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2023年7月4日火曜日

ただいま松山。


10時にホテルをチェックアウトして、16時には翌日に予定していた外出ができてしまったのだから、近いって時間の節約だけでなく体力の温存にも有効

仁川国際空港までは映画祭が用意してくれたタクシーで向かい、チェジュ航空のカウンターへ行くと受付が始まっていてチェックイン。

出国審査を滞りなく通過、その後は搭乗口行きのシャトルトレインに乗り出発ターミナル着き、搭乗ゲートまで行くと11時30分。搭乗まで時間に余裕ができたのでアイスコーヒーを飲みながら12時30分の搭乗開始まで待機。出発時刻は13時05分。


いつの間にか人だかりで【本日は満席です。】と行きと同じアナウンス。

飛行時間は80分と激早で寝たら着陸体制だった。入国審査では数人の日本人以外は韓国を含めた外国人だったから満席から推計すると180人くらいはWelcome to EHIMEって感じか!

申告物などは予めVisit Japanで登録していたのでスルー。
そのまま出口のドアが開き、ただいま松山。


バスと徒歩で自宅に戻ったのが15時過ぎ、5時間でプチョン市から松山市まで、仁川国際空港での1時間の待機がなければ4時間!?色々と考えてしまう。

さよならプチョン市

横断歩道にある日よけ

「アンニョンハセヨー」の次が出てこないからGoogle Pixelの翻訳機能に頼ったけど、音声会話より、文字入力すると翻訳表示されるスマホを渡しながらの意思疎通。なんとかなる!

電動キックスケーターが多く走ってた。日本でも免許ナシで走行できるとのことだけど、走行音もなく、スイスイ走るから思いがけず歩行者と接触しそうになったりとヒヤヒヤ場面も。

「セルフポートレートスタジオ」なる写真館?をよく目にした。説明を見ると衣装や小道具などもあり、変身して撮影もできる。プリクラもあったり、若い人たちが吸い込まれていた。

「Fantastic Bucheon」はプチョン市のスローガンで、横断歩道に立つ日よけにも印字、排水溝のデザインにも印字と映画映像産業の街を浸透させてた。市主導で27回目の開催もスゴい。

食べ歩き・飲み歩きの人が多かったのは日本も一緒か?暑かったからもしれないけど、すれ違う老若男女の
多くが飲み物食べ物をもってた。そしてガムをモグモグしている人も多かった。

ウォンは表示金額に10%を足して、10%にする感覚(ゼロを一つなくす)。だから桁は多くても日本の金額とさほど変わらない。だけど量は日本よりも多く、満足感は高く美味しい。

両替は1万円分を両替したけど、現金を使う機会は食事以外になく、仁川国際空港で使えると思ったら価格はドル表記!ドルをウォンに変換してもらい5000ウォンでアイスコーヒーを購入。

気候は松山以上に蒸し暑く、湿気はまとわりつき、歩くだけで汗が出る。だからか、老いも若きも男女とも多くの人が半袖短パン姿だったのは印象的で、日本では見ない光景。

2023年7月3日月曜日

助け助けられ。


3泊4日の韓国弾丸出張
「27th Bucheon International Fantastic Film Festival(BIFAN)」は、振り返れば成果も手応えもあったと報告できる。と、言うか滞在中の学長日記が公開型の報告書のよう(笑)。このような形体でいいのか・・・は要検討。
誰にでも訪れる一日が、こんなにも濃くも過ごせるのか?という感じ。ただ単にグータラに過ごす日もあるのに・・・不思議。

初参加、初体験だったから濃い印象だったのかもだけど、多くの人にも助けてもらい、私は本当にラッキーとも再確認。
初日のBIFANボランティアスタッフ、相談したホテルスタッフ、セッティングしてくれたVIPOスタッフ、繋いでくれたプロデューサーや再会した友人、そしてBIFANの運営スタッフ。
ほぼ全員が初対面なのに、皆さんが親切にしてくれたおかげで想像以上の手ごたえに感謝。

心残りといえば「焼肉と冷麺を食べれなかったこと(正確に言えば、焼肉は大勢で食べたかったので控えた。冷麺は食べるチャンスはあったけど丼になった。)」だけど、次回の楽しみとしよう!
宿題もいただき、検討を早速始める。そして、明日から上京して今度はJFCに加盟してくれているFCに捧げる!

ある日、ある時、突然に。


話す人の多くがプロデューサーで業界話や現場の話、未来の話などについて意見交換。ただ、その中で一人だけ「今の話」をしてきた方がいて、その方とは初対面、互いにこれまでの実績も知らず実力も知らず、わかっているのはプロデューサーとフィルム・コミッションという間柄だけ。
どうして、そんな話になったかは覚えてないけど、キーワードは「企画と地域」だったような。

実は似た話を「香港FILMART」でも別人から聞いたので(おっ!?2回目!これはニーズか?)と企画スイッチが入る。
「〇〇が〇〇を〇〇して〇〇へ〇〇するのはどうですか?」と尋ねると「それは、ありがたい!できますか?」となり、「はい、フィルム・コミッションならできます。」
自分たちが持っている資源を有効活用できているか?と言われると怪しいFCも多いからいいかも!となり「叩き台書きます。」と20分前に会った人に言う(笑)

生態系とも言うけど、同じ思考や行動をしている範囲では、こういった外的指摘は起こりにくく、(えっ!?そんなコトを求めているの?)とある人にとっては普通のことでも、他人にとっては貴重なことがあると分かった機会。
その後もイメージを具体化して共有して分かれる。
これも他流試合の成果。

韓国食紀行。


バッジをもらいにプチョン市役所へ行った時に対応してくれたのは学生ボランティアっぽい方々。土地勘が全くなくても腹は減るので「この辺りで美味しいヌードルレストランを教えてください(この時は麺類が食べたかった)」と尋ねる。
キョトン?とするボランティアたち。その中で一人が「まっすぐ行った所に美味しいヌードルを出してる店があります。」と教えてもらう。

昼食時に、その店へ行くと韓国語で話しかけられるも英語で「一人です。」と答える。
メニューはハングル文字だけ。店員さんが一生懸命に英語で話してくれるから、こちらは「辛くない料理でオススメは何ですか?」と尋ねると、イチオシマークが付いてた「野菜ボウル」と指差し、あとは写真で「蒸餃子」があったので指さすと「ポークorキムチ」と言われたので「ハーフ&ハーフ」で注文。

自動的に「カクテキ(大根キムチ)」が出される。蒸餃子は皮が薄くてメチャ旨!そしてメインの野菜ボウルは具材をかき混ぜて、お好みで辛旨ソースをかけると教えてもらう。
野菜たっぷりの具材をかき混ぜたら「麺じゃなく五穀米だった」けど、健康的!と意識を変えていただく。
初日の店もそうだったけど、若い方が紹介してくれる店ってスタイリッシュな店構えだけど、伝統的な味を好むのね。お値段1800円。

2023年7月2日日曜日

12年ぶりのピッチ。


今回で言うなら、日本でピッチ(企画内容をまとめて、興味関心者へ資金などのリソース提供を求める短いプレゼン)は見たことがあったけど、日本を舞台にした作品に対して韓国へピッチする機会は初めてで感動した件。
VIPOとJFCの共同企画だった「Project Spotlight Japan Pitching & Luncheon」は、聞けば12年ぶり!に日本にスポットライト浴びる貴重な機会だったと知る。

写真は今回のピッチに登壇した5組の監督やプロデューサー、そして関係者。「全組、昨晩は寝れなかったと思いましたが、一気にギアを上げて素晴らしい内容でしたね。」とメンター役の関係者。
その通りで、ピッチ(≒プレゼン)は伝える内容も大切だけど、5-6分の1本勝負だから、技法や工夫が大切で、教えている立場としては全組聞きやすく、1本でも多くの作品にスポンサーが付くのを願う!

「でも、この場だけで全て調達できるとは最初から思ってないんですよ。」「えっ!?どういうことですか?」「彼らは企画の実現(≒制作)に各地の映画祭に赴いてはリソースの調達を行います。」「と、言うことは?」「企画成立までの長い道のりが始まったんです。」と、まだ無名に近い監督やプロデューサーには先ず、大勢に知ってもらうのが大切とのこと。
本当のキカクの「キ」の字が始まった瞬間。

愛というか情熱というか熱量。


笑いや拍手、歓声があがったピッチの一つが「映画制作集団_大田原愚豚舎」の渡辺兄弟。
栃木県大田原市を拠点に10年間制作を続けていて「インディーズ世界で渡辺兄弟は有名なのでご紹介します!」とプロデューサー。

大田原市での制作にこだわっているとのことだったので「どうして、大田原市での制作にこだわっているのですか?」「良くも悪くも自分たちの故郷ですから、現実味のある物語を作りやすいんです。」と、ごもっとも。海外映画祭でも紹介されたようで要チェック!

台湾の制作者から相談。「日本を舞台に日本の話題を映画化したくて権利を取りました。〇〇の話なんです。」「ぜひ!協力します。」と伝えて話を聞き続けると(んっ?そのエピソード知ってるぞ!)となり、「もしかして、〇〇な話ですか?」と尋ねたら「そうです!何で知ってるんですか!?」となり、何で知ったか覚えてないけど「いい話だなぁと思うエピソードでした。」と距離が縮まり、感激の台湾制作者。「泉谷さん、スゴい・・・」となる。偶然です。

日本の某テレビ局も「映画事業部が立ち上がったので、FCと協力して海外作品の誘致をしたい!」とお誘い。映画への「愛」というか「情熱」というか「熱量」と言うか、学び多い一時だった件。

韓国映画浮上せよ!


久しぶりに切れ味鋭いというか、感動した素晴らしいプレゼンだった・・と振り返り。
ジャスティン・ビョンイさんは韓国のシナリオ協会の会長さんで「止まってしまった韓国の商業映画(≒不振)」をテーマに独自視点で分析した内容を発表してくれて、その最大の理由は「映画制作に投資がされなくなった為」という結果を、どのように導き出したかが面白かった件。

平たく言えば「CJとロッテが映画制作に全く投資していないから・・・」と身も蓋もない結論だけど、制作よりも配給や映画館も抱えている同社にとっては作品性など関係なく、「売れるかどうか?」だけのヒット&ラン的な短期集中的に利益が上げられるか?の指標で、この10年間を支配してきたために映画の生態系を壊してしまい、多様性もなくなり、その結果、観客も飽きて、現在の衰退に繋がっているとのこと。実に生々しい・・・。

じゃあ、どうしたら韓国映画は浮上するのか?というアイデアを「多様性」と語っていたけど、私はその多様性と「物語重視の作品(オリジナル作品など)」「日韓合同作品のような連携による幅の広がり」「作品に寄り添う劇場」と理解する。

「いい映画と売れる映画は違うんだよ。」と、よく言われるけど、まさか韓国でそんなことを思い出すなんて思わなかった。
仮説もあるけど、数字や数値をキチンと出してくれたから納得感がすごかった。名刺交換にすかさず行ったもんね。

2023年7月1日土曜日

再会。


第27回BIFANのオープニングレセプション。会場が狭かった(良い意味)ので、色々な人と話しやすかった件。普段はフィルム・コミッションや関係者が多いけど、外に出れば「他流試合」
周りの全員が知らない人なので、自分から興味ある方へ連絡するしかなく、海外の方と思ったら日本語が通じるし、日本人と思ったら海外の人だったりと、他流試合は良い緊張感をもたらす。そして、感激の再会もあったり。

写真のジェニファーは台北フィルム・コミッションのディレクターで「第一回愛媛国際映画祭」では愛媛にきてくれた方。台北FCは単に撮影の誘致や支援を行っているだけでなく、制作部門も持っているので他国との共同制作に積極だったり、映画祭にも関与していたり、フィルム・コミッションという枠では溢れてしまうほどの実績があり、とても刺激的な存在。
「まさか韓国で会うとはね!」とお互いに再会を喜んで記念写真。

さらに、今年3月までの10年間、福岡FCで数々の作品を誘致・支援し退職されたIさん。2月にお会いして以来の4ヶ月ぶりの再会。お互いに立場は違ったけれど研修などで、一所懸命に学んでくれた姿勢を覚えていて、これからにエール!

そして制作側からFCへの要望も聞いて、その場で企画の話になったり、他流試合は想像以上のことが起きるからゾクゾクワクワク。

先ゆく韓国映画産業。


プチョン(富川)市の中心部を歩けば、車道は片側6車線の計12車線という道幅が広いから、信号機には「歩行停止までの秒数」が表示&カウントダウンされるから“イカゲーム”のような感じ。
公園や歩道に緑は多くてマラソンや通勤などの人が溢れていて、ハングル文字が一文字も読めないのもあり、異国感を味わう。
それにしても走る車の90%はヒュンダイ車で残りをドイツ車、アメリカ車な感じで日本車を見ない。

商店街や公園には「BIFAN」のタペストリーや装飾が目につき、街を挙げての27th Bucheon International Fantastic Film Festivalとわかる。やはり地域から支えられないと27回も継続できない。関係者が映画祭をどう捉えるか?とても大切。
その先頭を走るのがプチョン市役所で、映画祭の参加者バッヂをもらいに行けば、ボランティアの方々が案内してくれて登録や受付業務などをフォローしてくれる。

そんな盛り上がりのあるBIFANだけど、韓国の映画業界はコロナから回復しておらず、また産業構造的にもヤバイという話を聞いて、面白い韓国映画が多いから、うまく行っていると思っていたのは大違いと知る。

こういう話ってニュースにもSNSにも出ないから、直接当事者から聞くことに価値があると痛感。一歩も二歩も先ゆく韓国映画だけど、日本も同じ状況に陥らないようメモメモ。

韓国ホテル。


映画祭が手配してくれたホテル。「広めのお部屋なので、ごゆっくりと」と紹介された部屋は確かに広く、12畳ほどの部屋+6畳ほどのバスルーム&トイレ。
普段は日本の“完璧で一寸の無駄もない”ホテルの部屋に慣れてるから持て余してしまう(日本のビジネスホテルの部屋2つ分かも)
しかし!カーテンを開てビックリ!隣壁が目の前で外光が入らない!観光じゃないから気にしないけど。

そして6畳ほどのバスルーム&トイレも広い。だからシャワー室も広く、気持ちよく浴びて出たら辺りが水浸しでビックリ!
メガネもかけてないから状況が飲み込めず、トラブルか!?と思いきや、海外のシャワールームは排水溝がシャワールームになく部屋の真ん中にあることも多く、仕切りには隙間が開いているから水はシャワールームからジャンジャン流れ出る。
だからバスルーム&トイレの半分ほどは水浸しになる、海外あるある。

つくづく、日本のビジネスホテル、シティホテルの完璧なホテル設計に関心する。
利用者の体格などに合わせた設計だから、このホテルも人によっては「適切な広さ」かもしれないけど、一言で言えば「狭い部屋に慣れてるからオタオタ・・・」という感じ。でも仕事をするには快適でソファもあるから休憩も可能。
窓から見えない景色を補うのはアトモフウィンドウとかあるけどね。外にでればギラギラ。

2023年6月30日金曜日

2時間遅れて。


松山空港から仁川国際空港までフライト時間は80分!羽田空港と飛行時間が同じだから短く感じる。だけど飛行機を降りてからが長かった。歩けば到着と思いきや先ずは「健康チェック」があり、これは事前にオンラインで済ませていたのでスルー!
しかし、その後はシャトルトレインに乗らなければならず到着ゲートターミナルへ移動。
そして「入国審査」が待っていたのだけど長蛇の列!50mほどの列が7列も満員!

時計は17:30、既に予定より30分オーバー。そして90分も並んで待って19時に入国審査終了(待っている間に何人かが別室へ連れて行かれたのを見て、自分だったらどうしよう・・・と妄想して震える)。
映画祭スタッフには17時着と伝えていたので2時間の遅刻!(スタッフさん居てちょうだい!)と願いながら集合場所にいたら待っていてくれて「Are you NOBORU?」「オォ神ー!」とお礼。

タクシーを呼んでくれてプチョン市へ移動するも時速100kmでガンガン抜かしながら25分ほど走ったから、25kmほど!?意外と遠かった。
ホテルへ到着したのが20時過ぎ、腹ペコで「辛くなくて早くて美味しい店はどこ?」と尋ねたら、ホテルから徒歩2分の所にあったファストフード店。
周りにはネオンギラギラの店が多い中で「そぼろ丼(866円)」をサクっと食べて戻る。朝食をしっかり食べたいしね!

松山空港から仁川国際空港へ。


往復で27,700円に(0が一つ足りないんじゃないの?)と、二度見したのが4/28
あれからアッという間に2ヶ月が過ぎて松山空港へ。就航日が週3回だから(利用者も少ないんだろうな)と思っていたら【本日は満席です。】とカウンターで知らされる。
松山空港発で海外へ行くのは初めて。どのように出国手続きが行われるのだろう?と思いきや、何の変化もなく(当たり前)、しかし全てがコンパクトで近い!

手荷物検査が終わると制服姿の方が待っていて「パスポートを拝見します。」と言われて渡し、ピッ!と読み込んで進めば、次はインスペクターによる出国手続き、不備なく終了。手荷物検査から出国手続きまで数メートルの距離で3分で終わる。

搭乗ロビーには免税店があり、大勢の人が品定めしてたけど、いたる所で韓国語が飛び変わっていたから日本へ観光などで来ていた方が帰るのだろうと推察。
「写真を撮ってもらえませんか?」と話しかけられて「はい」と、愛媛での最後の思い出づくりに協力。

仁川国際空港へは約90分のフライトで、これは松山空港↔︎羽田空港間と同じじゃないか!と驚く。航空代金は松山空港↔︎羽田空港の半額・・・。
など考えていたら「使用機遅れて到着のため、出発が20分遅れます。」とアナウンス。どうなる!?