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2020年9月25日金曜日

まずは素材づくり。

「事業運営管理の際は“WBS”を使ったらいい。」と教えてもらったのが約20年前。WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構造図)とは進捗管理法の一つで「見えにくい作業を視覚化」することが目的で、そのためには作業の一つ一つ「言語化」しなければならず、言語化するためには作業を「細分化」してパーツにする。細分化の重要性を初めて知り、それまで抽象的だった地域づくりに要素分解を持ち込む。

と言っても慣れない人には取っつきにくく、特に暗黙知(属人的なノウハウで定量化、平準化しにくく引き継ぎにくい情報)の多い地域づくりの現場では視覚化、言語化が足りてない。だから素材化(≒パーツ化)されず、自分たちの取り組みを発信しようとしても「アウトプット(したこと)」どまり、アウトプットでは(スゴいね・・・)と思われるだけで、アウトプットが創出した価値まで伝わらない。

実際は視覚化、言語化された素材は「編集」しなければただの情報で野菜で言えば、切っただけ。素材を組み合わせることで相乗効果や新たな素材に変化させられるのが編集の強み。野菜も切っただけでなく野菜同士を混ぜたり、和えたりすることで逸品になる。細分化するには練習しかなく、練習することで「細分化の加減(細分化の目的を忘れ、ひたすら細分化して無意味さに気づく・・・)」が身に付く。研修で細分化に手こずる人へのアドバイス。

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