日記を検索

ラベル フィルムコミッション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル フィルムコミッション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年3月9日月曜日

ロケハンあるある。

寒椿桜がキレイでした。

起床。朝食を買いがてら、散歩も兼ねようとカーテンを開けたら天気が良かったので(よしっ!松山城に行くしかない!)という謎の思考回路(笑)。

30分後、松山城山頂広場に到着すると、スカッ!と広がる青空&瀬戸内海にしばし休憩。
なんだか、このまま朝食を買ってアパートへ帰る気にならず、普段は「注文(〇〇なシチュエーションなど)を受けるロケハン」だけど、自主ロケハンをして帰ろうとなる。

(おぉ!ここの階段は使えるのか?)と、萬翠荘裏の斜面に延々と続く階段を写真に撮ったり、リフトと寒椿桜と青空に(旅行誌に使えそうだな)と思ったり、松山神社の階段から連なる社殿の奥行きに(いい距離感だな)と撮ったり。

ロープウェイ街に出る。先日、タオルを購入した伊織の前を通り、パン屋さんから鯛めし屋に業態変更した知人の店を通り、一番町大街道入口に到着。

大街道って日曜の朝だからなのか?ランナーが走るのね。
商店街でランナー姿を見たことがなかったのでメモメモ。

多くの店が営業前だったので大街道を離脱して細道などをジグザクに歩くと、ハンバーグ店「ボルガノ」が店主急逝とのことで閉店してた。何度か食べに行ったな・・・、ご冥福を祈る。

(あぁ!)と思ったのは、先日、ロケハン情報を提供したのだけど、(ココがあったか!)と、ロケハンあるあるにハマる。
残念!ココに相談すれば良かった・・・となるも、後の祭り/手遅れ。惜しい!

こういう「探している時は見つからず、後で見つかること」を「視野狭窄(トンネルビジョン)」といい、思考や視野が緊張していて、柔軟に発想できないこと。

そして、後で見つかるのは緊張から解放されて脳がリラックスして広い思考や視野でモノゴトを捉えることができるから。

そんなこんなで、今度は朝食を探そうにも、パンでも・・・と思ってもパン屋が見つからなかった。
結局、コンビニでおにぎりを買い、城山公園を抜けてアパートに到着。
でも、これでも歩数は7,000歩。

10,000歩を1回で済ますって難しい。

2026年3月8日日曜日

安売りできない。


週末、休日も関係ないのが撮影相談。
以前に某企業のCM撮影を支援した際、たまたまその時が“うまく”いき、きっと相手は(使えるFCだ!)と思ったのかもしれない。
その後も、似たような撮影相談が入るようになったものの、(んっ!変だな?)となる。

「CM撮影」は事実で、「愛媛県で探していること」も事実だけど、他の地域にも声をかけていて、フィルム・コミッションから該当する人を挙げさせて、手元に揃った各地からの情報でオーディション/審査のようなコトをしていた。

フィルム・コミッションとしては、愛媛で撮影協力者を探してほしいという依頼だったので、企業や団体などに相談をして、協力者と制作者をマッチングできたら撮影に繋がると思ったので協力したけど、それは“たまたま”合致しただけで、(なんで、愛媛ばかりに撮影相談してくるんだろう?)と思ったら、各地から情報を集めてた・・・と言う話。

これは、いわゆる「リサーチャー」の仕事で、本来なら調査費用を持っているリサーチャーがお金をかけてすべき仕事をフィルム・コミッションを使い、無料で情報を収集しているから、「ちょっと、違うんじゃないですか?」と、撮影を匂わせるリサーチャーの仕事は断っている。

なんで、PCの前で動くこともなく、電話1本、メール1本で費用も使わない人のために、愛媛を安売りしないといけないのか?

今回、気づくのが遅れたのは、最初に“たまたま”うまくいった/合致したから。
そして、気付いたのは「絵コンテ」などの資料がなかったこと、撮影日が、やけに先だった(半年後)こと。

経験値を積んでくると制作会社との違いが分かるリサーチャー。
でも、フィルム・コミッションから断られることも多くなったのかな?巧妙というか嘘は言わないけど・・・的な表現で勘違いさせられてしまった件。

反省してます・・・。

2026年3月7日土曜日

玉石混合とは、このこと。


ふと、「配信作品が大ヒットした!」と言われても、今一つ、ピン!と来ない自分がいて(なんでだろう?)と考える。暇なんだな。

劇場公開作品ならば「興行収入〇〇億円!」「大ヒット公開中!」などがうたわれ、特にメジャー作品なら、体力的にも影響力的にも大々的に発信できて、マスメディアも追随して取り上げる。

2025年だったら「鬼滅の刃」「国宝」「名探偵コナン」「チェーンソーマン」がいい例。
そして100億円超作品の配給を手掛けたのは全て東宝。
ちなみに4位の「チェーンソーマン(興行収入104億円)」と5位の「はたらく細胞(64億円)」の興収差は約40億円。

一方で配信作品にも大作は多いのに、宣伝に乗り切れていないと感じるのは私だけだろうか?それとも日本だけなんだろうか?
もしくは単にネット作品の宣伝は不要なのか?既存媒体が避けているのだろうか?

他で考えられるとすれば、配信は既に制作費を回収してるから、劇場公開のように興行収入を気にしなくていいからか?

直近だと「イクサガミ」が話題になったけど、知らない人も多い。
でも海外だと「ストレンジャー・シングス」が10年間、走りっぱなしで見事に完結。

そして「ストレンジャー・シングス」は10年間の放送で14億ドル(2180億円)の経済効果を創出したとのこと。毎年200億円超の経済効果を出していた計算。

ちなみにシーズン5(最終章)では、1エピソードあたりの予算は5,000万6,000万ドル(約78億円〜93億円)で、NETFLIX史上最も制作費が高かったとのこと。
なので
シーズン5は全8エピソードだったから、約4億~4億8000万ドル(約625億750億円)という制作費だった。

う〜ん、ドラマ1本で
78億円〜93億円の制作費って理解が追いつかない。
某スペシャル大河は1話が映画並の予算とクオリティとPが言っていたけど、それは特別で、一般的には1話5000万円程度か。もはや計算することが無意味。

なんで、こんなコトを考えるに至ったか?と言うと、ヒドい作品を見せられたから(涙)。
配信作品だから予算があって作ってる・・・と思い込んでたら、この作品はナント!劇場公開作品だった!おいおい・・・。

2026年3月5日木曜日

力量を試される。

道路封鎖+夜間撮影+雨降しコンボ撮影

「正式に制作中止になりました。」
の連絡に、一喜一憂しないのがフィルム・コミッションだけど!それまでの準備や関係者などとの調整を思い出すと(残念!)と思うのは人の性。

協力を申し出てくださっていた皆さんも、さぞ残念だろうな。
決して愛媛がダメ(NG)だったわけでなく、外的要因だったのが、せめてもの救い。

残念といえば「恋は光」の時は、愛媛出身、それも愛媛大学卒の漫画家「秋★枝」さんと言う話題に、愛媛大学、愛媛県美術館など、多くの人が期待していたけど、タイミングはコロナ禍で愛媛県での撮影は叶わず。別県で撮影されたけど、リブート制作希望!

そんな傷心でいたら、新たな撮影相談が。
「愛媛県では道路封鎖できますか?これまで道路封鎖の実績があるなら教えてください。」
フムフム、これはフィルム・コミッションとしての力量が試されているな?

・愛媛県庁前、国道11号線の片側車線を道路封鎖して路面電車走行と一緒の撮影があります。
・国道11号線の交差点を道路封鎖して逃走車が交差点に逆走行シーンの撮影があります。
・二番町&裁判所通りの交差点を道路封鎖して一方通行を二車線走行にした撮影があります。

などの撮影実績をお伝えする。
自慢するのもアレですが、道路封鎖の実績としては頑張ってる方と思う。
先日、広島市内中心部で大規模な道路封鎖撮影が数日間あったけど、あの域ではまだない。

道路封鎖で最も大切なのは「撮影周辺の理解と協力」。
テクニカルな話で言えば「迂回路の確保」など。特に市街地では商業施設、マンションなどが多く、撮影が夜間におよぶ場合はお店などには営業終了後でも店内の電灯をつけていただくなど、理解と協力が欠かせない。

すると、おのずと撮影規模は大きくなり、見学者も増えるから封鎖エリアも広くなる。
市街地から離れた自然豊かな場所の方が撮影しやすい時もあるけど、今度は迂回路がない場合もあるので、調整が大変な時もある。

でも、大変だからこそ思い出深い作品になる。提案し続けろ!ワタシ。

頑張ろう!四国誘致。


「じゃあ、〇〇は高知、〇〇は香川、〇〇は徳島、〇〇は愛媛で探しましょうか?」と、四国各地で探そうとなる。

ことの発端は、「愛媛出身の関係者」からの撮影相談。
企画書を拝見すると、なかなか難しい条件の撮影。
でも、その方は愛媛出身だから「できれば愛媛、難しかったら四国で・・・」という気持ちがあり、贔屓にしてくれる。

これは撮影の誘致においてアドバンテージ(有利)で、地の利を活かした提案ができる。
ただ、該当する場所(撮影候補地)があれば・・・の話だけど。

せっかくのチャンス、四国で撮影を誘致できたら、その後の聖地巡礼も期待できるかも!?と、手分けして探す。
12月に四国四県で集まり、1月にはロケ地フェアでもあった四国のFC担当者。連携の機運は醸成されている!こういう場合、四国はまとまりやすい。色々と情報が入ってきた。

これまでに四国四県で連携して撮影支援をしたのは「トリリオンゲーム(愛媛県&香川県)」「ウォーカーズ(四国四県)」「ロード88(四国四県)」「イッテQ(四国四県)」など。
担当者が変わっても、代々、互いに補完し合いながら撮影を誘致支援してきた仲。

こういう場合、依頼者からの内容+@で提案するのがポイント。
依頼通りに探すのは当然で、他にも企画書から妄想をめぐらせて必要になると思われる場所を勝手に提示する。もしくは撮影条件を想定した撮影の仕方まで提案する。

これは鍛錬でもある。
常日頃からロケ候補地を探すのが業務なので、言われた通りであれば誰でもできる。
でも、フィルム・コミッションなら提案の一つ上をいくのが「次回につながる」ことアリ。

今回の提案が実るかどうかは分からないけど、撮影の傾向として広域での撮影が多くなっている気がして、四国の魅力発信力が問われていると思った件。

四国四県で国際映画祭に赴いてPRしようか?と半分冗談気味に言ったけど、半分以上本気になってもいいかもと思えてきた!と思った散歩道での紅白梅。

2026年2月28日土曜日

映画よりも面白い老舗映画会社の買収劇。

映画よりも面白い老舗映画会社の買収ドタバタ劇

情報が間違えていたり、古かったら教えて欲しい。
今回の買収劇は、いづれ映画化されると思うほど、面白い!

20256月/会社分割計画

WBがスタジオ/配信部門と、負債を引き継ぐネットワーク部門への分割を発表。


202512月/WBとNETFLIXが買収合意

NETFLIXが「ハリー・ポッター」や「ゲーム・オブ・スローンズ」等の強力なIP獲得を目的に買収に名乗りを上げる。


20261月/NETFLIX全額現金払いへ変更

パラマウント陣営の攻勢に対抗するため、NETFLIXは買収資金を全額現金(11兆円)とする修正案を提示。


20262月/独占禁止法の壁

米司法省による審査や議会での公聴会が開催され、NETFLIXによる市場独占への懸念が強まる。


20262月27日/上回る買収額

パラマウント陣営が1株あたり31ドルの全額現金提案(17兆円超≒総額約1,100億ドル)を提示。

それまでの提示額は1株あたり30ドル(約16兆7000億円)だったのに1ドル上げてきた。

そして、WB取締役会はこれをNETFLIXの案を上回る「優れた提案」と認定。


20262月27日/NETFLIXが買収断念、撤退

WBボードがパラマウント・スカイダンス案を支持。

NETFLIXは「財務的に魅力的ではなくなった」として買収を断念。撤退を表明。

WB320日の株主総会でパラマウント陣営の買収後のマイルストーンを提示予定。


ちなみに、ワーナーブラザーズが過去100年以上の歴史で、制作した映画は千本以上と言われ、うち代表作と言われる作品は600本以上とのこと(記念式典時に出た作品名)

んで!NETFLIXはWBの買収から撤退するけど、WBがパラマウント陣営からの買収を認めた場合、28億円の賠償金を受け取るとの報道に、一体何がなんだか?と思ってるのは私だけか?

2026年2月27日金曜日

これもロケハン。これがロケハン。


撮影相談が3件重なったので、現地確認の必要があり、2週間前から2月25日にロケハンに行こう!と決めていたけど、前日の24日から大雨、夜間は豪雨。
25日の朝になっても小雨が降り続く中、出発。

久万高原町とも連絡を取るも、「平日は工事をしてるから通行止め。だけど天候次第でもしかしたら・・・」というアドバイスに、行って確認!となる。

そもそも、雨でも撮影はあるわけで、ロケハンの全てが晴れでないといけない理由はない。
事前情報では「山岳博物館から先は工事中で通行止め」とのことで、面河渓谷には行けない。事実なら撮影隊に伝えないといけない。

小雨の中、現地に着くと看板が立っていて「工事中」とのことだったけど「通行止め解除中」とバンッ!とステッカーが貼られていて「おぉ!ラッキー!」とゴールの面河渓谷まで行けた。「もってるねー。」と村上さんとお互いに褒めあい、現地調査。

辺り一面の濃霧と渓谷を流れる水量は昨日の雨で増して轟音。
「これ、演出ナシでいける怪しさ満点のオープンセットだね。」となる。
NETFLIX「ストレンジャーシングス」のホーキンスと言っても遜色ない雰囲気。

要務を終えて次の現場!
こちらも同じ方向。
事前情報では通行止めはナシと聞いていたので、意気揚々として進む。
この頃になると青空が見えて陽が差してきた!
天気の回復に「いやぁ、もってるねー。」と自画自賛の我々。

途中、作業車を見つけたので「この先、通行止めでした?」と尋ねると「最後まで行ってないけど、通行できた。」という言葉に安心して、グイグイ進む。

「おっ、もうゴールが見えてきた!あと3分ぐらいかな?」と伝えた矢先、通行止めだった・・・。
残念無念!途中で道を間違えたか?この先だったのに・・・。

とはいえ、現状を知ることができたこと。棚ボタで撮影候補地情報が得られたこと。が収穫。
これもロケハン。これがロケハン。

成功も失敗も存在しないという話。

2026年2月19日木曜日

日本は556億円を組んだけど。


「国宝」が興行収入200億円を突破しましたか(2/16時点。観客動員数1415万2409人、興行収入200億851万9000円)。日本の人口、8人に1人は鑑賞した計算。私は観てないけど。

公開は2025年6月6日だったから公開日から250日超えという超ロングラン上映。
2025年11月25日に、それまで邦画実写No.1の興行収入作品だった「踊り大捜査線2(2003)」の173.5億円を超えて、22年ぶりに邦画実写No.1の興行収入作品を塗り替える。

残るは、
ノミネートされた3月15日に開催される第98回アカデミー賞の「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」で受賞てきるか!?海外での歌舞伎のウケは良いと思うから受賞すると思う。
ちなみに、3月13日に行われる「日本アカデミー賞」では、賞を総なめする予言。

実は2025年7月18日に公開された「鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」もまだ公開中で、現在の興行収入は394.3億円を超えたとのこと。

公開から213日経っているけど、「鬼滅の刃 無限列車編」が持つ国内歴代1位の407.5億円を、どうしても更新したいようで、2月
20日から来場御礼入場者特典の第16弾「胡蝶しのぶ 誕生日記念ボード」が全国30万人限定で配布されるとのこと。

もう意地というかエゴというか、
映画の内容じゃなくなっているような・・・。
鬼滅の刃って、今後も続くから、興行収入ランキングにどんな影響があるんだろう。

日本がそんな話題で盛り上がってる!?あいだに世界では、動画生成AIのシーダンス2.0製の動画(トムクルーズとブラッドピットがビル屋上でアクションしている)が拡散されて、(もう、俳優不要・・・)というクオリティに驚愕してる。

完全に著作権&肖像権を侵害してるけど、対処するの当然だけど問題はそこじゃなくて、想像力&創造力があれば一人で映画が作れてしまう時代になったという事実。

映画監督ではなく、脚本家が「AIを活用して映画を複数制作している。」という言葉が物語ってる。

本も経済産業省、文化庁、総務省などで556億円のコンテンツ振興予算を組んだけど、周回遅れ感を感じているのは私だけかな。すでに“そこ”じゃない感を感じている。

関係者の皆さん、ゴメンなさい。個人のつぶやきです。

2026年2月15日日曜日

世界に合わせた方がいいのかどうか。


特にバレンタインデー気分はナシ。
アパートに飾っている「キース・ヘリング」作品からの愛と、時々無性に食べたくなるカカオ70%のブラックチョコレートがあれば十分(笑)。

ドイツからメールが届く。
「ハイ!ノボル(どこかで会ったのだろうか?私を知っていた)、新しい作品を紹介させて欲しい。」という冒頭から(ドイツからの撮影相談は初めてかも!)と思っていると、撮影相談ではなくて、ドイツの制作会社が作ったコンテンツのディストリビューターに興味はないか?という内容だった。

ディストリビューターとは、メーカー(今回ならドイツの制作会社)から製品(コンテンツ)を仕入れて、代理店や小売業者へ卸売販売を行う事業者のこと。一次代理店、輸入会社のような感じ。

「私たちはフィルム・コミッションだから、業務として
ディストリビューターはしていない。」と返答。でも、海外のコンテンツホルダーから見ると関係なくて、「FCしかしてないのか!」と、国際映画祭で何度言われたことか。

今回は、ユニジャパン(東京国際映画祭の開催、日本映画・映像コンテンツの海外展開支援を行っている公益財団法人)を紹介したけど、海外から見ると日本は役割/サービスが「面」じゃなくて「点」になっているから、全ての相談を一つの窓口で受け止められない。
海外から見ると、もどかしさがあると思う。

海外には、政府も関与する映画文化振興機構のような組織があり、その中に国策、フィルム・コミッション、海外展開、文化振興などの部門があり、ワンストップサービスを実現してる。
日本は窓口がバラバラだから今更の統合は難しいと言われてる。

そこへ、今度はマレーシアから、具体的にロケ候補地などを挙げた撮影相談。企画書も有る。
このまま話が進むといいな・・・と思ったら、「インセンティブ(金銭的補助)はありますか?」と添えられていて、「インセンティブはないです。」と言わざるを得なくて撃沈。

海外作品の撮影に対応するなら、世界基準に合わせないと難しいという話。

2026年2月13日金曜日

それでも有った方がいい。

松浦議員、西尾議員と

撮影は、いつ相談があるか分からない。
撮影は、愛媛県で絶対に撮影されるとは限らない。
撮影は、私たちではなく制作側の都合で決まる。
撮影が、必ずしも話題になるとは限らない。
撮影は、時に中止、中断せざるを得ない時がある。
撮影は、想像以上の効果をもたらすことがある。
撮影が、新たな撮影(作品)に繋がる時もある。
撮影で、失敗や失態で謝罪、怒られたこともあった。
撮影が、必ずしも地域のPRに繋がらない時もある。
撮影が、地域に迷惑をかけることもある。
その他もろもろ・・・。

フィルム・コミッションの可能性を学びたいと、高知県四万十市から西尾議員、松浦議員が来県。
撮影が及ぼすコトを(上記のように)赤裸々と紹介。
決してキレイ事だけでは済まないのが撮影。

これまで、地域を疲弊させたり、撮影の協力を仇で返したり、迷惑をかけたり、犯罪行為のようなコトまでする制作者(社)がいたのは事実なので、注意しなければいけないのは確か。

でも、そもそも論として、「フィルム・コミッション」を立ち上げなければ、良いことも悪いことも起きない(正確に言うとFCがなくても撮影はするので知る由もないと言う感じ)&分からないかもしれない。

結局、フィルム・コミッションは地域に「有る方がいいのか?それとも無い方がいいのか?」と2択に迫られたら、私の答えは【それでもFCは有った方がいい】。と明言したい。

その理由は【迷惑なコトもあるけど、迷惑を上回る、通常では得られない効果&成果が多いから】。

迷惑なコトは経験値を積むことで事前に抑え込める、最小にできる。
しかし、良い効果&成果は予想を超えることがあり、期待に値する。


リスク管理/プロジェクトマネジメントの話だけど、リスクゼロなモノゴトはないわけで、それならばリスクを取っても最小化することで、成果&効果を最大値にすればいいじゃないか。

「泉谷さんが思うフィルム・コミッションの意義、目的って何ですか?」
「市民に非日常(撮影/作品)という話題を提供することです。そうすることで、地域の魅力を感じてもらえると思ってます。」

撮影は地域の理解と協力があって成立

2026年2月12日木曜日

令和7年度最後の出演。


2月10日(火)に出演した「ひめゴジ!」では、邦画業界についてマニアックに喋られせていただいて大感謝!大満足したのは私だけだったら、ゴメンなさい。
だけど、日本全国どこを探しても、“この切り口”で喋れるのは私しかいない!と思ったから。

ホント、2025年は劇場公開本数が694本、総興行収入は2744億円となり過去最高。
素晴らしいことで、この中にはフィルム・コミッションが撮影支援&協力した実写・アニメも多数含まれているのは誇らしいこと。

ただ、日本映画産業統計に記録としてのこる興行収入10億円以上の作品数は38本。
劇場公開本数のわずか、5%ということ。

そして、10億円以上の作品が稼いだ興行収入額は1672億円。
総興行収入2,744億円ー1,672億円=1,072億円=656本分の興行収入額。

参考までに単純計算すると・・・。
1,672億円÷38本=44億円/本の売り上げ
1,072億円÷656本=1.6億円/本の売り上げ

1本あたりの格差がこんなに大きいとは。
「この差はなんで、起きるんでしょうか?」と打合せの時に岸本さん。
「予算です。制作費が多いと宣伝にも注力できるから、話題にもなりやすい。だけど、制作費が少ないと宣伝できない。知られない。劇場に行かない。となります。」
「悪循環ですね・・・。」と岸本さん。

熱く喋っていたら、アッ!という間に時間が過ぎてしまう(笑)
そして、後半は愛媛の昔話を伝えるお伽座さん。

昔話を披露してくださり、エンディングで「泉谷さん、フィルム・コミッションと昔話って接点がありますか?」という旨の話が振られる。

「実は、昔話はフィルム・コミッションと相性がよくて、作品/物語のエッセンスなどで参考にされることが多いですよ。」と伝えると「そうなんですか!」と驚いてくださる。

昔話、伝説、伝承を参考にして作品/物語が創作されるのは本当の話。

2026年2月9日月曜日

視察が来るので。


「地域でフィルム・コミッションを始めたい。検討にえひめフィルム・コミッションを参考にしたい。」旨の相談が入る。

2000年頃から全国各地に広まった映画・映像作品の誘致支援事業/活動。
それらを括って「フィルム・コミッション(FC)」と言う。


現在では北は北海道、南は石垣島にまであり、各地のフィルム・コミッションをネットワークで結んだ全国組織「ジャパン・フィルムコミッション」に加盟するFCは130ほど。
でも、実際には加盟しなくてもFCはできるので、全国で300ほどあると推計。

地域でFC事業を始めたい場合、色々なパターンが選択できる。
県庁や市役所などの行政直営タイプ、観光協会やコンベンションビューローなどの半官半民タイプ、商工会議所はNPOなどの民間主導タイプなど。

母体や所属、設立目的によって同じFCでも異なる。
観光系のFCが最も多く、シティプロモーション系のFCも増えてきた。産業振興系も少ないけどある。

一番、気にする&関心の高いのはFCの運営費用。
行政直営タイプなら税金が予算。半官半民タイプなら行政などからの補助金。民間主導タイプなら行政からの補助金、受託金、会費、寄付など。

と、ココまでは理解も簡単だけど、そもそもFCをするなら「FC三原則(非営利であること、作品を選ばないこと、ワンストップサービスで情報を提供できること)」を遵守しないと「フィルム・コミッション」と名乗れない。
なので、JFCに加盟できない(しない)FCも多々存在する。

また、都市圏のFCと地方のFCも同じFCだけど違う。
都市圏、政令指定都市など大きな町のFCは撮影支援実績が多い=予算や人員も確保されている場合が多い。

しかし地方のFCは撮影実績が都市圏と比べて少ない。
撮影に慣れてない地方の場合、地域に理解と協力がないと撮影は成立しない。
イベントではなく、観光誘客、文化や産業などの振興を浸透させるなら、ほんとココ。

2026年2月4日水曜日

ミステリー相談電話。

疲れた刑事風の困惑した表情とプロンプト

「えひめフィルム・コミッションの泉谷です。」
「フィルム・コミッションさんですか?」
「はい、そうです。」
「撮影の相談なんですが、いいですか?」
「はい、どうぞ。どんな内容でしょうか?」
「あっ、スミマセン。今、お一人ですか?」
「ええ、はい。一人ですけど。」
「周りに聞かれてませんか?」
「えっ?はい、大丈夫ですけど・・・。」
「実は〇〇の撮影を〇〇に〇〇でしたいんですけど・・・。」
「はい、それで、どんな撮影支援をすればよいですか?」
「〇〇なんですけど・・・。ちょっと相談でして。」
「はい・・・なんでしょう。」
「もしかして、他からも似たような相談は来てませんか?」
「うーん、〇〇の撮影はないですね。」
「そうですか、良かった。じゃあ、もしも、他からも同じ撮影があったら断っていただけますか?」
「えっ!?どうしてですか?」
「スミマセン、ちょっと事情がややこしくて。」
「ですね。よく分からないんですけど・・・。」
「じゃあ、他からの同じ相談が来た場合は、私からの相談があった事は無かったことにしてくれますか?」
「えっ!どういうことですか?」
「スミマセン、ちょっと事情がややこしくて。」
「いや、ホントですよ。フィルム・コミッションにお電話いただいているんですよね?」
「そうです。ただ、事情が複雑でして。」
「じゃあ、先ずは撮影支援を希望される概要書や企画書をいただけますか?」
「それが・・・今、必要ですか?」
「なければ作っていただき、その資料をいただいてから撮影支援の相談に乗ります。」
「分かりました。今はないので作ります。」
「お願いします。」
「他からの依頼も同じように言われるんですか?」
「えぇ、内容が把握できないと撮影支援できませんから。」
「分かりました。」ガチャ・・・ツーツーツー。

と、電話を突然かけてきて、名前も名乗らず、一方的に電話を切ったアナタは誰なのか?
あれから資料も連絡も何もないけど、〇〇(クライアント名)の撮影を〇〇(年月日)に〇〇(愛媛県内)で・・・という情報だけ残したアナタ。

これまで数えきれないほどの撮影支援の相談電話を受けたけど、2026年一番のミステリー相談電話だった件。
一体、なんなの?身内で競い合ってんの?

2026年2月3日火曜日

業界をどう生き抜くか?


Netflixは2026年1月20日、2025年10~12月および通期決算を発表した。
10~12月期の売上高は121億ドル(前年比18%増)、営業利益は30億ドル(同30%増)に。
世界中の有料会員数は3億2500万人を超えた。というニュース。


121億ドルっていくら?と思ったら、187兆3013億円でした。

すると、一年間の売上額は749兆円って本当なの?誰か教えて欲しい。

この749兆円は、日本国の借金(国債)と同額らしい。そして日本国の年間予算は122兆円。

Netflixに全く歯がたたないのは国をもってしてもなのか!?


世界190カ国以上でサービスを展開していて、3億2500万人のユーザーが毎月定額を支払っていて、国ごとにサブスク料金は異なるので一概に言えないけど、仮に2000円/人月とした場合、1か月6500億円という計算だけど、この計算でも62兆円超と合わない(187兆3013億円÷3=62兆円)から、平均のサブスク料金はもっと高く、それに広告料金などが加算されているんだろう。

その昔、日本の映画の平均制作費は4億円/本、米国の映画平均制作費は60億円/本と聞いたことがあるけど、ケタ、レベル、スケールが全く違うから話にならない。
そりゃ、ワーナーブラザーズを「現金で買います。」と言っても、嘘に聞こえない。

そんな話題の一方で「韓国の映画産業不振」が深刻という話をする人もいる。
2023年にプチョン国際ファンタスティック映画祭へ行った時に、セッションの一つで語られていた「韓国映画の不振」が更に深刻とのこと。

韓国の映画政策を司る韓国映画振興委員会(KOFIC)でも議論されるも、現状は把握できても打開策はないようで・・・。
既に対処療法では効かない状況まで陥っている感じの韓国。課題は一つではなく複数(投資作品の偏り、映画館の配分上昇、俳優のギャラ上昇、最初から配信作品など)で、その複数が悪い相乗効果の負のスパイラルを起こしている。

そんな嵐吹く中、日本はと言うと劇場鑑賞者が前年度を超えている。
と、見るのは近視的かもしれず、このまま邦画は日本人だけが見るもの・・・になってしまうと、想像するだけで怖い。

この時期は調査が多いから、色々妄想してしまう。

2026年2月2日月曜日

誰にとっての問題か。



邦画が一年間に694本も公開されている!と言っても、実は誰も困っていない。
「泉谷さん、一年間に694本公開されている何が問題ですか?」的な意見があって(たしかに、そうだよな・・・)と思う。
そんなコトを知っていても、知らなくても私たちの暮らしには全く影響がない。
でも、なぜ?私は“そこ”に課題意識を持ったのだろう?

2060年の愛媛県人口は約65万人と知事発表。
これは2025年と比較してほぼ半分とのこと。
2022年に公表した推計では2060年の人口は78万人だったから、再推計で13万人減と予想以上だったという話【愛媛県の推計人口超】

でも、この話も誰が困っているか?分かりにくい。
私たち県民は規模に合わせて暮らすしかない。
消滅する市町が出てくるのも受け入れるしかない。今さら恨んでも解決しない。

話を戻して邦画が一年間に694本も公開していることに疑問を持った理由について。
694本と言うのはアイコンのような分かりやすい象徴なだけ。

694本と言う数字が問題ではなく、694本という多く感じられる印象から儲かっているように思うけど、作っている(公開されている)のに、誰にも作品名もキャスト名も知られず、公開されたことさえ知らず分からない作品が多く、その結果、興行収入に結び付かず、最悪、制作会社の倒産/破産など、誰にとっても不幸でしかない作品が生まれている日本の環境はどうなんだろう?という疑問。

ちなみに2025年に10億円以上の興行収入作品(計38本)の合計が1672億円。
全体の2744億円の60%を占めて、残り1,072億円が656本分の興行収入合計額と書いたけど、39本目から、いきなり
平均の興行収入額(1.6億円/本)なわけはない。

9億円、8億円、7億円、6億円・・・と稼いでいる作品は多数あり、すると1.6億円/本という金額は単純計算による平均額であり、もっと緻密にしたら・・・下位作品の興行収入なんて考えるだけで恐ろしい。

働き手にとって自分が携わった仕事が評価されないほど悲しいことはない。
そんな不幸な環境を知っていて、見ていてスルーはできないという話。

2026年2月1日日曜日

毎日1.9本公開されている邦画。


毎年1月に発表される前年の映画館での興行収入結果「日本映画産業統計」が1月28日に発表された。
20年以上、日本映画産業統計を見続けているけど、“何か”に触れた、“沸点”に達したという表現しかない。

1年間に映画館で映画を観た人は【1億8800万人】。
これは前年比【130%増(1億4400万人)】。
興行収入は【2,744億円】。
これは前年比【132%増(2069億円)】。

邦画と洋画の公開比率は【邦画75%:洋画25%】。
共に130%超を記録してるけど、邦画の圧倒的な強さは、ドラマの劇場化版、漫画からのアニメ映画化、来場者特典で同一人物の複数観賞が支えていると分析。

そんな邦画の【年間公開数は694本】と過去最高を記録。
それまでは2019年の689本が最高。2024年に685本と迫り、遂に694本。

一年は365日なので毎日1.9本の映画が公開されている計算。
2000年の年間公開本数は282本だったから、【25年間で2.46倍も劇場公開作品(≒制作本数)が増えている】計算。

冗談のような本当の話として【日本で公開される全ての映画を知る人はいない事実】がある。
良い話なのか?悪い話なのか?どうでもいい話なのか?は、正直、よく分からない。

でも、一つ考えなければ&読み解かないといけない話題は、全体的に明るく希望的観測な方が業界だけど・・・。

日本映画産業統計に記録として残るのは10億円以上の興行収入を突破した作品のみ。
2025年に公開された作品は694本。

694本のうち、興収が10億円超の作品は合計38本。わずか5%なのだ。
そして、興収が10億円超の作品(38作品)の合計興行収入額は1,672億円。
これは2,744億円の60%を占める。

と、言うことは残り1,072億円が656本分の興行収入合計額。
だから、単純に割ると1本あたりの興行収入は1.6億円/本という計算。

この金額にトップオフという慣例(劇場が売上の半分を徴収)を適用すると、残り8,000万円/本が利益。

一概には言えないけど、邦画の制作費平均を下限で2億円としても1億円以上の赤字。
この話を明るい話題と感じる人と絶望と感じる人がいるのも事実。

2026年1月30日金曜日

オールアップ。


映画の撮影が終わりました。
最初は(集まるだろうか・・・)と心配したエキストラ募集も、結果は1,000名を超える申込みが制作側にあり、予想外の抽選になりました(外れてしまった方、申し訳ありません。)

各地での撮影は天候にも恵まれ、現場で撮影隊があんなにニコニコしているのを久しぶりに見ました。

食事もロケ弁のほか、フードトラックも出動したようで、何かもかもがうまくいった撮影のようでした。

個人的にはクランクアップを愛媛で見届けれたことに感謝です。
東京での撮影もあるにせよ、後半に進むにつれて「〇〇さん、本日でオールアップです。」という場面は、撮影が一つ一つ成功している証であり、感慨深いものがありました。

すでに撮影隊は東京へ戻り、残りの撮影、そして編集、公開という流れです。
劇場で愛媛が映るのが楽しみです。

今回の撮影は終わりましたが、フィルム・コミッション業務は続いています。

公開を控える作品のプロモーションと新規撮影相談は同時並行で、「夜だったら撮影可能」が「昼撮影を希望」で流れてしまったり、数日後の撮影に道路使用許可を検討しているので「道路使用許可に中3日は必要ですよ。」と伝えて、不可能と分かっていただき、公園内での撮影に変更してもらったり。

全国ロケ地フェアで預かった宿題への「答」を集めたり、FCに直接関係ない相談を受けたり、県外から視察&意見交換の依頼が入ったり、えひめFCウェブサイトの原稿を構成したり。

何にせよ、全てにオールアップはあり、終われば次、さらに次と仕事が続くのはよいこと。
それが愛媛県にとって話題になることもあり、多くの人に興味関心を抱かせることに携われていることに感謝。

ほんと、撮影は地域の理解と協力がないと成立しないから、大感謝。

何かを予感。


実は12月に放送予定だったNHKラジオ「ひめゴジ」が延期になりリスケ→先日になる。
毎回、私を含めた2組が招かれての放送。
私はレギュラー?という立ち位置で、もう1組はゲストという立ち位置。

今回一緒になったのは「FC今治高等学校里山校」の先生と生徒。
FC今治高等学校里山校の関係者とお会いするのは初めてで、高校生から名刺をいただく。
「FC今治高等学校里山校の学生って、皆んな名刺を持たれているんですか?」と尋ねると「いえいえ、自主です。」と先生。

「色々な出会いがあるから持ち歩いてます。」と名刺をくれた学生。前向きな姿勢!
私なんて、何も持たずにスタジオへ行ったので、お詫びしてメールで返答する。

「ひめゴジ」の前半は私。
フィルム・コミッションとして、今年は色々と話題が多い年になるので、その前に改めてフィルム・コミッションについて紹介。

そして、フィルム・コミッションは略してFCとも書いたり、言うので開局当初は「愛媛FC(えひめフットボールクラブ)」に資料が届いてしまった、ジョークのような本当の話を紹介する。

すると、FC今治高等学校里山校も“FC”。
「今日は面白い偶然ですね。」とディレクター。

後半はFC今治高等学校里山校の学生たちのキャンパスライフの紹介。
これが、高校生とは思えない説明で、ここまで自分たち、学生生活を客観的に紹介できるのは立派!と、収録を終えて戻ってきた学生に拍手!

やはり、わざわざ県外から入学して、何かを目的、目標にして学んでいる意欲が、行動させてるのかな?

「同じ“FC”を切り口にえひめを活性化しようとしている泉谷さんの取組を知ることができて、刺激になりました。」は先生からのメール。

何かを予感させた出会い。

2026年1月26日月曜日

話題を創ってナンボ。

愛媛県東京事務所がある都道府県会館

ジャパンFCの海外制作者セミナーの後は、愛媛県東京事務所へ。

えひめフィルム・コミッションは愛媛県観光国際課に事務局があり、撮影相談や撮影支援の窓口として機能しているけれど、映画・映像会社の多くは東京圏にあり、撮影の相談や問い合わせが東京事務所にくることもある。
それならば連携すべきではないか!と勝手に思い、情報共有を始めて数年。

こういう場合、時に組織の縦割りでうまく機能しない場合もあるけど、えひめフィルム・コミッションは違う。

愛媛県庁時代にお世話になった方、地域づくり系でお世話になった方、一緒に活動した方などが東京事務所へ出向していることも多く、所長や部長などとは顔見知り。
「久しぶり!活躍を見ているよ。」など、これまでの活動は伊達ではなかったと感慨にふける。

「点を線に、線を面に」という言葉の通りで、撮影の誘致や支援、発信ができる拠点が複数あると、情報などの“受け”や“感度”、“鮮度”は高まる。

また、映画・映像作品は公務員ウンヌンに関係なく、愛媛を明るい話題だから、ワクワク感がある。

すると、話は聞いてもらいやすいし、一緒にできるコトなども、これまでの経験や実績から伝えやすく、協力を得やすい。せっかくならPRも楽しくやりたい。

愛媛県を映画・映像作品で紹介できるコトは、ターゲットである受け手(≒市民など)から見れば分かりやすいのもある。

2026年は特に話題が多い年になる予定なので、モリモリ情報共有。
そして「フィルム・コミッションって話題を創ってナンボの役割」と改めて自覚する。
役割の先に効果や成果があり、気づきや行動などが発生して循環する。

現在の愛媛県東京事務所には、(写真を撮り忘れたけど)「私を喰べたい、ひとでなし」が発信されている。

2026年1月24日土曜日

ミスリードしませんように。


全国ロケ地フェアの翌日は「海外制作者セミナー」。
2月27日公開のブレンダン・フレイザーらが出演する「レンタルファミリー」は東京で撮影。
ほかにも日本を舞台&題材にした海外制作作品は増えていて、作品数を増やしていこう!と日本政府。

愛媛でも海外制作作品の問い合わせはあり、四国霊場や四国カルスト、源流などの文化や自然に興味がある彼ら。
だけど、海外作品の撮影は一筋縄ではいかず、数が少ないのが現実。

過去にジョン・ウー監督作品が愛媛で撮影を検討している!と相談があった時はよろめき立ち、いい場所は見つかったものの、大人数の撮影隊がロケ地へ行くには無理があり流れた。
最近ではイ・ビョンホン主演の映画が愛媛での撮影を検討されてよろめき立ったけど、これも流れた。

とは言え、今後、確実に増える海外制作作品の日本撮影。
地方でも撮影相談が増えると予想される中でどんな準備や心づもりが必要か?という内容。

基本的な話から事例を通した内容まであった中で、個人的に印象的だったのが、同じ言葉なのに意味合いが異なって受け止められる場合が多いという話。

「スーパーマーケット」と聞いて、ごく普通のスーパーマーケットへ連れていってもイマイチな表情に、???と思っていたら、実は八百屋のイメージだったり、「道」という意味合いが舗装道路ではなく「土手」だったり、「日本的な」と言うイメージが決して和風ではなく、昭和的なイメージだったり・・・。

思い込み、先入観が時に固定概念となり、ミスリードしてしまう=ロケに結びつかない。

そして、海外作品では撮影支援だけでなく、生活支援も必要になる時がある。
例えば「宗教」。
日本人にはないかもしれないけれど、宗教によっては「お祈りの時間」があったり、宗教によっては食べ物に制限があったり。

他にもベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーなどを好む人もいるし、外国人スタッフには「冷たいロケ弁」より「ケータリングのホカホカ食事」を好むなど日本との事情が異なる。

今回の学びが活かせる機会(=海外制作作品)が愛媛でありますように!