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2022年11月9日水曜日

島時間。


「こんにちはー!何を描いているんですか?」「んっ!?景色ですよ。年寄りのボケ防止にね。」と、描いていたお婆ちゃんの隣で立っていた息子さんと思わしき男性。「そんなコトないですよ、素敵な絵ですね!」「ありがとうございます。」「ん!ア”!誰と話してるかと思った!」と色鉛筆で熱心に描いていたお婆ちゃんの手が止まり、息子さんと思わしき男性と私の会話に気づく。

「ヒャッ!ヒャッ!ヒャッ!」とお婆ちゃん。「お上手ですね!」「そーんなことないよ、ヒャッ!ヒャッ!」「この絵は、いつから描いているのですか?」「さっきから」と男性。「えっ!さっきから?スゴいじゃないですか!趣味で描いているんですか?」「いや、今日が初めて(笑)、天気が良かったから散歩ついでにね」「初めて!?写真を撮らせてもらってもいいですか?」と私。

「ヒャッ!ヒャッ!恥ずかしいがねぇ」と言いつつ絵を見せてくれるお婆ちゃん。色を巧みに使いこなして描く瀬戸内海の眺め。「いい物をありがとうございました。」とお礼を告げると「ありがとう。」と両手を合わせてお婆ちゃん。たぶん80代後半かな?
「島時間っていうのがあるんですよね。」「島時間?」「島独特の時間の流れというか時間の過ごし方っていうか」「分かります!(都会と)全然ちがいますもの」

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