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2026年6月17日水曜日

イメージしやすい共創アイデアが多かった!


良い意味で「派手な共創事業アイデアは出なかった。」ワケは・・・。

察するに当事者(桑原さん)の話が身近(研修生の中には“保護者”もいて、我が事に思う人もいた)であり、愛媛県全体にも関係する内容(将来の人口増減にも関係)であり、この瞬間でも必要としている中高生(居場所がなく悩んでいる)がいるから。

だから、(良い意味で)突拍子もない、ハッ!と気付かされるアイデアよりも、現実味のある共創アイデアが多かった気がする。

その中でも「学習塾との共創事業アイデア」は中高生というターゲットも、学力を心配する保護者にも、塾にとってもメリットがあるとわかる。もちろんくすくすにも。

イメージ的には愛媛県内にも伊方町や鬼北町などにある「公営塾」のような感じかな。
公営塾だと行政や自治体も支援しやすいかもしれない。

また「7限目はセブンで。」というコンビニエンスストアを地域の若者拠点にするのはどうだろうか?という共創アイデア。ネーミングがGOOD!

これは生活圏の中で中高生支援をしようという内容で、訪れやすさ、日常にあるコンビニ、企業によるCSRの観点で参画できる内容にイメージしやすかったり。
その昔、大街道にコンビニがあり、2階を解放していたけど、あれだな・・・と。

写真は民間企業による試供品提供、余剰品活用、モニター案件などからの新商品、新サービスの場としても機能する場の設立。

そもそも、家も学校も居心地が悪い中高生をターゲットと想定すると大人の都合で動くわけもなく「何もしなくてもいい場所でもある」と、心理的安心を添えた発表が印象に残ったり。

すると、この発表グループだけ他のグループがChatGPTからの事業構想図だったのに対して、NotebookLMを使っていて、「なに?NotebookLMって、使いやすそう!」とざわつかせて話題をさらったのはナイショ。

どの共創アイデアも「既存の施設、サービス」と連携することで、ランニングコストを抑えるようにしていて、「補助金も積極的に活用したらいいと思う。」という意見も。

家も学校も居心地が悪い=地域(愛媛)にとっても悪い事だから、熱の入った発表になり今回も充実していたと安堵。

これらのアイデアはE:N BASEに引き継いで桑原さんとブラッシュアップ!

2026年6月16日火曜日

中高生の居場所(ユースセンター)をつくりたい。


NPOくすくすの桑原さんは元中学校の体育の先生。知り合ったのは3年前。

「エールラボえひめ」で、資金調達講座をした時に「これから活動を始めたい。」と言っていて、その後も資金調達講座に参加してくれ、個別相談会にも参加してくれて助言すると実行して、見事に助成金を獲得。活動に勢いがつく。

子ども(我々は小学生、くすくすは中学生以上)
を対象にしていたから、ココ大付属学園のメンバーにもなってくれて、付かず離れずのご縁。

この2年間で着実に歩み続けた結果、意思もビジョンも明確になったので、新任係長対象の共創事業検討機会のゲスト講師として招き思いの丈を語ってくれる。

今回取り上げていただきたい共創事業は、『MYPP(まつやまユースプレイスプロジェクト)』です。
中学生以上が、「居たい・行きたい・やってみたい」と思える居場所をユース自らが作るプロジェクトです。


MYPPでは今後三年間で、ユースの居場所の常設化を目指しますが、そのために必要な資金がありません。
本年度の財源は補助金を活用予定です。

常設の場合、固定費や人件費など、多くの支出が見込まれますが、そのための資金調達の方法がわかりません。


『子どもの居場所づくりに関する調査研究報告書概要(令和5年3月/こども家庭庁)』によると、地域のつながりの希薄化や少子化により、子ども・若者が地域の中で育ち合い、学び合う機会の減少が指摘されています。


また、孤独・孤立への不安、不登校、自殺など、子ども・若者を取巻く課題は複雑化・複合化しており、一人ひとりの状況や要望に応じた居場所づくりの重要性が示されています。今後、価値観の多様化がさらに進むにつれ、受入れる環境の充実に、こども・若者の多様な居場所が求められています。

 

一方で、子ども・若者の居場所となる資源は地域間で偏りが大きく、特に過疎地域においては、子ども・若者が利用できる場の絶対数が少ないことが課題としてあげられています。

 

松山市内のNPOなどにより、フリースクールや子ども食堂、休日子どもカレッジなどの居場所づくりが行われていますが、多くは小学生以下が主な対象で、中高生世代が対象の居場所は限られています。

特に思春期の中高生世代は、家庭や学校以外に安心して過ごし、自分を表現できる場を必要としているにもかかわらず、その受け皿が十分とは言えないのが現状です。

(そうなんだ・・・家も学校も居心地が悪い中学生、高校生は意外と多いんだな。)と、学校の先生という現場で感じていた違和感を放置せずに、自ら立ち上がった姿勢に、新任係長たちは相槌を打つ人もいれば、私と同じく(そうなの!)と驚いた表情の人もいて、その後、桑原さんは引っ張りだこに。

2026年6月15日月曜日

【結果】111人の回答から見えたコト。

【左】共創が愛媛県にもたらすコト。【右】共創への不安要素

最終的に111名の新任係長が答えてくれた「共創」への意識調査。
途中経過で把握した時と大きく変わっていないけど、備忘録も兼ねて最終結論を残す。

<愛媛県に共創が必要な理由は?>
(1)行政だけでは限界がある。
└ 地域課題が複雑化・多様化し、行政単独では解決が難しいという意見。

(2)人口減少・少子高齢化への対応
└ 人口減少、人材不足、少子高齢化などの構造的課題に官民で取り組む必要性を挙げる意見。

(3)民間の力・ノウハウ・スピード感が必要
└ 民間企業の知識、技術、競争力、現場感覚、スピード感を活用したいという意見。

(4)多様な視点・新しいアイデアの創出
└ 異なる立場や専門性を組み合わせることで、新しい価値や発想が生まれるという意見。

(5)地域活性化・産業振興・経済発展
└ 地域経済の活性化や魅力ある地域づくり、産業振興につながるという意見。

(6)県民目線・ニーズ対応の強化
└ 行政だけでは把握しきれない県民ニーズに応えるため、共創が必要だという意見。

(7)共創の理解不足・回答困難
└ 共創そのものへの理解不足や、回答できないという意見。


<共創の必要性を理解していても共創への不安は?>

(1)官民の目的・価値観の違い(約25%

└ 利益追求 vs 公共利益、ゴールのずれ、意識共有の難しさ


(2)進め方・ノウハウ不足(約20%

やり方が分からない、誰と組むべきか分からない、前例不足


(3)公平性・癒着への懸念(約15%

└ 特定企業優遇、公平な選定、利益供与と見られるリスク


(4)役割・責任の所在(約10%
(5)スピード感・組織文化の違い(約10%
(6)予算・継続性(約8%
(7)情報管理・セキュリティ(約5%


・・・と続く。
正解・不正解のない課題や問いが多いのが地域の現状。

こういう場合、民間企業でも改善/解決できることも多いけど、非営利のNPO法人の方がもっと改善/解決できる・・・と思ったけど、その度に「NPOの課題解決力」を更に高めなきゃって思う。

2026年6月12日金曜日

アジフライ定食を食べながら映画談義。

アジフライにはソース派

3週間に渡る新人係長を対象にした「民間との共創による政策形成」も最終回。
だから研修所で食べる昼食も一区切り。

愛媛県研修所では、金曜日はカレーの日と決まっているのは知っていたけど、過去2週間、木曜日だったのにカレーだったので、この日も(カレーなんだろうな)と思いながら、食堂へ行くと、なんか違う!

「アジフライ定食」でした。
やったね!と喜び半分、カレーじゃないと分かったら“ほんの少しだけ”寂しかったり。人と言うのは、いかに自分勝手な生き物か?を体現する。
ちなみに
「アジフライ定食」には、肉団子とヒジキが付いていた。

そんなコトを隣席で食べていた(初対面の)職員と話すのだから、笑われて当然。
だけど「道場修作の映画、観に行こうって決めてるんです!」と、話しかけてくださり、話は一気に道場修作の話題に。

と、言っても観に行く方へベラベラ喋り、ネタバレも怖いので「物語の展開もミステリー要素たっぷりですが、愛媛県人ならではの楽しみ方、ロケ地などの使い方にも注目してください。」と、言葉を選びながら慎重に魅力を紹介。

そして、そのまま映画談義に突入。
「邦画における劇場公開映画のヒットの目安は興行収入10億円です。10億円以上なら公式記録として残りますが、10億円未満だと記録には残らず忘れ去られてしまいます。ちなみに2025年は計38本ありました。」

と紹介。
そして心の中では「38本と聞くと多く聞こえそうですが、2025年に劇場公開された邦画は694本でしたから、わずか5%という現実で、残り656本は記憶から忘れ去られてしまうのです。」と付け加えたかったのですが、刺激が強すぎるので言いませんでした。

劇場版『旅人検視官 道場修作』の興行収入はどうなるのか?
お一人確定だけど、大勢の方に鑑賞していただけますように!

と、言ってる間に「アジフライ定食」は完食。
ごちそうさまでした。

2026年6月5日金曜日

研修所カレーを食べながらシイタケ談義。

テッパンのチョイスパイシーさ

シイタケの思い出は、家族で何かのイベントに参加し、双海地区の山の中に入り、原木椎茸からシイタケを自分たちで収穫して、BBQしたとき。

大きなシイタケは、“傘”をひっくり返して網で焼き、“傘の裏”にバターと醤油を乗せて「シイタケステーキ」として食べた思い出。美味しかった。

あとは、「愛顔の食卓(6次化品のアンテナショップ)」の時に、大洲市で栽培された原木シイタケのオイル漬け?のような加工品を扱った記憶。
トウガラシ、ニンニク入りで、ピリカラな原木シイタケのオイル漬け、バゲットと合わせたら美味しかった。

そう言えば、商品開発に参加して2024年10月に発売した「6つのまちのやさい自慢ピクルス」では、3市3町が持ち寄った地域資源(松山市:松山長なす、伊予市:乾しいたけ、東温市:もち麦、久万高原町:トマト、松前町:枝豆、砥部町:キャベツ)で、伊予市が推したのは乾燥しいたけでした。

意外とシイタケとご縁があったことが分かる。
その一方で、シイタケが嫌い/苦手な人も意外と多いと知る。
聞いてみると「味、食感、風味」が苦手とのこと。人の味覚というのは、多様なんだなと。

一体、私のシイタケ体験はいつからなんだろう?と思うも全く思い出せず。
たぶん、小さい頃からシイタケは食べていたんだろうな?
嫌いとか好きとか関係なく、ごくフツーに食べてたもんな。

そもそも、シイタケには旨味成分が豊富に含まれていても、味そのものは薄いというか、食感を楽しむ程度と思っていたし、「イリコ、コンブに比べて格下に思われるんですよね。」と教えてもらい、(そうかもしれない・・・)と相槌。

そんなシイタケについて、研修所カレーを食べながら過ごしたひと時。
先週も
研修所カレー、来週も研修所カレー(のはず)。

「研修所に来て研修所カレーしか食べてないんじゃないですか?
「そうなんですよ、カレー以外、定食とか食べてないです。」
「一応、これも“カレー定食”のようなもんですけどね」
「・・・・・。」

2026年6月2日火曜日

フィルム・コミッション編ふりかえり。


一回目の「共創事業研修」は、2日間計8時間で無事に終了。
参加くださった新任係長たちへ、2日間の研修に対して匿名で感想を尋ねると・・・。

「実は泉谷先生の研修は、これで3回目です。毎回意義深い内容ですが、発表されたアイデアの実現性の有無やフィードバックが欲しいです。」と言う感想が目に止まる。

せっかく8時間もかけて仲間と考えたのだから当然だし、こう言う意見が出るのは検討や意見交換が充実していて自信があった証拠。

それにしても私の研修を3回も受けたとは!
愛媛県研修所から預かる研修は3種類だけど、まさか全部を受けたというのか?
詳細は匿名なので不明。

みっちりと寄せられた感想を一つ一つ読む。
これまでだったら、人力で感想を分類していたけど、こういう時にAIは役立つ。

感想を分類別、そして分類の基となる感想や意見を引き出して欲しいと伝えると、全部で7種類に分かれた。順番は多い感想、意見順。

(1)研修全体への満足・感謝
└ 参加者の多くが「楽しい」「有意義」「面白い」と感じており、研修満足度は高かった。

(2)グループワーク・他者との交流が刺激になった
└ 参加者同士の対話や共創が学習効果を高めた。

(3)発想力・思考力の向上
└ 「正解を探す研修」ではなく、「自由に発想する研修」であったことが印象に残った。

(4)業務への応用・自己成長
└ 研修を単なる知識習得ではなく、自身の業務やキャリア形成に結び付けて捉えていた。

(5)講師への高評価
└ 講師の実務経験とファシリテーション力が高く評価された。

(6)フィルムコミッション・映画誘致への関心向上
└ 研修テーマの海外映画の誘致から地域活性化への理解促進効果が理解された。

(7)改善要望・追加説明への期待
└ 「もっと学びたい」「成果へのフィードバックが欲しい」という前向きな要望。

意見交換に時間を使おうとすると説明時間は短くなる。
短いから濃縮&圧縮すると、今度は伝わりにくい(情報がパンパンになる)。
自分でも振り返り、制限時間と到達目標と手段と内容のバランスは毎回難儀すると痛感。

最後にAIに感想から満足度は何%か?と尋ねると「推定95点が妥当」と提示してくれてモチベーションあげる自分。

2026年5月31日日曜日

新任係長78人が答えました。


新任係長対象の「民間との共創による政策研修」に際して、事前に意識調査をさせてもらう。
100名余りが今年度新任係長に昇進。未回答の人もいるけど、一先ず78人の結果で整える。

すると、以下のような思い/考えが見えてきた。

<民間との共創は愛媛県に何をもたらすと思いますか?>

・立場を超えて補完し合える相互理解:35.9%

これまに無かった新しい価値:33.3%

これまで改善できなかった地域の課題:29.5%

愛媛県への愛着醸成:1.3%


<共創に漠然と抱える不安は何ですか?>

*知識・経験・進め方への不安

└ 共創のやり方、相手、テーマ、進行方法がわからない。


価値観・目的・文化の違いへの不安

└ 行政と民間は文化・価値観・目的・スピード感が違うため、噛み合わないかも。


コミュニケーション・役割分担の不安

└ 意思疎通や解釈の調整に手間が増え、調整コストが増える可能性がある。


情報管理・法務・リスクへの不安

└ 情報漏洩や法的リスク、制度上の問題が発生する可能性がある。


公平性・透明性・ガバナンスの不安

└ 特定企業との関係や選定プロセスが不透明だと問題になる可能性がある。


予算・継続性・成果への不安

└ 事業は継続するか?成果が出るか?双方、受益者にメリットはあるのか不安。

不安が起こる理由の一つは「未だ共創事業をしたことがない」から。
要するに不安とは未経験から起こる「よく分からない、イメージできないなど」の絡まった感情。

だけど、意見をまとめて言語化すると、(その通り!)と相槌を打つ職員も複数いて、一つ一つの不安へ改善策を紹介すると、「気持ちが軽くなった。」という感想をいただく。

グチャグチャに絡み合い難解なコトも根気と丁寧で紐解くと、分かりやすくなるよね!という話。

2026年5月30日土曜日

研修所カレーを食べながらLinux。


名物(?)の愛媛県研修所カレーの日だったこの日。
愛媛県研修所に来る機会は年に数回あるけど、ここ数年、カレーの日にしか来ていないような・・・気のせいかな?毎日、カレーではないと思う。

ほんのりスパイシーな(煮込んで具が溶けているのか?)サラサラカレーは、サラダとセットで700円。おかわり不可。

これも気のせいか、コックさんもスタッフのおば様達もかなり高齢になったような。いつまでもお元気で。

色々な意見を聞いてカレーを食べながらふと思ったのが、愛媛県では「共創」がトレンドだけど、共創は魔法の言葉ではないし、共創ができない事業も存在するということ。

例えば、情報漏洩に細心の注意が必要な事業は共創に適さないかもしれない。
共創するなら、情報漏洩に最新の注意が必要な直接的な事業でななく間接的な事業ならいけるかもしれない。

もしくは、個人を相手にした事業も共創に適さないかもしれない。
私たちは一人一人違う人格をもっているから、一人一人に適した対応をするべきで、共創するなら対面の現場ではなく、川上の制度や仕組みづくりならできるかもしれない。

“そういう環境”にいると、アンコンシャルバイアス(無意識の思い込み)で共創しなきゃ!となるけど、共創は目的ではなく、愛媛県をより良くする手段。

研修や講義をすると、自分自身にも気づきや学び、アップデートが得られるからいい。
そして、最終目的こそ同じだけど、互いに違う組織で、立場や思考、手法も異なるを再認識。

行政と民間(NPO、企業)はOSが違うんだよ。」という説明に納得したけど、WindowsOSとMacOSの両方で動く「Linux」があるじゃないか!とも思ったり。

NPOはLinuxになれるのか!?

2026年5月26日火曜日

好評いただきました。


研修前に、名刺交換をしていてビックリ。
「大島から来ました。」
「伯方島から来ました。」
「大三島から来ました。」
「岡村島から来ました。」
「実は西予市出身ですが今治(社協)です。」
「実は西条市出身ですが今治(社協)です。」

と、参加者は今治社協本部と離島担当者だった件。
「伯方島での塩ソフトクリーム美味しいですよね。」
「大島宮窪の尾形の家で撮影させてもらったんです。」
「大三島はトリリオンゲームゲームで撮影させてもらいました。」

など、皆さんの予想を裏切り、意外と島嶼部について知ってる私。
なぜなら、今治市が誇る島々は本当に素晴らしい所だから。

そんな皆さんへの講座は、楽しみながら学ぶを目指して終始ワイワイ。
とはいえ、きっちり抑えないといけない所もあり、印象的だったことは?と尋ねたら。

・課題と現状を勘違いしていました(課題の果てが現状)。
・目的と目標を混在させてました(目的は一つ、目標は複数)。
・手段が目的化してしまい罠に納得しました(誰でも陥るワナ)。
・視点を変えるだけでこんなに意識も変わるんだと驚きました(物事は多面的)。
・楽しく話していた地元の味が地域資源と気づきました(まさにローカルな魅力!)。
・継続はオンリーワンに繋がると知りました。私もウォーキングしよう(ぜひ!)。
・推しとボランティアは相性がいいと聞いて、腑に落ちました!

など、講座は目的(地域の魅力を知る学ぶ)を達成できたようでなにより。

ちなみに課長さんは、「計画的偶発性理論」に感銘されて、講座終了後にわざわざお越しくださり、「(計画的偶発性理論を)聞いてストンッ!と腑に落ちました。いや、これはすごい!」と熱く語ってくださる。

今回、声をかけてくれた担当者からは「参加者からとても好評でした!」と喜びの声も。

そう、参加者もそうだけど、この講座を企画して私を招いてくれた担当者自身も喜んでくれるのが大切な成功指標。

2026年5月14日木曜日

お題は「共創」。


「共創」が良い点の一つは「相乗効果」を期待できる所。

単独では効果や成果に限りがあるけれど、共創すれば確実に単独以上の効果を出せる。

そんなコトは、とっくに知ってる!そもそも、共創なんて“今更”で、これまでもしていた。と、言われるのはもっともで、これまでは「協働」などの言葉で表現されていたけど、あえて言えば「共創」も「協働」も(日本語では)同意語。

でも、これまでの「協働」が「共創」へとアップデート的に使われているのを見て、定義したのが昨年度の研修。

あれから一年が経ち、研修を控えて改めて考える。

<協働(Collaboration)>

多様な立場がそれぞれの役割と責任に基づき、尊重しながら協力しあうこと。

協働は多様で主体的な立場がパートナーシップ関係を築き事業へ互いの資源を持寄ること。

【状態・関係性を創る】 


<共創(Co-Creation>

共有した目的に多様な関係者が資源を持ち寄り、新たな価値を創出すること。

協働よりも全方位体制で多様で主体的な意欲が、価値の創出を目的に事業を行うこと。

【結果を創る】

例えば、協働に重きを置けば、A社、B社、C社、D社、E社と異なる事業体が一丸となって課題を解決した。となるのに対して、


共創に重きを置けば、目的に集った事業体が、課題を克服して、今まで無かった新しい価値を創出した。となるのかな。実利という結果が成果。

英語で理解すると、協働と共創の違いはハッキリだけど、
協働でシッカリ経験&ノウハウを積んでおけば、おのずと共創も出しやすくなる。共創だからと構える必要はない。


だからライザップの「結果にコミットする。」と言うコピーは、協働ではなく、共創と理解できる。ちがうか・・・。

2026年5月11日月曜日

今治市社会福祉協議会から。

今治と言ったら「しまなみ海道」

「泉谷さん!お久しぶりです!」と連絡をくれたのは今治市社会福祉協議会の職員。
8年ほど前まで、会議や研修などでお世話になっていた方。

「久しぶりー!お元気でしたか?どうしたの?」と尋ねると、「研修の講師をお願いしたくてご相談です。」とのこと。社会福祉協議会からの依頼なんて、とっても久しぶり。

と、言うのも2019年からジャパン・フィルムコミッション(JFC)の理事長だったので全国各地での研修や訪問などに忙しく、それまでの役職は辞したり、セーブしていた6年間。

昨年でJFCも一区切りついたから、愛媛で・・・と思っていたら、お声がかかる。
私はツイてる。

「どんな研修ですか?」と尋ねると【地域の良さをみつける秘訣(地域の良さや強み(資源)を活用したまちづくりについて考える)】がテーマで、そんな内容だったら、私も受講したい!と思ったり(笑)

端的に言えば、何気ない些細な日常でも、視点や意識を変えることで良さや強みに変換することができる。身につけてまちづくりにどう活かせるか?

地域づくりにおいて、普遍的で永遠のテーマ。
頭では理解できるけど、意識や行動をどうアップデートすればいいのか?

こういう内容の場合は座学も大切だけど、参加者の発言も大事だから意見交換と織り交ぜてワイワイするのがいい。
自分たちが暮らす地域だから、自分たちで方向を決めて動くしかない。

AIなどによる生産性や効率性などで、これまでの煩わしさを改善、解決するのもいいんだけど、そう言うのが全く不要な場面、現場もあるよな・・・と依頼を受けて思った件。
何もかもが生産性や効率性に置き換えられるわけでもないし。

ちなみに資料作成もAIを使えば、見栄えのよいものになるけど、説明を進めにくいこともあって、アナログな手作り図解で資料は完成!

2026年2月25日水曜日

共創実践!


令和8年度に託された愛媛県研修所の研修は3種類。
のべ500人を超える公務員に、200時間超えの研修を預かることになる。
なかなかのボリューム。

愛媛県はこれまで、協働(コラボレーション)を重視していたけど、一歩踏み込んで、共創(コ・クリエイション)にシフトして、より一層の成果&効果=実益につなげたい。

だから、職種・業種によっては、これまでの働き方、意識、取り組み方も変えなくてはならない。
なぜなら、これまで通りのやり方では、課題に対して改善や成果が見えにくい、分かりにくい場合が多くなっているから。
それだけ地域の課題は複雑化&多重構造化していると言える。

複数の研修を預かるからには、それぞれに「特徴」が求められるのは当然。
1つ目と2つ目は問題ナシ、研修生からの評価も良いのでこれまで通り(もちろん、マイナーバージョンアップは行う)。

3つ目は特に「共創」が特に求められたので、会議に参加した6人で頭を突き合わせて考える。
研修所も参加者もゲストもココ大も、関わる皆んなが「手応え、メリットなどを享受できる研修内容」とは、どういうものか?

それぞれに思惑があるから、それぞれに思いを出したり&引いたりしながら、時に共感、時に違和感で検討。

実はこの検討プロセスが、予定調和ではなく“まさに共創”で、それぞれが満足できる範囲で筋が通った感じ。

筋の中核を成すのは「バックキャスティング思考」で、これは全員賛成。
抽象的なビジョンから、どのようにブレイクダウンして具現化し、道筋を立てられるか?

基本的に公務員は現状分析などからの「フォアキャスティング」で業務遂行をするから「両方知っておくのは、取り組むべき事柄への選択肢を学べ、とても重要」とのこと。

方向性が決まったから、資料に落とし込もう!

2026年1月6日火曜日

泣く。


12月に県庁職員や市町職員を対象にした「多様な協働事業推進講座」の感想が愛媛県研修所から届く。
公務員から「泉谷先生大好きです。」と、誤解を招きそうな感想(笑)をいただくのも初めてだったほか、皆さんが自分の思いを率直に吐露してくださり、泣く。

<講師の説明は適切だったか?>
  • 実践的な内容で非常に考える内容だったので、自分の意見も言いやすい環境でした。
  • 今までの研修とは違う雰囲気で新鮮でした。
  • 研修内容は、とても役に立つ内容でした。
  • 適時アドバイスをいただきながら話がまとまっていく感覚が楽しかったです。
  • 泉谷先生大好きです。業務の中で県職員ができることって限られるな、と限界を感じていましたが、NPOを作るという方法があるのか!と新しい発想を得ることができました。
  • 協働という切り口の中で、マーケティングについて1から説明してくれたのが大変わかりやすかった。
  • 「課題と現状の違い」「作り手から見た特徴と使い手から見た特徴」など、これまで自分の中にはなかった考え方に触れることができて、興味深かったと同時に、このような発想ができるようになりたいと思った。
  • 泉谷先生の話は実際に自身で経験されたことだったので、話しの内容に説得力があり勉強になった。
  • 具体的な内容を踏まえての説明であったり、グループワークの際には的確なアドバイスをいただいたので大変わかりやすかったです。

<受講の成果>
  • 課題は色々と思いつくものの、多様な人を巻き込めるようなメリットを考えるのが非常に難しかった。
  • 協働相手にとってのメリットの提示に「ワクワク感が大事」という講師の話が特に印象に残った。行政という、カネ・モノの資源に限りがある主体であるからこそ、重要な視点と思いました。
  • 全体的に意見を言える雰囲気であったので、議論しやすかったです。
  • 当たり前に使っている「調べる」「課題」といった言葉を正しく理解することや、ニーズやウォンツも合わせてアプローチすることの大切さを学んだ。
  • 自分がアイデアキラーにならないように意識を持とうと思った。
  • 双方にメリットのある事業を考えるための相手選びの難しさを感じました。
  • いつでも貪欲さ(もっと良くしたい)を持って生活しないと、いざ考える時の課題が出てこなくて苦労することを学びました。
  • 失敗談の掘り下げも、既存のコンテンツと違いもっとミクロですぐ役立ちそうな細かい失敗に焦点を当てることで差別化できたかもしれないと気付き、後悔しています。
  • テーマについて深掘りしていくと、課題と解決策が見えてきました。普段の業務でも同じことだと、気が付きました。なぜ、普段の業務内で同じことができないか、考えようと思いました。
  • 協働や共創、現状や課題など、これまで曖昧にしていた、物事の根幹部分をはっきりさせる部分がそれらを解決していく作業がブレないために重要なこと。
  • 独りよがりの意見では政策を進めることはできないので、多角的な視点というところでは、様々な部署の方が入ることで考え方を交えることができ、色々な視点から考えることの大切さを学びました。
  • 政策・事業を企画するにあたり、解決すべき地域課題の分析をするプロセスを学び、『現状』と『課題』の違いなど、多くの気づきがあった。
  • 協働に向けて、考え方や手法を理解できた。課題を深掘りすることで、立案にかかる時間が短縮されたことが、特に印象に残った。
  • ものごと全てを疑ってみるという泉谷先生の話が印象に残りました。本当にそれは課題なのか?課題の深堀りをするクセをつけたいと思いました。課題解決に向けてのポイントをたくさん教えていただいたので、これから仕事を進める上で使いたいです。
  • 限られた時間の中で、課題を探し、現状を調べ、改善策を考え、政策を立案するといったことが経験できたことが私にとって大きな成果であった。
  • 課題の洗い出しから、それを解決する方法について、他の受講生と意見を交わし、協力してまとめあげたことは、自分のスキルアップになったと思います。
  • 班でのグループワークを中心に受講することにより、事業の考え方のプロセスをより具体的に習得することができた。
  • これまで、学校や企業など様々な相手と仕事をする機会があったため、自分は協働ができているのではないかと思っていたが、講義を聞く中で、「現状と課題を区別できていなかったかもしれない」「手段が目的化していたかもしれない」という改善点に気付けた。
  • 課題の洗い出しやペルソナの設定が重要であると共に、協働事業であるため、協働事業先のメリットを考えるということが重要であるというのが印象的でした。
  • 事業のつかみとなる事業名はキャッチ―なものにする必要があるというのが参考になりました。
  • 課題の設定がブレてしまうと、その後の方針もすべてブレてしまうため、事業を検討する際は逐一課題を確認する必要があると感じた。

2025年12月11日木曜日

教える本質は。

コメダ珈琲で振り返り

2日間14時間の講座が終了。
アドバイザーの2人(西城さん、岡さん)と振り返りを兼ねてコメダ珈琲へ。

全体的な振り返りは、互いに知らない同士の関係から14時間で発表できる課題改善アイデアを考えたことは素晴らしかったね!となる。

特に前日まで検討を重ねてきたものの全員に違和感があり、「スクラップ&ビルドしませんか?」と切り出した職員には拍手を送りたかった。なぜなら、講座だからテキトーに過ごすこともできたから。しかし、テキトーで済ませず、やり直ししよう!と決めたのは良かった。

やり直すには、時間の余裕がなかったので、彼らは「一人のアイデアをベースに、それまで重ねてきた意見やアイデアを肉付け」する作戦に変更して、発表に漕ぎ着ける。

だから、発表に“浅さ”はあったものの、個人的には“そこ”は問題なく、とても大切だったのは「やり直そう!」というメンバーの気持ちを引き出してくれたアドバイザーであり、メンバーの意思決定。

ホント、経験値の低い講師やアドバイザーは「自分の知る情報や知識を与えがち。」だけど、経験値の高い講師は「参加者が持つ知識や情報、意思を引き出して気づきを与える」。

これぞ学ぶの醍醐味で、外側から得た学びより、内側から得た学びの方が身に染みる。
特に正解&不正解のない課題に対して、正解を探そうとするのはナンセンス/無意味で、自分たちが信じる方向性や軸を持つこと大事。

で、私たちはどうするか?計6つの課題改善アイデアが出て、それぞれを吟味すると、1つ、2つ面白いキーワード、可能性を感じるアイデアがある。

相変わらずだけど、講座で多くの気づきや学びを得るのは公務員だけど、最も得をしているのは、講師、アドバイザーであり「Teaching is learning.(教えることは学ぶこと)」を今回も体現して終了!

2025年12月10日水曜日

検討中の驚き4選。

伊方町にはウバメガシが自生しているのか!

各グループを見守り、時に検討に入り、質問したり、指摘したり、ヒントを渡したりなどした2日間。
肩書きも職場も異なる職員が一つのテーマで話し合うと、ポロリと個人の意見や感想が出て驚いた4選

<伊方町に自生しているというウバメガシ>
ウバメガシと言えば、材質が緻密で硬く、炭焼窯で焼いたウバメガシは「備長炭」として知られていて、焼き鳥、ウナギの蒲焼、炭焼焙煎コーヒーなどに使われる高級炭。
そんなウバメガシが伊方町にたくさん自生していると知り、マイクロビジネスとして成立しそう!と皮算用が働く。

<1980年代がレトロという彼ら>
1990年代に生まれた職員らにとって、バブルもDCブランドもシティポップもクリームソーダもグレムリンも東京ラブストーリーもレトロ(昔懐かしいできごと)。
1980年代の申し子としてリアルな当時を伝えると、皆んな興味津々で「コーラ1本でそんなにカッコよかったんですか!(I feel Coke/1987の話。)」と驚かれる。

<ロケ地と言っても“推し”でないと行かない>
愛媛/松山で撮影された、舞台となった作品(例:坂の上の雲、がんばっていきまっしょい、離婚しようよ等)があるとは言え、今時は「作品」ではなく「出演者」が推しなので、推しが出演しない実写作品のロケ地と言われても・・・という感じ。
まだアニメ作品の方が行く可能性があるとのこと。

<アイデンティティに挟まれて悩む彼ら>
「公務員という自分」と「素の自分」との間で揺れ動く職員が意外と多く、そのバランスが崩れそうになっている職員も。
「大義名分」「やりがい」だけでの公僕は限界を迎えているようで「この先、(続けられるか)分からないです。」という職員もいれば、民間から公務員に転職されたやる気満々の方も複数いて、個別相談が突如始まる(笑)

今年度は、これまでとは違う雰囲気で、明るく気さくでノリが良かった。
「フィルム・コミッションって県単事業なんですか!」と目がキラキラした公務員もいたし。

8分間の発表。

観光タクシーを活用したロケ地めぐりを提案したグループ

発表時刻まで2時間30分。それまでの検討のワイワイ感から、一気に発表資料(パワーポイント)の作成にギアがあがった職員たち。

あるグループは示した「発表内容」に、それぞれ担当者を割り振って資料を個別に作り、最後は統合して発表の形に整える。

別のグループは一人がパワポ担当者(書記のような感じ)となり、全員でモニターを共有しながら全員で発表の形に整えたり。そんな様子を見守る私。

発表時刻までには昼食もあり、ここでもグループごとに差があり、コンビニでおにぎりやパンを買ってきて、食べながら作業を継続するグループもあれば、目処が着くまで作り上げ、全員で食事に行くグループ。気分転換にバラバラで食事をするグループなどあったり。

資料作成時に多いのは「発表時間までに間に合わず、作成時間の延長」を申告するグループがあるけど、今回は全てのグループが午後1時30分までに発表資料を整える素晴らしさ!(正確に言うと、あるグループは検討内容を描いた紙を写真に撮って貼ってたけどOK!)

【DX人材の育成および活躍モデル協働事業】
→DXのスキルに合わせてオープンバッチを発行し、意欲へのインセンティブを見える化。


マイクロビジネス支援モデル協働事業
→伊方町に自生するウバメガシの備長炭化をモデルにマイクロビジネス支援の見える化。


若年層の防災意識への向上モデル協働事業
→一度は学んでも防災知識がアップデートできていない若年層保護者対象のイベント開催。


ロケ地などの魅力資源を活用する協働事業
→「レトロ」をキーワードに明治・大正・昭和時代のロケ地をめぐるモデルコース。


各グループ8分間の発表時間の中で、よくぞまとめてくれました!と言う感じ。
内容の濃い薄い、強い弱い、深い浅いはあったけれど、24時間前には未だ存在していなかった事業アイデアだったから、素晴らしいと拍手。

さすが!資料づくりが得意な公務員。
1時間20分ほどの発表を終えて、やり切った感、達成感、脱力感が漂う会場(笑)

2025年12月9日火曜日

やり直します!


初日に一所懸命に検討しても、それぞれの思いやアイデアが必ずしも紡がれるとは限らない。
「研修だから責任も問われないし、無難に過ごせばOK」という職員もいたかもしれない。

その一方で「こういう研修だからこそ、普段はできない学びや考えをしたい!」という職員もいて、それは「普段の仕事は〇〇なので過酷です。そんな私にとって研修は唯一の息抜きの機会で、他の職員と過ごせる貴重な時間です。」という感想を寄せてくれた職員がいた(涙)。

話を戻して。初日にたくさん喋り、意見交換して、アイデアを出したけれど、どれも決定打がなく、全員が釈然としなかったのだろう。「やり直します!」と、これまでの検討をスクラップするグループが現れた!

さぞ、悲観してるだろうと思いきや、なんだから全員の表情は呪縛から解放されたような清々しい表情だったのが印象的だった。

ズルズルと中途半端な事業改善アイデアを検討し続けるよりも、サッパリ!やり直そう!という決断は素晴らしい!だけど、6時間後にはテーマへの事業改善事業アイデアを発表しなければならない。どうする?となる。

でも、実際は「これまでの検討のどこがダメだったのか?」に気付けた、明確になったことが事業アイデアをスクラップしよう!に至ったわけで健全なこと!と拍手する。

発表時刻は午後1時30分から。そして、現在は午前11時。
このタイミングで「発表内容」を告知。見守る職員たち。

・協働事業の概要
ターゲット(ペルソナ、ニーズ設定)

改善・解決すべき課題
事業で組む協働相手(2者以上)

協働相手から見た参画メリット

持続化方法(収益手段など)

協働事業名(要ワクワク感!)

ある程度、想像できた内容だけど、これまでの検討内容を整理、事業内容の解像度を高め、言語化した資料を作らなければならず、作成時間は2時間30分しかない!

ギアが一気に入った瞬間の職員の表情が締まった瞬間。

共感の分かれ道。


初日の7時間は意見交換を重視。一期一会のメンバー同士でテーマについて喋りあってもらい、コミュニケーション(意思疎通)の活性化、テーマの深掘り、課題の本質とは、ターゲット層の詰め、ペルソナの設定など、検討するコトは山ほどある!

たった14時間で課題への解決事業アイデアを発表しないといけないから、意外と大変!
でも、そんなコトをするんだったら、最初からプレゼンテーションの項目に合わせた項目に沿って検討をした方が効率的で生産性があるんじゃないの?

と、思われるのも当然だけど、そうすると問いに対して「余計なコトを検討しない。」「回り道をしない。」のほか、「正解不正解がないのに、正解を探そうとする。」傾向があるのが難点。

課題を含むモノゴトは、一本の糸ではなく、無数の訳の分からない糸がグチャグチャに絡まっている状態で、解すことが改善や解決、整理に繋がると思ってる。

だから、この時間は四方八方から出て絡まった意見(糸)を解して整理する必要があるのだけど、上手に整理までできたグループと整理できなかったグループでは「大きな差」が出てしまったのが初日のハイライト「中間報告(初日に検討した内容などを他グループと共有する機会)」。

4テーマ計6グループからの発表は、それぞれ個性豊かでスッキリ発表ができたグループもあれば、モヤモヤ発表になったグループも。

その結果、聞き手(発表グループ以外の研修生)は「共感・理解できた点」「質問・疑問点」をそれぞれ付箋紙に書かなくてはならず、「大きな差」と言うのは、その付箋紙に記された内容で初日の検討が整理されて上手に説明できたグループには好意的な意見が多かったし、整理されず上手に説明できなかったグループには鋭い指摘が多く痛い所を突かれたグループも。

写真は全ての発表が終わり「共感・理解できた点」「質問・疑問点」が各グループに渡されて、どんな意見が届いたのか?ワクワクとドキドキで見ている様子。

これぞ、ワークショップの醍醐味&付箋紙が大活躍する場面と見て、毎回思う。

2025年12月8日月曜日

学校でも会社でも教えないこと。


相変わらず「課題とは何か?」の問い。

・DX人材が育っていない、活躍できていないのが課題。
・マイクロビジネスを始める人が少ない、機運が低いのが課題。
・若年層の防災意識の低さが課題。
・松山でロケ地巡り・聖地巡礼が盛り上がっていないのが課題。


↑と言う認識や設定は全て間違い。
これらの全ては「課題が引き起こした結果」であり現状。

課題とは何か?をキチンと把握していないと、この“ザックリ感な課題もどき”から改善事業、それも協働事業まで考えても、“改善事業もどき”だからフワッとしたツッコミ所の多い改善事業になるのは間違いない!

学校でも会社でも教えない、教えてもらえなかったこと。たぶん、先生自身も知らなかったコトだからと推察。

大きく相槌をうったり、入力したり、メモしていたりする職員たち。でも大丈夫!
持ちネタの「研修所カレー屋の店長」を例に紹介すると、(言われてみれば、そうだよね!)と腑に落ちた表情で笑みになる。

課題さえキッチリ把握できれば、後は課題を解決する事業アイデアを出すだけ。
課題もどきで検討を進めると、現状の整理など一連の必要なプロセスを省いてしまい、課題を解決する事業アイデアを先に検討する傾向がある。

写真は先ずは自分たちでテーマについての意見、現状などを整理して疑問点に変換している最中。一人一人違うから、おのずと視点も違うから、フムフムと気づく。

そして、そこから「誰目線」での課題にするのか?「そう言うのってありますよね?」は、サービス提供者の声であって、ターゲットが享受を感じていなかったら届いていないわけで、意識の切り替えがが求められるのだけど、公務員でありながら、一人の市民、ターゲットの意識になり切ることに奮闘する職員達。

2日間14時間の幕が開ける!


2日間の研修に参加したい!と申し込んだのは、愛媛県庁職員20名と市町職員4名の計24名。
それも皆さん、職場では中堅の方。
来年度の予算編成などで忙しい中の参加。そして、今回は参加者の平均年齢が昨年よりも若かった!

研修は予め設定した4つのテーマに希望を出していただき、各テーマには、今年もテーマに詳しいアドバイザーに参加していただき、職員と一緒に2日間14時間を過ごしていただいた。
アドバイザーにはホント感謝しかなく、これまでの知見などを存分に提供していただく。

(1)久保正明さん(サイボウズ)
テーマ【DX人材の育成および活躍モデル協働事業】

協働によってDX人材の育成と人材の活躍機会を創出


(2)西城貴史さん(エールラボえひめ)
テーマ【マイクロビジネス支援モデル協働事業】

学生、趣味人、シニアなどが副業やスモールビジネスを始める際の支援機会の創出


(3)岡姫乃さん(防災士)
テーマ【若年層の防災意識への向上モデル協働事業】

若年層に響く刺さる防災意識の向上事業の創出


(4)泉谷昇(えひめフィルム・コミッション/いよココロザシ大学)
テーマ【ロケ地などの魅力資源を活用する協働事業】
外国人旅行者対象に松山市内のロケ地などを3時間程度で巡る満足コースの創出

毎年の光景だけど、集まった職員は職種も職場も違うから互いに面識がなく、(あぁ、これから何をさせられるのだろう・・・。)などの緊張と不安が入り混じった表情の人が多く、場の雰囲気はカチコチ。

そんな時は、“そんなコト”さえ感じさせない、考える余裕も与えない
圧倒的な情報量(協働や共創の違い、現状と課題の違い、現在の状況、協働/共創の事例など)で突破!

14時間後はどうなっているのか!?「多様な協働事業推進講座」の幕が開けた!