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2023年12月10日日曜日

健康肥満児。


コロナウイルスを理由に、3年間放置していた健康診断を受けにいく。
イコールこの3年間は単身生活でもあって貧弱な食生活・食習慣でビクビクしながら「はい、次は〇〇の部屋へどうぞ」と、検診を受けたのは事実。

最後に医者との面談。「何か運動をされていますか?」「散歩をしてます。」「どれくらいの頻度で?」「ほぼ毎日です。5000歩以上/日です。」「効果が出てるのかな?良くなってますね。」の一言。(えっ!?)と思ったら体重も腹囲も3年前と比べて改善していて「この調子で改善してください。」と笑顔で見送られる。でも身長は縮んでた(これは「姿勢が悪かったからでしょう」とのこと。)

後日結果が送付されて、身体計測はC。聴力と視力はA(これは眼鏡を変えたから)。血圧はD(先生からは「もっと体重落とせば下がりますね」という程度)。尿検査はA、脂質はC。代謝も血球も心電図もX線もA。精密検査は不要となる。
【健康肥満児】という結果(そんな言葉はないけど)になる。

散歩は心身への影響に良いとのことで、手元のアプリで80万歩へ近づいていた。それが体重の微減につながっていると思ったら俄然やる気が出てきた!
とは言いつつも確実に老い始めてる52歳。人生の黄昏期に入るのか?それともまだまだなのか?それとも単に身体的な話なのか?

2023年12月9日土曜日

不思議しかない!


兼六園前の横断歩道で待っていたら、隣の女性がこちらをマジマジと見るので(道を尋ねたいのかな?)と思ったら「泉谷さん???」と言われて、脳みそコンピューターが猛烈に動き「〇〇さん!?」となる。

「えっ!どうして?どうして?ココにいるの!」と、驚愕した女性は金沢市のフィルム・コミッション担当者で長年の仲。「こっちこそビックリですよ!ATDCに出席してたんです。」「あー!そういうことだったんですね!」となる。そして立ち話20分で「またね!」となる。

でも、金沢市に来たから、せっかくなので金沢FCに連絡しようと思ったのは確か。だけど急に連絡しても迷惑と思っていたら会えるのだから不思議しかない!

21世紀美術館では記念撮影を親子づれにお願いされたら、カップルからもお願いされる。美術館を出て青信号を待ってると、外国人が近づいてきて「兼六園の入り口はどこですか?」と尋ねられ、券売所の前を通っていたから「この道沿いにありますよ」と伝えて見送ったり。

ホテルに到着すると、開業40周年(昭和58年12月)と言うことで飴をもらう。
何の計画もなく動いた結果に起きた偶然の出来事ばかり。理屈では説明できないことも多く、これを不思議と言わずして何を言うと言う感じ。

紙とデジタルの相性。


ネットニュースでも「〇〇(作品名)のロケ地マップが完成!」など、ロケ地マップに関する話題が目につくのは本当に多いからか?それとも気のせいか?
先日の「全国ロケ地マップフェア」でも「離婚しようよ」のロケ地マップ3年前にも書いているけど、最近はYahooなどにも掲載されてる(それまでは業界系メディアが多かった気がした・・・。)

石川・金沢でもロケ地マップは存在していて、街歩きなどに一役立っているよう。
観光に費やせる日数は、自らの経験で1日or1日半程度と思っているから、金沢市内は魅力がコンパクトで歩きやすかった。

2023年1月に松山市中心部でフィルム・コミッションによるロケ地ツアーを開催したのを思い出す。
「K-20怪人二十面相・伝(佐藤嗣麻子監督)」「世界の中心で、愛をさけぶ(行定勲監督)」「陽光桜(高橋玄監督)」「坂の上の雲」「ディストラクションベイビーズ(真利子哲也監督)」
「バスカヴィル家の犬(西谷弘監督)」「離婚しようよ(金子文紀監督、福田亮介監督、坂上卓哉監督)」などを紹介して盛り上がったっけ。

そして今回、紙版のロケ地マップを持ち歩き、デジタル版との相性を再確認する。
それは紙版は「瞬時に開いて見れる」、そこへデジタル版で「方角や移動時間を確認する。」ということ。併用が効果的!

2023年12月8日金曜日

感じられる否か。


コンピューターとアートを融合させた先駆け人と言えば我々世代ではジョン・マエダが有名で、緻密な計算が織りなした作品に(絵の具や工具を持たなくてもいいんだ!)と思ったものの、自分のセンスの無さに諦めた思い出。
あれから30年余り、DXP(デジタルトランスフォーメーションプラネット)と題した企画展は、若かりし頃を思させてくれた意欲展示。

人の脳波を表現した作品、自動工程で永遠に出力される作品、投影した自分に着せ替えする作品、音に変化する作品、ARで仮想空間を生み出す作品、インスタレーションの世界を歩き回る作品、そして、体験したもののよく分からなかった作品・・・。

結論から言うと、それがアートか否かは自身で感じられるかどうか(≠理解ではない)で、DX自体はアートではないが答え。
でも、DXで目に見えないモノ(音や脳波、知覚など)が偶発的な計算で顕在化されると考えさせられるからアート。ただ、美術館で見てるからアートと思うだけで、商業施設で見たら、そうは思わないかもしれない。

DX自体はアートじゃないけど、仕掛け次第で鑑賞者を巻き込むことができる点がこれまでの現代美術とは異なる点の一つ。
と、なるとアートとかインタラクティブとかゲームとかの境界線は曖昧になり、大切なのは「感じられるかどうか?」となるから感性の具合になる。
エールラボえひめの新春号の話題に改めて書く!

心のビタミン。


やっぱり金沢21世紀美術館は面白い!一般的に美術館では「作品は静かに鑑賞するもの」だけど、現在の企画展「電気-音」では、ベル音が館内に激しく響くし、インスタレーションの効果音が鳴るわ、意味不明な音が流れるなど、館内は音で溢れていて、全ては作品の一環。
ちなみに音は発信だけでなく、鑑賞者の声や環境音なども収音されていて、それがまた作品化されてるのが妙!

スイミングプールは事前予約制の人数制限、5分程度の鑑賞というルールになっていたけど、相変わらずの人気。以前は2時間待ちもフツーだった。
入館時に当日の申し込みをしたら1時間後に入ることができて、下から上を眺める人、上から下を眺める他人とのコミュニケーションを楽しむ。
狭いし何かが飾ってあるわけでもないので「えっ!なにコレ、これだけ?」と驚く人がいるのもわかる。

企画展だけで1時間以上時が経つ。心のビタミンチャージは満タンに。アートは心を満たす。
企画展だからか、普段からそうなのか?若い人や親子連れが多かったのが印象的。そして外国人の方も多く、彼らに混じって出口へ向かおうと思ったら違う方向へ!
(あっ!DXP展(アートのデジタルトランスフォーメーション)の鑑賞が未だだった!)と気づいて隣会場へ!

2023年12月7日木曜日

ムー少年は・・・。


金沢駅から徒歩20分の所にある尾山神社は藩祖を祀った神社。主祭神は加賀藩の藩祖前田利家と妻の芳春院(まつ)。
神社門は洋風にステンドグラスがあしらわれていて、境内には前田利家像が鎮座していたから、てっきり「前田利家の霊廟(墓)」と勘違いしてた。
尾山神社は前田利家の死後、子の利長が祀ろうと試みるも紆余曲折あり、利家とまつが合祀されている神社。霊廟は別の所でした。

でも、霊廟(墓)に興味があるのはなんでだろう?と思い出したら、伊達家の霊廟にも訪れていた!京都市では墓ではないけど本能寺跡を訪れたり、千代田区大手町にある平将門の首塚にも行ってた。県内では宇和島市の伊達家のお墓にも行った記憶。
さすが「ムー少年」だったからか、未だに“そっち”に興味を引きずられてるのかもしれないけれど、古今東西、名所・名跡に墓所は多い。

ハリウッドには「ハリウッド・フォーエバー墓地」と言うのがあり、死んでもコンテンツとして人気が続く著名人たちの墓が有名(アメリカの登録歴史財産)。
訪れること自体は無料だけど花を買って献花するのがマナー。ガイドをつけるのは有料。

愛媛県で墓めぐりツアーがあったら行く。国内外から訪れる方にとって優良コンテンツになること間違いナシ!と思うのは私だけかな?それとも、既にあるのかな?

迷ってみる。


2回目の金沢市。と、言っても前回(3年前)は用務+21世紀美術館だけで街を知らない。
今回は「バス1日乗車券(800円/大人1名)」を購入してめぐる。
約15分間隔で「右回り・左回り」の2種類が運行していて、チケットを買った目の前に来たのは右回り周遊バス。

こういう時、私はまず一度周遊するのが流儀で見知らぬ街をバスは進む。さすが100万石の城下町、東茶屋町、兼六園、金沢城、21世紀美術館、香林坊など聞いたことがあるバス停ばかりで40分ほどで一周が終わる。あっ!と言う間。

なので、乗車した金沢駅でも降りず、そのまま乗車(金沢駅が主となる発着場所だけど、乗車し続けてもOKとアナウンスがある)して、東茶屋で降りて歩く。
地理的には松山市と似ていて街の中心に城と公園があり、美術館や博物館があり、平日でも訪れている人が多かった。

人が多かったのでメインストリートから外れて路地・細道に入って迷ってみる。すると、写真のような軒下に柑橘が無造作に販売されていたり、橋の上で休憩しているおじいちゃんに会ったり、途端に生活感が感じて、いいねー!となる。こういう予期せぬ発見があるのが散策の醍醐味。
なんでもかんでも最適解を最短にかつ効率的に求められるけど、止まったり迷ってみることも大事。

2023年12月6日水曜日

悩ましい。


驚いたのは(自社の優位性を見せる切り口は理解している上で)U-NEXTって網羅している作品ジャンルのカバー率で、アマゾン、ネットフリックス、ディズニーなど他の配信会社を圧倒してるのね。
ユーザーとの接触率も1位なんだ。プレゼンは「見せるデータを良く魅せるようにする」とはいえ、U-NEXTは頑張っているのは事実。不勉強でした。そして月額利用料も安いとのこと。

で、その先は「自社コンテンツの制作」は自然の流れで、配信会社なら当然。
と、言うことは今回のカンファレンスでは全く入っていない「撮影」について「増える」ことが予測さて、スタジオ撮影もあるにせよ、ロケ撮影も増えるとなるとフィルム・コミッションへの相談増は確実。
劇場映画が600本/年以上公開される中で、配信作品も増え続けるとなると・・・どうなってしまうのか?

そもそも、撮影現場に制作部や演出部、撮影部などの人がいない現状(慢性的)。それに各FCの担当者も専属は一人未満が多く兼任がほとんど。
今や撮影にフィルム・コミッションは欠かせないから、どうするんだろう?と、ホテルに教えてもらった公共の足湯で30分間浸りながら一人振り返り。
テーブルがあったら仕事もできるのに!

またぐ世界。


韓国が1997年の通貨危機の打開に外貨獲得策の一つとして映画産業に力を入れたのは有名(釜山フィルム・コミッションなどが設立され、シュリ、JSAなどが制作される。)で、内需だけではエンタメは育たない。
そのためには「エンタメコンテンツのクロスボーダー化」は必須で、大前提として面白いのは当然なので世界を相手に切磋琢磨して今がある。と言う説明は、これまで点だった事柄がピピッ!と繋がって納得感が高かった。

中国は世界を相手というより、自国が大きく56の民族で構成されているので、全ての民族が満足いく作品を届けるのは至難の業。いつも頭がいたい。
とは言えヒット作の多くは「素朴な生活(リアリティ)」がキーワードで、特に「家族への感情」は、どの民族にとっても普遍的な話題なので共感しやすい。
良い作品は必ずリアリスティックに描いており、研ぎ澄ませば、おのずと世界にも通じると思う。

最近の作品を見ると「同じような作品」が増えているような気がしてならず、物語は面白いけど(これでいいのか?)と思うほど、“ウケるフォーマット化”が世界を覆い、このアジアでも同一化・同質化を危惧している。
決して自国ファースト主義ではないが、もっと各国で培われた歴史や文化という独自性・オリジナリティを大切した上でのアクションや恋愛などがの作品が生まれたらいい。と「グレースの履歴」の源監督はクリエイターの視点から登壇。

2023年12月5日火曜日

優先順位は。


どうりで知らなかったはず。14回目までは韓国で開催されていた「アジア・ドラマ・カンファレンス(ATDC)」。その後、15回目から日本での開催となり、コロナ禍を経て16回目。
七尾市に集まったのは9つの国と地域(
韓国、中国、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシアなど)から200名以上。
内容は
これからのコンテンツ制作についてのナレッジ共有。

フィルム・コミッションは映画だけでなく、ドラマの撮影も支援しているから、端でも当事者だけど、これまで数々のカンファレンスで出てきたので気づいてしまった!
脚本家も多かったせいか「脚本(原作)が大切」と言っていたし、プロデューサーは「インセンティブが大切」と言っていたし、監督(演出)は「オリジナリティが大切」と言うし、テクニカル系は「技術が大切」と言う。
ちなみに、フィルム・コミッションは「ロケ地が大切」と言う。

全部正解なのは、それぞれが当事者の視点から言ってるから。だけど、これらの歯車がカチッ!とハマって美しく動くことは珍しい。
それぞれに優先順位があり、互いに譲れないけど「面白さ」というユーザー視点は全てにおいて上位に来ると分かる。
ビジネスだから当然と言えばその通りなんだけど、ハッ!とした件。

できることコツコツと。


「えひめレゴ部」で一緒に活動した森さんのご遺族から預かった「松山城」「宇宙船えひめ号」に私の「100kgのレゴ」を加えて「レゴまつり」をIYO夢みらい館で3日間実施。
まず、「松山城」「宇宙船えひめ号」の迫力に驚く来館者。「これは売ってる(≒商品化されている)レゴじゃないですよね?」「オリジナル作品に、既存の商品を組み合わせています。」「スゴいね・・・。」とポッカーンと眺める子供に保護者が声をかける。

次に、圧倒的な量のレゴに驚く。8つのコンテナに分けたから、求めるパーツを探すのは宝探しのようでゴソゴソしては「見つけたー!」「見つからない・・・」など悲喜交々。
欲しいパーツが既に遊ばれていたら声がけしたり、交換したり、子ども達ならではの“駆け引き”もあったりして、こうしてコミュニケーション術を学ぶんだと思ったり。
そして、いつの間にか保護者の方が熱が入っていたり(笑)

ホント、レゴは面白い。「レゴを使ったプログラミング教室をしたらいいのに・・・。」と言われるけど、ニーズはあるのかな?
「松山城」「宇宙船えひめ号」は引き続き展示。「100kgのレゴ」は12/16-12/17に東京都八王子市のコニカミノルタサイエンスドームで行われる創価大学生が企画運営のイベントへ出発!

この企画はリーダーシップとプロジェクトマネジメントを組み合わせた授業の集大成というのかだから、これも面白い!

2023年12月4日月曜日

向かうだけでRPG。


小松空港への飛行は悪天候の中で、窓の外を見ていたら、一瞬ピカッ!と鋭い閃光がしてオッ!となったものの、一度だけ。その後着陸。
しかし、空港に着いたら、乗ってきたJAL185便の折り返しと思われるJAL186便は「要機体整備」となり1時間以上遅れて離陸とのこと。閃光は雷で185便に落ちたんじゃないの?と詮索。

遡るコト3時間前、(そういうことか!)と、松山空港に到着して合点がいく。
6:30なのに空港には修学旅行生と保護者や関係者で溢れていて、航空券を予約した時は既に満席。(なんでだろう?)と思い、その後も「搭乗便は満席なので早めのチェックインを・・・」と言う依頼メールも届いてた。

CAいわく羽田空港経由で千歳空港へ向かい、スキーを楽しむ予定とのことで、全員を乗せるために同時刻帯に出発するJALとANAの両方で行くというのだから(こりゃ大変!)と、先生たちが右へ左へ声がけなどで奔走してた。

小松空港から能登半島への移動中も晴れたり雨が降ったりと激しく、でも、こういう天気が多いのが能登なんだそうな。
そして、七尾駅では鮮やかな虹がかかりウェルカム気分を味わう。でも数分で消えて、また雨。そしてゴールの和倉温泉駅に到着。
行くだけでミッション終了のようだけど、まだ何も始まってない・・・。

市民先生デビュー!


6月からIYO夢みらい館で行ってきた「市民先生養成講座」。そして学んだコトを実践しよう!とカタチになった「IYO夢みらい館授業コレクション」を12月2日に実施。
養成講座には8名が参加し、うち4名が市民先生デビューを果たす。
1回目から振り返れば、最初は緊張していた参加者も、腹を括ったのか「それまでの教わる姿勢から教える姿勢」にもなり、ココ大が提唱する「学びあい」を理解してくれる。

「教えたコトなんか一度もないですよ!ハァ、どうしよう・・・。」と、不安げな顔で吐露しつつも「年一回、ココ大がしてるような料理教室(例:味噌づくり、梅シロップづくりなど)に育てたいです。」という感じ(笑)。

4種類の授業は私が知らない、企画したことが無い内容だったから、全てが新鮮でココ大にとっても新境地だったのは事実。特にフェムテックは私が知る由もなく、でも大切なコトだった。

これぞ「四方よし(市民先生よし=自己実現、市民学生よし=知的欲求満たす、IYO夢みらい館=来館目的増、ココ大よし=新授業増)」の良いコトしかない授業。と自画自賛。
自分を表現できたり、自分の言葉で紹介できたりすることは、とても価値あることと実感できたようで、これで市民先生養成講座は一区切り。
「IYO夢みらい館でまた授業をしてもいいんですか?」「もちろん!」

2023年12月3日日曜日

ノラ伊予柑。


いつもの松山城への道が城壁修復工事で通れず、迂回しなければならなかった!遠回りになるものの仕方なく脇道を歩いてると紅葉の合間に黄色く実っているモノを見つけて(まさか!?)となる。
そのまさかで「ノラ伊予柑」を見つける。さすが愛媛!と言うしかない光景で、実っていた木は数メートルの高さがあり、写真は両手を挙げて撮ったから2.5mほどの高さか。

合成写真のようだけど本物で、奥にはノラ金柑かな?同じように実ってた。こういうたわいもないコトも情報番組には時に必要なのでストック素材(持ちネタ)としてキープ。
何が求められるか分からないのがバラエティ番組。ちなみに辺りには、人が飲むには位置が高すぎる水飲み場があったと思ったけど、これは「鳥用」という情報を渡して採用されたっけ。

迂回先の入り口は艮門。だけど16:30に閉門されるので要注意。ちなみにこの艮門から上がる階段は「坂の上の雲」のメインビジュアルとなった秋山好古と秋山真之兄弟が座ってた所。

こうして面倒で遠回りになったものの、それなりに楽しむことができるじゃないか!と意識が変わる。
そして、山頂広場には相変わらず海外観光客が多く、沈む夕日に何度もシャッターを切ってた。

ギブギブギブギブ。


百人一首「天の原、ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも/阿倍仲麻呂」ではないけれど、松山の空、東京
の空、ロンドンの空、フィレンツェの空を見たら、繋がっているのに、それぞれに異なり、を思い出した句。
ちなみに、現代語訳は天を仰いではるか遠くを眺めれば、月が昇っている。あの月は奈良の春日にある、三笠山に昇っていたのと同じ月なのだなぁ。」

「行きたい↔︎行かせたい」「学びたい↔︎学ばせたい」などが合致したなら、どうにかして実現させたいと思うのが親心。
子育てや進路相談は、自分たちがとってきた行動でしかアドバイスできないし、かつ正解や不正解がないからリアルに伝えるだけ。
特に留学に関しては私たち夫婦も“当事者”だったので親になって分かった気持ちなど多々。

親としては「損得なし」で、行かせたから〇〇、施したから〇〇などのギブ&テイク(見返り)はナシ。
ギブ
ギブギブギブ・・・となるけど、それは親だから出来るコトと思うと、応援できることが幸せという境地か?
「一生懸命や楽しく過ごしている姿を示すこと」は、保護者に限らず大人としても子ども達へ示す姿勢と思う。

2023年12月2日土曜日

ファンづくり。


IYO夢みらい館初の企画だった「図書館に泊まる。」授業について、参加者からの感想が揃う。
この授業の満足度は協力者であり責任者でもある館長に委ねられていた・・・は過言ではなく、公共施設であり災害時には緊急避難場所にもなると、色々と制約が多いはずなんだけど、「はい!大丈夫です。」と、参加者からのリクエストが次々とクリアされていく。
何なら参加者が予想以上に喜んだりしたこともあったり。IYO夢みらい館に大感謝。

「何よりも自由で良かった。」「外国映画のワンシーンのようだった。」「非常食などで避難イメージなどを持てた」は参加者の感想。
IYO夢みらい館に訪れるのが初めての方もいて、これ以上ない授業への評価に安堵だけど、「今後、もっと良くなるには?」と尋ねたら「本好き同士なので、参加者同士の交流機会がもっとあってもいいかも」「書架ツアーがあってもいいかも」などを挙げていただく。
少しずつバージョンアップ!

「大人気授業になりますよ!」「1組1000円ではなく、1人1000円でもいいかも」「子供にとって掛け替えのないひと時でした。」などの具体的な反響は、不特定多数が利用する公共施設では把握しづらく、大きな成果で一区切り。

私はと言うと、和室も開放されたので本を読み終わった後は、旅気分で畳の上で寝る。我ながらいい授業でした。

映画で見る知る学ぶ。


「私のまちの韓国映画上映会~ハンマウム・フィルム~という韓国映画の無料上映イベントがありますよ!」と教えてもらい、「スケジュール空ける!」と速攻申し込み、気づけば当日。会場は愛媛大学。
平日の午後だったの、周りはシニアのおじ様、おば様と学生達が多かった。
スポンサーは週3回の運行から毎日就航となったチェジュ航空(7月に利用した際は往復27,700円だった)。


上映作品は「82年生まれ、キム・ジヨン」と「エクストリーム・ジョブ」の2本立て。
「82年生まれ、キム・ジヨン」は観たことはなく、いい映画だった。
アンコンシャス・バイアスと括っても意味ないけど、長らくの伝統や慣習などで培われた無意識・悪意のない偏見って本当に厄介(自戒を込めて)。先日の研修でもキム・ジヨンと同じような境遇の人がいたな。

「エクストリーム・ジョブ」は鑑賞済だったけど大満足作品。
扱いが難しい素材や話題でもエンタメに仕立て上げる力量を感じる韓国映画。
でも7月に行ったBIFANでは嬉しい再会もあったけど、実は韓国映画は自国では不振が続いていると聞かされてグラッと気持ちが揺らいだり。

「韓国のロケ地へどうぞ!」など韓国の観光公社の資料などを見る限り、不振を微塵も感じないのは「劇場映画じゃない作品」を観てるからか?表現がくどい!

2023年12月1日金曜日

出会って30年。


12月1日は妻の誕生日。
一期一会の方、メディアの取材、そして授業参加者らと会話が進むと「出身はどちらですか?→東京です。→移住ですか?転勤ですか?→移住者です。→どうして愛媛へ?→妻の故郷です。→奥様は?→大学の先生です。→どちらの大学ですか?→創価大学と愛媛大学です。→何を教えてるのですか?→心理学の博士で経営学部で教えています。→愛媛にお暮らしなんですか?→いいえ、妻や子ども達は東京です。→と、言うと?→私は単身で松山に暮らしています。」となる。

色々と面白がっていただき感謝しかないけど、私から見ると妻の方がユニークで起業もしている。先日もマレーシア出張で実りが多かったそうで、他にも学会などでイタリアやイギリスなど世界を駆けている。
「朝、コーヒー飲みながら哲学や幸福論について話すこともあります。」と、言うと驚かれるけど、最初からそんなわけではなく・・・。

ほんと、全ては「ニューヨークしゃぶ辰(あんなこんなそんな)」の出会いから。金欠男子が賄いと稼ぎ目的で深夜シフトに応募した時に、受付として既にいた女子が妻。

お互いに今の姿を当時は1ミクロンも想像できず、出会って30年。周りに助けてもらいながらの30年でもあって、振り返るとアドベンチャー。

変えた。変えなかった。


「20年以上もフィルム・コミッションに携わっていますよね?すると、その間に変わったコトや変わらなかったコトはありますか?」と記者。

「変わったコトと言えば、社会や価値観の移ろいに合わせてニーズや評価基準が変わりました。撮影誘致と支援さえすれば評価された時から、作品を生かしたPRや誘客促進など多岐に広がりました。これはFCへの期待や可能性を感じるステークホルダーが多面的に増えたからと思います。」

「変わらなかったコトは、変えなかったコトと言った方が正確ですが、FCは“地域のために存在する”という存在意義です。ニーズが多様になり、提供するウォンツも合わせて変化する中で、本質的に“FCが地域に存在する理由”は変えてはいけないと思います。時代の流行り廃りに合わせて変えてしまったら、それはFCではない。が私の見解です。」

「すると、もしも変わってしまうと・・・。」「変わってしまうと、根本的な話なので、私が愛媛でFCをする理由がなくなります。」

半年間で愛媛新聞、読売新聞、日経新聞から「フィルム・コミッション」について取材を受けて、今後も新たに2紙で掲載予定。
記者たちの鋭い質問は、これまでとこれからを整理できるから「スッキリしました。ありがとうございました。」となる。

2023年11月30日木曜日

古い≠汚い。


ゲストハウスと言えば、ホテルの代わり程度と思っていて、関心のない分野だったのは確か。ただ海外旅では検討マストで、今夏のフィレンツェでも利用したばかり。
愛媛県内では鬼北町の「Warmth」、弓削島の「民宿中塚」、今回の佐島「汐見の家」「ねぎねぎ」しか記憶がない。
実はゲストハウス・民泊とは言えない公民館泊、体育館泊などの方が圧倒的に多い過去。

そして「ゲストハウスみちしお」さんにも話を聞いて、魅力や可能性を感じる一方で驚きを感じたのが率直な感想。
ゲストハウスの利用目的を察すると「ゲストハウスの特徴である一期一会」という出会いに価値を見出す人もいれば、「ホテルよりも安いから」と値段に価値に見出す人もいる。
人それぞれだけど「ホテルより安いから」は、比較から入っているから判断のモノサシが、GIVE&TAKE(コスパ)に見合ってるか?になりやすい。

そもそも、ゲストハウス≒民泊だから、ホテルとサービスなどを比べること自体がナンセンスと思うのはさておき、「経年劣化などの古さ≠汚い」では無いと記しておく。
一方で一期一会というワクワクとドキドキが入り混じる場合は総じて満足感を得ることが多く、ホストとゲストの関係性が成立するとファンというリピーターになる可能性大。

どこに泊まったか自慢で「廃校の保健室、ストレッチャーで寝たことがあります。」は、別次元の話(笑)