる子供。塞ぎ込んでいる子供がいる場合の対応例は?」については「大丈夫?」と声をかけるのは基本として、我々からアレコレ話しかけるのは必ずしも良いことではないことを伝える。
じゃあ、見て見ぬフリですか?的な雰囲気になったけど、「その子の隣に座るだけ」でも十分。

時に私の隣に何も言わず座り、無言のまま過ごす子もいる。
喋らなくても“隣にいる安心感”的な存在が心地よい時もあると言うこと。

対応策は多様であることを学んでいる学生達も色々で、子供達とたくさん遊びたい!という積極的な学生もいれば、自分の得意なコト(絵を描いたり、モノを作ったり)で近づきたいという学生、一人一人と丁寧に接したいと慎重な学生もいれば、子供達をサポートしたいと一歩引いて見守りたいという学生もいたり。

実は子供も私たちも互いに取り巻く環境に影響を受けながら発達しているという「生態学的システム理論(ブロンフェンブレンナー・U)」を図解で紹介すると納得感が増した件。

2025年6月12日木曜日

頭でっかちになるな。

ピックルボールを3人で何回続けられるか?に挑戦。

基本的に「投げる、入れる、落とす、転がす、打つ、倒す、飛ばす」程度のスポーツだから、これまでの経験から(あぁ、大丈夫。できる。)と、思うのは当然で、その通り。
だけど、それは「頭の中だけの都合よい解釈」だから、手も足も体も動かさない単に“イメージ”。

  • 子ども達に面白さを伝えるためには、まず私たちが楽しむことが大切と学びました。
  • プレーすると意外と難しかったり、コツが必要だったりと面白い要素が多かったので、ぜひ子ども達ともしたいです。
  • いつもするスポーツのようにプレーすると、逆に上手くいかないことがわかりました。軽い力だけでこんなに楽しめるので、どんな年代の人でも楽しめるのは素敵と思いました。
  • 見た目とは違って難しいスポーツもあり楽しめました。子ども達がプレーすることを考えると、また違ったアイデア、ヒントが思いつきました
  • 今までやったことがない初めてのゲームばかりでとても楽しかったです。子ども達にも楽しんでもらえるように推しポイントなど考えます!
  • 実際にプレーすると簡単そうに見えて難しく、一つ一つ似た要素はあるものの、遊んだ時の満足感などにも違いがあると感じました。特にボッチャは得点をとりに行くか、相手の得点を奪いにいくかなど、一つのゲームで別の遊び方をできるのが面白かったです。
  • どれも初めてプレーしましたが、すごく楽しかったです。子どもは大人数でやるゲームが好きとよく聞くので、きっと楽しめると思いました。


学生達から多く聞こえたのは「意外と〇〇だった。」という感想。
情報だけで分かることもあるけれど、情報だけで全てが分かるはずもなく、また情報だけで得たコトは誰が答えても同じ内容や感想が多い。なぜなら単なるコピペだから。


自分だけが得て感じて話すこと大事。
自分ごと化してくれた大学生に感謝!

2025年6月11日水曜日

習うより慣れろ授業。

ヘリドロップ(穴にボールをいれて得点を競う)

梅雨に入った愛媛。
松山東雲大学での授業は8回目、折り返し。
ココ大付属学園でのボランティア体験を控える学生達に教える中で、今年度は「スポーツ体験」があるから、先ずは皆んなでしましょう!と先週、告知していたのに、授業日は雨・・・。
どうしようか?と悩んでも何も変わらないので。

「全ての机を椅子を廊下に出しましょう!」と伝え、教室にある50のテーブル150の椅子を全て廊下に出す。
ガラン〜と何もない教室で出席をとって、スポーツ用具(今回持ち込んだのは、ヘリドロップ、ヘリディスク、ボッチャ、モルック、ピックルボール)を取り出して「ルールはともかく、先ずやってみよう!」と言っても戸惑う学生達・・・。

と、いうのも、学生達はどのスポーツも未経験だった!かろうじてボッチャは2人知ってた。
なので、説明(するほどの内容もなく)、先ずは体験!と5種類のスポーツに分かれて初めて見ると、「全然入らん!」「ムズい!」など1分もたたないうちに笑い声が響く教室。

スポーツの名前、ルールこそ少し違うけど、基本的には「投げる、入れる、落とす、転がす、打つ、倒す、飛ばす」程度なので難しくない。だから一見、簡単そうに見えても難しいのがポイント!

モルックは50点を目指すために足し算が必要だから、プレーに集中すると計算を間違えたり、フライングディスクを初めて投げる学生は「こんな感じで投げる人いますよね?」と、いきなり縦にもってプロ級を試すも飛ばず転がったり(笑)

全員が5種類のスポーツを10分間ずつ体験すると「またしたいです!」「これは面白い!」などアチッ〜!と言いながら満足げ。

「よし!用具を片付けて、テーブルと椅子を元の通りに戻しましょう!」と告げて、15分後には元の教室に戻る。
「こんな授業、初めてです!」とニコニコして帰っていった学生達。
頭で考えるより、まずやってみること大事。
「習うより慣れろ」だった授業。

2025年5月29日木曜日

彼女たちは証明してくれた。

だし油あげソーダ。脳みそがバグる。

「だし油あげソーダ(出汁と松山あげ、餅やハンペンをクリームソーダ風に見立てる、見た目とのギャップに映える。意外と味にまとまりがあり美味しそう)」。
と発表時に「イメージ画像も作りました!」と学生。
見た目はクリームソーダっぽいけど、味は“おでん”のようで脳みそがバグッてしまった。

他にも「Three いなりウサちゃん」は、いなり寿司の形状に目と耳をつけてウサギに見立て、かじると中は「抹茶チョコ、ミルクチョコ、イチゴチョコ」の三層仕立てになってる。

「松山あげショートケーキ」はスポンジの部分が“カロリーオフの松山あげ”になっていて、クリームと重層になっている。キャッチコピーの「松山ショーあげーき」は秀逸で笑う。

「フレンチあげ」は、トーストの代わりに松山あげを卵液に浸してバターで焼いたもの。たっぷり吸い込んだ卵液のフレンチあげの上にはアイスクリームなどをトッピングしてもOK。

「あげラスク」は、色々な味を染み込ませた松山あげを2cmほどに切り、乾燥や焼いたりしてサクサクのラスクにしたもの。染み込ませないプレーンもありで、ディップするのもあり。

「いなフィーユ」は松山あげをパイ生地のように仕立て、何層にもする。トッピングはペースト状にした愛媛特産の里芋「姫かぐや」をモンブランのマロンのように線状にトッピング。

「イチゴあげ大福」はイチゴ大福の餅の部分を松山あげで包む。試食の時にフワッとした食感が良かったので、柔らかい食感の松山あげの開発を求める。イチゴが嫌いな女子はいない。

「あげクレープ」は丸い松山あげにクレープと同じ要領で野菜、ダシ味のゼリーなどを入れて巻いた野菜クレープ。ワンハンドなので手に持ったまま写真が撮れる。意外とヘルシー。

など計16種類のアイデアを発表した東雲女子大学生。
彼女達は「私たちに刺さるスイーツ」を考えたのだけど、企画立案方法を知らずに、ここまで具体的に考えられたのだから、いかにターゲットが大事ということを証明してくれた。

2025年5月24日土曜日

授業なんだもの、楽しく学べ!

事前にアイデアを複数考えてきた学生もいた。

松山東雲女子大学での「松山あげ×FM愛媛コラボスイーツ授業」のアイデア出し授業
  • 絶対思いつくわけが無い!って思っていたけど、意外と色々に思いついたので楽しくアイデアを書き出せました( * ֦ơωơ֦)
  • スイーツを考えたのは初めてだったので楽しかったです。
  • 様々な視点から考えました。特に若者に刺さると言う面でいいアイデアが考えれたと思います。
  • 色々なアイデアを考える時間はないので楽しかったです。
  • 松山あげのコラボ商品を考えるのは色々なアイデアが出てきました。
  • チーズボールだと食べ歩きも可能なので若者に人気が出そうだと思います。
  • 「松山あげ×出汁」というスイーツとは程遠い味をコラボスイーツにする考えはとても面白かったです。
  • いざ商品を考えようって言われても考えられるかな?と思いましたが、アイデアが出せて楽しかったです。自分の考えたアイデアが採用された時絶対買いたいなと思いました。
  • 甘いものが好きなので、それを活かしてあげぱんが作れたので良かったです。
  • すごく自由に考えられて楽しかったです
  • いなりでスイーツを作るのは考えたこともなかったので難しかったですが、考えてみると意外にも美味しそうなものが浮かび上がって楽しかったです。
  • 商品開発を考えたりする機会は普段ないので面白かったです。

色々な教え方があるけれど、私は「先ずやってみる!」が好みで、情報に振り回されて“頭でっかち”で発想したアイデアは「悪くもないけど良くもない。」こと多し。

授業なんだもの、「振り切ったアイデアでお願いします。」とハッパをかけたのだけど、学生達はワーワー言うわけでもなく、静かに考えては記入するから(苦戦してるのかな?)と、記入用紙を覗き込んだら、ビッシリ書いてるし、中には記入用紙に線を入れて2案書いてる学生もいて、静かにアイデアに燃えていた件。

やはり、自分をペルソナ化してターゲットにしたのが良かったのかな?
次回はアイデアをブラッシュアップして発表!楽しんで学べ、学生達!

2025年5月21日水曜日

刺され!私たちに。

いなりアイスという新商品をイメージしてもらった。

「“松山あげ”を使ったスイーツを考えよう!」となった女子学生たち、ただ前回のように、企業が自分たちをターゲットにしていることすら知らない(≒刺さってない)ことに驚いた彼女たち。

それならば「自分たちをペルソナ化」することで、「こうすれば私たちに刺さる!届く!」なヒントを提供する

例えば、学生たちがスイーツを買う価格帯は300円/個以下が最も多く、400円/個以下が次点だったり。
そして、300円以下、400円以下で購入しているスイーツは「ケーキ→アイス or 和菓子」という順番。意外と和菓子(団子など)が好きな子が多く、たぶん今回のクラスの特徴と思う。

どんな時にスイーツを購入するか?は、疲れたり&嬉しかったりなどの自分へのご褒美が75%。

そんなご褒美スイーツも含めたスイーツはどこで買っているか?と尋ねると、コンビニ or スーパーが最も多かった。

そんな彼女たちの情報源は毎日、LINE、Xを使っていて、Instagram、TikTokでトレンドをチェックしている。

すると、こんな女子学生像かもしれない・・・。
テストに向けて好きな推しも抑えて勉強に励んだ結果、テスト結果は良かった。頑張った自分にご褒美!と、近所のコンビニへ行き、普段は買わない一個400円の限定販売スイーツをゲット。
Instagramに買ったスイーツを投稿して共感者と味や感想を分かち合う女子学生。


写真は参考までにAIに描いてもらった私のアイデア「いなりアイス」。
微妙だけど、ココからまた違うアイデアが生まれるから!

2025年5月14日水曜日

刺さっていないことさえ知らない。

程野商店取締役の程野さんのプレゼン。

知っているのにスルーではなく、そもそも論「企業などが
発信をしていることすら知らない」から、自分達に向けていることも知らず、刺さってもないことさえ知らないという現状をどう改善できるか?という企業の応援ボランティア初回。

程野商店さん、FMえひめさんにお越しいただき、自社紹介、自社商品紹介をしていただいた後に学生たちが素直に答えた「振り返り」は・・・。
  1. 若者に刺さっていないと言う悩みは、どの企業でも共通の課題改めて思いました。
  2. 2社とも地域密着な取り組みをされていると初めて知りました。
  3. 若者に刺さるスイーツを考えると言うことでたくさん考えたいです。楽しみです。
  4. 企業が商品の宣伝に沢山の努力をしていると知りました。しかし、その努力が若年層に届いていないと知り残念にも思いました。私たちにできることや知ろうとする努力など、できることを精一杯やりたいと思いました。
  5. 松山あげというのを初めて知りました。出汁も松山あげも美味しかったです!
  6. 企業の話を聞いて若い人に商品を知って貰えるように私たち学生が考えていかないといけないと思いました。
  7. 松山あげもだしも初めて味わったのですが、美味しかったです。いなりロールも食べてみたいなと思いました。
  8. 松山あげは知っていたのですが、いなりロールやお店があることは初めて知りました。
  9. 松山あげはお味噌汁のイメージしか無かったので素敵なアイデアと思いました。
  10. FMえひめは、ラジオのイメージしかなかったので、電波を商品に変えて地域の課題と向き合っていることが分かり学びになりました。
食べたら、買ったら「美味しい」などの気づき、その価値が分かるのだけど、食べるまで買うまで(例:商品の存在を知り→手を伸ばし→購入の意思に繋げるまで)がとても難しい。

「来週は、松山あげや出汁を使ったスイーツを考えます!」と伝えると、笑みをもらした学生たち。

授業なんだもの、振り切ったアイデアで「自分たちに刺さるスイーツアイデア」を考えよう!と。
FMえひめの西城さんによるプレゼン

2025年4月30日水曜日

10000点をあげたい。


松山東雲女子大学でのボランティア論授業。
非貨幣価値が求められる理由はなんだろう?と学生たちに問いを立てると・・・。
  • 幸せを感じられるからだと思います。幸せにも種類はありますが、ボランティアは自分のため、人に役立つという幸せだったり、自己成長を感じられる幸せなど、メリットと分かっているから求めるのではないでしょうか。
  • 自分自身しか得られないものだから(=他人に奪われない)。私はボランティア経験がありませんが、体育祭などでお手伝いをしたとき、とても暑い中、他の生徒より動き回りましたが、その分たくさん得られたものがありました。
  • 掃除が時間内に終わらず居残って掃除をしていると先生から「ありがとう」と言ってもらえたのコトが嬉しかったのです。達成感や言葉などを受け取れるのは嬉しいから。
  • 非貨幣価値は自分自身が頑張れば得られるものだからと考える。私はアルバイトをしていますが、バイトも自分が頑張れば自分だけの給料が貰えるし、サボってしまえばその分失ってしまうから。同じように考えます。
  • 私は掃除のボランティアをしたことがあります。最初はやりたいとは思っていませんでしたが、掃除をするうちに夢中になり楽しくなっていました。気分転換にもなっていい経験になりました。
  • 誰かのためにというより、自分の気持ちの整理として大事と感じています。
  • ボランティアはバイトとは違って、一人一人とより近く接することができるため、新たな知識や体験を得ることができるから。
他にもいろいろな意見があったけど、学生自身がたどり着いた意見の中で「ボランティアは他者や地域のために・・・と思っていたが、実は自分自身の成長や気づきのためと分かった。」という回答に10,000点をあげたいし、私自身もハッ!とさせられた。

そして、ボランティアとは大きな出来事(≒ギブアンドテイクな出来事)でもないことも分かってくれたかな。
自分と対話できる機会と思ってくれた学生もいて、なんと素直な学生達なんだろうと。
今期の学生とも濃い意見交換ができますように!

2025年4月23日水曜日

ボランティアの責任について。


授業後の余韻時間。
「そう言えば、昨年の授業では“にじさんじ”が大好きな学生がいたよ。」
「・・・・・。」
「どうしたの?知ってるでしょ?“にじさんじ”」
「先生・・・。発音が違います。“にじさんじ”ですよ。」
「そう“にじさんじ”。」
「“にじ↗︎さんじ↘︎”・・・」
「イントネーションがちょっと違う。」
「うーん、難しい。学びます。」
「あははっー!」
と、学生たちとの距離を縮めようと努力する53歳。

2回目の授業は「ボランティア活動の責任について」「ボランティアとNPO(法人) の違いについて」などを学ぶ。

多くの学生は「ボランティア活動には責任がある。」と思っていて、だけどそれは一般論として「道義的責任(≒道徳や人としての道理などから生じる責任。倫理ないし道徳上の責任のため、法的責任のような強制力や罰則はない。ただ、道義的責任を果たさないと、他人からの信用を無くす、不遇を受けるなどの事実上の不利益が生じる。)」のことであって、法的責任はないと紹介。

すると「気が楽になりました。」「知れて良かった。」などの意見に(授業の甲斐があった)となる。

ボランティアは自由意志による発意なのに、半ば強制的なボランティアもあり、かつ法的&道義的が混在する「責任」とやらを思わされたら、ボランティアへのイメージがイマイチになるのは当たり前。

「ボランティアはまず、ワクワク感だよ!自分のお金、時間などの損得ナシに役に立ちたい!という想いから始まるよ。」
授業中こそ、静かな学生たちだけど、「振り返り記述」にはビッシリ、学びや気づきが書き込まれていた件。

2025年4月16日水曜日

楽しく学べる授業にします宣言!


松山東雲女子大学での「ボランティア論」授業はじまる。
授業のシラバスを見せながら全15回の授業内容を紹介、この授業はテストがない代わりに60時間以上の課外実習=ボランティアが課せられていて、テストがいいか?ボランティア実習がいいか?は学生次第(笑)

講師としてもテストよりも、実体験から得る&学ぶことが多いのがボランティアと思うので、ありがたい構成だけど、学生たちが体験するボランティアを用意しなければならず、これまで
「河内晩柑のPR応援ボランティア」
萬翠荘のPR応援ボランティア」
道後一会のPR応援ボランティア」と続けてきて、今年度は「程野商店×FM愛媛がコラボで仕掛けるスイーツアイデアの検討」となる。

現在は“そのような”スイーツは存在しない。
「女子大学生に刺さるコラボツイーツアイデアを考えよう!」とワッショイすると、「本日の学び&気づき」という授業の最後に学生に振り返りをしてもらうコメント記入欄に「先生が楽しそうな授業なので、私も楽しみたいです。」などのコメントをいただく(笑)。

もちろん、座学ではボランティアの本質などを学ぶけど、そもそもボランティアを(興味があっても)したことがない、よく分からない・・・学生もいるから、先ずは体験。
頭だけで考える、理解するにはもったいないので、実体験を活かして考える授業にしよう!と。

ちなみに、他に学生たちは「愛媛県の魅力発見にロケハン体験ボランティア」「子どもたちの見守りボランティア」も体験する。

そんな女子学生たち、そもそも、なんでボランティアに興味あるのか?
それは「社会や誰かの役に立ちたいから」が75%「自己肯定感、達成感の実感」が66.7%という期待値。
「楽しく学べる授業にします!」と約束して第一回目の授業終了。

2025年4月11日金曜日

奇遇と言わず、何を言おうか?


松山東雲女子大学での「NPO・ボランティア論」も4年目。
「応援ボランティア」というテーマを掲げて、ボランティアには色々な形や内容があることを体験しながら学ぶユニークな授業(にしてるつもり)。大学側もOK言ってるし!

15回の講座はざっくり4部構成になっていて、1つ目は「NPO・ボランティア概論」、2つ目は「ゲスト講師を招いての応援ボランティア体験」、3つ目は「ロケハンボランティア体験」、4つ目は「ココ大付属学園でのボランティア体験」。

アカデミックに学ぶことも必要だけど、先入観で固まっている「ボランティア像」をほぐすこと大事。
「ボランティアは発意による無償の行動」なので、直感なワクワク感が大切。
余計なコトを考える隙も時間も与えないワクワク感!

今回のゲスト講師は「程野商店さん」と「エフエム愛媛」さんという豪華さ!
2社でコラボ商品を検討したいとのことで、通常の商品開発の延長では面白さに欠けると思い、話を進めては戻り、違う切り口で進めては戻り、全然違う話もぶっ込みながら90分の打合せで「尖った構成&振り切った構成」になる予感が持てた。

ちなみにこれまで「河内晩柑(2022)」「萬翠荘(2023)「道後一会(2024)」を取り上げて、学生たちは「私たちは〇〇だったら食べる、行く、響く」と自らをペルソナ化してPRアイデアを考えた。

で、程野商店さんといえば「松山あげ」。
「私、いなりや成の近くに住んでます。この前行きました。」と何気なく伝えたら、ゲスト講師は程野商店の役員さん、いなりや成の社長さんだった件!
これを奇遇と言わず、何を言おうか?

学生達もゲスト講師も実り多い授業になりますように!