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2023年3月1日水曜日

大切に。


山口県山口市へ。宇部FC、瀬戸内FC、福山FC、萩ロケ支援隊、鳥取FC、島根FC、松江FC、倉敷FC、岡山県FC連絡協議会、下関FC、増田FC、隠岐島FC、山口市FC、山口県FC、呉地域FCなどが集まりJFC中国ブロック研修会。
久しぶりに各地から多くのFCが集まり、近況報告などで盛り上がる。
写真は18時頃、研修が終わり、カーテンを開けたらこんな景色だった。

思うように撮影誘致支援ができなかった間に「受け身姿勢になった。」「内部調整が難しい。」「撮影支援範囲が曖昧になった。」「地域との関係性が薄れた。」「困った制作者がいる」「Youtubeなど個人配信への対応が難しい。」など悩みが尽きない担当者たち。

九州ブロック理事(北九州)、中国ブロック理事(広島)、JFC事務局長が、それぞれの悩みに答えてメモメモメモする参加者。
FC担当者は1人-2人の所が多く、地元に帰れば相談できる人がいなく孤軍奮闘の日々だから、研修機会は隣接地域へつながりを広げる最高のチャンス!

「FCの後ろには、地域があることを忘れないでください。」と伝えた背景には、撮影隊は一回の撮影で終わりだけど、FCは「次の撮影、その次の撮影」があり、撮影は地域で行われるので地域を大切にという意味。

ジャパニーズカラマリ!


「山口(県)はイカが有名なんですよ!」と、イカの刺身がドン!と現れて教えてくれる。
「えぇ!イカ!」と反応したら「あっ!見ましたよ!ヨーロッパ紀行」と別の人が言えば「カラマリにハマッたんでしょ?」と更に別の人。
「そう!カラマリは美味しかった・・・。」「この後、ゲソは天ぷらになりますから!」と案内人。「ホント!?」と私。「嬉しそうな顔をしますよねぇ」と周り。
そして出てきたのがさっきまで刺身で食べていたイカの「天ぷら」。

アツアツでいただき美味しい。だけど「天ぷら」で「カラマリ」じゃない。誤解しないで欲しいのは天ぷらも美味しい。でもカラマリじゃない。この「違い」は何か?「イカの違い?衣の違い?揚げ方?」と想像するも、よく分からない。
一つだけ分かるのは「衣が天ぷらよりもカリカリで、中には味付けの衣があった」こと。食べてしまったから、比較してしまうのはしょうがない。

念の為、天ぷらも美味しい。カラマリも美味しい。でも「天ぷらはカラマリとは違う」。
きっと、カラマリを日本で見ないのは、天ぷらが存在しているからかも!?と、何の根拠もない 推察。ジャパニーズカラマリ!と言って瀬戸内のイカをカラマリとして売り出したら、欧米人は喜ぶんと思うんだけどな。

2023年2月28日火曜日

と、言ってもうまくはいかない。


公民館研究大会終了後は「エールラボえひめ」の講座(今回の内容はプロジェクトマネジメント)へ駆け込む。20年前に学んだ内容(物事の捉え方、進め方、リスクの考え方など)は今でも現場で活きてる!

その後は「トゥクトゥクを西条市で走らせたい!/阪田さん」「中島でスーパーをオープンする!/俊成さん」「竹林をメンマで活用したい!/山中さん」のプレゼンが行われて(面白くなってきた!)と想像しながら聞かせてもらう。

実は3組のプレゼンターを全員知っていた不思議さ(阪田さんは愛媛大学主催の講座で受講生だったし、俊成さんは、エールラボで相談対応中、山中さんは「いしづち編集学校」の一期生)。
聞きながら、トゥクトゥクはマドリードで見かけた(写真)し、高齢者が多いスーパーは来店頻度と多種少量品が求められるのか!と思ったし、メンマは森林環境保全基金事業に合致しそう!など、どれも可能性を感じたり。

とは言え、多くの事業はうまくいかないとも教えているのがプロジェクトマネジメント。
じゃあ、どうしたらいいのか?は、ケースバイケースだけど、2つ言えるのが「予め成功を阻害するリスクと対処法を想定しておく」「決めた内容を死守ではなく、柔軟に変更できるよう構える」が助言。
「プロジェクトは成功を求めて変化し続ける生き物」と教えてもらい、驚き納得したのを思い出す。

400人を前に。


「開催は4年ぶりです。令和になってから初めての大会です。」「そうですか!そんな大役が私でいいんですか?」と始まったのが最初。
第67回松山市公民館研究大会、400人以上が出席し、野志松山市長の挨拶から始まり、公民館活動へ多大なる貢献と実績を残した方々の表彰と続く。
一人、控え室で待機してた私は我が子と公民館行事で興居島へキャンプに行ったりして存分に楽しませてもらった・・・と公民館との思い出を振り返る。

研究大会なので、公民館にとって参考にならなければならず、単にココ大の紹介や実績ではダメ。(どのあたりが参考になるだろう?)と考えた結果(ココ大自身が公民館と同じ方向を向いてた!)と気づく。
ならば!と用意したスライドは40ページ。これから求められるであろう公民館の姿を予測し、その実現にターゲットの設定、課題の設定、ニーズとウォンツの違い、目的と目標の違いなど公民館に落とし込んで説明。

終了後「すごく響きました!」と関係者。そして聴いてくださった参加者からも「とても共感しました。」「同じ方向です!」「子どもたちの事業、参考になりました」などのメッセージなどが届いて安堵。
公民館は地域のセンター(中心)であって欲しいと括ったのは、コロナの影響で3年間、活動が停滞したりしたのだから、以前と同じことを再開するのではなく、新しく再起動して欲しいという願いも込めての締めでした。

2023年2月27日月曜日

人に媚びないパン。


書き続ければ何かに繋がると思うし、動き続ければ何かが動くだろうと思ってるから、内容は質はさておき“止めないよう”にしているけど、それでも“漏れてしまう”エピソードって多い。

ヨーロッパ滞在中はパンをよく食べ、郷に入れば郷に従えと思うから、色々な種類のパンを食べたり、見慣れぬチーズやハムなどを挟んだサンドイッチも積極的に食べて“ご当地味”を楽しんでたら、妻が「あのパン、もしかして?」と、ウィーンの街をパン探しをしてた訳じゃないのにパン屋の前で立ち止まる。

「日本じゃ無いんだよね・・・」と、独り言を言いつつ店に吸い込まれ、あるパンを一点凝視。そして「あった!」と言って注文したのが写真の右奥の棚に立てかけられていた丸型のパン。
いわゆる「ハード系」で人に媚びてないパン。少し酸味がある硬めで素朴なパン。そう言えばNY時代でもこういうパンが好きだったよね・・となり、1/4にカット注文するもNGで1/2からOKとのことで即購入。

実はこの話には余談があり、イタリアでも見つけたけど、そのパンは「店舗の飾り用」で売り物でなく残念がっていて、遂にウィーンで入手できたという話。
表面は硬いけど中は柔らかく、ホント素朴なパン。パン屋の多い松山にもあるのかな?と思ったり。次はいつ、巡り会えるのかな?

インチキ先生!Returns to school.


1月にココ大付属学園【冬休み】が終わり、一休みと思ったらココ大付属学園【春休み】の準備が始まる。申込ページが完成したので早速、応募開始!実はヨーロッパの最中に「申込開始はいつからですか?」「先着ですか?抽選ですか?」などの問合せをいただき、仕事の一つとして取り掛かっていたこと。
春編は事業年度をまたぐので、現在の6年生は3/31まで。新1年生は4/1から参加という扱いになる。

春編も今回で2回目(年目)。子ども達の成長を凄まじく眩しく感じる一方で、私たちスタッフもまた一年、歳を重ねたのだけど、全然違うんだよなーと嘆かわしく思ったり(涙)。
「もう、自由に遊んでらっしゃい!」と親切丁寧に伝えても「インチキー!遊ぶんだよーーー!」と、怪獣のようで無限のエネルギーを持つ子どもたち、過激度が増してるんだろうな(汗)。学校とも家庭とも違う顔を見せる子どもたち(笑)。

春編は季節的に桜などの花が満開なので、ピクニック機会が増える予定。松山城に登ったり、堀之内公園へ出向いたり、萬翠荘へ見学に出かけたり。新一年生を迎える準備も皆んなでできたらいい!
冬編から新たに加わった「アルゴ(LOVOT=自走するロボット)」も元気に出待ち中。想像×創造に「ロボットとの共生」も加わったココ大付属学園。
新しく参加する子どもたちもいるので今から楽しみ!詳細および申込はコチラから。

これがゼロ→イチ。


3年間におよぶ「道後JIN六媛」プロジェクトが最終日を迎える。全く何もない所から始まり、最初は未だ存在しない品のイメージを創り、次は各市町ごとにJIN化する素材を何にするか?(最終的に松山市→伊台・五明こうげんぶどう、
伊予市→中山栗、東温市→いちごの赤い雫、久万高原町→りんごのふじ、松前町→はだか麦、砥部町→七折小梅)となる。

そして、誰にどんな価値を提供できるか?を話し合い、水口酒造さんから提案された試作(調合具合や香りなど)へ意見し、ラベルデザインでは修正を依頼したり・・・。
醸造の様子を見学させていただき、できたてホヤホヤの透明な透き通った
道後JIN六媛を見た瞬間、その場は「おぉ!」となったり(笑)。

商品完成とPR機会は、松山市長をはじめ、各市町の首長の所へ表敬訪問して成果を報告する傍らで、各市町担当者がPR担当者となり、道後JIN六媛の魅力をラジオで紹介もしたり。
その甲斐あってか、今も売れ続けている道後JIN六媛。
先日は水口専務をバイヤーに見立て、道後JIN六媛にあう「地域の食材」をプレゼンテーションして、全員が悪戦苦闘したり(汗)そして最後は「道後一会」での展示。

市町担当者の中には(これまで全く携わったことがない、考えたことがないコトも多くて参りました。)という感想もあったけど、「地域を売る」をOJTできたのは今後に活きると思う。
お疲れさまでした!

2023年2月26日日曜日

出発前と帰国後で「何が変わった?


ブレンデッド・トラベルとは?
「ブレンド=よりよくするために種類の異なるものを混ぜる」ことなので、ブレンデッド・トラベルとは「(〇〇○をよりよくするための)ビジネスと休暇をまぜた旅」。

「混ぜる」と言うイメージは、絵の具で例えれば、赤色や青色、黄色などを混ぜるのと同じと思っていたけど、様々な色を混ぜると最後は灰色になるのを知っていたから(なんとも微妙な色で鮮やかではないな・・・)と思っていたのは事実。

旅の中で仕事をしたり、美術館を訪れたり、食事をしたり、家族に会ったりなど、様々な出来事で感激や感動していると(あっ、モノゴトは混ざらない!)と気づく。
と、同時に(ブレンド=混ざるのイメージが出発前と出発後では全く異なった!)と振り返り。
「混ざる」というより「織る・編む」感じ。

縦系が「自分の時間」とするなら、横糸は「日々の出来事」。出来事毎に横糸を通して織っていくと「混ざらずに紋様とか柄」ができるイメージ。毎日の出来事は自分の経験に織り込まれる。編み上がった反物のような成果は、唯一無二のオリジナル。

そんなイメージで考えると(経験の度にどんな絵柄になるのかな?)とワクワクするかも。
絵柄が素敵なら気分もよりよくなるから、仕事などにも波及効果(例:意欲向上など)は出ると思う。

このイメージや意識を定着させることができれば、数日のブレンデッド・トラベル/ワーケーションでも効果は出ると思う。

こんなコトを考えず、意識せずにシンプルに気分転換ができるのも旅の魅力だから、「私の場合は・・・」と言う一例だけど、出発前と帰国後で「何が変わった?」と尋ねられたら「混ぜるではなく織る・編むようなイメージで、新しい経験を纏うような感じ!」と言いそう。
*写真は愛媛県伊方町の「裂き織」。 

2023年2月25日土曜日

今しかない理由。


何も考えずに噴水を見れば、水は延々と湧き上がっては溜水に戻り、次々と湧き上がる。
一連の動きは繰り返しだけど、実際は人間の目では見えない・識別できなミクロレベルでは、一つ一つの物質は独立(例えると、噴水の水は輪切りの連続イメージ)で、自然条件や時間軸などによって「前後上下左右が次の動きと繋がっているように見え、連続しているように認識してる」だけ。だから、連続のように見えても同じ動きは起こらない。
これを「連続の非連続」と言うことができる。

この「連続の非連続」は「生きる」にも当てはめることができて、「一昨日も昨日も何もなかったから明日も明後日も何もないだろう」的な意識は「そう願っても明日が訪れる確実性は0%で、明日は何が起こるか誰にも分からない」が現実。
(何をそんな大袈裟に・・・)と思い滑稽に聞こえるかもしれないけど、自然災害や事故や事件など、想像すらしない事柄が明日(数時間後かも数分後かも)かもしれないは、大切な意識と思う。

昨日までは変えられないし、明日も不確定だと消去法でも「今しかない」となる。
それなら「今日が少しでも良い日になるには・・・」と思うのは当然で、そのために自分が機嫌よく過ごすにはどうしたらいいか?と考える(「考える」が仕事だから良し悪しはある。)
基本的に、この世の中はコンチクショーと思っているからこそ「どうやって楽しんでやるか!」と抗いたくなる。“いつか”はこないけど、今はある。

外食は美味しさ20%増だけど・・・。


ハマッちゃったのが「フライドカラマリ(イカのフライ)」の美味しさ。30年前のNY時代も好きだったけど、日本では食べる機会がなく、いつしか忘れてしまっていた。
最初の地「マドリード」のホテルで「美味しいレストランを紹介して!」と相談したら、その店に「フライドカラマリ」があって「久しぶり!」と頼んだら、とても美味しくて感激し、それ以降「フライドカラマリ」を食べるミッションが緊急発令!

「フライドカラマリ」と言っても、色々なタイプがあって「ホタルイカのような小さなイカを丸ごと揚げた品」もあれば「大きめの以下を輪切りにてリング状で揚げた品」もあり、「イカだけでなく小魚やエビなどと一緒に揚げたMIXな品」もあったり。
思い出すだけで(また食べたい!)と思うけど、待てよ!瀬戸内海でもイカは獲れるから「瀬戸内版のフライドカラマリ」があってもいいはず!と一人盛り上がる。

きっとシーフード料理店では「フライドカラマリ」は定番メニューと思うけど、あの美味しと互角だろうか?味づけ衣にレモンをギュギュ!と絞り、アツアツでいただく。
外食(それも海外)で食べると、高揚感などから無条件に美味しさ20%UPになるから、冷静にならないといけないけど、瀬戸内のイカ、エビ、小魚(雑魚)を味付け衣でカリッ!と揚げた「瀬戸内カラマリMIX」があったら応援団長になりたい。

2023年2月24日金曜日

ただいま!日本。


帰国の朝、4時起床。一通りの作業を済ませてシャワーを浴びたら既に6時。パッキングの確認をして台所へ行くと、義姉と義兄がコーヒーを入れてくれて、空港までの行き方を教えてくれる。

7時過ぎに出発。空港へは教えてもらった通りに地下鉄を乗り継ぎ無事に到着。チェックイン(出国手続きがなかったのはシェンゲン協定加盟国だったから)も終えてラウンジで休憩。飛行機は行きと同じフィンランドのヘルシンキ空港で乗り換え。

4時間のフライトでヘルシンキ空港に到着。出国検査ではインスペクターのお兄さんがゲームに出てきそうなムキムキの屈強な体格でブースが狭そうだった。
行きも利用した国際線ラウンジで3時間の休憩、この隙間時間に作業。あっ!という間に時間は過ぎて搭乗口へ移動。日本までの飛行時間は12時間と長い!

日本行きの飛行機は大入りえ、寝たりゲームしたり映画を見たり(映画「ブラック・アダム」が惨敗だった理由が分かった気がする)して、12時間を過ごして羽田空港に着陸。
VisitJapanアプリで事前に入国情報を済ませていたけど、ナント!その際に必要となるQRコードのチェックが機械読取ではなく「人間の目視」でビックリ!これでいいの??

ロストバッゲージもなく税関検査も通過し、あっさり解放。ただいま日本!
でもここまで既に約20時間が経過。東京宅に戻ろうと電車に乗った途端、文字や音声、絵などの情報量が大量に五感に響きビックリ。(海外の人にはこれが先端の国と思える理由なのかな?)と思ったり。

最後の夜。


21日間にわたるブレンデッド・トラベル/ワーケーションも最後の夜。ウィーンでの夕食は「鍋にしよう!」となり、義兄夫婦、甥っ子と共に買い出しへ行く。
野菜(白菜、ちんげん菜など)や豆腐、肉などを入れてポン酢でいただく(写真は買ったスーパーではなく、近くの市場)。
21日間を振り返れば、各地での色々な思い出がよみがえり、各地で暮らした経験のある義兄家族と意見を交わしてワイワイガヤガヤで時が過ぎる。最後は全員で記念写真を撮って再会を約束。

お土産リストの確認、一人ずつ顔を思い出しながら土産をセレクト。途中で土産用に買ったものの食べてしまった品もあり、あーでもない、こーでもないと悩みながら妻とパッキング。
行きはパンパンに(土産用の)日本食が入っていて、帰りは行きに比べて軽くなる予定だったのに意外と膨れた・・・。でも、お土産を買うのも旅の楽しさの一つ、喜んでもらう顔を想像したら、重さなんて問題ナシ!

「時差ボケ(8時間)の調整に徹夜して飛行機の中で熟睡しようかな。」と話していたけど、やはり眠気には勝てない。
(まだBt/Wcを続けたい気持ちが半分、松山に帰りたい気持ちが半分の複雑さってこういう心境なんだ・・・。)と、布団に入り考えながら寝落ち。
とは言え、旅は家に着くまで終わらず、これから「最後のヤマバ」となる帰り道がある。無事に帰れますように!とウィーンの夜は静かにふける。

2023年2月23日木曜日

摩訶不思議なコト。


不思議に思うのは、神話や伝説をモチーフにしているとはいえ、2000年前から既に天使などが描かれていて人間の想像力は凄まじいというコト。

(本当は見たことがあるんじゃないの?)と思うほどに天使が多かったヨーロッパ。木彫や石像、銅像など立体の怪物や怪獣もいて(ここまで人間の想像力は豊かなら、目の前の悲惨な問題も解決できるはずなのに・・・)と思ったり。昔は人間と共存してたかも?と思うばかり。


列車で外を見ていたら線路に並行して延びる道路を走る自動車の運転席では運転手がスマホをガッツリ操作して、前を見ていないのが丸分かりで(えっ!危ないよ)と思ったらテスラ車で、自動運転かな?と列車は追い抜く。テクノロジーによる摩訶不思議。


ベネチアで妻が「何アレ?」と夜空のオリオン座を見て指差す。「ナニ?何も見えないよ」「アレアレ!一直線に何かが光ってる!」「何も見えないよ・・・」「等間隔に並んでる!星じゃないよ!UFO?」と、妻だけにしか見えなかった不思議な物体。

衛星か何かだろうか?翌日に何の報道も見つからず。


NETFLIXのドキュメンタリー(日本では見れるか未確認)にもなった「摩訶不思議事件」の当事者は知人なんだ。との話に、えぇっー!となる。

防犯カメラに映った“その人”は今も行方不明で、不可解な点がいくつもあり捜査は難航、迷宮入りしてミステリーな出来事として紹介されているとのこと。

ヨーロッパ深すぎ・・・。

支持される味は・・・。


「今ね、ココがプチ流行ってるよ」と教えてくれた甥っ子。彼は「あんな」「こんな」「そんな」タイミングでブログに登場していて、普段は音楽レーベル会社で権利処理関係の仕事に就いている(ちなみに本社はNYだけど、完全なリモートワークで世界のどこでも働けるグローバル系Z世代)。

「ナニナニ?」と尋ねると「コーヒーをアイスクリームのコーンに注いで飲むの」「どういうこと?」と見ていたら、内側をチョコ?か何かでコーティングしたコーンにコーヒーを注いでいて、コーンをカップ代わりに飲んで」いてビックリ!そして平日の日中なのに並んでいる!
こう言うのが流行るのね・・・と、どこの国でもアイデア勝負の商品や食べ方ってあるんだと思ったり。

すると今度は「SHUGETSUって知ってる?愛媛発祥のラーメン屋さんが隣町(ブラティスラバ)にあるんだよ」「SHUGETSU?周月?もしかして周平と関係してる?」「そうそう!」と写真を送ってくれた甥っ子。
「つけ麺」の美味しさは食べたことがあるので分かるけど、ウェブサイトを見るとフランチャイズに加盟した店が海外にあり、ブラティスラバでは支持されているとのこと。

「やっぱり日本食は美味しいよ」と甥っ子。食は世界で通用する秀逸なコンテンツなことに間違いなく、食事に限らず「お菓子も美味しい」と甥っ子。ヒントに!

2023年2月22日水曜日

白い煙突掃除人


「オーストリア料理を食べに行こう!」と「ツム_ヴァイセン_ラウフファングケーラー(白い煙突掃除人)」を予約してくれた義兄夫婦。
義姉から「この“煙突掃除おじさん”はラッキーチャームなのよ」「“煙突おじさん”って何?」と私。
聞けば煙突掃除人はヨーロッパでは広く知られている「幸運のシンボル」で、由来は各地で諸説だけど、共通しているのは煙突をキレイにしてくれる掃除人を見たらとラッキーとのこと。

そんなエピソードが面白く、ワクワクしながら到着!オーストリア名物のシュニッツェル(カツレツ)などをいただきご満悦。店員さんは男性・女性共にお揃いの衣装でホスピタリティも完璧、人に紹介できる店!
食事後、店員さんがきて小さな「白い煙突掃除人」さんが配られた!(おぉー!これこれ!こう言う「買えない≒プライスレス」なモノが刺さるんだよ!)と一人喜ぶ。

買えるモノもいいけど、こういう「体験から思い出を持続させるアイテム」はサイコー。
自分しか体験していないから、他の人へのお土産にはならないけど、自分へのお土産(それも“幸運のシンボル”って素敵)。
調子に乗りお店を紹介したハガキやマッチ箱もいただき、自分たちでは探せない地域の魅力を堪能。

どれだけ楽しめるか?


「高尾山とか登ってるんでしょ?」という流れで、「ウィーンの森に行こう!」と、お誘いをうける。ウィーンの森ってなんだか“どうぶつの森”っぽく、どこなのか?さっぱり分からないけど、これまで訪れた街では自然に触れていないので「ぜひ!」となる。
電車にのり、次はバスにのり、山道を上ってゆく。バスの終着駅は旅番組でよくみる「あの光景」で、先日訪れた国連やドナウ川などが見えて、意気揚々にハイキングスタート!

と、思いきや「ん!?この道は違うな・・・」と、いきなり道に迷う(笑)。来た道を戻り、気を取り直して再出発!
山道を歩き開けた景色は、写真のような「なだらかなブドウ畑越に見えるウィーンの街並み」。感激していると「あれ?さっきまで青空だったのに、あれは雨雲?」と言ったらポツポツ雨粒が降ってきた!「傘がない!」

30分前まで快晴だったのに雨雲がどんどん迫り、ポツポツ雨はザーザー雨になり、一つだけあった傘は妻が持ち、義兄と私はズブ濡れになりながら山道を降りる。でも、ここまで降ると楽しむしかなく、いい思い出になる(笑)ウィーンの天気は変わりやすい!
家に戻り着替えて休憩も挟まず、再び街に出てウィーンを楽しむ。何があっても“どれだけ楽しめるか?”は自分次第。

2023年2月20日月曜日

大いに甘える。


義兄夫婦との出会いは30年ほど前。NYで彼女(現在の妻)と知り合い、付き合い始めて紹介されて、当時から付き合っていた義兄夫婦。これまでにアメリカ、ベトナムなどでも暮らし、海外生活の方が長い。
そんな義兄夫婦に相談をすると、快く部屋を用意してくれてウィーン滞在の始まり。ホテルと違う心地よさがあり、コーヒーを淹れてくれたり、洗濯機がまわせたり、大いに甘えさせていただく。

我々も50代になり、これまでのキャリアからこれからのキャリアをどうするか?は重要で、夫婦同士、赤裸々に同じ話題で話せるのは30年前と同じ(笑)。
独断と偏見で書くと海外の人は職に誇りを持っている人が多く見えて、例えばアルバイトかもしれないけど、商品の説明(魅力)やお客(私たち)への心配り(おもてなし)がしっかり届き(これがマニュアル対応だったらスゴいな・・)という場面多し。

話を戻し夕食。義姉が用意してくれたのは日本食(豆ごはん、味噌汁、サラダ)+ウィーン(骨付き肉を削ぎ落として食べる品)の名物で、この3週間、全く口にしてなかった日本食。
「やっぱり、日本(食)はスゴイよ」とも話題になり、地域の資源をどう編集してコンテンツ化して売り込むか?
「ヨーロッパの人は日本文化(アニメなどから)に興味あるし、理解もあるから、ポテンシャルは高いはずだよ」と義兄。ヒントもいただき、大いに甘える。

2023年2月19日日曜日

初めてのウィーン地下鉄。


ブレンデッドトラベル/ワーケーション最後の地は「ウィーン(オーストリア)」。ココを選んだのは義兄家族が暮らしているから。一先ずゴールの地に辿り着き安堵。腹も減り駅前のホテルに直行しチェックインして、夕食はスーパーで調達しようとなる。
ウィーンの「スーパー」と言っても他国と大して変わらずだけど、パンや果物の種類、惣菜が違うかな?日本ではまだ高い「ヴィーガン食」も、ごくフツーに並び買い込んでホテルへ戻る。

夜なので街の雰囲気が分からないけど、ウィーン中央駅付近はビル群でこれまでのスペイン、イタリアとは全く違う大都会のイメージ。
で、翌朝に起きてベランダから見たらこの景色。こんなに幅が広い道なんて!幅が広すぎるから横断歩道を2つ渡らないといけない(一度に渡れることは少ないとのこと)。

ココから義兄家族の家に行くには地下鉄に乗り、一度乗り換える・・・。でも、ドイツ語が全く分からず、送られてきたメッセージと路線図を照合させながら確認。でも、その前に乗車券は・・・というと72時間、地下鉄やバスが乗り放題券を買う。
初めてのウィーン地下鉄。乗ってみれば快適で東京のように地下の地下の地下へ行くこともなく、乗り換えも矢印に沿って進めばOK(ホームは路線駅毎に一つなので迷いにくい)。

最寄駅に着いたら義姉が待っていてくれて、これでもう安心。あとはウィーンを満喫するだけ!

お互いによい旅を!


ベネチアの滞在は20時間ほど。家庭的な雰囲気で美味しい朝食だった「ヴィラ・カサノバ」を8時過ぎに出発。水上バスに揺られること45分「ベネチアサンタルチア駅」に到着。

いよいよ最終地、ウィーン(オーストリア)までは8時間の列車旅、まさに「世界の車窓」から気分!最初は「夜行列車」の乗る予定だったけど予約がとれず、10時発→18時着を予約。日中だし窓からの眺めも楽しめるか!と乗車&発車。


席はボックス席の2席で意外と利用者が多く、おじ様一人と相席になる。流れる景色を眺めていると、川あり街あり平原ありと変化が面白く山岳に入ると一気にゆき景色。

おじ様と「長旅は大変だよね・・・」と話しながら数時間すると「TRAVISIO BOSCOVERDE 駅」で止まるも発車しない。(あれ?)と思ったらゴツいライフル銃を持った軍人と警察官が車両に乗り込んできた!どうやら国境の街のようで一人一人チェックされたけど、少しビビる。


その後も延々と走る列車に景色を見るのも飽きる(笑)。作業もはかどり、あと1時間ほど、おじ様とも「あと少しだね!」と話すと「旅の目的は?」などの話題になり、「ウィーンで暮らす娘に会いに行くんだよ」とのことで写真を見せてくれる。

でも写真には女性がもう一人写っていて「マイワイフは去年、亡くなったんだ・・・」と寂しい顔をするおじ様。その後も話しているとウィーン中央駅に到着、「(お互いに)よい旅を!」と名前も知らないおじ様と別れる。

2023年2月18日土曜日

郷に入れば郷に従う。


これまでのBt/Wcでは「列車、地下鉄、飛行機、バス、トラム」と公共交通機関を活用してきたけど、ベネチアは船が公共交通機関。
自分が外国人になと異国を訪れると、先ず分からないのが「公共交通機関の乗り方」。大抵、乗り場には乗車券などを買う機械があるので、事前に支払えばいいけど、フィレンツェでは乗車券はグロッサリーで買ったり、バレンシアでは現金をトラムの運転手に直接支払ったり色々。

ベネチアの水上バスの場合は「24時間、48時間、72時間乗り放題」のパスが買えて24時間パスを購入。次は「路線」だけど地図が頼りで分からなければ聞くしかない・・・。
今回は事前に経路を教えてもらっていたから不安を抱えつつ大丈夫!と思ったけど、日本に来る外国人も、特に複雑怪奇な東京の地下鉄とか、同じに見えるプリペイドカードなのに使えないとか、混乱してるだろうな。

そして、船に乗っても旅行者は荷物があるから(荷物置き場もあるけど)バッグは前に置き奥へ。地元の人も使うから船は満席が多いから譲り合い精神が大切。
で、歴史的建造物や素晴らしい眺めをみて、ふと思う(これ、毎日が東京ディズニーシーじゃないか!いや、シーよりもスゴいかも!?)アトラクションのようと思っている間に目的地に到着!いよいよ街を散策!