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2021年10月25日月曜日

印象が変わる話。


高尾山へ登る、下りる一つの3号線は、舗装されていないクネクネ道で段差も多く、道幅も1m未満の所もあり、足を滑らせたら滑落して大怪我間違いなし!の場所もある道。1号線などと比べると人通りも少なく、たまに行き交う人とは道を譲りあう。その時「失礼します。」と言う人もいれば「ごめんなさい。」という人もいて、つい私も「いいえ」とか「どうぞ」とか返答してしまったけど、子どもは違った件。

「あっ!人がいるよ、お母さん」と、黒づくめの男性一人が手ぶらで山道を歩いているのは不審だよね・・・と、思っていると、通り過ぎる際に「ありがとうございました!」と子どもが言ったので反射的に「行ってらっしゃい」となる。(素直に“ありがとうございます“ でいいな)と思い、以後、駅に着くまで離合の際は「ありがとうございました。」と、声を出す。とても気持ちが良かった。

ビックリする話を聞いた時、相手に「ウソー!」と言い返す人がいるけど、幼少期に「ウソと否定してはいけません。ホント!?と言いなさい。」と祖母が教えてくれたことを思い出す。とても小さく、些細なことだけど、受け取る相手の印象が変わる話。オンラインが日常化して、やたら丁寧で必要以上にへりくだり、遠回しな表現が多くなったと思う昨今、素直で優しい日本語を知る。

2021年4月23日金曜日

映画館にて。

今更過ぎですが、映画館の会員になりました。参考までにTOHOシネマズは一般鑑賞代金が1900円(高い!)、シニアデー・ファーストデー・レディースデーは1200円。これまで2200円だった夫婦50割引は2400円、映画の日の12月1日は変更なく1000円。イオンシネマはドコモチューズデーという会員になれば火曜日は1100円。イオンカードを持てばいつでも1000円(同伴者も1000円)、一般鑑賞代金が1300円って本当?疑ってもしょうがないけど。

シネマサンシャインは一般鑑賞代金は1900円、シニアデー・ファーストデー・レディースデーは1200円、夫婦50割引は2400円だけど、アプリをダウンロードしたアプリ会員は毎週木曜日は1100円とお得に感じたので会員になる(ちなみに6回(計6600円)見たら7回目は無料鑑賞とのことだから1本あたり943円ということ)。平日日中に行けば客も少なく感染リスクも低く、そもそも仕事の一環だから、と自分に理由をつける。

何を鑑賞したかは火曜日までお預けとして、映画館って飲み物やポップコーンなどの売上が重要で味が2種選べるポップコーンLサイズ+Mドリンクが2個で1250円。Lドリンクが一つだと1000円。最も安いポップコーンセットでも700円(Sサイズポップコーン+Mドリンク1個)。映画の鑑賞代金と同じなので手が出ないけど、映画館が持つ独特の空気感が好き。
2021年は目指せ年間8本鑑賞!(既に2本鑑賞)

2020年12月3日木曜日

心のビタミンチャージ。

館内は撮影禁止のはずなのに、目の前で女子大学生と思われる2人が壁際に置いてあった透明のイスを動かし、もう一人は撮影アングルを模索中。(えっ!?)と思い、声をかけようとしたら「館内は撮影禁止ですー!」と紺ブレザー&灰色ズボンの関係者が小走りに通り過ぎて注意。女子二人は悪びれた様子もなく、何事もなかったようにスタスタ立ち去る。そう言えば「ミュージアムショップ」「スイミング・プール」でも似たような光景だった。

2019年度の金沢21世紀美術館の入場者数は233万人、2018年度に258万人の過去最多を記録したわけだ!と思うほどの大混雑(平日の昼です)。ちなみに愛媛県美術館の2018年度入館数は37万人だから約7倍。年間300日の営業とすると21世紀美術館は8600人/日。愛媛県美術館は1233人/日。「オーバーツーリズムなんです・・・。」と担当者が言うのもわかる、館内の長蛇の列は「スイミング・プール」の地下(水中)に行きたい人の列で「待ち時間は2時間」と言われましたから・・・。

展示作品は見た目の分かりやすさ(球体とか楕円形とか文様など)とは裏腹に複雑な意図があるようで学芸員に聞くと説明してくれて面白い。その傍で「カワイイー!」「ナニコレ?」などの声をあげて若いカップルなどが入ってはすぐに立ち去る。そんな声の響や風に布の作品が揺れる。作品の見方は人それぞれでOKと思いつつ、学芸員と顔を見合わせた心のビタミンチャージ時間

2020年8月31日月曜日

映画から学ぶ

第二次世界大戦の終戦から20年もたたないうちに、日本ではこういう映画が作られていたんだと「妖星ゴラス(1962)」「海底軍艦(1963)」をアマゾンプライムで鑑賞、日本映画勉強中。20年前と言えば2000年、ほんの少し前と思いたい所だけど戦争で焼け野原のイメージが強い中でこれだけの娯楽作品を作っていた映画人に敬意をいだく。宇宙船の操縦席に潜望鏡があっても、海底人の容姿がゴーグル丸出しの海人に見えてもいいじゃないか!

CGもフィルム・コミッションもない日本で、今では考えられない短いスケジュールで撮影をした円谷組の知恵と工夫、そして本多猪四郎監督はスゴいと思うわけです。当時は調べることにも限界があり、あのような世界観や怪獣、海底軍艦などは全て想像の賜物で創意工夫の塊だったと思うと日本映画も面白い!と違う見方をしてみる。それにしてもエキストラなどは島民総出だろうか?

日本を含む世界の撮影現場は今、制作側、演者側を問わず大変革に突入していて、昨日まで行われた香港FILMART(国際映画マーケット)はオンライン開催。ベルリン映画祭では男優賞・女優賞を廃して俳優賞に統一、フランスでは環境に配慮された循環型撮影が始まり、各地の撮影現場では衛生班による衛生管理が常態化。世界中で激変している様子は「フィルム・コミッション直送便」で書くつもり。

2020年6月28日日曜日

ひとりキャンペーン。

最後はご褒美に「ひとりGo to 映画キャンペーン」の実施。ジブリ作品が公開されたと聞くも(あれ?一番お気に入りの「紅の豚」がないぞ!)と思いつつ、「千と千尋の神隠し」と「もののけ姫」で迷い「もののけ姫」を選択。1100円で大画面&音響の良い空間で観れるならお得。ただ意外と席が埋まっていてビックリ!と思ったら「前後左右に1席ずつ空けて着席」とのことで劇場内の感染拡大防止策。

1997年の公開から23年経ち、時代が流れ価値観が変わるとこうも受け取り方が違うのか?と驚く。とかくジゴ坊の言葉が沁みたのは歳のせいか(涙)。「戦、行き倒れ、病に飢え、人界は恨みを残した亡者でひしめいとる。タタリというなら、この世はタタリそのもの」「天地の間にあるすべてのものを欲するは人の業というものだ」。そう言えば、これらの言葉は敬愛する「ねずみ男」も言っていた・・・。

感想は「やはり大画面の迫力と臨場感ある音響は家とは違う」と。当時はアシタカの年齢に近かった(?)はずだけど、今やジゴ坊の年齢に近い。「いやぁ、参った参った。馬鹿には勝てん」はまさにその通りで、実直な姿は、こちらが恥ずかし眩すぎて見れないもんね(老眼もあるし)。東京滞在用にアプリを入れたものの、最後に思い出し(もしかして!)たものの「陽性者との接触はナシ」で愛媛に戻る。

2020年6月3日水曜日

映画はスゴいと。

コンテンツの強さの話。上映再開というニュースに安堵したものの(何を上映するんだろう?)と不思議に思ったり。調べてみると新作も公開されているものの「旧作」も公開されていたことを知る。そして旧作の威力を知る。5月の新作公開作品はBEST30で1本のみ、それも「心霊喫茶「エクストラ」の秘密」という作品(この作品、6ヵ国で21冠という受賞実績)。英名は「The Real Exorcist」と言うのね。

本題はそこじゃない!白黒版が公開された「パラサイト」が計46億円を突破。アマゾンでも観られるとのことだけど新しい観客を取り込もうとする姿勢がスゴい・・けど、2019/7/19に公開された「天気の子(興収140億円)」は45週経っても再上映中と思ったら2017/7/28に公開された「君の膵臓を食べたい(興収35億円)」は148週経った今でも再上映中、熱心なファンに支えられているのだろうと推察。

しかし!更に驚いたのは「君の名は(2016/8/26公開:250億円)」は196週経った今でも再上映されていること、そして最後は「シン・ゴジラ(2016/7/29公開:82億円)」が200週経った今でも再上映中なこと。わずか2週間で上映打切りの映画もある中で200週経っても上映されるなんてスゴいの一言。その中でも「天気の子」「君の名は」だけで390億円って、どういうこと?

2020年5月7日木曜日

知らなさすぎで猛省。

4月7日に緊急事態宣言が発令してから丸1ヵ月、この間に自宅鑑賞した映画などは31本以上。1日1本を目標にコツコツと観る(この調子で腹筋や腕立てもすればいいのに・・・と思うけど、それはできない・・・)。ちなみに我が家はAmazonPrime、NetFlixにも入っていたけど今はPrimeのみ。1ヵ月観た感想は?と問われたら「作品の存在を知らなすぎる!」と言わざるを得ない・・・。

ドキュメンタリー好き、なおかつ現代美術好きなので「バンクシー・ダズ・NY」を観たら「第83回アカデミー長編ドキュメンタリー賞ノミネート」で「バンクシー初監督作品」と聞いたら観ずにはいられなかった「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」は、バンクシーの作品と同じテーマである“虚構の価値”が創り上げられていく過程が虚構で面白い。(主人公の才能の無さには笑いが出る)

一部で話題になった「東京ラブストーリー」のリメイクは、眩しすぎて痒くてて観れなかった。広島が舞台のご当地映画「恋のしずく」は、こういう設定、流れは安心して観れる。予想外に面白かったのが「映画版・深夜食堂」、てっきり「孤独のグルメ」と同じスタイルかと思ってた。そしてスタジオ撮影だから美術、大道具・小道具さんの細部にわたる世界観の出し方(汚れ、傷、設置物など)に唸ったり。