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2025年8月15日金曜日

めぐりめぐって。


「知ってる?今年は戦争が終わって80年なんだよ。」
「ふ〜ん。よかったね。」という返答が薄い子どもの反応に、戦争を知らない私たちが、この先も戦争が起こらない(実際には世界中で紛争/侵略などの名で起きている。)ようにするにはどうしたらいいのか?少々不安。

先人から戦争反対バトンを受け取り、我が子世代へバトンを渡し、また次の世代に・・・が続きますように。
余談はだけど「鬼」にはなりたいそう(笑)無惨様に仕えて悪い人間を喰いたいそう・・・。

今週も寄付が多い(まだ今日も明日もあるけど。)
その多くが「(旅行の)お土産」「ペットボトルキャップ」「文房具」など。

保護者、協力者など理解と協力に感謝。
「寄付は循環させてこそめぐる。」と思っているので、ココ大からも「文房具、タオル、バッグ、お菓子など」を必要としている人へ寄付する。
我々よりも上手に活用してもらえるのだから本望。

寄付を特別なコトではなくて、ごく自然に滑らかにすると、子ども達にも分かりやすく伝わる。
「インチキ?このタオル、どうするの?」と袋に入れたタオルを見た子ども。
「インチキよりも上手に使ってくれる人にあげるのさ。」
「へー、なんで?」
「ココ(倉庫)にしまっているより、使われた方がタオルも喜ぶでしょ?」
「確かに。」という感じ。

実は子ども達も「寄付(もどき)」のようなコトをしていて、「(サイコロの)ゾロ目が出たお菓子2倍を〇〇くんにあげてもいい?」「デザートを忘れたと言ってるから、あげてもいいかな?」などの優しさを垣間みたり。

めぐりめぐってお互い様という感じ。
写真は平和を願って折った大きな白い鶴とアルゴ。

想像以上にできた件。

木生活の宮浦さん、平野さん、片岡さん

2回目の木工体験プログラム(森林環境保全基金事業)。
1回目と同様に、宮浦さん、平野さん、片岡さんの「木生活」の皆さんに指導を仰ぐ。

2回する理由は、1回目に都合で休んだ子どもにも体験機会を提供するため。
ただ、多くの子どもは2回目なので「なんで、またするの〜」とテンションが低いのはお約束。
何か子ども達に興味をひくアイデアはないか?とアヤカさん。

「絵や写真を貼るのもアイデアですが、透明プラバンに直接、描いてもいいんではないでしょうか?」というアイデアをいただく、いわゆる完成イメージは「ステンドグラス」みたいな感じ。

ノコギリで切り、バリが出ればヤスリで削るも削り過ぎて短くなったり、ボンドはベトベトになるからと両面テープを使い、透明プラ板を貼ろうとしたらズレてモチベーションが下がったり・・・。

大人が失敗前にサッ!と手を差し伸べることもできたけど、あえて失敗を経験してもらう。
ここで先回りして失敗を回避してしまったら、失敗の経験値、悔しいなどの感情などの貴重な機会が失われてしまう!

失敗をそのまま放置した子は一人もおらず、やはり全員が成功/完成させたく「やり直したい・・・」で大人の登場。

とは言え、失敗からのリカバリーは大人の力(例:両面テープを透明ブラパンから剥がすに剥離剤で粘り強くこする等)が欠かせなく、エイッ!と失敗分を取り返して成功/完成へ導く。

最後は全員で完成した作品を掲げて記念写真。
透明プラ板に直接描いた子どもの作品はイメージ通りにステンドグラスのような感じになり、想像以上の出来に満足だった子ども達。

そして、やはりアトリエを運営していて日頃から創作&工作をされているプロ(アヤカさん)の発想は豊かだった件。

2025年8月14日木曜日

自治。


何をしている画かと言うと、先日、寄付いただいたアイス(ホームランバー)が数本残っていたので「インチキ!食べたい!」という子ども達。

でも、「そういうことは自分たちで決めて!」がココ大付属学園なので、子ども達に任せると「ジャンケンで決めよう!」となる。

しかし、どうジャンケンするか?が次の議題になり、自分たちでジャンケンではなく「アヤカとジャンケン!」となる。
そして、アヤカさんとジャンケンに勝った子ども達が喜んでいる様子。

その後、人数が絞れた「アイス獲得候補者」は、自分たちでジャンケンをして、ホームランバーは全てなくなった、めでたし、めでたし。

別の日。
「そんなコト、ダメだよ!インチキに怒られるよ!ココ大に居られなくなるよ!」と、子どもがイタズラ子どもを注意していたという報告を受ける。
「なんだかジ〜ンときました。」と報告は続き、ココ大付属学園を居場所と自分ごと化してくれているコトに私もジ〜ンとなる。

ある時は過ごし方のルールが変更になり、自分たちの意見を言う。
ある時は自分たちで決めたルールを守らない子どもを諭したり。
ある時は「インチキー!」と自分たちでは手に負えない事態に駆けつけてきたり。
ある時は「嫌なコトをされた・・・」と、自分の気持ちを素直に教えてくれたり。

年齢、性別、趣向、学校、住所など全てが異なる子ども達が一つの場所で過ごしているので、摩擦もあるけど、ゲラゲラ笑いあったり、喜び合ったり、協力しあったりする光景を見ると、「子ども達なりに居心地よい場所にしようと心がける自治が成立している。」気がしてならない。

子どもだけの話でなく、この話って大人や組織にも通じる話。

2025年8月12日火曜日

今日から後半戦。

後半はできるか!キャップアート!

7月22日から始まったココ大付属学園も前半の3週間が終わり、後半の3週間がスタート!
1日は長く感じるけれど、過ぎれば早いもので、疲労感は拭えないけど、昨年以上に周りの方々の協力と理解と優しさをいただいているので、後半も乗り切ってみせる!

閑話休題。
子ども達は、学校や家庭とは異なる素性をココ大付属学園では見せる時があり、それは特に言葉づかいに現れる。

男の子も女の子も言葉の意味も発言の重大さも分からずに「“ませた”言葉」「汚い言葉」などを使いたくなるのは成長の過程。

だけど、そこで曖昧にしてはいけないのが大人の役目。
聞こえたら即刻「その言葉、ダメです!絶対に使っちゃダメ!」と先日もイエローカード。

「口から発した言葉は二度と戻らないからね。」
「自分は言っても平気と思う言葉かもしれないけど、その言葉を受けた側は嫌な気持ちになると想像しなさい。」
「自分が嫌な気持ちになる言葉をどうして、相手に言うのさ!」
という感じ。


そんな威勢のいい男の子も女の子も昨今は不審者情報が多く、登下校で不安を抱えていると思いきや「蹴っ飛ばす!」「急所を狙う!」「噛み付く!」と、戦闘モード全開なんだから困ったもの・・・。

「坊や!道に迷ったからオジさんに道を教えてくれないか?お礼はアメだよ。」
「お嬢ちゃん、美味しいチョコレートをあげるからおいで。」
などの不審者演習をしても、「オラッーーーー!」と突撃してくるのだから、「違うよ!そんな時は逃げるんだよ!」と教えてることを自分たちごと化してくれない子ども達。

「インチキだから皆んな怖がらないんだよ。」と、クールな指摘にガックリ。
後半戦で身を守る術も。学んでもらわないと!

2025年8月11日月曜日

運試しは。

中吉が出た!

連日の猛暑に保護者から「ホームランバー」の寄付が50本届く!
ありがとうございます。
「ホームランバー」って懐かしいー!

要冷凍だから冷やしておいて、ホームランバーがあることを子ども達に一切喋らずにいよう!と思って翌日。

「インチキ〜!ナニコレ?アイス?タベタイ!」と勝手に冷凍庫を開ける子ども。
“その嗅覚”には敵わない。すると他の子どもも寄って来て食べたい!となり、3時のおやつの“スペシャル”として提供する。

食べる時だけ静かな子ども達(正確に言うと静かではなく口数が減る)。
すると「インチキ!ナニコレ?」と食べ終わった子が見せてくれたのは「大吉」と焼印されたバー。「私もー!」と女の子もやってきた。

「アタリじゃない?」と別の子ども。
確かに、何も焼印されていないバーの子もいて悔しがっていたし、これはもはや・・・。
「やった!大吉!大当たりだ!」と喜ぶ子ども。他にも小吉と焼印されたバーの子がいたり、3-4人ほど。

「もう一本食べてもいい?」と大当たりの子。
「他の子も分もあるのでダメです。アタリで交換できるようならお店に持って行ってね。」
と伝えるも、大吉はアタリなのか?よく分からない。なのでメーカー(協同乳業)サイトで調べると・・・。

【問】おみくじの「大吉」、「吉」、「中吉」、「小吉」、「末吉」は応募に使えますか?

【答】申し訳ございませんが、お使いいただけません。「ホームラン大当たり」と刻印されたスティックのみお使いいただけます。


少し残念だったけど、運試しはGOOD!として。
そして「インチキもいただきます!」と、いただいたら「中吉」が出たという運試し結果。

やっぱり外遊び!

全力で逃げる、走る、追いかける!

雨上がりの午前10時。
ココ大付属学園が始まって以来、連日の熱中症アラートで外で遊べない子ども達。
普段は体育館でエネルギーを発散しているけれど、とにかく外に出れていない鬱憤は晴れず。

気温は30度以下、風も涼しく、体感温度も熱くない、それに熱中症アラートも出ていない!
ただ、天気予報を見れば、発令されるのも時間の問題!それならば!少しでも遊ぼう!と「中庭で遊ばない?」と提案すると「行きたいーーーー!」と子供達。一斉に中庭へ向かう。
そして、大学生、70歳超えの星川さんにもご協力いただく。

遊びだした子ども達がスゴいのは、最初こそ、数グループに分かれて遊んでいた/走り回っていたのに、段々とそれぞれのグループが近づきあい、一緒に遊ぼう!と合流できる所。大人ではできないコミュニケーション。
そして20人規模の「ケイドロ」が始まる。

ケイサツ、ドロボーに分かれて走り回る子ども達。
捕まってもドロボーが助けにきて脱獄されて、また走り回る。また追いかけるケイサツの繰り返し。

ただ、湿度の高さを忘れてました・・・。
数分も経たないうちに、汗ビッショリ。ハッスルしてくれた大学生、星川さんもグロッキー。
疲れた子ども達も“わざと”逮捕されるし、脱獄もしなくなる(笑)みんなヘトヘト。

2ゲームしてケイドロ、外遊びは終了。遊び時間は20分ほど、体力の限界。
滝のような汗を流す子もいて「水分補給してー!」と子どものほか、大人にも水分補給は大切でした。

それにしても、この体力を奪う暑さ。外遊びできる日は、またあるのか?

2025年8月10日日曜日

平岡米は今日も。



この日も「平岡米」は平常運転で、10合(一升)が炊きあがる。

毎日「炊き上がる香り」が部屋に漂うので「あっ!おにぎり!?私も手伝いたい!」と、子ども達から声がかかることも多くなった。

この日のメンバーを命名するなら「腹ペコだから“エアー食いで”満たしたい」子ども達。
たかがおにぎり、されどおにぎり。

一人で握った方が早い。
だけど、「白米係(炊飯器から白米をよそう)」「白米受け係(“おにぎりぽっけ”へ白米を受ける)」「成形係(三角形に形を整える)」「シール貼り係(フタを閉じる)」「管理係(個数と「できたよー!」の呼びかけ)」と、最大5人まで参加できるように考えたのは子ども達自身(笑)。

この日は、私が炊飯スイッチを押すのが遅くなり、出来上がりは激アツ状態。
でも、早く作って、早く食べたい子ども達。
「アツッ!アツッ!」と言いながらも成形する子ども。そんな中でも自分のおにぎりは大きくつくる(笑)。
こういう小さな一つ一つの行程/作業からも学べることってあるんなぁ・・・と見守っていると「インチキは(相変わらず)何もしない!食べるだけ!ズルい!」という小言はいつものこと(笑)

出来上がったおにぎりは26個。
「おにぎり、できたよー!」の管理係の言葉を合図に「もらいっー!」「私も食べたいっ!」「2個いいの?」など、次から次へと子ども達の手に渡っていくおにぎり。

でも、この日は5個残った。
しかし!中学生ボランティアが補食として1個、大学生たちが2個、残り2個は私の夕食になり、この日も完食したという話。
美味しいければ、何の心配もいらない・・・と言う話でもある。

2025年8月9日土曜日

作戦次第。

跳ねる子ども達

ライフスポーツ財団助成事業。今回は「ボッチャ大会」。
今時の小学生はボッチャ(パラリンピックの正式種目にも採用されている障害の有無に関係なくボールを目標にいかに近づけるスポーツ)の経験が多い。授業でしてるのかな?

だからか、ボッチャへの興味関心は低い!いかに興味を持たせるか?
【作戦その1】見た目勝負!
通常のボッチャは、青球と赤球をジャックボール(白玉)へ近づけるのだけど、金球、銀球、黒球を追加して計5種類の球(複数)で競いあえるようにした。同時に5人まで遊べて競争意欲いを高めた!

【作成その2】点数を追加!
通常のボッチャは、ジャックボールへ球を近づけて勝敗をつけるから点数はつかない。それはそれとして、もう一つ、点数が書かれたシートを敷いて、点数めがけて球を転がす。
でも、その点数がシンプルだったので大学生に「ボーナス&マイナス点数」を作ってもらい、最大5人まで競えるようになった。

すると・・・。
2種類のボッチャがプレイできるようになった!
ルールを直ぐに理解した子ども達は、大学生を審判にワイワイ楽しみ、作戦は大成功!

ゲームは何回も続き、30分も過ぎたころ「インチキ!1位になったよ!何かないの?」と、景品を要求してきた子ども達(笑)
さらに、いつもの菓子では物足りないようで「スペシャル菓子(お祭り用)」を要求してきた!
その結果、一回のゲームの勝者はスペシャル菓子を一つ獲得できるようになった。

やる気へのターボ、加速というスペシャル菓子に、子ども達の闘志は最高潮になり、写真のように一投ごとに盛り上がった件。

2025年8月8日金曜日

安物買いの・・・。


道具は大事・・・という話。
ペットボトルのキャップを切り刻む作業が果てしなく続く中で、「この道具(ニッパー)、切りにくい・・・」と子ども。
「どれどれ・・・」と、渡してもらい実際に使ってみると切れ味が悪い。

「えっ、こっちのは(切れ味)大丈夫だよ」と別の子ども。
大学生も「大丈夫です。」と言うものの「切りにくいですね・・・」という大学生も。

そこでハッ!と気づく。
ニッパーには100円ショップで買ったニッパー。タミヤの道具セットに入っているニッパー(2,000円程度)。
私物ニッパー(2,500円ほど)。
単体で購入したニッパー(3,000円程度)の4種類があり、見た目は同じでも価格相応に切れ味などが違った件。

3,000円程の単体ニッパーは握りが硬い径も切れる。
2,500円程の私物ニッパーは購入時期不明だけど、馴染んでるので使いやすい。
2,000円程のニッパーは軽くて薄い、子どもでも扱いやすいが独断と偏見のレビュー。
100円程度のニッパーは切れなかった。

イコール、作業の進捗、成果の量に影響するから「切れるニッパー」がおのずと選ばれたのだけど、私も参加しようとしても100円ニッパーしかなかった。
で、やはり使いにくい、切れない。

そこで、試しに新品のおろしたてのハサミを使ったら、ナント!軽くサクサク切れたではないか!気持ち良いほど、切れるキャップ。

その様子を見ていた子ども達。
「インチキ!それ(ハサミ)貸してー!」と、ニッパーから乗り換えたいと子ども達。
いかに道具次第か・・・と言う話。
別に切り刻めたら、ニッパーでなくてもいいんだよね。

2025年8月7日木曜日

必ず起こりますよ。その時!

学びました!ポーズ

私たちが小さい頃にも地震(災害)はあったけれど。
「阪神淡路大震災(1996年)」「東日本大震災(2011年)」「能登半島地震(2024年)」があり、「西日本豪雨(2018年)」「松山城土砂崩れ(2024年)」なども加えると、災害は明日からもしれず「必ず起こる」と思わなければいけない。

2024年8月8日午後4時42分に日向灘で起きた地震は、愛南町での「笑うマトリョーシカ」の撮影現場を後にして、その後ココ大付属学園に戻った時に遭遇し、その時にいた子どもや保護者、スタッフに「机の下に避難!」と、慌てて指示したのを覚えてる。

松山市危機管理課による「ぼうさい探偵」プログラム。
これまたプログラム前は「全員、受けないといかんの〜」とテンションが低かった子ども達。

しかし、災害報道映像が流れるとシ〜ンと静まり、「自分の家、身近な場所に置き換えてみてください。」と言う進行の河野さんの言葉に感化されたのか、涙ぐむような仕草の子どもも。

そこへ「南海トラフ地震」。
地震(災害)の時への意識は高まったものの、具体的な行動に落とし込むと「持ち出そうとする荷物が多かった」り、非常食は用意しても「携帯トイレ」を用意していなかったり、連絡手段はあっても「繋がらない時」を想定していなかったり・・・。

30年以内に80%の確率で発生すると言われる「南海トラフ地震」は「必ず起こりますよ。その時、皆さんができることは何ですか?」と河野さん。

一昔前までは地震が災害のイメージだったけど、豪雨や土砂崩れなどで避難を余儀なくされることも多くなり、普通に暮らしているのに2倍-3倍と災害危険度が増したね・・・は本当で、終わる頃には河野さんの話に夢中だった子供達。

最後は“お約束”の「学びました!」ポーズ!

2025年8月6日水曜日

鯛めしおにぎりできました。

「鯛めしおにぎり」一升がペロリとなくなった。

パパイズムによる「郷土料理おにぎり〜鯛めし〜」プログラム。
平岡米を2升(20合)炊き、1升分は通常の白米おにぎり。
もう1升分は鯛の切り身や骨、昆布、ゴボウ、ニンジンなどを入れてしばらくすると、ものすごくいい香りが廊下まで漂い、同じ3階に事務所がある皆さんも(この美味しそうな香りはなんだ?)と思ったに違いない。

とにかく「白米おにぎり」「鯛めしおにぎりに」に使用した「平岡米」が、もっちり甘旨でおいしかったこと!

「ほんと、美味しい!」とパパイズム、アヤカさんも絶賛だった。
大人が美味しく食べるものだから、子ども達も「おいしい!」となるのは当然(笑)

だからメインは「鯛めしおにぎり」だったけれど、その前に用意した一升分の平岡米が「白米おにぎり」として次々と消化されるのを見て(鯛めしおにぎりは、お腹いっぱいで余ってしまうかもしれない・・・)と不安がよぎったものの、その不安は全くもって的外れなものだった!

白米おにぎりを食べたばかりなのに美味しい香りに食欲がそそられたのか「鯛めしおにぎり食べたい!」と、次から次へと「鯛めしおにぎり」をにぎっては、「おいしい!おいしい!」と言っては完食する子ども達。
ちなみに、子ども達は美味しい昼飯のお弁当もキチンと用意している。

最初は「(おにぎりなんて)いらなーい。」と言ってた子どもにぎって頬張っていたのだから、本当に美味しかったのだろう。

おにぎりを食べ終わる頃は11:40頃。
あと数分で「お昼時間」だったのだけど、時計/時間が読めない/分からない1年生は「おにぎり」を食べたから、昼食と思い込み、声を掛ける前に早弁してた(笑)
かわいい勘違い。

2025年8月5日火曜日

引き出すとは。

大洲和紙で桐箱へ

アヤカさんが「桐箱」を持ってきてくれた!
さて、どうする?となり、五十崎社中(内子町)から取り寄せた大州和紙のハギレを活用しようと渡したら、興味を示した子どもたち。

ここで大切なのは、興味を示した子ども達が実際に創作へ促す&導く好奇心へ引き出すこと。
そのために、アヤカさんが先ず作り始めると、ココ大付属学園でも特に創作アンテナ感度の高い子ども達が集まり、その集まりを見て次が集まり始める。

あっという間に用意した桐箱&五十崎和紙の創作は終了。
3時間前にはなかった作品が、3時間後には存在して、子ども達の達成感、満足感、創造性などを創出していたのだから、ココ大付属学園らしい光景と思ったり。

「持って帰るよ(何か?)」的な表情で満足げに返答してきた子は空き箱でキリンを創ってた!たぶん、緻密に設計、構造を考えたわけでなく、適当な空き箱などを組み合わせただけなのに、“〜のように見える”のはセンス。

でも、このセンスと言うのは教科書では習えないし、お金もでも買えない。
教えてもらうことはできても知識や情報でしかなく、本人が会得するしかないから「経験」を蓄積して、自分なりに「合う or 合わない」「イケる or イケない」「好き or 嫌い」などを判断して、センスは得られる。

でも、センスって“みせびらかす”ものでも、“披露”するものでもないから、自然に“にじみ出る”、”無意識のうちに醸しでる”ような感じか?

すると、センスを育むには、大人はいかに子ども達に経験を積ませることができるか?とにかく先ず経験(大人は経験の質などを気にするけど、最初は量、次に質)。

だから、実は大人の方が多様な経験を積むことが求められているということに気づくわけ。

空き箱で作ったキリン、恐竜たち

2025年8月4日月曜日

“一瞬”を生きる。


子ども達を見守っていると、羨ましくなるのが“一瞬を全力”で生きてる!と、感じる時があること。

相変わらずドッジボールは毎日の熱戦で、学校でも家でも見せない瞬間&一瞬を垣間見る。
だから本人は無意識だし、「ナイスプレーだったね!」と言っても、キョトンしてる。

男の子だけでなく、女の子だって“一瞬”を生きてる。
「キャッー!キャッー!」と騒がしいから、何かと思ったら「だるまさんが転んだ」をしていて、つい「イカゲームですか?」と言ったら、“およびでなかった”ようで、「黙ってて!インチキ!」と注意されてしまう(涙)。

でも、子ども達って、広いスペースがあるのに、どうして狭いスペースでの遊びを好むのだろう?
狭いから子ども同士でぶつかったりもして、キャーキャッー!となるのだから(いやいや、最初から広い所ですればいいでしょ?)は大人のダメ思考なのかな?

先日の失敗(塔づくり)は、やはり心残りだったのか、突然の再挑戦。
ウレタンマットの上で作るのは不安定と学び、テーブルの上で再挑戦。
でも、テーブルの上でも周りを歩く子が悪意なくぶつかればガラガラッ・・・と倒れるし、振動もある。

そんな中、10段ほどできた所で「保険」の意味で記録写真を撮る。
で、その後、 一瞬で崩れてしまった・・・。

前回同様に諦めるのか・・・と思いきや再び挑戦を始めると、一人の子どもが挑戦の様子に感化されたのか?木パーツを「はい!」と手渡していた!すると、2人目の子どもが現れ「ココ(このテーブル)気をつけてよ!」と声がけして、3-4人の子どもに見守られながら、遂に12段目。

固唾を飲んで見守る中、グラグラ揺れながらも「あと1個!」と声をかけられ12段目まで成功!

“瞬間”を生きている子ども達。大人も輝けますように!

eスポーツはますます?


土曜日なので「まちのがっこう」の子ども達もやってきた!
そして、ココ大付属学園の土曜日は恒例の「eスポーツ(ぷよぷよ)」の日なので、「まちのがっこう」の子ども達も楽しめる。

「ぷよぷよ」をしたことがない子もココ大付属学園の子と一緒にプレイすることでルールや攻略法を学び、楽しんでいる光景はいい。

すると「ねぇ、ぷよぷよ以外に(ゲームは)ないの?」と質問される。
「ないんだよねぇ・・・」と伝えると「インチキ、新しいの買ってよ!」と乗じてココ大付属学園の子が言ってきた!

言われてみれば、「ぷよぷよ」を買ったのは5年前。
もう一種類あってもいいかな?と思ってもeスポーツ体験だから、主旨に沿ったゲームでないとな・・・と思うも、そもそもeスポーツって定義があるのかな?とChatGPTに聞くと。


「eスポーツをスポーツとみなしているのが世界的な主流」のよう。
<競技性とスキルの要求>
e
スポーツは高度な戦略性、反射神経、チームワーク、集中力を必要とし、これらは伝統的なスポーツと共通する要素がある。選手たちは長時間の練習を重ね、精神的なプレッシャーの中で競技に臨んでいる。

<国際的な認知と大会の存在>
国際オリンピック委員会(IOC)は、eスポーツを「スポーツ活動」として認識する可能性を示唆している。また、2025年にはサウジアラビアでeスポーツのオリンピックが開催される予定であり、国際的な舞台での地位向上が進んでいる。


<教育的・社会的な価値>
e
スポーツは、デジタルスキルの向上や戦略的思考の育成など、教育的な効果も期待されている。また、地域社会でのイベント開催やコミュニティ形成を通じて、社会的なつながりを促進する役割も果たしている。

その一方で「eスポーツをスポーツとみなさない意見」もあった。

<身体的活動の欠如>
伝統的なスポーツは身体的な運動を伴うことが多いのに対し、eスポーツは主に座って行う活動であり、身体的な要素が少ないと指摘されている。


<標準化された規則や統治機関の不足>
e
スポーツはゲームごとにルールや運営体制が異なり、統一された規則や統治機関が存在しないことが、スポーツとしての認知を妨げているとする意見もある。


<文化的な認識の違い>
多くの人々は「スポーツ」という言葉から身体的な運動を連想し、デジタルゲームをスポーツと呼ぶことに違和感を覚える傾向がある。

「eスポーツをスポーツとみなさない意見」の多くは今後、改善すると想像すると、eスポーツに力を入れてもいいかもしれない。一つ賢くなる。

2025年8月3日日曜日

ストレスは。

2-3秒で集まった子ども達(笑)

ココ大付属学園も11日間が終了。今夏は34日間なので1/3が終わった計算。
まだ2/3も残っている、もう2/3しかない・・・と思うのは人それぞれだけど、“今の所”、毎日疲労困憊だけど、気分的に快調(≒リラックス)に過ごせていていい感じに驚く(笑)。

ココ大付属学園が始まると、1日13時間ほど(朝6時30から夜7時30分まで)働くから、業務への向き合い方は短距離走ではなく長距離走のようにペース維持が大切。
そうでないと気持ちに余裕&余白がなくなってしまう。すり減ってしまう。

「インチキはヘンタイ!」→「ヘンタイなんですっ!」
「インチキはエッチ!」→「エッチなんですっ!」
など、言われても、言い返さず、全てを笑顔で受け入れられる(≒更に変態扱い)のは気持ちに余裕&余白がある証拠(笑)。相手は子どもなんだから、大人の度量次第。

閑話休題。
リラックスで過ごせているのは、自分の好きな作業時間があるからかもしれないが推論。

カッターで画用紙を切ったり、サンプルを作ったり、雑紙を貼り合わせたり・・・。
周りから見れば(それがどうした?)的な些細で変化を起こすモノでもなく、役にも立たず、単に雑念なくシンプル作業に向き合える時間を毎日、少しでも確保するだけで、こんなにもストレスを感じにくいものなのか?と、驚いてる。

これ、普段の仕事でも同じで30分でも自分の好きなこと、したいコトに時間を割けたらストレスは軽減するんだろうな。

写真は体育館で、皆んなの様子を撮ろうとしたら寄ってきて、なぜか自撮りすることになり、2-3秒で集まってきた子ども達。

子ども達に癒されているのもあるかもしれない。
仕事で疲れながらも回復、負担減って、なかなかないよな・・・と独り言。

2025年8月2日土曜日

立ち上がれ。


「インチキーーー!」とレゴ男子。
何ごと?と思ったら、ポケモンのレックウザ(伝説ポケモン)を作ったようで見て欲しい!とのこと。

大きさは50cmほどの大作。
「持ち上げないと写真は撮れないよ。」と伝えると、持ち上げようにも一人では持ち上がらない作品。
3人がかりで持ち上げるも、強度の問題でブロックが外れたり、オロオロしながら撮った写真。

聞けば、写真の3人が組み立てたものの、完成までの過程には多くの子ども達が携わったようで、「組み立てに必要なブロックを集める係」「ブロックを色分け選別する係」「組み立て係」「監修係」がいたようで、チームで制作できた賜物。

その様子に触発されたのか?
他の子ども達も「共同制作作品」を作り始める。それもレゴではなく、積み木で作り始めて「インチキー!カメラの用意ー!」と3人の子どもが叫んできた。

見れば積み木で塔を作っていて、不安定なウレタンマットの上に立っている!
近づいていくと「ココまでできるのに3回も失敗したんだ!」と、苦節4回目の制作とわかる。
振動を与えないように、撮影ポジションに座り、完成の瞬間を待っていると、ウレタンマットの上で制作していた子どもと積み木が触れてしまい、一瞬で崩れてしまった。
わずか2-3秒の悲劇・・・。

子ども達、膝をついて崩れ落ちてしまう。

かける言葉もなく見守っていると時刻は11:45。
「インチキー!お昼ご飯だよ!」とココ大付属学園では11:45に片付けをしてお昼ご飯。

「お昼ご飯を食べてから、また作り直そうか?」と言葉を差し伸べると「うん!」と言ったものの、お昼過ぎに塔は再建されることなく、忘れ去られる。
高い塔を作ったコトに意義があったということで。

失敗はない。


ハーモニープラザから塗り絵の協力を依頼されて、早速みんなで塗り絵タイム!
色鉛筆、クレヨン、クーピー、ペン、水彩など、思い思いの画材で塗り絵に挑戦する子ども達。

すると
「インチキ〜!はみ出ちゃった。新しい(塗り絵)のに替えたい。」
「インチキ〜!色が変になった(≒混ざった)。新しいのに替えたい。」など、どうやら自分のイメージと違ってしまったようで、「失敗」と思い込んだようで塗りを止めてしまう子ども。

「違うよ!それでOKなんだよ!いいじゃん!」と筆を止めた子をフォローする。
すると(そうなの??)とキョトンしながら、塗り絵を続行して完成させる。

塗り絵だから線描に従うのが正解のように感じるけど、はみ出ようが、色同士が混ざろうが「近くでみると気になるけど、遠くから見たら全く気にならないよ!」と伝える。
大切なのは全体であって点じゃない。

そもそも、子ども達は自身の脳内イメージを完成図として描こうとしているから「予期せぬ事態」を想定していない。

特に水彩で塗っていた子は赤と黄が混ざり緑になった!など、自分のイメージ色以外は失敗と思ったようで「予期せぬ事態を(=解決へ向けて)前向きに肯定できるか?」がポイント。
子どもだけの話じゃないけど。

そんな子もいる中で、ある子は線描に関係なくダイナミックに塗りつぶして、15分程度で完成させてしまった子もいたり、個性というか性格というか、子供は面白い。

創作物に正解はナシ!全てが素敵で素晴らしい!
実は大人の方が問題で、これまでの経験からアンコンシャスバイアス(=無意識の思い込み)がかかっているから、意識を剥がそうと悪戦苦闘だったり。

2025年8月1日金曜日

初めての。

初めてのドッジボール。

初めての登校、初めての挨拶、初めての友達、初めてのお弁当、初めてのパソコン、初めての工作、初めてのインチキ、初めてのココ大付属学園・・・。
特に1年生は、その他にも始めてづくし。

その中で「インチキ。オレ、よくわからん・・・。」と、ドッチボールの最中に近寄ってきた小一年生。

何が分からないのだろう?と思ったら「ドッチボールのルール」が分からないと分かり、プレーが進行する中で「ボールから逃げるんだ!」の声がけが精一杯で、一年生はコートを縦横無尽に逃げ回る。

「逃げてー!」と一年生に言い続けると、周りの高学年たちも気を回してくれて、一年生には“優しい”ボールを投げてくれるようになる(笑)

しかし、その他の子には激しい鋭いボールが投げられ、取り損なったボールは壁にぶつかり、一年生が逃げ回るコートへコロコロ・・・と転がる。

通常だったら、しめた!と自陣地に転がってきたボールを取って敵へ投げるのだけど、一年生には逃げることしか伝えてないから、自陣地へ入ったボールの扱いが分からない(笑)

逃げまわる一年生の側をボールはコロコロ転がり敵陣地へ入り、サッ!とボールを掴む高学年。しかし、相手は一年生と高学年生。迷わず高学年へ鋭いボールを投げる所に優しさを感じたり。

そこへ、一年生がボールをつかんだ!初めてのボールキャッチ!
次はどうするのかな?と思ったら、ボールを味方にパスしたのが写真。初めてのパス!

♪チャイム♫が体育館に響き、20分間のドッチボール時間が終了。
皆んなの優しさから、一年生にボールが当たる(=OUT)ことはなかったけれど、本人「あぁ、疲れた・・・」。

20分間、逃げ回って動き回ったら疲れるよね。

2025年7月31日木曜日

助け助けられの仲。


旧知の仲のNPO法人ワークライフコラボさん。これまでにもお互いに助け助けられの仲。
実はワーコラさんが行っている「まちのがっこう」も松山市の事業。
ココ大付属学園はハーモニープラザ、「まちのがっこう」は今夏から愛媛大学で開設中。

「土曜日を一緒にさせて欲しい。」と相談があり、諸事情から土曜日の場所を探していて、ココ大付属学園も土曜日は利用者数が少ないこともあり「どうぞ」となる。

と、大人は事情を理解できても利用者の子ども達、それも「まちのがっこう」の子ども達はココ大付属学園が初めてなので、(なんだ!ココは?)みたいな不安げにやってくる。

そこへ、「ヘイ!インチキー!おはよう!」などと、ココ大付属学園の子ども達がやってきたから、さぞ驚いたと思う。

でも、そこは子ども達。
最初こそ、“よそよそしく”レゴで遊んでた子も徐々に“本能モード”で熱中してたし、工作もダンボールで家や武器などを作り上機嫌だったし、折り紙を作ってくれた女子学生と一緒に折り紙を楽しんだ子もいれば、土曜日だけの「ぷよぷよ」も、子どもだけでなく大人も楽しんでいたし、「面白い&楽しい」であれば、年齢も性別も学校も場所も関係ないと実感。

写真はリバーシ(オセロ)。
これだけ大きいと小学生でも楽しめて、戦略を立てて、大学生がタジタジになったり(笑)。

今夏の毎週土曜日は「まちのがっこう」の子ども達がやってくる予定で、名残惜しそうに帰っていった子どもへ「また来週ね!」と伝えるとニコッ!と笑顔で帰る子ども達。

我々としては、こういう機会に新しい交流をしてくれたらと思ったりだけど、「インチキ先生??」と言いづらそうにする「まちのがっこう」の子どもに「“先生”なんていらないよ!インチキ!でいいんだよ!」と先輩風を吹かせるココ大付属学園の子もいたり(笑)

1回目の夏祭り。


保護者から大量のお菓子をいただいたので、急遽「夏祭り」を開催。
タイミングよく、隣部屋も借りていたのでスポーツ体験(ライフスポーツ財団助成事業)と組み合わせて実施。

夏祭りはこれまで通り、子ども達は「得点表」を持って、好きなスポーツに挑戦するのだけど、その得点表には最大5種類のスポーツしか得点が書けない。

でも、遊べるスポーツの種類は8種類(ダーツ、ストライクアウト、輪投げ、ヘリドロップ、ヘリディスク、射的、コロコロ、弓矢)。

「どうしたらいいのさ!インチキ!」と尋ねられるも「好きなモノを5種類選んでよ!」となる。

得点表には5種類しか書けないけど、得点に関係なく遊ぶだけなら全種類遊べる。子供たちに考えてもらう仕掛け。

ここまでは良かったのだけど、各スポーツで得た得点の合計点によって得られる「お菓子」の点数基準を設けてなくてアタフタ。

99点までは好きなお菓子1個、149点までは好きなお菓子2個、199点までは好きなお菓子3個、200点以上が好きなお菓子4個と設定するも学生たちと「これで大丈夫かな?」と一抹の不安。

99点以下の子(1個)が多かったけれども、ほどよく3個(199点以下)のお菓子を得た子供もいて塩梅は上々だった件。

すると上級生は気づく!
ストラックアウトは3投/回できるから、9点に当てれば計27点。ダーツは1投最大20点と分かり、この2種で高得点を得ようと練習してから本番にのぞむ(笑)。

大量にあったお菓子は、まだ残っているので次回もあるよ!と、伝えて安堵させて1回目の夏祭り終了。