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2024年11月26日火曜日

最大のモヤモヤ。


他の市民大学とココ大で明確に違うと思った点は、市民大学の捉え方?いや、捉え方は同じ(≒学び合いの精神で相互理解を育み、地域を豊かにしよう等)かな?向き合い方?

違うのはNPO法人という性質上、地域の課題を解決・改善することを使命にしている点かな?
これは法人格である以上、定款に記さないといけないマニュフェスト。

でも、NPO法人ではなく任意団体なら意識しなくてもいい。身の丈と言うか、手の届く範囲で展開と言う感じ。組織などの仕組み、事務局などの体制も整えなくてもいい。

NPO法人なら定款(方向性)があり、事業(方向性を実現する手段)があり、そのための仕組み(総会など)や体制(理事会など)があり、ヒトモノカネなどの資源を調達して毎年決算をして、効果や成果を報告しなければならない。

ココ大設立時に「NPOで喰っていく!」と宣言したこともあり、稼げるNPOを目指していたけど、(ひとまず)喰えるようになったから、これは宣言終了。

最大のモヤモヤは、(これでいいんだよね?)と言うモヤモヤ(自問自答)。
市民大学は、許可や申請など不要だから始めやすく辞めやすい。
大義がなくてもいい。興味関心のある人たちが集まればいい。自分たちの手の届く範囲で無理はしない(ストレスを抱えない)・・・など、それぞれの市民大学の方針などを聞いて、(へぇ〜)が率直な感想。

ココ大は生業にしたかったから、社会的信用も得るために法人格の承認も受けたし、大義も掲げたし、興味関心のない人にも訴求してるし、身の丈に合わないコトも背伸びもしたし、規模の拡大拡充もした。

その土地(地域)に馴染んでいる、溶け込んでいる、受け入れてもらっているなら、どんな形でも意義はあるよね?なんだけどモヤモヤ。

気になったこと3つ。

ソトコト編集長指出さんを迎えて

<分断について>
「比較」がダークサイドに堕ちると分断なのか?他者との価値観や思想のほか、現状などの違いをを容認・許容できず、優位に立とうとする意識、言葉や行動。
分断が起きると修復関係は難しく、争いに発展したり・・・と想像してたら、「そもそも、分断してると気づいている人と、分断していることさえ気づいていない人がいる状態が既に分断」と、ソトコト編集長の指摘さん。

<コミュニティ>
「コミュニティという言葉に違和感」があるという神戸モトマチ大学の村上さん。
気にしたことがなかったけど、言われてみれば「括り、グループ」のような意味合いもあり、コミュニティの内と外との境界線があるともイメージしたけど、コミュニティを「つながり」と解釈すると、括りなどは感じにくいので、自分の中では「つながり」と理解しようとなる。

<どう伝えるか?>
「我々だけ(この機会だけ)が気づく、学ぶだけではダメで、今回の学びをどう、地域で実践するか?が大事と思うんです。」と言った背景は、市民大学だし地域で暮らしているから。
「いい話を聞いた。」で終わらせないためにも、地元に戻り学んだコトを取り組みに反映させることが大事とも添える。

<おカネ>
素敵な事例をたくさん聞いたけれども、マネタイズ(収益方法、資金調達)に関してはなかった今回。
テーマではなかったからだけど、10年以上続けている市民大学も多かったことから、何をするにもリソース(ヒトモノカネ等)は必要と分かっていると思われ、気になってしまった。

2024年11月24日日曜日

副業ではなく複業。


第10回目となる「Community College Backstage 2024」に集まったのは、FURANO BETA大学、柏まちなかカレッジ、こすぎの大学、京都カラスマ大学、奈良ひとまち大学、交野おりひめ大学、京橋クリエイティブ大学、2畳大学、みんなの尼崎大学、神戸モトマチ大学、いよココロザシ大学の計11の市民大学(コミュニティカレッジ)。

実は第1回目の2015年にもお招きいただき、あれ以来だから10年ぶり!
10年前は25の市民大学が集まったのか・・・。
でも、CCC(
Community College Consortium)を見ると99校が全国各地で頑張っているよう。

坂口先生(明治学院大学)の講演を終えて懇親会。
会場は「open air」というクラフトビールを提供してる店で、このopen airを醸造してるのは神戸モトマチ大学の村上さん。
open airは大人気とのこと。

乾杯のあとは、多くの市民大学が10年以上続けていることもあり「この10年間どうでした?」となる。

ある市民大学は規模を縮小して細々としたり、またある市民大学は「内容は変わらないけど歳だけ重ねた」と笑いをとれば、ココ大は「生業にしてるから飯が喰えるよう凸凹ありました。」となる。

集まった全ての市民大学の方々は、
メガネ屋、カフェ、議員、工務店、公務員、キャリアコンサルタント、ライター、クラフト醸造などの複業者で、私もフィルム・コミッショナー。
副業ではなく複業で、職が相乗効果を生んでた
そう言う意味で、市民大学って地域との相性は良いと思う。

フィルム・コミッションとは全く違う、
コミュニティカレッジの集い。

神戸へ生涯学習を学びに出稽古。


「ヨーロッパは人が集まり、そこから学びへと繋がっているのに対して、日本は仕組みを先に確立して、そこへ学ぶ人を集める。」と、生涯学習などが専門の坂口緑先生(明治学院大学)。

どちらが良い悪いではなく、風土や性質などによって様々だけど、ヨーロッパと日本に共通項を見つけようとすると「場」があり、場の大切さを強調されてた。

その中で、デンマークにある「ABSALON(アブサロン)」の紹介が面白かった!
閉鎖される協会をFlying Tiger Copenhagenの創業者が買取り、地域の開かれた民設民営の公民館として2015年に開設。


すると、訪れたい人、何かしたい人、手伝いたい人、理由もなく立ち寄る人などが集まり、コミュニティが形成され、毎週60種以上のイベントが行われて、老若男女が交流しているとのこと。
そして目玉は「共同夕食(デンマーク語でfællesspisning)」という、いわゆる「ロングテーブル」な食事で隣同士が見知らぬ同士でも一期一会で対話するというもの。
食事はシンプルな大皿料理で、盛る&分ける、話しかける所からコミュニケーションが始まる。

日本の公民館は官設官営が多いから、ABSALONのような取り組みは難しいから、民設民営だけど、すると維持費は?と直ぐに思ってしまうけど、民設民営だから有償だけどサービス料は安く設定され、観光客も訪れるし、行政や企業からの支援もあったりと循環してるとのこと。

「教育は、児童期、青年期で停止するものではない。 それは、人間が生きている限りつづけられるべきである。」-ポール・ラングラン(教育思想家/生涯学習の考え方の原点を示した人)-

2024年7月26日金曜日

1,111,111回目。


学長日記のアクセス数が100万回を超えたと書いたのが2023年7月24日。
その一年後に1,111,111回のゾロ目を超える。毎日300回以上の閲覧があった計算。

ココ大を設立して認知度を高めようと考えるも資金がなく、無料で始められるPR手段としてブログに着目し、書く練習にもなるからと、2011年から書き始めて今回で6511回目。
ハッシュタグもSEO対策など、一切してなく、単に自分の内省と言うか思った感じたことを綴ってるだけで、(時々誤解されるけど)報酬もスポンサーもなにもない。

しかし「学長日記を読んでから一日が始まります。」「考えたい時に日記を読んでます。」「隙間時間に読んでます。」など、時々感想が寄せられるのが、嬉しかった恥ずかしかったり。
読者には貴重な時間を割いてくださり大感謝。と、言っても本人は何の忖度もなく好き放題に書いてるだけです。

ただ、好き放題に書いていても、自分では想像もしなかったコトに結びついているのは事実で、コラムやエッセイ、提言などの寄稿を依頼されたり、新聞への依頼、ラジオ構成の素材になったり。「継続は力なり」とは本当。

「学長日記って壁打ちのように読んでます。」と感想を言われたのは先日。(あぁ、そんな風に捉えている人もいるんだ)と気づく。

ちなみに、一つだけ心がけているのは、一過性の時事に参加しないようにしていること。
「Eテレ」のような我が道を行く的な内容を目指して次は1,234,567回。

2024年7月18日木曜日

700回目。


2011年6月4日に第1回目の授業から13年と3ヶ月後、授業回数が700回目を迎える
ことになった!

単純計算で年間53回(一年は52週だから毎週実施した計算)だけど、2020年4月から2023年5月まで授業が全く行えなかった3年間。

当時は「集まってはいけない。」と、今では考えられない方針に、ココ大の存在意義も危ぶまれ事業形態の変更(現在は市民先生の育成や授業構築ノウハウの指導などが多い。)を余儀なくされる。

それでも13年余りの間に市民学生の登録数は2100名を超え、市民先生も360名を超えて【愛媛県で最も大きな市民大学】になった。

最初は市民学生も市民先生も0人(当たり前!)から始めたから、ここまで成長できたのは偏に市民学生、市民先生、協力者、応援者など大勢の人が面白がってくれたから。これに尽きる!

私自身、最も多くの授業を企画立案した傍で、授業にも最も多く参加もしていて、毎回得るものが多いのだから感謝しかない。

これだけ授業数が増えると「どの授業が思い出深いですか?」的な質問を受けるけど、あえて言えば「ゲストをお招きした」授業で、理由は気づきの種類、数、切り口が多いから。

13年で開催数5回の「ラーニングBAR」は、その一つで「気づき方」もユニークだった授業。
また行いたいけどエネルギーがとっても必要なのよね・・・とアイデアキラー。

2023年6月4日日曜日

初心回帰。


12年前の今日は(開校式には何人くらい来るのだろう・・・)と不安と期待で胸がいっぱいでソワソワしてた。実際は用意した50席は埋まり、立ち見まで出た。
それまで愛媛県には存在しなかった「市民大学」だから、人それぞれに抱くイメージは違い、「ワクワクする!」という激励もあれば「大学という教育機関を名乗るな!」などの意見もあったなと。
でも、実はそんなことよりも天気の方が心配で、当日は晴れて青空の下で開校を宣言できた。そして、涙腺緩んだのね・・・。

あれから12年。多くの人に支えられて順調に事業は拡大していき、2000万円の借金までできるようになり、更に次ステージ!と決まった矢先にコロナで青天の霹靂を味わう。残った借金は7年間かけて先日完済。
そして残ったのは借金だけでなく、ノウハウや繋がりなどプライスレスなものが多く、点でみればダメージは大きかったけど面で見るとリクープできたかも!?と思ったり。

そして今。コロナがもたらしたのは初心回帰で、事業は成果の質を担保できる範囲にとどめる。
もしも、12年後があったら、とてつもなくスゴいことだと思う。

2023年5月27日土曜日

市民大学も変わる。


2013年に尾道市で開校した「尾道自由大学」が2023年4月に閉校。「自由大学」の看板を下ろして「わくわくがっこう」として再出発するとのこと。
10年前の設立時に見学させてもらい、当時のスタッフから熱い想いを聞いたのを覚えてる。日本各地に市民大学が設立されて、そのうちの一つがココ大。
当時、先頭を走っていたのが自由大学とシブヤ大学。自由大学は尾道自由大学と連携。シブヤ大学は札幌、京都、愛知、広島、福岡、沖縄などに姉妹校を設立。

ココ大は、そんな取り組みを見ながら、各地の市民大学を訪問して、ゆるい繋がりを持たせてもらう。
ココ大を参考にして設立されたビザン大学が徳島にできたこともあった。それぞれに地域色を出し続けて干支がひと回り。当時、30代、40代の中心メンバーは40代、50代となり個人の周辺も変われば時代も変わり、流れとともに変化するのは当然のこと。

学び方は当時と比べると選択肢が増えて多様になった。
自身の知識や技術の向上であればカルチャースクールなどで「上に伸びたり下へ深めたり」できる。
市民大学は「関係性が左右やナナメに広がる・繋がる」から、学び方が違う。ココ大は2021年にココ大付属学園という新基軸を打ち出せたけど、同じような取り組みは他の市民大学にはない。リスキリングと市民大学は相性がいいのか?備忘録。

2023年3月23日木曜日

柔軟に柔軟に。


大阪市立大学に協力した「市民大学(コミュニティ大学/カレッジ)」に関するアンケート結果が戻ってきた。68団体に依頼して33団体から回答を得られたとのことで解答率は48.5%。
興味があったのは多くの市民大学が抱えている課題は何か?で、これまでの経験などから予想はしていたものの、やはり課題と認識しているのは「運営の担い手(活動仲間)不足」がトップだった。次に「運営資金」そして「活動時間の確保」と続く。

課題の1位、2位、3位が予想通りだったのは嘆かわしいけど、それが現実。
先日エールラボえひめで行った
「あんな」「こんな」講座で伝えたことがブーメランで戻ってきた(汗)。
実情にもっと慌てたほうがいいのかもしれないけど、実は意外と冷静なのは「事業モデル」を変換したから。
これからも、これまで通りのココ大授業に何の変わりはないけど、コラボ授業が多くなる他、授業の作り方を求める方へが多くなる予定。

「時代と握手しているか?」と書いたのは、
エールラボえひめのnote。
変わり流れる時代の中で、これまでの経験などから時代の変化を見ても見ないフリをしてると、いつの間にか事業は硬直化し、時代の価値観とズレてしまう≒支持されなくなる。
と、するならば課題の改善や克服も一つの手だけど「それは、これまでの価値で測ると課題だけど、本当の課題なのか?」と問いが立てられそう。これまでを捨てても柔軟に。

2022年9月12日月曜日

廃業9割と言われて。


サービスを開始したら軌道に乗せたいのは関係者なら誰でも思うもの。それが受託事業なら期限もあり、仕様となって襲いかかる。(いやぁ、そりゃ難しいですね)と笑うものの半分は本当で、開始1年で軌道に乗るのなら皆うまくいってる。
一般的に起業しても1年以内に廃業する割合は60%、3年以内は70%、10年後は90%!と言われてるから、持続は簡単ではないことは意識しておいたほうがいい。

「ココ大はいつからですか?」と尋ねられて「2011年です。」と伝えて「10年以上ですか!」と驚かれ褒められて喜ぶ50歳。「まったくのゼロから始めました。」に嘘偽りはなく、最初は私一人。だから最初は仲間もゼロ。だけど市民大学設立!と決めてから1年間かけて50回以上の意見交換を経て、名前も皆んなで考えた。2011年6月4日の開校日には100人超が市民学生として登録。

プロセスも名前も大切だけど、それ以上に取り組みによるアウトカム(=創出する価値)が大切で、アウトカムに共感が集まり10年後には2000名の市民学生、300名の市民先生となる。資金もない中で「会費、寄付金、自主事業、受託、助成/補助」という公益活動(NPO)の資金調達法+借入で今に至る。
コロナの影響もありながら、10年以上続けられているのは、ホント奇跡。指摘されて気づく。

2020年6月4日木曜日

誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス。

写真は2年前のものを拝借。2011年6月4日にココ大は開校しました。これまでに647回の授業を行いました。市民先生は356名を登録、市民学生は2200名が登録しています。県内20市町の海や島、川や山、里や街を教室に見立てて、愛媛の魅力を体験してもらいました。「魅力」とは人や企業、NPOなどが持つ【知識・技術・経験の価値】で、授業という形にして学びあいを実現してきました。

昨日、インタビューを受けて「なぜ?そこまでして地域の魅力発掘にこだわるのか?」と振り返る。一見、難しく考えがちだけど、単純明快で答は【面白い】から。ただ、地域の魅力には場所や建造物、モノなども面白いけど、興味があるのは【人の営み】。ココ大がなければ、絶対に出会わない、交わらない人と出会い、お話を聞くと【物語(当人は全く思っていない)】だから面白い!

不明瞭で不確実さは益々増して、五里霧中は手元さえ見えなくなっているけど「どうして、あなたが“それ”をしなくてはいけないのか?」と振り返るに開校日は最適。設立時に作成したマニュフェストを読み直して問う日。

教室は街、教科書は人、先生は愛媛。社会との架橋になると約束した私達。世間は狭くても知らないことばかり。出会うはずのなかった人と出会った。縁と思うと、明日の出会いも楽しい。人には物語がある。異なりは価値だ。今日を学びあい、自分を生きよう。

2020年5月23日土曜日

10回目の総会。

ココ大史上初となる「オンライン総会(写真はオンライン理事会)」。総会は人々が集まり顔を突き合わせて行うものと先入観を持っていたけど(オンラインでもできるね)と結論。工夫すれば知恵が出るとはこのこと。深刻な障害(一度通信状態が悪くなった程度)もなく終了。ITコンサルタントの松本理事による実現に感謝!それにしても10年・・・みんな歳を重ねました(笑)

個人的にターニングポイントと思っていた今回の総会、今回を機に「物理的な事務所からの解放=クラウド化の推進」です。ワークライフコラボさんも事務所から解放(実は最初、ココ大も同じ場所にいた仲間)とのことですが、活動に事務所は必要という先入観、既成概念は事業によって考え直した方がいい。そもそもココ大は「どこでもキャンパス」と掲げ、校舎を持たずいく先々を教室に見立てていたので事務所では作業程度。

ただ事務所をオンライン化しただけでは狙いは半ばで会計もオンライン化へ移行だし、巷で話題の「印鑑問題」は解決していないし、直接会うことも大切だから定期的な打ち合わせもする。最大の懸念事項である10年間のモノの処理は進めているものの未だ半ば・・・。問題山積だけど、それ以上に「どこでも仕事」ができるなんて素晴らしい開放感!

2018年7月6日金曜日

WS運営のポイント

立て続けに受けた「ワークショップの進め方」の相談。1.まずは「ワークショップの目的・ゴールを設定」すること。2.次いで「参加者の属性を知り、どんな意識で参加するのか?考える」こと。3.そして「ゴールへ導くための手法を考える」こと。4.進行を含めた「ワークショップの質(参加者が得たモノ・コトなど)はどうだったか?」を振り返ること。

ワークショップの進行役をファシリテーターとよぶならば、1.その場が「安心・安全に意見を出せる場(雰囲気)にする」こと。2.進行役が「喋りすぎない」こと(全体の20%以下を意識する)。3.各グループの検討内容に違う切り口の「問い」を立てる。4.何を学び、得て、意識し続けるのか?まとめと問いを立てる。5.設定したゴールとモレヌケズレがなかったか?進行を振り返る。

ワークショップ終了時に満足感や「腑に落ち度(造語です)」が高いのはいい。だけど「いい話でした!」と終わった途端に思考や意識がワークショップと共に一区切りではもったいないので【あえてモヤモヤ感を残すのがミソ】ですと伝える。このモヤモヤ感が得た学んだことの持続に繋がると思う一人。「問いを立てる」でもいい、ワークショップは終わりではなく新たな始まり。

2017年12月5日火曜日

時代は来たのか?

ふむ、現在の「学び直し」関連の予算は年100億円規模!だが2019年度以降は50倍!となる5000億円を投入する方向、まさか年間額ではないよね。財源は失業手当と同じ労働保険特別会計(積立金6.2兆円)から充当される見通し。ビジネス英会話など職業訓練講座では既に受講費の20%を助成しているが、対象は失業手当受給者などに限られているため、柔軟性を持たせるためにオンライン講座などへも広げフリーランスなどにも支援を広げる予定。

へぇー。では「南予通信大学」で3000名以上が学んだ「gacco」も対象になる予感。ココ大も対象にならないかなーと独り言(笑)。「リベラルアーツ(≒人が持つべき実践的な知識・学問の基本=生きる力)」もココ大です。でも学ぶことが目的ではなく「学んだ成果をどう生かすか?」の方が大切で、自分のため、地域のため、社会のために活かせる仕組みや場所がないと宝の持ち腐れ、自己満で終わる。

育成/輩出する仕組みができるなら、活かせる仕組みと一体化で構築してほしい。実はココ大は構想当初(今から6年前)は「いよココロザシ大学付属学園(子供たちの感性の育み)」「いよココロザシ大学(社会人など対象)」「いよココロザシ大学院(シニア専用/専門学)」の三部構成でした。時代が追いついたのか?偶然か(笑)。

2017年8月8日火曜日

地域おこし協力隊

昨年度、えひめリソースセンターで受託した「ソーシャルビジネス相談事業」は72件の相談を受けました。今年度は「相談事業は成果が見えにくい等」の理由で事業化されませんでしたが、事業が終わったから相談も終わり!とはいかないので自主的に続けています。相談主で意外と多いのは「地域おこし協力隊」の方々。島、山、里、街で活動されている協力隊の悩みの一つは「活動内容が発信されていない」現実。

まぁね、日々の取組みに発信の価値ナシと思われる方もいると思うけど、活動の成果だけみても(ふ〜ん、よく頑張ったね)と感心はされるけど、単なる美談に終わりそうな気がするのは私だけか?個人的には七転八倒、暗中模索、五里霧中な自身の状況や思いなどの「エピソード」に共感は集まると思うんだけど。コボちゃんも両津勘吉も日常を描いてる(笑)

エピソードをたっぷり持っている協力隊は県内に70名以上いるのかな?日々の取組や業務内容を授業化できたらと思い「こんな」「あんな」授業をしたけど、彼らにとっても授業は地域の魅力資源に触れる学ぶ良い機会になると思う。卒業した隊員も多く、彼らともネットワークが組めたらと妄想。妄想が現実になりますように!写真は先日訪問した大三島の林さんのワイナリー(いよぎんビジネスプランコンテスト2016準優勝)。大三島にも協力隊はいる!

2017年8月2日水曜日

市民大学はいづこへ。

研究テーマを1つあげろ。と言われたら「6次産業化の可能性」もあるけど「市民大学の行く末」が長期でみれば筆頭格。「市民大学は本物か?」で4年前に書いた時は「他市民大学との連携」を掲げていたけど、2014年にひろしまジン大学とだけで、実現には至っていない。各学長とは情報共有など連絡のやりとりはあるんだけどな。100以上あると言われる市民大学、可能性はある。

市民大学にとって要は「授業」で、どれだけ「オリジナリティ」を出せるかが肝で習得や練習になると「カルチャースクール」と差異がなくなり市民が混乱する。
差異の明確さを妄想し「付属学園(小学生対象)」「大学院(50歳以上対象)」の三部構成で展開を考えたこともあったけど、何かが未だ足りないのだろう、動いていない。「芸術学部」「スポーツ学部」「教養学部」など学部別という構想もあったな・・。

授業への参加費だけで運営を賄うのは至難の技で、数回の連続授業で2.8万円などを実現しているのは東京の自由大学程度。そもそも「生業」として経営している市民大学は数える程度で数年前に調査した時は「シブヤ、ヒロシマ、大ナゴヤ、ココ大」だったかな。生涯学習から始まった取り組み、市民大学として立ち上げた取り組み、30年、10年と経過する中で可能性を飲み干す前に作戦考えなきゃ!写真は「大三島」のみかんジュース400JPY。

2016年2月24日水曜日

輝く大人、全力授業。

実は「ココ大授業」より贅沢だったかもしれません(笑)。だって普段は一人一人に注力した授業なのに、今回は【素敵な大人All Stars】大集合でしたから。
全員が仕事や経営など忙しい日々の中で「こども達の未来に一肌二肌も脱いでくれた」最高な時間。我ながら満足感の余韻に浸っています。

ITコンサルタントの松本さん。ライターの阿部さん。マンダリンパイレーツの林さん。留学支援の角田さん。シェアハウス経営の山本さん。社会福祉士の喜安さん。カメラマンの重岡さん。
「一番大切な仕事」「相手を尊重する大切さ」「宝は足下にあること」「人は成長が一番の喜び」「自分にしかできないことで喜んでもらう」「人に会える喜び」など、「輝いて生きる」という演題に対して全員が「全力授業」でした。

「大人って面白いんだぞ!」が持論。小学6年生といえば思春期を迎え、色々と難しくなるけど、「毎日を楽しんでいる大人」がいることを知ってもらえたら嬉しい。こども達は「未来」そのもの。大人としてキチンとバトンタッチしなきゃね!学校側にも満足していただき、お役目終了!いやぁ【素敵な大人All Stars】、これは各校から引き合いが殺到しそうですな。

2014年9月20日土曜日

松山南高校生来所。

ひょんなことから、松山南高校放送部から「風早推し隊」の取材。高校1年生〜2年生4名と顧問の先生が来所。さすが放送部!撮影機材はしっかりしています、2カメでしたからね(笑)。

「いよココロザシ大学について教えて下さい」「風早推し隊とは何ですか?」「これまでの活動を教えて下さい。」「めで鯛めしの取組を教えて下さい。」「今後の予定を教えて下さい。」など、要点が掴みやすい質問は答えやすかった。相手とのキャッチボールとなるインタビューで重要なのは「質問力」です。おかげで、求める内容を返答できたと思います。高校生やるね!

インタビュー終了後、フィルム・コミッションの駄話を少し。どこかで機会があれば撮影現場に招待しますと約束。放送部なら撮影現場を見ても損はないはず、あの独特の緊張感に触れて撮影にもっと興味を抱いて欲しい!

2014年7月30日水曜日

3年ぶりのシブ大。

JFCの理事会前は、3年ぶりに「シブヤ大学」へ。学生登録16,000人を抱える市民大学(ココ大の10倍以上!)、2010年に左京さんに松山で講演いただき、ココ大を立ち上げるのを決意したことを思い出す。話はもっぱらお互いの近況の共有。「生業」としている者同士なので参考になります。

8年目のシブ大、今回も参考になりました。8年もすると「組織」も「事業」も「人」も成熟期を迎え「横展開」の時期です。シブ大からスピンオフのような形で別組織が生まれたり、特定分野に特化した活動が生まれて相乗効果を生んだり、経験を他地域で展開したりと「活動の分母」が濃い!

個人的には、私は頭の中だけ、左京さんは既に行動に移されていることがあり脱帽。全く同じ方向を向いていることに驚いてしまった・・・。他の市民大学に行くとやはり面白い!今回も相手をしてくださり、ありがとうございました!

2014年7月2日水曜日

READY FORに登場!

それは一通のメールから始まりました。「READY FORにプロジェクトの本特集に掲載してみませんか?」最初は何のことやら?と思いましたが、READY FORと言えば、2年前に責任者の米良さんからお話を伺い、「えひめSEED」構築の際に多大に参考にさせてもらった日本最初のクラウドファンディングサイト。これも何かの縁!

今回、掲載したのは「過去3年間の授業内容を振返った授業写真集の製作」です。3000冊を製作したいと思っています。印刷製本、紙、デザイン、郵送などを積算すると100万円以上しますが、その内の100万円の応援をお願いしています。

「えひめSEED」では応援の橋渡しを行っていますが、今回は当事者。プロジェクト掲載に際したやり取りや仕組みなどは参考になります(笑)。READY FORは、目標額に1円でも達成しないと「ゼロ(不成立)」のオールorナッシング。ご支援をお願いいたします!