義母は80歳超。我々世代だと、ベンタイン市場で声をかけられるのが時に面倒で、特に商品を触った瞬間に「オニイサン(オネエサン)、ソレホシイ?」「ナニホシイ?」など、執拗なセールスは避けたい・・・。要するに“接触は最低限”を意識してしまう。
だけど、80歳超は違う。興味がある品を片っ端から触っては確かめていく。
すると、当然のごとく「ソレ、ヤスイ!」「ナニイイヨ!」などの声がかかるも完全スルー(笑)。
自身が興味ある目の前の品だけに全集中して吟味、吟味が終われば隣の品を品定めしてまた次の店へ。
怖いもの知らずといった感じで店員の執拗な声がけも空振り、諦める。その姿勢、見習います!
そんなコトを繰り返していると「お土産が欲しい。」と義母。
色々と物色した結果、ポーチに的を絞ったよう。
そこへ案の定、店員のお姉さんが「ママ!コレイイヨ!」とセールス開始。スルーする義母(笑)。そして、イスを用意してくれる店員。お礼を伝えて座って物色し続ける義母。
ポーチは何個買うのか?と思ったら「30個」の返答に「30個!」と驚き、その言葉を理解したのか、店員さんから電卓で1個900円×30個=27,000円を提示される。
「えっ!?一つ900円高いわ~」と義母。
確かに目の前の品が900円/個は高いと私も思い、値段交渉をしてしまった。
すると店員さん、電卓に700円/個と表示して× 30個=21,000円にしてくれる。
「一つ700円?、やっぱり高いわ~。」と義母。
そんな様子を察した店員さん、今度は600円/個を提示してくれる。
値段交渉中も30種類のポーチを物色する義母。
ことの成り行きで私が交渉役になり、店員さんとやりとり。
「オニイサン、コレハ?」と600円/個に返答するのを忘れてたら、店員さんから「イクラガイイノ?」と逆提案される。要は我々から買取金額を提示しろと。
でも、値段が分からず、う~ん・・・としていると「500円(×30個=15,000円)」と電卓をたたく店員さん。
(500円/個は妥当かな・・・)と思いつつも、「もう少し、安くなる?」と目をみて伝えると450円/個となり、400円/個(×30個=12,000円)となった!
これが底値と納得して、義母に「一つ400円です。」と最初の提示から半額以下になり、大喜びの義母。
そして、いつの間にか店側は3人体制で対応していた(笑)。
義母に抱きつき「ワタシノママ~!」と、喜ぶ。
義母も店員さんの双方が喜ぶ結果になって、良かったと思う。

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