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2025年10月28日火曜日

こぼれた日常。

ジャズバーでサックスを演奏するオーナー

「フランス植民地時代はアヘン製造工場だったんだよ。」と教えられたレストラン。
知らなければ、天井が高く、シックで落ち着いた雰囲気の良いレストランとしか思わなかったけれど、「負の遺産」を活用して、いまではミシュランガイドにも掲載された実績がある、味と雰囲気で文句なく“訪れたい目的”となったレストラン。
プロデュース力って本当に大切。

「今晩、ジャズのライブがあるから行こう!」と弟分に誘われて、ジャズバーで紹介されたのは丸い黒サングラスのオジさま。

杖を持って座っていて「今日は来てくれて、ありがとう。」と、しゃがれた声で声をかけてくれる。「こちらこそ!お目にかかれて嬉しいです。」と握手した握力は弱かった。

演奏が始まり、先ほど挨拶&握手したおじさまの演奏(サックス)が始まると、オジさま大変身!

大迫力の演奏に(えぇ!さっきの弱々しいオジさまだよね?別人!?)と疑うほど同一人物とは思えなかった件。

オジさま、実はバークリー音楽大学を卒業後、演奏家として活躍していたものの、脳梗塞を2度発症し、サックス演奏は絶望・・・と言われたのに、復活をとげてジャズバーのオープンにこぎつけたとのこと。

で、演奏が終わった瞬間、介添え人がササッと近づき、ヨロヨロと杖をついて退席。
数秒前の力強いサックス演奏とは本当に別人だった件。

ショッピングセンターに行くと、目に入った「レゴ」のマーク。
どれどれ?と市場調査に行くと、ナント!商品の一部が50%OFFになっているではないか!

確かに50%OFF商品は、売れ筋ではなかったけど、日本では見ない商品だったし、揺れる感情&抑える理性。
(何の為に買うの?)と理性が問い、「安いから」では、踏み出せなかった件。セーフ!

朝散歩で川沿いに出た。しばらく川の流れを眺めていると、朝食の音なのか?近くでジューと炒め音が聞こえたり、おばさん達が集まりだして井戸端会議を始めて「シンチャオ(おはよう)」と言うと、「シンチャオ」と笑顔で返してくれたおばさん達。

書かないと忘れてしまう、ホーチミンの日常。
アヘン製造跡を活用したレストラン

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