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2025年11月27日木曜日

素直に喜べばいいのに。


講演を前に控え室でスマホをいじっていたら「映画『国宝』が173.7億円の興行収入を記録し、22年ぶりに実写邦画のこれまでの記録(踊る大捜査線2/173.5億円)を破り1位になった。」という速報が入ってきた。

観客動員数は1231万人を超えたというから「日本国民の10人に1人」は観た計算。
経済
、バラエティ紙、専門誌までが「快挙!」「歴史的!」と見出しで発信してたから、社会的話題なんだなと。

米アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表にも決定。2026年の北米公開も決まっている。

興行通信社調べ(11/24現在)によると、邦画の歴代興行収入のベスト10は以下で、『国宝』は第8位にランクイン。
そして、ベスト10のうち、8本がアニメ作品。

【1】劇場版「鬼滅の刃」無限列車編/407.5億円

【2】劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章 猗窩座再来/381.5億円

【3】千と千尋の神隠し/316.8億円

【4】君の名は。/251.7億円

【5】ONE PIECE FILM RED/203.4億円

【6】もののけ姫/201.8億円

【7】ハウルの動く城/196.0億円

【8】国宝/173.8億円

【9】踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!/173.5億円

【10】THE FIRST SLAM DUNK/166.7億円


そのアニメ作品もジブリ作品一強だった時代は過ぎて、『鬼滅の刃』が第1位と第2位。
来年以降に公開される、『鬼滅の刃』の無限城編第二章も、この勢いなら、確実に400億円以上を狙うはずなので、邦画の歴代興行収入の1位から3位を『鬼滅の刃』が独占って時代の変化を感じずにはいられない。

かつ、『鬼滅の刃』は世界興収が邦画で初めて1,000億円に達したというニュースも先日、伝えられたばかり。

活況にわく邦画界隈だけど、一方で倒産や破産する映画映像制作会社もあるわけで、素直に喜べばいいのに・・・という感じ。

えひめフィルム・コミッション事務局がある1階に滋賀ロケーション・オフィスから届いた「国宝」のロケ地マップも減っていた。

愛媛作品はと言うと『世界の中心で、愛をさけぶ』。
第34位(85億円)。

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