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2024年10月13日日曜日

考えてしまう。


仮に17過ぎに仕事を終えたとする。予め用意していた渡航荷物を持って松山空港へタクシーで行く。タクシー代は1,500円。

松山空港から金海国際空港(釜山)へのAIR BUSANは18:30発。
搭乗手続きは30分前に終わるのでギリセーフ!
搭乗券を受け取る際に座席を決めるけど、通路側しか空いてなかった。だけど約1時間のフライトだから問題ナシ。
19:30過ぎに着陸。アンニョンハセヨ!釜山。

松山空港から金海国際空港(釜山)の往復航空賃は26,000円。
空港から海雲台まで片道約3,000円(往復約6,000円)。

仮に海雲台で10/15から2泊3日するなら12,000円(6,000円/日×2日)。
この時点で45,500円(=1,500円+26,000円+6,000円+12,000円)。
3日間の食費やお土産を7,000円以内/日とすると計約20,000円。
合計額は65,500円となる。タクシーをバスや電車、食費などを抑えれば65,000円も可能。

買い物をしても免税を申請して還付金をいただき、帰りの金海国際空港発は16:30発。
松山空港着は17:30過ぎ。入国審査も課税申告もサクッと終われば17:50には空港を出れる。
リムジンバスでJR松山駅までは800円。65,000円の中に吸収可能。

話を変えて、東京へJAL利用で2泊3日の行程を組もうとすると往復航空賃だけで60,000円。
これに3日分の交通費+2日分の宿泊費を13,000円/日で計算すると26,000円。これで合計86,000円。食費などを加算すると計10万円という感じか。

飛行時間も東京へは片道約80分。釜山へは約60分。
約35,000円も差があるなら、余暇は釜山と考え直してしまうのは私だけではないはず。

2024年10月12日土曜日

金海(釜山)国際空港備忘録。


歯ブラシ&歯磨き粉がホテルになかったので、近くのドラッグストアで購入した際、“ついで買い”した韓国製のお菓子や韓国海苔など。そして精算時に免税申請の資料をもらう。

(この先もお土産を買える機会はある)と思ったので、“品定め”にスーパーへ寄っても買わず。

と、言うか思いの他、資料などが多くなり重くなり、リュックがパンパンになってしまい、荷物量に制限のあるLCCなので、(空港でお土産は調達しよう)となる。

金海国際空港に到着。(少額購入でも免税申請はできるのかな?)と尋ねると「あの機械で申請して!」と指さしで教えられ(機械で申請するんだ!)となる。
ATMのような機械にパスポートと免税用のバーコードが書かれたレシートを読み取り終了。

(これでおしまい?)と心細くなったのは、資料には「書類へ記入、税関に購入品の提示」などが書いてあったから。
税関はどこ?誰に見せるの?など、一抹の不安を抱えながら出国手続き&搭乗手続きが終わってしまい、搭乗口エリアに出てしまった。

(あれ!結局、免税申請はどうなったの?)と思ったら、「Tax Refund」という看板を見つけて尋ねると、パスポートが求められ直ぐに「還付金はウォン or ドル?」と尋ねられて「ウォン」と、質問のままに答えると2500ウォン≒300円が現金で返金された。

(えっ!これが減免申請?)と、資料に書かれた手続きと全く違い、簡単だった件。
で、肝心のお土産は空港内の免税店で探すも、物欲をそそる品がなかった(涙)。
と、言うのも、酒とタバコ以外は既に日本で見たことがある品が多く「釜山の土産です。」と言うインパクトがなかった・・・。

空港ってもっと魅力的になると思うけど。



雑感


振り返ると、やっぱり気づきが多くあって備忘録。

AIの進化&活用で映画製作現場&環境は激変する。
特に短編作品は、これまで映画と直接関係なかった人にも創作の機会を与える。近い将来、上手な文章(プロンプト)さえ書ければ、ストーリーボードがAIで書き起こされて、静止画やアニメ、動画などで作品化されるはず。

じゃあ、FCはどうしたらいいか?となるとAIが決して真似できない地域資源を徹底的に磨き上げる(=魅力化)のがいいと思う。

他国から(総合的に)見ると日本は羨ましく見える。
国内では政治不信や非正規雇用、過疎化などどうしようもない鬱憤があるけど、海外から見ると、日本はとても魅力的で訪れたいに値する素晴らしい国と言うこと。

否定するのも変な話なので、彼らの話を伺うと、もっと良い面(FC的に言えばロケ地も含めて)もっと卑下することなく、これが魅力だ!と、積極的に発信していいと思う。

インセンティブ(撮影優遇制度)もアリ、ファンド(基金)もアリ。
海外からの撮影相談にインセンティブ抜きでは話にならなくなっているけど、本当にインセンティブで解決するのだろうか?と知れば知るほど色々と考える。

ファンドという考え方もあり、制度を持続&循環させて、地域経済を活性できるか?なので、手段は決して一つではないという考えに至る。

来年はどうなっているのだろう?
来年も釜山に行けたら今年との比較ができるな。
せっかく釜山FCの皆さんともご縁いただいたし、釜山って四国では唯一、松山から直行便が出てると言うではないか!

2024年10月11日金曜日

積み残し。

赤い円の所に世界一高い所にあるスタバがある。

「世界で一番、高い所にあるスターバックスって知ってますか?」
「どこにあるの?」
「海雲台にあるんですよ!」
「へっー!近くにあるのかな?」
「あの建物の最上階らしいです。100階まであるらしいですよ。」
「えっ!?あの建物?60階程度と思ったよ。行ってみたいね!」

と、指差しで教えられ、行こうと思ったものの・・・。
(1)天気の良い日でないと眺望が良くないので曇天、雨天はもったいない。
(2)
展望台(エックスザスカイ)なので、入場料が別途3000円ほどかかる。
と分かり、絶対行きたい!とはならず行かず。
ちなみに100階は展望台、スタバ海雲台エックス・ザ・スカイ店は98階&99階とのこと。
100階は標高411.6mだから400mほどの高さにあるスタバ。

そして、結局、釜山国際映画祭のメイン会場である「映画の殿堂(釜山シネマセンター)」の前を通ったものの中に入れず=映画を1本も見れず。

マーケット会場のBEXCOとは徒歩約10分超の距離で往復25分。セミナー時間や上映時間などと時間が合わなかった。仕方がない。

韓国チキン(BBQ味、スパイシー味)も結局、食べ損なった。
映画「エキストリームジョブ」でも登場した“あのチキン”を食べたい!と思っていたけど、毎夜何かしらあったし、最後の夜は孤独のグルメで冷麺と決めていたし、これも次回へ積み残し。

でも海雲台海岸を散歩できたのは良かった。
「春シーズンも良いですが、中国大陸からの黄砂がヒドくて霞むので、秋がベストシーズンと思います。」と現地ガイドの方。
海雲台、良い所!またね!


孤独のグルメ、海雲台編。


釜山最後の夜は、仲間と別行動の一人で食べたかった美味しい冷麺店を探す。
いわゆる「孤独のグルメ」海雲台編。

余談だけど、朝の6時30分過ぎ、海雲台海岸を散歩していたら向こうから白Tと黒短パンでランニングしてくる背の高い人が目立ち、どんどん近づいてきて「あっ!ゴローさん(松重豊さん)だ!」と分かり、声をかけようと思ったけど、iPodしてたしジョギングを止めては失礼と見送ってしまった。

補足すると「孤独のグルメ」は、2017年の大晦日に放送された瀬戸内出張編を撮影支援し、松山の「丸万」が登場している。

話を戻して、ぐるナビなどを見ながら探した店は「釜山市郷土レストラン指定業者」と掲げていた「春夏秋冬ミルミ」。
この店、潔いメニュー構成で冷麺2種類(辛い or 辛くない)と餃子しかない。

値段を見ると冷麺は11,000ウォン、餃子は6,000ウォンと安い!
せっかくなので「辛い冷麺と餃子」を頼み、待つこと10分。出てきたのが写真の味。
ハサミで麺を切って混ぜて汁が飛ばないようにいただく。器の中は真っ赤っか。

最後の夜に相応しい辛さ&美味しさ。
一緒についてきた大根の漬物が箸休め、また美味しい!
ちなみに、水とレンゲ(スプーン)はセルフサービス。
合計17,000ウォン≒2000円ほどで孤独のグルメ海雲台編終了。

それにしても4日間で食べた(白菜)キムチの量は、過去3年間で食べた総量よりも多かったのでは?と言うほど朝昼夜で食べまくった。だから元気だったのかもしれない。

お疲れさまでした自分。

2024年10月10日木曜日

地方で考える。


「1ミリオンじゃないからね、1ビリオンだからね。」「50%と言う数字は掴みとしてインパクトあるね。」は関係者。

その通りで日本政府は、日本で撮影する海外作品に対して最大50%の製作費支援、上限10億円を用意している。

これまで、ロケ地もFCのスキルもいいんだけど・・・と、撮影誘致策に“もう一つ”インパクトが欠けていて、逃していた作品も多かった日本が用意したインセンティブ(優遇措置)制度。

昨年度から経済産業省が主幹となり、積極的にPRと活用をしてきて浸透してきた感じ。
写真はスクリーン誌の見開き記事(東京バイスの活用事例も)。

でも、これだけのインセンティブが適用される作品は、予算規模が大きく、インパクトが望める作品に限られる。
愛媛での撮影を希望する作品には規模が違い過ぎて適用されない。これは仕方がない。

じゃあ、地方のFCはインセンティブを持てないか?と言うと、そうでもなく、インセンティブを用意している自治体は多く、手段は助成金や補助金が多い。

えひめFCはインセンティブを持っていないけど、これだけインセンティブが撮影誘致のデフォルト(標準)になってしまうと、ロケ地OK!撮影支援もOK!でも天秤にかけられてしまう現実にどう立ち向かったらいいのか。

そこへ「基金の創設は?」となり、映画振興基金が作れたら製作費、人材育成にも活用して、年間予算が少額だとしても、宿泊費や渡航費などに使われると愛媛の経済に循環できる・・・と妄想。

1ビリオン(10億円)で基金が作れたら一生、携わりたい!



天国と地獄。


映画業界で「ピッチング」と言えば、「短い時間(5分程度)で自身の企画を提案して、リソース提供をお願いするマッチング機会」。

聞き手は人脈や資金などの資源(リソース)を持つプロデューサーなど。

ピッチングがうまく行けば、その内容に興味関心を持つ人が集まるし、うまく行かなければ誰からも声をかけられず、登壇者にとってはまさに天国と地獄。運命の瞬間!


今回は9組が発表したのだけど、新しい作品のプロット(あらすじ)は面白かった。
「時代だな〜」とつくづく思ったのは、未だ世に出ていない作品なので、作品をどう伝えるか?イメージ写真やイラストを多用して聞き手に理解してもらわなければならないのだけど、数組はAIによる生成画像でイメージを作っていて感心。

確かに!で、例えばホラー映画などはイメージを伝えにくく、フリー素材もない。
でも、プロンプトを上手に入力すれば、イメージ通りの画像が出る世の中になった!だからより迫力、訴求力が高まった感じ。

また、物語が複雑な場合も同じで、聞き手の理解が追いつかなかった過去が、AIによる生成画像で理解の一助になる。
個人的には、絵コンテもAIで生成すればトーン、カメラアングル、照明、背景などまで整えることができ、制作環境は劇的に変わると思ったり。若手は既に始めているよう。

釜山(韓国)でのピッチングだったので、韓国舞台(日本も絡む作品多かった)なので、韓国に精通するプロデューサー、そして資金調達(製作費)。
4,000万円/本から8,000万円/本ほどの予算で作りたいとプレゼンター達。

資金は調達できないけど、ロケ地の紹介や滞在費の補助だったらフィルム・コミッションでもできそうな気がしたのは本当のこと。

2024年10月9日水曜日

反芻(はんすう)しながら。


前日に(とても美味しかったのだけど)食べ過ぎたので体が重い。でも今日も美味しく食べたい!どうしたらいいか?BEXCO(会場)までは約3km、消化に歩いて行こう!となる。

街歩きは好きなので、てくてく歩きながら、「アンニョイハセヨー」と、すれ違う人に挨拶。そして昨日までを振り返る。

「日本では670本以上の映画が劇場公開されているって羨ましいです。」
「えっ!羨ましいですか?多すぎません?」
「でも、独立系映画も公開されてるってコトでしょ?」
「ええ、まぁ、そうですね。」
「韓国では独立系映画が制作されることは少ないです。」
「どうしてですか?」
「お金(製作費)がありません。大きな作品以外は国の支援なくして映画が作りにくくなりました。」
「本当ですか?」
「20年以上見てきましたが、そんな感じがします。」
「また、日本では色々な映画が公開されますよね?」
「はい、特に独立系映画は多様ですね。」
「それも羨ましいです。韓国ではヒットすると、その路線の人気にあやかれと、全ての作品が一方向に向いてしまいます。だから多様性がないのです。」

そんなコトはないと思うけど、近くで携わっているとそう思うんだろうな。
多様と言われてもいいコトばかりではない・・・は近くで見ていて思うもの。

道端に運動器具を見つけた!
どれどれ・・・と、体を伸ばして徒歩移動の再開。

そう言えば、日本では70歳、80歳、90歳でも映画監督がいるのにも驚いていたな。
韓国では、ほぼいないそう。

歩きながら反芻してると、BEXOが見えてきた!今日も新しい一日が始まる。

食べて外交。


ランチミーティングに参加すると「チャングムの誓い」に出てきた宮廷料理のような料理など出てきて、食べ方が分からないから、そこからコミュニケーション開始。

そして、私について身分照会のような質問(出身や経歴など)がされて、安心してくれた相手。
こう見えても22年以上のキャリアで、ナショナルFCの理事長職だし、52歳だし、年齢を重んじる韓国では十分だったよう。

そんな話の傍で、次から次へと料理が運び込まれて、「これはナニ?」「これは〇〇」とお互いに同席してもらった日韓の通訳を介して食のコミュニケーション開始。
甘い、辛い、酸っぱい味など10品以上は食べたと思う。

ランチミーティン後はAFCNet役員との懇親会で、連れて行かれたのは今度は焼肉。
ホストの釜山FCが仕切って焼いて盛ってくれる。そして、次から次へと運ばれる肉。

こういう席で「お酒が飲めない。」と断るのも失礼なので「乾杯」のビールをいただく(注:飲めない訳でなく、飲んでも美味しく感じないから飲まないだけ。)。

調味料としてニンニク、塩、タレなど数種類が並び、これまた一つ一つ教えてもらう。
数時間前に豪華なランチを済ませたばかりだけど、美味しくいただく。喜んでくれるホスト。

1時間の予定が1時間30分の懇親会となり、実はこの後も別のレセプションがあり、そちらにも行かなければならず出発。既にお腹いっぱい。

10分ほどで会場に到着すると、既にレセプションは真っ盛りでワイワイガヤガヤ。
関係者にご挨拶すると「どう?食べてる?」と言われてしまい、皿を渡されて料理を取らざるを得なく、お口直しにスイーツ&フルーツ系をいただく。
並んでいた料理をみたら寿司もあり並ぶほどの人気に(やっぱり寿司は人気なんだ)となる。

食べるのも仕事だった一日。


2024年10月8日火曜日

Strategy(戦略)。


マーケット会場ではセミナーが随時、3カ所で行われていて、内容を見ると「映画・コンテンツ業界の今とこれから(トレンド)」を知ることができる。

(トレンドは何だろう?)とみたら、ある会場では終日ぶっ通しで「AIが及ぼすコンテンツ産業について」と、AIによる制作現場の技術革新についてだった。

実際の事例紹介だったけど、AIを映像制作の現場に活かしている企業は、数年前から試行錯誤を繰り返して今があるからで先見の明の勝利。

知り得たから明日から直ぐに実践!とはならないと思ったり。一朝一夕にはなりません。
これは映画の制作現場に限らず、他でも同じ。でなきゃ登壇なんてできない。

「笑い話に聞こえるかもしれないけど、もしかしたら・・・数年後の映画は監督とプロデューサーだけでできるかもしれない。あっ、エンジニアも必要かも。」
「やっぱりそう思う?」
「だってAIが撮影(≒描写)、編集、音楽と全てしてくれるんだよ。」
AI俳優(合成俳優)も誕生してるからね」
「監督自身がプロデュース能力を兼ねたら、一人でできてしまうかもね。」
「短編映画や独立系映画はそうなるだろうね。」
「じゃあ、フィルム・コミッションも・・・。」
「そう、FCにもストラテジー(戦略)が必要だよ。プロデュース能力に長けているとか。」
「人材育成も必要だね。」

で、思う。
技術を追いかけても”イタチごっこ”でキリがないから、そもそもの上流にある表現力だったり文章力、伝える力という基礎・基本的な【力】がなければ、技術力で発揮&増幅できない。

こういう意見交換ってオンラインミーティングではできない。
でも、(明もあれば暗もあるよな・・・)と同時に思ったけど、一先ず脇に置かせて・・・。

独立系映画の運命は?


訳せば「ベトナムにおける独立系映画の運命は?」となるのか?The Wheel of Fortuneのタイトルに惹かれて参加したパネルディスカッション。

ベトナムで撮影されたフィリピン映画、マレーシア映画の監督、プロデューサーが自身の作品を通してベトナムでの独立系映画の可能性を紹介したのだけど、最後に到達したポイントは世界共通だった・・・。

そもそも独立系映画とは、大手の資本が入らない(入れない)自主制作映画。
だから大手からの制約に縛られず、監督の自由な表現や演出で創れるのが魅力だけど、必要な資源は自分たちで全て調達しなければならない。
だから監督やプロデューサーでさえも一人三役ぐらいしなければならないこともあるのが独立系映画。

自由に創れるからか「Viet and Nam」ではBLを描いていて、(こういう映画を社会主義国で撮ったんだ。)となる。
で、案の定、ベトナムでは上映禁止。でも2024年のカンヌ国際映画祭では「ある視点」部門でワールドプレミア公開、クィア・パーム賞にノミネートされる。

また、山奥などでの撮影は過酷だったようで、5日ごとに数時間かけて山を降りてフィルムを現像所に送る手配など、どこの国でも大変だ・・・となる。
ちなみにベトナムにもフィルム・コミッションはある。

で、フィリピン映画、マレーシア映画のプロデューサーが語っていたのは、独立系映画の資金調達の難しさ。

テーマや作家性に資する部分が多いと思うけど、これもベトナムに限らず、日本でも同じで独立系作品の資金調達は大変・・・と心でつぶやいてパネルディスカッション終了。

2024年10月7日月曜日

知るから始まる。


AFCNet(Asia Film Commission Network)に加盟している国と地域が19もあるのをしらなかった(インドネシア、ヨルダン、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、ニュージーランド、フィリピン、ブータン、カンボジア、日本、韓国、台湾、ロシア、タイ、ベトナム、トルコ、スペイン)。
ジャパンFCの理事長として不勉強でした。

で、“幸せの国”ブータンにもフィルム・コミッションができて「ブータンの魅力を発信したい!」と言っていたのが印象的だったけど、ヨルダン=The Royal Film Commission Jordanにもフィルム・コミッションがあったなんて!初めて知って驚くと共に

「知ってるかい?インディ・ジョーンズ 最後の聖戦で登場したのはペトラ遺跡なんだよ。」
「えっー!ペトラ遺跡は知っていたけど、ヨルダンにあるの!?」
「他にもスターウォーズでも撮影されたんだよ」
「えっー!スターウォーズ大好きなのに知らなかった!」
「ほら、The Martianでも撮影されたんだ。」
「The Martian?あっ!邦画名はオデッセイだ!」
「あと、デューンの撮影もしてるよ」
「えっ!あのデューンも!?好きな映画だよ」
「砂漠撮影はヨルダンFCにお任せって感じだな」
「そうだね。」
「でも、砂漠撮影だけでなく、立派な撮影スタジオもあるんだからどんな撮影でもできてスゴいよ。」
「わかる、ホント、その通りだね。」

と、教えてくれたのは、ヨルダンのFC担当者ではなく、AFCNetの理事会後に合流した釜山フィルム・コミッションのロケーションマネジャー(笑)。
他人から教えてもらう。

全くノーマークと言うか知る由もなかったとはこのことで、王立フィルム・コミッションのスゴさを知る。



BIFF始まる。


ホテル周辺には大勢の関係者が泊まっているので、主催者が用意したシャトルバスが、会場のBEXCO(コンベンションセンター)まで無料で巡回運行してくれたのはありがたい。
シャトルバスに揺られて10分ほどで会場についた!そして見上げた看板で気づく。

BIFF(Busan International Film Festival)は、国際映画祭とマーケットで構成さえているけど、複数の企画展示(プロデューサー用、映画監督用、脚本家用、IP関係者用など)も併催されていて、我々が参加するMARKET(企画の売買&誘致など相談)が一番広く&多く占めていた。

今年3月に参加した香港FILMARTとの大きな違いの一つ。BIFFでは技術系は少なかった気がした。中国の出展も見かけなかった。

我々のブースはアジアでの撮影振興を目的にした「AFCNet(Asian Filmcommission Network)」という各国の共同体で構えたブース。

だから、釜山FC(委員長)のほか、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジア、ヨルダン、日本などのフィルム・コミッション担当者が打合せなどで出入りの多く、その度に紹介を受けたり、説明を聞いたり。
ちなみに今回、日本から参加したAFCNetメンバーはJFC以外に東京、神戸、広島のFC。

マーケットはセラー(売り手)とバイヤー(書い手)で構成されていて、これだけの人数が世界各地から集まって映画が企画されて、創られ、売られ、買われ、ヒット作の誕生などに繋がるんだな・・・と外へ空気を吸いに(会場は巨大だけど窓などないので)。

休憩してたら「理事長、戻って来れますか?」とメッセージ。

2024年10月6日日曜日

高級歯磨き粉。


結局、初日は歯を磨かず就寝。翌朝は6時起床、カーテンを開けると、窓から海岸が見え、天気も良かったので海雲台海岸へ散歩に出る(思い立ったら直ぐに行動できるのは立地のおかげ)。

既に海岸には、私のような訪問者の他、犬と散歩してる人、ジョガー、ウォーキング、ヨガサークル、そしてサーファーまでが集まっていて、思い思いの過ごし方をしていて(なんだか、いいなぁ)と、“隣の芝は・・・”となる。

7時を過ぎた。朝食を食べにホテルに戻ると一番乗りで「アンニョンハセヨー!」と声をかけると奥からオバさまが出てきてルームナンバーを確認すると韓国語で返してくれたけど分からず。

でも、きっと「どうぞ!」と言う意味と理解して、並んだサラダバー、キムチ、海苔、韓国スープ、白米、フルーツなどをモリモリいただく。

どれも飾ってない素朴な味というか(これこれ!)と求めていた味で、ごちそうさま。
まだ食べてない料理も多く、明日以降も食べられると思うと楽しみ!となる。

で、肝心の「歯ブラシ」はと言うと、近くのドラッグストアで韓国製歯ブラシ&歯磨き粉を購入。
そこへ、高級歯磨き粉(磨けば磨くほど歯が白くなるらしい)の存在を教えられ、せっかくなので一緒に購入してみるも、豪華な箱に自分に使うのを躊躇してしまった小市民。
まずは安い方から使い、やっと口の中がサッパリする!

次のヒリヒリ感は何が起こるのか?と思いつつ、ここまでは上出来。
そろそろ、他のスタッフも到着して揃う頃だから準備しよう。


一難去って、また(小さな)一難。


このヒリヒリ感(自分でしか解決できない目の前の状況)は、愛媛・日本では味わえない。

あと30分待てば来るかもしれないけど、来ないかもしれない。でも、来てもホテルのチェックインが遅くなるなど、まだ本日のゴールを迎えていないので(タクシーで行こう!)と決断する。電車でも行けたけど土地勘がないので諦めた。

タクシー乗り場へ行くと、運転手が声をかけてきて「ヘウンデ(海雲台)に行きたい!」とホテル名と一緒に告げると、「OK!OK!」と車に乗り込め!と運転手。
乗り込むと運転手さん、スマホにホテル名とヘウンデを告げると画面にルートが表示され、それが別の大きな画面のカーナビ画像にも反映されて出発、SF映画のような近未来だった。

ヘウンデエリアに入ると、平日夜なのにものすごい人出で、赤信号に止まると車の前も後ろも人が横切る。さらにタクシーは繁華街に入り曲がり、徐行して停止、ホテルに着いた!

ホテルまでは約40分、走行中、料金メーターが10,000→15,000→20,000→25,000とあがりヒヤヒヤしたものの、28,000ウォンで到着(約3,000円)。

ちなみに、この人出の多さは海雲台海岸で音楽フェスを3日間行っていて、終了して帰途の最中で、ごった返していた。

ホテルは15階建てでフロントは9階、8階までテナントが入っていた。部屋は14階、時計を見ると21時30分。人出も多かったことから、荷物も開けずに海辺へ散歩に出かけて異国情緒感を味わう。

部屋に戻り就寝準備と思い、洗面所へ行き(歯ブラシはこれかな?)と思ったらクシで、歯ブラシだけがなかった!石鹸や綿棒はあった。

おぉ!これまた(小さな)ヒリヒリ感を味わう、どうする私?

2024年10月5日土曜日

ヒリヒリ感、キタッー!

右端の蛍光黄色のベスト姿が親切なオジさん

(モバイルルーターを借りるのはどこだろう?)と到着ゲートに出て辺りを見回しても、ハングル文字だらけで分からない。と思ったら、よく見たら正面に通信会社のカウンターがあり、その中の一つが借りる会社だった、良かった!

手続きを済ませ無事に借りられモバイルルーターの電源ON!無事に繋がり一安心(ネットは海外旅に欠かせない、ネット普及以前は情報を頭に叩き込んでた)。

最初のミッションが成功し、次のミッションはホテルのある海雲台へ行くこと!
でも周りはハングル文字と少々の英語表示しかなく、ここで出番!と、グーグル翻訳の画像翻訳で、看板を見つけてはカメラをかざして理解する。

でも、ズバリは知りたいコトは分からず、バス整理のオジさんに「ヘウンデ(海雲台)に行きたい!」と伝えると「2番乗り場だ!2029!」と何度も繰り返すので、2029は20:29の時刻と思ったら、オジさん、職場を離れて私を2番乗り場まで連れていってくれて、指差した先に2029と書いてあり「海雲台行きの路線番号」だった!

「カムサムニダー!」とオジさんにお礼を言って2029行きのバスを待つ。ありがとうオジさん。

でも、路線ごとの時刻表というものはなく、見つけたのは「次に来るバス路線を表示する電光掲示板」で、2029は表示されない。20分ほど待って、「2029」が表示された!と思ったら肝心の時刻が表示されない。さらに待ち続けると「運行待機」と翻訳表示される。

(運行待機ってナニ?来ないってコト?)となり、待っていても解決しない!どうする私?となる。
このヒリヒリ感、異国でしか味わえないゾクゾク!キタッー!

こんにちは釜山。


午前中はフツーに仕事。午後から部屋を片付けたり整理をしたり掃除機かけたり。
その後はメールのやりとりなどの仕事に戻り、15時頃に準備開始。
パスポート、借りる&泊まる予約書類のほか、eチケットの確認などをして、いつも通りブレーカーやガスの元栓を切って出発。

17時過ぎに松山空港に到着、国際線エリアが新規に拡張されてキレイになってた!
初めてのAIR BUSAN。
搭乗手続きを済ませて、手荷物検査をして、出国審査が終わるまで10分程度!(早い)。周りは愛媛などを楽しんだのか韓国人が多く9:1の比率な感じ。

ちなみに松山空港では外国通貨への両替機があるけど新札は使えない。
AIR BUSANの場合、非常口付近に座り、緊急時に手伝いをする人は、韓国語が使えないと座れないと知る(座席指定の時に言われた)。

18時過ぎに搭乗開始。AIR BUSANは三列と四列シート、LCCだけど狭さは感じず。お隣は韓国人夫妻で「アンニョイハセヨー」でご挨拶。
ちなみに飛行機の中から既に韓国気分、日本語アナウンスは最初の挨拶だけ。
訪問者なので「VISITカード」をCAからもらい記入、これを忘れては入国できないので注意。

18時30分に松山空港出発、予定では20時に釜山の金海国際空港に到着。でも19時過ぎに「降下を開始します。」とアナウンスがあり(えっ!飛び立ってまだ30分程度だけどもう降下?)と思いつつもグングン降下して、ナント19:30過ぎに釜山金海国際空港に到着!
1時間のフライトって羽田空港ではなく福岡空港と同等。

入国審査も、外国人は数名しかおらず、サクッと通貨。預け荷物もないので到着ロビーに出た。
到着最初のミッションは「モバイルルーターを借りること」。


2024年9月30日月曜日

色々な作戦。


海外80カ国と地域、国内は47都道府県から1,384 の企業・団体が参加したと言われたツーリズムEXPOジャパン2024が終了。

アメリカ、イタリア、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ドバイ、モンゴル、ウズベキスタン、ウガンダなど全大陸から参加していたと思う海外からの出展。

その中でも一際、ブースが大きかった&賑わっていたのは韓国。
ソウルをはじめ、各地の魅力を体験型で紹介。

写真は昨年も似たような紹介があった「画になる街角(≒ロケ地など)」のフォトスポット。
この企画、本当に良いと思う。訪れたことはないけど、その気になるし、友達などに見せたくさせる(はず)!
顔ぬきパネルではない、場所の説明などの余計な文字もない所がポイント。

ちなみに韓国ブースではスタンプラリーもしていて、各地のブースを訪れて答えると、景品などがもらえる仕組みも人気だった。

その他で印象的だったのは航空会社。
ヨーロッパやアジア各国の航空会社(LCC含む)が数多く出展していて、(なんで、こんなにも多いのか?)と思い、思い切ってスタッフの方に話しかけるとアプリをダウンロードして欲しいとのことで、アプリから航空券予約などの先にある提携先がある経済圏への誘いとのこと。
面白いなー、そういう思惑があるんだ。

「今週、釜山へ行くんですよ。」と伝えると、喜んでくれて「アンケートに答えてくださればトートバッグ差し上げます!」と言われ、トートバッグをもらい策にハマる。

2023年7月4日火曜日

ただいま松山。


10時にホテルをチェックアウトして、16時には翌日に予定していた外出ができてしまったのだから、近いって時間の節約だけでなく体力の温存にも有効

仁川国際空港までは映画祭が用意してくれたタクシーで向かい、チェジュ航空のカウンターへ行くと受付が始まっていてチェックイン。

出国審査を滞りなく通過、その後は搭乗口行きのシャトルトレインに乗り出発ターミナル着き、搭乗ゲートまで行くと11時30分。搭乗まで時間に余裕ができたのでアイスコーヒーを飲みながら12時30分の搭乗開始まで待機。出発時刻は13時05分。


いつの間にか人だかりで【本日は満席です。】と行きと同じアナウンス。

飛行時間は80分と激早で寝たら着陸体制だった。入国審査では数人の日本人以外は韓国を含めた外国人だったから満席から推計すると180人くらいはWelcome to EHIMEって感じか!

申告物などは予めVisit Japanで登録していたのでスルー。
そのまま出口のドアが開き、ただいま松山。


バスと徒歩で自宅に戻ったのが15時過ぎ、5時間でプチョン市から松山市まで、仁川国際空港での1時間の待機がなければ4時間!?色々と考えてしまう。

さよならプチョン市

横断歩道にある日よけ

「アンニョンハセヨー」の次が出てこないからGoogle Pixelの翻訳機能に頼ったけど、音声会話より、文字入力すると翻訳表示されるスマホを渡しながらの意思疎通。なんとかなる!

電動キックスケーターが多く走ってた。日本でも免許ナシで走行できるとのことだけど、走行音もなく、スイスイ走るから思いがけず歩行者と接触しそうになったりとヒヤヒヤ場面も。

「セルフポートレートスタジオ」なる写真館?をよく目にした。説明を見ると衣装や小道具などもあり、変身して撮影もできる。プリクラもあったり、若い人たちが吸い込まれていた。

「Fantastic Bucheon」はプチョン市のスローガンで、横断歩道に立つ日よけにも印字、排水溝のデザインにも印字と映画映像産業の街を浸透させてた。市主導で27回目の開催もスゴい。

食べ歩き・飲み歩きの人が多かったのは日本も一緒か?暑かったからもしれないけど、すれ違う老若男女の
多くが飲み物食べ物をもってた。そしてガムをモグモグしている人も多かった。

ウォンは表示金額に10%を足して、10%にする感覚(ゼロを一つなくす)。だから桁は多くても日本の金額とさほど変わらない。だけど量は日本よりも多く、満足感は高く美味しい。

両替は1万円分を両替したけど、現金を使う機会は食事以外になく、仁川国際空港で使えると思ったら価格はドル表記!ドルをウォンに変換してもらい5000ウォンでアイスコーヒーを購入。

気候は松山以上に蒸し暑く、湿気はまとわりつき、歩くだけで汗が出る。だからか、老いも若きも男女とも多くの人が半袖短パン姿だったのは印象的で、日本では見ない光景。