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2025年11月13日木曜日

四たび事件か?


ここに来て、「来場者特典ですか!」と言う感じ。
2025年6月6日に劇場公開されて以来、11月10日までの158日間で観客動員数1207万人、興行収入は170億円超。

入場者特典は2種類のステッカーからランダムに配布されるので、運が良ければ2回見れば両方ともゲットできて、その結果、観客動員数にも興行収入にも寄与できる。

さすがに上映回数は一日一回程度になったけど、5ヶ月間以上も上映しているなんて。
実写の歴代最高興行収入は「踊る大捜査線2レインボーブリッジを封鎖せよ!」の173.5億円。

国宝が実写作品の日本一の樹立まで3億円余り。
ラストスパートとはこのこと。来場者特典というブースターを使い、射程圏に入ったという感じか。

前回のNHK松山放送局「ひめゴジ!」で「2025年は事件です!100億円超の作品が3本(「劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来(377億円)」、「国宝(170億円)」、「名探偵コナン 隻眼の残像(146億円)」。

上位3作だけで693億円の興行収入で、
1,558億と過去最高の邦画の興行収入だった2024年を引き合いに出すと44%。たった3本で全興行収入の44%以上を占めるって・・・。
【注】2025年も1,558億円という記録を出したの2024年の興行収入を超えるのは間違いない。

で、「4本目の100億作品は出ますかね?」に、11月21日に公開を控える「果てしなきスカーレットが可能性あるかも・・・」と予想して「ひめゴジ!」は終わったのだけど、何だか難しそうな気配なのは、「国宝の記録樹立まで3億円!」とか「鬼滅の刃が日本一まで30億円!」など、話題が“そっち”に奪われている感じがするから。

そんな話題を尻目に、ジワジワと100億円に近づいているのが、9月19日に公開された「チェーンソーマン レゼ編」。上映開始2ヶ月で83億円超。
11月15日から来場者特典を配布するとのことで、今年4本目の興行収入100億円を目指す。

そして、コントラストが強くなればなるほど、何の話題にも誰にも知られず触れられず影に飲み込まれる作品も増えていく闇。

2025年11月12日水曜日

撮影支援界隈の話題。


フィルム・コミッションの話題がない時は、動いているから(笑)。
最近でいえば、愛媛県でも紅葉が始まったので広告撮影を支援したり、新聞の全面広告用に撮影の手配をしたり、「えひめリビング新聞社」からの問合せへロケ地情報を提供して記事化していただいたり、「私を喰べたい、ひとでなし(通称:わたたべ)」のPRをIYO夢みらい館でさせてもらったり。「わたたべ」、ネット情報だけど評判がいい!

また、初めての依頼としてアミューズメントでの映像撮影の相談を受けたり、映画やドラマ、バラエティ以外の撮影も多い。

その一方で「〇〇社への撮影クレームが多発している。」と連絡が入り、以前に支援した制作会社だったので、残念に思ったり。

こう言う場合、会社と言うよりは会社の名前を使っている個人が問題なことが多く、その個人もプロパー社員ではなく契約社員の場合が多く、撮影が終わると次の作品=次の制作会社名を名乗るから、後に残るのは評価の下がった制作会社の噂だけ・・・という始末。

そんな奴が地域(愛媛)で悪さしないよう、フィルム・コミッションも目を光らせているけど、個人的には、そんな奴よりも注意と言うか心配なのが動画生成AIの動画がロケ撮影と見間違えてしまうほどの品質なこと。

「スマホ(iPhone)で撮った映画がアカデミー賞にノミネート」で画質に驚き、その後「若手は絵コンテを生成AIで描き、描写しにくかったイメージも伝えやすくなった。」と知り、「動画生成AIの映画祭」が行われ、そして特別に映像制作を学んでいない人が動画生成AIで短期間で作品を作って受賞・・・など、加速度的に動画生成AIの技術と作品が席巻。

「ロケの需要が減るかも」は、ごく自然で漠然とした不安。
とはいえ、これまでの本数の何%が動画生成AIに取って代わるのか?それとも、制作本数が新たに増えて、その増えた分が動画生成AIになるのか?は不明。

そもそも“かなりアナログ”なフィルム・コミッション業務をDX化できたら・・・とも思っていて、時代に遅れないよう対策練らないといけないねと。

2025年11月10日月曜日

“今さら聞きにくい”という切り口で。


次回のNHK松山放送局「ひめゴジ!」は12月9日(火)17:05から。
年末だから・・・ではないけど、大小様々なフィルム・コミッション関連の話題が溢れている昨今、でもフィルム・コミッションについて知らない方も多い現状を鑑みて「今後、ますます話題になるだろうフィルム・コミッションについて、“今さら聞けない”という切り口」で紹介しましょう!となる。

誤解や誤認の一人歩きも困るし、フィルム・コミッションという名前は聞いたコトがあっても詳しくは知らない人でも楽しく聞けるように構成してみた。
放送日当日にリスナーから質問を受け付けてもいいかも!

【Q】フィルム・コミッションの運営はどこですか?

【A】えひめフィルム・コミッションは、愛媛県観光国際課に事務局があります。県庁や市役所、観光協会、コンベンションビューロー、商工会議所、NPOなどがフィルムコミッションを行なっています。ジャパン・フィルムコミッションはNPO法人として運営しています。特徴は「非営利」で行なっている点です。


【Q】非営利ではないとフィルム・コミッションはできませんか?

【A】営利でも撮影の誘致支援はできますが、フィルムコミッションとは名乗れません。これは世界共通の三原則を遵守しているからです。営利で撮影の誘致や支援を行う場合は「撮影コーディーターなど」の名称や役割で事業化されています。東京や大阪、沖縄など撮影需要が高い所にはコーディネーター職がたくさんいます。


【Q】フィルム・コミッションにおける「三原則」は何ですか?

【A】非営利なこと。撮影を選ばないこと。ワンストップサービスで情報を提供できること。AFCI(アソシエーション・オブ・フィルムコミッショナーズ・インターナショナル)が制定しています。


【Q】フィルム・コミッションは芸能人に会える、話せる機会がある、サインがもらえる。

【A】会えますが、話す機会はありません。サインはキャストから頂いたことはありますが、FCからはお願いしません。


Q】フィルム・コミッションはアニメ作品を支援していない。

【A】いいえ、アニメ作品も支援対象です。実写作品の撮影相談が多いのは事実ですが、アニメ作品も支援・協力対象です。


【Q】フィルム・コミッションは制作にお金を出して撮影してもらっている。

【A】いいえ、FCは製作へ一銭もお金を出しません。撮影の誘致はイメージ通りのロケ候補地の提案などの努力で決まります。


【Q】フィルム・コミッションに関わることはできますか?

【A】担当者/職員という意味では、FCの母体への就職、最近では地域おこし協力隊がFCを担うことも出てきました。撮影自体ではボランティアエキストラとしての参加が多いです。

本当は、もっとあるけど、一先ずココまで。

2025年11月4日火曜日

身の回りの話題。


そうですか・・・スーパー戦隊シリーズが“関係者”からの取材によれば、放送から50周年の現在放送中の作品を機に終了ですか。

“関係者”によれば、終了の背景には、イベントや関連グッズ、映画化などで得られる収入が、番組制作費に見合わないことなどが原因と言とのことだけど、どうなんだろう?

実は
“関係者”の発言であって、投影などの“公式”からの発表ではない・・・から、スーパー戦隊シリーズは終了するけど、色々と区切りをつけて、新たなヒーロー戦隊シリーズが始まる予感。

どう考えても一時期より衰えたかもしれないけど、「ドル箱」に違いないし、固定ファンもいるし、類似作品を見ると「仮面ライダー」も「ウルトラマン」も基本は変えずに刷新して今に至っているから、これはマーケティングの一環と見る方がいいかも・・・と邪推。
そうでないと、爆破シーンなどをウリにして、撮影が多い茨城のFCもガックリでしょう。

ちなみに、我が子は「スーパー戦隊シリーズ」より「仮面ライダー」が好みだった。
「555(ファイズ)」「響鬼」「電王」「W」「オーズ」はよく覚えてる。どれも個性的なライダーだった。

フィルム・コミッション的には「響鬼」の撮影エピソードが好きで、ロケが多く途中で監督交代したことで、路線がガラリと変わったのが話題だった記憶。

そんな色々な推察の余地がないのが、アルタミラピクチャーズの破産。
問い合わせがあったけれど、私も報道で知った一人。
数ヶ月前に桝井さんと食事をした時は微塵も感じなかったし、あの時は本当に予兆も何もなかったんだと思う。

私のメンターであり、えひめフィルム・コミッションの設立時から応援してくださっているから、何かできることは・・・と思っても、簡単に言える/できることではないし、見守るしかないのが現状。うーん、ショック。

願わくば、これまでヒット作品を多く世に輩出してきたアルタミラピクチャーズだから、形を変えて再出発していただきたい。
そして、私たちとしては、ロケ地として応援&支援して、ヒット作を世に出していただきたい。

2025年10月13日月曜日

講演会終了!

ロケ弁よりも豪華ですよ!と伝える。

2024年5月に「日本交流分析協会」から「2025年10月に全国大会が松山で行われるので、その際に講演して欲しい。」という依頼。
依頼主は25年前にお会いした寿美江先生。今回の松山で行われる全国大会の実行委員長だった!

超がつくほど久しぶりの声がけに感謝と共に「講演って何を話せばいいですか?」と尋ねると「フィルム・コミッションを通して愛媛/四国の魅力を紹介して欲しい。」という内容。

25年という月日は経っていたけれどフィルム・コミッションの活動はご存じであったようで、かつ講演に推薦していただいたことが嬉しくて快諾。と、言っても一年以上の先の話。

でも、月日と言うのは、(あと1ヶ月か、あと1週間、えっ!明日か!)とアッ!と経ってしまう。

18時前に講演会場に到着。

控室に通される際、「あっ!泉谷さん!」と声をかけてくださったのは、「離婚しようよ」の時の撮影でお世話になり、また公民館の勉強会にも呼んでくださった20年来の知り合いのTサン。

鼓響という太鼓演奏者の格好をしていて、「Tさん!そっか!太鼓の演奏と言うのはTさん達のことだったんですね!」と、アウェーな環境で知人がいると安心する“あるある”。

全国各地から集まった大会での講演はつつがなく終了。
フィルム・コミッションについて全く知らない方にお話しするのは楽しいけど、映画やドラマなどを知らないと全く分からないし、つまらない内容になる可能性もあったけど、多くの方から相槌や拍手もいただき、合格点はいただけたかなと。

肝心の寿美江先生は、実行委員長だったのでゆっくり話せる機会もなく、でも喜んでくださって何より。

写真は講演が終わった後にいただいたお弁当。
実は講演会はお弁当を食べながら聴いていただいたので、講演でも話題にした「ロケ弁」と相まって、配られたお弁当を指さして「ロケ弁って、これよりも(献立は)上なの?下なの?」と質問される。

「ロケ弁は、これほど具材が豊富でないです。また汁気のある具は少ないですね。こぼれますから。」と、ウンチク並べると、喜んでくれた質問者(笑)。

「(配られたお弁当を見て)これはいくらかしらね?」「いくらでしょうね?」と、やはりロケ弁は話題になりやすいと実感して、全て終了!

2025年10月12日日曜日

推し廊下。

素晴らしい廊下と思う。夕陽が入ってきた。

愛媛大学生からのヒアリングを終えて、「みきゃんルーム/談話室」を出ると、そこは愛媛県庁本館2階。

「この廊下では数々の作品を撮影したんですよ。」と伝えると、愛媛大学生も新パートナーのMサンも「そうなんですか!」と驚いてくれる。

「「世界の中心で、愛をさけぶ」では病院という設定でアキとサクが、「怪人二十面相・伝」では、松たか子扮する超ご令嬢の家という設定で、「離婚しようよ」では国会議事堂という設定で大志が謝罪をするという場面で、病院という設定で、古い電話ボックス(県庁本館2階角にはレトロな電話ボックが今もある)で会話するするシーンなど・・・色々な撮影をしました。」

「じゃあ、撮影中は・・・」「そう。撮影は平日に行われたことも多く、両脇にある職務室では職員がフツーに業務していました。本番の時だけ音を立てないように、廊下に出ないように配慮いただいたんです。」と紹介すると、驚きという表情よりもワクワクな表情(たぶん、その様子を想像したのかも)だった二人。

フィルム・コミッションで活用するまでは、県庁は“県庁以外の何モノでもなく”、レトロ感ある大理石の建物、白と黒の格子状の廊下、幾重にもある階段など、雰囲気はあるものの、そこまで。
病院や国会議事堂などになることはなかった。
それが撮影で使われ始めて20年以上、PRできる機会が増えて嬉しい。

愛媛県の中で一番好きな建物は道後温泉でも松山城でもなく、愛媛県庁本館です。
この廊下のアーチ、夕陽が廊下に差し込む様子など最高。

愛媛を離れてしまうし、生まれ故郷でもなければ、疎遠になりがちなのは当たり前。
この先、ずっと離れたとしても「いい思い出の地」として残せるのが撮影のエピソードだったり、ロケ地だったら嬉しいよね?と思うからPR。

「愛媛って、色々な撮影をしてるんですよ!」と県外でしてくれたら、嬉しいよね。という話。

2025年10月11日土曜日

大切な役割。

左が新たなパートナーのMさん、右が卒論執筆中の愛媛大学生

愛媛大学生から「えひめフィルム・コミッション」についてのヒアリング。
彼女とは2年前に彼女のインターン先だった「沖縄フィルム・オフィス」で「愛媛大学生です。」と紹介されてビックリした思い出。

あれから2年が経ち、4年生となった彼女は、就職も県外に決まり、愛媛で過ごすのも残りわずか。
今は卒業論文に注力していて、えひめフィルム・コミッションについて取り上げたいとのこと。
このテーマにしたのは暮らした「愛媛」と好きな「アニメ/映画」の両方に共通したのがフィルム・コミッションだったとのこと。

同席してくれたのは、7月からパートナーを組んだ、えひめFC事務局(愛媛県観光国際課)のMさんで、Mさんと愛媛大学生とは1つ違い!
そうか・・・我が子世代、こちらが変な気を遣ったりしてしまう(汗)。

と、言うか「2002年に、えひめフィルム・コミッションは誕生しました。」と伝えると、「その年(2002年)に生まれました。」発言。「まだ生まれてません。」発言に、時の流れを感じずにはいられなかった件。

「えひめフィルム・コミッションができた経緯は何ですか?」「私が2001年に愛媛県観光課(当時)に提案し、関係者で検討してくださった結果、愛媛県に有益であると判断されて設立に参画しました。」

「どうしてアニメ作品が(興行収入の)上位なんでしょうか?」「上位作品は原作モノなのでファンが既にいること。漫画/アニメ=有害と思っていた世代が減り、私を含めて漫画/アニメをたくさん見てきた世代が増えているから」

「経済効果ってどんな感じですか?」「映画の場合、撮影だけで1,000万円以上(例:撮影隊50人×撮影期間20日間×1万円/日)の特需が地域に生まれて、えひめFCの事業費は1,000万円以下だから、費用対効果がとてもいい事業なんです。公開されたら愛媛県のPRにも繋がるし!」

など答えると、予想よりも面白かったのか、前のめりになってくれた愛媛大学生。

最後は記念写真。
この場所は、愛媛県庁本館2階の「みきゃんルーム/談話室」で、写真の奥には「トリリオンゲーム」のポスター、ショーケースの上には「離婚しようよ」のDVDケースが置かれているのがポイント!

2025年10月8日水曜日

情報量多めで生放送。

岸本さん(左)、お伽座の塩見さん(中)と記念撮影

そうか・・・「ひめゴジ!」の前身「ラジオまどんな」は、2016年の放送開始とのことだけど、私の出演は2017年からだったよう。その時は「いよココロザシ大学」の肩書きで出演してた。

あれから9年も経っているのか!今は「ジャパン・フィルムコミッション」の肩書きで出演中。

今回は「100億円の興行収入の作品が複数本入っている今年」という内容で「事件なんです!」と、一人勝手に盛り上がる(笑)。

内容の構成を松下Dと話し合ってからも「鬼滅の刃」「国宝」を主に取り上げたのだけど、「鬼滅の刃」は350億円超え、2,470万人超の観客数、これは日本の人口が1億2000万人だから国民の5人に一人は見てる計算。「国宝」は150億円超え、1,000万人超の観客数、これは国民12人に一人が見てる計算。

そもそも、1年間に映画館へ足を運ぶ人数は、のべ1億5000万人前後が最近の平均だから、2作品だけで3470万人≒29%を占めてることになる。
これに「名探偵コナン」の1,000万人を加算すると4470万人≒37%を占めてる計算!
上位3作品だけで、37%って(良いか悪いかはさておき)スゴいというしかない。

この3本に共通しているのは「原作」があること。
だから、原作のファンを取り込めば一定数の動員は読める。
また、「鬼滅の刃」も「名探偵コナン」もシリーズものだからアニメファンも取り込める。

それは「1作目を観た人」という分母数に対する「予測できる動員数」という分子があり、分母数に近い割合で近づける?は推察。
現に「無限列車編」の動員数は1,939万人に対して「無限城編」は2,470万人と分子が分母を超えてる!

来場者特典も豊富に用意することで、同じ作品なのに毎回訪れる毎に違う特典を集める。という行為も複数回活かせる作戦。いわゆる“推し”の一種。

「ロッキー・ホラー・ショー(1975)」という映画がある。
今でも一部のファンに熱狂的&カルト的に支持されていて、何度も上映されて、そこに集まる観客は「変な人」と括られていたけど、作品こそ違えど“推し”の先駆けと思ったら、今と変わらないな・・・と、思って生放送は終了。

2025年10月4日土曜日

私を喰いたいひとでなし。

https://wata-tabe.com/

2024年9月9日の「コンテンツ官民連携協議会」資料
によると、現状はアニメ制作会社の売り上げ3400億円に対してアニメ産業市場は2兆9000億円(配信やグッズなどの収入も含めた額)とのこと。

そして2011年に全国419社だったアニメ制作会社は2020年調べで811社と約2倍に増えていた!
なのに赤字企業は4年連続で30%超え(240社超)。
これは単に競争激化による制作予算減額競争などが原因と思われる。

制作会社が約2倍になったからなのか?2000年のアニメ制作本数は年間100本程度だったのが2020年には年間300本超えになる。これは20年間で約3倍に増えたことになる。
資料では「毎日300分(5時間分)のアニメが放送されている」とのこと。

このコトは映画と同じ配信プラットホームができたことで、テレビだけでない頼らない作品も増えたと予測できる。
そんな中で2025年の夏期だけで約90本のアニメが放送(配信)されたとのこと。

そして10月に入り秋アニメ作品が続々放映開始。
ザザッと数えるだけでも70本以上あり、その中には「私を喰いたいひとでなし(全13話)」も入ってた!放送開始時刻が23時とか、25時と言うのはアニメ作品ではフツーなのかな?
これはアニメ本数増による放映時間帯の拡大ということなのか?分からない。

ABEMATVで「私を喰いたいひとでなし」の第一話を観ました。
私の場合、アニメは物語の世界観よりも声優よりも原作との描き方の違いよりも気にするのが「キャラクター」の第一印象。

「見た目」と言えばそれまでだけど、自分でも何を基準にしているか分からないけど生理的な反応。最新技術の描画技法などをウリにしても響かない。

「私を喰いたいひとでなし」の第一印象、良かった!
(あそこかな?)という背景が多く見受けた!

2025年9月29日月曜日

ご当地映画「カーリングの神様」。


「カーリングの神様って知ってますか?」「いいえ、知りません。」「御代田町を舞台にカーリングの映画なんですよ!」「えっー!」から始まった「ご当地映画」話。

映画「カーリングの神様(2024)」のあらすじは以下。

本州最古のカーリング場がある長野県御代田町を舞台に、大きな壁にぶつかりながらもカーリングを通して未来へと踏み出していく少女たちの奮闘を描いた青春スポーツ映画。


軽井沢にほど近い風光明媚な御代田町で暮らす高校生の香澄。
小学校時代には幼なじみと結成したカーリングチーム「みよステラ」で優勝した経験もあるが、その後チームは解散してしまった。
 

御代田町で開催予定のカーリング国際大会で地域が盛り上がるなか、香澄はエキシビションマッチへの出場を目指すべく、元チームメイトの優芽と沙帆に声をかけて「みよステラ」を再結成することになったが・・・。

いわゆる「ご当地映画(≒特定の地域を舞台に、地域が制作/撮影に直接関与して作られた映画。)」で、教えてもらうまで全く知らなかったけど、監督は本木克英さんだった!
本木監督は日本映画監督協会の理事長でもあり、「超高速!参勤交代」が個人的にお気に入り。
ちなみに監督は、富山県を舞台にしたご当地映画「大コメ騒動」も監督されている。

何がきっかけで映画化されたかは分からないけど、御代田町には「本州最古のカーリング場」があり、多くの町民もエキストラなど撮影に参加したとのこと。

ただ、御代田町にはフィルム・コミッションはなく、町を挙げて支援したとのこと(ただし、町は制作費を負担していない)。
想像だけど、興行収入は数千万円かな(ご当地映画の場合、“そこ”じゃない場合も多い)

高校生×スポーツ=青春と言えば「ご当地映画」の王道で愛媛県でいえば「がんばっていきまっしょい」「俳句甲子園」「書道ガールズ」と同じジャンル。

むっ!愛媛県は「高校生×スポーツ=青春」作品が似合う県とも言えるのね。

2025年9月25日木曜日

記録の目撃者。


そうですか。「劇場版鬼滅の刃「無限城」編第一章」の全世界興行収入が823億円以上となり、日本映画として歴代興行収入一位映画となりましたか。

北米市場では既に1億ドルの興行収入を突破、891万人以上が鑑賞してるとのこと。
映画館での熱狂(叫んだり、拍手したりなど)の様子がYoutube映像などで勝手に流れてくるものね(でも、これは劇場での盗撮になるのでダメ!絶対にダメなこと。)

日本の興行収入は9月22日までの公開67日間で341億円を突破、2372万人以上が鑑賞しているとのこと。
日本の人口が1.2億人だから、人口の5人に1人は「劇場版鬼滅の刃「無限城」編第一章」を見ている計算!

でも私は未だ観ていないし、周りにも観ていない人がいるから、一人で複数回の鑑賞者がいることが推察できる。推察というか事実。

漫画では完結しているのに、結末を知っているのになぜ何回も観るのか?
ココ大付属学園の時に子ども達に尋ねたら「お父さん/ お母さんと1回、おじいちゃん/おばあちゃんと1回観た。」を思い出す。

この時点で両親+自分で3人分、祖父母+自分で3人分の計6人の動員=計7,000円ほどの興行収入という感じか。

「劇場版鬼滅の刃「無限城」編第一章」は、404億円以上の興行収入を記録した前作「無限列車編」を超えるでしょうか?」は、10月7日(火)17時過ぎから放送の「ひめゴジ!」出演に合わせての打ち合わせでディレクターの松下さんの質問。

「前作の無限列車編は2900万人以上が鑑賞したので、今作品でも続きとして多くの人が観ると予測するのは妥当かと・・・」は私。

現在、341億円だから404億円を超えるかもしれないし、この先、第二章、第三章があるとのことなので、日本の歴代映画興行収入の1位から4位までは「鬼滅の刃」となるのね。

聖地巡礼はどこになるのだろうと?と考えたり。

2025年9月22日月曜日

憂いごと。


「〇〇駅、〇〇温泉、〇〇城、〇〇商店街で撮影できますか?」
「どんな撮影プランですか?」
「〇〇という会社のコマーシャルです。」
「撮影されたら、どこで放送ですか?」
「TikTok、Instagramなのでネット広告になります。」
「撮影はいつ頃を予定ですか?」
「9月下旬です。」
「えっ!もう9月中旬ですから、ロケハンはされますか?それともナシですか?」
「(ロケハン無しは)マズいですか?」
「いや、ロケ地を決めないままの撮影は、トラブルが起こりやすいので・・・。」
「そうですよね・・・。」
「ちなみに、何人くらいで撮影を予定されてますか?」
「多くて2名です。」
「撮影日時、撮影内容、撮影体制などが書いてある企画書、概要書はありますか?」
「ないです。」
「じゃあ、作成できたら送付ください。その内容に返信しますから。」
「分かりました。」と会話が切れる。

あれから1週間以上たったけど連絡ナシ。
撮影(発信)していただけるのは嬉しいし、自分たちで撮影許可などを段取りできるなら、フィルム・コミッションに撮影相談は不要。

だけど、やりとりから不安になるのは、小さなカメラで観光客と同じように無許可で撮影するのかも(個人撮影は思い出の範疇、無償性は問題ナシ。でもマナー/プライバシーは存在する)。

だけどFCへの相談(連絡)を「許可取り済み」と、自分たちに都合よく勘違いして何かあったら、FCの名前を出すこと。
知らない、分からない、想像すらできないコトに巻き込まれるほど困ったコトはない。

そうであって欲しくない・・・と願いを込めてる。

2025年9月18日木曜日

こちらもどうぞ!


学長日記でもフィルム・コミッションについては、これまで900回以上!書いていて改めてビックリ!

内容的にはフィルム・コミッションを通して感じた“アレコレ”を縦横無尽(時に理不尽な撮影隊への文句も)に書いていて、ココでしか書けない雑多な感じがウケている(笑)。

でも、もう一つ、フィルム・コミッションについて書いているサイトがあり、それは「えひめフィルム・コミッション」。

ここでは、えひめフィルム・コミッション/ジャパン・フィルムコミッション/フィルム・コミッショナーという立場で書いているので、学長日記に書かれている内容と似ていても思うこと感じることは異なっている時もあるのが特徴。

えひめフィルム・コミッションのウェブサイトは、開局(2002年)から20周年を機に特別サイトとして誕生し、本当は期間限定公開の予定だったのだけど好評で、今に至ってる(涙)。

基本的にえひめフィルム・コミッションへ撮影相談があって、支援した作品に関する情報を発信しているから、個人的に撮影されるYoutuberや地元関係者による撮影までは網羅していない。コマーシャル案件も撮影はしても記事にすることは少ないかな・・・。

実は、えひめフィルム・コミッションにだけ、アップする情報は「エキストラ募集情報」。
オフィシャルサイトの役目。

この「エキストラ募集情報」をアップすると、PVは数千回と凄まじい勢いで読まれる。
そして、役目が終わると非公開に。なので、そう言うコトなんです・・・。

記事は年間15本程度を掲載していて、今年度も9本をアップした。
次に掲載する記事も先ほど書き終えて、9月25日に公開予定。

本数で言えば残り5本程度だけど、たぶん6-7本は書けそうな気配がしてきた!
やっぱり、話題を多くしたいし、ワクワクも増やしたいから現場との折衝しだいか!?

2025年9月17日水曜日

200名以上の職員研修、終了。

信号待ちのタイミングで目に入った「かに道楽」動いてた。

8月から5週間に渡って愛媛県職員を対象にした「NPO・ボランティア講座」が終了。
200名以上が参加し、各回で気づきと驚きが多くあった件。
お疲れさまでした!と、自分を労う。

各回とも前半は「NPO(法人)・ボランティア」について。
「NPOやボランティアについては学ぶ機会がなかったので(目的や活動内容などが)よく分かった。」は感想から。

研修所の担当者も「(NPO法人の)当事者から、多面的に実情を含めたNPO・ボランティアの研修って他ではないですよ。」とのことで、行政向けだけでなく、企業や団体への必要性もあるな・・・と思ったり。

愛媛大学、松山大学、聖カタリナ大学でも無いと思う。
松山東雲女子大学はボランティア論で教えてる。

後半は「NPO・ボランティア&協働/共創」の事例として「フィルム・コミッション」の紹介。
前半は堅めな話だから、後半の柔らかさというかギャップが面白かったと思う。

純粋に映画やドラマを物語として観るのも楽しい。
でも、裏側ではNPO法人やボランティアも撮影に関わっている/関われると知ったら、もっと楽しい。

協働や共創の視点からも、経済効果(例:直接経済効果で1000万円以上など)や波及効果(聖地巡礼、ロケ地めぐりなど)もきちんと出せていて、かつ、費用対効果も非常に良いから事業も続く。

今年度も担当者に喜んでいただいて何より。
次は12月に2日間行う講座!

写真は、研修所へ向かう途中の赤信号で、左を見たら「かに道楽」のカニが足と手をニョキニョキ、目を上下にギョロギョロ動かしていた(写真で表現するのは難しい)。

で、思い出したのは先日、妻が食事会に誘われて「かに道楽」へ行ったら、5500円のコース料理のはずが、+2000円の飲み放題も追加されていて、交渉の結果、5500円で済んだという話を聞いて(なんだかスゴい話だな、愛媛だからできたのかな?)と思ったら、青になった。

2025年9月12日金曜日

そんなコトは起きるのか?


えひめフィルム・コミッションの撮影支援作品「劇場版トリリオンゲーム」のDVD発売が、9月11日発表の「オリコン週間映像ランキング」で初週売上1.1万枚、『~豪華版Blu-ray』が初週売上1.7万枚を記録して、「週間DVDランキング」と「週間Blu-ray Discランキング」ともに初登場1位を獲得(
集計期間:2025年9月1日~7日)。

乱暴に一つ1万円で計算すると2.8万枚だから2.8億円!
この調子だと、3億円、いや4億円以上は確実という見通しか。

「劇場版トリリオンゲーム」の興行収入は20億円以上、観客動員数146万人以上と言われているから2025年の興行収入記録には残るし、ベスト10にも入るかな?どうかな?

2025年は「鬼滅の刃-無限場編-」が314億円以上、「名探偵コナン」が146億円以上、「国宝」が133億円以上と、100億円以上が3本もある異常事態(実際は史上2回目)。

ほかにも「劇場版TOKYO MER」が46億円以上、「ドラえもん」も46億円以上、「ガンダムジークアクス」が36億円以上、「8番出口」が20億円以上・・・と、色々あるから2025年の映画は20億円以上を稼いでもベスト10に入れないかもしれない。
ちなみに2024年の第10位は、36億円の「僕のヒーローアカデミア」だった。

もしも「鬼滅の刃-無限場編-PART2」が2025年に公開されて100億円以上の興行収入を記録したら、一年間に興収100億円以上の作品が4つ入ったら、劇場公開映画史上初めての事件。

ただでさえ、実写作品(「国宝」)が、100億円以上の興収を記録したのは2003年以来、22年ぶり(「踊る大捜査線2」)という話題もあるのに・・・。

撮影に関する直接効果(スタッフ、キャストなどの愛媛への旅費、松山での宿泊費、ロケ弁などの飲食費)は数百万円だけど、間接効果まで含めれば23億円以上と言える。

撮影の誘致および支援の成果&効果をしっかり留めておかないと!

2025年9月10日水曜日

ジャパンFCは新体制スタート。


3期6年で退任したジャパン・フィルムコミッション理事長は「小室新体制」となり、令和7年度最初の理事会。

フィルム・コミッションが日本に誕生して25年、ジャパンFCが16年。
黎明期は「フィルム・コミッション」を知ってもらう所から始まり、その後は作品の誘致・支援の実績を積み重ね、日本映画監督協会、日本映画製作者連盟、日本映画製作者協会などに認めていただき、「撮影になくてはならない存在」と評してくれたのは、2020年の日本映画批評家大賞特別賞。

そして、世界にも日本は撮影がしやすい国だと認知してもらおうと、文化庁などの協力を得てAFCI(Association of Film Commissioners International /国際フィルムコミッション協会)に加盟。

寺脇研→田中まこ→泉谷昇→小室裕一と理事長職が受け継がれた中で、小室理事長から「フィルム・コミッションには風が吹いている。」という説明があり、効果や成果の顕在化から影響力が認知、浸透し始めていると聞き、(あぁ、ここまできたか・・・)と、これまでがフラッシュバック。

と、言うのも
小室理事長はフィルム・コミッション出身ではなく、長らく霞ヶ関で仕事をされて、現在も関わっているとのことで、フィルム・コミッションに可能性を感じて新理事長になられたと思うので、内側(中)にいる人では分からない/感じない“何か”があるのだろう。
そこを期待したい。

撮影に直接関係する警察庁や消防庁だけでなく、内閣府、経済産業省、文化庁、観光庁だけでなく、外務省などとも連携する機会も増えて、この先も拡充が続くのだろう。

そのためには、議論もしっかりしなければならず、提議をする役を勝手でる。
「立場を明確にされて良かったです。泉谷さんしか(提議を)出せないでしょう。」は理事会終了後に声を掛けてくださった理事。

機内で理事会内容を振り返りをメモっていたら、着陸のアナウンス。
ただいま!愛媛。

2025年9月9日火曜日

改めてコマーシャル。


何気なく“流し見”してしまうコマーシャル。
フィルム・コミッションでも撮影支援をするけど、全国展開の新商品販売&新サービスが主。
だから、地元/ローカルな撮影の依頼はほぼない。

でも、審査という消費者でも関係者でもない第三者の視点で、多くの作品をじっくり見ると、コマーシャルって15秒の物語だ!と思ったり(ちょっと、大袈裟でした。)

そう思わせる源は構成なのだけど「最も伝えたいことは?」「誰(ターゲット)に伝える?」「どんな手段/イメージを用いる?」「どんなアプローチ(届け方)にする?」「見終わった後に行動を起こせるか? or 記憶に残せるか?」など、考えれば考えるほど、尺は決まってるから構成は難しくなる。

でもクライアントは「全部を求める」。
15秒の尺を3秒ずつ均等に紹介しても伝わらないから、内容を強弱、高低、濃薄、明暗、速遅つけて構成するのだけど、そんな細かいコトは無視して、えぇい!と力技で、新商品や新サービスの名前、もしくはメーカー名さえ伝わればいい!も戦略だし、見終わった後にすぐに行動しやすいよう呼びかける内容もアリ。

商品やサービスを一切紹介しない「イメージコマーシャル」と言うのもあり、ブランドイメージをPRしてステイタスの維持を保ったりするのは、既に社会に認知、顧客が確立されているブランドの証。

コマーシャルは基本15秒だけど、30秒もあり、最近では「続きはYoutubeで」という、詳細を別に設けている内容もあったり。

30秒だとナレーションでは長い。
だから「物語仕立て」にした世界観で商品やサービスを訴求するけど、すると今度は制作コストや手間がかかる。

アメリカンフットボール(NFL)の優勝決定戦(スーパーボウル)で流れる30秒CMの放送料金が12億円というのも分かったり、いや分からない・・・。

2025年9月3日水曜日

あぁ、やっぱりか。


岐阜県関市での「ご当地映画トラブル」を見守っていた者としては、(あぁ、やっぱりか・・・)と想定範囲。

関市は8月29日に関市の魅力を発信するご当地映画の制作費として、「イロハスタンダード(兵庫県豊岡市)」ヘ補助した2000万円の返還を求めて提訴。
その理由は「補助金交付の条件を満たしていなかったから(上映期間、上映会館数など)」。

全額の返還を求めていた市に対して、最初は「一部返還」としていたようだけど「全額を分割払い」としたイロハスタンダード社の返答は認められず、全額返還を求めての提訴。

どうみてもイロハスタンダード社が100%悪いのに、こういう場合の弁護士って、どんな心境なんだろう?実績にならないと思うけど・・・。

皮肉なのは、補助金を受けたもう一つの会社が制作したご当地映画「怪獣ヤロウ!」が話題になって配信作品で見れたこと。そして「怪獣ヤロウ!」が「意外と面白い!」と私の周りでも見た人がいたこと。

不名誉な話題になってしまったけど、今回がなければ「怪獣ヤロウ!」も「岐阜県関市」も知らなかったわけで、一定の役割を担った・・・とか、イロハスタンダード社は言わないよね。

そう言えば愛媛県で撮影したいと言っていた「学園ソンビ映画」はどこへ行った?
意気揚々と企画書を持って来られたものの、その後、脚本は届かずフェードアウトしてしまった。他にもここ数年、年一で相談があった企画は今年はなかった。

企画の頓挫、延期は多いけど、最初から「制作費の調達」も相談してくる企画は怪しい。
こういう「ご当地映画」は地域にとっては魅力ある作品になるけど、ロングラン上映(ヒット)になることは稀だから、そんな話があったらフィルム・コミッションに相談してほしいな・・・と独り言。

2025年9月2日火曜日

放送開始まで1ヶ月!

愛媛県庁第一別館ロビーで展示された作品紹介(またします)

先日の「24時間テレビ」では、えひめフィルム・コミッションにも撮影支援依頼があったのだけど、「みかんジュース、焼き豚卵めし」以外も紹介されたのかな?

「シューイチ」でご当地味や人など色々と取り上げるとのことだったけど、放送されたのかな?Tverで探したものの見つからず・・・。

話は変わり、伊予市が登場するアニメ「私を喰べたいひとでなし」の放送開始まで1ヶ月!
昨年10月には「がんばっていきまっしょい」のアニメ映画が公開されたから、アニメが続く愛媛県(愛媛県舞台ではアオアシなどもあるけど、支援作品ではないので割愛)

主に実写作品の支援だったフィルム・コミッションを「もっとアニメ作品の支援も増やしましょう!」と宣言したのは、2019年のジャパンFCの理事長就任挨拶時。

他の県では既にアニメ作品の支援も増えていたけど、愛媛県でもやっと「アニメ作品も支援してます!」と言えるようになって嬉しい。

それも原作者が愛媛県在住と知れば、熱も入る。
先日、原作者の苗川采(なえかわ さい)さんに直接、インタビューをさせていただき、苗川さんの話、漫画家の実態を教えてもらう。

例えばこんな感じ。

【質】苗川先生が好きな伊予市(愛媛県)の場所・眺め、食べ物は何ですか。

【答】伊予市の五色浜!夕方の海が好きで、眺めながらリフレッシュしている。

食べ物は、作中にも出てくる「ベビーカステラ」を土曜夜市等のお祭りで食べたことが記憶に残っています。

【質】普段の創作の様子、素材探しについて教えてください。

【答】起きてから寝るまで、ずっと創作を行っています。(連載を2本抱えているため、1日の作業時間は約15時間です。)

素材については、アイデアが降ってくるなどということはなく、友人と旅行に行った際に見た景色やカラオケでの様子など何気ないことから広げています。

 
放送開始まで1ヶ月、伊予市を中心にさらに盛り上がりますように!

2025年8月26日火曜日

また一つ逃す。


ロケ候補地としてどこか提案できる場所があったなら良かったのだけど、“そもそもなかった”のだから、しょうがない・・・。

と、思いたいけど、今後も同じような相談が来た場合(実際は以前から同じ内容の照会/相談が来ていた)、愛媛県では受けられない=撮影相談を一種類逃すことになるので、どうしたら良いものか?と独り言。

世界中で撮影スタジオが不足という状況になって数年。
新規に作られても、すぐに撮影で埋まってしまう・・・という状況。

それもスタジオであればいいか?という単純な話ではなく広い/大きいスタジオの方がよく、敷地が限られている日本では海外のような広大なスタジオは難しいのが現状。

でも、そんな中でも最近では巨大なモール、展示会の駐車場(=整備された広い平地)にセットを組んでスタジオ化することも可能だし、「敷地されあれば何とかなります。」とか「工場跡地の倉庫、大きな体育館でもOKです。」など、条件を緩くした照会/相談もあるから、何とかできないものか?

今回は「高さ」も求められて、15m以上、20m以上がベスト!と言われたけど、この時点で体育館はほぼNG(競技施設体育館の天井は12.5m以上)。

多いのが2階建ての家や数階分のオフィスなどを実際に組んで撮影だけど、そう予測すると、やはり倉庫の方が天井が高くて都合がいい。

実際に以前、2階建ての家を断面にしたセットを組み、普段の生活では絶対に見ることができない、1階→2階、2階→1階の移動も撮影したいという撮影プランもあった。

城山公園/堀之内公園でサーカスが3ヶ月行われている。
個人的には、あの場所を「セット組み立て可能」にできれば、「敷地さえあればOKです。」という撮影に対応できるかも・・・と妄想。

逃した撮影がヒットしたら、悔しいじゃないですか。