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2025年4月19日土曜日

こんな“後味が悪すぎる作品”は初めて。


「ザ・ノンフィクション」でパンづくり修行に上京したものの、絵に描いたようなダメッぷりの男性主人公は21歳の愛媛県松山市出身。

もう一人の21歳の女性主人公は、“出来すぎ”なほどで、二人のコントラストが激しすぎて番組的には面白いんだけど、彼の親はどんな気分で番組を見るのだろうと余計な心配をしてしまうほど、ダメだった。
印象的だったのは番組ナレーションも彼の良い所を一生懸命に探してフォローした演出。

結局、1年で辞めて故郷(松山)に帰ることになった。だけど唯一の救いは21歳と若いこと。
早く失敗して早く出直せれば経験値として学びになるから、頑張ってねと。

そんな番組を見終わったあとに、気分転換に「母さんに騙されて」というNETFLIXのドキュメンタリーを見たら、「ザ・ノンフィクション」なんて比にならないほど、救いようがなく、終始信じられず、最後も後味が悪いまま終わる・・・という、かつてない問題作。

一つ明確だったのは「世の中には本当に邪悪な人間が少数だけど必ずいる。」ということ。
更に最悪なのは、邪悪な人間は他人を貶めようが傷つけようが全く気にしない。

だから被害にあった主人公を貶めた犯人は「サイコパス、ソシオパス」なんだけど、それが他人ではなく、40年以上も行方不明だった現在80歳以上で余命半年と言うの実の母親から突然連絡があり、主人公を精神的にズタボロに貶めるのだから、こんな理不尽、同じく多額の金銭被害を被った友人たちも怒りのぶつけ所が分からず、(これホントなの?フィクション?)と疑ったほど。

最後も突然連絡が途絶えた母親。
だけど、ある日息子に電話をかけて「あの時はごめんなさい。仕方なかったの」と何事もなかった喋り口に、ゾッ!として、後味悪く終わり「ザ・ノンフィクション」の彼のことなんて、小さい!と思ってしまった件。

色々な宣伝手段。


「泉谷さん。来てくださり、提案してくださるのは嬉しいが、お金も一緒に持ってきてくれないと。」
とアドバイスをいただいたのは20年以上前。

当時は「えひめフィルム・コミッション」が設置された日も浅く、取り組みは(前例も教科書もなかったので)手探り状態。
その中で自分なりに考えた誘致策の一つに「直接営業」があり、東宝や松竹、アルタミラピクチャーズなどの映画制作会社へアポイントを取っては赴き、「愛媛県で撮影をお願いします!」と、プロデューサーたちにお願いした日々。

その中で東北新社へも赴き、誰に会ったか覚えてないけど愛媛県のパンフレットや映画化の素材アイデアなどを持ち込んだから、冒頭のアドバイスをいただく。

言われてみればその通りで、フィルム・コミッションは制作に対して費用を拠出しない(=0円)なのに、「来県して映画を作ってほしい!=数千万円の直接経費を愛媛で消費してほしい」となるわけだから、調子がいい&虫が良すぎる・・・と思われてもしょうがないと。

そんな思い出のあった東北新社に20年以上ぶりに訪れる。
そして「どうぞ」と出されたペットボトルが「宇宙戦艦ヤマト」デザインだった件。
「えっ!?どうしてヤマトなんですか?」
「知らなかったです。そう言えば、Amazon Primeでヤマト作品がズラッ〜と並んで不思議だなぁと思っていました。」
と、言うことで新作が公開されるのね。

宣伝って色々な手段があるな・・・という話。
テレビがないから届かないし、ネット広告でも見た記憶はないけど、こうしてブツを目の前にするとストレートに興味が沸いた件。

2025年4月18日金曜日

カラーバス現象に陥る。


愛媛県東京事務所での打合せが終わり、次の打合せは2時間後。さて、どうする?選択肢は3つ。

(1)昼食を食べて辺りをブラブラして、次の目的地へ。
(2)カフェなどに入り昼食をとりながらPC作業をする。
(3)少し移動して美術館(=21_21デザインサイト)に行く、でも昼食は食べれない。

うーん、やっぱり(3)でしょ!
で、赤坂見附駅から乃木坂駅へ移動して、歩いて数分で21_21デザインサイトに到着。
メイン展示は「ラーメンどんぶり展〜器から始まるラーメン×デザイン考〜」という不思議な企画展で情報を持ち合わせないまま入館!と、言うのも制限時間は1時間1本勝負の鑑賞!

入館早々に気づいたのは外国人の多さ!
平日の昼間、ミッドタウン、六本木に近い立地などの条件が重なったからかもしれないけど、「Oh!ラーメン!」とマンガに登場していたラーメンシーン(美味しんぼ、ドラえもん、きのう何食べた?など)に感激してた。

展示内容は「ラーメン」という具体を細分化して、しつこく&細かく説明しながら、メインは「器(それも美濃焼中心)」で、著名人や伝統工芸士などがデザインした世界に一つの器(丼)を展示してた。

で、案の定、色々と妄想してしまい、腹が減りラーメンが食べたくなる。
(鑑賞を切り上げて、次の目的地へ行く途中にラーメン屋へ立ち寄るか?いや、1600円も払ったのに切り上げてはもったいない!など)の葛藤に心を揺らされながら、結局最後までしっかり1時間の鑑賞終了。

次の目的地まで徒歩20分、こういう時に限って道中で無意識なのにラーメン屋に気づいてしまう「カラーバス現象(特定の事柄を意識するとと無意識でも関連情報に気が入ってしまう現象)」に陥ってしまった件。

ちなみに東京は日本一、ラーメン屋が多いとのこと。

県内外、組織内外で営業活動。


令和7年度に入り、人事異動で刷新された愛媛県東京事務所へ意見交換に出かける。
前回、事務所を訪れたのはコロナ前だったので数年ぶり。

昨年度まで、東京事務所長らにはお世話になり「ジャパンFCのロケ地フェア」に参戦していだいたり、「笑うマトリョーシカ」の東京での撮影現場へお連れしたり、「劇場版トリリオンゲーム」のプロモーションに協力していただいたり。

愛媛県東京事務所にフィルム・コミッション機能はないけど、映画制作会社の90%は東京圏にあると言われているので、問い合わせや相談などが来るかもしれない。
そんな時に撮影について詳細を答えられなくても「えひめフィルム・コミッション」へ繋いでいただけるよう顔の見える関係の構築。

フィルム・コミッションについて初めて聞く担当者たちへ(特にFC担当者でもない)、「劇場版トリリオンゲーム」「離婚しようよ」「笑うマトリョーシカ」「がんばっていきまっしょい(アニメ版)」「バスカヴィル家の犬」など最近の作品を例に紹介すると、映画&映像作品が観光誘客・産業振興におよぼす影響を分かっていただき「面白いですね!ぜひ、積極的に行きましょう!」と共感いただく。

たちまち、今後について紹介すると、一人の担当者が「〇〇〇ですね!」「〇〇〇はいいですよね!」「分かります!」と相槌を打ってくださり「もしかして、〇〇〇好きですか?」と尋ねると、照れながら「えぇ、好きです。」となり、隣の上長は「〇〇〇に詳しい人がいるとは心強い!」と、FCの応援団を見つけた!

撮影の誘致・支援で評価された時代は終わり、インセンティブ制度による誘致加速、撮影後の作品プロモーション、そして地域への誘客促進・・・と、多面的に期待を寄せられるFCだから協力者も多面的に得ないとならず今日も営業活動。

2025年4月17日木曜日

あの駅に願いをこめて。


松山のアパートを出発して東京宅まで200分超だったのは、まずは飛行機の出発遅延(前便到着遅れ)&羽田空港混雑で上空待機もあり100分超えのフライト。

その遅延の影響でモノレールかな?京急かな?と悩むも到着時間が京急の方が早いと路線アプリの助言で京急に乗ったら、走行途中に「緊急停止します!」のアナウンス。
急行だったから手すりに捕まらないと姿勢を崩す勢いで停止。

「前方の踏切で緊急停止信号が確認されたので、安全確認をとります。」に車内はざわつく。
外国人も多く乗っていたので、「What's Going on?」と不安そうな顔。
こういう時って日本語でしかアナウンスされないと知る。
2-3分後「発車する見込みです。」に安堵。大きな荷物を持っていた外国人たちは唖然な表情。

3本目の電車へ乗り継ぐために連絡通路を歩いていたら、本屋さんがあり、眺めながら歩いていたら「あの駅に願いをこめて_南大沢編」が置いてあったので(あっ!)となり立ち止まる。

以前から気になっていた京王電鉄が仕掛けた「小説×街歩き」の読み切り小説。累計8万部。
第一話が「吉祥寺」で、(やられた感=伊予鉄道、JR四国でもできるはず・・・)唸った企画。

その第二話が「南大沢」で、実は最寄駅は南大沢駅。
気になっていた理由は(そのうち、映像化されるだろう)と思っているから。
連ドラ「Silent」で話題になったのは小田急電鉄の世田谷代田駅。

その二番煎じだけど、京王線ユーザーとしては物語が身近に感じて映像が目に浮かぶ。
そして、これが松山市駅、下灘駅だったら・・・と思うと、面白くなるにきまってる!

36ページなので早速読み始めたら、あっという間に南大沢駅に着いていた!慌てて下車してセーフだったものの、良い子は真似してはいけません。でした。反省。
でも、いい内容だった。非売品。

5月21日(水)18:30から【初夏に本とスパークリングワインの夕べ】


「この授業は、ぜひ年2回してほしい!」と、IYO夢みらい館からのリクエストで去年から年2回(初夏と晩秋)実施となった「本とスパークリングワインの夕べ」授業。

IYO夢みらい館での授業は今回で4回目。
小説のほか、写真集、画集、絵本、エッセイ、ノンフィクションなど、十人十色の推し本を紹介してきて、これまでに紹介された本を数えたら30冊になってました。
このまま続けられたら、祝!100冊記念もできるかも(何をするのか全く不明だけど)。

やはり、自分が知る、好みの作家、ジャンルには偏りがあり、手が伸びない。
でも、この授業なら「聞きかじる」ことができるし、かつ紹介する人にとっては「推し本」なので「作品への思い」も感じる。
ほろ酔い気分もあるから楽しい(私は全く酒類を飲まない。
お茶、コーヒー持参もOK)

5月21日(水)18:30からIYO夢みらい館、一階、IYOラウンジにて。
持ち物は「参加費(1,000円)」「推し本(2冊)」「飲み物(スパークリングワインを飲まない方)」*当日は冷えたスパークリングワインを用意しています。

<これまでに紹介した本たち>
あなたのための短歌集
/木下龍也
イスラム飲酒紀行
/高野秀行
壁の本
/杉浦貴美子
奇想の系譜
/辻惟雄
沙門空海唐の国にて鬼と宴す
/夢枕漠
センセイの鞄
/川上弘美
破門
/黒川博行
復活の日
/小松左京
輪違屋糸里
/浅田次郎
インザプール
/
奥田英
魂の駆動体/神林長平
夢眠書店の絵本棚/夢眠ねむ
ガラスの遊園地/影山民生
女たちよ!/伊丹十三
デレクジャーマンの庭/デレクジャーマン
よぞらをみあげて/ジョナサン・ビーン
日本現代版画『清宮質文』
スターウォーズビジョン
象虫/小檜山賢二
張り込み日記/渡部雄吉
あんなにそんなに/ヨシタケシンスケ
ライブラリアンのためのスタイリング超入門/広瀬容子
文学キョーダイ/奈倉有里・逢坂冬馬
マチネの終わりに/平野啓一郎
宇和島の鯛めしは生卵入りだった/太田和彦
ブレイブ・ストーリー/宮部みゆき
クローディアの秘密/E.L.カニグズバーグ
八月の母/早見和馬
女大関若緑/遠藤泰夫
くまもんの秘密/熊本県庁

2025年4月16日水曜日

楽しく学べる授業にします宣言!


松山東雲女子大学での「ボランティア論」授業はじまる。
授業のシラバスを見せながら全15回の授業内容を紹介、この授業はテストがない代わりに60時間以上の課外実習=ボランティアが課せられていて、テストがいいか?ボランティア実習がいいか?は学生次第(笑)

講師としてもテストよりも、実体験から得る&学ぶことが多いのがボランティアと思うので、ありがたい構成だけど、学生たちが体験するボランティアを用意しなければならず、これまで
「河内晩柑のPR応援ボランティア」
萬翠荘のPR応援ボランティア」
道後一会のPR応援ボランティア」と続けてきて、今年度は「程野商店×FM愛媛がコラボで仕掛けるスイーツアイデアの検討」となる。

現在は“そのような”スイーツは存在しない。
「女子大学生に刺さるコラボツイーツアイデアを考えよう!」とワッショイすると、「本日の学び&気づき」という授業の最後に学生に振り返りをしてもらうコメント記入欄に「先生が楽しそうな授業なので、私も楽しみたいです。」などのコメントをいただく(笑)。

もちろん、座学ではボランティアの本質などを学ぶけど、そもそもボランティアを(興味があっても)したことがない、よく分からない・・・学生もいるから、先ずは体験。
頭だけで考える、理解するにはもったいないので、実体験を活かして考える授業にしよう!と。

ちなみに、他に学生たちは「愛媛県の魅力発見にロケハン体験ボランティア」「子どもたちの見守りボランティア」も体験する。

そんな女子学生たち、そもそも、なんでボランティアに興味あるのか?
それは「社会や誰かの役に立ちたいから」が75%「自己肯定感、達成感の実感」が66.7%という期待値。
「楽しく学べる授業にします!」と約束して第一回目の授業終了。

2025年度FM愛媛「エールラボえひめ」収録開始。

超絶編集をするツシマD

南海放送ラジオでの「週刊ココ大ラジオ(放送は毎週日曜日17:40から)」の収録が終われば、今度はFM愛媛まで移動して「エールラボえひめ(放送は毎月最終土曜日16:55から)」の収録。

令和7年度になり「エールラボえひめ」は継続しているものの、担当課が愛媛県デジタルシフト推進課から、愛媛県総合政策課官民共創推進室に代わる。
なので、パーソナリティも上神さんから高田さんに代わり、その第一回目。
「まさか、公務員になってラジオ番組で喋るとは思ってもみなかったです。」と高田さん。人生は何が起きるか分からない!

昨年度は11回、エールラボえひめで立ち上がったプロジェクトなどを紹介してきた。
新年度体制も変わった第一回目ということで事業概要の紹介。
これまで以上にDXを含む「共創」で愛媛県をより良くしていこう!という紹介になる。

その結果、激アツ原稿になり、30秒オーバー(笑)
あーだこーだ話し合って原稿の一部を削除したり変更したりして、一部を再度収録。

そんな音声データを瞬時に切り貼りして“誰も何も気づかない超絶編集”で見事にコンテンツ化してくれるツシマディレクター。
ホント、その場で指摘&指示をしてくれて収録、ササッ!とデータを編集して「ハイ!OKですー!」と
完パケを知らせてくれるのだからスゴい!

11時過ぎにスタジオに入り、収録&編集を終えてスタジオを出たのが11時30分すぎ。
新年度初回だったから少し手間取ったけど、これまでの最短は20分。
時間を競ってはないけど、これはチームワークの賜物でいい雰囲気だから。

今年度は残り11回の収録。
毎月最終土曜日16:55から放送をお楽しみに!

2025年4月15日火曜日

スタジオでの珍現象。


朝散歩から南海放送スタジオへ直接入る。6:15頃、スタジオに入ると朝陽が昇ってきてスタジオに差していい気分!で、そのまま準備を整えて、ディレクター津田さんのGOサインで収録開始。

いつものように喋っていたら目の前の天井がユラユラと揺れているのが目に入る。
喋りながら意識は(ナニ?アレ?)と分からなかったけれど(おぉ!太陽の日差しが堀端の水面に反射して、スタジオに入った角度が天井だったのか!)と、「水面反射、水影」という現象と分かったものの喋っていたので、その様子が写真に撮れず、収録続行。

スタジオ天井にユラユラと動く水影を見ながらの収録に(10年以上も南海放送ラジオに通っているけど)初めて気がついた。たぶん、季節や時間で太陽が昇る角度は違うので、この時期だけの現象かもしれない。

この日に風録したのは「今年度もエールラボえひめの事務局はFM愛媛に決まり、私もディレクターとして参画がきまった。そしてFM愛媛でのラジオ番組「エールラボえひめ」は毎週最終ぢ曜日の16:55からに引越しした。」

「6市町(松山市、伊予市、東温市、久万高原町、砥部町、松前町)の特産品で作ったピクルスの第二弾(第一弾は野菜)「6つのまちのくだもの自慢ピクルス」が4月16日から発売開始!」

「撮影支援した「劇場版トリリオンゲーム」の興行収入が20億円を超えて、「真夏の方程式(33.1億円)」以来の10億円超作品となった。ちなみに愛媛県で撮影された映画の最高興行成績は「世界の中心で、愛をさけぶ」の85億円。」など

こうしてアウトプットすると、整理しながら喋ることになる=振り返りになるので、ホント、あれゆる方面でお世話になっいて、面白がってくれて大感謝。

協働と共創について言語化してみた。


「協働」という言葉を聞き始めたのは10年前?もっと前?
それまで上下関係、主従関係と「縦型、垂直型」だった仕事などの取り組みが、互いに目的を共有し、役割と責任をもって資源(ヒトモノカネなど)を持ち寄り、対等にパートナーして取り組もうと「横型、水平型」へとシフトしたイメージ。

その結果として創出されたのは、一緒に築き上げた達成感や単独では成し得なかったコトなど。
ただ、あえて言うと「協働」はプロセスや状態のことで目的ではなく、目的への手段だった。
その重要さは、愛媛県庁に「男女参画・県民協働課」があった過去。

そこに新たな概念として「官民共創」が愛媛県に注入される。
「共創と協働は何が違うのか?」
協働とは多様な立場が協力しあい、「取り組む状態/姿勢」を表すのに対して、「共創」は多様な立場が協力しあい
新たな価値を創造する(≒実利)」という結果に重きが置かれている点。

協働を深化/進化させると共創という感じか。
でも、そもそも論として、なんで今でも“それなり”に取り組んでいるのに、あえて官民共創を挙げるのか?

たぶん(きっと必ず)、愛媛は確実に人口がさらに減少し、産業や経済、文化、観光、教育などあらゆる分野で行き詰まることが予測される中で、官も産も学も民も単独では成果や効果に限りがあると分かり、共創(≒実利)を目的に利害関係を超えて新しい価値を創出しないとジリ貧なんだろうなと推察、いやホント。

そこでのポイントは「自分ごと化」「自分たちごと化」という当事者意識だけど、最大の難敵である「人々の無意識/無関心」をどうやっつけるか?
「一緒に考えましょう!」と言われた宿題は手探りの最中!

2025年4月14日月曜日

12年ぶり。


撮影支援をした「劇場版トリリオンゲーム」の興行収入が、2月14日の公開から20億円に達する見込み。この調子が続けば最終興行収入は25億円辺りと予測される。

えひめフィルム・コミッションにとっては「真夏の方程式(2013)」以来、12年ぶりのヒット映画(=ヒットとは、日本映画製作者連盟の映画産業統計に残る劇場公開されて10億円以上の興行収入を記録した作品)。
ちなみに
「真夏の方程式」は33.1億円の大ヒット!高浜駅、高浜港周辺で撮影した。伊予鉄道さんにとても協力していただいた思い出。

12年間の間にもバスカヴィル家の犬、離婚しようよ、笑うマトリョーシカ、がんばっていきまっしょい(アニメ版)などの作品があったけれど、10億円未満だったり、テレビ作品、配信作品だったり・・・と、“モノサシ”に合わなかった作品が多かった。

そんなヒット作品は1年間に劇場公開される全作品のわずか5%しかなく、かつヒットするかは誰にも分からず(最近では誰も知らなかった「侍タイムスリッパー」のヒットが記憶に新しい)、“運”も多分にあると思ってる。

でも、運に任せて恵まれるなんて気の遠い話。
ましてや残り95%の作品を支援しているフィルム・コミッションの方が多く、また、それらの作品のPR予算は限られている。

常々「作戦が必要!」と言っているのは、5%の作品はテレビやネット、誌面などで大々的に宣伝できるのに対して、PR予算が限られる作品には「金がないなら知恵を絞れ!」という感じ。

ロケ地マップ、ロケ地ツアー、先行試写会、イベントはテッパンになってきたけど、他にもFCが関係者にインタビューしたり、広報誌に掲載したり、地元雑誌に取材してもらったり、ロケ弁を紹介したり(笑)・・・色々なアイデアをプロデューサーに尋ねたらいい。

そのうち1つ
だけでもできたら、そこかで2つめを“こじ開ける”こともできるかも!?
がんばれフィルム・コミッション!

自分のご機嫌を取れるのは自分。


「何にもなかった日なんてあるわけがない。」と思っていて、大抵、そういう人は「イベント(≒特別なこと)」が無かった・・・と言う。

毎日がイベントのような特別な日が続く人っているかな?仮にいても、そのうち疲れてしまうと思う。
いわゆる「幸せホルモン(ドーパミン、セロトニンなど)」の効果も薄れてしまうかも。

何もないと感じた時こそ、問いを立てたり、内省する絶好の機会。
特別なコトよりも、ごくフツーな誰でも得られる些細な日常に目を向けると(おぉ!身近でも幸せを感じられることが多い!)と気づくはず。

聖人君子ではないし、ニヒリズム(虚無主義)のペシミスト(悲観論者)と思ってるから、面倒なこと、嫌なこと、呆れたことも思い出す。ごくフツーなこと。
そんなコトは消えないけど、小さくできるのは、多くの小さな幸せの感じ方を知ってるから。
人よりも多少は多くの経験をしてきて得た知恵みたいなもの。

解像度をあげて周りをみてごらん。と、伝えたい。
「桜が舞い散るのを見ました。椿の花がキレイでした。掃除をしたら気分が晴れました。快眠でした。快便でした。自分にご褒美しました。信号を待たずに行けました。夕陽がキレイでした。会計がゾロ目でした。時計を見たら5:55でした。」などなど、自分を楽しませる些細なできごとは、そこら中にある!

そんなコトを上手に見つけられるのは大人よりも子ども達かもしれない。
先日、春編が終わったココ大付属学園で「インチキ、四葉のクローバーあげる。」と持ってきてくれた。

自分のご機嫌を取れるのは自分しかいないのだから、他人に委ねるのはもったいないよ!

2025年4月13日日曜日

4月の私は人気者!

何のイベントだったのだろう?

追われていた報告書が完成して提出準備に郵便局へ。
ついでに100円分の定額小為替も必要だったので、その旨を伝えると「そっ、そうですか?」と声が詰まったので(何かな?)と思ったら、100円分の定額小為替の発行に200円が必要だった件。

「何だか・・・ですね。」と私。「えっ、まぁ・・・」と、どう対応したらいいか分からなかった郵便局員さん。
郵便代金も値上がりして、(年賀)ハガキを送る人も減って郵便局の存在、役割はどうなるんだろう・・・と後にする。

翌朝7時30分過ぎ、いつもより遅めの朝散歩。
報告書を郵便ポストへ投函しがてら城山公園内を歩いていると、広島、香川、高知、徳島などの県外ナンバー車が停車していて、近づいたら写真のようなだった。
準備中だったので、何のイベントが分からなかったけど、洋服が多かったから中古服販売などのイベントだったのかな?

こういうイベント、とてもいいと思う。準備中から活気を感じた。
出店者も来場者も県内外から来るし、城山公園は雰囲気が良いから買わなくてもブラブラ、休憩するだけでもいいと思う。

そんな光景を横目に郵便ポストへ向かう。
投函後は8時に開店したばかりのスーパーで朝食を買ってアパートに戻り、今度はメール送信で済ます報告書の準備。

そして明日は対面で提出する報告書があるから整える。
で、ココで終わり・・・とならず。次は総会準備!
「忙しい!」とは言わず、(4月の私は人気者!)と思うようにしてる(爆)

どうでもいい話。


「カツカレーのカツは先に食べますか?それとも後に残して食べますか?」
「先にカレーと一緒に食べるかな。」
「なんでですか?」
「だって、カツはアツアツだし、後で・・・と思ってる間に“何か”が起こって食べれないかもしれないでしょ?」
「“何か?”ってナニですか?」
「例えば、カツを残してる間に地震が起こるかもしれないし、こぼすかもしれない。」
「〇〇〇さんは後で食べるタイプ?」
「食べるモノで変わます。」
「なんだよ!それ。それだったら私もそうだよ。ご飯とカレーとカツを一緒に食べるよ!」
「デザートを先に食べる人なんていないでしょ?」
「そういう話じゃないよ。デザートは食後だよ、普通。」
「じゃあ、仕事は?メールが届いたらいつ返信する人?」
「なるべく早く。泉谷さんは?」
「24時間以内。緊急だったら直ぐに返信。」
「緊急だったら電話じゃないんですか?」
「電話は本当に本当に緊急の時だけ。基本メール。じゃないと“言った言わない”で困るのが嫌だから。あと、電話って人の作業を中断させるから気を使うよね。この前、資料をダウンロードしたら、その会社から1日で10回以上の電話が鳴って、その後もメールがきたから「電話は不要です。」と返信しても電話がくるから電話主の名前を“取らなくていい電話”にしちゃった。」
「やりますね。」
「仕事も同じ、面倒な作業ほど先に着手した方が面倒な気持ちが軽減されるから良いと思うけどね。どうせ、しないといけないんだから。」
「ですね。でも、そう簡単には取りかかれない、終わらない面倒な作業もあるじゃないですか?」
「そんな時は“午前中ははココまで!午後はココまで!”と区切りをつければいいよ。自分のご機嫌を取りながら進めればいいと思う。」
「ありがとうございます。」
「で、なんでこんな話になったんだっけ?」
雑談から仕事に話になった昼食待ちの時間。

2025年4月12日土曜日

地域おこし協力隊×フィルムコミッション


メモメモ。
総務省によると、
2024年度の地域おこし協力隊数が、前年度比710人増の7910人だったと発表。

受入れ自治体も12カ所増えて1176団体となり、こちらも最多数となった。

政府は26年度までに隊員数を1万人へ引き上げる目標を打ち出している。

隊員数は20~30代が60%以上を占め、40代が20%、50代が10%だった。男女比は男性60%、女性40%。協力隊が最も多い都道府県は北海道で1307人。

19~23年度に任期を終えた隊員8034人の定住状況を調査した結果、約70%の5539人が活動地域に住んでいたことも分かった。 

今では認知度も高まり、地域での職種も増えてきた。

そして4年前から「地域おこし協力隊とフィルム・コミッションは相性がいい」とも言ってきた。
すると現在(募集は4/22まで)、「栃木県佐野市でフィルムコミッション事業を担当する地域おこし協力隊を募集」してるではないか!


<業務内容>

(1)フィルム制作会社等との下見及び打ち合わせ、ロケ現場の立ち合い及び記録写真撮影

(2)ロケ素材の収集、登録及び更新に関する業務

(3)エキストラ募集の支援業務

(4)外部関係機関との連絡調整に関する業務

(5)フィルムコミッション専用ホームページの維持管理及び更新

(6)ロケ地マップなどの作成

(7)その他フィルムコミッション事業運営に関する業務

いやぁ、スゴい!
50代の地域おこし協力隊は10%とのことだけど、もしも、愛媛県でフィルム・コミッションに携われなくなったら、他地域でもできることを知った!

13年間ありがとう。


自分の学習能力の低さ、記憶力低下を嘆くしかない。
追われていた報告書作成も終盤、(よし!書類をスキャンしたら終わりだ!)と、ゴールが見えてスキャナーと書類をセット。
いざ!開始ボタンを押すと「ギュルルル〜!」と嫌な音が出て(紙詰まりか?)と思って駆動部分を開けたら、用紙送りのゴムローラーが溶けてた・・・。

Oh!No!去年も同じトラブルだったよ!すっかり忘れてた。
去年はダマしダマし使い、使い終わった後は修理もせず片付けて放置のままだった。
それも昨日と同じタイミングではないか!ホント、アホ。

そして、去年は1つのゴムローラーだけが溶けていたのに、今年は新たに2つがベトベト&ネチャネチャで溶けてた!残る1つも時間の問題でフニャ〜となってた(笑)

一年に一回しか出番がないから機械がスネたとしか思えず、でもどうしようもなく、準備したのにバラして廃棄処分に。13年間ありがとう!と役目を果たしたということで(今回は果たしてないけど・・・)。

でも、肝心の書類スキャンはできず、こうなったらスマホで撮影し、フォトショップで補正してPDFで保存となる。代替え法を知っていて良かった。

そして、一年に一回(一定期間)しか出番がないと言えば「自転車」も同じだった。
一年間、屋外で放置された自転車は汚れがヒドく、部屋にいれて洗い最低限のキレイになったけどタイヤは空気が抜けて運転できず。

自転車を押しながら自転車屋さんに行き、空気を入れていただき、1年ぶりに息を吹き返した自転車。
機械のメンテナンスは定期的に必要ということ。

話を戻して、もうスキャナーを買うこともないだろう。断捨離!

2025年4月11日金曜日

いよいよ発売「6つのまちのくだもの自慢ピクルス」。


松山市、伊予市、東温市、久万高原町、松前町、砥部町の特産品(松山市/伊台・五明こうげんぶどう、カラマンダリン、伊予市/キウイフルーツ、東温市/いちご、久万高原町/りんご、松前町/いちじく、砥部町/七折小梅)を活用した商品開発を行い、松山圏域の話題、活性化につなげようというプロジェクト。

2021年10月に水口酒造さんに協力していただき6市町の特産品を活用した「道後ジン 六媛」を、2024年10月にはグッドモーニングファームさんに協力していただき「6つのまちのやさい自慢ピクルス」を販売。
どちらも好評で「道後ジン 六媛」は初回予定を超える売れ行きを記録したり。

そして今回は「6つのまちのやさい自慢ピクルス」とは素材を変えて、「6つのまちのくだもの自慢ピクルス」が完成し、令和7年4月16日(水曜日)から販売開始!
限定300本とのことで、売れ行きによって追加製造が決まる!

開発の経緯はあんなこんなと色々しました。
これまでの計6年間、毎年担当者が変わる中で私だけは変わらず、よく頑張りました!と自分で自分を褒める(涙)。

やはり、地域の可能性を信じていたからで(必ず美味しいモノが開発できる!)と疑わなかったから。
この6年間で得た知識と経験は今後の商品開発にも活かされること間違いなし!

値段は2,484円/本と安くない。
毎日の食卓に並べることは難しいからこそ、特別感を出したく、お土産でも、特別な日でも、ハレの日でも、ご褒美でも、プチ贅沢として活用されたらと願い。
そして、買った人が新しい食べ方や楽しみ方を発信してくれたら・・・完璧!

奇遇と言わず、何を言おうか?


松山東雲女子大学での「NPO・ボランティア論」も4年目。
「応援ボランティア」というテーマを掲げて、ボランティアには色々な形や内容があることを体験しながら学ぶユニークな授業(にしてるつもり)。大学側もOK言ってるし!

15回の講座はざっくり4部構成になっていて、1つ目は「NPO・ボランティア概論」、2つ目は「ゲスト講師を招いての応援ボランティア体験」、3つ目は「ロケハンボランティア体験」、4つ目は「ココ大付属学園でのボランティア体験」。

アカデミックに学ぶことも必要だけど、先入観で固まっている「ボランティア像」をほぐすこと大事。
「ボランティアは発意による無償の行動」なので、直感なワクワク感が大切。
余計なコトを考える隙も時間も与えないワクワク感!

今回のゲスト講師は「程野商店さん」と「エフエム愛媛」さんという豪華さ!
2社でコラボ商品を検討したいとのことで、通常の商品開発の延長では面白さに欠けると思い、話を進めては戻り、違う切り口で進めては戻り、全然違う話もぶっ込みながら90分の打合せで「尖った構成&振り切った構成」になる予感が持てた。

ちなみにこれまで「河内晩柑(2022)」「萬翠荘(2023)「道後一会(2024)」を取り上げて、学生たちは「私たちは〇〇だったら食べる、行く、響く」と自らをペルソナ化してPRアイデアを考えた。

で、程野商店さんといえば「松山あげ」。
「私、いなりや成の近くに住んでます。この前行きました。」と何気なく伝えたら、ゲスト講師は程野商店の役員さん、いなりや成の社長さんだった件!
これを奇遇と言わず、何を言おうか?

学生達もゲスト講師も実り多い授業になりますように!

2025年4月10日木曜日

根気がない、自分らしくないと。


締切迫る資料作成に追われているのに、息抜きに見た「ザ・ノンフィクション」が面白くて前編をTVerで見てしまった。

以前はキッチンカーで夢を実現しようとする若者を取り上げていたけど現実は厳しく、夢との狭間で揺れ動く若者が印象的だった。

今回は「パン屋になる!」と夢を描き上京した若者二人の成長物語。
決してご都合主義のハッピーエンドにならないのがノンフィクションの良いところ。

今回の主人公である男性(20歳)は愛媛県出身で、グッ!と引き寄せられてしまう。
と言うのも絵に描いたようなダメっぷりで、遅刻常習だし、必要なことを覚えないし、確認しないし、言い訳多いし、設定?と思うほど(だからこそ、どう長するのか?を視聴者は期待する)。

そんな彼と真逆でコントラストをクッキリつけているのが、もう一人の主人公である女性(20歳)の努力姿。なんでも積極的に挑戦する姿は出来過ぎのよう。
最後はどうなるのだろう(後半はまだ)。

先日も河原デザイン・アート専門学校の学生と過ごしたけれど、20歳で社会に(半強制的に)出され、仕事して成果を求められたら戸惑うのも無理はないは分かるけど、それが理不尽が多い社会と学ばされ、我慢&辛抱を無理やり飲み込まされた我々とは違うんだろうな。

「カラフルな日常がグレーになり、白黒になり、やがて真黒になった。」って何かで絶望を表現してた記憶。

退職代行サービスの「モームリ」は、4月7日の退職相談依頼が244件(うち新卒39名)/日と発表。この調子だと4月は約3000件の退職相談数になると予測。退職を代行依頼って・・・。

方や「我慢&辛抱、根気が足りない」って言うし、方や「精神論ではない、自分らしくない!」など言うし、関わらない方がいいかもと思ったり。

愛媛ファン集合。


「私は宮城県出身愛媛県在住です。私は愛知県出身愛媛県在住です。私は香川県出身愛媛県在住です。私は熊本県在住です。私は東京都出身愛媛県在住です。私は愛媛県にUターンです。」

と、オンライン上で自己紹介が続いた「新生エールラボえひめ」チーム。
だからアクセスも愛媛県内外からあり、DX化の賜物ですね。となる。

すると、やはり「故郷」と言うのは、社会情勢や経済状況、価値観などによって昔(と言っても30年ほど前)と今では捉え方が大きく異なったと思った件。

生まれ育った土地/地域だからと言って、生まれた土地/地域が好きとは限らない。
もちろん、生まれた土地/地域が好きな人もたくさんいる。
でも、好きな土地/地域は一つしか選べないのだろうか?

話の整理の一つに「好き」を定義しないとならず、「旅(訪れて)で地域を好き」もあれば「暮らして好き」になったのもあるし、「予期せぬ意図せぬご縁で好きになる」もある。
そして、これらの関係性には「直接」と「間接」の2種類ある。

すると、人ぞれぞれだから色々な事情があるわけだから、「生まれ育った土地/地域だから・・・」は関係ないんじゃないの?が持論。
ただ、色々な事情で愛媛に関わるようになり、かつ仕事でも愛媛に直接かかわるようになったのだから「愛媛ファン」の方がいいんじゃないの?と。その方が楽しめるし。

「地域づくりは、わか者、よそ者、ばか者が興す」って今でも言うのかしら?
愛媛に移住したばかりの2001年頃、盛んに言われていたフレーズ。

愛媛ファンなエールラボえひめチーム。今年度も頑張ろうね!とキックオフ会議終了。