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2025年6月17日火曜日

朗報届く。

嬉しいよね!自信にもつながる。

「公益活動の資金調達講座」終了後も1時間以上相談に乗った参加者がいたのだけど、その参加者から「採択されました!ありがとうございます!」という朗報が入る。やったね!おめでとう!

1時間以上も相談にのった内容は「プレゼンテーション」について。
プレゼンなんてしたコトがない・・・と言う相談者へ「プレゼンはテクニック」と教えて初心者が陥りやすいコト&対応策を伝える。

(1)作成資料が多い→プレゼン時間より20%少ない枚数に抑える。

(2)自己紹介が長い→表紙に入れて少しでも表示時間を節約する。

(3)説明/文章が多い→「読ませる」ではなく「見せて」訴求する。

(4)メリハリがない→均等に時間を割かず緩急で構成する。

(5)全部言いたがる→審査員から質問が出る余白(隙)をつくる。

そして、もう一つ。
プレゼンがある場合は、発表後に審査員からの質問が出るので「想定問答集」を作っておく。

でも、どんな質問が出るか初心者には分からない。
そこは審査員経験者として「採択されなくても提案事業は行いますか?」というテッパン質問を教える。

全員が「やります。」と言うけれど、審査員から見ると(あぁ、この人はしないな。)とかわかるもの。

そして、「審査員から質問が出る余白(隙)をつくる。」という上級編も伝えた。
これは応答時間を自分の時間に変換できる大技。
特に「予算/費用面」で質問してくる審査員がいたら、プレゼン時間内では限りある紹介になるので、この時間でお金の話をする。

相談者が採択されるのは嬉しく、自分でも助成金を申請したくなってしまう(笑)
そして、申請に値するチャレンジングな募集を見つけてしまう!
これは申請しなきゃダメでしょ!と、資料一式をダウンロードした!

2025年6月11日水曜日

これまでの14年、これからの14年。

(左)柳井崇延さん、(右)松本英次さん

NPO法人いよココロザシ大学の15回目の総会が終わり、理事との意見交換会。

2011年にココ大は開校して、その時からの理事なので、14年の月日を重ねると色々と思い出話もあり、「今の財務状況は以前に比べたらとても健全ですよ」など、外的要因、内的要因を含めて低迷・停滞して先行き不透明な時期があったのは事実。

でも、こうして美味しく、“表に出せない”コト(笑)も語り合えるのって14年の月日が盤石にした信頼の証みたいなもの。

ただ、私自身は14年経っても会計・税務に全くのゼロ(いやマイナス)知識なので、柳井税理士からは(いい加減に一つは覚えてよ!)と思われてるかもしれない。

松本さんとはココ大設立前に紹介を受けたから15年のお付き合い。
ココ大のサイト、えひめフィルム・コミッションのサイトを構築してくださり、これらの知識と情報に関しても乏しい私はいつも(超些細なコトだろうと思っても)お願いばかり・・・。

知らなかったら、知っている人にお願いすればいい!と思っているのでご勘弁(涙)

これまでの14年を振り返り、次の14年を見通すと私は67歳!
「いづれ情報デザインなどの科目、学びはなくなりますよ。」と松本さん。
AIの方が情報を扱うのは得意だから取って代わられるとのこと。
柳井さんも「数字入力がなくなりました。」とAIを導入しているとのこと。
お二人ともスゴい!私はお喋り友達程度でしかAIと付き合ってない・・・。

数年後も見通せないのに14年後が見通せる訳がないけど、ココ大はどうなってるのだろう?
そもそも14年前に今を想像できていないのだから、想像していない所にいるんだろうな・・・。

2025年6月4日水曜日

15回目の開校記念日。

授業回数は14年で700回を超えました。

2011年6月4日、松屋城の下に広がる城山(堀之内)公園で、NPO法人いよココロザシ大学は100名以上の方々と開校式を行い、早速3つの授業(「美甘子さん(歴史アイドル)が語る!ふるさと大三島の歴史」「
集まれ!松山城石垣探検隊~松山城石垣の秘密を探る~」「庶民の「お能」松山藩ゆかりの伝統芸能を体験しょ!」)を行った。

あれから月日と経験を重ねて、今日は15回目の開校記念日。
一部のNPO法人が地域や社会から、いつの間にかフェードアウトしたのを見ていたから、ココ大が今日まで続くとは想像できなかった。
と言うか、そんなコトを考える余裕はなかった。
授業数が700回を超えたなんて実感が湧かない(先日704回目が終了)。
市民学生も2200名以上、市民先生も350名以上。

ここまで成長できたのは偏に共感しかなく、授業を作りたい!と言ってくれた方々、授業をして欲しいと依頼してきた方々、授業に協力したいと資源を提供してくれた方々、授業を受けたいと申し込んでくれた方々などのおかげ。大感謝!

その結果「ワンダーえひめ(愛媛の生物多様性)」「しまのわ分校(愛媛の離島振興)」「南予通信大学(愛媛県南予振興)」「風早推し隊(北条地区の魅力発掘)」「愛顔の食卓(愛媛の六次産業課振興)」「愛媛国際映画祭」などに携わり、経験値LVはかなりあがったと思う。

ただ、そんな時にコロナ禍になり「人と会ってはいけません。集まっていけません。」はココ大の根本を揺るがして事業変更を余儀なくされる。

そんな時、数十億円の巨大プロジェクトに携わり、光を見出すも青天の霹靂でプロジェクト自体が中止!愛顔の食卓も事業終了。2000万円の借金も背負い、描けずにいたら「ココ大付属学園」「IYO夢みらい館」の相談があり、「えひめフィルムコミッション」は強化される。

面白がってくださる方々に支えられている15年。

2025年5月28日水曜日

一発OKからの。

一発OKが出てご機嫌な我々

毎月土曜日の16:55からFM愛媛で放送中の「エールラボえひめ」は、今年度から愛媛県総合政策課官民共創推進室の所管になり、パーソナリティーも高田さんに交代。
そんな高田さんと2回目となる収録。ちなみに5月放送は、5月31日(土)16:55から!

収録を終えると、その勢いでシマズDのチェックが入り、編集がその場で行われる。
スタジオでは高田さん、西城さん(エールラボえひめ事務局)、私の3人で収録した内容や次回の収録内容について話していると、編集をしているシマズDからOKサインが出る。

???と思っていると、一発OKとのことで、たぶん2回目となる収録最短記録タイではないかと思う15分ほどで収録&編集が終わり完パケとなる。
「気持ちいいですね!」と高田さん、ホント、スカッ!と決められてサクッ!と終えられサイコー!な収録後の写真。

その後は打合せ。今回の収録内容を振り返ると取り上げたプロジェクトの課題に「資金調達」があがったので、5/31にIYO夢みらい館で「公益活動の資金調達講座」をするし、エールラボえひめでも7月に資金調達講座を予定しているから、お伝えしたらいいなどの意見交換していたら思い出したことがあって・・・。

「資金調達講座に興味はあるけど、資金調達を頑張っていないように思われるかも・・・」という方がいてビックリしたという話。

一体、どこでそんな思考回路になるのか?高田さんも西城さんも驚いてた。
活動資金の調達は頑張っている、頑張ってないなどの自己評価、世間体に関係なく、市民活動、NPO活動を含む公益活動は「(課題の改善、解決の為に)持続しないといけない!」という使命が薄らいでいるのかもしれない。

「使ってください!」と言うお金があるわけだし、仮に100,000円の助成金を活用して100,001円でも成果を出せたのなら有益と言うことを記したい。

2025年5月13日火曜日

倒産してた!

不透明感増す社会・愛媛

メモのような独り言。
帝国データバンク松山支店によると、2024年度に愛媛県内で1,000万円以上の負債を抱え倒産した企業は昨年度より7件増えて計60件、負債総額は約704億円になり、集計を始めた1965年以来で過去3番目の規模になったとのこと。

負債総額の704億2300万円は前年度負債総額の3.2倍。
大きな要因は、四国中央市の丸住製紙が約590億円の負債を抱えて民事再生に入ったから。


業種別では、建設業が最多で14件、次いで製造業と小売業がそれぞれ12件。
従業員別では10人未満の倒産企業が73%(44件)を占めた。

コロナ禍で売り上げ落ち込み、そこへ融資などを受けたものの返済による反動ブーメラン、世界経済は不透明になりつづけ、何もかもが高騰と予想すると、今年度は昨年度以上に増えるかもしれない・・・と思うのは私だけではないはず。

実は60件の倒産のうち、ロケ弁でお世話になっていた店も入っていてショック!
お願いしようと連絡してもつながらず、ウェブサイトを見たら倒産情報が出てた。
ほんと、事業を立ち上げることはできても、継続は全く違う話だから本当に大変。
明日は我が身という感じ。

NPOには倒産ではなく解散という言葉があり、資金調達ができずに解散、事業に行き詰まり解散、新規会員などの獲得失敗で組織高齢化による解散、不祥事による解散・・・など、いろいろあるけど、その中でも「一定の役割(≒設立時に揚げた使命/ミッション)を果たしたから解散
」という【円満解散】でありたい。

不透明感が増し、暗中模索・五里霧中の中で稼ぐ力、収益力の強化はますます求められる一方で、でも求め方は何でもいいか?と言われると悩み所で「広く浅く or 狭く深くか」など考えることは多いと思った件。

2025年4月28日月曜日

5月31日(土)10時から【公益活動の資金調達講座】


どんな活動をしても“何かしら”の資源は消費する
わけで、例え「お金」は使わなくとも「時間、モノなど」は消費する。

例えば一人で海岸清掃をする時もゴミ袋、軍手、トングの他に時間(清掃時間、終了後の資源分別など)を消費する。

これが二人、三人と仲間が増えてグループで海岸清掃をすると、それまで持ち寄った私物から物資の購入が検討されて「5万円あったらゴミ袋、軍手、トングの他にオリコンや消毒液、折り畳みテーブルなどが買えるよね。」と、活動の充実を想像できる。

もしかしたら、海岸清掃で集まったゴミでも、「シーグラス」などと価値あるモノにアップサイクルできたらワークショップも可能。すると謝金も払えるとなる。

私的は市民活動/公益活動にはなるべく身銭を切らない方がいいと思っていて、もちろん、自身がそうしたい!ならば、身銭を切り続けてもいいけど、持続化を意識するなら「お金」は得られる所から得たらいいと思う。

その得られる先とは「助成金や補助金など」で、毎年、必ず用意されている制度。
その額は数万円から億円まであるけど、市民活動/公益活動で求める額は数百万円までが多いと思う。

最初から数百万円、数千万円の助成金、補助金の申請をするには知識と技術、経験が必要だから、難しいと思う。だから数十万円の助成金から経験と実績を積み重ねるのがいいと思う。

そこで、今年も既に助成金の採択は受けてる経験を踏まえて【公益活動の資金調達講座】を5月31日(土)10時から12時まで、IYO夢みらい館で開催!

今回はディレクターをつとめる「エールラボえひめ」、評議員をつとめる「えひめ西条つながり基金」ともPRなどで協力し合おう!となり、その第一弾。

何といっても特徴は「実際に採択された助成金の申請書などを活用する」こと。
愛媛を昨日よりも今日、今日よりも明日と暮らしやすくしたいのだ。

2025年3月20日木曜日

これからクラファンをしたい人は。

さっちゃんのプロジェクトを応援。

これまでクラファンを自ら企画&実施ことも、作戦を練り仕掛けたことも、支援したこともあって、少しは知ってるつもり。

クラファンをしたい!と思っている人は意識が高く、目標を達成した場合、意欲マンマンで取り掛かるのは承知。
だけど、そもそもクラファンをしたい!と思っても迷うことがある。

その最初が「どの運営会社でしたらよいでしょうか?」。
10年ほど前のクラファン黎明期は無数のサービスが立ち上がったけど、結局、今は「CAMPFIRE(支援金総額770億円以上)」「Readyfor(支援金総額400億円以上)」「Makuake(累計応援購入総額1000億円以上)」の上位3社がマーケットを牽引してる感じか。

他にもあるけど、得意&専門で“棲み分け”ができた・・・と言う感じか。
以前に参加した映画系に特化の「MOTION GALLERY」では、コロナ禍に大打撃を受けたミニシアターへ「ミニシアター基金」への創設があり、結果、2万9926人が参加して3億3102万5487円が集まり、118劇場計103団体へ約303万円/団体が配分された。

そして「リターン」の設定も悩ませる。
3000円、5000円、10000円など、金額に応じたリターンもあれば、リターン無もある。
リターンをする際(リターン相当額は何がいいの?)となる。
商品開発なら商品が早期割引もアリだし、サービスなら無料クーポン、非売品などの提供など、色々と考えられるけど、一般的にリターンは応援額に対して25%-30%が目安。

さっちゃんは「約40%をリターンにあてて、約60%が手元に残る。」と言っていた。

そして「知らない人からどうやって支援を得られるのか?」は、「ひたすら進捗情報などを発信するしかない。」これに尽きる。

ちなみにさっちゃんは期間中に55回も活動報告をした。このマメさが見知らぬ人とでも信頼関係を築く唯一の手段なのだ。

2024年12月20日金曜日

献杯で乾杯。

行く道を照らしてくれますように。

「20年って、ものすごい歴史ですよ。」を皮切りに始まった思い出話。
黎明期、自分たちがしているコト(=フィルム・コミッション)は地域から必要とされているのか?撮影に役立っているのか?このやり方、方法で合っているのか?など、暗中模索、五里霧中で手応えが欲しく、ホテルに合宿してオールナイトで学び合ったり。

任意団体では大きな案件は受託できないと分かり、法人化しようと設立に向けて奔走した日々。
事務所も間借りしたり、小さな部屋を借りたりして何とか事務局機能を存続させた日々。
赤字に陥ってしまい、執行部の責任について喧々諤々となり会議が1時間以上もズレ込んだり。

色々と思い出話に花が咲く中で「そもそもさ・・・」となり、フィルム・コミッションに貢献した故人の話になる。

M氏は間違いなく日本にフィルム・コミッションを広めるために尽力した一人で、退任しても連絡をくれ、生前葬的な会を開いた時も招いてくれたり。

H氏は某県庁職員で同世代だったからか気が合い、またH氏の地域は撮影が多かったので色々と相談したり、教えてもらったりした方。

小林さんは「歯に衣着せぬ」人でズバズバな発言で有名だったけど、私には「あの撮影はすごかった。羨ましいよ!」など兄貴的な存在な方。「いやぁ、風邪ひいちゃってね・・・。」が最後に交わした言葉。もう12年前ですか。

「(故人の)みんな、今のJFCを喜んでくれてるはずだよ」の言葉にジ〜ンときて「そうであったら嬉しいです。」

多くの人が携わり、また携わっていただき今がある日本のフィルム・コミッションに乾杯(献杯)。

2024年11月27日水曜日

機中で振り返り。


伊丹空港を飛び立つ頃は既に真っ暗で、眼下には人の営みである灯がキラキラ。
大都市(大阪府は884万人)の灯に(愛媛県の夜はこんなに明るくない!)と比較したり(愛媛県は133万人)。

2日間お会いした方との交換した名刺を見直す。すると、多くの人が名刺を2枚渡してくれていたことが分かり(もしかしたら複数持っている方が、人生において良くも悪くも相乗効果があっていいのかな?)と思ったり。実際に私もココ大とジャパンFCだし。

(あれ?この方の名刺は一枚だったな・・・。)と思った方の名刺裏を見たら、4つの組織名が書いてありました(3つ以上の所属なら一枚名刺で表に名前、裏に複数明記がいいという好例)。

もう一踏ん張りした方がいいのかな?と思わせた「Community College Backstage 2024」。

と言うのも「(物理的な)場所」が興せる可能性は想像以上で、4年間店を構えた「愛顔の食卓」も立ち寄れる場所があったからこそ、人が集い、愛顔の食卓で行った授業はどれも場所があったからできた内容。
店を構えたことで、大変なコトも多々ありましたが・・・。

店は結局、開店資金として借りた2,000万円の返済計画がうまくいかず
、その後3年間かけて2,100万円を完済したのは笑い話。だから、仮に検討しても「仕入れて売る業態」ではないな。

今は反動なのか、事務所も持たずリスクもなく気ままにしてるけど、あんな、こんなで妄想してたら楽しくなって、松山空港までの50分のフライトが(えっ!もう着陸?)と、5分ほどに感じた件。
53歳は大人しく、静かになるには早すぎるお年頃なのか?

2024年11月26日火曜日

最大のモヤモヤ。


他の市民大学とココ大で明確に違うと思った点は、市民大学の捉え方?いや、捉え方は同じ(≒学び合いの精神で相互理解を育み、地域を豊かにしよう等)かな?向き合い方?

違うのはNPO法人という性質上、地域の課題を解決・改善することを使命にしている点かな?
これは法人格である以上、定款に記さないといけないマニュフェスト。

でも、NPO法人ではなく任意団体なら意識しなくてもいい。身の丈と言うか、手の届く範囲で展開と言う感じ。組織などの仕組み、事務局などの体制も整えなくてもいい。

NPO法人なら定款(方向性)があり、事業(方向性を実現する手段)があり、そのための仕組み(総会など)や体制(理事会など)があり、ヒトモノカネなどの資源を調達して毎年決算をして、効果や成果を報告しなければならない。

ココ大設立時に「NPOで喰っていく!」と宣言したこともあり、稼げるNPOを目指していたけど、(ひとまず)喰えるようになったから、これは宣言終了。

最大のモヤモヤは、(これでいいんだよね?)と言うモヤモヤ(自問自答)。
市民大学は、許可や申請など不要だから始めやすく辞めやすい。
大義がなくてもいい。興味関心のある人たちが集まればいい。自分たちの手の届く範囲で無理はしない(ストレスを抱えない)・・・など、それぞれの市民大学の方針などを聞いて、(へぇ〜)が率直な感想。

ココ大は生業にしたかったから、社会的信用も得るために法人格の承認も受けたし、大義も掲げたし、興味関心のない人にも訴求してるし、身の丈に合わないコトも背伸びもしたし、規模の拡大拡充もした。

その土地(地域)に馴染んでいる、溶け込んでいる、受け入れてもらっているなら、どんな形でも意義はあるよね?なんだけどモヤモヤ。

気になったこと3つ。

ソトコト編集長指出さんを迎えて

<分断について>
「比較」がダークサイドに堕ちると分断なのか?他者との価値観や思想のほか、現状などの違いをを容認・許容できず、優位に立とうとする意識、言葉や行動。
分断が起きると修復関係は難しく、争いに発展したり・・・と想像してたら、「そもそも、分断してると気づいている人と、分断していることさえ気づいていない人がいる状態が既に分断」と、ソトコト編集長の指摘さん。

<コミュニティ>
「コミュニティという言葉に違和感」があるという神戸モトマチ大学の村上さん。
気にしたことがなかったけど、言われてみれば「括り、グループ」のような意味合いもあり、コミュニティの内と外との境界線があるともイメージしたけど、コミュニティを「つながり」と解釈すると、括りなどは感じにくいので、自分の中では「つながり」と理解しようとなる。

<どう伝えるか?>
「我々だけ(この機会だけ)が気づく、学ぶだけではダメで、今回の学びをどう、地域で実践するか?が大事と思うんです。」と言った背景は、市民大学だし地域で暮らしているから。
「いい話を聞いた。」で終わらせないためにも、地元に戻り学んだコトを取り組みに反映させることが大事とも添える。

<おカネ>
素敵な事例をたくさん聞いたけれども、マネタイズ(収益方法、資金調達)に関してはなかった今回。
テーマではなかったからだけど、10年以上続けている市民大学も多かったことから、何をするにもリソース(ヒトモノカネ等)は必要と分かっていると思われ、気になってしまった。

2024年11月25日月曜日

リード・ザ・セルフ。


「私も“リーダーシップの旅”がバイブルです!」と、帰りがけに声をかけてくれた女性参加者。
「リード・ザ・セルフって響きますよね。帰ったらもう一度、読み返します!」「私も今回、持ってくるに際して読み直して、改めてバイブルと思いました。」と、2-3分の立ち話で挨拶もそこそこに終えてしまい、名刺交換をするのを忘れてしまった。誰だったのかな?

ちなみにリーダーシップの旅は「リード・ザ・セルフ」を起点とし、「リード・ザ・ピープル」へ進み、「リード・ザ・ソサエティ」と続く。
リーダーシップへの矜持はこの本で学んだ。どうでもいい話だけど、この本には「スター・ウォーズ」「スパイダーマン」などの映画を例にした“くだり”がある。

他の10大学からは、地元のローカル誌を並べたり、20年以上前の本を並べたり、著名人の本を並べたり、HowTo本を並べたり、小説を並べたり、理論書を並べたり、自分の著書を並べたりと、持ってきた人の個性が出て面白かった。「好きな映画」とも似てる。

今となっては遅いけど「ジェダイの哲学:フォースの導きで運命を全うせよ(ジャン=クー・ヤーガ)」で笑いをとっても良かったかも。

サブタイトルの「見えないものを見る」とは「見ようとする努力をする」と同じ意味で、暗中模索の五里霧中、不明瞭で不確実な社会だから闇雲になったり、目の前にしか注意がいかないけど、だからこそ他人任せにしないリード・ザ・セルフなんだと本の解釈。

リーダーシップとは生き様の問題である。つまり、自分はどんな人生を送るのか?と同義であるとp286ページ。
いちいち、響きますな。

2024年11月24日日曜日

副業ではなく複業。


第10回目となる「Community College Backstage 2024」に集まったのは、FURANO BETA大学、柏まちなかカレッジ、こすぎの大学、京都カラスマ大学、奈良ひとまち大学、交野おりひめ大学、京橋クリエイティブ大学、2畳大学、みんなの尼崎大学、神戸モトマチ大学、いよココロザシ大学の計11の市民大学(コミュニティカレッジ)。

実は第1回目の2015年にもお招きいただき、あれ以来だから10年ぶり!
10年前は25の市民大学が集まったのか・・・。
でも、CCC(
Community College Consortium)を見ると99校が全国各地で頑張っているよう。

坂口先生(明治学院大学)の講演を終えて懇親会。
会場は「open air」というクラフトビールを提供してる店で、このopen airを醸造してるのは神戸モトマチ大学の村上さん。
open airは大人気とのこと。

乾杯のあとは、多くの市民大学が10年以上続けていることもあり「この10年間どうでした?」となる。

ある市民大学は規模を縮小して細々としたり、またある市民大学は「内容は変わらないけど歳だけ重ねた」と笑いをとれば、ココ大は「生業にしてるから飯が喰えるよう凸凹ありました。」となる。

集まった全ての市民大学の方々は、
メガネ屋、カフェ、議員、工務店、公務員、キャリアコンサルタント、ライター、クラフト醸造などの複業者で、私もフィルム・コミッショナー。
副業ではなく複業で、職が相乗効果を生んでた
そう言う意味で、市民大学って地域との相性は良いと思う。

フィルム・コミッションとは全く違う、
コミュニティカレッジの集い。

神戸へ生涯学習を学びに出稽古。


「ヨーロッパは人が集まり、そこから学びへと繋がっているのに対して、日本は仕組みを先に確立して、そこへ学ぶ人を集める。」と、生涯学習などが専門の坂口緑先生(明治学院大学)。

どちらが良い悪いではなく、風土や性質などによって様々だけど、ヨーロッパと日本に共通項を見つけようとすると「場」があり、場の大切さを強調されてた。

その中で、デンマークにある「ABSALON(アブサロン)」の紹介が面白かった!
閉鎖される協会をFlying Tiger Copenhagenの創業者が買取り、地域の開かれた民設民営の公民館として2015年に開設。


すると、訪れたい人、何かしたい人、手伝いたい人、理由もなく立ち寄る人などが集まり、コミュニティが形成され、毎週60種以上のイベントが行われて、老若男女が交流しているとのこと。
そして目玉は「共同夕食(デンマーク語でfællesspisning)」という、いわゆる「ロングテーブル」な食事で隣同士が見知らぬ同士でも一期一会で対話するというもの。
食事はシンプルな大皿料理で、盛る&分ける、話しかける所からコミュニケーションが始まる。

日本の公民館は官設官営が多いから、ABSALONのような取り組みは難しいから、民設民営だけど、すると維持費は?と直ぐに思ってしまうけど、民設民営だから有償だけどサービス料は安く設定され、観光客も訪れるし、行政や企業からの支援もあったりと循環してるとのこと。

「教育は、児童期、青年期で停止するものではない。 それは、人間が生きている限りつづけられるべきである。」-ポール・ラングラン(教育思想家/生涯学習の考え方の原点を示した人)-

2024年11月11日月曜日

2024年最後の授業は。


2024年を振り返るに
は早いけど、ココ大の授業は12月7日(土)10:30からIYO夢みらい館/調理研修室で行う「缶つま本でつくるツマミ」授業が最後。

この授業は703回目の授業。2024年は700回目という節目を迎えた年で、これまで授業を企画してくれた授業コーディネーターの分も振り返ると感慨深い。
2011年6月4日に第一回目の授業をしてから13年、コツコツと授業を重ねてきた結果&通過点。

700の授業ということは、700の企画が成立したわけで「この絶妙な“学びと遊び”のバランスがたまらんですね。」は新聞記者さんのコメント。

上手に言語化できないけど、サジ加減は経験値としか言いようがない。授業で全てが学べることはなく、授業が終わってから本当の学び(≒深く知り、広く知り、考えること)が始まると思ってる。

さて、「缶つま本でつくるツマミ」授業はパパイズム鈴木雅也さんを市民先生としてお招きしていて、鈴木さんはココ大付属学園でもお世話になってるプロの料理人。

前回は参加者が持ち寄った缶詰(イワシ缶、ツナ缶、サバ缶、馬肉缶、鯨缶、帆立缶、スパム缶、コーンビーフ、焼き鳥缶、鮭缶、豆缶、オリーブ、パイナップル、コーン、シンガポールの缶詰など)で14品ができあがり、その過程はIYO夢みらい館の図書館にある缶詰のアレンジ本や鈴木さんのアドバイス。

乗せたり、和えたり、混ぜたり、挟んだり、そのままでも美味しい缶詰だから手間などを省くことで「時短料理、キャンプ飯、災害時食」にも応用できるからオススメ!

ただいま、参加者の募集中!

2024年10月25日金曜日

気づきを与えられる。


ココ大のお問い合わせメールには、毎日数件が届くのだけど、「授業などの問合せ」「撮影などの問合せ」「講師などの問合せ」「営業/DM」が多い。

で、時々届くのが「その他問合せ」。
今回は、某大企業からココ大について取材したいとのことで(なんで?どうして?)となるも、“そこ”は深く考えず、興味関心を持ってもらったことに感謝して、オンライン取材を受ける。

てっきり取材は大企業の方とライターとの2対1と思ったら先方は画面上に6名も並び恐縮、ココ大からは私一人。
見ず知らずの方にココ大について話すと、自分自身の振り返りにもなって良かったという件。

やはり、「コロナ前とコロナ後」では大きく変わり、授業形態などが変わったことを“言語化”できたのは収穫だった。現在のココ大はコラボ授業しかしていない。

現状(≒成果)だけを話すと、“それっぽく”受け止められるけど、当人にはそんな意識は全くなく、2011年の開校以来、多くの人に興味関心をもって参加や理解、協力をいただいていて、700回を超えた授業や2200人の市民学生は結果であって発信する際の話題の一つ。

「変換という言葉を使われていたことが印象的でした。」とは先方の一人。
ココ大の授業は市民先生が教えたいことではなく、市民学生が知りたいことを教えるのが基本なので、そこでは変換が求められていて、市民大学でなくとも事業にとってはプロダクトアウト的な発想なのか?マーケットイン的な発想なのか?ということ。

久しぶりに振り返ることができたけど、やはりフィルム・コミッションあってのココ大だとも再認識。

そこへ、新たな「その他問合せ」が届き、今度は「10年ぶりですね!」という内容!

2024年9月24日火曜日

受講者228名。


2年目の愛媛県職員を対象にした計5回の「NPO・ボランティア講座」が終了。
受講者数は計228人。

228人には、県職員になった友人がいたり、友人のご子息がいたり、学生時代から知っている方、ココ大に市民学生で参加している方など知り合いも多く、県庁職員の多様性というかバラエティ豊かな才能が県政に参画となって「頑張ってね!」とエールを送る。

特記事項は、私が預かる講座なので「楽しく学ぶ」がモットー!
から、事例では「フィルム・コミッション」と「ココ大」について紹介すると・・・。

  • NPO(法人)の定義からフィルム・コミッションの話まで非常に興味深い話ばかりでした。
  • 愛媛県内にNPO法人が700以上もある事に驚きました。
  • ロケハンや撮影を通して地域を知るに繋がるのにはかなり興味が湧きました。
  • ココ大とロケハンを同時に行う発想がすごいと思いました。
  • フィルム・コミッションの話は特に面白かった。
  • 映画の撮影が地域活性化に多方面で良い影響を与えていることに驚いた。
  • 普段から想像力を持ち、日常の景色を物語の舞台にしていくのがすごい。
  • 多くの県民が愛媛の魅力に気づいていないコトが大きな課題と感じた。
  • 現状を課題と捉えてしまいがちなので、訓練をして意識を変えていきたい。
  • 「課題」の捉え方についての話がとても印象に残りました。
  • 愛媛がロケ地になっている作品がこんなにも多いと知らなかった。
  • NPOの方はギリギリの生活と思っていたが、想像と違っていて驚いた。

など、色々な感想や意見が寄せられる。
ちなみに、
感想や意見は自由記述なので、別に何も書かなくてもOK。
なのに46%(104名/228人中)が長文で寄せてくれて(響いて良かった!)となる。

彼らが現状に憂いていることも分かり、改めて「頑張ってね!きっとまた会うでしょう!」とエールを送って全5回の講座終了!

2024年9月3日火曜日

お金大事。


生々しい話。今夏のココ大付属学園で色々とお世話になった事柄などの経費、他事業でも区切りがついた事業の精算。事業への先払い、給料などで400万円ほどを今週中に支払う。
なかなかの金額で大きな塊。高級車一台分ほどか(免許もってないけど)

借金の返済中だったら、頭を抱えて“つなぎ融資”も考えたかもしれない。
だけど借金(2000万円)は既に完済、借金に充てていた額は繰越金にも充てられて、400万円程度なら支払えるようになったのは苦節13年、成長した証か。

お金大事。公益活動をしてるからって、我慢や窮屈を強いるのは意味不明だし無意味。

エドワード・デシは、取組のモチベーションの動機づけには三要素「自立性(自分が選択するコト)」「有能さ(点数など数字や数値で挑戦を図るコト)」「関係性(互いに支え合い頼り頼られるコト)」があると言っている=自己決定理論。

お金は数えられるし、比較できるし、客観的に測れる一つの指標。全てではないけど、お金があることで「できるコト(選択肢)」は増える。
先日も、そのコトを痛感したばかり。

愛媛県の最低賃金は、令和5年10月6日から897円以上/時だったけど、令和6年早ければ10月から956円(59円引上げ)になるとのこと。愛媛県初となる900円台へ突入。

と、言うことは、愛媛県内多くの所で1,000円/時という賃金も見かけるようになるのか。
働く人にも経営者にとってもお金、とても大事。

2024年8月24日土曜日

悩ませる。


2年ぶりの愛媛県研修所!これまで新規採用職員を対象にしていたけど今年度から2年目職員の研修に変更。

2年目研修だから既に一年間、公務員として愛媛県の実情を学んだ&実感している彼ら。
そんな彼らに「NPO・ボランティア講座」をしたのだけど、課題について学び、理解してくれたのは良かったけど、2年目の彼らが「最も興味関心の高い愛媛県の課題キーワード」として一つだけ選んだのは・・・。

  • 孤独/孤立
  • 空き家/廃屋
  • 限界集落/住民減少
  • 恋愛/結婚
  • 出産/子育て
  • やりがい/生きがい
  • マイノリティ理解/多様性理解
  • 働き方/ワークライフバランス
  • 賃金/収入
  • 自己実現/自己肯定感
  • 被災者支援/避難環境
  • 地球温暖化/環境破壊
  • 紛争/テロ
  • 伝統/文化
  • 病気/リハビリ
  • 老後/人生100年時代
  • 無関心
  • その他
と、予め用意した選択肢の計18種類が偏ることなく、満遍なく挙げられていた・・・。

勝手なイメージでは、18種類もあるから選ぶのに迷い、最後は2、3種類
のキーワードに集中すると思っていたのに、全ての選択肢が満遍なく選んでいて(愛媛県の課題は多様化していて、想像以上にヤバいかもしれない・・・)と深刻に受け止めてしまった。
と、言うのも選択した課題キーワードを改善/解決するリソースは潤沢にあるのだろうか・・・と。

まだ200名ほどの2年目職員への研修は残っているから、最終的には「特に課題と感じていることのBEST3」が浮かび上がると思うけど、最後まで【選択できる全てが課題】となってしまったら、この先の愛媛県は危ういかも・・・となる。

2024年7月26日金曜日

1,111,111回目。


学長日記のアクセス数が100万回を超えたと書いたのが2023年7月24日。
その一年後に1,111,111回のゾロ目を超える。毎日300回以上の閲覧があった計算。

ココ大を設立して認知度を高めようと考えるも資金がなく、無料で始められるPR手段としてブログに着目し、書く練習にもなるからと、2011年から書き始めて今回で6511回目。
ハッシュタグもSEO対策など、一切してなく、単に自分の内省と言うか思った感じたことを綴ってるだけで、(時々誤解されるけど)報酬もスポンサーもなにもない。

しかし「学長日記を読んでから一日が始まります。」「考えたい時に日記を読んでます。」「隙間時間に読んでます。」など、時々感想が寄せられるのが、嬉しかった恥ずかしかったり。
読者には貴重な時間を割いてくださり大感謝。と、言っても本人は何の忖度もなく好き放題に書いてるだけです。

ただ、好き放題に書いていても、自分では想像もしなかったコトに結びついているのは事実で、コラムやエッセイ、提言などの寄稿を依頼されたり、新聞への依頼、ラジオ構成の素材になったり。「継続は力なり」とは本当。

「学長日記って壁打ちのように読んでます。」と感想を言われたのは先日。(あぁ、そんな風に捉えている人もいるんだ)と気づく。

ちなみに、一つだけ心がけているのは、一過性の時事に参加しないようにしていること。
「Eテレ」のような我が道を行く的な内容を目指して次は1,234,567回。