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2022年7月29日金曜日

理解への種をまく。


子ども達はガマンしました。介助犬、聴導犬とは言え、犬ですから動物好きの子ども達にとっては触りたいし“ペット”感覚で接したいのは分かります。でも“ペット”ではない補助犬はパートナーなので目を合わせたりしない(優しい無視)のが約束。プログラムが終わり見送りたかったけど追いかけずガマン!
私が駐車場まで見送ろうとすると「インチキー!あなたも戻りなさい!」と私が子ども達に注意される。

ドッグフォーライフジャパンの砂田眞希さんには昨年にもお越しいただき、出会いは数年前。ゼロから立ち上げてコツコツと実績を重ねて、その功績は表彰されるまでに。子ども達にとって特別な存在ではなく、日常的な存在として補助犬の存在を知ってもらいたく今年度も実施。案の定、プログラム終了後は他の用事で聞けなかった私のために子ども達が怒涛の説明(聖徳太子もビックリの数人が同時!)をしてくれる。

公益活動の応援方法は色々とあり、賛助会員になったり寄付したり、ボランティア活動をしたり。ココ大付属学園では講師としてお越しいただくことで応援。少なくとも40名の子ども達が知り、半分近くがその日の夜に保護者などへ「補助犬ってさ、盲導犬、介助犬、聴導犬の総称だってさ!知ってた?」とか話してたら嬉しい。公益活動への理解促進の種をまくという感じ。

願いを叶える。


5個のスイカをいただいたので「スイカ割り」を
どう楽しめるか?考える。大学生の仕切りを期待したけど小学上級生が仕切る。「はい!低学年から並んで!」「一回の振りで次の人に交代」「片付けもする」などを守れる人が参加する。「目隠しはどうするの?」「うーん、タオル?」「毎回タオルは衛生的じゃないよ!」「じゃあ、自分で目をつむろう!」「でも、薄目を開ける人がいるよ」など、喧々諤々になるも性善説で進行!

1個目は数回目(数人目)にバシュッ!とスイカが割れる。2個目、3個目も割れて4個目は最も小さいスイカで何人挑戦しても割れず大学生の番になる。そしておのずと「大学生vs小学生」の構図となるも大学生の勝利!5個目も割れてスイカ割りは終了するも「食べたいよ!」と割れたスイカを持つ子ども達。しかしグチャグチャになったスイカは衛生的にも昨今の諸事情もあり、食べるのは断念。

片付け、掃除も子ども達がする!と言うので見守っていたら単に「水遊び」がしたかったようでバケツに水を汲んでは流し、その流水に裸足をつけて"冷やい”を楽しむこどもたち。
すると「わっ!」とスッテンコロリン!と滑って尻餅をついてしまった。キレイにお尻が濡れてしまったけど、強烈な日差しで乾いてしまう。
「スイカ割りがしたい!」と言っていた子ども達のリクエストに応えた件。

2022年7月28日木曜日

四世代が携わる事業。


1週間が経ち、初参加の子ども達も気づき始める(この人は、どうしてインチキと呼ばれるかな?みんなが「インチキー!」と呼び捨てにしてるけど私も呼んでいいの?)とよぎる。
「子どもが“みんながインチキって言ってるんだよ”・・・」と、保護者からも問い合わせ。なので説明すると途中から「ハイ!この人はなーんにも持ってない人ですー!」と、ツッコミを入れてる子どもがいれば、「知らないの?インチキは本当にインチキを言ってるんだよ」と議論が交わされる。

暗雲が急に立ち込め辺りが暗くなったと思ったらポツポツザッー!の大雨。そして雷。大慌てて窓を閉める。勢いが強くなる雨、そしてパツッ!と部屋の電気が一瞬消えてまたついた。「キャッ!」と怖がる女子。だから私も「キャッ!」と一緒に驚いたら「インチキは大人でしょ!」と一蹴された。そして「そんなトコロまでインチキなの?」と本気で怒られてしまう(涙)

子ども達にスイカ割りでもどうですか?と、毎日お世話になってるシルバーさんから提案いただく。感謝しかなく遠慮なくいただく。それも“竹棒(節が全て削られ持ちやすい配慮!)”。スイカ割りを体験したことがない子もいて「楽しみだね!」と言ったら「私もないです!」と大学生。
ココ大付属学園は小学生、大学生、保護者、シルバー人材センターと四世代が携わる珍しい事業と思ったり。

2022年7月27日水曜日

感性を引き出す。


「これナニ?」「これはポージング人形さん」「なにそれ?」「絵を描く時にポーズしてもらう人形さん」と、カチャカチャ動かす子ども。その様子をみて(もしかして・・・)と「この人形は裸だから、お洋服着せてくれない?」「えー!この人形裸なの?(いや、裸のように見えるだけですが・・)」「Tシャツとかさ?こんな風に洋服を作れないかな?」と紙を切って当てたら当人もピン!と来たようで「貸して!」となる。

しばらくして「見てー!」と持って来た人形はTシャツ姿(に何か文字っぽいデザイン)で、緑のサテン地のような巻きスカートだった!ポージングもモデル立ちのよう。だけど肩から掛けてるピンク色の紐の先についているのは何?と思い「これはバッグ?」と尋ねると「違うよ!扇風機だよ!」と、巷で見かけるようになったマイ扇風機を掛けてた!時代を反映している姿に敬服。

その後も次々とお着替えをさせられて、着せ替え人形になってしまう。そしてバッグや靴までも履いて、最後はカツラ?のような髪も生えてた。「打てば響く」とはこのことで終日ハマった子ども。(そう言えば我が子もバービー人形の洋服を着替えさせて遊んでたな)と思い出しつつ、こういう機会からファッションに興味をもち、行く末は・・・と妄想したり。感性の引き出しを引き出す。

男女差なのか?


一人一人が(こんなことができたらいいな)というアイデアを出しあう。性別や経験、背景などがそれぞれに異なるから、壁に貼られたアイデアも多種多様で眺めるだけで楽しい。そして(やはり男女の違いなのか、アイデアの出方が違う!)と感じる。
長年の経験からの仮説は【女性は自身や身内など自分軸の課題を、男性は社会軸の課題を挙げる傾向が高い】ということ。5年前にも書いていた!

例えば、女性は身内の高齢者に生きがいを提供したく、きっと周りの高齢者もそうかもしれないから〇〇事業を立ち上げたい。男性は自身が感じた社会の貧困や格差是正のために〇〇事業を立ち上げたい。双方とも公益事業だけど似て非なるアプローチで、あえて言えば女が内側(個人)から外側(社会)に対して、男性は外側(社会)から内側(個人)へ変革を求める。これは思考の違いか?経験値の違いか?

私自身も該当して、2002年にフィルム・コミッションを立ち上げたものの、そこで気づいたのは「愛媛県人が地域の魅力を感じていない」で、具体的な個人に感じたわけでなく地域や社会に感じたコトを自分の課題としてココ大というアプローチで取り組んでいる。
ただ気づいただけで、優劣も正解不正解もない話なのでそれだけだけど、この違い(≒特徴)は相談時に役立つんじゃないかなと。

2022年7月26日火曜日

爆笑×3させました。


「インチキー!」「はい?何ですか?」「ねぇ、インチキ、季語はナニ?」「へっ!?インチキに季語があるの?」と勘違いした私。隣で聞いてた子にウケたので「うーむ、インチキの季語は・・・夏ですかねぇ」とボケると爆笑となる。「違うよ!俳句作らないといけないんだよ!」「インチキやー、あぁインチキや、インチキや・・・」と詠ったら当人のツボにハマったのか、小学生を爆笑させたその1。

「カブトムシ・・・」「で、ナニ?」「次が出てこん・・・」「カブトムシ、クワガタムシとは違うのよ」「カブトムシ、ゼリーも食べる、グルメ虫」とデタラメに言ったら、「違うよ!それ、俳句じゃないよ!」と言われるも爆笑させたその2。「カブトムシ、話しかけても、全てムシ」と大喜利状態になってしまい終了。最後は「カブトムシ、話しかけても、知らんぷり」になる。心情を表していていい。

「標語!標語!なんかいいのない?」「何の標語?」「交通安全だよ」「おい!あなた、危ない!死ぬぞ!はどう?」と提案されるも却下。「じゃあ、“誰かが見ている横断歩道・・・”」とホラーチックに言ったら爆笑させたその3だったけど却下。
たくさんアイデアを出したけど私の案は全て却下だった件。ちょっと、おふざけが過ぎましたが、小学生を3回も爆笑させることができてご満悦だった件。

誤解がありませんように!


「失敗談が聞けるなんて、ビックリしました。」と複数の方からお褒め?いただく。一般的には成功談の方が美しいのかもしれないけど、“愛の壁”に悩まされたこと、コンセプトの後付けに苦労したこと、借金の返済が続いていることなどを赤裸々に語ったらよかったのかな。
でも、ちゃんと成功したのも多いですから!と添えておかないと、単なるポンコツ野郎、インチキ先生と思われては困ってしまうよ!

「いよココロザシ大学のコトをもっと知りたかった。」という感想。うーむ、企画立案講座だったから、ココ大の仕組みなどは一切触れず。「フィルム・コミッションできた愛媛でココ大を設立した背景を知りたい。」とも聞かれたけどエールラボえひめで話す機会はあるかな?公益活動(≒非営利活動)でも飯は喰える!と伝えたものだからビックリしてた参加者。えぇ、今のところ平均的な収入は得ています。

「とても刺さるところがありました。」「情報量が多すぎたので、もう一回してほしい。」「次回はもっと詳しい部分を」などの感想もいただく。少しでも役に立てたのなら嬉しい限り。一つ言い忘れたことを思い出す。
講座を受けると、その時はフムフムと(いい話を聞いちゃった!)と心が軽くなったりするけど、本番は講座を受けた翌日からの行動や心構えが大切!

2022年7月25日月曜日

Done is better than perfect.


エールラボえひめでの「企画立案の基礎基本講座」は盛況で終了。基礎基本講座の良い点は「アイデアがあるけど、どう始めたらいいか悩んでいる人」「いざ、始めたものの、ちょっと息切れしてる人」「アイデアはないけど面白いアイデアを応援したい人」など、色々な人が参加しやすい点。
最近は個別相談が多かったから、今回のように広く浅くても企画立案の全体像を紹介できたのは、聞きやすかったと思う。

だから内容も進め方も極めてシンプルに実行。座学のあとは自分のアイデアを出し合い、検討したいアイデアを選び、そのグループに分かれて起案者と質疑応答&意見交換でアイデアをブラッシュアップ。深化した内容は起案者と参加者の双方に気づきを与え、満足感が高い時間になる。発表は起案者ではなく一緒に考えた他者がすることで、意見交換の理解度が試される。

最後は企画立案を始める際のエールにDone is better than perfect.完璧を目指すより、まず終わらせる。を伝えると多くの方に刺さったよう。
せっかく考えたアイデアだから成功させたい!が故に完璧を求めて準備を全て整えてから始めようとする。悪いことではなけどスタートは遅れる。それが致命傷になることもある。スモールスタートとも言うけど「走りながら考える」が小さいアイデアの醍醐味でもある!

2022年7月24日日曜日

それはカンベン!

「インチキはヘンタイなんだよ!」「えっ!?ヘンタイ??」と、インチキ→インチキン→遂にヘンタイになった私。世間一般的にヘンタイは「忌み嫌われる」存在に聞こえるけど、私には褒め言葉と感じたので「ありがとう!」と返答すると「やっぱりヘンタイだー!」となる。それを聞いてた大学生が「先生って天才ですね」「なんで?」「変態と天才は紙一重っていうじゃないですか?」「もっと褒めてーー!」

松山東雲女子大学生15人がココ大付属学園へやってきた。魚釣り用の“海洋生物(魚、タコ、イカ、タツノオトシゴ、チンアナゴ、サメなど)”を上手に創る学生、体育館で汗だくになってボール遊びをした学生、輪投げを作った学生、お菓子を作った学生、宿題を一緒にした学生など、普段は触れ合うことのない小学生ワイワイする。写真は休憩時にしたボッチャ。多くの学生が初めてだったけど、思いのほかハマった学生。

「ボランティアって頭で考えるより、まず感じることが大切。最初に楽しいと感じないと続かないよ」と、マスターヨーダの言葉を借りて説明。そこに子ども達が間髪入れずに「でも、それインチキでしょー!」とツッコミを入れるから学生達もププッーと失笑する。「私たちもインチキ先生って呼んでいいんですか?」とニヤニヤする学生。「大学内では誤解を招くのでやめてください、マジで。」


2022年7月23日土曜日

自由≠放任。


どんな時でも腹は減る。だけどコロナウイルスの感染拡大防止対策は必須だし、熱中症にも気をつけないといけない。免疫力や体力が低い子ども達にとっては窮屈な毎日と思います。昼食は中庭で食べている我々。こどもたちはそれぞれに日陰を探して最低限のお喋り程度。そこで妙案?なのかメダカを鑑賞しながら食べる子ども達。みんなとワイワイしながら食べれる時がくるまで我慢!

「自由とは聞いてましたけど、かなり自由ですね。」と初参加の保護者。「はい、そうです。自分で考えることで責任も感じますから」と私。ここで勘違いしてはいけないのが「自由=放任」ではないこと。放任とは「干渉せずに勝手にすること」で、ココ大付属学園は「干渉して勝手にさせない」。ルールがあるから自由を感じるのであって、「管理しない管理」は昨年夏にも書いてました。

ココ大付属学園での自由とは「一人一人が自分で考えた、感じたコトを思いのままにできる。」こと。読書をする子どもの隣で絵を描きはじめる子どもがいたり、朝から夕方まで一心不乱にレゴをしたり、突然閃いたかのように工作を始めたり・・・。それらのコトに対応するにはマネジメントは必須で、自由と感じるのはマネジメントが機能しているのであって、息切れしないようにゼェゼェって感じ(笑)

惑星誕生。


「惑星」と言えばはウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」。ではないけど「惑星クラブ」が誕生。10年以上前、我が子が小学生の頃に行った「星空ミュージアム」を再演。蓄光材は子ども向けワークショップだからと言って妥協しない純度の高い品を用意。それにノリを混ぜて混ぜて、混ぜ続ける。すると蓄光材入のノリという「素材」が完成。でもこの時点では子ども達の関心度は低く、"させられ感”でテンションは低め。

次は下絵づくり。蓄光材が映えるよう黒厚紙を用意。鉛筆で「星座」を描く。描いた星座の上に蓄光材を"星のよう”に置いていく。今まで体験したことがない描き方に戸惑う子ども達。でも想像が追いつきイメージが湧いてくる。そして蓄光材が星のように置かれた作品を暗闇に入れると「スゴーーーーーーーーーイ!光ってる!」と叫ぶ、驚く、騒ぐ、感嘆とはこのこと、感動の渦になる。

蓄光素材が少し余ったので、余興に丸ダンボールを惑星に見立てて下地を描き、蓄光素材を塗る。もう一つ、同じように描いた丸ダンボールを用意して素材面にくっつけて話すとノリが「クレーター」のような凸凹になる。これを一晩乾かすと下地が透けた惑星の誕生。蓄光なので半永久的に光を吸収しては発光する。惑星=恋する惑星=ウォン・カーウァイ監督を思い出してしまった件。

2022年7月22日金曜日

第七条:仲良くケンカする。


子ども達とは4月の春休み以来、3ヶ月余りぶりの再会。「インチキは覚えるてるかな?って言ってたんですよ。」「(明日も絶対に来る!と宣言したお子様に対して)絶対に行きたくないって言ってたの誰?」「昨晩は興奮して眠れなかったほどです。」「一昨日から準備万端でした。」など、保護者から子ども達の様子を伺う。子ども達が心待ちにしていたことを知り、本当は泣きそうだったけど堪えた件。

「心地よく過ごすためのルール」も“お約束”の第七条「仲良くケンカする」で大いに沸く。これには初参加の子ども達もニヤニヤするほどで掴む!「どういう意味ですか?」「笑いながらパンチですか?」などの意見や野次が飛ぶ中で「たとえ親しい中でもケンカになることもあるからお互いに気をつけようってコト?」と、悟り境地のような意見を述べた初参加のこども。唸ってしまった。

写真は“静か部屋”で静かに過ごしている図。タオルを被っているのは高校生ボランティア。部活の練習よりもタフじゃない?と思うほど外遊びをしてくれて滝のような汗。体力がウリの高校生男子ボランティアは神のような存在。
初日だったので何の予定もなかったけど、一人一人が自分で過ごし方を考えて決めて行動する。自己肯定感を育むに必要なことで、全力で肯定してあげれば他人も肯定できるって!

2022年7月21日木曜日

夏の準備整う!


今夏の新入りは3つ!「ボッチャ」はフランスからやってきた一つ一つが手縫いの玉で競う協議。昨夏は大汗かいて借りに行っていたけど購入。想像以上に面白い!大会を定期的に開こうかしら。「バスケットゴール」も昨夏は手づくり製で楽しめたけど耐久性がなく、探したらお手頃価格で、これも想像以上に頑丈でGOOD!ボールは松山東雲大学生お手製の新聞紙ボール。でもダンクシュートは禁止!

そして「マグネットダーツ」。全くの新入り!本物のダーツそっくりだけど、矢の先は磁石なので怪我の心配ナシ。でも(磁力が弱いかも・・・)と思ってたけど、今のところGOOD。準備を手伝ってくれた松山東雲大学生たちに「子ども達に面白さを伝えるには、まず自分達で実践することだよ」と告げ、ボッチャ、ゴールシュート、ダーツをしてワイワイ。考えずに感じること大切!

すると「どうしたら、もっと楽しく遊べるか?」となり、基礎的な遊び方のルールを率先して描いてくれた学生。「私、こういうの得意なんです!」とスラスラと描いてくれて、大助かり。
翌日、立ち寄ってくれた松山市役所の職員「ますますいい空間になってますねー!」と感想を寄せてくれる。こんなワイワイできる部屋の他に通称「静か部屋」とよぶ、何もない静かに過ごせる場所も確保。ハーモニープラザさんに感謝!

2022年7月20日水曜日

ボツ企画、ボツアイデア。

エールラボえひめは渋谷QWSのメンバーだから。

「どんな内容(特に失敗話)になるんですか?」と(中身を吟味してから申し込むんかい!)と思ったり、思わなかったり(笑)。でも福袋じゃないからSNSで書ける範囲で紹介します。
「えひめ粥」は期待値を超えませんでした。企画自体は良かったと今でも思ってますが、そもそも飲食店ではない物販店で提供したことを反省。NICECREAMや試食試飲は大好評だったから余計に・・・。

「木柑」は最初の狙い、イメージからズレてしまい反省。元々は「柑橘王国と名乗りながら全ての柑橘が揃うことはない。」から始まり、「じゃあ、県産木で各柑橘を作ればいい」と思ったものの、単に木に置き換えたのはでは面白くないので球体ではなく多面体でロックバランシングのようなユニークな木製柑橘にしよう!と思ったもののアイデアを実現できなかった。

“最小の和食”と位置付けて世界共通語にしようと企画した「TSUMAMIプロジェクト」はペンディングのまま。「FUTON」が世界共通語になったようにTSUMAMIも!と、ものすごい熱量で書いた企画書が眠ってる・・・。企画の数だけアイデアはあるってこと。「やってみないと分からない」が信条。
そう言えば「道の駅の道の駅」という企画も描きGOサインが出たけど青天の霹靂でボツになった。色々と学びたければ7/24の企画講座へGO!

いよいよ佳境!


ある4人家族は「シャーロックホームズ」が好き。「映画が好き」「一緒に家族旅行に行ける機会は少なくなるかも」などの条件も重なり、さらに「初愛媛、初松山」となり一泊二日の旅に出る。4人分の航空券と4人泊のホテル、4-5回の食事、4人分の移動、お土産などによる旅の総額は16万円程度か。仮に同じような4人家族が50組、2人組なら100組訪れたら800万円。地域にもたらされる経済効果は大きい。

先日も松山を訪れているという2人組から「えひめフィルム・コミッション」へ、ロケ地などオススメな場所を尋ねられリモートで紹介。実際に訪れたかどうかは分からないけど、熱心に聞かれた。
熱心と言えば「バスカヴィル家の犬」の超熱心な方が萬翠荘を訪れて「キャストの立ち位置、座った場所など」を“すべて”を聞き出したかったよう。「その方、私にも電話してきた方かも!」と、キャストの行動を追体験したいと言った方がいた。

先日の三連休の萬翠荘は「バスカヴィル家の犬」で沸いたよう。県内外から大勢が訪れたようでFCとしても萬翠荘顧問としても嬉しい限り。「萬翠荘って今年100年ですが知られてないんですよ・・・」と愛媛県の担当者がポロリと言っていたけど、少しは役に立てたかな。いよいよ「バスカヴィル家の犬」コラボ企画も佳境。ANAクラウンプラザホテル松山で「バスカヴィルショコラ」食べたい!

2022年7月19日火曜日

明後日から。


「また今年の夏も児童館(≒ココ大付属学園のこと)を、されるんですよね?」とFC関係者。「そう、だから夏休み期間中はセーブするね」と私。「どうして、そこまで手を広げるんですか?」と周りの人。「必要とされるままかな。子供も好きだし。」「FC以外でも忙しいはずなのに、よくできてますね?」「いや、できてないよ(笑)みんなに迷惑かけっぱなしだよね」と返答すると(確かにねぇ・・・)とうなづく周り。

妄想すると(ココ大付属学園っていう怪しい場所に小学生の頃に行かされたんだよね)と思い出し、(そこに変な大人がいて“インチキ先生”とか名乗ってたの、おかしかったよね?)とさらに思い出し(だけど画家や音楽家、小説家、舞踏家、写真家など自分を表現できるようになったんだよね・・・)と思ってくれたら私はサイコーだと思う。【感性の育み】を掲げているのだから冥利に尽きるという話。

ココ大付属学園に通った子どもから映画監督が出たらスゴいと思う。ストップモーション作品や短編映像などが創れたら面白いなー。(そんなの無理無理!)とアイデアキラーが出るけど、高校時代から見守っている西山将貴監督は現在22歳。大人が「子どもの好きをどのように捉えるか?」で、その子の将来は全く違うものになるけどな。
ココ大付属学園開校まであと3日!

2022年7月18日月曜日

大いなる勘違い!


企画脳の真っ最中だから、ちょっとの刺激で妄想が広がる。「意味性や目的性を徹底的に排除した作品」とか「大量生産・大量消費社会な社会を反映させた作品」とか「特徴を極端に単純化や記号化、変形させた作品」などをインプットし過ぎたのか、(私でも表現できるかも?)と、陶芸や絵画、写真や映像作品の創作に没頭した30年前のNY時代などを思い出す。あぁ、これって大いなる勘違い。

ちぎり絵と言えば山下清、ドットと言えば草間彌生、スーパーフラットと言えば村上隆、シルクスクリーンと言えばアンディ・ウォーホル、ストリートアートと言えばキース・ヘリング、バスキア、漫画と言えばロバート・リキテンシュタイン、ホルマリン漬と言えばダミアン・ハースト、人物写真ならロバート・メイプルソープ、風景写真はアンセル・アダムス・・・と、テーマや手法にオリジナリティを見出せると固有に認識される。

(自分だったら・・・)と勘違いは弾み、一つの妄想が生まれる。テーマ、モチーフ、手法、ターゲットなど(意外と面白いかも!)とほくそ笑む。妻に話すと「それ、いいんじゃない!」となる。この「考えている最中が一番」楽しいし面白い。これ以上踏み出すかは別次元の話。
で、案の定、現実世界から離れていたから目の前の現実に追われる。でも、いい妄想は現実にも好影響を与えることを私は知ってる!

2022年7月17日日曜日

経験は推進力。


行き先をグーグルマップで調べたらカップヌードルミュージアムが徒歩圏内だったのでレッツゴー!。安藤百福さんという方が創業者と言う程度の情報しかなかったけど、それが良かったのかもしれない。チケット購入したら「オリジナルカップヌードルづくり」ができてご満悦。ちなみにスープは4種類(オリジナル、カレー、シーフード、トマト)に具材は数多くから4つ選ぶことができ、キムチ、謎肉、エビ、マスコットのナルトでフィニッシュ!

成し遂げた人って1回目で成功はなく、それまでにも色々と事業を創っては失敗も多かったようで、インスタントラーメンを開発した時は48歳、そして96歳で亡くなる。そう言えば、カーネルサンダースがケンタッキーフライドチキンを開発したのは65歳、そして90歳で亡くなる。同じく色々な職業を経験したとのこと。うーん、3回の転職程度では経験値はまだまだだし、65歳はまだ15年も先・・・。

とにかく経験の豊富と人生の豊かさは繋がっていると感じる、経験値は推進力。モノゴトを多面的な思考や切り口で捉えられるのがいいのかも。
今回は急な事情で出張内容が色々と変わり、でも、おかげで色々とできたのはラッキーとしか言いようがない。ピンチはチャンスとは今回のこと。

もう分からない。


PEST分析などから「今後は人件費、価格、材料費の上昇は避けられない。なので競合品と差別化をはかり、選ばれる商品やサービスにしないと消費者は価値上昇に価値を見出せない。」と報告書に書いたのは2年前。そんな提言をモロに反映させたような商品に驚いてパチリ。「1500円のガチャガチャってどう言うコト?」と理解できない昭和40年代男。かたや「コレってとても精巧だよ」と価格と価値のバランスに納得しているミレニアム男子。

ガチャガチャと言えば我が子が幼い頃は海洋堂の500円クオリティに十分満足していたのに(それでも高い!と思ってた)、それが3つも買える1500円/回。「3つ買った方がお得じゃない?」としつこい父。全2種類、高さは145mmほど。(1500円ならプラモデルもあるんじゃない?)とも思うけど、プラモデルにはない存在だから存在してるんだろうな。隣の「ゴジラの骨格」なんかは好例。

翌日「これって、いくらと思う?」と雑誌に映る商品を指差しながらニヤニヤ顔の妻。商品は某世界的有名ブランドの編んだバック。「2万円?」と私の価値感で答えた値段を使うと(信じられない!この人は冗談を言ってるのか!?)という顔で「22万円でした!」とドヤ顔の妻(笑)。「22万円!」と声をあげてしまう。「こんなの創れる人を知ってるよ!」と口走ってしまったけど、そのブランドに価値を求める人がいるのも事実。

2022年7月16日土曜日

ナイトタイムエコノミーは。


平成の末に経済産業省は「プレミアムフライデー」を掲げたし、観光庁(国土交通省)は「ナイトエコノミー」を掲げたっけ。プレミアムフライデーもナイトエコノミーもインバウンドなどの活性、推進を目的に夜間(例:観光庁はナイトエコノミータイムを18時-翌朝6時までと定義)活動に力を入れてたけど、今ひとつ実感できないまま、コロナウイルスの影響もあってフェードアウトした感・・・。

21時に展覧会へ行くなんて超久しぶり、ひょんなコトから思い出し、近いから行ってみよう!と“その気”にさせた「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」。今年で生誕100周年なのね、「あれ」「これ」と過去にも書いてたほど好き(正確に言えば、水木しげるの描く妖怪が大好き)。
百鬼夜行なんだから「夜」に行かないと実感でないと六本木へ。おかげで心のビタミンは溢れるほどのフルチャージ!

世界との交流がなかった平安時代頃から、現実世界とは異なる世界を感じて絵に描いていたんだから、妖怪も(UFOも)いる!と信じてる一人。ちなみに幽霊は人の怨念、妖怪は聖霊の類いでよろしいか?ちなみに水木しげるは2000体もの妖怪を描いていて、私がイメージする「妖怪」は、水木しげるの創作物。「ぬりかべ」も、突如前に進めなくなった不思議な感覚を具現化したもの。