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2025年7月11日金曜日

一番驚いたのは・・・。

洗練されたデザインのトイレ・・・

ブリスベンで驚いたコトと言えば、何度も書いたクイーンズランド州内の公共交通機関(バス、電車、フェリー)が、どこまで乗っても片道$0.5豪ドルだったこと。

オーストラリアだったのに、ポーランド人とニューヨークで何度も通ったウクライナ料理店「べセルカ」の話題で盛り上がったり、ブリスベンなのにフランスフェスが開催されて訪れたり。

街にアート(橋桁や配線などが収納されている鉄製箱が水玉模様、ミニシアター&シアターでは連日のお芝居など)が溢れていたこと。

美術館、博物館などの入料が地元民だけでなく、旅人など“一見さん”でも無料で観れたこと。おかげで2回行くことができた。

川沿いでは平日でも多くの人が走ったり、歩いたりしていて、自転車レーンではギューン!とロードバイクで疾走する人がいて、週末はその数が2-3倍に増えていたこと。

他にも色々あったけど、「トイレの使い方が分からなかった」のが一番強烈だった(笑)
美術館だったか、博物館だったか忘れたけど、トイレに入ったら“それ”がなくて、どうやって用を足したらいいのか?戸惑ってしまった。

と、言うのも一般的には小便器が存在してるはずなのになく、あるのはステンレスの壁。
足元はステンレスが格子状に組んであり、ココに立つのか?それとも避けた方がいいのか?
人っていかに初めてのモノコトには動揺するんだ・・・と身をもって体験する(笑)

用は足せたものの(これって、仮に3人いたら横に3人並んで・・・ということ?恥ずかしい!)と、アホなことを考える。ちなみに用を足した後は、上部から水が滝のよう流れた。

で、今度は手を洗おうとしても洗面所の凹みがなく傾斜なガラス。
蛇口レバーを引くと水がジャーーーー!と出て、周りに散って溢れて正解だったのか?今でも謎だったけど、こんなに驚いたトイレは初めだったので留めておく。
デザインと言えばそれまでだけど。

〇〇は細部に宿る。

展示品から描いてみよう!と提案。

実は「Gallery of Modern Art」の隣には、「ART GALLERY」という建物もあって、館内の雰囲気や展示作品に違い(あえて言えば、ART GALLERYの方が“しっとり感”があった他、作品も展示室ごとにテーマが異なり多様だった。)はあったけど、アート作品という“くくり”は同じ。
そして入館料0円も同じ。

展示室ごとに異なるテーマの作品も面白かったけど、しびれたのは「展示品から描いてみよう。」という提案。

画用紙、鉛筆、描画ボードが用意されていて、展示作品を模写してもOKだし、展示品などから着想を得てオリジナルの絵など作品を創ってもOKという提案。
(そう言えば、あちらで男性が描いていたな・・・)と、案内を見て思い出す。

そして、描画ボードの下のスリットには「作品は持ち帰るか、リサイクルしてください。」と書いてあり、そこまで配慮してんだ!と感嘆。

もう一つ。ゴールドコーストへの電車内にて。
停車駅を確認しようと見上げたら、一つ一つの駅に、それぞれ異なるイラストが描かれていて、そのイラストは各駅の特徴を捉えた内容で、単に確認だけでよければ「イラストは不要」で、数秒でコトは済むのに、波、海岸、音楽、買い物、建物などが描かれていて、(面白いな~)とじっくり見てしまった。


視認性だけでよければ、ゴシック体で駅名だけ、到着を知らせるランプは大きくシンプルでも十分なはず。

それが線画(それも強弱のある流れるような筆画)で軽やかに描かれていて、印象が良かった件。


「〇〇は細部に宿る」という言葉があるけど、〇〇とは“おもてなし”なんだろうなと。
些細だし、多くの人は気にしないけど、その数が多ければ多いほど大きな印象になる。
逆に大雑把なおもてなしは一つ一つは大きいかもしれないけど、印象が浅いかもしれない。
独り言。


細かいけど、とてもフレンドリーな配慮。












2025年7月10日木曜日

フライドカラマリ!

フライドカラマリ、フィッシュ&フライ、サラダ

オージービーフのステーキを食べたいな・・・と思っても店がなかったサーファーズパラダイス。

それならばと「ペルシャ料理店がある!」と店前に行ってもイマイチで、「ブラジル料理店がある!」と店前に行くも値段が高くて断念したり、夕食に迷ってしまう・・・。

場所を変えて、目抜き通りに並ぶレストランのメニューを見ながら歩くと、雰囲気のいい店がありメニューを見ると「フライドカラマリ(イカのフライ)」があるではないか!
*フライドカラマリと言えば、スペイン、イタリアで美味しいフライドカラマリに出会ってから、訪れる各国で探すようになる。

まさかこんな所でフライドカラマリが食べられるなんて!と、オージービーフのステーキから180度方向転換してシーフードが食べたくなった!この店にしよう!と決める。
そして「フィッシュ&ポテトフライ」もあり「シーザーサラダ」「ガーリックトースト」と共に注文。

待つこと15分ほどで出てきたのが写真の料理。全ての料理がデカかった!
でも昼食も食べずにゴールドコーストまで来たので、腹ペコ具合はMAX!フライドカラマリの柔らかさ、フィッシュフライのホクホク感、ポテトフライのサクサク感が胃に沁みたこと。
なんだかんだで、最後は食べたかった味に出会えてしまう満足だった夕食。
満足だったお会計は約1万円。

さて、これから再び2時間30分かけてホテルまで帰らないといけない。
午後7時過ぎに「サーファーズパラダイス駅」から電車に乗り「ヘレンズベール駅」に到着。
「ヘレンズベール駅」から「サウスブリスベン駅」までには工事中の区間があり、行きは無料シャトルバスがあったものの、シャトルバスはすでに運行終了。

と言うことは、路線バスに乗らないといけない!?と分かり、降りた駅でヲタヲタ慌てる!
あと数分で路線バスが来るのに駅の出口を間違えたようで戻り、地図を頼りに横断歩道を渡り、バス停を見つけて一安心。そこへバスが来てセントラルまでたどり着く。良かった!

最後は乗り慣れた電車に乗ってホテルに戻ったのは、午後9時30分過ぎ。
これだけ移動して時間をかけても$0.5豪ドル(50円)/片道は、行動意欲を掻き立てると。

席からの眺め、音楽が響き行き交う人の笑い声がBGM

せっかくだから。

海岸沿いに露店がずっと並ぶ。

「せっかくだからゴールドコーストへ行こう!」は、片道2時間30分の道のりでも$0.5豪ドル(50円)だから・・・もあったと思う。

サウスバンク駅13:30発の電車に乗ったけれど、実はサウスバンク駅から電車1本で最寄駅まで行けるはずが、「途中駅で下車。乗り換えが必要」と交通アプリの表示。

(なぜ?)となるも理由が分からず、交通アプリが示すまま途中駅で下りると係員がいて、バス乗り場へ案内してくれて指示に従う。

実は工事中だったようで電車は区間運休。
代わりに無料のシャトルバスが用意されていて、0円で乗り込み工事終了駅までGO!

バスを降りたら待機していた電車に再び乗り込み、最寄駅「ヘレンズベール駅」まで走る。
そして路面電車に乗り換えてゴールドコーストの繁華街「サーファーズパラダイス」駅で下車。
やはり、ここまで2時間30分かかった。時刻は既に16時。

ブリスベン/オーストラリアは冬だけど、サーファーには関係ないようで波乗りしている人などを横目に海岸を歩くと両脇は露店通り。
旅人は季節に関係なく訪れるから商売は成立するんだなと思いながらブラブラ。

国は異なれど、商品にも多少の違いはあったけれど、売っている品は「ご当地土産」
海や珊瑚などをデザインしたアクセサリーやゴールドコーストの名前などが入ったフレームなどの雑貨、似顔絵描き、飲み物&食べ物などは世界共通と実感する。

それなら!と、THE お土産屋にも行こう!と、通り沿いに店を構えている土産店も見学。
こちらは色々なオーストラリア土産が並び、コスパ&逸品の目利きが試される(笑)

時間はあっ!という間に過ぎて17時過ぎ。
「オージービーフ(≒ステーキ)を食べて帰ろう」となるも、ナント!描いていたイメージの店(ガッツリステーキ)がなかった!
どうする?何食べる?

ザッブ〜ン!と波が高かった。

2025年7月9日水曜日

思いがけない吉。

1冊約250円の本が数えきれないほど!

知らない街に来たら、とりあえず歩き回ると「思いがけず吉」に遭遇するのは本当。
移動は電車やバス、時にフェリーでもできるけど、それは目的地がハッキリしている時で、街を感じたい時は歩く方がいい。は私のルール。

ブリスベン川を渡る橋を歩けば、街の中心部にそびえ立つデザイン性の高いビルが目につくし、高架橋の橋桁にはラクガキではない(と思う)芸術性の高い絵が描かれているし、信号待ちをしていると目の前の建物はミニシアターだったり。
自然との共生も感じるけど、文化芸術にも理解が高い&深い街と感じたり。

そこへ「コンベンションセンターでブックフェアをしてるよ!」と妻からの連絡で入ってみる。
会場は入場無料。

学校の体育館が4つは入るスペースに本がズラッ〜と並んでいて、どの本も中古だけど、一冊$2.5豪ドル(250円)。
きっと1万冊以上はあると思われ、見て回っている最中でも売る本が運ばれてくる(笑)

英語の小説は読めないので、もっぱら写真集や画集、ART本、工作本を物色していると時々、「THE GREASTEST TRIVIA QUIZ BOOK」なる面白い本を見つけて「へっー」なる。

How to ORIGAMIや工作本、絵本の類も日本では見たことがないアイデアが豊富で(買って帰ろうかな・・・)と思うも(いや、荷物が重くなる)と理性が勝つ。

そんな側で妻は著名人たちの自叙伝コーナーを物色していて、(こんなに多くが自叙伝書いてんだ!?)と驚くほどの自叙伝だらけ(笑)

そんな中で「ネルソン・マンデラ」の自叙伝を立ち読みする妻。
どうやら面白そうで「どうしようかな?買おうかな?でも荷物になるしな」と私と同じく迷っていたけど、その時は買うのも止めたけど翌日に買ってました。

歩いていれば、必ず“(些細なコトでも)何か”を見つけられる街っていいなー。
街の余裕なのか?州首相の方針なのか?それとも地域の自治意識なのか?

橋桁がキャンバスになってた!

朝6時からのマーケットへ!

「どう?」とポーズをくれた店員さん

(マーケットの開催はないかな?)と探すと「ザ・ウェスト・エンド・マーケット」なるモノを見つける。宿から徒歩40分の距離だ!

開催日は毎週土曜日の朝6時から午後2時まで。朝食にいいかも!
午前7時30分頃に会場である公園に近づくと、買い物袋を下げてる人、前からは野菜などが入ったカゴを持っている人など往来が多くなり、マーケットヘの期待が膨らむ!

会場の公園に到着したのは午前7時40分頃。辺りは既にたくさんの人出。
最初は細い道だったけれど、奥へ奥へと店は続き、一店ずつじっくり見ては1時間以上かかる!と分かり、ジグザクに見て回ると「アクセサリー、アロマ、装飾、観葉植物などのほかに、エミュー肉の燻製など日本では見たことがない珍品、顔よりも大きい巨大パン、コーヒー、フレッシュジュース、野菜&果物、似顔絵描き、そして数えきれないほどの飲食店・・・」が並び、朝食目的で訪れていたのに選択肢が多すぎて決まらない!でも腹の減り具合はMAX!

ガツン!と来る朝食がいいな!と方向性を決めて探すと大勢が並んでいた店を発見!
写真のメニューを見ると「ソーセージ&ハッシュドポテト&ポーチドエッグ」が美味しそうだったので決定!お値段は$20豪ドル(約2,000円)。

10分ほど待つとのことだったので、その間にパン屋でクロワッサン(約500円)を調達して戻ると、「あなたのは次よ!」と声をかけてくれた店員さん。
そして、料理が完成した時に「写真を撮らせて!」と伝えたら「いいわよ!」と言ってくれたのが写真。

塩&胡椒はお好みで、マスタードはたっぷり。
青空の下で食べると「おいしさ20%UP説」は本当で、約2500円の朝食なんて日本では食べないから余計に味わいながら食べた口福の20分ほど。

毎週土曜日はマーケットで朝食を済ます人も多いだろうな・・・など思いながら40分かけて帰ったら、既に小腹が空いてた件(爆)

ソーセージ&ハッシュドポテト&ポーチドエッグ

2025年7月8日火曜日

異国の地で異国を楽しむ。

「写真を撮らせて!」と伝えたら「恥ずかしいよ〜!」と店主

ブリスベンの街は、大きな川(ブリスベン川)沿いに発展していて、両岸には高層階のオフィス街があったり、劇場や観覧車、公園や美術館などの文化芸術施設があったり。

だから週末になると自然と人が集まって、その日は「ブリスベン・フレンチフェスティバル」の初日で、何でだろう?と思ったら、2010年から開催されるフェスで、フランスからオーストラリアに移住した移民たちがフランスの文化を誇り、オーストラリアとフランスの絆を深めるのが目的で、4万人が訪れるとのこと。

運が良いとはこのこと!そんなタイミングに参加。入場料は大人一人1500円ほど。
“その一角”だけはフランスで、移民の末裔なのか?トリコロールカラーな洋服や国旗をつけてる人がいたり、フランス語が飛び交っていたり、フランス製の品が販売されていたり。

異国の地にいるけど、更に異国感を味わえて楽しい!
そして、こういう時に楽しめるのが食事。店の一つ一つを吟味(待ち客の多さ、メニュー、雰囲気、価格など)するの大事!

その結果、「ほうれん草とチーズのガレット」と地ビールを注文した妻。私は「マッシュポテト with ベーコンの上に3種類のチーズかけ」を頼む。
2品+飲み物で$50豪ドル(約5000円)は高い!思ったけど、それは日本の感覚でココではフツーなんだろうなと。いや、日本が安すぎるのかもしれないと妻。

そんな私は、せっかくなのでお店の人に「写真を撮らせてよ!」と伝えたら「恥ずかしいよー!」という写真。でも、奥のお兄さんが目を合わせてくれる(笑)。
たぶん、そんなコト言われたことがないんだろうな。ボリュームたっぷりで美味しかったよ!

食べ終わり見て回っていると「フレンチ・カンカン」の音楽が聞こえてきて、女性3人が息を合わせて足を高々にあげて踊っていて、会場は手拍子や笛音などで大盛り上がり。

その後も会場では女性二人組(誰なのか知らず、歌謡曲系)がフランス語で歌い続けたり、これだけ楽しめたら一人5000円程度は妥当じゃないかと。冬のブリスベン週末。


メガダイバース大国=オーストラリア/クイーンズランド州

入り口で待つ恐竜

地球上には190以上の国や地域が存在していて、そこで暮らす生物の種類は
約 1,200万種。

その中でも「メガダイバース(超多様性)国」は17か国。
メガダイバース国は、世界の生物多様性の70%を占める。


メガダイバース国の一つ、オーストラリアは、地球上で最も多様かつ固有の脊椎動物種数が多く、維管束植物の多様性は世界第5位。

クイーンズランド州はオーストラリアの中でも特に多様性が高く、陸域バイオリージョン(地形や気候、生態系など、自然の特徴によって区切られる地域)は13区域。海域バイオリージョンは14区域。海洋生物地理は3区域。

オーストラリアの哺乳類の70%がクイーンズランド州に生息していて、鳥類の80%が生息、爬虫類とカエルは50%が生息していて、高等植物(被子植物・裸子植物・シダ類など)は約8,000種が生息しているクイーンズランド州。
オーストラリア第3の都市だけど、自然もすごい!

自然史博物館に一歩入ったら恐竜化石骨格がお出迎えだし、復元された古代生物と分かっていながらも怪獣のようで迫力満点。
陸だけでなく海にの古代生物も骨格標本が展示されていて、古代から「メガダイバース」だったのね!と分かる。


そこから何万年も経て人類が登場し、更に月日が経ってオーストラリアで暮らしていた原住民アボリジナル・ピープルの紹介があったことで、ヒトの歴史も正確に学べて満足感いっぱい。

で、自然史博物館の入場も0円。
だから学校から来たのか?小学生っぽい子供たちが大勢いたし、学生も多かった。こんな環境、羨ましい!

見応えがあり、お腹いっぱい!と思い、外に出たら自然史博物館に入らないサイズのクジラの模型が空中を泳いでいて、それも「(響くほどの)鯨の鳴き声付き」。
(わっ!)となり、すごいぞ
メガダイバース大国!

鯨の鳴き声が響くからびっくり!


2025年7月7日月曜日

アートは誰でもウェルカム。


ココ大付属学園夏休み編が近づいているから、アンテナ感度が「想像×創造」「アート」など、クリエイティブな意識になってしまう7月。

Gallery of Modern Art(GoMA)は美術館だけど、市民の憩いの場にもなっていて、ベビーカーと一緒に訪れてる人、塗り絵などに夢中になっている子供をソファに座りながら本を読んでる保護者がいたり、老夫婦で訪れていたり、私たちのような旅人が訪れていたり、「アートは誰も排除しないし、誰でもウェルカム」という本質を垣間見た感じ。

その中でも、やはり「子供たちの明日」を軸に据えているような気がして、作品を見ると子供でも「これ何?」的に指差して保護者に尋ねてたけど保護者も説明文だけでは分からない。
すると学芸員なのか?ボランティアなのか?スタッフが気軽に説明したり、声をかけたりしてくれる。


「(創作を)しますか?」と創作エリアの写真を撮っていたらスタッフから声をかけられて「いいえ、素敵な場所ですね!」と返答すると「私もそう思います。」とスタッフ。

手を動かすと頭で考えるし工夫が生まれるし、他の作品からアイデアから発見がある。
でも、1回では定着しないけど、10回、100回と無料だから訪れることができて経験値を積むことで想像力、創造力は育まれて、感性豊かな人になる。と思いたい。

ただ、
想像力、創造力を育み、感性豊かな人になるには時間がかかる。

今日明日の話ではないし、投資的意味合いを持たせても不確定要素はたくさんある。

でも、人口減少著しい自治体にて「選ばれる街」と言うのは、誰でにも豊かな未来のイメージが具体的に抱ける街と思うんだけどな。
隣の芝は・・・なのかな?

Total Savings=$60豪ドル以上。

大きく太文字でお得感の演出

旅先で必ず行くのが「現地のスーパー」で必須。
毎日、外食はあり得ないし、お土産を買う際に現地モノを探す場所でもある。
そして、何よりも「日本では見たことのない品々&現地の生活を垣間見る」ことができるのが現地スーパーの面白さ。

ちなみにコンビニは「セブンイレブン」があるけど、外観や雰囲気こそ同じだけど、全くの別物(当たり前だけど)。他にも街角にグロッサリー(商店)もあるけど、種類や品が限られているからスーパーが好み。

早速、ホテル近くで探すも半径1kmになく、散歩も兼ねて訪れたのはcolesというチェーン展開しているスーパー。
現地スーパーを訪れる度に驚くのが、店前に並べられた赤や青、黄など色鮮やかでツヤッツヤでピッカピカの果物&野菜たち。

単に磨いただけでは、あんなに輝くわけはないのでワックスが塗られていると思うのだけど、気にする or 気にしないは人それぞれか。

そして海外では基本的に量り売りだから、バナナなどは皆んな必要な量(本数)をちぎってカゴに入れるから、残るのはちぎられた後のバナナ残骸。残る多くが1本-2本だけど(売れますように!)と願う小市民。
一つ参考になったのは「食べ頃」「まだ先」などのPOPが立っていてアドバイスしてたコト。「食べ頃バナナ」を3本買いました。

他にも思い立ったら!ということで、色々な人の顔を思い浮かべてはお土産をカゴにいれて、会計すると約40豪ドル(4,000円)。
精算を済ませてレシートを見ると「You Saved=$16.65豪ドル」と太字で大きく書いてあり、本当だったら56豪ドル(5,600円)だったらしい。

別日に違うスーパーへ行った時も精算額は約40豪ドル(4,000円)だったのに「You Saved=$23.85豪ドル」とレシートに書いてあり、お得感を実感したという話。
数字でハッキリ示すことで店の優位性を出すのもアリと思うんだけど、日本ではどうなのか?


$0.5豪ドル祭り。

2時間先のゴールドコースト、サーファーたちのメッカまでも片道50円!

ざっくり、計算しやすい考え方は、オーストラリアドル≒100円(正確には95円前後)。
で、先日、マウント・クーニへ行った際に乗ったバス、電車、フェリーに乗った際もピッ!とタッチしたら$0.5豪ドルと表示されて(何かの間違い?)と思ったら、ブリスベンのあるクイーンズランド州では2024年8月から「公共交通機関どこまで乗っても片道$0.5豪ドル祭り」を実施中だった!

オーストラリアの公共交通機関の料金体系は、乗車距離に比例していて、最も遠い人は21豪ドル(2100円)/片道だから98%引き!?
そんな恩恵を私たち旅人も享受しているというグットタイミング。

ただ、どうしてそんな施策を打つ必要があるのか?クイーンズランド州のマイルズ首相(オーストラリア労働党)は、
・インフレーションを押し下げる。
・道路混雑の緩和/温室効果ガスの削減。
・マイルズ州首相の再選への選挙対策。

と挙げたけど、ナント!2024年10月の州議会選挙でオーストラリア労働党は敗れ、クイーンズランド自由国民党が勝利!
よって、首相も交代して市民にあれこれ(公共交通機関の値下げ以外にも一世帯あたり10万円のエネルギー補助もした)したマイルズ州首相から、クリサフリ州首相が就任。

首相が変わったから施策も変更か!と思いきや、この「公共交通機関どこまで乗っても片道$0.5豪ドル祭り」は継続と州決定!すごい。

落選したけど、マイルズ前首相のおかげで「鉄道利用は17.9%UP」「旅行回数が11%増加」など恩恵というか享受は成果に表れてる!

片道1時間の旅(ブリスベン↔︎ゴールドコースト)が50円/人って驚きしかない。
JR四国の場合、20分走って片道350円。伊予鉄の場合も20分走って片道490円。

州内ならどこまで乗っても片道50円。

2025年7月6日日曜日

Gallery of Modern Art.

ロン・ミュエック「In bed(2005年)」

Gallery of  Modern Art(GOMA/現代美術館)
へ。
と言ってもどんな作品を展示なのか知らず。でも会期中の内容は「WONDER STRUCK(不思議な感覚)」という題名に(期待してもいいんじゃない?)と、入り口から中に入り、背負っていたリュックをクロークに預けてね!と言われたものの、入館料を払う窓口が見当たらない・・・。

「無料なんだね!いいね。」と妻。
そのようで、美術館利用が無料なんて素晴らしい!と感激。
ほんと、アートが熟成している街はいい!愛媛もそうであって欲しいと切に願う。


で、「WONDER STRUCK」の入り口に立つと、いきなり10個以上積み重なった椅子の上に子供が座っていて(危ない!)と思う作品に先制パンチ(≒強制的な共感の呼び覚まし)をくらう。

パトリシア・ピッチニーニ「The Observer(2010年)」

パトリシア・ピッチニーニ(オーストラリア、1965〜)
「The Observer(2010年)」

不安定に積み重なった椅子の上に少年がしゃがみ込み、観客を見下している。ごく普通の子供でありながら、その位置と視線によって観る者に保護本能や共感などを呼び起こしている。


そして、(もしかして・・・あれは!)と思ったら、青森県十和田市現代美術館にも収蔵されている
ロン・ミュエックの「大きな女性(作品ごとにタイトルはあるけど、どれもスーパーリアリズムな人/女性は共通)」。

ロン・ミュエック(イギリス、1958〜)

「In bed(2005年)」

彼女は何を考え、何を感じているのでしょうか?

彼女が横たわる姿勢は、立っている鑑賞者が彼女の顔や表情を観察し、様々な感情状態を想像するのに理想的な視点を提供している。

なんだか、立て続けに面白いぞ!現代アートは作品鑑賞が自由(好きに解釈していい)なのがいい。(これも作品?)と思えるのもあるけど、その解釈もアリが現代アートの醍醐味。

ただ、一つ一つの作品にはアーティストが込めたメッセージはあり、それは観る人の解釈と同じ時もあれば、そうじゃない時もあり、その違いを楽しめるのも現代アート。

その中で一際(そうだよね・・・)と共感したのはGOMAが2007年に購入した照屋勇賢氏の作品。

照屋勇賢「Notice – Forest(2006)」


照屋勇賢(沖縄県出身、1973〜)

「Notice – Forest(2006)」
2007年にクイーンズランド州政府のGOMA取得基金により購入。

日常的な消費行動がもたらす環境への影響や文化的アイデンティティの喪失というテーマを通じて、消費社会と自然環境の関係性を問い直す作品。
作品は観る者に環境への意識を促し、日常の中に潜む美しさと儚さを再発見させてくれる。

無料だからといって浅い作品ではなく深い!
そして、奥の部屋、2階、3階にも作品はあった。
ただ今日はタイムアップなので、もう一回来よう!

2025年7月5日土曜日

博士と散歩しながら。


博士とは妻のことなんだけど、お互いに仕事については多くを語らない間柄。
だけど、大切!と思うことは、朝だろうが夜だろうが何時でも話すようにしていて、今回は妻がポジティブ心理学≒ウェルビーイング(≒よりよい自分、社会への意識と行動)のカンファレンスに出席して、世界各地から集まる参加の関係者らと学び合うので、私は妻が学んだことの振り返り役で学んでいる(つもり)。

しかし、実は特別なコト(新発見、新理論、画期的なアプローチなど)は少なく、いかに深く咀嚼して自分ごと化できるか?そして、自分自身と深く対話して、問いを立て続けて自分をどう生きるか?が大切と思った件。
独断と偏見な私見です。

世の中や社会が暗中模索の五里夢中だと、不安につぶされそうになり、少しでも安心材料が欲しいと「人と不毛な比較をしたり」「相手を軽視したり」するけれど、そんなコトで得られる安心は一瞬で、根本的な解決ではない。
なぜなら、比較する自分自身より優れた人は多く、比較し続けてもキリがなくて結局凹む。

また、ウェルビーイングの実現にできるコトは“些細なこと”でも多いはずなのに、できないのは「できない理由を探すから&並べる」から。

散歩をする→疲れているからできない。読書をする→老眼で目がシバシバする。趣味に打ち込む→時間がない。旅にでる→お金がいない。
など、正論に聞こえそうなできない理由は無数に挙げることができる。
これは、自分をアイデアキラー化していて、思考を停止している状態。

余命が残り30年(日本人男性の平均寿命)と思うと、思考に「余計&無駄なコト(例:人との不毛な比較、相手を軽視したり傷つけたりなど」が入る隙間なんて作りたくないし、そんなコトを考える時間がもったいない。
一円にもならない(笑)

敬愛するヨーダ先生が言っているではないか!

No! Try not. Do. Or do not. There is no try.

違う!やるか、やらぬかだ。ためしなどいらん。


マウント・クーサ展望台。

マウント・クーサ展望台からのブリスベンの眺め

ブリスベンでのワーケーション&ブレンデッドトラベルは、午前中に動きまわって帰り、数時間仕事をして、午後にまた動き出して、ホテルに帰ったら夜にもう一仕事というパターン。

どの観光情報を見ても「マウント・クーサ」は紹介されていて、「眺めがいい!」とのことだったので、アクセス方法は?と調べたら、なんとホテル前のバス停から出てるではないか!
(これは行くしかない!)と8:50発のマウント・クーサ行きバスに乗り込む。
ちなみにバスは1時間に1本、便数は少ないけど旅人にはありがたい。

住宅街などを通り、山道を20分も走れば終点の「マウント・クーサ展望台バス停」に到着。この時には乗客は私一人だった。
ピッ!とクレジットカードを下車の際にタッチした際に表示された金額が$0.50ドルだったような気がして(えっ!?)と思ったものの、気にせず下車。

バスを降りて1分も歩けば展望台で、パノラマに広がるブリスベンの街並みが一望できて(観光情報に偽りナシ!)と、一人感激。
しばらくボッ〜と眺めていると、「写真を撮ってくれませんか?」とアジア系の家族に言われたので「はい、ポーズしてね!」と写真を撮ってあげて、再び眺めに癒される。

でも、気づかなかったのは紫外線の強さで、顔がヒリヒリして退散!と思うもバスは40分先にしか来ない。ならば併設のカフェで休憩しようと思い、席に着いても誰も来ない・・・。

(なんで来ないんだろう?)と思い尋ねたら、テーブルに貼ってるQRコードを読み込み、テーブルで注文&精算を済ませたら、カウンターへ行き頼んだ品を受け取るシステムだった!

気を取り直してスマホでQRを読み込み、メニューを見るとコーヒーなどが8ドル、スイーツが12ドルと計20ドル(2000円以上)すると分かり、バスを待つ30分間で2000円は高い!と急に財布の紐が固くなり離席。

辺りを散策している間にバスの時刻になり、20ドルを節約した!と自分に言い聞かせて、バスに乗り込み、降りる際にピッ!としたら、また$0.50ドルと表示された・・・。何かの間違い?

マウント・クーサ行きのバス車内

2025年7月4日金曜日

GOOD MORNING BRISBANE.

逆光に映えるブリスベン文字のモニュメント

ブリスベン(オーストラリア)は冬なので、朝日が出るのも遅く、6時頃から一気に明るくなる。
そんな“トワイライト”な景色は幻想的で本当に美しい。

ブリスベンに来たからと言って、朝散歩を休むはずもなく、ホテルの前を流れるブリスベン川沿いの歩道を妻と歩く。
川沿いを楽しむ&歩くにはルールが明確にあり、「歩行者レーンと自転車レーン」にキッチリ分かれている。

なので、自転車レーンを走る自転車にはギューン!と駆けぬるロードバイクもあれば、ゆっくり漕いでいるママチャリも走っていたり。
歩行者レーンでは通勤通学の人、散歩、ジョギング、犬の散歩、ベビーカーを推しているスポーティママさんなど。

だから、歩行者が自転車レーンに入ってはいけないし、入ったら事故につながる!
初日に歩行者レーンを歩いていたつもりが道を間違えて自転車レーンを歩いていることに気がつき、慌ててしまった(汗)。

ブリスベン川を渡る橋を通り30分も歩けば、川沿いに広がるサウスバンクパークというエリアに到着。

劇場や美術館、博物館などがあり、公園も整備されていて市民の憩いの場。
そして、世界各地でみられる、その土地名をモニュメント化した「BRISBANE」もあった。
時間的に7:30頃の朝日が上がるタイミングだったので、逆光がなんともいい雰囲気を演出してくれた。

松山での朝散歩は堀之内を歩き、城山公園を歩き、気分がよければ松山城にあがり、松山の景色を眺めておりて約5500歩、約1時間。

ブリスベンの朝散歩も往復約1時間/回で5500歩。
これを2往復/日+@するから1日の平均歩数は2万歩、つい歩きたくなる街はいい所だ!が私的結論。

朝6時頃の朝焼け、トワイライト。

偶然か?必然か?

ポークシュニッツェル with ポテト、マッシュルームソース

初日の夕食をどうしようか?と相談。料理をする気にならず、かと言って買って食べるのも何だかな・・・となり、外食に決まる。

でも、何料理にする?が次の選択肢。地図を見ながら「中華料理→中華な感じじゃない。ベトナム料理→食べたことあるからパス。日本食はナシ・・・」など、調べ続けるとポーランド料理店を近所に見つける。

「いいね!」となり、店前に到着するも、そこは「ポーリッシュクラブ」という建物で、レストランの雰囲気ゼロ。
かつ入り口から階段であがり2階がレストランだったけれど、店構えはシンプルで大きな会議室のようで装飾は最低限。
ポーランドの歴史や偉人などの紹介が壁や棚に紹介されていて、ポーランド色かなり強め。

ポーリッシュクラブ。レストランと思えない佇まい

入り口で女性に「2名です。」と伝えて着席。
メニューは色々とあったけど、「ピロシキ(≒茹餃子/チーズ、ミート、ポテト)」「ポークシュニッツェル(薄いトンカツ)」そして隣席が食べていた「ジプシーパンケーキ」を注文。

ポーランド料理店は初めてだったけど、シュニッツェルは義兄家族が暮らすオーストリアで、ピロシキはニューヨーク時代に通ったウクライナ料理店「ベセルカ」でよく食べた味。
当時を思い出しながら「美味しいね!」とパクパク食べていると、妻がアルコールのお代わりに入り口の窓口へ行ったきり、話し込んで戻ってこない。

しだいに笑い声が聞こえ、驚きの声が聞こえ、ニューヨーク、ベセルカ、岐阜の名前まで聞こえてきたので、私も席を立ち窓口へいくと、最初に案内してくれた女性は岐阜に留学経験があり、日本語がペラペラ!
そしてニューヨークでも暮らしたことがあり、ベセルカにも行ったことがあるとのことで、共通話題が多く盛り上がってしまう(笑)。

すると、彼女(イライザさん)から、ここ(ポーリッシュクラブ)はポーランド(人)の拠り所な所で、コミュニティ促進に非営利で運営しているとのこと。
また彼女は弁護士資格を持っていて、ポーリッシュクラブのマネジメント的役割を担っていると分かる。

ただ食事をしに来ただけだったのに思いもよらない事態に急変(笑)。
するとイライザさんが「ポーランドキャラメル」を口直しに無償で提供してくれ、代わりに妻が日本のお土産をお礼にあげると喜び、今度はポーランドの紅茶やマグネット、メモ帳をいただく。

最後は「日本に来たら連絡して!」という仲にまでなり記念撮影。
「お酒をお代わりしなかったら、この縁はなかったね!」とイライザさんと妻。
こんな偶然と言うか共通項目が多い人と異国の地で初対面なのに意気投合することって偶然なのか?必然だったのか?

これはポーランドにも行かないといけない!
ポーリッシュキャラメル、とてもまろやかな味

2025年7月3日木曜日

街中へ移動。

ホテルベランダからの眺め。

日本では猛暑、酷暑が続いているけど、オーストラリアの7月は冬。日没は17時過ぎ。
と言ってもブリスベンの冬は最低気温10度ほど、最高気温は20度ほどで、吹く風に冷たさを感じるものの、日差しは温かみがあり紫外線は鋭い。空気も乾いているので日中は時に爽やかに感じるほど。

だから(どんな服装で過ごせばいいんだろう?)と迷ったのは事実で、実はオーストラリア人も「短パン半袖の男性」「半袖シャツ姿の女性」もいれば「ダウンジャケット姿の人」「マフラーを巻いてる人」など、それぞれに迷ってたという話(笑)。

ホテルまでは電車移動に挑戦。事前に「GOカード」なる交通カードを入手と得ていたけど、最新情報では「公共交通機関は主要クレジットカードに対応した!」と分かり、乗車駅と降車駅で端末にピッ!とタッチするだけで決済完了で、とても便利になりました。
ちなみに主要駅でないかぎり駅は無人。

そして、ヨーロッパ旅の時にも気になり書いたけど、電車内は静かで張り紙広告がほぼなく、その代わりに大型の縦型モニターが広告表示の役割を担っていて、非常にスッキリな車内。

駅に近づいても、日本のような事前アナウンスもなければ(正確に言えば乗り換え案内などはあるけど、それっきり)、駅について発車の合図やメロディ、笛音もなく、「ドアが閉まります。」だけで、スッ〜とドアがしまる。

ちなみに駅構内もスッキリしていて広告はほぼなく、日本とは大違い。
文化や風習の違いで、日本に来たら情報量の多さに驚くのも当然だよな・・・と思ったり。

さて、今回お世話になるホテルは吉か?凶か?
金額が高くても居心地が悪かったり、安くても快適だったりと、色々な条件に左右される宿。
部屋はアパートタイプだから日常生活さえできれば満足と思っていたら・・・川沿いで市内中心部が見えて眺めがいい部屋。

そして、台所も洗濯機もあり、アタリ!
まぁ、オフシーズンだから・・・が正しいかな。何にせよ、快適に過ごせそう!で安堵する。

電車の乗り換えもスムースにできた。

おはよう!オーストラリア。

見たことのないブリスベンの朝焼け

カンタス航空ブリスベン国際空港行きは定時の21:20に出発。
南半球へ行くので(地球を縦/南へ飛ぶ)ので時差は1時間(ブリスベンの方が早い)。飛行時間は約9時間と思ったより短い!
(映画を3本も観たら、着陸体制か?)と呑気に思ったものの、機内上映の映画はビミョーだった(個人の感想です。「キャプテンアメリカ・ニューブレイブ」にはビックリ!)

そうこうしているうちに夕食の時間。「フルーツミール」は予想以上に果物感たっぷりで、消化の負担も少なくグッド(国際線に乗る方は、食事の選択は無料でできるコトを知っておいて損はない)。

すると、後ろ席の男性(外国人)から「食事中は席のリクライニングを直してもらえないか?」と言われて、リクライニングを直してあげる。
面白かったのは、食事後にウトウトしてたら、先ほどの後ろ席の男性(外国人)が「ゆっくりお休み!」と立ち上がって私のリクライニングボタンを押して休ませてくれる(笑)、いい人だった!

そのまま、浅い眠りのままでいるとガクンッ!となって「乱気流です。シートベルトをしっかり!」のアナウンスや通路側だったのでカートがぶつかってきたりと色々あったものの、目が覚めると、窓の外がとてもキレイだった。

そのまま飛行機は着陸体制を整えて、ブリスベン国際空港に着陸。初めてのオーストラリア、こんにちは。時刻は7時すぎ。

(このまま入国審査もスムースにいきますように!)と思ったのは甘く、朝が早かったのでインスペクターらの人員が足りなかったようで大行列!最後の最後で長蛇の列に巻き込まれる。

でも、ある人は更に長い列に並ばされて、ある人はそのままEXIT(出口)へ通されて、その基準が全く分からないまま不安の中で、インスペクターにニコニコ顔で「グッドモーニング!」と告げると、サクサクと操作をしてくれてEXIT(出口)を指さされて、長蛇の列から抜けた!

相性いいかもオーストラリア!

変更したフルーツ夕食、おいしかった!

2025年7月2日水曜日

用意周到に!

JALカレー。美味しいと思う。

朝に菓子パン1個を食べたまま、空腹になっても羽田空港での打ち合わせ時もアイスコーヒーだけで我慢できたのは(ラウンジでJALカレーが食べられる!)と念じてたから(笑)。

いつも通り、電気ガスなど全てを止めて換気をして松山空港を出発、羽田空港での打ち合わせが終わる。
羽田空港からは1時間に1本、成田空港直行便が出ていて、その電車に乗って90分余り。
周りは観光を済ませた外国人なのか多く、彼らの荷物が通路や出入り口ドアを塞いでしまいお互いに通りにくい(あぁ、これがニュースで見た光景か!)となる。

成田空港に到着。
WiFiを借りたり、両替を済ませて、今回のワーケーション(ブリスベン/オーストラリア)でお世話になるカンタス空港へ。

カウンターの多くが非接触型の機械相手の無人手続き。
でも、初めてのカンタス空港だったので有人カウンターで手続きをして無事に済んだところで「ラウンジは使えますか?」に「使えません。」の返答に???となり、JALと同じアライアンスだし、グローバル会員だし・・・と伝えても「使えません。」で撃沈。

腹ペコなのにJALカレーが食べれないなんて!
周辺の飲食店でも食事はできるけど、“それじゃない感”があるものの、落胆していると「JALにも聞いてみよう!」となり、JALカウンターで再度「ラウンジは使えますか?」とチケットなどを見せると「はい、大丈夫です。ご利用いただけます。」との返答。

「さっき・・・」と言いそうになったけど、使えると分かればいいではないか!
お礼を伝えて搭乗手続きを済ませて、ラウンジへ一直線。
カウンターで確認してもらうもOKで、国際線ラウンジへ到着。ブリスベン行きの飛行機は2時間30分先、「しっかり食べよう!」と朝からイメージしてたJALカレーにありつく。

おいしい!その他の食事も美味しい!パクパク食べてしまい満足。
えっ!?機内食はどうするの?そこは事前に「フルーツ食」にして変更してきたのだ!
おっ!搭乗時刻が迫ってきた!

どうして撮影を受け入れてくれるのか?


大丸百貨店のオープンは10時。
「オープン前に大丸百貨店で撮影されたロケ地をご案内いただきます。」とマリさん。

(いいね!オープン前の百貨店に入れるんだ!)と嬉しい我々。
従業員入り口前で待っていてくださった大丸百貨店担当者から腕章を預かり館内へ。
と、言っても平日の開館前、出勤する従業員、関係者、業者などと一緒に館内へ。

オープン前だから、準備に慌ただしい中、担当者さん+マリさんが「僕の彼女はサイボーグ」などのロケ地を紹介してくれる中で、いつもの質問を大丸担当者に投げる。

「どうして、手間も労力も“わざわざ”必要になる撮影を受け入れてくれるのですか?」
すると「大丸神戸店が掲げるポリシー(≒地域の一員として、お客様と共に歩む)に沿っているから」という主旨の返答をしてくれて(これまで各地で同じ内容を尋ねてきたけれど、業種や職種は異なれど、皆さん同じ返答だ・・・)と気づく。

別場所。大正時代に建てられたモダンなビルでも、この建物の価値を広められるなら・・・的な内容をマリさんから聞いたし、「アウトレイジ」でヤクザ事務所として使われた部屋(建物)のオーナーは「撮影を面白がってくれて残してくれている。」とのこと。
でも、撮影当時の雰囲気を壊さず(弾痕跡とか)残しているから、その部屋からはお金が生まれない。

「(街/地域の)価値を高めていると思う。」とマリさん。
それは決して貨幣価値だけでなく、エピソードなどの付加価値という非貨幣価値でもある。
でも、非貨幣価値が醸成されるには時間が必要で、1回や1年では醸し出しにくい。

コピー用紙一枚を一回の経験値としたら500回して数センチの価値・・・という感じ。
「だから25年の価値の賜物」「神戸市民にも撮影は身近なコトと思われてる」とも言ってたけど、愛媛はどうかな?

撮影を楽しんでもらえてるかな?それとも迷惑な行為かな?と自問自答。