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2020年9月28日月曜日

男ばかりの料理教室

カジダン=家事も積極的に楽しむ男性。自己肯定感や働く喜びの原点は「家事」にこそあると思う。と述べた我らの中村和憲さん(料理研究家・音楽家)。「食事という漢字を見てください、“人を良くするコト”なんです。1日3回の食事だと1年間に1095回、人生100年時代なら10万回以上も食事をします。食事はとても大切です。ちなみに学校の給食は190回/年程度です。」と金八先生のような“中村節”にシビれます。

ココ大の授業ではなく、誘われて参加した「カジダン講座(料理編)」。レシピはシーフードグラタン、鯛のソテー塩レモンソース、バーニャカウダー、黒ごまミルクプリンの4種類を3人1組のチームで90分で作り、30分の食事時間の計120分の満腹講座。普段は料理をしないと言うメンバーとワイワイガヤガヤ、たまには全く知らない者同士(実は自己紹介をするタイミングを逸してしまった・・・)で交流をはかるのも新鮮!でも仲良くできるものなのだ。

「盛り付けも頑張ってください!」と先生の中村さん。我がチームは立体的に盛り付けて完成。レシピ通りに作ったのでマズイわけがなく、我が家では食卓に並ばない料理を堪能した120分(個人的には「黒ごまミルクプリン」がGOOD)。ちなみに中村さんは「電子レンジの中村和憲」と言われ愛媛県では有名な電子レンジ使い。「このグラタン、電子レンジ一つでできるなら私にもできますね!」とメンバー。カジダンここに新たに爆誕!

2020年9月27日日曜日

至福つれづれ。

せっかく自由に企画立案できる機会をいただいたから、すぐに描き始めるのはもったいない(描いたら楽しいが終わってしまうから・・・)ので、布団に入りながら妄想して寝落ちするのが至福。あーでもない、こーでもないと妄想の中で自分がユーザーだったら何が楽しいか?と考える。でも20代の頃の妄想と違うのは「キャッシュポイント」などのお金について(と、書くと詳しそうだけど今だに弱い)

1回の実施で支出を回収し利益を上げるハイリスク・ハイリターン的な企画は求められてもお断り。数回の実施で収支がトントンになり、その後は利益が適切に出る方法が私流。なんというか「取れる時にブンどってやろう!」的な同業他者もいるから、発注者はキチンと考えた方がいい。1回の収益は少ないから成果も低く思われるけど、何年も「持続」させる方が成果ははるかに大きいこともある。

と、書くのも目の前の金に手を伸ばしては慌てて自制する繰り返し、葛藤とかせめぎ合いとはこのこと。すると不思議なもので、自由に描ける機会がまた現れた。これは自制へのご褒美か?任せていいのか?と思ったりもするけど、期待と思い妄想して寝落ち。色々あるけど私はラッキーです。「NICE CREAM with 栗」が夕陽に映えてキレイだったこと(補正してます)

2020年9月26日土曜日

最も好きなロケ地は。

「最もお気に入りのロケ地は?」との記者の質問に「愛媛県庁本館です。」と答える。「(記)愛媛県庁本館の良さはどこでしょう?」「(私)例えば、大理石などで作られた重厚な雰囲気に差す光は絵画のようです。」「(記)愛媛県民に映画を通して何を伝えたいですか?」「(私)地域の魅力の再発見です。」「(記)それはどうして?」「(私)気づかない、見慣れてしまっている日常の中に地域固有の良さは多く、路面電車一つとっても地域の代名詞です。」的な内容を伝える。

記者、その場でスマホを取り出しアプリを立ち上げ、該当作品を再生し、そのシーンを一緒に見る(何とも現代的!)。演出されて創られた非日常、でもリアルな世界観に驚き「作品を見ただけでは想像できない裏側ですね・・・。」と記者。その通りで裏側はカオスだけど、そんなカオスが好きな人もいるし(FCもその一員)、カオスを一切感じさせずに作品に没入させられるか否かは裏側の力量次第。

出来上がった作品が公開後も話題になるかどうかは、出演者の活躍によって話題になるし、ロケ地に魅力があれば「聖地巡礼」にもなる。「(記)愛媛県庁本館にも来ましたか?」「(私)えぇ、来ましたよ。守衛さんから連絡が入ると、ロケ地ツアーをしてましたから」「(記)まさに聖地巡礼ですね」「(私)そうですね、でも当時は“聖地巡礼”という言葉はなかったですよね」「(記)はしりですね!」と取材は続いた。

2020年9月25日金曜日

まずは素材づくり。

「事業運営管理の際は“WBS”を使ったらいい。」と教えてもらったのが約20年前。WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構造図)とは進捗管理法の一つで「見えにくい作業を視覚化」することが目的で、そのためには作業の一つ一つ「言語化」しなければならず、言語化するためには作業を「細分化」してパーツにする。細分化の重要性を初めて知り、それまで抽象的だった地域づくりに要素分解を持ち込む。

と言っても慣れない人には取っつきにくく、特に暗黙知(属人的なノウハウで定量化、平準化しにくく引き継ぎにくい情報)の多い地域づくりの現場では視覚化、言語化が足りてない。だから素材化(≒パーツ化)されず、自分たちの取り組みを発信しようとしても「アウトプット(したこと)」どまり、アウトプットでは(スゴいね・・・)と思われるだけで、アウトプットが創出した価値まで伝わらない。

実際は視覚化、言語化された素材は「編集」しなければただの情報で野菜で言えば、切っただけ。素材を組み合わせることで相乗効果や新たな素材に変化させられるのが編集の強み。野菜も切っただけでなく野菜同士を混ぜたり、和えたりすることで逸品になる。細分化するには練習しかなく、練習することで「細分化の加減(細分化の目的を忘れ、ひたすら細分化して無意味さに気づく・・・)」が身に付く。研修で細分化に手こずる人へのアドバイス。

2020年9月24日木曜日

サイドメニューも全力企画!

あえて言うと【ワンダフルエミフル2020】の実施が決まり、気軽に自由にフラリと楽しめる仕組みを依頼された時、真っ先に頭に浮かんだのは「えひめレゴ部」でした。そのために60kg以上のレゴを全て洗浄したし、通りすがりでも親子などは立ち寄っていただけると確信していました。実は今でも確信していますが「コロナ禍では、都度のブロック洗浄が難しい・・・」という判断で断念。コンテナ高く積まれております。

そこで登場したのは「クーゲルバーン」というHABA社の積み木。子供達が幼かった10年前まではよく遊んでました。溝や穴が空いた積み木を組み立てビー玉を転がす。ただそれだけですが奥が深く(ビー玉を転がすと加速で積み木にぶつかり崩れるので、崩れぬようにするには物理の法則などが学べる!)大人の方が熱が入ったりして・・・。これだったら都度の洗浄もできるので5年ぶりの出動!「スタートからゴールまでビー玉滑走の時間は長い方が勝ち」が遊びのポイント!

「あくまでもサイドメニューなので、そこそこに・・・」というスタッフの心配をよそに「輪ゴム鉄砲」だって楽しみながら学べるポイントが。一言で言えば射的ですが的を狙い倒した時の爽快さは子供も大人も同じ、ハマります。そして全30問の「クイズラリー」だって面白い、全問🙆‍♀️🙅‍♂️クイズなので迷ったら勘に頼ったらいい(笑)。「ガラポンお貸ししますよ!」とエミフルさんの計らいで回答数に合わせてガラポンして〇〇〇ゲットです!

2020年9月23日水曜日

夫婦の四連休

「どこも大混雑、大渋滞」と 世間が連休だった連日。私と妻は「黙々と作業の日々」だったという話。朝5時に起床、日課の散歩でスイッチON、帰ったらまず朝の作業時間、ひと段落したら朝食を食べて作業に戻り昼過ぎまで。この時点で作業時間は5時間30分ほど。1時間ほど休憩して作業に戻り16時30頃に区切りしけて夕飯の準備。妻と食べて作業に戻ったり休憩。21時には就寝の準備というルーティン。1日2食でも痩せない。

楽しめたのはFB友達が訪れた景色を眺めたり、バンクシーの図録を眺めたり。外山滋比古氏が亡くなっていたことを知り名著「思考の整理」を読み直す。p217のあとがきに「考えるのは面倒なことと思っている人が多いが、見方によってはこれほど、ぜいたくな楽しみはないのかもしれない。何かのために考える実利実用の思考のほかに、ただ考えることがおもしろくて考える純粋思考のあることを発見してもよい時期になっている」のくだりにほくそ笑む。

作業といってもパソコンに向かうだけでなく、考えては書いたり、描いたり試行錯誤な時間。おかげで抱えていた宿題の多くが進んだ(でも完成は遠い・・・)。妻も部屋から出ず論文やら翻訳やらの作業に日々没頭、側から見たら(どんな夫婦なんだ?)と思われるが、これに充実感を感じるのだから「幸せの沸点」は低いのは明らか(笑)。「でも、今日も連休と変わらないよね」と働き方が変わった私たち。

2020年9月22日火曜日

ワンダフルエミフル!

参加無料・公開授業の【ワンダフルエミフル2020〜五感で楽しむ愛媛の自然〜】ですが、開催が迫るにつれ申込みが増えています。と言っても授業は参加無料の公開授業なので当日、フラリと立ち寄っていただいてOKです。買い物などの隙間時間でも十分に学べて、その日の夕食時などに「○○○って知ってた?」と、話題になったり会話が弾んだりしたらいいなと思いながら授業内容を構想しました。

三世代で会場へお越しの方はお孫さん、お子さまなどが時間を持て余すかもしれません。幼児だったら「積み木」でピタゴラスイッチ的に組み合わせて遊ぶのはどうでしょうか?小学生だったら「輪ゴム鉄砲(射的)」で害獣について学ぶのはいかがでしょうか?また三世代一緒に学べる「クイズラリー」はどうでしょうか?生物多様性についての全30問クイズ。正解数に合わせてガラポンを回せる回数が変わり、景品獲得のチャンスがUP↑します。

「チリメンモンスターを探せ!」「おりがみで学ぶ生物多様性」「小さな楽園「鹿島」で生き物探し」は親子で参加するのはピッタリな授業です。「偶然のキセキ!河内晩柑の知られざる魅力に迫る」「愛媛県が日本一の養殖真鯛を知ろう!」「1滴の緑茶」はお一人で味わいながら学べるでしょう。「ハロウィンゴルフ」「えひめ県パズル」「美味しく盛り付けウッドボード」は製作後は持ち帰りできる内容の授業です!

2020年9月21日月曜日

美味しいの先

「本当に住みたい街大賞2020」で第3位となった「たまプラーザ」へ。2000年頃、宮前平から渋谷まで通っていたサラリーマン時代を思い出す。この辺りに住んでいた理由も忘れていたけど、アップダウンの大きい坂道や街路樹、景色が「ドラマに登場しそうなTHE 街並み」で憧れていたからと、歩きながら思い出す。たまプラーザ駅から10分ほどで目的地「美しが丘(地名もドラマっぽい!)」にあるCUL DE. SAC. CAFE(クルド・サック・カフェ)さん。

店内にはご近所にお住まいなのかご婦人が2人カフェタイム。その後も女性が1人でやってきたり(女性に支持されること大事!)とメモ。オーナーの森谷さんもスタッフも女性。NICECREAMへの共感ポイントは「美味しい(森谷さんは特にチョコがお気に入り)以外にNICECREAMの方針に共感した」と聞いて更にメモ。(共感の時代だ・・・)と痛感、「美味しいの先に見据えるもの」が重要。

体調にも環境にも配慮しているCUL DE. SAC. CAFEでは有機野菜、動物性食品不使用のヴィーガン料理を提供していて、飲み物に付くストローは「草ストロー」というこだわり(脱プラ)。雑食な日々だからデトックス気分で野菜満載のガレットをいただく。一緒にいただいたのは有機スパイス、有機レモン、甜菜糖などで作った自家製コーラとNICECREAM(ココナッツミルクチョコ)。NICECREAMは二段で下段の自家製コーヒーゼリーにNICECREAMが巻いてありナッツとドライフルーツの柑橘が美味しさを引き出していて至福のひとときだった件。

2020年9月20日日曜日

ささやかな抵抗

GAME OF WARには「世界最大の犯罪は規則を破る者によってではなく、規則に従うものによって犯される。命令に従って爆弾を投下し、村で虐殺を行うのは人間なのである。」という説明文があり、この一文を読んで何も感じない人がいたら、その人を怖く感じてしまう。
一見、民主主義に見える選挙で独裁者が選ばれてきたこれまでを思い出す。ドロシーだって検閲される異常さに何も感じない訳がない。

「毒を吐く」とは、コンチキショーな社会にすり減った心身を作品を見ることで気持ちを吐いて整えること。作品の見方なんて一人一人自由なんだから好きにさせてよ!という感じ。ポップアートの多くは現状を皮肉っていたり、風刺したり、挑発していて刺激的。自分ができないから作品に共感してしまうのはそんな所から。一連の「その後の騒動(同じ系統のバスキアやヘリングではあまり聞かなかった作品の剥ぎ取りや奪取)」はメッセージの普遍性なんだろうと。

毒を吐いて心身整え、ついでにビタミンも補給できて満足。世のコンチクショーは軽減どころか深刻になっている気がして重い。これまで「無関心」が最も厄介と思っていたけど最近は「自己責任」が台頭してややこしい。「無関心なのは自己責任」「感染したのは自己責任」と一見、正論に聞こえるようだけど表面だけの浅い考えは勘弁。もう一回、バンクシー展を見に行く必要があるかも!

2020年9月19日土曜日

FCが羨ましいと。

松山の映画館で映画を観たのは2月下旬だったので6ヵ月ぶり。昨年12月のSW9を観た際に予告編が上映されて「?」と意味が全くわからなかったTENET。公開初日だからかIMAX劇場はそこそこの入り。会場が暗くなると「全興連(全国興行生活衛生同業組合連合会)→映画館の組合」による館内換気についての映像紹介。館内の空気は20分で入れ替わるので安心をということ。そして飲食以外の時はマスク着用での鑑賞、会話は控える。観る側にとっては広くゆったり快適だけど、色々考える。

そもそも、映画館では完全非接触に成功。チケットは前日にネットで購入(IMAXで2200円/大人一枚、高い・・・)。映画館に到着し、そのまま入口でネット購入の証であるQRコードを見せてスキャン。そのままIMAXシアターで鑑賞して終了後はササッと退散。誰とも話さず、何も触れず。少し奇妙だけど、以前から大差ないと思い返す。先日の「バンクシー展」でも思ったけど、テクノロジーはピンチに進化する。

制作費は2億ドル(約210億円)なのか。4億ドルは稼がないといけないとのことで世界興収は2億円を超えたとニュース。クレジットには撮影国が6ヵ所(もちろん、各国のフィルム・コミッションを確認)あったとは言え、1本約210億円・・・。2億円の制作費の映画が100本!も作れると思ったのは私だけではないはず(涙)。あんな撮影を間近で見れるフィルム・コミッションっていいなぁと。

2020年9月18日金曜日

定説を疑う。

「ターゲットは絞った方が良い」と助言いただくし、時に助言もする。確かに「その通り」だけど、いざ実際に自分が「その通り」にやってみると???となる。
なぜか?と考えると「考える大前提が違う」のでは?にたどり着く。購入者層(≒ターゲット層)は(その人の)価値観と現実(金銭事情など)で成り立っていて、【人は感情で物を買い、理屈で正当化する】生き物に間違いない!

ウォンツを満たす「世界新発売!」のような商品の場合、ひと昔前のような「一つの価値観、一つの商品でPR」できたけど、価値観も現実も細分化され多様化しているのに、一つの商品で対応できるわけがない・・・。理想は一人一人の欲求を満たす商品だけど、できないから、ある程度の価値観&現実を共通点などからグルーピング化(価値観A・B・C)して多面的に捉えると何となくイメージできて腑に落ちる。

まずはグルーピング化されたターゲット層は、ある程度のイメージ像が絞られているから作戦も比較的練りやすい。そこからターゲットを「特定」で絞ることもできる。購入者層から一気にターゲットを絞るのは難しくなったので二段階構えか・・・。購入者を絞ることで購入動機も特定でき、その先は「可能性」という広がりだけど「この可能性とは何なんだ?」と、これまた、これまでの定説が通じなくなっているで良いか。

2020年9月17日木曜日

一人チャレンジ(駄話)

松山空港についてチェックインはカードで済ませ、飛行機を待つ時に(現金を持ってない!)と気づき、財布を見ると1000円札が2枚しか入っていない、小銭ゼロ。ATMはないので(東京でおろすか・・・)と思うも(いや、ココは現金を使わず、オンライン決済で過ごせるか?の実験としよう)と、全く無駄・無意味の一人チャレンジが始まる。幸いにしてSuicaもPayPayもある。

電車はSuicaで万全、目的地までスイスイ。どうしても飲み物が欲しくなり構内の自販機で買う際もSuica。食事はPayPayで支払える店を選んで入る。展覧会へはカードで事前決済していたのでOK、会場で図録を購入する際もカード決済で済ます。コンビニでの決済はPayPay。しかし、打ち合わせのカフェで1000円の精算を1000円札で支払う。羽田空港へはSuicaの残額を気にして10円でも安くと京急を使う小市民。

松山空港から最寄り駅までは松山でしか使えない「い〜カード」、ピッ!としたら「440円」と表示され、残り1枚の1000円札をチャージで使う(涙)。結局、財布の2000円は使ってしまったが工夫すればできるとわかる。精算時は非接触なので「手応えナシ」が楽チンと思えたり、怖く感じたり(消費の感覚がない)。そして決済時に相手との会話は特になく無味乾燥だから、こちらから声を出したり・・・。時代に沿うって努力!

2020年9月16日水曜日

強みは何かと。

目的は「FCが地域から求められ、制作者からは頼りにされる存在になること」し、FCが日本で始まり20年、JFCとなって10年、産官学民とステークホルダーが増えると同時に求められるコトも多様化してきていることから、【自FCの存在価値、活動意義】について明確にする必要がある。と始まった【FCに求められるマーケティング思考】講座。FCを対象に撮影支援の話をしない講座は画期的!?

これまでも研修はしていたけど、業務に直結する内容が多かったけど、今回のマーケティングはFCの存在価値、活動意義の「礎」という位置付け。全国各地から30人のFCが参加し、撮影支援に日々奔走される中で触れたことのない内容は時に難しく特に面白く刺激的になったようで何より。講座が終わる時(連続講座で年末まで続く)には、自分たちのFCの特徴(強み)が価値に変換されているはず。

終了後は関係者との情報交換。訪れたのは山形名物のそば屋さん「山形田」。「9/17の秘密のケンミンSHOWに出るのよー!」と女将さん。名物の冷肉そばを注文したら「芋煮もあるのよ、食べて!」「山形のキュウリ!味噌も手作り!」と注文していない品が次々出てきた!(飲食店にとって番組で紹介されることは絶好のチャンスだよな・・・)と、時々相談のあるこの手の番組にFCだからできる強みを再認識。精算はそば代のみ。

2020年9月15日火曜日

やりきる。

計250名の新規愛媛県職員への研修が終了。振り返れば「高校生の時に授業に参加してくれた方」「大学生の時に授業に参加しれくれた方」「以前にエキストラ出演をしれくれた方」「ご両親を知っている方」などがいたり、担当職員は以前に私の研修を受けた人だったり、愛媛に移住して19年、色々と思い返さずにはいられなかった感慨深い研修だった件。研修生の多くは我が子と同世代だったからかもしれない(涙)

250人が取り組んだ「河内晩柑認知度UP大作戦」では①アプリ開発、②河内晩キャン、③アイドル(グループ)の結成、④Youtubeの活用はNG(以前に発表されたなど)としてアイデアを考えた。狙いは彼らが今後の消費者層の中心になる際に何に興味関心があるのかということ、そして【正解・不正解のない問いへの考え方】そして【個人のアイデアからグループのアイデアへ変換する際の他者を交えた合意形成】の演習。

グループで1つのアイデアに絞る際、意見を出し合い捏ねて再構築や肉付けを短時間でするのは全員の協力が求められる。そして発表者は発表アイデアの考案者とは別人だったのは考案者に寄りかかり過ぎる傾向の回避。それまで他人事だったアイデアを自分ごと化して消化しなければ紹介できず、私からツッコミが入るので慌てた人もいたり。最終回も【常に自分に問いを立てること】で締める。

2020年9月14日月曜日

情報の味変・シズル感

10/3-10/4にエミフルMASAKIエミモール1F「グリーンコート」「フローラルコート」で開催する【ワンダフルエミフル2020】の準備が本格化!コロナ禍なので今までとは違う配慮や工夫が求められる。その中の一つ「告知」は今までだったらチラシを作成し配布、設置が基本と思われたけど不特定多数が触る共有物となるチラシは安易に置けないのが事実。となると頼みの綱はエミフルさんと自前の発信ツールの駆使となる。

公式情報はココ大サイトに掲載、補足情報はココ大のFB&ワンダーエヒメのFBで紹介、毎週日曜日9:30からの週刊ココ大ラヂオでは音声で授業内容などを紹介、1500人が受け取るメルマガでは授業内容を踏み込んで紹介。そして学長日記では公式情報や補足情報とは異なるバックヤード(裏側情報)を紹介することで情報を多面化。ライブ感というか手づくり感を伝えられたらいいと思う。いづれポッドキャストもか!Youtubeは気が重い・・・。

情報自体は無味乾燥で味気なく、一辺倒な切り口や角度だと興味関心を示しにくい。そこを工夫して情報を美味しく味付け(編集・構築)し、受け手となるAさん、Bさん、Cさん向けに「味変」をすることで「それぞれが食べたい(興味関心をそそる)」内容になる。これまでのフツーが通じない中で四苦八苦だけど、情報を編集することで多面化し興味関心者との接合面を増やす実践機会!

2020年9月12日土曜日

4300回目の呼吸

2011年1月26日に「学長日記」を書き初めてから9年7ヶ月余り、当時の日記を読み返すと既に市民学生は83名登録し、スタッフや市民先生は47名が登録していたのか。ココ大はまだ存在せず、松山市役所の所属で「地域の魅力を学びあう」必要性について意見交換してたっけ。この時の熱量が6月4日のココ大の開校につながる。何をするのか?何をしたいのか?誰も分からなかった当時から9年7ヶ月、4300回目。

誰も知らないゼロからの活動だったので、発信しなきゃ!と始めたブログは自分が思うこと感じるコトを毎日書くと決めたものの計算すると9年7ヶ月余りは3500日(回)なのに4300回、1日2回書いた時期もあり、調子に乗っていたら1回の日記で3万回の閲覧数を記録し(色々と反響があって)怖くなり、制限をかけて今に落ち着く。毎日書き続けると何が良いかって「心情のデータベース」として、見直すと当時に何を考えていたかが分かり面白い。

そして「毎日続けるために常に考えるようになった」のは大きな収穫。常に考えるようになると自分自身の意見を持つことができ、その意見にたどり着いた背景や過程なども一緒に伝えられることは「伝わる」に大きく貢献し、仕事に影響するからブーメラン。「文体や表現にに泉谷節ありますよ(笑)」と指摘され個性も出てきたか!?と都合よく解釈。今や書くことが呼吸のようになった。

2020年9月11日金曜日

公開エール

ひょんなことから近況を知り、体調を崩したり、事業が思うように進まなかったり、辛い思いをしていたことを察する。気になって連絡するも返ってきたメッセージは心配させないようにという配慮が滲み出てた(涙)。基本的に世の中はコンチクショー!と思っているけど、社会のせいにも誰かのせいにもしないのがルール。そんな中でも「どうしたら楽しく過ごせるか?暮らせるか?」がモットー

失敗して残念と思ったこともあったかもしれない。でも「やってみなければ分からない」ことが多い中で「あたかも正論に見える理屈で行動しない(アイデアキラー)」の方がよっぽど残念。経験至上主義者としては「あーだ」「こーだ」「そーだ」と経験の必要性を唱えていて、酸いも甘い経験の全てを「糧」として己の血とし肉とすることが大事。失敗はマイナスかもしれないが、経験の絶対値はイチでありプラス、何もしなければゼロ。このゼロとイチの差はとても大きい

(ご本人はどう思おうと)これまでに素晴らしい活躍や実績をしてきたのに、それらを「無かったこと」にする必要はなく、また始めればいい。ただその時は「ビジョン」はあった方がいい。自分たちはどんな道を進んでどんな場所を到達したいか?描けるといい。そうでないと、目の前の対応で日々進んでいるように感じるも、その道は行き当たりばったりで蛇行したり戻ったりしてしまい実は進んでいない。

2020年9月10日木曜日

質問に詰まる。

「フツーに美味しければ、フツーに評判になり、勝手に広まると思いますが違いますか?」と言う質問に詰まる。これまでも色々な質問に答えてきたが、この質問は本人は全く意図していないと思うが受け手からしたらハッ!と気づかされる問い。
返答に詰まったのは質問に共感と違和感を同時に感じたから。言われてみれば(美味しければ評判となるよね・・・)だけど、美味しいからといって放っておいても広がらない事実・・・。

質問を(どうして、フツーに美味しいのに評判になるのに売れないのか?)に変換。頭の中のハードディスクが処理(でも遅い!)。色々と考えた結果の答えは「人は味だけではもはや買わないから」となる。本当か!?と答えを疑うも「美味しくても100万円では買えない」「美味しくでもダサいと買わない」「美味しくても怪しい製造元では買わない」など【良いものと売れる商品は違う】となる。

そもそも「フツーに美味しい」とは何か?。今まで食べた・飲んだことのない初めての商品だったら驚きから評判になるかもしれないが、初めての味は出尽くし感があり、美味しいモノが溢れている中で「フツーという物差し(評価基準)」は難しい。「美味しいというフツーは大前提で、その美味しさを更に引き出す要素として値段、容量、デザイン、話題性など」がないと埋もれてしまう。答はこれでいいか?

2020年9月9日水曜日

気軽に立ち寄れる企画も

公開授業だけでなく、気軽に参加できる体験コーナーも」と相談されて考えた。まず最初に思いついたのは「えひめレゴ部」の出動。先日、60kg以上あるブロック全てを洗浄したし、出動すれば大人気だろうな・・・と思ったけど「子供達が遊ぶ度に消毒が必要」と分かり断念。次に「スタンプラリー」を考えるも難しそうと分かる。「木製みかん(木柑)積み」は一つ一つ消毒しやすいからイケるかもしれない。

前回も好評だった「間伐材製の輪ゴム鉄砲」もイケると思う、これは一緒に害獣についても学べる。過去に一度だけお目見えした「ピタゴラスイッチ」はどうだろう。積み木だけどブロックよりは大きいから扱いやすいし、積み木を組み合わせビー玉を転がすのは計算や工夫が意外と必要で大人でも楽しめる。スタンプラリー改め、2つの会場を活用した「クイズラリー」もできそうだな・・・。

「達成感や手応えの実感はどうしますか?」とスタッフ。「参加者や回答者へプレゼントだね・・・何がいいかな?」「〇〇〇〇とかあるじゃないですか?」「えぇー!〇〇〇〇を!?確かに言われてみれば活用しない手はないよね?生物多様性にもピッタリだね」となる。久しぶりの授業だから少々はしゃぎ過ぎていると思うけど「(自分も)どれだけ楽しめるか?」はとても重要、自分が参加したいかどうかで判断。授業内容はコチラから。

2020年9月8日火曜日

地域を捏ねる

Uターン、Iターンを決めるきっかけ、動機、タイミングは人それぞれという話。フィルム・コミッションに時々くる「人生の楽園」に該当する人の照会。「セカンドステージ(第二の人生)」がテーマで、私自身が候補になったこともあったけど「いえいえ、FC担当者ですし、そもそも第二の人生ではないですから・・・」と丁重にお断りした経緯あり。と、生まれ故郷であったり地方で暮らす、暮らしたい人は増えている。

きっかけの一つは3.11の東日本大震災で、都市部で働いていた人が故郷に戻ってきた。ただ戻ってきても就労で苦労した人もいた。そしてコロナ禍において(もう、いいか・・・)と思い、帰ってきた人が予想以上よりも多いことを知る。とは言え、帰りたいが帰れない「職業」に就いてる方もいて、Uターンした方々の多くはエンジニア、デザイナー、美容師、パン屋、インストラクターと自身の技術、知識、経験で稼ぐ方が多い。

地域おこし協力隊にも任期後は起業、創業する人もいれば県内企業へ就職した人もいた。プロスポーツ選手として愛媛でプレーし、今は企業でバリバリ働いている人もいれば、レストランで美味しい食事を出している人もいる。結婚や進学・留学を機に愛媛で暮らす中で起業した方もいた。そういう生き方、暮らし方を「一つのコンテンツ」と見立てることで地域は多様性に富み、Uターン、Iターンのきっかけ、動機に繋がるのではと移住者と話しての感想。