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2024年11月12日火曜日

14時間の滞在。


就寝前の見回りに図書館を歩くと、23時を過ぎてても子ども達は元気だった!
積んだ本を広げてはページをめくり喜んでた。で、近くのテントや寝袋では保護者が既に寝てた・・・。親の気持ち分かる・・・。

私は24時過ぎに就寝。5時に目が覚めて顔を洗い、歯磨きをしてベースの料理研修室へ。そして静かな図書館(館内)を見回り。

6時頃になると起き出す人がいて、早速、昨晩の続きなのか読書灯をつけて本を読んでた。
それと同時に料理研修室にも参加者が訪れて、コーヒーや紅茶を入れたり、朝食を食べる家族もいたり、子供が朝食と言っていたのはスイーツで「今日はスペシャルだね!」となる。

皆さん、本を読み過ぎたのか寝不足気味だったけど全員元気でサッパリ&スッキリ。
今回の参加者は親子が多かったけれど、幼稚園からの幼馴染という30代2人組がいたり、同じ学校に通う高校生2人組がいたり、色々な人に刺さったよう。
ちなみに高校生は未成年なので、親の参加同意書にサインしていただき参加していただいた。

7時になるとそれぞれがラストスパートの読書をしたり、料理研修室で“まったり時間(好きな本、読んだ本、一夜を過ごしたなどの共有)”したり、いい時間となる。
その後は辺りを整理したり、テントをたたんだり、身支度を整えたら8時になり、全員集合。

14時間(午後6時から翌朝8時)をIYO夢みらい館内で過ごしたにもかかわらず、短かく感じた・・・が最も多かった感想。
本を読むと時間が過ぎるのは早いし、5-6時間寝たら、あっという間。

本を読みきれず、中途半端になってしまった子どもへセンター長の河野さん「読みきれなくても問題ありませんよ!9時から通常営業ですから」がハイライト(笑)

また企画します!

夜を越えて。


図書館でオーバーナイトなんて・・・と言えば驚かれるけど、理解と協力、そして(少しの)信用があれば実現できるということ。

17:30からマットやテント、ブランケット、読書灯などを持ってきた参加者。
持参品の参考はお伝えしたけど「各自で検討して必要と思うものは持ってきてくださいね!」と伝えていたので、それぞれ色々なモノを持ち込む。

18時になり「図書館に泊まる。」授業スタート!ベース(拠点)は料理研修室。
理由は料理研修室なら、湯も沸かせるし電子レンジもあるし炊飯器もある。
腹が減っては・・・と言う感じで各自、夕食も持ち込む。

そして“つい買い込んでしまう”のがこんな時。
図書館が閉まる19時から移動開始だから、その前に夕食を食べて、寝床を確保してからまた食べて、一通り本を読んで今度はお菓子を食べて・・・とスペシャルな時間を過ごす参加者。

閉館は22時。学習スペースで勉強していた学生らが帰っていくと、いよいよ我々だけの貸切タイム!

机に向かって読む人もいれば、ソファで寛ぎながら読書する人、寝袋に寝っ転がって読む人、本棚を片っ端から見て回る人、読みたい本を側に積んでる人、テントの中で読んでる人など、思い思いの読書スタイルが面白い!
夜更かしする寝巻き姿の子どもたちは楽しそう!

23時を過ぎた。
実はスタッフも参加者と一緒に寝袋を敷いて寝る。ちなみに私は和室で寝かせてもらう。
図書館の明かりも最小限になった、おやすみなさいzzz。

2024年11月11日月曜日

2024年最後の授業は。


2024年を振り返るに
は早いけど、ココ大の授業は12月7日(土)10:30からIYO夢みらい館/調理研修室で行う「缶つま本でつくるツマミ」授業が最後。

この授業は703回目の授業。2024年は700回目という節目を迎えた年で、これまで授業を企画してくれた授業コーディネーターの分も振り返ると感慨深い。
2011年6月4日に第一回目の授業をしてから13年、コツコツと授業を重ねてきた結果&通過点。

700の授業ということは、700の企画が成立したわけで「この絶妙な“学びと遊び”のバランスがたまらんですね。」は新聞記者さんのコメント。

上手に言語化できないけど、サジ加減は経験値としか言いようがない。授業で全てが学べることはなく、授業が終わってから本当の学び(≒深く知り、広く知り、考えること)が始まると思ってる。

さて、「缶つま本でつくるツマミ」授業はパパイズム鈴木雅也さんを市民先生としてお招きしていて、鈴木さんはココ大付属学園でもお世話になってるプロの料理人。

前回は参加者が持ち寄った缶詰(イワシ缶、ツナ缶、サバ缶、馬肉缶、鯨缶、帆立缶、スパム缶、コーンビーフ、焼き鳥缶、鮭缶、豆缶、オリーブ、パイナップル、コーン、シンガポールの缶詰など)で14品ができあがり、その過程はIYO夢みらい館の図書館にある缶詰のアレンジ本や鈴木さんのアドバイス。

乗せたり、和えたり、混ぜたり、挟んだり、そのままでも美味しい缶詰だから手間などを省くことで「時短料理、キャンプ飯、災害時食」にも応用できるからオススメ!

ただいま、参加者の募集中!

飲んで喋って語らって。

酔っ払っても推しを言えるようメモを用意した参加者

IYO夢みらい館には図書館があるから企画した「本とスパークリングワインの夕べ」授業。
5月22日に行った「初夏に本とスパークリングワインの夕べ」の時に、再会を約束したので11月6日に「晩秋に本とスパークリングワインの夕べ」を開催。

今回は6名が参加。初参加の方がいたにもかかわらず「本好き、お酒好き」な全員だから“0秒”で溶け込む(笑)。いわゆる飲みニケーション?
早速、スパークリングワインでカンパーイ!で
推し本の紹介開始!
今回紹介された推し本は以下の通り。

あんなにそんなに/ヨシタケシンスケ

ライブラリアンのためのスタイリング超入門/広瀬容子

文学キョーダイ/奈倉有里・逢坂冬馬

マチネの終わりに/平野啓一郎

宇和島の鯛めしは生卵入りだった/太田和彦

象虫/小檜山賢二

ブレイブ・ストーリー/宮部みゆき

クローディアの秘密/E.L.カニグズバーグ

八月の母/早見和馬

女大関若緑/遠藤泰夫

授業構成は一人ずつが一冊目を3分ほどで紹介し、紹介後は意見交換して次の方へ順番を渡す。全員の紹介が終わると「推しPOPづくり」をして1周目が終わり。

二冊目になる頃には1本目のスパークリングワインはカラに。
2本目のスパークリングワインを開封!
ホロ酔い気分の参加者は饒舌になり、「読んだことがある!」「子供に読ませたい!」「知らなかった!」「ここ(IYO夢みらい館)にありますか?」など、意見飛び交う楽しい推し本紹介。

そして3本目のスパークリングワインへ突入!
ロゼだったのか、前の2本と違う口当たりに「う〜ん!おいしい!」と加速する会話。

でも、そこは大人達。存分に飲んで喋って語らったから満足したのか、名残惜しさはあったものの再会を約束して授業終了!

2024年11月10日日曜日

セーマンドーマン。


どこかで見たマークと思ったら「帝都大戦」で、嶋田久作演じる加藤保憲が付けていた白い手袋に描いてあったらしいし、「呪術廻戦」でも一級呪霊に貼られた呪札に描かれていたらしい。

そんな場面に登場する「セーマンドーマン(ドーマンセーマン)」とは、三重県志摩地方(現・鳥羽市と志摩市)の海女が身につける魔除けとのこと。
起源は陰陽師と言われ、名称は安倍晴明、蘆屋道満が由来とも言われている。

手拭いや襦袢などに星型の「セーマン」、格子状の「ドーマン」を貝紫で描く、もしくは黒糸で縫い、海での安全を祈願する役目とのこと。
星型は一筆書きで元に戻ることから「無事に帰ってこられるように」、格子は多くの目で「見張る」という言い伝え。

「急々如律令(キュウキュウニョリツリョウ)」とは、中国漢代の公文書末尾に、急々に律令のごとくに行え、の意味(≒即刻行え)で書き添えた語。
後に呪文の終わりに添える悪魔ばらいの語として、陰陽師などが用いたとのこと。

そもそも海女達は海の中で何に恐れていると言うと、トモカヅキ、山椒ビラシ(身体をチクチクとさす生物とされる)、ボーシン(船幽霊)、引モーレン(海の亡者霊)などで、現在になっては以前ほどの信仰はないもののシンボルになっていると、くれた伊勢志摩フィルム・コミッション。

このお守り、裏には同じく魔除けとして、七難即滅七福即生「蘇民将来(そみんしょうらい)」と豪快に描かれていて、何のこと?と思ったら「経を読んだり神仏を信仰した功徳によって、七つの災難がすぐに消えて七つの福が生まれ変わりますよ。」という内容。

なんだか想像以上に物語があるお守りだった件。

NO ART,NO LIFE.


最近、アートなビタミンチャージが足りない・・・と思っていたのにチャージできなかった件。

吉祥寺で行われた「吉田まゆみ画業50周年原画展」を訪れたものの、長蛇の列で小さなギャラリーだったので入場は入替制、1時間以上待たなければならず断念。

吉田まゆみは姉が持っていた「アイドルを探せ」にハマった。
当時中学生だった私にはお兄さん、お姉さんたちが刺激だった。線描も好みだった。

さらに渋谷で行われた「AKIRA REMIX 大友克洋全集」のポップアップイベントも東京にいたのに行けず会期終了。

ジャパンFC事務所から徒歩圏内にある「ポーラミュジアムアネックス」も行けずだった。
ここは入館無料だからアートなビタミンチャージにはもってこい。

残るは渋谷で開催中の「スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド」。
愛媛県美術館でも展覧会のあった見立て作家田中達也氏の作品もあるとのことなので時間を作らなければ!12月15日までか!

そして日本初公開となる写真もあるという「ソール・ライター展」があると言うではないか!それも入館無料!うれしい!1月13日までか!

束芋の作家活動25年を紹介する「そのあと展」は11月16日までか。微妙だ!
いっそのこと、アートなビタミンチャージをめぐる一日をつくるか!

写真は、そんな展覧会へ行けず悶々として散歩に出かけたら、雨に濡れた落ち葉が敷き詰められていて、そこへ朝日が当たり、一言で落ち葉といっても色々な色が自然と織りなす偶然の美に心が沁みたり。
NO ART,NO LIFE.

2024年11月9日土曜日

書きながら妄想。


届いたメールには「(提出された)事業報告書に過不足ありませんでした。」と書いてあり、満額請求で事業終了!振込日のお知らせもあり一件落着!

今年度請け負った事業の一つ目が終了!
年内にはもう2つの事後が終了予定だから残り5つ!事業を任せていただけることに感謝。今年度は8つの事業を遂行中。
とは言え、請負事業だし零細事業者だから事業査定および精算後に事業費が振り込まれるから、ヒヤヒヤしたけど、これから徐々に財政状況は回復していくはず!

そんなホッとひと息もつかの間、1月からは2025年度事業の提案や申請が始まり、11月に入りアイデア出し&練りが始まる。助成金も出したいから該当する助成金のリサーチも始めなきゃ。

今夏は暑すぎて、子ども達は外で遊ぶことを阻まれ(熱中症など防止)たし、プログラミングや英会話などを子ども達に学ばせようとする意欲が高まる一方で、習いごとは2個(種)、月額14,000円以上かかり、「体験格差」が生まれているのが事実。
ココ大付属学園でも100kg以上のレゴがあるから何かできそうな気がしてならない。

他にも愛媛県には引き続き、映画映像作品の撮影を誘致しなければならないし、エールラボえひめでは引き続き、自己実現の1歩を踏み出せる相談やフォローが必要だし、6市町で取り組んでいる特産品を活用したピクルスは野菜編が終わり、フルーツ編が始まる。

これにIYO夢みらい館で行うココ大授業もある。
定番人気授業は根付かせて、エッジの効いた新しい授業も開発しなければ!
IYO夢みらい館でもレゴ授業をしようかしら?何となく思いついた土曜日。

毎日10,000歩。


11月1日から毎日10,000歩を歩くようにしていて、これまでは毎日5,000歩だったから200%増。
意図的に毎日10,000歩歩くって大変!と実感。

これまで、毎日の朝散歩が3,500歩、近所へ買い物に行くと1,500歩で計5,000歩/日。
これでOKだったのはコカコーラのウォーキングアプリ。
楽天ヘルスとも連動させていたので、一石二鳥で15週間続ければコカコーラの自販機から1本無料。楽天は毎日1ポイント以上が付与される。

一年歩き続けると飲み物は4本以上、楽天ポイントは500ポイントほど得られる。
少額だけど歩く動機になるし、特別なことをしなくても普段の徒歩移動で得られるので負担もストレスもナシ。

そこへ!JALのウォーキングアプリの存在を知る。
コカコーラウォーキングアプリ、楽天ヘルスと違い、月額550円(税込)の有料だけど、毎日10,000歩以上で9マイル以上が付与される。さらに週単位(月4回)、月単位(月1回)でボーナスマイルも付与されるから、1ヶ月を30日とすると300マイル以上もらえる。

ちなみに1マイルは約5円相当なので1,500円/月ほど。12ヶ月だったら3,600マイル(18,000円相当)だから、年額6,600円(税込)/1,320マイル相当を払ってもお得と分かる。
JALのLife Statusポイントにも毎月加算されるとのことなのでコツコツ貯めていこう!

話を戻して毎日10,000歩は、朝散歩を工夫して3500歩→4500歩へ。買い物も遠回して1,500歩→2,000歩へ。

これでも6500歩なので、松山城へ上がったり、打ち合わせをオンラインから対面に変えたりと積極的に歩く動機を作らないと大変!
いつまで続くか・・・。

2024年11月8日金曜日

職を辞してまで。


愛媛県官民共創デジタルプラットホーム「エールラボえひめ」には日々、色々な相談がある。
私が事業全体の「お守り」的なディレクターに着任したのは2022年。

その2022年に西予市で「子ども達の居場所づくり(≒学校)」を開校したいと相談してきたのが森野さん。
当時からビジョンは明確だったけど、何から手をつけていいか分からず「できるコト、したいコト、やらなければならないコト」などをホワイトボードに書き出して整理した思い出。

あれから2年、今では「西予市オルタナティブスクールを開校」して学校からも信頼され、スクールヘの出席=学校での出席扱いとなり大きな一歩を踏み出す。

そこへ新たな相談者としてやってきたのが“なまじ”サン。
職を辞してまでも「子ども達の居場所」を設立したいと、画一的な育みから一人一人に合わせた育み方をしようとなまじサン。

実は多くの親がなまじサンと同じことを思っていても、アイデアキラー化(≒できない理由を探して正当化)してしまう自分がいるのが普通。

「行動したい人は10,000人、行動する人は100人、続ける人は1人。」は中谷彰宏氏の言葉。
森野さんは100人の一人になった。なまじさんは10,000人の一人になった。

森野さんがここまで来れたのは自身のビジョン(描く未来)とパッション(熱量)が高かったことと、そのビジョンに共感し、パッションに圧倒された仲間がいたから。

なまじサンにも「お金よりも仲間が大事」とアドバイスしたのは、お金で多くのことは解決できるけど、仲間はお金で買えないから。

同じような「子ども達の居場所(≒ココ大付属学園)」を運営している立場としてもエール!

ベリーマシッソヨ!


「今日は下灘駅に行きました。」
「おぉ!下灘駅に行きましたか!どうでしたか?」
「韓国人、中国人がたくさんいました。」
「下灘駅の知名度はアジアでも評判なんですね。」
「眺めがよく、とても気持ちよかったです、あのような駅は韓国にはありません。」
「じゃこ天は食べましたか?」
「じゃこ天?」
と不思議そうだったので、スマホで双海のラブじゃこ天(ハート型のじゃこ天)を見せる。
「あっー!食べました!とても美味しかったです。韓国ではない味でした。」
「韓国にも美味しい食べ物はたくさんありますよ」
「わかるー!先日、釜山に行った時も美味しいものたくさん食べました。カニは格別に美味しかったです。」
「ア〜!カンジャンケジャン??。私も大好きです!」と、他2人の韓国人も韓国語の通訳者(韓国人)も大きく頷いて相槌。
で、ご飯をカニの甲羅に入れて混ぜるジェスチャーをしたので「イエスー!ベリーマシッソヨ!」と英語と韓国語で答えて笑いを誘う。
カンジャンケジャンって日本には似た味はあるのかな?

取材で訪れていた韓国人チームとの意見交換。
「他に美味しいものはありますか?」
「鯛めしは食べましたか?」
「両方(刺身、炊き込み)食べました!炊き込みの方が好みでした!」
「それは良かったです!他はお菓子はどうですか?」
「団子を食べました。韓国では餅の上に餡などを乗せていますが、餅を餡で包んでいました。初めてみました。」
「色が綺麗だし、味も美味しかったでしょ?」
「とても美味しかったです!」
「タルトはどうでしょう?愛媛ではロールケーキのことをタルトと言います。」
「まだ食べてません、美味しそう!」
「韓国へ来てください!美味しいものをたくさん紹介します!直行便もあるし、日本人より韓国人の方が愛媛に来ているようですから、日本からもたくさん来て欲しいです。」
ずっとこんな調子だった3時間。
仕事で行けないかしら?

2024年11月7日木曜日

100人超のインターン生。


松山に帰ってきた。すると、不在連絡票が8枚も入っていて、一つは郵便局から、もう一つは宅配便から。
エレベーターがなく、階段であがるしかないアパートを何回も往復してくれたのか・・・と申し訳ない気持ちを伝えて受け取ると、郵便局からのは「がんばっていきまっしょい」のPRグッズ。

宅配便は松山大学からで「インターンシッププログラムへの感謝状」だった。
10年間参加した感謝状のほかに、みきゃんの“坊っちゃん&マドンナバージョン(角帽に松山大学とある)”、文具類が入ってた。

ココ大でのインターンシップといえば「あんな」「こんな」「そんな」「どんな」など話題が多い!
そんなインターン生とは社会人になっても打合せ先で会ったり、就職の連絡をしてくれたり、転職の相談をしたり、CATVのカメラマンになっていたり、結婚の報告をしてくれたりなどご縁は続いてる。

実はココ大の前に活動していたNPO法人でもインターンシップ生を受け入れていたので実は20年前から受け入れていて、初期のインターン生は既に40代!
隔月レギュラーのNHK松山放送局「ひめゴジ!」のディレクターも元インターン生。

のべ100人超のインターン生。
まさか、ここまで色々な展開に繋がる&続くとは思ってなかったから不思議しかない。
と、言うのもインターンシッププログラムに参加する学生の多くは研修先に就職を意識するのに、ココ大には就職先ではなく「ワクワクする経験、インターンシップだからできる体験」を求める学生が多かった印象。

親子のような関係になってしまったけど、これからもよろしく!

中四国ライブネット生出演。


東京から戻り、2時間後には南海放送ラジオへ。
「中四国ライブネット」という南海放送ラジオをはじめとした中国四国地方の8局で放送される生放送番組に出演。

今回のテーマは「#えひめ推し」と言うことで先週公開された劇場アニメ映画「がんばっていきまっしょい」「離婚しようよ」「笑うマトリョーシカ」など、愛媛が舞台の作品からの「#えひめ推し」とサイクリングを通した「#えひめ推し」の2本立て。

撮影支援は大変なほど(例:ロケ地を探せなかったり、ハプニングがあったり、予期せぬできごとが起きたりなど)、面白がられる傾向があり、フィルム・コミッションでは“あるある”でもフツーはないよね・・・で今回も喜んでいただいた。

ハプニングは放送日当日の朝。一緒に出演するえひめフィルム・コミッション担当者から「熱が出た・・・」と嘆きメッセージ。
実はTIFFCOMでも一緒だったので諸々と共有していたので安静で休んでもらう。セーフ!

放送前の打合せも終わり、番組開始は18時から。すると「中四国ライブネット」の前の番組が始まり、「週刊ココ大ラヂオ」が流れてきた。
南海放送のスタッフや番組関係者にイジられながら待機(笑)。
2023年10月に出演した時も同じコトを書いてた。
この時はW杯ラグビーのイベントをしてたんだ。今回は「名探偵コナン展」が開催中だった。

いざ「中四国ライブネット」始まる!
番組進行役の寺尾英子さんと一人で掛け合う。寺尾さんのテンションとノリに助けられながら喋りまくった2時間。
そして、寺尾さんのノリに合わせて話していたら、思わず情報解禁がされていない話題を話しそうになったのはナイショ!セーフ!

2024年11月6日水曜日

違う世界へ。

東京タワーが窓ガラスに偶然に映り込む。

「食事をしよう!」と誘われた場所は「東京アメリカンクラブ」。
それはどこ?となり、港区麻布台で、用事がない限り、訪れる理由がないエリア。

東京アメリカンクラブは、1928年に創設された会員制の社交場。96年の歴史。
プールやボウリング場などがあり、アメリカ企業の関係者が滞在する際の宿泊や交流拠点として活用しているとのこと。

だから、一歩踏み入れると日本なのに雰囲気はアメリカンな落ち着き、おもてなしや調度品はエレガントで、会話は基本的に英語。

こんな機会は滅多にないと、前菜にサラダ、メインはサーロインステーキをミディアムレアで注文。
当然「白米」はない(笑)、その代わり、美味しいパン&バジル入りバターが添えられる。

今回のお誘いは、アメリカの父から「アメリカへ帰国する前に会いたい。」と連絡があり、妻、長女も一緒にゆっくりと語らう。

アメリカの父も自らを切り開く意思を尊重する人で、よくぞ素性が分からない東京から来た18歳(私)を受け入れてくださったと自分の運に強さを実感したり。
ほんと、あれがスタートで今だから。

美味しいサーロインステーキなんてこれまで数回しかなく、今回も加わる。
やっと落ち着いて辺りを見渡すと、(あぁ、ココはよく映画やドラマで使われるセットのようだ・・・)となる。
そして、実際に東京ロケーションボックスで紹介されてた。

ロケで訪れることはあるかもしれないけど、利用者としては訪れることができない場所。
アメリカの父に感謝、そして今を見せることができて親孝行。

街の余裕。


東京ミッドタウン日比谷に着いたら「ゴーストバスターズ(1984)」が上演されていて、懐かしさのあまり、立って見ていたら「無料観覧ですので、ぜひどうぞ!」と案内されたので座って懐かし鑑賞。

劇場公開当時は中学生で、「レイダース/インディ・ジョーンズ(1981)」「ET(1982)」「スターウォーズEP6(1983)」「グレムリン(1984)」「グーニーズ(1985)」「ターミネーター(1985)」「バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)」「トップガン(1986)」「ダイ・ハード(1988)」など、ハリウッド映画の黄金期を浴びた10代だったから色々と思い出す。

話を戻して、無料の映画鑑賞は、“街に余裕”を感じるからいい。
なんなら、鑑賞したい人は各自でイスは持ち込んだりしてスタイル自由な鑑賞もいいと思う。
毎月、堀之内公園で行われたら楽しみする人、多いと思うけどな(私もその一人)。
“おもてなし”は必要最低限がポイント。そうでないと運営側も続けられないから。

つい、懐かしさから途中退席できず「ごめん、到着時間をズラさせて・・・」と、お願いして最後まで鑑賞してしまう。やはり大画面で見るのは楽しい!良かった!

今の技術と比べると視覚効果などは見劣りするけど、“そこ”じゃなくて、何と言うかオリジナルのストーリーにワクワクしたんだよね。
あの“お化け禁止”のマークもデザインも霊柩車を改造したゴーストバスターズカーもカッコよかった!

だから「ゴーストバスターズ2(1989)」が公開されると、パート1以上のワクワクに期待したんだけど、期待値が高すぎたのか(それはないでしょ・・・)と愕然としたのも思い出してしまった・・・。
個人の感想です。

パート1を超えるパート2の映画って本当に少ない。

2024年11月5日火曜日

独立系作品は。


肝心なコトを書いていなかった!
TIFFCOMではジャパンFCブースを出して、海外作品の誘致に興味関心があるFCが参加して打合せ。
訪れるのは日本人のほか海外のプロデューサー、監督、ロケーションマネジャー、フィルム・コミッションなど制作関係者および代理人。でも彼らの多くは独立系(インデペンデント)。

いわゆる大手(ワーナー、20世紀フォックス、パラマウント、ソニー、NETFLIXなど)ではなく自分たちで作品を企画、制作、編集して売っている人たち。
そのロケ地に日本はどうか?と模索していて、すると相談の的は日本やFCが用意しているインセンティブ(撮影優遇制度)は自分たちの企画に適用できるかどうか。

インセンティブを受けるには前提条件(滞在日数、撮影人数、撮影日数、制作予算など)があるから、うまくいったり、うまくいかなかったり・・・。

そんな話を傍目に「自社のオリジナルBGMはどうですか?」という相談。
小規模作品では音源の用意が困難な時もあり、そんな時に自社が世界中で制作した音源を提供しますという内容で、差別化を図ってほしいとFCへ訪れる制作相談にどうか?とのこと。

また、撮影の制作データを預かる編集技術者からは「撮影現場に帯同させてもらえないか?」という相談。

これは撮影中に貯まり続ける膨大なデータを安全に移送保管することでデータ事故をなくしたい・・・とのことで「そんなコト、我々の撮影現場で想像したこともなかったです。」となる。

独立系作品の相談は、大手では味わえない制作のプロセスを細かく知ることが面白い。
でも、そもそも制作のプロセスもDX化で効率化、省力化してるから今後、どうなることやら。

現実と想像とのハザマ(間)


オフィシャルレポートは後日と思うけど、MPA(モーション・ピクチャー・アソシエーション)主催の「ロケ地紹介ショートフィルム・コンペティション/
後援:観光庁、在日米国大使館、日本経済団体連合会、在日米国商工会議所」にジャパン・フィルムコミッションとして協力し、賞の選出、表彰式に参加。

「ジャパン・フィルムコミッション賞」には「海辺の町・高浜の景色/高原彬実さん」の作品を選出。

選考に際して色々な作品を見たけど、「海辺の町・高浜の景色」は、平地での撮影のほか、水中撮影、ドローン撮影が行われたことで地域の魅力を多面的に紹介することに成功、さらに日中や夕日などの時間軸とも相まってロケーションの豊かな表情を感じることができた。が講評。

高原さんには「トロフィー、賞状、100米ドル相当の旅行券、ワーナーブラザーズスタジオツアー東京メイキング・オブ・ハリー・ポッターペアチケット、JFCからの記念品」が授与された。
ちなみに最優秀賞受賞者には3000米ドル相当の旅行券。

オフィシャルレポートとは違う視点で残したいのは、ロケ地とは【現実と想像とのハザマ(間)】。

訪れることもできれば、物語を追体験できる場所であり、第一回愛媛国際映画祭(2019)でもコンセプトに掲げたこと。一所懸命にプレゼンしたのを思い出す(涙)

ロケ地をどう扱うかで観光客も聖地巡礼もロケ地めぐりも盛り上がり、結果として地域経済の活性にもつながる。
なんだか、5年前に力説したことが認められたようで嬉しかった参加。どうだ!と言いたい。

一回限りのコンペティションだったけど、他国にあるMPAでも行えるとのことだったので、ロケ地がますます盛り上がることを願う!

2024年11月4日月曜日

今回の宿は。


爽やかな朝。でも、100mほど離れていても山手線や新幹線などが行き交う走行音が地上14階の部屋まで響く。

で、日中は涼しくも日差しは強く暑く汗ばむ。すると、出張中は着替え問題が発生するので、洗濯機付き部屋を探そうすると宿は「東急ステイ」一択になる。

今回も丸ごと洗濯→乾燥をお任せして一安心。
ちなみに洗剤もあるし、電子レンジも電気ポットもある。個人的に気にする「浴室と部屋との段差」もなく“つまづかず”、机も独立しいるので作業もしやすく一択!

ただ、今回泊まった東急ステイでは朝食が洋食のみで和食がなかった。
その分、洋食では食パン、クロワッサン、アップルパイなど種類が豊富なパンのほか、チーズ、パストラミなどあり、パンに挟んだり、サラダ、ヨーグルト、バナナ、コーヒーと普段とは違うオシャレな朝食で、それも良かったり。

それにしても、本当にホテルの宿泊代金は高くなった。1万円/泊を目安にしていたけど、難しくなった。季節的なこと、海外からの需要、物価高など色々な要素が絡んでの結果かな。
と思っていたら、国家公務員の宿泊費が来年4月から13100円から上限19000円に実費支給されるとのニュース。

ビジネス利用の場合、12時間滞在も多いからそのために12,000円以上出すと1時間1000円の利用料・・・と考えてしまうけど、だから洗濯機付き部屋とか無料マッサージチェア、コーヒーサービスとかが響いてしまう小市民。

東京はホテルが数えきれないほどあるから、一夜ずつ体験するのが面白い。

アイデアの勝利。


富士山のお土産といえば、富士山グラスが有名。富士山の形をしたガラスグラスや飲み物を入れると富士山形の凸が映えたり、アイデア満載。
先日、富士山の刺繍が入った今治タオルをアメリカの兄弟へ渡したところ。

富士山ではないけど、桜島(鹿児島)では常にモクモクと噴煙をあげている様子をティッシュペーパーに見立てたティッシュケースが「MOKMOK(モクモク)」という商品名で名物土産として売られていたのをメモしてた。アイデアの勝利。

そして、富士山の形をしたお菓子をいただく。
グラデーションと言うか色味がとても綺麗だったので、写真を撮ろうとしたら表面はザラザラと固い。一個一個の形は富士山の見立てているけど色味は一つ一つ違う。

で、食べてみると、外の固さが割れ、中からサイダーのような味がする柔らかい餡(グミではない)が甘かった!いわゆる砂糖菓子。一個で十分だったけど、これもアイデアの勝利。

すると(これ、富士山でなくともできるんじゃないの?)となる。
ここは一つ、石鎚山を模るなんてどうだろう?なんなら新緑は緑、夏は青、秋は紅葉をイメージすれば横展開が可能。

石鎚山は一つではなく石鎚山系だから山々が連なっているから、そういう場合は「羊羹」で連なりを表現している商品があったような・・・。

いづれにせよ、メモを取っていれば、何かの拍子にメモが繋がりアイデアが生まれるという話。

2024年11月1日金曜日

好調に見えても。


2023年のアニメ産業市場は、前年から4188億円増の3兆3465億円。
2022年は2兆9277億円で
史上最高値と発表していたが、アッサリ更新したという報告。

市場は国内49.5%、国外51.5%とのことで、国外からの収益が国内を逆転していて、国外のアニメ需要と人気に支えられているとのこと。
ちなみに国内の49.5%はMD(商品化)が20.9%、遊興(パチンコなど)10.1%などで構成されていて、国外から見ると遊興/パチンコ?ってナニ?と、日本特有の文化を不思議がってた。

そんな勢いを知ってか、政府は国内のコンテンツ市場全体を2022年の4.7兆円から2033年には20兆円産業にしたいとのことで、アニメ、ゲーム、漫画、映画、音楽で底上げをしたいとのこと。

この期待値を各分野で按分すると、アニメ産業単体では6.4兆円となり、毎年5000億円を“上積み”させないといけないとのことで「無謀ですよ。」とのこと。
ちなみに邦画の劇場公開作品は年間1400億円程度・・・。

と、勢いがあるアニメ産業だけど、内情は厳しく「作品は評価されても労働環境は不評」は不都合な真実。市場は増える=収入も増えるが健全と思うけど、その通りにはいかないようで、作り手は増えていないようで人手不足で「新作を出すのが本当に厳しい」とも。

そこでAIの話がブッ込まれるも日本では「AIを活用したアニメ制作は全くできていない。」という経営者。
「自社IPを活用して本格導入に向けて試験中。」「AI制作を重要視しているが、研究中で部分的な活用ではできているが本格的は未だ。」という程度。
アニメ産業でもAIは救世主なのか?それとも・・・という話。

ボトルから魔法使いは出てしまった。


AIは、脚本のブラッシュアップ、最適なキャスティング、ロケハンのイメージ、ポスプロの補助、サウンドの創作、マーケティングPRのアイデア,オススメ作品の提案など、制作から視聴のあらゆる場面で役立つであろうと博士。

その一方で急速すぎる普及にポリシー、ルールなどが追いついておらず、野放し状態になっているとも。

「ボトルから魔法使いは出てしまった。」という表現を使った質問者がいたけど、映画の話題だったから妙を得たり!と一人ウンウンと。
願いを叶える手段を手に入れたけど、どう使うかによって善にも悪にもなるという旨。

悪の象徴の一つはディープフェイスに代表される悪意ある嘘を信じ込ませようとAIを使うこと。

なんで、そんなコトをするのか?が分からないけど、存在する以上、防衛策は取らなければならず、無関心や無知だと騙される可能性が大とも。

でも、それだけ善も悪もあれば“市場”がある証拠でもあり、経済産業省は日本発のコンテンツを2030年までに2000億ドルを海外で売り上げたいと言うし、AIを使えば海外ロケに行かなくても作品は作れる、その結果90%も制作費を抑えることができると息巻くプロデューサーがいたり(そのPが制作したデモ映像を拝見したけど、実景はOKでもAI人物が入ると途端にチープさを感じたのは内緒、まだまだ発展途上)

アメリカで起こる映画作品訴訟の30%は著作権関連とのことで、AIがさらに普及すると減るどころか増えるかもしれない・・と予測される中で「日本はコンテンツをグローバル化して2000億ドルと言っていたが、政府はコンテンツ制作支援を全くしてないよね?」と、周りの空気にを読まず、直球質問をした外国人の質問に「検討します。」としか返答できなかった日本の立場がクライマックス。