ジャパン・フィルムコミッションの総会後は、開催地神戸のフィルム・コミッション「神戸フィルムオフィス」の設立25周年を記念した特別講演とシンポジウム。
特別講演は「日本におけるFC の夜明けと未来への提言」と題して、元神戸フィルムオフィス代表の田中まこサン。
日本にフィルム・コミッションの概念を持ち込み、私とは不思議なご縁の姉的存在。
2001年夏、私はワシントンD.C.で行われた「シネポジウム」という世界中のFCおよび関係者が集まるカンファレンスに参加するため、ダレス空港だったかな?到着して飛行機からゲートへ移動する車両の中で「あなた日本人?」と突然話しかけてきたのがマコさん。
ビックリして「はい、そうです。」と返答して、その後もシネポジウムに参加する旨を伝える「えっ!私もよ!」と喜んでくれて、「乗せてあげる!」とマコさんが借りたレンタカーに乗せてもらい数日、一緒に過ごすという体験をする。
また、疲れてFCから距離を開けていた時、「私、今、愛媛にいるんだけど会えない?」と突然連絡してきて、会うと「戻ってきて欲しい。」と言われて、マコさんの為に戻ったり。
そんなマコさんも喜寿を迎えて、これまでの25年、これからの25年の示してくれて感慨深くなる。
シンポジウムではエピスコープ(株)石塚紘太さんが登壇されて「久しぶりです!」となる。「新幹線大爆破」「スミオの話をしよう」など話題作を立て続けに手掛けている制作会社を創業されて社長になられていました。
と、言うのも石塚さんとはコロナ禍に撮影した「バスカヴィル家の犬」でご一緒し、二人で萬翠荘での撮影交渉や出演者全員のワクチン接種証明書の取得など、撮影の実現に向けて奔走した仲。二人で焼き鳥屋で作戦会議をしたり、映画の未来を語りあった仲でも。
そんな方々が目の前で講演、ゲストとして語ってくれているのを見れるなんて、FCに長く携わっていたからこそ。
長く携わるのも悪くない・・・と思った瞬間。