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2025年6月30日月曜日

時を超えた話。

東映京都撮影所の福居プロデューサー

「泉谷さん!ご無沙汰しています!覚えていらっしゃいますか?」と、向こうから声をかけてくれたのは、東映京都撮影所のラインプロデューサー福居雅之さん。

(福居さん?お会いしたことあった?)と思い出せずにいると「23年前、大阪芸術大学映像学科の卒業制作で撮影した際にお世話になりました!あの時は本当にありがとうございました!」
に「もしかして、島で撮影した時の学生さん?」「はい!そうです。あの時に撮った作品で東映に就職できたんです。」と、23年の時を超えての報告(涙)

23年前と言えば、えひめFC1年目。学生映画であろうがなんであろうが、全ての撮影支援に同行して、ロケ候補先や関係者へ挨拶や交渉をして、製作者と一緒に動き回っていた頃。
言われるまで忘れてたけど、こうして当時の記憶を大切にしてくれていたことに大感謝!なんだか泣けてしまった。

ちなみに福居さんはラインプロデューサーなので、その前は制作担当、更にその前は制作主任と経験されて今のポジション。だから、東映内で着実に実績と力をつけてこられた方。

そして、なぜジャパンFCの総会レセプションに参加されていたか?と言うと、昨年の第10回JFCアウォードを機に誕生した「優秀制作部賞」の受賞者だったから!

「優秀制作部賞」とは、制作/撮影現場でFCと最も緊密な関係になる制作部は、撮影に欠かせない存在なのに、黒子な存在なので、スポットライトが当たらない。

しかし、その存在は撮影/作品の質を左右するものであり、フィルム・コミッションが顕彰することに意義があると掲げると、映画監督協会、日本映画製作者連盟、日本映画製作者協会からも支持されて発足した賞。

そこへ今回受賞の福居プロデューサー。
こんな、時を超えて私から表彰の言葉を伝え、盾を渡す時が来るなんて、フィルム・コミッション冥利に尽きる、感慨深くなるのもわかってもらえるよね・・・という話。

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