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2025年5月19日月曜日

ただいま愛媛。

瀬戸内海に映った夕陽がきれいだった。

ハプニングから始まり、ハプニングで終わるという強烈なエピソード満載だった「隠岐諸島西ノ島」でのワーケーションは、他にも「こぼれてしまったエピソード」もあったので備忘録。

リゾ隠岐ロザージュの前には「弁財天(通称:弁天さん)」が祀られていて、昔からこの一帯は弁天鼻と言われいて、地元では弁天さんと親しみをもって呼ばれているとのこと。

そんな弁天さんに海岸の石に願い事を書いてお供えすると、その願いは叶い、再び訪れて供えた石を海岸に戻すと願いは永遠になるとのこと。
ならば!と海岸で石を拾い願い事を書いて供えたことは言うまでもなく、永遠を願うなら、もう一度来なくちゃ!

毎日の朝散歩では、途中にあった「橋乃里神社」でお参りするのが日課となり、辺りが静かな中で祀られている「スサノオノミコト」に願い事ばかりしたのだけど(笑)、「橋乃里神社」の宮司さんの名前を見たら、松浦道仁と書いてあり、(あれ?どこかで見た名前だけど・・・)と思ったら、焼火(たくひ)神社の宮司の松浦さん(社務所の廊下や板間を掃除させてもらった)だった!

リゾ隠岐ロザージュでは「宿提供、まかない提供」の他に「大浴場」も利用でき、10日間連続で大浴場に入ったのは、18歳で東京を出てから生まれて初めての経験と思い返す。
毎日、一日の終わりを大浴場で締めるって最高な気分で、湯上がり後の潮風が気持ちよかったこと。

西ノ島の島民は基本的に全員が優しくて親切。
それは間違いないのだけど、その優しい親切心が時に溢れてしまう島民もいるようで、自分の車に訪れた人を乗せて観光ガイドをしている人がいて、ボランティアであればいいのだけど、お金をとったらアウトという状況を目の当たりにする。

松山空港に着陸する際の瀬戸内海がとてもキレイだったこと。
ただいま愛媛。
弁天さんに願いを書いた石を供える。

2025年5月18日日曜日

自分が利用してみると。

機能的で無駄のなかった部屋。

リゾ隠岐ロザージュでは毎日、チェックイン後の部屋清掃をしていたから、“そんな目線”が「ホテルここ」でもいってしまい、比較してしまう(爆)

(ホテルの種類が違うから当然だけど)部屋の大きさはリゾ隠岐ロザージュの方が4倍ほど大きい。だからといって「ホテルここ」がダメではなく、無駄がなくコンパクトなつくりがいい。
個人的な視点で言うと、テレビが足元の壁に設置されていたのは良かった。

ベッドシーツも掛け布団も枕もピシッ!と整っていたし、ゴミ箱もキチンと並んでいた。
電気ポット、ドライヤー、館内案内、wifi案内、ティッシュケースなど全てが揃っていたけど、それらがテーブルの上に全て置いてあったのはスペースに限りがあるから、そこは理解の上。
だからPCを広げる際は物を動かして作業用スペースを作る必要がある。
個人的には陶器製の大きめなマグカップ、ガラスコップは利用者視点からはいい印象!

浴室は洗面所と浴室が一体化しているユニットバス。
特に可も不可もなかったけど、トイレ掃除も毎日したので(ほっ〜、こうしているのか?)と、これまでの利用者視点ではない所を見てしまう&学ぶ。
そして、トイレットペーパーの端が△に折られていたので、つい使用後に△に折ってしまい(あぁ、違った・・・)と思うも、そのままにしたり。

翌朝。使用タオルなどを浴槽におく。ドライヤーも使用後はコンセントを抜いた。そして、使ったボディソープ、シャンプー、リンスを定位置に置き直す。
ちなみにリゾ隠岐ロザージュでは壁に設置してあったので、あれは便利と思った。

テレビのリモコンも定位置に置き、ゴミ箱も確認。ティッシュでテーブルの上を拭いて最低限のことはした。と、言うのも・・・。

「それはそれでありがたいけど、掃除の仕方はホテルごとにあるから、チェックアウトの時は“そのままでもOK”なのよ。」とマスターの言葉を思い出したから。

これまた予想外の朝。

全14品の朝食、おばあさまが一人で作ってた。

HOTELここに到着してチェックインしようと最近多い非接触型機械で必要事項を入力すると、「ご予約がありません。」と表示される・・・。
フロント鈴と鳴らして出てきたスタッフに「予約がないと表示されました。」と伝えると「当日予約だったのでこちらでどうぞ。」と紙対応だった、セーフ。心臓に悪い。

部屋に入った途端、ドッと疲れが出てベッドに横たわり、テレビをつけたまま居眠りをしてしまい、ドドッッー!と激しい音で起きたら「紅の豚」が放送されていて、つい見てしまう(実は好きな作品)。
見終わり再び、就寝。

朝、目覚めて、朝散歩に行こうと思うも疲労感が抜けなかったし、(今日は松山まで帰るから1万歩は行くだろう)という目星もついたので中止。

腹減りだったので朝食へと思うも、これまで数々のビジネスホテルと同様、ソーセージ、スクランブルエッグ、ミートボール、ハム、ポテトサラダなどだろうと思ってたら、14品(目玉焼き&キャベツ、マカロニサラダ、カボチャ煮、漬物、納豆、明太子、ちくわ、キンピラ、佃煮、焼き魚、ほうれん草のおひたし、ひじき、フジツボの味噌汁)の朝食だった!

想像を超えていたので「すごい!美味しそう!」と声を出してしまうと、「ほぼ、島のモノなんですよ。」と教えてくれるスタッフ。
特に「フジツボの味噌汁」は初めてで、出汁が濃く出るということで、お代わりをしてしまうほどの美味しさだった。ちなみに中身は食べない。

そこから「今日はレインボーが欠航と聞いて、昨日のうちに来たんですよ。」「“ここ“は3年目になります。」などの会話が弾み、食後は豆を挽く所からのコーヒーまで!

予想外の朝食に大満足で、お礼を伝えると「ぜひ、またお越しください。」とスタッフ。
ほんと、人に紹介しても満足するはずの朝食だから、こうして発信!

2025年5月17日土曜日

再び齋藤さん登場!

シケの影響で強風の中で記念写真(笑)

西ノ島へ向かう初日のハプニングで予定が大幅に狂い、隠岐の島めぐりを強制終了しなければならず、申し訳なさでいっぱいだった齋藤さんと10日ぶりの再会!
予定通りの帰り行程だったら会えなかったけど、予定が急遽変更になったことで再会というご縁。

隠岐の島めぐりは私が水木しげる好きということで「水木しげるのルーツ巡り」になり、「水木しげるロード」のような妖怪たちの銅像がある場所を車で走っては下りて確認。

でも、走っている道と水木しげるとの関係は何?と思うのも当然でフツーな道を走る。
変化があったのは隠岐の島の最北部の「武良(むら)」という地域に入ると「水木しげるのゆかりの地“武良(むら)”へようこそ!」と言う看板を複数見かける。

結論から言えば、水木しげるの本名は「「武良茂」。
公式では大阪府大阪市出身、鳥取県境港市育ちだけど、実は隠岐の島の「武良(むら)」地区は、水木しげるのルーツに繋がっているかも・・・とご本人も気にかけていたそうで、水木プロなど関係者からも了承されて、「水木しげるロード」の延長を隠岐の島までという話。
ちゃんと、銅像まで建てられた。へっー、全く知らないエピソードでした。

で、知らず知らずのうちに隠岐の島の北部まできていて「ランチにしましょう!」と齋藤さんが連れて行ってくれたのは「さざえ村」。
「さざえ」と言えば鬼太郎では「さざえ鬼(さざえが300年間生きると妖怪になる)」が有名(さざえ鬼は鬼太郎の妖力欲しさに鬼太郎を食べるが結局、やられてしまう・・・)。

齋藤さんは「さざえカレー」、私は「さざえが丼丼が丼」という変な名前の「さざえ丼」。
美味しかったのは言うまでもないけど、特記事項は食後に食べたさざえ村オリジナルの「藻塩ソフトクリーム」が美味しくて「おいしい!おいしい!」と食べていたら、店内にいた他の客10人以上が「私も藻塩ソフトクリームを!」と、さざえ村の売り上げに貢献できた件(笑)

店内にいた他の客10人以上が頼んだ「藻塩ソフトクリーム」

緊急事態!西ノ島を脱出せよ【後編】

写真は別日の青空模様。別府港から菱浦港へ。

(初日に購入したレインボー(高速船)の往復券は、帰りのフェリーに交換できるのかな?)と、尋ねると「大丈夫!」とのことだったので一安心。

次、(宿だ!今晩の夜はどこに泊まろう?)と調べると、楽天トラベルの一番上に表示された宿を見ると「満室」、次の宿はフェリーターミナルから遠かった、そして三番目の宿が「ゲリラセール」なる表示で当日予約で少し安く、そしてフェリーターミナルからも徒歩3分とのことで、調べることせず予約!これで一安心。

次。トイレ掃除、洗面台掃除、掃除機がけ、ゴミ集め、布団シーツをはがし、これまでOJTで学んだことを自部屋で実践(笑)。
片付け終えて、出発準備も整え、周りは仕事中だったので挨拶もキチンとできぬまま、シマモトさんがフェリーターミナルまで送ってくれる。
シマモトさんだけには「数々のまなかい美味しかったです!」とお礼を言えてよかった!

ターミナルに到着すると、リゾ隠岐ロザージュで昼食を食べていた団体客がいて、添乗員は相変わらず奔走。そして、作業着姿の方なども続々やってきた。
ほんと、誰も予想しておらず、明日帰れない&来れないとなると前日行動になるんだ・・・と知る。

そこへ一通のメッセージ通知。送り主は隠岐の島在住の友人、齋藤さん
「泉谷さん、明日お帰りでしょ?空港まで送りますよ!」の内容に感謝を伝えつつ、「実はシケでレインボーが欠航になると分かり、前倒しで隠岐の島に行くので、昼食でもどうですか?」と誘うと「じゃあ、初日のリベンジですね、案内しますよ!」と、これまた予想外の展開になる!

隠岐の島行きのフェリーに乗船。
(フェリーも意外と揺れるのね)と、シケの前触れを感じながら90分かけて西郷港に到着。外は大雨。

足早に宿を探して(おぉ!ここだ!)と辿り着いたのは「ホテルここ」というこぢんまりした3階建てのホテルだった。ゴ〜ル!

2025年5月16日金曜日

緊急事態!西ノ島を脱出せよ【前編】

リゾ隠岐ロザージュでの最後の“まかない”。トンカツと私だけ大きな生カキ

仕事最終日は雨。
「泉谷さん!明日の帰りは朝ですよね?」
「はい、7:40発のレインボー(高速船)です。」
「あぁ、明日のレインボーは出ないですよ。欠航。なぁ?」
とイトウ支配人とシマモトさんが外で話している最中に20歳の先輩ミッキーが到着。

「と、言うと?」
「レインボー(高速船)は波で欠航するので、明日は強風で海が荒れるから隠岐汽船も出さないでしょうね。」
「あらっ!」
「今日中に西ノ島を出た方がいいですが、出れますか?」
「えぇ、それは大丈です。」
「じゃあ、17:05のフェリーで出ましょう。16時に出発ということで、仕事を終えたら片付けに入ってください。」
「あっ、はい。分かりました。これって、まさかの幕切れ?」と隣にいたミッキー先輩を見ると、キョトン顔のミッキー先輩。

仕事の最中に「お見送りしようと思ってたのにな・・・」とミッキー先輩。
「まさかね、こんな突然の幕切れなんて思ってもみなかったよ。最後の大浴場も最後のシマモトさんの“まなかい”もナシなんて・・・。」と、笑うしかなく。

そしてリゾ隠岐ロザージュでのワーケーションが(突然)終わった。
キッチンへ行くとザワザワしていて、チェックアウトの時間は過ぎているのに何事か?と思ったら団体客の昼食が準備中で、団体客も明日、レインボーで帰るはずが欠航予定に、スケジュール変更。私が乗るフェリーに乗船、その前の食事とのこと。

添乗員さんが奔走していて(突然の変更は対応が大変だなぁ・・)と眺めていたら、「昼食できましたよ!」とシマモトさん。

出てきたのは「トンカツ定食」。そして、私だけ、西ノ島産のカキ。
「最後の食事だから食べてって!」とシマモトさん。
そこに対応に追われるイトウ支配人きて「ぜひ!食べていって!」と労いの言葉をいただく。

やりたいことは、今すぐにやれ!


海士町の菱浦港で、西ノ島の別府港行きのフェリーを待っている間、待合室の一角に本棚があり、見ると「やりたいことは、今すぐにやれ!/著:有川真由美(2015)」というタイトルが目に飛び込んできた!

(おぉ!今、まさに“その最中です”)な感じで、読み始めると以下のような前書きが。
やりたいことがあるなら、今すぐやったほうがいい。
あなたがやりたいことを「いつか、そのうち」「時間ができたら」と先延ばししては、叶えられるものも、叶えられなくなってしまうでしょう。
今やらないことで、どんどん腰は重くなり、どんどんやりたいことの実現は遠のいていきます。
「やりたいことなら、やればいいしょう!」と実現するのが当然のように「今すぐに」取り組んだ人だけが、思った以上に簡単に、思った以上に早く、思った以上に素晴らしい未来を手にいれることができるのです。
「やりたいことを、今すぐにやる」それは、自分を幸せにする習慣でもあります。
まわりに流されるのではなく、自分のこころに忠実に生きることで、あなたは一つの思いを叶え、たくさんの喜びと自信を積み重ねて自分自身を生きていると、実感できるようになるでしょう。
あなたが自分の人生を大切にしたいなら、最後に「あれをやっておけばよかった」「あの夢に挑戦すればよかった」と後悔する生き方はしてほしくないのです。
ほんと、その通りと共感の嵐で、一息ついていると「失礼します。」と本棚に近づく女性がいて、???と思ったら棚の本を入れ替え作業をしたい司書さんでした。

「お邪魔ですか?」と尋ねると「いえいえー!読んでくださり、ありがとうございます!」となり、「やりたいことは、今すぐにやれ!」は残される(笑)
聞けば図書館にある10年ほど経った本の活用に菱浦港で貸出をしているとのこと。
いい試み!

思い出したのは・・・。
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?(もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは、本当に自分のやりたいことだろうか?)。
故スティーブ・ジョブズの名言

こんな所で考えさせられていたら、もうフェリーの乗船時間で、大急ぎで写真を撮って自転車置き場へ!

2025年5月15日木曜日

三郎たちに会えず。

海士町からの眺めは最高でしたが。

結論から言うと、私がキチンと調べていなかったから。
「風と土と」の阿部さんとのランチ後は、海士町の魅力資源の探索に。
事前に観光案内所を訪れていて観光地図を見ると、まず目に入ってきたのが「七尋女房岩(ななふろにょうばいわ)」というフキダシで、「水木しげるさんも感じた妖怪スポット。

お化けが姿を変えたという巨大な岩」という説明にキタッー!となり、「七尋女房岩へ電動自転車だとどれくらいかかりますか?」と尋ねると「約1時間です、海士町は東西は平地が多いですが、南北は峠が多いです。」と言う説明を聞いて2時間後にはフェリーに乗らないといけないので断念。

また地図を見直すと「三郎岩」という菱浦港沖にある海と風で侵食された3本の岩柱で、見事に大・中・小な大きさだから「太郎・次郎・三郎」岩とのこと。
今の時代なら女性名でもアリということか。

ココに行こう!と改めて窓口に尋ねると「この辺りなら40分です。」とのことだったので完璧!
道中に「隠岐神社」という鎌倉時代に後鳥羽上皇が海士町にやってきたことを受けて祀った神社にお参り&おみくじ引く。

その後もガンガン電動自転車を漕いで、途中行きすぎたり道を間違えながらも、隠岐独自の神様で、家内安全、領土・領海防衛、縁結び、安産の神様で信仰が厚い「宇受賀命神社(うづかみことじんじゃ)」までたどり着く。

「よーし!三郎岩までもう少し!」と気合を入れて見晴らしの良い所を目指して登り坂をあがってゆく。

両脇は濃い緑に覆われた道だけど、時々パッ!と開けて海が見えて眺めがいい!
(三郎岩が見えるのは次に開けた所かな?)と漕ぎ続けていたら下り坂になり、アレ〜!とそのまま沿岸部を一周してしまい、三郎岩は見れなかった。

展望台も見晴らし台も無かったよな・・・と、観光案内所に戻り、説明をもう一度見ると「海中展望船あまんぼうに乗って間近に体感するのがおすすめ!」とのことで、ナンジャイ!となる。
西ノ島へのフェリーからも「三郎岩」は見えず・・・。

隠岐諸島でしか買えない。


写真左上から時計回りに紹介すると「あまのーら」は、海士町で製造された玄米グラノーラ。特徴は海士町の玄米、国内産小麦粉など“ご当地産”にこだわったamanola PROJECTの商品。

「島のハーブティーふくぎ茶」は、海士町の島民に古くから親しまれているクロモジ(=ふくぎ)の枝と葉をブレンドした健康茶。海士町の社会福祉法人が製造。

「海士町銘菓白波」は、海士町で創業70年以上の「常盤堂製菓舗」がつくっていたものの、事業継承者がおらず廃業の危機に若い移住者たちが事業を継承してリブランド化した商品。

「海士町銘菓白波」の上に乗せたのは、「隠岐神社の開運招福お守りおみくじ」。
中身は12種類の開運招福アイテムが入っていて、引き当てたのは「だるま(忍耐・人望・福徳を授ける)」だった。

西ノ島にある焼火神社名物「焼火山(たくひさん)みやげ」はおこし。
それも“大阪名物”と書いてるけど、
焼火山の名物お菓子。「ココのおこし、美味しいのよ。」はハウスマスターのマエイタさん。港にも売ってた!

「さざえ最中」は10年前に感動した隠岐の島の名物。
色々な取材に対応済みですっかり有名に。そのまま食べても美味しいけど、パッケージの裏に書いてある「つぼ焼き最中」にすると香ばしく、おいしさがUPする。

今回、購入(いただいたモノもある)したモノ、特に海士町の品は「ココでしか売っていない品は何ですか?」とお店のスタッフに尋ねて買ったモノ。
独自の流通網を持たず少量生産品を選んだつもり。次に海士町へ来る機会なんて、いつか分からないから、ここぞとばかりに買い求める。これも学び。

どのおみやげにも共通しているのは「エピソード」があること。
これは大量生産、大量商品のおみやげにはないから差別化の一つ。

2025年5月14日水曜日

“マニア”でも“推し”でもないのに。

アプローチが長い宇受賀命神社

あれ!西ノ島では「焼火神社、橋乃里神社、由良比女神社、国賀神社、黒木神社」、海士町では「隠岐神社、宇受賀命神社」に行ったのか!
と、振り返って思ったのは、私は神社仏閣マニアでもなく、推してもなかったから!

なのに、なぜ神社巡りをしたのか?と、問いを立てると、島の観光情報を調べたら、観光地のほかに神社仏閣情報が多かったから・・・が理由。
ちなみに西ノ島町、海士町に城はない。

マニアでも推しでもないから、神社を訪れても御朱印などに興味がなく、お参りする程度。
そう言えば2月に7日間過ごした和歌山県紀の川市でも「粉河寺」に7日間、朝散歩でお参りしたし、西ノ島でも「橋乃里神社」に10日間、朝散歩でお参りした。

これらの自分の行動は一体何なんだろう?と思うと2つ思う節があって。
(1)慣れない土地で自分なりのルーティンを確立して安心感を得たい。
(2)誤解を恐れずに言うと、観光地や神社仏閣しか目ぼしい所がない。

(1)は見知らぬ土地を知りたいという好奇心もあり、てっとり早く知るには地域に根付いた場所(=神社など)がよく、自分の習慣に取り込むことで親近感を味わいたいという思い。

(2)は悪口ではなく地域を知る学ぶ資源として有効だけど、エンターテイメント性が少ないから、興味が分かれるという意味。
エンターテイメント性が少ない代わりに重厚な歴史、古からの悠久なエピソードが多いことを添えておく。

マニアでも推しでもない場合、期待したいのが「そこのエピソード(≒由来)」で、訪れる先々で必ず読んでた。

そこで関係者にお願いなのは、歴史やエピソードを正確に伝えることは大前提だけど、漢字が多くて読みづらく、当時の事情を知らない素人には人間相関も分かりくい。
そもそも、紹介文章が経年劣化で消えたり、剥がれていたりもあった。修復希望!

そんな中「後醍醐天皇脱出めぐり」という切り口は面白く、「絶体絶命!古の脱出ルートを追体験」というコピーも良かった。

古の昔話だけど、古のままお堅く伝えるではなく、現代に分かりやすく超訳することで、受け手はイメージしやすくなる好例。

結局、古い新しいに関係なく、「エピソードがしっかりある場所に人は行き、その筆頭が古から現代まで続いている神社仏閣なんだ。」という結論にたどり着く。
違うかな?
隠岐神社

2025年5月13日火曜日

海士町で阿部さんと。

海士イカの甘辛炒め

海士町に愛媛県出身の方が移住して地域づくりなどをされていると知り、連絡すると「会いましょう!」と快諾いただいたのが「(株)風と土と」代表取締役の阿部裕志さん。

その阿部さんが予約してくださったのが「島の恵みと発酵ビストロ きくらげちゃかぽん」というお店。
素敵なお店で、どれを頼もうか?メニューから選ぶのに時間がかかったけど、海士イカの甘辛炒めを選択。

阿部さんとは初対面だったけど、接点を持つ愛媛人たちに知り合いも多く、お会いできて良かった!が素直な気持ち。
それは、海士町に移住してゼロから始められてご苦労も多かったからこそ、「自負があります。」とキッパリ言える人は少ないし、カッコいい。

企業研修と出版が主事業で出版に合わせてドキュメンタリー映画も制作されたというバイタリティ溢れる話が面白くて、阿部さんとの写真を撮り忘れる失態・・・。

ご自身の会社に名付けた「風と土と」にも意味を込めていて、「風の人と土の人が共に風土を創る」が社是のようで、外からの人&地元の人とで耕す新しい地域と言う感じかな(時に破壊と創造に近いかも)。
言われてみれば、ココ大も「いよココロザシ大学」と決めた時は“一人一人が志を持てる愛媛に実現”的な意味合いをもたせたっけ。

また、海士町の活性にも気概があり、その源には一人ではできないことを最初からご理解されていて、同じ方向を向いている仲間をコツコツと増やしていった最初の10年だったかな・・・とお話しされてたのに納得。

と、話が盛り上がる中で私の「海士イカの甘辛炒め」がテーブルに、阿部さんは「生姜焼き」。
おいしくいただきながらの談笑は、アッ!と言う間に終わり、阿部さんは帰って行った。
写真を撮り忘れたけど、どこかで再会できるしょう!

2025年5月12日月曜日

どう見てもカメ。

魅力資源は見方によってさまざま。

誰が名づけたのか「ローソク岩」。
国賀海岸に立つ奇岩で、約40mほどの高さがある鋭く尖った岩。
春と秋の年2回のタイミングで夕陽がローソク岩の先端に沈む時に灯のように見えるから「ローソク岩」とのこと。

でも、それだけではなく(上手だなぁ)と思ったのは、岩場から見れば「ローソク岩」だけど、海上から見ると観音様のように見えるから「観音岩」とも言われている。

PRとしては、一度で二度おいしく、なんなら新たに違う角度から見たら「指先岩」とか名づけてもよさそう。ゴメンなさい。

でも更に誰かが気づいたことがあり、ローソク岩がある国賀海岸から、もう一つの名所「摩天崖の断崖絶壁」までを遊歩道(約2.3km)として整備することで、訪れる目的を2倍増にしたこと。

国賀海岸から摩天崖、もしくは摩天崖から国賀海岸と、異なる魅力資源を結んだことで、どちらかに訪れた人は必ず両方行くという演出。実際に私も両方に行きました。
スゴいアイデアだけど、残念ながら摩天崖にも国賀海岸にも売店などはないからお金は落ちない(涙)

そんな素晴らしい魅力資源に大勢が押し寄せていた中で、通天橋というアーチ型に侵食された岩が橋のように見えるというポイントに辿り着いた時、一目見た時から(カメだ!)と思ってしまい、通天橋の説明が全く入ってこなかった。

どう見ても巨大なカメ、それもゴツゴツしていて怪獣のよう。
口を開けているように見えるし、目に見える凹みもある。首から甲羅にかけても見えるし、どうして「カメ岩」と名づけないんだろう?と思い、宿に戻り、20歳の先輩ミッキーに見せると「カメですね。」と太鼓判をもらう。

地域資源、上から見るか下からみるか横からみるか?

細いのがローソク岩。またの名を観音岩。

2025年5月11日日曜日

裏切られる。

6品+白米=1,000円(税込)

西ノ島町テレワークオフィスでの作業ははかどり、ToDoリストをどんどん消化していく。
すると気づけばお昼前で(そう言えば使用時間は12時までだった・・・)と思い出すも、1日400円(1時間でも400円)の使用料を思い出し、「延長利用はできますか?」と、受付に尋ねると「はい、大丈夫です。」との返答だったので「じゃあ、延長で。ちょっと食事をしてきます!」と、建物を出て30歩余りの所にあった「軽食あすか」へ行く。

のれんをくぐり、引き戸を開けると店内は想像以上に広く、12時過ぎでお客さんは10人以上、それも学生からシニアまでの老若男女。

窓際の席に座り、従業員が水を持ってきてくれたタイミングで「初めてなんですけど、オススメは?」と尋ねると、壁を指さして「アレが日替わり定食です。」と「わがとこ定食(1000円/税込)」なるメニューを教えてくれる。

「じゃあ、それで!」と伝えると「はい。わがとこ一つ!」と奥の厨房へ伝える従業員。
私の後にも数組入ってきて、漁港が目の前だからか漁港関係者、そしてお爺さんも多かった。
で、お爺さん客は知り合いを見つけると自身は席につかず、知り合いが食べてるテーブルに両手を置いて「あんた、今日はヒマなんか?早いのぅ〜」と、世間話がスタート(笑)。

そんな、島の食堂あるあるをしばらく見ていたら「わがとこ定食(写真)」がやってきた。

「ヒラマサの刺身、ハマチの南蛮焼、切り干し煮、ブロッコリーと卵のサラダ、漬物、ワカメの味噌汁&白米」という構成。


主食は全て西ノ島産とのことで、美味しいに決まっていて、案の定、美味しい。

特にハマチの南蛮焼きは分厚くて、外は堅焼き、中はホクホクで自分では作れない味。
(建物看板には「ラーメン・うどん・カレー・コーヒー」と書いてあるから、侮ったけど、全く違うじゃないか!)と、良い意味で裏切られる。

で、世間話をしていたお爺さんはカレーを食べてた。

食堂だけどコミュニティスペース、憩いの場所なのね。



1時間400円、1日でも400円。


終日、お休みをいただいたので選択肢は3つ。
(1)疲れを癒すために終日、グータラして過ごす。
(2)せっかくの休みだから、電動自転車で西ノ島をめぐる。
(3)こんな時だからこそ、仕事に集中する。

そこへ天気予報では曇天から雨。連休明けに提出しなければいけない資料がある。近々、片付けないといけない、やっておいた方が後で楽なToDoが多い。などを鑑みて「(3)こんな時だからこそ、仕事に集中する。」を選択。

でも宿では集中できず、!!!と思い出したのは西ノ島テレワークオフィス=コワーキングスペース。西ノ島にもコワーキングスペースがあるんだ!とサイトを見ると1時間400円。うーん、仮に6時間使うと2400円か、他に比べたら安いけど・・・と思ってよく見たら「1時間400円、1日でも400円」だった!

どういうコト?と見間違ったと思い、見直しても1時間でも400円、1日でも400円。
リゾ隠岐ロザージュから電動自転車で15分も漕げば到着する浦郷地区、目の間は海(漁港)という立地。

「こんにちは!」と入ると受付の方が対応してくださり、「連休中は利用者も少ないですから、お好きな所へどうぞ」と2階のコワーキングスペースを紹介してくれる。
眺めの良い角席に陣取り、早速作業開始!wifi完備だし100円で飲み物も飲めるし快適!

手を休めて顔をあげれば穏やかな海。利用者もおらず静かで作業がはかどる&はかどる。
利用する際に利用時間の目安を申請するのだけど、当初は9時から12時までの3時間利用としていたのに、結局営業終了の17時前まで7時間超の滞在をしてしまい、57円/時という利用計算になった件。

提出予定日よりも前に資料を送付できて、ハッピーになった西ノ島テレワークオフィス利用記。


2025年5月10日土曜日

西ノ島で猛省。

西ノ島出身の山本幡男さんの物語

「〇〇さん、〇〇さん、〇〇さんもココにお泊まりになりましたよ。」とリゾ隠岐ロザージュのイトウ支配人と撮影談義。西ノ島で撮影があるとロザージュに泊まることが多いんだとか。

「西ノ島で有名なのは玉木宏さんですね。お父さんが西ノ島出身で縁が深いです。それに山本幡男さんはご存知ですか?」
「いいえ、知りません。どなたですか?」
「二宮和也さん、北川景子さんで映画化された「ラーゲリより愛を込めて」を知っていますか?」
「映画の題名しか知りません。」
「「ラーゲリより愛を込めて」の主人公は西ノ島出身の山本幡男さんの物語なんですよ。」
「えっ!そうなんですか!全く知らなかったです。」

ウェブサイトを見ると想像を絶する体験を強いられながらも不屈の精神で過ごした様子が紹介されていて、何気なく入っていた「西ノ島ふるさと館」に遺品などが展示されているのを知り、「摩天崖」には顕彰碑が建てられていたことも知った・・・けれど、実は「西ノ島ふるさと館」でも「摩天崖」でも全く気づかなかったのを猛省。訪れたのに!

いかに知らなければ気づかないか、知る由もないことを学ぶ。
と、同時に地域には必ず映画化に値する物語(資源)があるということも学ぶ。

色々なジャンル(アクション、SF、冒険、恋愛、ファンタジー、ホラー、サスペンス、スポーツ、ドキュメンタリーなど)があっていいけど、多くの人が感動や共感をする点は人間讃歌(=人の有様を讃えること)であって、それが身近な出来事であればあるほど尚更、感動や共感しやすくなる。

やはり、フィルムコミッションを題材にした物語を世に出すべきと思ったり。
まさに私好みの「劇中劇」で、表の整った作品ではなく、裏の人間模様の方が面白いのよ。

“まかない”とロケ弁。


ある時は「アジフライ、サバの煮付け、タイ&カンパチの刺身」、またある時は「タケノコの天ぷら、(名前を忘れた)煮魚、タイ&カンパチの刺身」、時には「目玉焼き on ハンバーグ定食」だったり「うずらの卵いっぱい中華丼」「目玉焼きon焼きそば」そして「カツカレー」「シーフードカレー」など、厨房を預かるシマモトさんがつくる“まかない”が美味しくて毎食、楽しみだった。

「人が作ってくれた料理はおいしいよね。」はハウスマスターのマエイタさん。
おっしゃる通り!自分でつくった料理もマズくははないけど驚き&感激はない(なぜなら何もかもを知ってるから)。

でも人が作ってくれた料理にはどこかに必ず驚き&感激があり、感謝が生まれるから不思議。
それも“まかない”だから0円。こう書くと誤解を招きそうだけど、そういう条件で受け入れていただいている。

日頃は貧そな食事(スーパーで買った惣菜や弁当、カット野菜と麺を茹でた味など)だから沁みたのは言うまでもなく。

先日、古い友人の古関さんが私のロケ弁熱をかってくれ「愛媛のロケ弁情報をください!」と依頼してきて、東洋経済ONLINEに掲載してくれたけど、撮影隊やキャストが求める味は、決して豪華絢爛な食事だけではないと“まかない”を食べて思い出す。

記事にもあるけど、多くの撮影隊はロケ弁に「癒し」や「モチベーション」を求めていて、食べることで「よしっ!続きも頑張るぞ!」的な踏ん張りが生まれること多し。
それが、安かろう不味かろうで生まれるわけはなく、ポイントはやはり「地元飯」。

タケノコは松山も西ノ島も同じかもしれないけど、〇〇さんが〇〇で取ったんだよ。
この魚は沖で釣れたモノなど、エピソードが味に上乗せされて、旨みが増すのは本当の話。
だから、明日も頑張っちゃおうかな!となる。

2025年5月9日金曜日

旅先の出会い。


摩天崖(まてんがい)という「天外魔境(大昔のゲームタイトル)」な断崖絶壁へ行く。
「摩天崖はコチラ」という道路案内から40分以上、ひたすら長い長い登り坂を電動自転車のアシスト強モードで漕ぎました。

(これは何かの修行か?罰ゲームか?)と思った先に辿り着いた駐車場で、一際目立つ黒いスポーツカーが止まっていたのを何気なく見ていて・・・。

帰り道の下り坂で馬や牛の放牧様子を撮っていると、観光バスが来たので避けて、そのバスの後ろに見えたのは、駐車場で何気なく見た黒いスポーツカー。

その後は国賀海岸にも行き、ロザージュに戻ってきたのは17時頃。
すると、摩天崖で見かけた黒いスポーツカーが止まっていて(あれ!さっき見かけた車だ。宿泊客なんだ)と分かる。

そして、汗を流そうと大浴場へ行くと既に4人いて、私が5人目で浴場はいっぱい。
体を洗い、「すみません!(入らせてください。)」と言いながら4人の間に割り込んで湯船につかると、自然と「どちらからですか?」と隣から声がかかり「愛媛からです。」と答える(旅人モードで会話した)。

すると「俺たちは京都からです。」となり、お互いに「西ノ島は初めてですか?」となり「初めてです。」と、旅人あるある話が続く。

「どこかに行きましたか?」と尋ねると「なんだっけ、断崖絶壁に行ったよな?」と話ぶりから二人組と分かり、「摩天崖かな?私もさっき、摩天崖に行きました。」と伝えると、「もしかして、自転車で行ってました?」となり「えぇ、自転車で行きました。」と答えると、私が下り坂で写真を撮っているのを見かけたという黒いスポーツカーの方で、「奇遇ですね〜」と笑いになる。

そこへ6人目、7人目が新たに入ってきて、湯船からも人が出たりと浴場はにぎやかになり、「じゃあ!」とそのまま私も浴場を出る。
メガネも曇っていたから顔もよく分からず、名前も何も分からないけど、これも旅の醍醐味。

ワーケーションの日々は。

飛行機雲がよく見える。向こうは島根・鳥取。

「楽しそうですね!」と、よく言われるけど、働き方は人それぞれ。
どんな働き方にも(大袈裟だけど)メリット&デメリットはあるわけだけど“そこじゃない”。
“今”は自身が選択し続けた結果。

たまたま、“今”はワーケーションをしても仕事に支障がないし、ワーケーションの経験は今後に必ず活かせると思っているから積極的に実践と吸収。

とは言いつつ、訪れた先ではどんな仕事をしているか?は気になる人もいる。
主に【撮影相談対応、オンライン会議、資料作成、情報発信】をしていて、学長日記(ブログ)やメール&電話対応などもしたり。

私の仕事の特徴は2つ。
(1)どの業務もパソコンとwifiがあればどこでも仕事ができること。
(2)プログラミングなどのエンジニアではなくても仕事ができること。

先ほどもメールのやりとりではニュアンスが掴めなかったのでオンラインミーティングを急遽したり、スピーカーフォンで意見交換しながらロケハン資料を整理して「今、送りました!」となったり(笑)。

どこにいても仕事ができるから、メリハリがないのも事実。
平日と休日の意識はあるものの、平日と休日だからと言って分けられない仕事なので、毎日対応してる。完全OFFをしたい時は、自分で自分に指示を出さないといけない。

ただ、1日(24時間)の区切りはつけていて、夕方以降はポンコツなので検討事項は夕方前までをお願いしてる(朝型ということ)。

自分に適した働き方を見つけることができたらと思う。
民間企業→愛媛県→松山市→NPOというフィールドで仕事をしてきてたどり着いた現在。
今後、もしかしたら変わるかもしれないし、そこはケセラセラ。

2025年5月8日木曜日

トイレの神様。


ハウスマスターのマエイタさん、20歳の先輩サカグチさんとのベッドメイキング&清掃作業は、アドバイスをいただきながら、「洋室」なら一人でもできるようになった。
「和室」は洋室よりも作業数が多いので、段取りを飛ばしてしまったりして、その都度、あっ!となり途上中。

ベッドメイキングをして思ったのは「いかに手数を少なくピシッ!とシーツをシャンと整えられるか?」は挑戦であり醍醐味!ということ。

二人一組でメイキングをする際、最小動作は4回(シーツを広げて敷く→左と右の端をベッド下に折り入れる→頭側と足元側のシーツをキャラメル折のように入れる)かな?
もしくは5回目でピシッ!と四隅を立てるとか。手数が少ない方が美しいはず!と思った。

寿司を握る際も手の温かさがネタに伝わらないよう手数は少ない方がよいと「美味しんぼ」で読んだし、御年97歳のアーティスト、アレックス・カッツが描く作品の手数の少なさと同じだ・・・と自分なりの解を出す(なんのこっちゃ!)

話を戻して、ベッドメイキングが終われば浴室とトイレ掃除。
(そう言えば昔、“トイレの神様”ってあったな)と思い出しながら、洗剤をシュッ!と吹き付けて、ブラシでこすって流して、流せる溶剤ペーパーで拭いて流して、最後は壁や床掃除をしてフィニッシュ!ピッカピカの浴室とトイレになる。

松山のアパートでもトイレ掃除はするけど、こんなに丁寧にすることはなく、一拭入魂!みたいな雑念のない作業は嫌いじゃない(笑)。

ただ、最近の便器は手入れがしやすいようになのか、凹凸はないし、便器裏の縁もないし、汚れがつきにくい加工がされている。

そもそもロザージュの浴室、トイレは新しいし、トイレの神様に感謝しようにも、神様も困ってしまうほど人間の技術力は高くなっていた件。

サファリパーク。

キジがいたる所にいる。

「ホーホケキョ!」「ピーピー!」「チュンチュン」「クアッ!クアッ!グルグルー!」「キュルルルーピヨピヨ」など、鳥の鳴き声を擬音語で表現すると色々だけど、言葉に表せない鳴き声もあると知る。

鳥の鳴き声で朝、目覚めたことはあるだろうか?
松山でも“聞こえたこと”はあるけど、目覚めまではしない。それが大きな鳴き声で(えっ!ナニ?)と思い、カーテンを開けるとパサッ!とベランダから茂みに飛んで行ったのはキジ。

「野生のキジを見たのを初めてだよ。」と20歳の先輩ミッキーに伝えると「えっ、そうですか。よく見ますよ。」と全く驚かず、彼女には虫の方が大問題だった。

ムカデ、クモ、ナメクジ、ミミズ、カエルはいるし、これらはフーコック島での体験(フーコック島では自然と一体化したコテージだったので、大きなヤモリ?イモリ?得体の知れない生物と一夜を過ごした)に比べたら何てことはない。

空にはトンビ(トンビとは違う猛禽類もバッサバッサ飛んでたような)、カモメ、カラス、ハト、スズメなどが飛んでるし、海には今の季節ならスズキ、マダイ、アジ、カサゴなどがいると言うし、そもそも中ノ島はイカが有名で「イカ寄せ」という秋になるとイカが集まる入江があったり。

焼火神社を訪れた際にも山道ではガサッ!と音がしたし、UMA(未確認動物)がいたって不思議はない雰囲気(笑)

「海があって町があって里があって山という暮らしのグラデーション」が「海と町と山」というハッキリしたコントラストだから、一歩踏み込むとサファリパークのようで自然にお邪魔してます・・・となる。

で、鳴き声は朝だけかと思いきや終日、鳥たちの鳴き声がBGMなんだから「西ノ島はサファリパーク」とうたっていいんじゃないかと。

イカ寄せの浜