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2022年11月10日木曜日

呼応。


「夏以来、久しぶり!」とココ大付属学園夏にインターンなどで参加してくれた大学生に、冬編が始まることを伝え、スタッフ参加を呼びかける。すると「行きますー!」と連絡した数時間後には早速の返信がある。その後も「楽しみ!ぜひ参加したいです!」など、嬉しい返信が相次ぐ。
アルバイトではなくボランティア参加となる学生は何を得ることができるのだろうか?私たちは何を提供できるのだろうか?

一つは「子どもたちの成長の見守り」。戻ってきてくれる学生の多くは将来「子どもたちと関わり職業」に就きたいと思っているからOJTのような感じ。夏から3ヶ月しか経っていないけど、子どもたちの成長は明らかにわかる。
二つ目は「授業などで教わっていないことの学び」。ココ大付属学園は授業などで学んだ、知ったコトとはちょっと違うから、その「違和感」が学び。違和感を感じると「どうして?なぜ?」が生まれて問いにつながる。

三つ目は「非日常の体験」。エネルギーの塊である小学生を甘く見てはいけない。全力で鬼ごっこ、全力でドッヂボールも学生はしない。いつもとは違う筋肉や思考回路を使い自分を活性化できる。
そして最後は「インチキ先生のインチキぶりを存分に見る」ことで「あんな、テキトーな大人がいていいのか?」という驚きから自身の振る舞いなどを内省してもらおう!写真の夏が懐かしい。もう冬!

2022年11月9日水曜日

ユーザーは音も立てずに去る。


せっかくなので美味しい食事をと思い、打ち合わせを兼ねて案内した店。人気の品を頼み、目の前に出てきた!「美味そうですね!」と食べる前から感想をいただく。早速、一口いただき味わいと(アレ???)と思い二口目、(アレレ?なんか違う?)と、これまでに食べた味とは何かが違う・・・。私の味覚が狂ったのか?いや、味が違うというか「とても水っぽい味」で、美味しいとは言えない。

とは言え客人には初めての味なので「美味しいですね」と言ってくれる。私の記憶ではもっとシッカリ味で特徴が絡む美味しさと思ったけど、明らかに水っぽい味。偶然に私のだけだったのかな?そんな邪推が始まると(お昼時なのにお客さんが我々ともう一組しかいないな・・)など余計なことがよぎる。
精算を済ますまで新規客ナシ。他の店は昼食時だから混雑していた。人気店のはずだけどな。

何が言いたいかと言うと、ユーザーは「店に何も言わず静かに去る」ということ。「味が変でした。」と伝えた方が正直かもしれないど、自分の体調などで味覚がおかしかったかもしれないから普通は言わない、伝えない。でもユーザーには印象が変わってしまったので思い浮かべても外してしまうかもしれない。
だから、印象を変えさせない味を何十年も提供し続ける店は、とてもつもなくスゴくて貴重な存在と痛感。

島時間。


「こんにちはー!何を描いているんですか?」「んっ!?景色ですよ。年寄りのボケ防止にね。」と、描いていたお婆ちゃんの隣で立っていた息子さんと思わしき男性。「そんなコトないですよ、素敵な絵ですね!」「ありがとうございます。」「ん!ア”!誰と話してるかと思った!」と色鉛筆で熱心に描いていたお婆ちゃんの手が止まり、息子さんと思わしき男性と私の会話に気づく。

「ヒャッ!ヒャッ!ヒャッ!」とお婆ちゃん。「お上手ですね!」「そーんなことないよ、ヒャッ!ヒャッ!」「この絵は、いつから描いているのですか?」「さっきから」と男性。「えっ!さっきから?スゴいじゃないですか!趣味で描いているんですか?」「いや、今日が初めて(笑)、天気が良かったから散歩ついでにね」「初めて!?写真を撮らせてもらってもいいですか?」と私。

「ヒャッ!ヒャッ!恥ずかしいがねぇ」と言いつつ絵を見せてくれるお婆ちゃん。色を巧みに使いこなして描く瀬戸内海の眺め。「いい物をありがとうございました。」とお礼を告げると「ありがとう。」と両手を合わせてお婆ちゃん。たぶん80代後半かな?
「島時間っていうのがあるんですよね。」「島時間?」「島独特の時間の流れというか時間の過ごし方っていうか」「分かります!(都会と)全然ちがいますもの」

2022年11月8日火曜日

ココ大付属学園冬の陣!


来週の今日(すなわち11/15)の「広報まつやま」に「休日こどもカレッジ」の冬休み編が掲載されると連絡があり、撮影支援やココ大授業とは全く異なるドキドキとワクワクが湧き上がる。「それ、メチャメチャ、面白そうじゃないですか!」と、ネタとして周りの大人に話しても盛り上がる【ココ大付属学園_冬】が始まる。夏は7月から8月にかけて35日間行いましたが、冬は12月から1月にかけて7日間と短い。

期間は12月26日から12月28日、1月4日から1月7日までの計7日間。きっと、アッ!と言う間に過ぎるんだろうけど、どう過ごすかは考えなければならず、やはり「自分たちで考えて過ごす」を大切にしたく基本的に自由に過ごせる。読書でも、鬼ごっこ、ドッジボール、パソコン、創作、おしゃべり、昼寝、レゴ、ピタゴラスイッチなど、40人いれば40通りの過ごし方があるので、それでOK。

そして時々、全体プログラムを入れようと相談して「慌てた正月」をキーワードにパパイズムの鈴木氏(夏は餃子の皮をピザ生地に見立ててミニピザづくりを実施)が再登場。昨年も好評だった伊予銀行見学も実施。こうして見守ってくれている方々いるのが心強い。正月だから「羽子板選手権」もいいかもね。
募集人数は40人、申込方法は先着順、対象者は松山市内の小学生。ワクワクしかない!

たくましいシニア。


この時期は柑橘の収穫時期で来週から「紅まどんな」の収穫が始まるとのこと。そんな柑橘一色と思っていたら漁港で何やら作業をしていたのでダッシュ!なんと、タコを干していた。いわゆる「一夜干し」で干し終わったので片付けていたとのこと。「写真を撮らせてもらえますか?」と尋ねると「もう一回、干し直しましょうか?」と返してくれるので「いえいえーー!」と残り4枚の時点を撮る。

「こんな贅沢なコトってないですよ・・・」と制作関係者がポツリ。都会は慌ただしく余裕も隙もなく毎日が押し流されるとのこと。「地方に帰れたら帰りたいです。」「帰れたら?」「田舎に仕事は無いですよね・・・。」。田舎から都会に出て約40年、ゆっくりしたい気持ちはあるものの、それは旅行すれば得られるのか?暮らせば得られるのか?は当人にも他にも分からない。

そして景色がキレイだからとか、食べ物が美味しいからという理由で移住するのは危ういとも。「近くに病院もない、スーパーへ行くにも車が必要、学校もないからね・・」と。「余生を送るんじゃなくて、第二の人生で働けばいいんじゃない?農家とか漁師とか」と、山で海でマルチに働く島の人々。なおかつ、夏は海の家、冬は柑橘、漁業は年中とのことで逞しすぎるシニアたち。

2022年11月7日月曜日

新兵器導入。


カジダンリーダー(家事を楽しく率先している男性?)として寄稿したメルマガが面白かったとイジられる。書いた内容は全て本当で、どうしたら荷物をもっと減らせるか?を考えるのが楽しく「家中キャンプ」を実践しているよう。
シンプル暮らしの夏(暑さ)も2度目を終え、冬(寒さ)と比べると寒さの方が暮らしやすいと分かった。なぜなら、暑さは裸になっても暑いけど(そんなコトしないけど)、寒さは着込めばしのげるから。

寒さに備えて買った新兵器は「保温ポット」。昨年は温かい飲み物を作る度に何度もガスで湯を沸かしたけど、台所との往復さえ面倒だった。何か解決できないか?と調べたら保温ポットが有効と知り、保温維持温度などのスペックを調べて、手持ちのヤカンと同じ2Lサイズを購入。早速、試してみると・・・スゴい!数時間後は激アツのまま、24時間後でも温かく白湯にピッタリ。

これで湯を沸かすのは1日1回になる。ニュースでガス代や電気代が上がると言われる中で電気代の基本料金はこれ以上下げられないのでガス代は少しは抑えられるのかな?一年も使えば元は取れるだろう。
喜ぶ私をみて妻はお母さんに同型の1.5Lをプレゼントしてあげ、「私も買おうかな?」と、自宅作業に集中すると湯を沸かすのさえ面倒になるのは同じ。どこへ行くのか?目指すのか?私。

動けば開く。


小さい頃から映画やドラマ、演劇が大好きで、将来は業界に関係ある職に就きたいと思っているけど愛媛は地方。チャンスはあると思うけど、大都会の方が大勢あるし、出会いも選択肢も多い。そう思った時はエイッ!と大都会へ行く心づくもりはできていた。
自分なりに考えて高校卒業後は進学せずに働いて貯金し「その時」を待っていた。Z世代、色々と調べて情報は得ていた。

そんな時に「西山将貴監督」の存在を知る。(同世代で、こんなにスゴい、頑張っている愛媛人がいるんだ!)と驚く。そして(自分に必要なのはもはや情報でなく、同じ話題で話し合える人、相談できる人、教えてくれる人、そんな機会や場所はどこにあるんだろう)と悩みの淵に立つ。すると西山将貴監督との繋がりで泉谷の存在を知る。(んっ!?この人、変だけど何かを知ってそう・・・。フ、フィルム・コミッション?)と思ったかは知らない。

エイっ!と若さの勢いで「エールラボえひめ」に連絡する。初打合せの日は仕事も休み。私「この後のご都合は?」「特に何もないです。」「じゃあ、撮影現場を見学しましょう!」「えっ!?」と数時間後には撮影現場に来ていただき様子を見学。いきなり撮影の雰囲気に飲み込まれ、終始緊張したようだけど「感動しました!」と感想を寄せてくれる。
考えることも大切だけど、行動することはもっと大事。そうすることで、結果はどうであれ、目の前が一気に開くという話。←今ココ。

2022年11月6日日曜日

鬼汽車。


下灘駅から松山へ帰ろうと電車を待っていたら、遠くから黒っぽい電車が見えて(!?!?どんな電車?)となる。一般的なJRの車両以外で知っているのは「にゃんよ号」しかなく、予土線にはホビートレインが走っているのも知ってる。電車がどんどん近づいても、よく分からずホームに入ってきてアッー!となる。あまりにも穏やかで静かな下灘駅にド派手な鬼北町の「鬼電車もとい!鬼列車」到着!

外見はド派手だけど、乗り込めば見慣れた内観。ディーゼル車なので、駆動の振動や音が電車とは違って体に響く(走ってまっせ!と言う感じ)。下灘駅から松山駅までは約1時間、(そんなに長い時間走るのか?)と思ったら上灘駅などで計10分以上の待合せ停車をするのね。
途中、観光列車「伊予灘ものがたり」も待ち、すれ違いに乗客同士で手を振ってコミュニケーション。ゆっくりな列車旅だからできること。

列車に乗る乗客には「撮り鉄さん」「一人旅のような人」らもいて、待合せ停車駅でホームに降りて写真を撮っている姿を見てJR四国さんの「この路線は本当に人気なんです。」の言葉が理解できる。
ココまで車体をラッピングできるなら、いっそのこと「カメレオン列車」と名付けて列車を走る背景に合わせて下部は緑っぽく、上部は青っぽくして自然に溶け込ませるのはどうですか?JR四国さん。

やれやれ。


先日、店頭とサイトでキャリーケースを見て以来、履歴からキャリーケース情報が怒涛に表示される。そして世の中には色々なスーツケースがあるもんだ!とビックリしてコンピューターの思うドツボ。
「自動追尾型で後ろをついてまわるキャリーケース」があるのね!それもこんなタイプも!クルクル回ってペットみたい!と思えば「乗って運転できるキャリーケース」(時速10km)もあって、もはや移動手段。

「キックボードになるキャリーケース」もあるんかい!「世界最薄と、ペチャンコ(5cm)でしまえるキャリーケース」もあった。確かに普段は大きくてかさばるからいいかも。と思ったら、今度は「縦に伸縮するキャリーケース」が表示される。うーむ、奥行きが10cmほど拡張するのはあるけど、縦とは想像してなかった。どれも便利そうで楽しく拝見したけど、どれもケース自体が「重い」のが難点。

PROTEXの超ゴツなキャリーケース(映画「シン・ゴジラ」に登場したのと同じ)が手元にあるけど大きく重く(数キロ)扱いにくくなり「家族の思い出入れ」となりお役御免に。
熟考の末「軽さは正義」となり、極軽量品に傾くも、いづれ買い替える時が来る。それなら生涯保証?となるけどお高い。あーだこーだの中「やっぱり、レンタルかな・・」と妄想が萎む。

2022年11月5日土曜日

需要と供給の話。


経済の原則、市場の原理なのか周囲で起こっていること。「どこのホテルもいっぱいです。」「えっー!〇〇はどうでしたか?△△もですか?」「満室でした。」「じゃあ、もう□□ぐらいしか残ってないかなぁ。」「わかりました!」と切れば「いやぁ、あたってみましたがどこも満室でした。」「えっー!」「あの旅行支援っちゅうのは相当響きますね。旅館やホテルにしてみればいいことなんでしょうけど・・・」

現在はコロナ禍なので、撮影隊は「一人一室(コロナ前は二人一室など)」と決められており、人数分の宿泊部屋が必要。仮に三人部屋が空いていたとしても一人利用になる。それに「全国旅行支援制度」が始まり、どこのホテルもいっぱい・・・だけど、この「いっぱい」と言う意味は「撮影の予算に合わせたホテルがいっぱい」で、値段の高いホテル、旅館までいっぱいではない。

閑話休題。コロナが猛威をふるっていた去年はホテルや旅館は休業もあったり、撮影隊も宿泊に困ることはなかった。まさか一年後、立て続けに三組の撮影隊が宿泊に困るとは・・・。
結局、複数の宿泊施設に分かれる分宿にしたり、スケジュールをズラして乗り切ったけど、経済の原則、市場の原理とはいえ、需要と共有のバランスは難しい。一つ言えるのは撮影隊分の来県者は増やした思った夕暮れ。

業務連絡。


定期的に入る「JR下灘駅(海ヌケの駅として有名で、座ると遮るものが何もなく海と空の境界が曖昧に見える)」での撮影相談。相談が来ると内容を聞いてJR四国さんへ渡す。これまでは利用申請書をだせば多くの撮影はOKで、なおかつ「無料」だった。その代わり撮影者は「来た時よりも美しく」をモットーに下灘駅にはゴミ一つ残さず撤収するのがルール。これは私がFCの時からずっと。

「泉谷さん、このほどロケーションサービスができました。」とJR四国担当者。「ロケーションサービス!?」「はい、これまで通りですが、ロケーションサービス事業を立ち上げて撮影に責任を持つようになりました。」「と、言うことはこれまでの無料から有料になるんですね!」「はい、その通りです。他のJRは既に有料化していますし、撮影に立ち会うことで撮影側、地域、観光客の皆さんへ安心安全を提供しようとなりました。

実は今年に入ってから下灘駅での撮影依頼は、更に激増して「四国で下灘駅ほど人気(撮影)のある駅はあるんですか?」と尋ねると「下灘駅がダントツです、全国規模で人気ですから」と担当者。と、言っている最中でも次から次から観光客が訪れる。
驚いたのはその時刻で、平日の朝7時に下灘駅に着き、9時頃までの間に10人超えの人々が訪れる。そして駅舎には「撮影年表」が飾ってあり、携わった数々の作品が書かれていて泣く。

2022年11月4日金曜日

隣の芝は。


研修は終わったのに、抜けない悶々感はなにか?想像するに「かなりヤバい」という漠然とした得体の知れない社会の課題に敏感なNPOの感度センサーが反応したのか?
そこにオーストラリアで学会に参加中の妻からも「学生を取り巻く環境」について懸念があって(社会人だけでなく、これから社会人になる学生もヤバいのか?)とハッ!とする。そして我が子世代か!と気づく。せめて半径3mは死守したいと思うのは当然。

「自分たちは何も悪いコトしてないのにな・・・」と就職活動をしている学生が、ふと漏らした言葉は景気などの悪化で、その皺寄せを自分達が被っていると思っての発言。「そもそも、いい時って知らないよね、フフッ」とも。その反面、逃げ切ろうとする輩は笑えない映画のようで滑稽なんだけど、狡さを感じてしまう。働いても辞めたい(気持ちになる)、就職希望のない社会ってどう考えてもおかしい。

そんな悩みや葛藤、不安などを抱える人には「自由」に見えるようだけど責任も全て自分。フリーランスって保証も補償もないからねと説く。
「同じ働き方はできないけど、自分から現状を近づける(改善)ことはできる!」と検討してくれたことは、きっと皆さんが上司になった時に発揮されると期待する。
「その時は、一緒に仕事しようね!」と営業活動もしっかり行って終了。

ヌケのある密室。


伊予鉄道といえば忘れもしない「世界の中心で、愛をさけぶ」の撮影時、FC2年目で経験が浅く「道路封鎖」の経験ナシ。どうやって話を進めればいいのか?どうしたら協力してもらえるのか?悩みまくって一巡して「電話相談」から始めた記憶。
経過は覚えてないけど撮影専用の路面電車を2台(たしか)用意していただき、行定監督以下撮影隊は県庁本館前でスタンバイして「よーい!本番!」の合図で向こうから走る電車に合わせた演技で終了。
打ち合わせに要したのは1-2ヶ月の記憶、だけど映画では1分ほどのシーン。その他エピソードありすぎ(涙)

その後も「がんばっていきまっしょい(TV版)」「真夏の方程式」「離婚しようよ」などの撮影がお世話になっていて、久しぶりに本社を訪ねると・・・。
「えっ!梅津寺駅?スゴい!」と、本題の前に既に盛り上がる。会議室という“やや重め”の雰囲気がスカッ!と晴れてヌケもあり、とても広く感じる。そんな効果もあってか、打ち合わせは円滑に終わる。

方々に相談や連絡をしまくるフィルム・コミッション。断られても仕方のない案件もあるけど、配慮や工夫、提案をしてくださる事業所は県内に多い(もちろん愛媛県警も!)。「あの時は大変だったけど、本当に楽しかった。」は以前にお世話になった部長の言葉。
FCが創出できる価値って我々が思う以上に大きい。

2022年11月3日木曜日

信じるか信じないかは・・・。


【協働】がテーマの2日間計14時間の研修が終了。「協働とは“今までなかった価値を生み出せる”が印象的だった。」「協働の際に互いに強みをどう出せるかが大切と知った。」「協働がこれまで以上に重要と感じた。」「協働は大それたコトと思っていたが、そうではなかった。」「協働時は手段が目的化しないよう気をつける。」「協働者とはパートナーであり一方通行ではないとわかった。」

「互いに頼りながら創り上げる成果を知った。」「協働はワクワクさせて“その気”にさせることができると知った。」「協働の難しさの反面、楽しさ可能性を強く感じた。」「協働者、共感者、協力者を増やすことが課題解決に有効と知った。」「協働の真の姿は費用の有無ではなくワクワクを創造すること!」「協働によるアウトカム、インパクトの大きさを知った。」「協働には想像力と創造力が不可欠と知った。」

「協働を意識したはずなのに相手のメリットを考えずに検討してしまった。」「不得意が得意、得意は不得意という相互関係があると知った。」など、振り返りの生声。
協働はあくまでも目的遂行の手段だけど、もはや自分達の組織や繋がりではお手上げ状態なことも多く、地域の課題解決には協働以外に策はないと思っていて、これまで以上に【協働】が求められると全員で痛感。

微変。


「命より大切な仕事はない!」とも「“いつか”なんて来ない!」とも伝える。研修に相応しい発言だったかは分からないけど、本音を打ち明けてくれた職員へ、つい言ってしまった。だから「過労で倒れた話」を例に、「倒れて、頑張ったね!と誰も言ってくれないよ」と力説する。あの時、医者から「このままだと死にますよ。」とサラッと言われて、(そうか・・・)と凹み、だから私は頑張らない。

全ての事業所に言えるのは、総人口が減り、生産年齢人口も減る中で、貴重な人財を失ってはならない。ましてや追い込んで辞めさせてはいけない。その事業所へ入ったのは、その人なりに検討して希望や可能性を持って選択した“はず”だから、最初は帰属意識もあったはず。
生気を奪いゾンビ社員にしてもいけない。そんな事業所に誰が就職したいと思うのか!選ばれなくなるのは因果関係の果て。

「いつの間にか改善されている」も浅はかな夢。これまで変わらなかったのに、いつの間にか変わるなんて確度が低い。いつか変わるかもと期待して失望するなら、少しでも変えられる可能性がある自分から変えてみる。現状や慣習を変えるのは(これまで、フツーだったのに変える必要があるの?)と思われるけど、“それ”が今という結果になっているのだから、小さな一つから【微変】させようと。

2022年11月2日水曜日

5000回のアーカイブ化。


前回、前々回は電話での出演だったからスタジオを訪ねるのは半年ぶりだった「ラジオまどんな」。今回は話す内容がギリギリまで決まらず、と言っても素材がなかった訳でなく、逆に色々ありすぎて「次回にしましょう!」と整理してシンプルにする。

ディレクターが気に入ってくれた素材は「西山将貴監督作品のキックオフイベント」「ハリウッド系の作品が日本での撮影を望んでいること」だった。

番組ではSNSからメッセージを受けつけており、話している最中でもメッセージは届く、リスナーには「西山監督作品にご協力くださったボランティアスタッフの方はエンドロールにクレジットします。」という言葉に多くの反響があったり、海外作品が日本で撮影される可能性に大きな期待を寄せてくれたり、ラジオの良い点はライブ感で一体感を感じる所にあり!と気分よく終了。

音声(耳)メディアは“ながら”で楽しめるから気軽でいい。軽く流せるし。
以前に「学長ブログの日記(文字)を音声変換できないの?」と言われたことがあったけど、もしも、毎日の日記(文字)が音声変換で「目」で読む以外に「耳」でも聞けたらポッドキャストのように可能性は広がるかもしれない。

そんなサービスってないのかな?5000回以上の日記のアーカイブ化を妄想してたら夕焼けが鮮やかだった件。

1mm動いた!?


毎年恒例の「協働型研修」が始まる!県庁職員を中心に市町職員も入り今年も約30名が参加。「協働とは何か?」「課題とは何か?」「因果関係は何か?」などを改めて学び直す2日間、事業の最前線に立つ職員に、こちらも熱が入る。
「もしも課題が放置され続けたら、地域はどうなる?」「現状のままが20年先も同じだったらどうなる?」など、リアルに考えると言葉を失ってしまう職員がいたり、初日から飛ばす。

意見が飛び交う中で「世代による価値観の異なりを職場でどう扱ったらいいか?」という話題が気になる。ざっくり言うと管理職が多い50代-60代と中堅の30代-40代、若手の20代では価値観が異なるのは今に始まったことではない。
だけど、誤解を恐れずに言うと、職場の雰囲気は管理職の資質によって左右されることも多く、ヒラ職員は相入れなくても従うしかなかったのがこれまで。しかし、それが1mm動いたかも!?と思わせる。

今は疑問に思いつつも指示に従うしかない20代は30代に、慣習と改善の間で揺れた30代は40代に、職場の前線にいた40代は50代の管理職になる。すると職場は新旧の雰囲気交代が起こるのではないか?と期待していた。
そう期待させる一つに「このままでは、公務員が職業として選ばれなくなるかも・・・」という不安があり、魅力的にしよう!と課題に立ち向かう公務員にエールを送りたくなり涙。

2022年11月1日火曜日

FCで働きたい。


「叶えた人」
でも書いたけど、ごく少数ながら「フィルム・コミッションに就職したい」と言う方はいる。だけど地方で担当者を募集するFCは少ない・・・狭き門。これは地方での撮影が少ないから。愛媛では年間60件ほどの撮影相談に対応し、うち30件ほどが撮影に結びつく。
そもそもフィルム・コミッションは非営利業務で行政機関が所轄しているコトが多いから収益性はない。

だけど、1日100本以上の相談がある地域は別。そんな地域は需要に応えるべくFCと民間事業者(コーディネーター)の両方が存在する。参考までにコロナ禍の2020年度でさえJFC加盟のFCには累計10964件/年の相談があり、毎日30件の相談に各地のFCが対応した計算。
話がズレたけど撮影の需要と対応の供給が成立すれば「生業」になるかもしれないけど、地方で撮影支援の専業は難しいのが現実。

とは言え、劇場映画の公開本数は20年前から240%増え、500本-600本/年が公開され、配信作品も激増中。(いいか悪いかは別にして)業界は膨張しているのに地方での撮影は微増もしくは横ばい。これはどういうこと?と詮索すると撮影が特定地域に集中していることも原因。個人的には「地域おこし協力隊」として撮影支援業務を担い、集中エリアから地方へ撮影を引っ張るのもアリと思んだけど・・・。

メルボルンにて。


誰もマスクも三密回避もしてないオーストラリア・メルボルンの昼下がり。各国の対応はそれぞれだけど、コロナ禍と書かなければ全く気づかない。そして写真を見ると半袖(薄着)もいれば、ダウンを着てる人(厚着)のもいて脳がバグるけど、メルボルンの今は「春」。これから初夏を迎えるそうで、この情報も脳をバグらせる。そして、何と言ってもメルボルンはカフェ文化の街。

「信号よりもカフェの方が多い」「一つ一つの店に超個性がある」「スタバさえも・・・」などと囁かれるほど独自のカフェ文化が成熟・浸透しているようで、人との距離が近い。
そんな街で暮らしている末っ子くんに、妻の出張先がオーストリアで、メルボルンに立ち寄って末っ子くんの生存を確認(笑)。「連絡がないのは元気な証拠」とも言うけど、思い返せば私も親には連絡しなかったから、親になってわかる今昔物語。

適応力というか社会性が高い末っ子くん。メルボルンで早速、ホストファミリーの家からシェアハウス?へ自力で引っ越したようで逞しい。「カフェでバイトできるんだって!」との情報に親は「ぜひ!小遣いは自分で稼いでね!」と伝えてるけど、どうなることやら・・・。
音楽や言語に興味があるようで、可能性の塊だから何でも吸収してねと妻と私。

2022年10月31日月曜日

日常に戻ったと思う。


10月は1日と2日の「ワンダフルエミフル2022/えひめの生物多様性フェア」から始まり、翌日にはロケハンを済ませ、能代市→秋田市→にかほ市→横手市(ハプニングははるか昔のよう・・・)→角館市→盛岡市→仙台市のFCを訪ねて意見交換。
そして松山に戻れば水口酒造さんが新しく立ち上げたカフェ&ショールーミングストア「道後一会」のレセプションに招かれて、愛媛で逸品をつくる方々と久しぶりの再会。

公益事業の相談対応を済ませた後は、渋谷QWSへ向かい西山将貴監督の長編デビュー作品のキックオフイベントを行い、会場には25名以上の参加者、オンラインを含めると50名以上が参加してくださり、「エールラボえひめ」内に設けたコミュニティに続々と集まる。
合間に「大阪市立博物館展」「大江戸骨董市」にも立ち寄り、心のビタミンチャージをして松山に帰るも翌日にはまた上京して、今度は東京国際映画祭/TIFFCOMに参加。

MPAによるシンポジウムには国会議員や内閣府、東京国際映画祭チェアマンなども登場し「日本へのロケ誘致に撮影環境整備≒フィルム・コミッションの強化を!」とも受け取れた内容に感涙し、余韻に浸りながら超特急案件が来るも高尾山で心身リフレッシュ。
松山に帰り、そのまま「キカクの“カ”は加速のカ」のセミナーを行い、超特急案件を済ます。そして今日は隔月レギュラーの【ラジオまどんな】の放送日。10月は誕生日も迎え、また一つ歳を重ねました。