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2024年3月17日日曜日

またね、香港。


香港FILMART最終日。最終日まで残ってくれるFCメンバーにお礼を伝えながら「じゃあ、次はいつ会えるかな?」「そうですねー、研修?」「研修・・・あっ!総会があるね!」「ホント!総会!泉谷さんも総会に来れたらいいのに!」「えっ!?あの・・・理事長なので総会はマスト出席です・・・。」「アハハッーーーーー!そうでした。」と、大笑いしてゴマかしたのは〇〇FOのTさん。長い付き合いだから、理事長と思ってない(笑)
学長日記を毎日読んでくれているとのことだけど、あなたのコト!

香港国際航空に到着。ラウンジはJALではなくカンタス航空のラウンジを利用。時刻は14時過ぎ、昼食抜きだったので最後の香港料理を食べて、いざ搭乗。またね!香港。

機内食はラウンジでの食事を想定していたので、事前に軽めのフルーツ中心に。
このサービスは搭乗24時間前まで受付可能。ちなみにフルーツ食の場合、アイスもフルーツになる。
そして、20時過ぎに羽田空港第3ターミナルに到着。ただいま!日本。
時差の都合で時計を1時間早める。

入国審査は、課税申告書の記入や登録を済ませていれば、入国審査ゲートから素通り。拍子抜けの早さ。私はトランクなど預け荷物もないので、ほぼスルー。

ただ、ここからが長かった。JR線で事故発生で運行が乱れ、迂回しなくてはならず、乗り継ぎなどを経て自宅に着いたのは22時過ぎ。

自宅には同日早めにイギリスから帰国した妻もいて、久しぶりの再会。

たかがお土産、されどお土産。

皆んなで分け合った後だから破れて・・・。

海外出張は数日間の日程なので、周りの協力で成り立つ。お礼の気持ちも兼ねて香港お土産は欠かせない。
昨年も香港在住の方から情報を仕入れて、「稘棧茶行(KI CHAN TEA COMPANY)」でお茶を買ったり。

しかし!現在は円安で
価値が暴落、一個20香港ドルのパイナップルケーキは400円超だし、25香港$の飲料は500円超、70香港$の麺は1400円超、コンビニで手に取った昼食を計算したら100香港$(2000円超)だった。一言で言えば、これまでの2倍!
分かってるのに、これまでの価格と比較してしまい手が出せずにいると・・・。

「これ、美味しいですよ!」と、香港在住の通訳さんが差し入れてくれたクラッカー。
食べてみるとメチャ美味しい。聞けば地元の人も好んで食べるお菓子で、安いし有名、スーパーで入手できるとのこと。
「クッキーやクラッカーなどのお菓子はイギリス領だったから美味しいと思いますよ。」
話を聞いてた周り一同「お土産はコレでいいんじゃない?」となる(笑)。

早速、近所のスーパーへ行くと発見!美味しいクラッカーをゲット!
お土産用に開発されたお菓子も悪くないけど、地元の方オススメのお菓子は保証されてる感じで安心。

「お土産を渡す際に、“昨年までは200円でしたが、今年は400円でした”とは言わないもんね・・・。」と、たかがお土産、されどお土産。

2024年3月16日土曜日

M+


噂通りスゴかったけど、まだ成熟してない感を端々に感じたので、1年後、2年後に改めて来たいな・・・という感想。

西九龍文化地区に位置するM+は、2021年11月にオープンしたアジア初の世界的なヴィジュアル・カルチャー美術館。香港、中国本土、アジア各地、そして海外からのM+コレクションは、ビジュアルアート、デザイン・建築、動画の3分野と、香港のヴィジュアル・カルチャーという分野を網羅している。という説明。

ビジュアルアートならFCの範疇(映画館も入ってるし)だと、西九龍地区へ。
M+周辺の再開発は盛んで、ギャラリーがオープンしていたり新しいアート&カルチャーの発信拠点とのこと。

全く知られてないのはコロナ禍でオープン(2021年11月)したから。コロナ禍では入場制限もあってPRもできず。私自身も教えてもらい、存在を知る。

地下鉄九龍駅から高級ブラドが並ぶショッピングモール内を歩き、5分ほどでM+の表示が見える。
モダンな建物自体がアートそのもの。1階エントランスはチケット売り場や柱に表示されるデジタルサイネージなど近未来的でカッコいい&メチャ広い。

時間が限られていたので有料階(作品展)は諦め、無料階のテラスガーデン(3階)へ、ちなみに1階も無料エリア。
テラスガーデンからは香港島が一望できて、そのうち撮影スポットとしてにぎわうはず!

「成熟してない」と思ったポイントはミュージアムショップで、奈良美智、村上隆、空山基、田名網敬一など日本人が多く、M+のオリジナル品が充実してなかった・・・のは個人の意見。
勝手に期待値を上げていて猛省。

香港ホテル滞在記。

Charterhouse Causeway Bayでの宿泊部屋

事情があって2箇所のホテルを利用した今回。最初の2泊はベストウェスタンホテル_コーズウェイベイ(Best Western Hotel Causeway Bay)
路地の突き当たりにある33階建てのホテル。フロントは3階で11階に宿泊。

部屋はダブルベットルームで、日本のビジネスホテルと同程度の広さにワイドシングルが二つ並んでたからデスクスペースはなく、PC作業はベッドの上 or 出窓の物置スペースしかなく、やっぱり綺麗な写真とは違うな・・・という感想。天井は高く窮屈感はナシ。
実は他のFCも宿泊していたと判明したけど、皆んなと宿泊した部屋とは違ったようで・・・。

3泊目からからはチャーターハウス_コーズウェイベイ (Charterhouse Causeway Bay)に宿泊。20階建ての19階に宿泊、フロントはロビーにあり、立地も地下鉄駅が近くに、ホテルの目の前はバス停。


BWと比べると部屋にはデスクもイスもあり、快適に作業ができた。ちなみにベッドは大きめのダブルベッド一つ。こちらも天井は高く、
窮屈感はナシ。


ただ、実はこの部屋、隣部屋との“コネクテッドルーム(部屋内部のドア一枚で互いの部屋が繋がってる。)”で、鍵はかかっていたけど、お隣の声や生活音が筒抜けだった(ひゃー!)

BWとChの違いは値段で、Chの方が少し高い。これは立地が理由と思う。
日本では、体験できないホテル体験。なんでも楽しめ!

2024年3月15日金曜日

ぬるま湯から出ろ。

雨の路地、ホテル前

些細なコトが面白く感じる香港。これは実際に体験してみないと分からない。
  • 香港(≒海外)では空港や百貨店のトイレ(小便器)は日本の形状と違い下までない、位置が高い、だから子供用は小さくて低い。
  • 日の出は日本より遅い、なので日没も遅い。日本との時差は1時間遅い。
  • ホテルの部屋はコンクリ?石?だから素足では冷たい、便器は丸型だったり四角型。当然、便座は温かくなく、ヒャッ!となる冷たさ。
  • シャワーは操作を間違えると容赦ない熱湯が出る、内装が石だから小指をぶつけると悶える。
  • 歯磨き粉は栓がしてあるからフタを取ってフタの突起でブスッ!と栓に穴を開けないと出てこない。ちなみに歯ブラシは日本の倍くらい大きい。
  • ベッドも高いし硬い。9時にハウスキーパーがノックの後に鍵を開けて「ハウスキーピング!」と入りそうになり、慌てて「20分後にお願い!」と追い返す。で、20分後に部屋を出ると廊下で待機していて、「サンキュー」と言いながらガサ入れのように入ってきた(笑)
  • エレベーターは「閉じる or 開けるボタン」のどちらを押しても扉が閉まる。
  • 地下鉄のエスカレターの速度は日本の2倍、松山空港の到着エスカレーターより3倍速いから気をつけないと転ぶ。
  • 窓からの眺めは規則正しく並んだ窓窓窓の景色、ベランダがないから洗濯物は高層でもダイナミックに窓から出して干してる(風で飛んだら絶対に見つからない)
  • この時期の気温は20度前後、外気はモワッとしてるけど、室内は除湿なのか?空調が効きすぎてる所が多く寒い!「半袖持ってきちゃったー!」は初香港のFCの嘆き。
  • クラクションは意外と聞こえないけど、パトカーや救急車のサイレンは24時間けたたましい。
  • 野菜や果物、肉や魚などが生生しくて売られていて、剥き出しの営みを感じる。
あぁ、いつの間にか“ぬるま湯”に浸かっているかも・・・と思わせてくれる香港。LOVE。

潮流。


マーケットは市場の鏡なので、トレンドと言うか、潮目というか、キチンと見ると、これからの時代が見えて、今年のFILMARTでは大きく3つのトレンドを確認。

一つ目は「アニメ作品の躍進」。これは去年のFILMARTでもそうだったけど(実際はもっと前から)、拍車、勢いづいていて、アジア圏であろうがヨーロッパ圏でも顕著で、かつクオリティも高く、その高さゆえに「表現手法」がファンタジー系から劇画系、超リアル系などバラエティ豊かになる。

この背景にはアニメに慣れ親しんで育ったクリエイターも鑑賞者も若い世代が台頭してるから。

二つ目は「作品の多様性」。驚いたのはのFILMART入り口は“つかみ”なのでド派手な装飾物でのPRや巨大なモニターで作品紹介をしてるけど、その巨大なモニターに映ったのは男性同士がキスをしているアニメーションで、思わず立ち止まってしまった。
いわゆる「BL(ボーイズラブ)系」で、理解はしても慣れぬシーンがドーン!と映し出されたのには驚いた。

作品の多様性と言えて「あれはファンタジーですよ。」と、冷静に教えてくれたのはJFC事務局長。(そうなんだ・・・。)

三つ目は「撮影テクノロジーの小型化」。もう巨大なスタジオや巨大な装置は不要かもしれない・・・。カメラはiPhoneでも十分だし、クレーンもコンパクトでプログラミングで全自動撮影。カメラマンはカメラではなくPCを操作。

日本では特に人手不足に陥っているから、この流れはプロとアマの境目をいづれ消失させる。
こういう機会での役目は数年先を見るのが仕事だけど、着実に現実化してる。

2024年3月14日木曜日

レセプションのハシゴ。


「もっと、会おうぜ!」とリップサービスしてくれる一年に一度しか会えないTIFFCOMのCEO椎名さん。
オープニングセレモニー後にわざわざ、JFCへ立ち寄ってくださり意見交換&情報共有。

これが日本だったら、アポを入れて会議室でキチンと構えて&整えて・・・だけど、ココは香港&マーケット。気軽に話せるのがいいし、20歳以上も年下な私を面白がってくれる。

そんなTIFFCOMは10月31日から11月1日に開催とTIFFCOM主催のレセプションで発表。
このレセプションは招待制なので、面白い人が来場して意見交換&情報共有。
フィルム・コミッションは制作現場については知ってるけど、外縁のコトは同じ映画なのに知らないこと多し。
対面で話すコトってメールや電話の内容と全く違うし、得られない情報が多いのは本当。

1時間ほどでTIFFCOMのレセプション会場を後にして向かったのは、次のレセプション。
向かった会場は映画に出てきそうな夜間なのにプールが照らされてテーブルにはユラユラと火が灯るホテル。

「香港で繋がろう!」と映画関係者のほかに、国の文化担当者、国際映画担当者など、これまた普段では絶対に会えない人たち。

そして「次のレセプションに行くから」と去る人々。レセプションのハシゴって・・・。

映画は世界共通語。


ジャパンFCブースは連日大盛況。インドネシア、韓国、中国、香港、シンガポール、フィリピンなどから撮影相談。日本からも共同制作の話が持ち込まれたり。

内容も企画にリアリティを出す相談だったり、撮影の季節だけは決まってたり、日本でのロケーションを探していたり、インセンティブを探していたり・・・縦横無尽の相談内容に対応する各FC。その合間に愛媛県の紹介もさせてもらう。

ジャンルも色々で、人間ドラマ、遠距離恋愛、スポーツなど色々ある中で、ふと気づく(と、言うか知ってしまう)。

個人の意見&感想です。タイやフィリピンでは「一定数でホラー作品」が支持されていて、それも血しぶき、殺戮系なスプラッター作品よりも「Jホラー」とも言われる貞子や呪怨などのゾクゾク“身の毛がよだつ”怖い系が人気のよう。清水崇監督は向こうでも有名らしい。
ホラー(映画)って世界共通語なのね。私は怖いのが苦手だけど。

写真は各地のFCが車座になって映画制作者の話を聞いてる所。制作者にとっても日本各地の情報が聞けるっていいと思う。ちなみに他のブースで車座になってディスカッションしてる様子は見てないから日本独特なのかな?

「今年から来年にかけて3-4本は確実に来ますね!」と数本のディスカッションを終えて手応えを教えてくれたFCたち。実り多い機会でよし!

海外作品誘致策。


制作会社やプロデューサーにとって制作費の抑制は職業上の使命、事情はよくわかる。
日本でフィルム・コミッションが誕生して20年以上、世界のFCと比較すると「制作費のインセンティブ(優遇制度)」は脆弱で、制度の必要性を関係各所に働きかけて、内閣府での検証を経て今年度から経済産業省の主管で始まった日本のインセンティブ制度。

これでインセンティブが「ある or ない」では「ある」になり、海外制作者の反応は格段によくなった。「制作者に提示したら半数以上が、“話を聞きたい”と言ってきました。」が物語っていて出だしは上々。

だけど、世界は既に何十歩も先に進んでいて、「ある」の段階から次段階の内容や質が問われていて、制作費の25%のキックバック、地元のスタッフを撮影期間に雇用したら50%補助など、メニューが豊富になり、撮影誘致の決め手の一つが「資金提供」になって久しい・・・。

日本ではこれまで、100万円、700万円など各FCが独自に助成金や補助金という名目で出していて成果を出しているけど、今度は「資金調達ありき」で相談してくる制作者が現れたり。
世界と同じ土俵にあがると否応なく渦に巻き込まれるというか、Welcom to シビアな世界へ。

制度はできたから積極的活用だけど、インセンティブが誘致の全てではないと思わせる“何か”が必要だけど、やっぱりそれは唯一無二のロケ地(SHIKOKU Island,SETOUCHI SEAと伝えると知ってる人多し!)と、自分に言い聞かせ。

2024年3月13日水曜日

英気を養った値段は。


「フライドカラマリが好きなんだよね。」「それって、イカリングのことですか?」「そんな感じ。」「えっ〜と、ありますよ!イカフライ。」「おぉ!いいね。じゃあ、それが食べたい!」の後は、茨城FCの通訳の方が香港語で店員に伝えてくれて、出てきたのが写真の品。

初日が終わり、札幌FC、茨城FC+通訳さん、堺FO、広島FC、福岡FC、沖縄FO+JFC、訪れていた某会社、単独参加の東京LB、そして、この度、めでたく香港在住の映画関係者と結婚が決まった大阪FC担当者と総勢20名で決起集会!そして「結婚おめでとうー!」

次々と出てくる料理に舌鼓。異国情緒たっぷりの味付けに「うまい!」「美味しい!」「辛い!」「(ビール)おかわり!」の3つの言葉しか出てこない語彙力の乏しさ(笑)。
それもそのはずで、茨城FCの通訳さん推薦で普段から利用している店とのこと。やはり、地元の人の推薦に間違いない!

で、写真の「フライドカラマリ」到着。「なんで、フライドカラマリが好きなんですか?」「よくぞ、聞いてくれました!話が長くなるけどいい?」「いいえ、結構です!」とほろ酔い気分のメンバーから拒否される(涙)。
ちなみに去年もフライドカラマリを香港で食べてた。

飲んで食べてしゃべって翌日の英気を養った金額は250香港ドル/人(約5000円超)。
「コンビニでは品が小さい割に高いと思ったのに、この店は安い!」はコスパ&満足度の良さ。

2024香港FILMART開幕。


2024香港FILMART開幕!各地からコンテンツやIPなどを持つセラー(売り手)やバイヤー(買い手)が集まるほか、フィルム・コミッションや制作会社、技術会社など30以上の国と地域、700以上が参戦するアジア最大級の映画・映像マーケット。

中国、台湾、韓国、フィリピン、マレーシア、タイ、イタリア、シンガポール、マカオなど多くの国が出展。日本からはナショナル・フィルムコミッションとしてジャパンFC+札幌FC、富山FO、茨城FC、堺FO、広島FC、福岡FC、沖縄FO。

オープニングセレモニーは招待制とはいえ、大勢いて、歓声と共に壇上にあがった人をみて(あっ!招待状の人!)となる。でも誰だか知らず、有名な俳優さん?爽やかすぎ!
今年は香港FILMARTを含む、香港エンターテイメントEXPOが20周年ということもあり、界隈では大盛り上がり。
周年祝いと直接関係ないと思うけど、タイからは王女様もいらして、ブースはお祭りムード。

招待制だから各界の代表らも多く、昨夏に韓国プチョンファンタスティック国際映画祭で再会したジェニファーのほか、日本からは「一年に一回しか会えないですね!」と言うと「なんだよー、もっと会おうぜ!」と返してくれたのは椎名さん(TIFFCOM_CEO/普段は会えない映画界の重鎮)。

こういう国際機会に参加すると、各界の要人、重鎮が集まるから、情報や情勢などが把握できて面白い。お金と時間の使い方を学ぶ。

ただいま、香港。


到着の香港は雨。気温16度、湿度はメチャ高め。この何とも表現し難いモワッ!とまとわりつくような湿気、そして独特の匂いが(あぁ、香港ー!)という感じで、一年ぶりの香港。
一年前も、この「モワッ!感」を感じてましたな。

ガンガン追い抜き、サッと車線変更、ヒョイ!と隙間を縫って走るタクシーに(事故ったら死ぬな・・・)と思っていると、もう街中。相変わらずのニョキニョキな高層ビル群。
日本では地震が多いけど、香港は硬いプレート上にあるから地震がないと聞いたっけ。

昨年に比べ、会場周辺のホテルは激高で諦め、徒歩20分ほど離れたホテルでの宿泊。
準備を終えた帰り道で迷う=ワクワクの開始!でも雨だし、腹も減ったと、美味しそうな飲食店を吟味しながら歩いていると人々が次々と入っていく店を発見、後を追い入ると女性から「♬*♡§!○£★♯◎§◀︎🎵〜」と声をかけられ、何を言ってるか全く分からず。

店内は狭く満席だったから「満席です。」「一人?」「店内?持ち帰り?」など彼女の言葉を想像して「To Go」と言うと、一人で料理を作ってるおば様(写真)が「OK」と指ワッカで答えてくれて「持ち帰り席(レジの横)」に通される。正解だったのかな?

で、メニューは英語表記もなく香港語と写真のみ。見た目だけで注文したのは「パイコー麺」と思いきや、実際は「こんにゃく麺+豚肉」な感じで、スープが美味しく、71香港ドル(約1500円)。

唐辛子ソースもつけてくれて、さらに迷いながらホテルへ到着。この冒険感が好き。

2024年3月12日火曜日

香港へ。


前泊は泊まるだけだったので安ホテルに泊。翌日は関空までの送迎付き。6:30に出発、所要時間25分間、さすが関西人と言うべきか「どこへ?→香港」「仕事?→仕事」「何回目?→数回目」「ワシは海外に行った事がない→ぜひ」と、話している間に関西国際空港到着。

JALカウンターへ行ったら、実はキャセイパシフィック航空のコードシェア便と分かり、キャセイパシフィック航空のカウンターでチェックイン。
キャセイパシフィックのラウンジが使えるとのことで、せっかくなので利用させてもらう。

朝食がまだだったので、フルーツやヨーグルトなどをいただき(もう少し食べたい・・・)とよぎるも(この後、機内食が出るしな・・・)で理性が勝つ。

搭乗してほどなく、機内食の案内があり「チキン&ポテト(写真)」を注文。
隣席のシニア夫婦がCAの英語が聞き取れず困っていたので、「2種類(チキン&ポテト、シーフードライス)しかないので、一つ一つどうですか?」と伝え、了承を得てCAに「One of each.」と伝えて食事にありつく。「ありがとさん!」と、イキのいい関西弁の方だった。

毎回思うけど、機内食ってどうして不思議なメニューになるんだろう?チキン&ポテト、蕎麦、パン、フルーツ、アイスクリーム。エコノミーだからかな?

フライト時間は3時間45分。食事して映画(フェラーリ)を見終わったら、もう着陸体制。雲の中へ入る。

2023年3月17日金曜日

キーワードは。


到着が21時過ぎだったのでホテル窓からの眺めに気づかなく、遮光カーテンを閉めずに寝てしまい、明るさに目覚めたらこんな眺めだった件。空港ファンや飛行機ファンには嬉しいホテルかも。
トイレに入って便器に座ったら「ヒョー!」となる。温かい!香港ではヒンヤリしてたし、そもそも温かい便座なんて我が家にもない。いちいち驚くアホ。その他「いたる所にコンセント」もあり、日本のホテルはスゴい!

そして館内は外国人がとても多かった。羽田空港隣接という立地だからか(あれ香港?)と言っても通じるような外国人の多さ。(ここから何人が愛媛に来るのかな?)と、彼らが行きなのか帰りなのかも知らずに妄想。
ウィズコロナ時代のインバウンド戦略と戦術、各地で躍起になってるけど、個人的には「強弱、メリハリ、押して引いて」がキーワードと思う。

今年度の海外出張は終了。次は10月に韓国釜山で開かれるBIFFCOMを訪れる予定。
過去3年間、オンライン開催だった香港フィルマート。オンラインでできることもあるけど、やはり「直接会う・交わす」方が情報量が多いし、世間話ができるのはいいと多くの人が思ったはず。松山に帰る!

ただいま日本。


湾仔から香港国際空港まではタクシーで約45分、約400香港ドル。空港は広く見てまわるだけでも30分以上はかかりそうで、気がつけば搭乗が始まる時間。15:05の定刻通りに出発。
香港への行きもそうだったけど、日本行きも満席(外国人の方が多かった)。
機内エンタメでは「エブエブ」があったので振り返り鑑賞。2度目でも十分に楽しめた。

その後は数日間の香港滞在を振り返る。「日本よ、どうする?」的な考えさせられる事柄も多く、その一つに「市場」をどう捉えるか?は大切で「世界と日本」もあれば「実写とアニメ」もあるし「都会と地方」「広さと深さ」「これまでとこれから」など色々あり、一団体や一業界だけの話なのかな?と考えてはウツラウツラしていると「着陸体制に入ります。」とアナウンス!はや!到着予定時刻は20時過ぎなのに、スマホの時計はまだ19時だよ!

実は1時間の時差を忘れていたけど実際に少し早かった。でも、その後が長かった・・・。
一ヶ月前のヨーロッパからはQRコードの視認確認でスルーだったけど、今回は申告申請が求められ、ウェブor紙で登録しなければならず、シニアの方は認証されず怒る人も。最後はゲートで機械による顔認証だけど、入国情報や申告申請情報と合致してないと開かず、足止めされる人も・・・。
(羽田空港併設の空港で良かった・・・)と、誰もいない出発口を歩きながら無事に帰国。
ただいま日本。

2023年3月16日木曜日

さよなら香港!


「トイレが流れません!壊れてしまったようなので修理をお願いします。」と、フロントへ伝えると「大丈夫!メインテナンス中なので心配ありません。」(えっ!?そんな連絡あったっけ?)と思いながら部屋に戻る・・・。
すると別時間に事務局長も「トイレが・・・」とフロントへ尋ねに行っていて、戻るやいなや「18時には元通りって言ってたのに、全く流れん」と教えてくれる。ココは外国、香港。

刺激物を食べ過ぎたからか原因不明だけど、一時的な体調不良になり、薬をもらい休んだら回復。他のメンバーは元気モリモリなのに、なぜか私だけでビックリ。すっかり回復したけど、あれは何だったんだろう?
香港と日本との時差は1時間だから、日本とのオンライン会議も問題なくできた。この調子ならブレンデッドトラベルも問題なさそう。ほんと、働き方は確実に進化してる。

手応えは、更に増え続ける可能性がある映画・映像作品だけど「増え方」には議論の余地があり、約27億円の制作費でも低予算(エブエブ)と言うけど、この規模は超大作の日本。
27億円の1割(2.7億円)の制作費も多い日本、制作本数が多いのはいいことだけど、世界と日本の違いを見せられて、色々と考えさせられたのは事実だった香港。
外に出たら消防車出動だった!

稘棧茶行にて。


「稘棧茶行(KI CHAN TEA COMPANY)」は湾仔地区で品揃えが豊富(100種類以上あると店員さんが自慢してた)なお茶屋と聞いてむかう。
お茶に詳しくないから店に入っても「ハイ!お土産にお茶を探しに来たんだ。」と言える程度。すると、リーダー格の方が「どんな味を探しているの?」と尋ねてきたので「アソーテッド(異なる色々な種類が入った)が欲しいと言うと怒涛のセールトーク(PR)開始!

「どう?見てみませんか?」と壁に並べられたお茶缶から、お茶っ葉を取り出し(写真は確か緑茶)香りを嗅がせてもらう。試飲も勧められたけど時間の都合で香りだけ。とても香りがよく、「これはアソーテッドに入っているの?」と聞くと「入っているわ!」とパッケージを見せてくれる。
お茶には「自然乾燥させた茶葉」「炒った茶葉」「発酵させた茶葉」など色々あり、色々と勧めてくるから「ありがとう!私は
アソーテッドの商品が欲しい」と伝えてPRタイム終了。

12種類の茶葉が入った品を選び、品種も教えてもらったけどウーロン、プーアール、ジャスミンしか思い出せず・・・。
そして(飲み方も教えてもらったのに忘れてしまった・・・)とパッケージを見たら英語と共に日本語表記がされてた(笑)
お土産に買ったので渡しても安心。
「お土産用に袋を各商品ごとに欲しいです。」というリクエストにも応じてくれて
稘棧茶行オススメ。

香港土産紀行。


「香港でお土産を買うなら何がいいかな?」「チャルめら(ラーメン)です!」「チャルめら?なんで?」「日本には無い味がたくさんあります!」「それは面白い!ラーメン好きにはたまらないね!」「パイナップルケーキはどうですか?」「あの、お菓子ね!食べことあるよ!美味しかった」「色々な味がありますから!」「えっ!パイナップル味じゃないの?」「パイナップル味以外にもマンゴー、ナッツなど色々ありますよね!」と参戦するスタッフ。

「お茶はどう?」「いいですね!人気の店が湾仔にもありますよ!」「お茶は日本人にも合うから買おうと思ってます。」「香港のお茶の中にはとても濃いのがありますから、お腹は大丈夫ですか?」「なにそれ?」「油などスッキリ落としますから、お腹が痛くなる人(≒下痢)もいます。」「マジで!?」「時々です(笑)」と香港在住の方、香港出身の方から情報を入手してスタッフらと街へ。

「パイナップルケーキ」を買いに訪れると、その店には「(パイナップルケーキだけど)マンゴー味」がなかった・・・。とはいえ、お渡しする人の顔を思い出しながら購入(*この後、マンゴー味は空港で買えた。)
帰りは2階建てトラムに乗る(3香港ドル/回)。手を伸ばせばネオン看板に届くギリギリをガタゴト走り、湾仔駅で下車。既に21時過ぎだけど派手な看板がギラギラな中心街。
エネルギッシュ香港!

2023年3月15日水曜日

アジアは日本が好き。


政治的な都合で色々と変わりつつ香港だけど、映画・映像関係者は日本が好きで、相談する人ごとに「アイコニック化(象徴、イメージなど)」の日本があるようで、「エブエブ」でも奇抜なヘアデザインにはカワイイなどの象徴「原宿」で買った品々が登場しているとのこと。ちなみに衣装を担当したシャーリー・クラタは日系人。
話が逸れたけど、日本のポテンシャルは外国人にとって底なしの魅力のようで、地方は「原宿、秋葉原、京都だけじゃないよ!」と言いたい。

そんな日本の2歩も3歩も先を行ってるのが韓国で、撮影誘致支援や映画産業が国家プロジェクトだからスゴいの一言しかでない。
10月に韓国・釜山で行われる釜山国際映画祭(BIFF)の責任者が訪れてくれて10月に行くことになったけど、日本だって今年20周年の東京国際映画祭(TIFF)があるから、併設するマーケットで存在感を示したいのがFCとしての狙い。
日本で撮影をしたいアジア作品は多い。

日本での撮影で急務なのは「言語対応」と「撮影中のフォロー」だけど、言語対応は改善されてきたけど、「撮影中のフォロー」は途上で、特に信仰による食文化、生活習慣などは受け入れる地域の理解と協力がないとできず、撮影自体じゃないか・・・と痛感(いや、細かく言えばアジア圏には脚本があるような、ないような作品もありその場調整は大変!も経験済)。
でも、多くは日本での撮影を考えているわけで。

会えない人たちと。


日本ではなかなか会えない人と会えるのがマーケットのいい所。訪れていた人が俳優だったり、目の前では企業のCEOや政府関係者など、いかにマーケットを産業やエンタメの「ハブ」として意識しているかがわかる。
香港FILMARTには台湾、韓国などアジア圏のフィルム・コミッションや関係者が出展してるけど、実は中国には「フィルム・コミッション」が存在しない。だから説明に苦労する場面も。

「いやぁ、久しぶりじゃないか!」と声をかけてくれたのはTIFFCOMの椎名CEO東京国際映画祭の安藤チェアマンと訪れてくださる。お二人とも日本では会えない方。
「お元気そうで!」「あぁ、元気だよ。FCの可能性は色々とあるんだから、TIFFCOMとも連携しようよ」と相変わらずの気さくさ(笑)。「今年のTIFFCOMは20周年なんだよ、新しい会場になったし、考えておいてくれよ」と熱々のラブコール。何ができるかな?

夜はレセプションパーティーに招待され、再び椎名さんを囲む。同じ方向(日本の映画映像産業の振興など)を見ているけど、それぞれ独立した組織だから普段は各自のミッションに追われる日々。
だけど、いざ!と言う時に相談や連絡ができる人がいるか?は責任者として大切。面白がってくださり、ありがたい存在(と、言っても20歳も年上の大御所ですが)。