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2025年10月31日金曜日
悲報。
佐藤雅彦と言えば「だんご三兄弟」「ピタゴラスイッチ」などの生みの親として知られていて、その発想のユニークさに心底、感銘している二人のうち一人。
ちなみにもう一人は福田繁雄。
ピタゴラスイッチの本も買って、ココ大付属学園の子ども達に見せてるほど。
そんな佐藤雅彦氏の展覧会が横浜美術館で開催中とのことで、他の用事で出かけるついでに上手に時間を使おうと画策。
12時30分にJR橋本駅集合。
逆算すると佐藤雅彦展に要する時間を短いけど90分と計算。すると、横浜美術館はJR桜木町駅から徒歩15分なので、少なくとも11時30分には横浜美術館を出発して、11時45分頃の快速に乗れば12時30分頃にJR橋本駅に着くと分かる。
90分間、佐藤雅彦展を楽しみたいから、10時の開館に合わせて行けば90分後は11時30分。
平日だし会期会終了まで2週間あるし、開館直後は空いているだろう。
楽しみだな〜と、行きの電車内ですでにワクワク。
9時45分頃にJR桜木町駅に到着して、横浜美術館へ向かうと辺りは出勤時間と重なり、スーツ姿の方々と一緒に歩き、(平日の朝から美術館で恐縮です・・・)と、ウキウキ気分で歩く歩道、建物内を歩いて横浜美術館が見えてきた。
(どんな展示なんだろう?)と単なる展示ではなく、問いかけてくる作品を想像して、10時に到着!
すると、すでに美術館は開館していて、プラカードを持っている人が2人立っている。
なんだろう?と入り口に立つと、壁に沿ってズラッ〜!と奥向こうまで行列ができていて、(はて?何か特別展でもしてたかな?)と一瞬思うも(もしかして、佐藤雅彦展?)と嫌な予感。
プラカードを持っているスタッフに尋ねると「当日券の購入希望者の列です。」と教えられ、えっー!予約も何もしていない!当日券を求める人がこんなに!と驚く。
平日の10時、会期終了まで2週間もあるのに、この人気。
「当日券はすでに夕方以降しかありません。」と申し訳なさそうに言うスタッフ。
いいえ、あなたは悪くない、下調べをしなかった私が悪いのです。
横浜美術館は1階ロビー展示は無料に入れるので、30分ほどボッ〜として、佐藤雅彦展に入る人を見守る。ミュージアムショップで佐藤雅彦展などの本を立ち読みして30分。
去るに去れず、目の前のショッピングモールへ行こうとしたら「ピックルボール」の体験会をしていたので10分ほど見学(でも、ホーチミンでプレイしたコートに比べたら1/4ほどの大きさだった)。
ショッピングモールではLOVOTの店があったので店員とお喋りして、スポーツ店でピックルボールの用具などを見ていたら、11時30分過ぎだった。
横浜まで何をしに来たのか・・・。市場調査で終わった件。あぁ・・・。
2025年10月30日木曜日
Synthetic Natures/もつれあう世界:AIと生命の現在地
2024年12月に銀座シャネルのオープンと共に活動も始まった「シャネル ネクサル ホール」にて。
「展示会は入れ替えがあるのですか?」
「はい、展示会は入れ替え制でして、年に3-4回を予定しています。」
「どうして、(シャネルは)こういうアート展をしているのですか?」
「内容はキュレーターによる所が多いのですが、このネクサスは“結びつき”を意味していまして、シャネルはアートを含めた新しい才能と出会いを支援しています。」
「そうなんですね。」
「また、ぜひ、お越しください。お待ちしています。」
と、エレベーターを待つ間、スタッフとしばしの会話。
そして、丁重に見送っていただき、「Synthetic Natures/もつれあう世界:AIと生命の現在地」の鑑賞終了。
展覧会名だけでは、イメージがわかなったけど、AI×エコロジーをキーワードに生成される「ありそうだけど分からない。妙に納得感があるけど実際は存在しない。」作品が多く、植物図鑑や生物図鑑などは既存+想像のDNAなどを組み合わせて、“〜っぽく”提示しているから、色々と問うて来るから面白い。
いわゆる最先端アートの分野。
これらの作品はリスボンで活動するアーティスト集団とのこと。
モニターでの展示も多いから、その場で自動生成される作品は見てて飽きない。
ゲーム画面にも似ているけど、こういう手法やアプローチも個人的には面白いと思う。
面白いと言えば、ネクサスホールへ行くのも、先のエルメスと同じで正面ではなく横壁面にある別の入り口。
「ネクサスホールへ行きたい。」と伝えると、担当者がエレベーターを呼んでくれるのだけど、エレベーターが移動中に表示される画面に「スカート姿の女性が一緒に動く」という表示が、他では見たことがなく、(これはココ・シャネル?)と思っても、誰にも聞けなかった件。
芸が細かい!
青春の教科書。
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| アンアン、ポパイの創刊号 |
銀座メゾンエルメス(プライベートシアター)から、シャネルネクサスホール(アートギャラリー)までは徒歩6分ほどの距離。
ラスコー洞窟よりもアルタミラ洞窟よりも古い3万年以上前のショーヴェ洞窟(フランス)に描かれた動物などの壁画に「古代の人はアートと認識していたのだろうか?」的な問いを受け、ロマンがある話だな・・・と感慨にふけっていたら、隣の銀座ソニーパーク敷地で、カルチャー雑誌「アンアン&ポパイ」のイベントをしていて、3万年前からギュッーーン!と、1980年代に連れ戻される(笑)。
中学生&高校生の多感な時期を過ごした1980年代。
週刊モーニング(月曜日→ジャンプ、火曜日→マガジン、水曜日→サンデー、木曜日→モーニングと買う担当が決まっていて、私はモーニング担当として通学仲間と読み回していた。)
閑話休題。
当時の10代にとってポパイやホットドッグなどの雑誌は「青春の教科書」みたいな位置付けで、デートの行き先、デートの時の服装、デート時の音楽、オシャレ指南など、それまで全くなかったから「丸ごと信じ切っていた」時代。
だから、皆んな同じ思考や格好、行き先などに大笑いした思い出、だけど同じだったから、話も合って楽しかった青春(笑)。
これまでのバックナンバーも売っていて、その中にはブルータスも。ブルータスは当時の10代にとってはピンとこず、それもそのはず、ブルータスはターゲットが20代-40代だったから。
50代になり、ブルータスのターゲットからも外れてしまう。
それでも興味関心のあるコトは変わらず、バックナンバーから「スターウォーズ」の特集を見つけてしまった。丁寧に袋詰め状態。
お値段は3,000円。絶版だったけど、通常のブルータスの3倍の値段。
とはいえ、ここで出会ったのも何かの縁で購入。
さて、5分先のシャネルの「Synthetic Natures/もつれあう世界:AIと生命の現在地」に行くのに30分も寄り道してしまった。
2025年10月29日水曜日
「ル・ステュディオ」へ。
打合せに銀座へ。
でも1時間程度で終わるので、ついでに銀座を散策しようと無料の美術館、アートスペースを探す。ここ大事!東京のいいところ!
銀座グラフィックギャラリー(ggg)は休館、ポーラミュージアムアネックスは時間があったら・・・という感じ。
さらに探すと、シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトンが表示されて(なにごと!?)と、興味津々でクリックすると、ルイ・ヴィトンは「SERIAL PORTRAITS – SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」というタイトルで、アンディ・ウォーホル、ロバート・メイプルソープの展示会をしてるではないか!それも無料で!でも、表参道か・・・。
おっ!エルメスには10階に40席のプライベートシアター「ル・ステュディオ」があり、「世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶/CAVE OF FORGOTTEN DREAMS」が上映中!
それも無料で!そして、一番近い!
ということで、打合せを終えて、銀座メゾンエルメスへ。
シアターの存在は知ってたけど行ったことがないし、そもそもエルメスに行く用事もない。
どうやってシアターへ入るのかも分からず、正面玄関で尋ねると横壁沿いに「プライベート」な入り口があり、登録した会員証を見せて10階へ案内いただく。
エレベーターが開くと目の前はラウンジ。作品を鑑賞する方の休憩用とのこと。
40席のプライベートシアターの席は8×5で構成されていて、(こういう場所で作品を観る人ってどういう人だろう?)と思いつつもキョロキョロ厳禁なので静かに鑑賞。
作品は1994年にフランスで見つかった「ショーヴェ洞窟」のドキュメンタリー映画。
ラスコー洞窟、アルタミラ洞窟よりも1万年も古い3万年以上前の躍動感ある洞窟壁画に感激したのが感想。壁画の役割を考察した作品。3万年以上前の人もアートと思っていたのか?
無料で質のいい作品を鑑賞できたことに満足してエルメスを後にする。
でも、まだ時間に余裕があるな。
よし!この勢いでシャネルにも行ってみよう!
私流旅ハック。
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| 残ったお金はお菓子で精算。さらに残りは寄付 |
旅は、これまでに培った「旅ハック」を活かす時。
(1)一つ。
相棒の57Lバッグ一つ。この中に入る分だけ持っていく。
だから2つ目のバッグはないし、そもそもコロコロの付いたキャリーケースは片手が塞がるので苦手。
海外の時はウェストポーチを斜めがけしてパスポート、財布などの貴重品を入れてGO!
(2)軽量化。
荷物の軽量化は正義。
服でもバッグでもパッカブル(折りたたみ&コンパクト)を重宝。
するとアウトドアメーカーに辿り着き、雨風や防寒に役立つ。
折り畳み傘も必需品なので、小さく軽量な品を持っていったら、旅先で羨望の眼差しにあい、差し上げてしまった過去アリ。
(3)捨てる。
帰りは行きに比べてお土産などで荷物量が増える&重くなる。
今回もゴソッと捨てて、そのスペースに土産が入れた。
(4)使い切る。
旅行中の洗濯洗剤、シャンプーが合わない/備わっていない時の日本製シャンプー、おしぼりがなかった時の携帯おしぼりor消毒液は、滞在日数に合わせて持参して使い切る!
ちなみに現地通貨も使い切るようにしていて、今回はギリギリまで使い切り、残る(数十円分)は寄付した。
(5)減らす。
パーティーやドレスコードがない旅なら、洋服は2-3着で着回す。
他に一つ二役の充電器+変換プラグ、3色ボールペン、以前まで圧縮袋を使っていたけど辞めて、透明だから何を入れても一目で中身が分かる、破けても物入れ、ズタズタになれば最後は捨てればいいジプロックが重宝、用途が何通りもある使い方も正義!
ネックピローは必需品と思っていたけど、かさばるので最近は出番ナシ。
余談:写真のマカデミアナッツはチョココーティングと思って買ったのに、中身は単に塩味のマカデミアナッツで、パッケージに勘違いしてしまった・・・。
2025年10月28日火曜日
振り返り/雑感。
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| ホーチミン最後の夜 |
稲光と豪雨の中、ホーチミン/タンソンニャット国際空港国際空港発、羽田空港行きは予定より30分遅れの24時前に出発。一安心。
今回の旅は「新しい取り組みの種や芽」を探しに行った感じ。
結論から言うと「有った。」
だけど、種や芽だから(根気よく)育てていかなくてはならず、成果が実るのは早くて数年後という感じ。
そこまで根気と馬力があるか?とも思ったり。
その時の一つは「フーコック島」を舞台にした新しい取り組みを検討したけど、いい構想まで辿り着いたけど、詰めれなかった。
あの時、フーコック島で事業を始めてたら、今は違ってたな・・・と。
日本では無闇に人に近づくと不審者扱いだけど、ホーチミンでは人が多いから無意識に人との距離が近くなり、何かと物騒な日本の意識で警戒してしまい猛省。これが日常のホーチミン。
そんなベトナム人はフレンドリー。笑顔が素敵!ホスピタリティ(おもてなし)力が高い。
レストラン、スーパーのレジ、美術館、アイスクリーム屋、パン屋、ホテル、タクシー運転手、雑貨屋など、立場や状況に関係なく、笑顔で優しく話しかけてくれたし答えてくれた。
ただし、ベンタイン市場はカオス(時に洋服を引っ張ったり激しい)なので除外(笑)
「日本の報道は、ベトナム人(外国人)の悪い報道(犯罪など)しか流さない気がするんだよね。もっと、いい人たちなのに残念だよ。」と弟分。
以前から聞いていたけど、実際に色々な人にお会いすると、素敵な人の方が圧倒的に多く、悪い人もいるかもしれないけど、そこは日本人も同じと思う。
「愛媛県にはベトナム人が多いし、せめて安心・安全に愛媛で暮らせて良かったと思ってほしいよね。」となる。
これまでもベトナムと愛媛の架け橋になっていた弟分の言葉を反芻していたら、羽田空港に到着。
時刻は7時30分、ただいま日本!
こぼれた日常。
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| ジャズバーでサックスを演奏するオーナー |
「フランス植民地時代はアヘン製造工場だったんだよ。」と教えられたレストラン。
知らなければ、天井が高く、シックで落ち着いた雰囲気の良いレストランとしか思わなかったけれど、「負の遺産」を活用して、いまではミシュランガイドにも掲載された実績がある、味と雰囲気で文句なく“訪れたい目的”となったレストラン。
プロデュース力って本当に大切。
「今晩、ジャズのライブがあるから行こう!」と弟分に誘われて、ジャズバーで紹介されたのは丸い黒サングラスのオジさま。
杖を持って座っていて「今日は来てくれて、ありがとう。」と、しゃがれた声で声をかけてくれる。「こちらこそ!お目にかかれて嬉しいです。」と握手した握力は弱かった。
演奏が始まり、先ほど挨拶&握手したおじさまの演奏(サックス)が始まると、オジさま大変身!
大迫力の演奏に(えぇ!さっきの弱々しいオジさまだよね?別人!?)と疑うほど同一人物とは思えなかった件。
オジさま、実はバークリー音楽大学を卒業後、演奏家として活躍していたものの、脳梗塞を2度発症し、サックス演奏は絶望・・・と言われたのに、復活をとげてジャズバーのオープンにこぎつけたとのこと。
で、演奏が終わった瞬間、介添え人がササッと近づき、ヨロヨロと杖をついて退席。
数秒前の力強いサックス演奏とは本当に別人だった件。
ショッピングセンターに行くと、目に入った「レゴ」のマーク。
どれどれ?と市場調査に行くと、ナント!商品の一部が50%OFFになっているではないか!
確かに50%OFF商品は、売れ筋ではなかったけど、日本では見ない商品だったし、揺れる感情&抑える理性。
(何の為に買うの?)と理性が問い、「安いから」では、踏み出せなかった件。セーフ!
朝散歩で川沿いに出た。しばらく川の流れを眺めていると、朝食の音なのか?近くでジューと炒め音が聞こえたり、おばさん達が集まりだして井戸端会議を始めて「シンチャオ(おはよう)」と言うと、「シンチャオ」と笑顔で返してくれたおばさん達。
書かないと忘れてしまう、ホーチミンの日常。
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| アヘン製造跡を活用したレストラン |
2025年10月27日月曜日
離陸できるのか!?
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| カフェメニューとは思えないメニュー |
Airbで予約/宿泊した部屋は11時にチェックアウト。
10時頃から荷造りと片付けを開始して一週間お世話になりました!感謝を込める。
ゴミを片付ける中で、ホーチミン/ベトナムでは蛇口からの水道水は飲まず、滞在中はミネラル水を買って飲んでいたから、ペットボトルなどの容器が数本出た!
(おぉ!ペットボトルのフタだ!)と気づいてしまい、99%の方にとってはゴミなのに(ベトナム産のペットボトルだぜ!ココ大付属学園の子ども達に自慢しよう!)と、思いついて、自分でも笑ってしまった。
半透明や日本との微妙な色違いはアクセントになるはず!
全てを整え、部屋に感謝してチェックアウト完了!
でも飛行機の搭乗時刻は23時20分と12時間後!どうする?となり、長期滞在中の義母らが宿泊しているホテルで荷物を預かってもらい、外出しよう!となる。
ホーチミン市博物館には行ったものの、他は街中をブラブラして、昼食に汁なしフォーをいただき、スーパーへ行って試食したり、妻はベトナム人デザイナーのブティックへ行って試着をしたり・・・。
疲れたら休憩してカフェに入り、ベトナムコーヒーを飲んだり。
特別なミッション(すべきこと)がない、贅沢な時間になる。
早めに夕食を食べよう!と弟分に案内されたのは、近所のカフェだったけれど、ベトナムとフランスの雰囲気がステキに融合した店で、こういう店が特別でなくフツーにあるのだから、「映える観光ガイドブック」なんて、サクッ!と作れそうは個人の感想です。
出てくるすべての料理が美味しかったことも添えておく。
そして、滞在中、何から何まで世話をしてくれた弟分家族に大感謝して19時過ぎにホーチミン2区をGrabで出発。
タンソンニャット国際空港国際空港での出国審査も滞りなく終わり、ラウンジに入れた。
すると、ガラス張りの滑走路向こうで稲光と轟音が響き、叩きつける雨音の豪雨!
飛行機は離陸できるのか?と心配になるほど。
結局増える荷物。
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| ホー・チ・ミン氏像 |
お土産を買う理由は人それぞれ。
私の場合は、旅に出ることで仕事に直接的な支障は出ないものの、事前に伝えておかないと迷惑をかけてしまう/かけてしまいそうな人。
旅前にお世話になり、お礼も済ませているけれど、旅後もお世話になる方。
まだお世話になっていないけど、お世話になることが決まっている人。
個人 or 複数、女性 or 男性、食品 or 非食品など、相手の顔を思い出して探すお土産。
そして、ここはホーチミン/ベトナム。
買い手にとって、お土産を買う場所&理由も大切。
ホーチミンだったら「ベンタイン市場」のようなカオスな所なら、買う事自体がアトラクションとして楽しめるし、クチでは螺鈿細工の手作り郷土品を売っていたけど、売上額の一部はベトナム戦争の後遺症で苦しむ人たちに役立てられていると言っていたし、メコンデルタで見学したココナッツ加工工場では、出来立てのココナッツキャンディーなどに魅了されて買ってしまった。
付加価値も大切。
例えば「食べた後も使えるか?否か?」ということ。
多くのお土産が“袋(個包装)”だけど、中には缶入りもあり、缶にはホーチミンの地図が施されていて、見ればいつでも思い出せるという土産。
他の付加価値として天然由来の原材料のみ使用で「安心・安全」をウリしてる品も多かった。
結果、ココナッツクラッカー一つにしても、ベトナムコーヒー一つにしても、デザイン、価格、場所などを考慮して、各地で1-2個買っても、最終的には多い買い物になってしまう・・・。
で、気づく。自分のためには何も買ってなかった!
そして、ベンタイン市場で好みのバッグを見つけて価格交渉してゲットする!
2025年10月26日日曜日
ホーチミン市博物館にて。
情報が少ない=事実を知らない=古いイメージで捉えていること(誤解していること)。
「ホーチミン市統計年間2022」によると、ホーチミン市のGRDP構成(Gross Regional Domestic Product:地域総生産)は以下の通り。
【1位】商業・サービス業:64%
【2位】工業・建設業:22.1%
【3位】税・補助金控除後の製品:13.3%
【4位】農業・林業・水産業:0.6%
第一産業(農業や漁業など)が盛んなイメージがあるけど、実は0.6%しかない事実。
街のあちこちで建設や工事が行われていて、9年前は工事中だった電車も地下鉄も既に運行中。という工業・建設業は22.1%。
やはり「商業・サービス業」という第三次産業が盛んなのは販売/観光業が太いと思われ(Grabも太いだろうな)、人を介する対面業務も多いだろうなと推察。
ベトナム国民の中央値年齢は33.4歳(が一番多い)。
年間経済成長率(GDP成長率)は2024年は約7.1%、2025年が約6.6%と予測されている。
成長を支えているのが若い世代による生産能力と人口増加。
2025年には1,400万人達する勢いのあるホーチミン市。
直近5年間の急激な人口増加には、周辺地域との合併などもあるものの、教育や医療など社会インフラの充実もあったり。
ドイモイ政策(1986年に外国投資や民間企業の活動が解禁されて都市人口が増えた。)、経済特区の設立、都市開発などの政策促進。港湾都市の強化にメコンデルタとの連携強化、それらの結果は農村部から都市部への人口流入による産業活性化など。
ホーチミンの発展を知る&学ぶには最適なホーチミン市博物館。
ちなみにホーチミン市博物館は、フランス人建築家アルフレッド・フルーによって1885年に設計、1890年に完成。
インドシナ副総督アンリ・エロイ・ダネルや歴代総督の居住地となったとのこと。
130年以上の歴史的建物だから雰囲気もよく、敷地内、建物内のあちこちで撮影されていたの商業・サービス業の一つ。
ワタシ、マタツクリタイ。
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| 日本人が好きな紺色で作ったスーツとドレスのサンプル、すごい! |
Usagiにお願いしていた「オーダーメイド服」を取りに行く。
オーダーメイド服の相談をしに行った日から48時間後に仮縫い縫製ができて、さらに48時間後(計96時間後)には、「商品化」されたオーダーメイド服ができあがっているのだから、本当に驚く。
裁縫が得意な人から見れば驚くこともないかもしれないけど、一枚の布を複数の形に切って、切り取った布は裁断に合わせて立体に縫っていく・・・と書くのは簡単。
だけど、シルクは伸縮性がないから採寸をシッカリしなければならず、また縫い合わせる時に失敗もあるだろうと。
まさに「ゼロイチ」の極み。
「こんにちはー!」とお店に入ると「マッテター!デキテルヨ!」とニコニコ顔のオーナー。
そして「ワタシ、マタツクリタイ!」と、いきなり言ってきて、何の事かな?と思ったら、妻がお願いした「ポーチ」のことで、「ミテミテ!」と、完成したポーチを取り出して、出来映えを見せてくれる。「スゴクイイ!カワイイ!」とオーナー。
妻いわく、このポーチは4パターンに持ち方が変形するようで、でも作りはシンプル。
既製品では2万円以上/個するとのことで、Usagiでは約2500円/個(生地代は別)なのだから、品質も十分だし、Usagiで作った方がいいに決まってる。
オーナーも、この形は初めて作ったとのことで「コレ、イイヨ!マタ、ツクリタイ!」と作って楽しかったとのこと。自分で作ったものを褒められるって本当にすごい事。
そして「ワタシ、キジヲタクサンカッタ!17シュルイカッタ!ニホンジンスキナイロ!」と、日本人好みの生地をベンタイン市場で仕入れて、早速、サンプルを作ったと見せてくれたのが写真のスーツとアオザイ風ドレス。
日本人は「濃(紺)」「レース」「サテン」などが好きなようで、オーダーメイドを受けると、その生地をストックするとのこと。
壁一面に生地が多いと思ったら、そういうことなのね!と合点。
でも、日々お客さんからのオーダーメイドを受けて数日後には完成させるとなると、超絶忙しいと思うけど、「ハタクヒトハ、7ニンイルヨ!」とオーナー含めて8人と店にいるのはオーナーと従業員2人だけど、他の従業員は子供が小さいなどで「在宅勤務」とのこと。
「ウサギ!ガンバッテルカラ、ショウカイシテ!」とオーナー。
ホーチミンに来たらオーダーメイドで洋服やバッグの注文をオススメ!
2025年10月25日土曜日
本物ってナニ?
ホーチミンに来た観光客が必ず訪れるはずの「ベンタイン市場」。
洋服、土産、時計、食品、バッグなどあらゆるモノが売っていてカオス。
売っているのものは、有名メーカーやブランド品ばかり(品が本物か偽物かは買う人次第)。
でも、一説(諸説あります)には、生産工場から流れている品もある・・・とのことで、真相は分からないの。
その証拠/信憑性に、保証書やブランドタグ、シリアルナンバーまで見せてくれる店がある。
そして安い。一般的な表示価格の50%OFF、66%OFFな値段を最終的には提示、ここまで下げるには交渉が必要で、詳しくは義母がお土産を買った時のエピソード。
でも、そもそもブランドTシャツなんて着れば消耗(≒ヨレヨレ)するのだから、高くても・・・と思うのは個人の意見です。
ちなみに、Tシャツは値切った最終価格はどのブランドTシャツでも1,000円/枚程度。ポロシャツは2,000円/枚程度。
デザインやロゴマークを着たい人は、1,000円や2,000円でブランドをPRしてくれていて、仮に偽物でも本物と遜色ないデザインやロゴマークなんだから、周りは気にしない&分からないから、マーケティング手法の一つとして成立しそうな・・・でも偽物と分かって買うのは犯罪に加担です。
ベンタイン市場から近くで、サイゴンスクエアではベンタイン市場と競争しないように?品揃えが一部異なっているようで、流行やベンタイン市場では扱っていないブランドがあるのが特徴とのこと。
そんな取り扱い商品には保証書やブランドタグ、シリアルナンバーがキッチリ入っていて、本物なのか?偽物なのか?全く分からない。
そして、値段も定価の半額以下なのだから、本物ってナニ?本物を持つ理由ってナニ?と考えてしまうのは当然の成り行き。
奇跡と思ってないようで。
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| 安全運転でお願いします。 |
今回、初めて知った一つに「ホーチミンでは16歳以上なら、50cc以下のバイク運転に免許は不要」ということ。
えっー!と驚くと共に(だから50cc以下のバイクが多いのか!)に納得。
だからなのか「交通ルール/マナー」が無いに等しい。知らないからね。
歩行者を待たず割り込むし、赤信号は守ってもフライング発車だし、逆走なんて当たり前、歩道を走るし、建物からいきなり出てくるし、大きな交差点では(オレが先!)と言わんばかりに度胸試しのように突っ込んでくる。
軽い衝突、急ブレーキは日常茶飯事。3人-4人乗りも多く、そんな場合は子供連れ多し。
大人だってヘルメットしてるのだから子供にもヘルメットをしてあげて!
風を切って髪をなびかせて爽快に走ってる場合じゃないよ!事故ったら確実にアウト案件!
バイクタクシーもあり、車と同じGrabというサービスが大手。
乗客を後部座席に座らせた二人乗り(乗客はGrabのヘルメット着用)だけど、客は運転者に命を預けているにもかかわらず、スマホ操作をしてたり、楽なポーズをしていて、急ブレーキでガクンッ!となったり。
見たくもないのに、わずか30cm隣に“攻めてくる”ので、こっちがハラハラする。
でも、交通事故は見なかった。(ぶつかるー!)と、ヒヤヒヤした瞬間はあったけど。
超絶で絶妙なハンドル操作と言うか、クラクションを鳴らしたり、後部座席の客が「手信号」でサインを送ったりして、他のバイクも車も突っ込んでくるのに、スレスレで避けたり。
写真は朝の光景。特に朝と夕方は数えきれないほどのバイクで、この時は青信号だったので渡っていて停止線に「位置についてヨーイ!」の光景で数秒後にアクセル全開&クラクション全開でスタート。
みんな、事故がないのは奇跡と思わないのか?
ちなみに、多くのバイク運転手がフード、マスク、サングラスなどで顔を完全防備しているのは「排気ガス、紫外線防止」のため。
人も近いけど、バイクも近かった件。
2025年10月24日金曜日
泣けた。
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| 家族や店などに協力いただき、泣けた食事 |
ホーチミンで暮らす弟分の家族(奥様、子供たち)、長期滞在中の弟分のお母さん、義母、娘たちも含めて皆んなで食事しよう!と誘われて、訪れたのは「フーンライ/Hương Lài(ベトナム語でジャスミンの香り)」というベトナム料理で、「ココのプリンは本当に美味しいよ!」は、ピックルボールを一緒にした弟分の子供たち推し。
Grabで30分ほどの距離へ”わざわざ”行くから、どんな店かな?と思ったら「ココの料理は本当に美味しい!」とのことで、ここまでベトナム料理、マレーシア料理、韓国料理などを食べてきたけど、フーンライの経営者は日本人夫婦で店(一度閉店を経て、その後復活して)20年以上とのこと。
「ココはね、料理も美味しいんだけど、店の経営理念に共感すると思うよ。」と弟分。
なんだろう?と思ったら「ストリートチルドレンなど恵まれていない環境にいるベトナムの子供たちへの就労機会」だった。
まさか美味しい料理(フーンライと言ったら“紫芋のスープ”らしく美味しかったし、他にも厚揚げの炒め物など全てが美味しかった)以外に、そんなエピソードがあるなんて・・・感激しながら食べる。
そして、デザートタイム!
弟分の子供たち推しの「プリン」がテーブルにやってきて「これだね!」と、食べようとした瞬間「ハッピバースディトーユー!」と歌声が聞こえて「おっ!店内に誕生日を迎える客がいるんだな!」と思って、振り返ったら“わたし”でした(笑)。
「えっー!」となり、店員さん、オーナーさんもいらしてくださりプリンの隣に並んだ特別ケーキとメッセージボード。
で、よーく見たら「ノボルさん&ミチコさん29回目の結婚記念おめでとう!」の文字も。
泣けた。どうやら、娘たち発案のようで弟分、お店などに協力してもらったそう。
こんなにベトナムのことを好きにさせてどうするのさ!という感じで、妻とローソクの火を消して皆んなでいただいたケーキの味は超染みたし、プリンの硬さ&甘さは絶妙で、感謝せずにいられなかった夜。
猛省の食事マナー。
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| 手前がバインセヨ |
ネット情報によれば「ベトナムの食文化の一つに外食があり、朝食からフォーやバインミーなどを手軽(200円-500円程度)に道端やレストランで食べる文化がある。この背景には、共働き、約1,000年もの間、支配されていた中国文化、フランスによる植民地文化などの影響がある。」とのこと。
朝散歩の6時頃には既に道端の屋台でバインミー、フォーなどが売られていて、そこに1人-3人ほどの人が集まって、中には学生がいたり、バイクで乗り付けて“バイクにまたがったまま”支払いを済ませていたり。
コーヒー文化も盛んで、ベトナムコーヒー好んで飲んでいるけど、地元の方は薄い茶色い飲み物もよく飲んでいて、「あれは何?」と尋ねると「ヌックミア(サトウキビジュース)」。
コーヒーよりも安く、また栄養もあるとのことで気軽に飲んでいる(飲める)とのこと。
宿はAirbなので朝食はなく、グラノーラ&フルーツで済ますこともあるけど基本外食。
しかもガイドブックも持っていないから、この日は近所を散策して近所のカフェに行こう!と決めて歩いていると、予定していたカフェより雰囲気のいいオープンテラスのカフェが道沿いにあり、「ココにしよう!」となる。
こういう“当てのない”フラリ散策は楽しい。
朝食っぽさを感じさせるベトナム料理の一つ「バインセヨ」にベトナムコーヒー、そして「エッグベネディクト」に野菜ジュースを注文。
美味しかったのは言うまでもないけど、私の食事マナーはよくなかった・・・と猛省。
フォークとナイフがあるのだから、両方を使うべきを(一応使ったけど)、もっと“らしく”使えば良かった。
そう言えば、フォーを食べる時も、麺をズルズルッ!と日本では「美味しさ」を表す音があるけど、音を出すのはマナー違反だし、スープも器を持って飲み干して、プハァー!もダメ。
レンゲ(スプーン)があるのだから、レンゲ(スプーン)でスープはすくわないといけない。
【教訓】郷に入れば郷に従え。
2025年10月23日木曜日
世界カラマリ紀行_ベトナム編。
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| ホーチミン市でのフライドカラマリ |
海外へ出ると、つい探したくなる&食べたくなる「フライドカラマリ(イカのフライ)」。
7月に訪れたクイーンズランド/オーストラリアでも、韓国でも香港でもフィレンツェでもアマルフィでも探しては注文して、その土地の味を楽しむのが私流。
ホーチミンも海産物が有名。ただ新鮮さがウリだからか刺身や蒸し料理が多く、フライドカラマリには出会えてなかった数日間。
「あれ!フライドカラマリあるよ!」と長女。
料理写真はなかったものの、メニューにはフライドカラマリと文章で紹介されていて即決。
しばらくして、テーブルに出てきたのは、日本おホタルイカの2倍サイズのイカをカリッと揚げたフライドカラマリで、口に入れるとイカの味と衣の味のハーモニー、ついでにカルカリッ&サクサクッの歯応え、風味が広がり(コレコレッ!)と求めていた味にご満悦となる。
胴部分だけでゲソ部分がないのは「ベトナムではゲソ部分を食べる習慣がない・・・」と聞いた記憶、ちょっと曖昧。
「そんなに美味しいの?松山/日本にもあるでしょ?」と言われるけど、イカフライはある。
だけど、現地で食べると「おいしさ20%増し説」があるように、格別に美味しく感じる。
そして、イカのフライだけどイカの天ぷらではない。
フライドカラマリの衣は薄く、素材の味/旨みを最大限に引き出すために下味がついてる感じがする。違うんだよね・・・。
私は何もつけずに、いただくのが好き。
「フライドカラマリを作る&食べる料理教室があったら絶対いくのにな・・・」と、先日参加した料理教室を思い出す。
ピックルボール!
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| 姉妹はピックルボールの常連だった! |
今夏、ココ大付属学園でも楽しんだピックルボール。
多数の穴があいたプラスチック製ボールを、木製パドル(ラケット)で打ち合うスポーツ。
子供でも楽しめる気軽さ、シンプルさが好評。
1965年にアメリカで誕生と言われ、プロリーグもあり、2021年にはMLP(メジャーリーグピックルボール)が創設され、競技人口は世界中で900万人以上とのこと。
「あれっ!ピックルボール場がある!」と宿近くに見つける。
すると「あれ!ココもピックルボール場だ!」と宿近くに大小さまざまなピックルボール場があり、妻が「ピックルボールしようよ!」と弟分にリクエスト。
すると弟分、「ピックルボールなら普段からウチの子ども達としてるよ!」の返答にビックリ!
常連という弟分の姉妹が早速予約を入れてくれて、ピックルボールスタート!
11点先取、3リターンまではスマッシュナシ、フロント部分では打ち返しナシなどのルールがあったものの、初心者には全く通じず、とにかく打ち返すのが精一杯。
最初こそ、楽しい〜!と喜んでプレーしていた妻。しかし30分もすると、汗がダラダラ、姉妹はハツラツ、「暑い〜!」と足がとまる。
私も参戦してプレーすると、ココ大付属学園の時とは違う楽しさを感じる。
と、言うのもココ大付属学園では会議室でプレーしていたので天井高が足りなかったのに対して、専用のピックルコートだから広さも高さも十分だったから。
日本にも「一般社団法人ピックルボール協会」があるのね。
と思ったら「一般財団法人ピックルボール日本連盟」もあるのね。何が違うのだろう?
そんなコトはさておき、日本のピックルボール人口は5,000人ほどとウェブサイト。
「5,000人だったら頂点目指せるかもね!」と豪語したけど、まずは翌日の筋肉痛から克服しないといけなかった件。
2025年10月22日水曜日
最後の言葉。
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| スペインから女性一人旅のアルゼンチン人の参加者と |
本物のジャングルクルーズを体験した後、もしもスマホや財布などを川に落としたら完全にアウトだったな・・・とゾッとした振り返り。
メコン川くだりでツアーも終了!と思ったら、最後のチェックポイント(休憩場所)に通されて、ここではジャスミンティーと蜂蜜(ロイヤルゼリー)の紹介があり、写真はアルゼンチン出身、スペイン在住の旅行者で、子ども達は既に成人して、一人旅を始めたばかりという女性。
ロイヤルゼリーと言えば高級品、蜂箱から蜂を見せられて純度100%のハチミツに「お肌がスベスベになる!」と買った妻でしたが、肌に塗るタイプでなく「食用」だったらしい(笑)。
海外土産あるある。
「さぁ、出発しましょう!」とトムさん。
バスに乗り込もう!と意気揚々に立ち上がったら、バスの前に「島から出る必要」があることを忘れてた!渡船に乗り込んだ時は全員、疲労の様子が伺えて静かだったのがハイライト。
自身の仕事(ガイド)に誇りをもっていて、溢れんばかりのホスピタリティは大学で学んだとのこと。
バスの中での陽気なトムさんと、直接対話のトムさんの真摯さとのギャップがあり、プロフェッショナル〜!となる。
バスに乗り込んだ頃は既に20時で(これから2時間、ホーチミン市に戻るのは22時か・・・)と、プログラム自体は終わったものの、まだ2時間も要するとは・・・。
そんな思いをドライバーさんは知ってか、バスは猛スピードでホーチミン市へGO!
参加者それぞれのホテルへバスは泊まり、「Thank you!」など、一人、また一組、下りてゆく。この頃には皆んなと挨拶ぐらいはできるようになっていて、「バイバイー!」と声をかけて、残ったのは私たちだけ。
私たちは送迎エリアに宿がなかったので、トムさんと一緒に下りて、サヨナラ!
「トム・クルーズのトムだよ!高評価よろしくね!」が最後の言葉。
本物のジャングルクルーズ。
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| 辺りは真っ暗の中、メコン川をくだる |
フルーツ5種(ドラゴンフルーツ、ベトナム版グレープフルーツ、ライチ、マンゴー、パイナップル)盛りでもてなされた「島の民謡ショー」は、歌い手さんが変わりながら計5曲披露しくれる。
トムさんいわく、歌い手さんは家族と親戚で、収入源が栽培以外にないので、こうしたお披露目は貴重な収入源なので、よかったらチップ(心付け)を置いて欲しいと。
テーブルを見たら籐カゴが置いてあり、チップ入れだった。
面白い!と思ったのは「国民性」なのか?チップを置く国と置かない国があり、私たちの日本にチップ文化はないけど、NY時代はチップのありがたさを知っていたので、少しばかりの心付けを籐カゴへ。
しかし、ドイツ、インドのテーブルの籐カゴにはチップが入っておらず、アメリカのテーブルにはチップは置いてあったし、アルゼンチン人も置いていた。
勝手な推察だけど、「ツアー料金以外は払う必要がない。」「ショーも含んで支払った。」かな?
強制ではないし良い悪いはないけど、心地よかったし美味しかったしのお礼。
民謡ショーが終わる頃は既に18時30分過ぎで辺りは日は沈み、街灯は数えるほどしかなく、かろうじて足元が見える暗道。
(確か、このメコンデルタツアーにはメコン川の川下りがあったはずだけど、まさか、この真っ暗の中で川下りするのかな?)と軽い不安がよぎると「はーい!これから約2kmの川下りをします。時間は約15分です!」とトムさん。
「おぉ〜!やっぱり、この真っ暗の中でも川下りするのね!本当のジャングルクルーズだよ!」と、日本語でトムさんに語りかけてしまった(笑)
辺りが真っ暗の中、船乗り場には先頭と船尾に女性が櫓を持って待機してくれていた!
私たちが乗り込んだ小舟の先頭の女性(おばさま)の後ろに座った私は、おばさまから「櫓を持て!(たぶん、そんな意味)」と、渡されて助手になる。
本当に真っ暗の中、両脇はモリモリの木々の中を静かに進む船。
時々、おばさんは私に向かって自身の肩を叩くジェスチャーをして「もう、肩が疲れてパンパンだよ!」と言ってるように解釈(笑)。
辺りが真っ暗なので写真も撮れず、そのまま15分ほど漕いで下流に到着。
腰が痛くて重くて、立ちあがろうとしたら、おばさんに腰を掴まれて何かと思ったらチップを要求される。
真っ暗の中、落としたら川ポチャで完全アウトの中、財布を開いて紙幣を取って渡したら、少額過ぎて「もっとよこせ!」と親指と人差し指を擦り合わせて要求されてしまった(笑)
その様子を見ていたトムさん「Money Honey!」と笑ってた。
2025年10月21日火曜日
島の冒険が始まる。
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| フルーツ5種盛りが提供される。 |
小舟に乗り込み、コーヒー牛乳色のメコン川を横断。対岸の島へ渡る。
到着したのは「ココナッツ加工工場」で、ココナッツは、中身のココナッツウォーターは飲めるし、白い果肉を絞ればココナッツミルク、果肉の外皮は硬いから器などに、そして外皮を包むようなモシャモチャは外壁材として使え、一つも無駄がないとトムさん。
現地の人は工場で作業しながら私たちの対応をしてくれ、試食がモリモリ。
その代わり、気に入った商品があれば買って欲しいというツアーモデル。どこでもあるけど「現地の人にとって貴重な収入になるので協力してほしい。」とトムさん。
第二候補としてココナッツクラッカーというのが美味しくて購入。
引いてしまう我々。
工場内を物色していると「はーい!移動しますよ!」とトムさんに案内されて、電動カートに乗る。
向かった先は農園のような場所の入り口で、ココからは徒歩移動。なんだか冒険の雰囲気。
すると途中に女性と子供がいて(何だろう?)と思ったら「ドライフルーツ」を売っていて、ベトナム版グレープフルーツの皮、生姜、マンゴーなどを試食してくれるも、目がいってしまったのは女性は明らかにパジャマ(部屋着)と思える格好で、子供も生活の延長から出てきましたという感じで、アットホームなおもてなし。
そうだよね、たかが10分程度のもてなしだもんね。
冒険の旅は続き、チェックポイント(先ほどの女性)を過ぎて到着したのは40-50人が収容できる屋根のみのオープンな休憩所。
座るとベトナム版グレープフルーツ、マンゴー、パイナップル、ライチ、ドラゴンフルーツが盛られた皿が配られる。
「ココでは島の方々に民謡を歌っていただきます。フルーツを食べながらお聴きください。」とトムさん。
ココナッツ工場→ドライフルーツ→ショー(民謡)と、想像以上に濃いツアーと気づく。
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| 民謡ショーの一番手は男性 |
























