日記を検索

2025年11月16日日曜日

有償ボランティア。


ここまで来ると「寄り倒し」という感じか。
まつやまNPOサポートセンターの情報誌「サポセンだより」の特集が「有償ボランティア」だった件。

そして、松山東雲女子大学から来年度も「ボランティア論」の非常勤講師依頼があった。

これまで「ボランティアは無償(見返りを求めない)の協力、発意の善行」と紹介していて「有償ボランティア」となると、言葉と意味が矛盾するのは1200%。
【注】まつやまNPOサポートセンターが悪いわけではない←ココ大切

有償ボランティアも紹介はしてるけど・・・イマイチ“しっくり”こない。個人の感想です。

<有償ボランティアの主な種類>
・実費支給型→(例)小規模イベントのスタッフとして昼食代、交通費が支給されるケース
・謝礼型→(例)イベント補助の報酬、事例発表の登壇謝礼など。
・専門スキル提供型→(例)プロボノ(専門知識の社会的貢献活動)、無料相談など

<有償ボランティアの主なメリット>
・ボランティア参加機会の増→(例)報酬により負担が少ないので参画意欲が増すかも。
・責任感と持続性の向上→(例)報酬により責任感や意欲が持続するかも。
・専門性の確保→(例)報酬により質の高い人材が確保しやすく活動の質が上がるかも。

<有償ボランティアの主な注意点>
・労働者ではない→(例)労働者の意識がなくとも条件次第で労働基準法が適用されるかも。
・事故や損害のリスクがある→(例)雇用保険の対象外なので保険などの加入が必要かも。
・ボランティア精神が希薄になる可能性→(例)報酬が社会貢献意欲の低下に繋がるかも。

ココ大でボランティアが関わっているのはココ大付属学園。
ココ大付属学園ではボランティア保険に入るし、食事を提供したり、有償ボランティアという名ではなく、ボランティアの範囲でフォローしてるつもり。
わざわざ有償ボランティアという名を付ける必要性が・・・。

厚生労働省もボランティアを推奨しているようだけど、基本的(法律的)に「ボランティアに責任はない(道義的にはある)」とも教えているから、都合のよい解釈で誤解などが一人歩きしませんように。

0 件のコメント:

コメントを投稿