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2021年6月13日日曜日

初公開。

フォ・ジェンチイ監督と言えば中国を代表する映画監督のお一人で、「山の郵便配達」は傑作、「台北を舞う雪」は、愛媛国際映画祭で上映したかったけどできなかった良作。東京国際映画祭での審査員など、国際的にも評価を得ている方。そのフォ・ジェンチイ監督がココ大で授業をしていただいた時にもらった「中国の切り絵」、実はどう飾ったらいいか分からず10年が経ってしまいました・・・。

そこに「学と芸 七分」【お土産世界旅行】の話。キュレーションなど全くのお任せでお渡ししたら、黒紙を台紙に飾ってくれてました(涙)。「数が多くてセレクトさせてもらった」とFさんとAさん。そうそう!「人物編」「草花編」「動物編」の3種類があり、それぞれに数種類入ってたはず。どれもこれも「超絶技巧とはこのこと!」というほど繊細な超人技の切り絵にビックリして(これはアカン!)と戻して封をしたのを思い出しました(笑)

お土産って意外と“そんな感じ(大事にしまいすぎて表に出ない等)”のモノが多い。今回、人前では初公開となった「中国超絶切り絵」と、勝手に言ってるけど各国のお土産に透けて見える文化や風土が感じられるのがいい。個人的には「アンディ・ラウ」のおっかけだったという方から持ち込まれたアンディ・ラウグッズの数々(あぁ、大好きだったんだろうなと)。香港を代表する映画スター。一つ一つのお土産に濃い物語あり1

2021年6月12日土曜日

大根のツマ。

「その仕事(職業)にどうやって就いたんですか?」と、質問されますが、自分から売り込んだことはないし、募集があったわけでも応募したわけでもなく、“いつの間にかお声がけ”されるようになったので、いつから始めたのか自分でも分かりません。分かるのはこれまでの実績のみ。だから肩書きにはファシリテーターなど書いていないし、ましてや「校長先生」なんて!以前「校長先生なんです。」と言ったら「イメージが全然違った」と言われたり(汗)。

そんな校長先生役を担っている【いしづち編集学校】の第3期生募集のお知らせ。実は校長先生役なので自ら獅子奮迅のごとく、立ち回ってエイヤー!なんてありません(笑)。意識しているのは一人一人にしても全体にしてもちょっと引いて俯瞰的に見ようとしている点です。なぜか?それは一人一人がフワフワしながらもアイデアを持っていて、その実現のお手伝いなので舵取りはあくまでも当人。我々は“大根のツマ”です。

アイデアを考える際、いしづち編集学校は「安心、安全な場」であることを保証します。否定ではなく肯定、結果より過程、破壊的ではなく建設的、考え込むより行動(ちょっとキレイに言い過ぎかもしれない)。モヤモヤしていることが晴れるのは確かです。そんなことをアドバイスするから得体の知れない役目で職業だから不思議、怪しいと思われるのかもしれない。自分だって何と名乗っていいのか分からないし。

2021年6月11日金曜日

感傷旅路。

6/13に「ココ大付属学園」の事業説明会をウェブでするにあたり、資料を作成中なのですが、我が家を振り返って(こんなプログラムだったら我が子も参加させたな・・)と過ぎ去った楽しい日々を思い出してセンチメンタルジャーニー(感傷旅路)。一番最初に企画したのは2002年の「こども映画塾」という、子ども達が自由な発想で物語を起承転結方式で4-5枚の紙で作成、私がその場でPPTでスライドショーにして上映。2002年当時は画期的だった。

私も好きだったことを口実にレゴを買い始め「アドベントカレンダー(12/25がゴールになる日めくり的レゴカレンダーで各日にはフィギュアが入ってる)」は10年以上購入したし、長女がバービーにハマると私は人形ではなく、バービーの“ファッション”が超ニッチ市場と知り、洋服の本を求めたり、ポップアートに誘導したり(笑)と、子ども達と一緒に楽しめるものを大人、保護者だからできる提案をしてた。

長女は高校1年で海外へ、長男は高校2年で海外へ行った。末っ子は東京へ。小学生の時などにどれほど刺激的で思い出深い体験ができるかって大切。感性って自分なりに考えること。だから考えるには“ネタ(素材)”が必要で、そのために「ココ大付属学園」があるのかもしれない。家庭や学校では得られない経験や体験はココ大そのもの。子ども達と共に大人もどうしたら成長できるか?ずっと考えてます。

2021年6月10日木曜日

地域おこし協力隊×フィルムコミッション

総務省は「地域人材ネット」と称して【地域力創造アドバイザー】なる人を登録しています。誰かの推薦なのか?分かりませんが10年前に登録されたものの、すっかり忘れて数年。写真が10年前でプックリちゃんでヨレヨレのカサカサな今とは大違い。ちなみにこのプックリちゃんの写真は切り取ってあり、隣には「坂の上の雲」の撮影前に松山のイメージを掴みたいと訪れた本木さん、プロデューサーらとの記念写真でした。

話を地域力創造アドバイザーに戻すと、すっかり忘れていたのを思い出させてくれたのが【妙案かも!】を話題に意見交換をしていると「総務省にツテはないんですか?」となり、「いやぁ、それを探してるんだよね・・・」と、ブツブツ言ってると画面越し(オンラインだから)「あれっ!これ泉谷さん?別人だけど本人だよね?」と画面の向こうで笑いが起こり、当人は「ナニナニ?」となり、プックリちゃんを見せられて恥ずかしい!となる。

ブーメランでした。というオチで地域力創造アドバイザーの名で総務省の担当者に相談すると親身になっていただき、フィルム・コミッションを業務の一つに地域おこし協力隊を募集した事例が1件あり、ビンゴ!となる。ただ、総務省の担当者は「総務省が地域おこし協力隊を募集しているわけでないので、受け入れる自治体がフィルム・コミッションとして受け入れるかの話になります。」とのこと、県単位の地域おこし協力隊はアリ!という結論。

2021年6月9日水曜日

オワコンか?

「チラシって、不特定多数の人が触るので置ける所が少なくなりました。」「えっ!そうなんですか?」「はい、紙ですから拭くこともできませんし、棚の消毒なども手間で費用対効果からもチラシは避けられていると思います。」「さらにチラシを求める人が少なくなったとも思います。」「えっ?」「特に若い世代の人は“読む”ではなく"見る”のに慣れているのでチラシに書かれている文章は敬遠気味と思います。」

「そう言えば、チラシに文章を並べるのではなく“QRコード”さえあれば、スマホで読み込んで手元で都合の良い時に読んでいると聞きました。」「コロナウイルスの影響も一つです。」「一時期"チラシ好き”で、チラシ自体を折り紙にできたり、箔をつけたり、塗り絵にしたり“チラシの機能を拡張”してたほどです。」「それはいいですね!そう言った付加価値のあるチラシは残るかもしれません。」「でも周りを見てもチラシはないですね・・・。」

もしかして、チラシはオワコン化してるのか?役目を終えれば余るし、廃棄はゴミだし、処分で燃やせばCO2発生させるし、少なくなるかもしれない(ココ大付属学園のチラシもほぼゼロ)。必要な人へデータやPDFを渡して必要な方が必要な分だけ印刷してオンデマンド(利用者の必要な時、量だけ提供)の時代。でも、付加価値を高くして残るチラシもあるんだろうな。だって写真の「空想美術館」のチラシは各地で無くなったもんね。


2021年6月8日火曜日

住宅展示場か!


「カッコいいですね。」「そうでしょ!今じゃ、こんな建造物は造れないですよ。」「(階段の)幅も広いし、この赤絨毯がいいっすね。」「さすが!ドレスを着た主人公でもいいし、背広を着た半沢でも似合いそうでしょ?」「ふふっ、アリですね。」「大理石なんですよね?」「そう!この重厚さ、荘厳でしょ?頭ぶつけたら痛いですよ。」「死にますね(笑)」「ほんと、撮影中に転ばないでくださいね(笑)。」

「正面玄関を閉めて撮影できるんですか?」「本番の時だけ閉めた実績はあります。」「あるんすか!」「もしかして日中の撮影もできるんですか?」「事前の調整次第ですが、実績あります。日中にスモーク炊きました。」「えっー!日中、みなさん仕事中ですよね?スモークも炊けるなんてスゴい、ちなみに作品なんだったんすか?」「セカチューです。」「うわっー!気合い入ってそう。行定組ですよね?」「行定組には色々と教えてもらって今があります。」

「ちなみに夜間の撮影実績ありますよ」「県庁本館でですか?」「えぇ、24時過ぎて大変でしたけど・・・」「えっー!夜もイケるんですか、スゴいなー、ちなみにその作品は?」「怪人二十面相・伝」です。「知らないなー。」「正面玄関付近を使って大々的にしたんですよ」「泉谷さん、やりたい放題じゃないですか(笑)」「フフッ、県庁本館のセールスマンですから」。
昭和4年竣工の建造物を住宅展示場のような勢いでPR

2021年6月7日月曜日

1日を2日分楽しむ。

楽しみ方次第と思った件。窮屈さや鬱憤の解消に自然を求めるのはごくフツーで、更に人混みを避けるために朝6時過ぎに出発して向かったのは高尾山。小学生の遠足以来かな?35年以上ぶりと思われる“天狗の山”(と教えられた覚えあり)。妻も娘もリフレッシュに来ているようで相乗りしてみた。休日の朝6時過ぎの電車はガラガラと思いきや部活と思われる学生がいたり登山な装いの方々が多くて驚く。

朝7時前に高尾山駅に到着。すると大勢が下車して(皆んな考えることは一緒なんだ)と思いつつ、ヒンヤリ高尾山!標高559メートルとのことで看板には複数のルート(コース)が示されており、どれも80分から100分ほど。人が少ないと思われる90分ルートを選び、本道から枝分かれした小道を上がってゆく。すると後ろからトレイルラン走者、犬と一緒に駆け上がる夫婦に追い越され、挙げ句の果てにはYoutuberと思われるお兄さんがスマホと向き合いながら登っていたり、小道で足場が悪いのに人多し!

90分コースだったのに、せかされるように登りゼーハーゼーハー言いながら8時前に山頂広場に到着(60分で到着)。山頂広場で食べたサンドイッチ(娘作)がコーヒーに合ったこと。リフレッシュした帰りは舗装された初心者コースをゆっくり1時間かけて降りる。帰りに蕎麦と天ぷらを買って帰り、家に到着したのが午前11時!驚きの時間の使い方に交通の便の良さを実感。午後からも楽しめ1日を2日分楽しむ。

2021年6月6日日曜日

幸せは260円ナリ。

ふむ、企画書を渡され読んでみたものの、原作を全く知らないのでイメージが描けず寂しかった件。原作を知っていると良い時と悪い時があって今回は悪い方。作品が持つ“世界観”が分からず想像力が発揮できなかった。原作がある場合、確立された“世界観”は現実世界と比較されがちなので腕の見せ所という感じか。でも圧倒的に情報量が少ないので助っ人として“その世代”の方に同席していただき“通訳(咀嚼)”をお願いする。

開校記念日だからと自分に甘く、ご褒美は【モンマルトル】と決めて(アップルパイとコーヒーで至福を!)とモンマルトルへ行ったらアップルパイがなかった件。「あらっ!アップルパイがない!」「えっ!そうなの」とショーウィンドウを見て「あれ、無かったね・・・」と店主も気づかず。なので初の【生チョコ(2個入り/260円)】を買う。モンマルトルで使われているチョコの塊(写真)。柔らかくて濃厚、明日も食べれる幸せ。

3時のチョコレートに舌鼓を打ちながら、調べ物をしていると電話が鳴る。「撮影は1年延期」との連絡。うーむ、このご時世だから驚きはしないけど、劇場で公開予定の作品は制作に苦労している。それに比べて配信系作品は勢いを増すばかり。全国各地のフィルム・コミッションを対象にしたコロナウイルスの影響も昨年に続き、今年も100以上のFCが協力してくれたとのことで、どんな結果なのか・・・。

2021年6月5日土曜日

カツ丼の仲

“ひょん”なことから出会った元西条市地域おこし協力隊の安形(あがた)さん、愛知県出身。奥さまとも一緒にカツ丼食べた仲です(笑)。たまたま先に移住した身ということで折に連絡をくれまして、報告書を送ってくれました。せっかくなので広げてゆっくりページをめくっていく。彼の吸引力はスゴくて西条市外から移住者を呼び込み、事業の立ち上げを支援し自らも創業する馬力。ユニークな方々が西条市に来てるんだなと。

西条市と言えば、西条市市民活動支援センターの戸田さん、西条自然学校の山本さん、FCをしたい!と皆尾さん、2年前からはソラヤマいしづちの石川さんにも懇意にしてもらい、「いしづち編集学校」で西条市を含むいしづちエリアの人たちと急速にお友達になる。
あっ!忘れてた。西条市と言えば、旧西条市、丹原町、東予市、小松町の合併を記念した映画の製作支援もした!(あの時は市民と徹夜もして頑張った!)

意外と西条市と縁があったことに驚く。こうした“新しい風”の人たちが地域と交わることで「関係人口」とか「交流人口」が起こるのは間違いなく、驚きながら読了。写真の「巻末コラム」は素が出てて特に良かった!と、書いていたら3番目の法人設立のお知らせ。「納税が地域への貢献」とあって、そうだよねと。私の場合はNPO法人で雇用!が私的ミッションで10年間なんとか維持できたと。

2021年6月4日金曜日

しっぽりと開校記念日。

本日6月4日は、いよココロザシ大学の開校記念日。10年前に堀之内公園で、まさにこの写真の木の下、周りで開校式を行いました。梅雨時期だったので天気が心配でしたが当日は曇りから晴になって「持ってるね!」と言われたのを覚えています。開校式から10年が経ち、この木も10年成長して大きくなり、私たちも10年歳を重ねて、学長ブログも10年間(4567回目)という節目になりました。加速度的に1日が早く感じ、アッ!という感じ。

本当なら開校記念日なので何かしらするべきかもしれないけど、昨年も今年もなにもナシ。コロナウイルスの影響で人が集まりにくくなってしまい1年以上。また再開できる時まで辛抱です。こんな時こそ4年前の6月4日書いた「リード・ザ・セルフ」が沁みる。まさに不透明で不確実、混迷の中でも“見えないものを見ようする姿勢”がリード・ザ・セルフ(自分を自分が牽引する)。沼地にズボッ!とハマった自分を引っ張り出すイメージか。

引っ張りだせたものの、同じことを繰り返してはまたハマってしまう恐れがあり、新機軸として「いよココロザシ大学付属学園」が生まれる。まさか、こんなタイミングでの新しい事業は、それこそ不透明で不確実だけど、これまでのノウハウを活かせれば新たな価値を創出できると思い立ち上げる。今日はこれまでの10年間をしっぽり振り返ると共に新しい門出に独り、ケーキでも食べるか!

2021年6月3日木曜日

気分は世界旅行!

杉浦夫妻が新しく始めた「学と芸 七分」。昨日から【おみやげ世界旅行】と題した企画展示がスタート!コロナ禍で海外へ行けず悶々と「妄想旅行(行きたい場所でしたいこと、行った場所でもう一度食べたい味などを思い浮かべる・・・)」を繰り広げていた私にとって、手軽な世界旅行でした。いい企画!私はと言うと「手元にある海外のお土産を展示させて欲しい」と声がかかりお貸ししています。

私からお貸ししたのは「NYのPOPショップで買ったキース・へリングのメッセンジャーバッグ、NY地下鉄路線図のノート、路上アーティストの写真、画家が描いたエンパイアステートビルディングの絵、ロンドンの建物などを模した積み木、フォ・ジェンチイ監督からいただいた中国の切り絵、カンヌ映画祭に行ったスタッフからもらったカンヌ映画祭グッズなど、一つ一つに思い入れがあるのを再確認!

他にも“旅行”と名がつく展示なので、スーツケース、リュックもあれば、行ったこともない南米のカラフルな置物や装飾品、(持って帰るのに苦労しただろうな)と思われる大きめのブツなど、見ているだけで妄想が掻き立てられる!集まったお土産の品々は47の国と地域(と、言っていたような)。世界は広い!見聞を広めるためにも海外はオススメ。旅先の予習にもいいかもしれない!

2021年6月2日水曜日

気持ち次第。

「ゲン担ぎなんてする?」と、新聞を見て私。「我が家はしないよね。
」と妻と娘。wikiさんいわく【ゲン担ぎ】とは「験を担ぐは、ある物事に対して、以前に良い結果が出た行為を繰り返し行うことで吉兆を推し量ること。また、良い前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にする、すなわち、縁起を気にすることや縁起を気にして物事の成功を願った行動を行うこと。」久しぶりに【ゲン担ぎ】なんで文字列見て凝視してしまった件。

へー、黒澤明監督のゲン担ぎは爪を磨き上げることだったの?戦国武将は戦前の食事、政治家は選挙前の食事、富豪は置物、野球選手はスパイクを履く順序、勝利の日と同じ下着をつける・・・。霊柩車を見たら親指隠す、新幹線のドクターイエローを見たら縁起がいい、佐賀急便の飛脚のふんどしに触ると縁起いい、ビリケン像に触ると福を得られる・・・。【おまじない(お呪い)】とはちょっと違うよう。呪い(のろい)となると呪術廻戦か。

気持ちの持ち方次第。が結論になり「病は気から」とも言うし、古くは喪黒福造(笑ゥせぇるすまん)にもそんな話があった。ニヒリズム(虚無主義)のペシミスト(悲観論者)と思っているから現実に過剰な期待をしていないつもりだけど、我が家の家訓は「Every day 大吉!」だったと苦笑する。世の中はコンチクショーと思っているからこそ、前向きでいたいのかもしれない。半径3mだけは死守!

2021年6月1日火曜日

幻のコメント。

別名「淀川長治賞(正式:ダイヤモンド賞)」「水野晴郎賞(正式:ゴールデン・グローリー賞)」「小森和子賞(正式:新人女優賞)」「松永武賞(正式:特別賞、松永氏は日本一の映画資料館を個人で創設された方)」などの表彰を持つ【日本映画批評家大賞】。昨年はコロナウイルスの影響で授賞式は行われませんでした、今年は30周年ということで万全を期しての開催(無観客で関係者のみ列席)。

実はジャパン・フィルムコミッションは昨年度、特別賞(松永武賞)を受賞していて、今年はプレゼンターとして列席。控え室で30周年記念誌に載っていたJFCヘのコメントを見ると「特別賞としてジャパンFCに表彰できたのは映画人にとって本当に嬉しいものだった。映画の舞台を作る上でなくてはならない存在。屋台骨として長く映画界を支えてくださっていた。」とあって、ジーンときた。

プレゼンターとして今年の特別賞受賞者である「新文芸坐」さんへのエール、そして昨年度の喜びの声を一言どうぞ!と言われていて、「映画館を取り巻く環境は厳しいですが、我々映画ファンのためにも、これからも頑張ってください。」「昨年度は選考いただきありがとうございました・・・」などを言うつもりが!舞台袖に立った瞬間「スミマセン、時間が押してましてコメント無で贈呈だけでお願いします」と幻のコメント。

2021年5月31日月曜日

今年はデビュー。

東温市の「いちご」、久万高原町の「りんご」、松前町の「はだか麦」、伊予市の「中山栗」、砥部町の「七折小梅」、松山市の「伊台・五明こうげんぶどう」を原料にした6市町JIN(仮称)の2年目がスタート!水口酒造さんに集まった各市町担当者は、地域特産の活用策を実践を通して学んでいます。昨年度中には検討を重ねての試作もできあがり、いよいよ今年はお披露目の年、こういうOJTな事業は素晴らしいと思う。


ターゲットについても議論尽くしましたが、やはりシーンから「ターゲットを引っ張り出す」のが私は好き。そして「シーンからの逆引き」も。例えば、この商品が話題となるシーンを考えると、金額や容量、形状、原料、デザインなどから「新築祝いに持参」と設定した場合、その新築祝いの主人公は夫婦や家族と思われるから、彼らがJINをもらい「どんなJINだろう?」と、手にした際の様子を想像する所から逆再生スタート。


6市町JINを手にしているのは、愛媛県出身の女性で県外在住。そしてJINは女性に人気が出てきたという外的情報も加える。だけど「まだ地名度が低い“ご当地JIN”」を推したい背景はに、進学や就職や結婚などを機に地元を離れた女性が、6市町の特産品を見て(へぇー、知らなかった、小さい頃に食べたな〜)など、思い出して話題になる。飲んで「おいしい!」となる。更に逆再生をして店頭で、未だ見ぬ話題となる情景を作る人から選ばれるようにしないといけない。

2021年5月30日日曜日

イチイチややこしい奴。

一人暮らしの強い味方の「レトルトカレー」は、この域まで到達しているのかと。「手間いらずな便利」でボンカレーなど、カレー自体を先ずは手軽に。次にLeeなどで「辛さや量などで他社との差別化」が行われて、各地域が(あれ?自分たちが食べてるカレーって他のカレーと違んだ!)と気づき、「ご当地」を前面に出した「ご当地カレー」が大爆発。自衛隊などもカレーを出すほどの熱になる。

そして、カレーは「教材」となる。5月29日付日経プラスワンで「学校発レトルトカレー」が紹介されて、久万高原町の上浮穴高校の森林環境科の生徒が考案した【まろやか高原カレー】が第4位となっていた。紹介されていた10種類の学校カレーのうち、【まろやか高原カレー】だけが緑色。てっきり“ほうれん草の緑”と思ったらピーマンで“規格外のハネもの”の活用にも繋がっているとか。地元企業が協力していて素敵!

以前、上浮穴高校からいただいた「クロモジ」のオイル、(貴重という説明を受けて)大切にチビチビ使ってます。記憶が確かなら野村高校(野村町)とか三崎高校(伊方町)でも特色ある授業をしてたような。でもレトルトカレーって一つ550円とか600円がフツーなのね、800円のもあるのか!オジさんなんか一人だからカレーを作ることはない。だからスーパーで4個600円とかのカレーを買っちゃうのさ。

2021年5月29日土曜日

吠えさせて!

教えてもらっていないんだもの、分からないよね・・・。【制】お弁当の発注をお願いします。【私】何ですか急に?【制】この前相談した撮影です。【私】この前?いつ、どんな撮影の相談されましたか?【制】あれ?してませんでしたか?【私】企画書や撮影支援書を送っていただきましたか?【制】えっ!必要なんですか?【私】はい、必要です。撮影の支援依頼ですから。【制】弁当とロケ地情報だけなんですけど。【私】撮影支援に該当します。【制】でも、お金かかるんですよね?【私】あなた、どこに連絡しているか分かってますか?【制】業者ですよね?【私】フィルム・コミッションです!【制】フ、フィルム???。
上司の方々、人材育成を放棄してはダメだよ。当人が全く考えず連絡をよこすのは当人の責任ではなく上司、事業者の責任です!

(やけに細かい設定だな)と、読み進めていくと〇〇系。(もしかして、ヤラセ?)と、疑いたくなるほど細かい設定。地方での撮影を希望するのは(地方を笑いものにしたいから?)と勘ぐってしまう内容。そう言えば以前、年末の特番で一芸を持つ市民を地方から東京へ集めてPRするのかと思いきや“笑い者”にして出演者の顔が引きつってたのを思い出した。バラエティ番組さん、撮影さえできれば何でもOKじゃないのよ。FCは地域を守ることも大切な役目。

もう驚かない。(あくまでも私見です)愛媛県には、これまで10回は「映画化」が企画された脚本があり、ホント2年に1回は相談がある。でもFC歴19年になりますが、未だ映画化されたことは一度もナシ。今回も消滅。よく「構想20年」などの表現があるけど、実在するんだなと思ったり。こればかりは全ての歯車が合うタイミングです。

2021年5月28日金曜日

また一年、踏ん張ろう。

スヌーピーの言葉が沁みた人のなんと多かったことか(笑)。私を含め、カサカサしてる人が多いのね。まぁ、こんな状態が一年以上も続き、この先も好転材料が乏しいとなれば干からびてしまうのも当然か・・・違う!妙に物分かりが良すぎるのは日本人の美徳か怠惰か。慣れとは恐ろしいもので、ホント上(あが)るのは大変だけど、下(くだ)るのは惰性でいけるからな。無意識だと本当に堕ちてしまう。

ココ大の第11期総会が終了。昨年度はコロナウイルスの影響を受けて赤字でした。経営者が名を連ねる理事会は「大丈夫!」と言ってくれたけど、強い精神力を持たず、免疫も持たない私はオロオロするばかり。ただ、今年度からほんの少しずつ改善するだろうと言う見通しが当分のモチベーション(1週間で忘れてしまうが・・・)。【攻めは最大の防御】は経営のモットー。きっと今年度も突然、色々と話があるだろうと。

でも、授業というココ大最大のウリが全くできなかった中で、授業以外でも稼げるコトが分かったのは大きな収穫。NPO法人は収益力が弱いと言われて久しく、授業以外に収益の柱を育てつのは急務で、その芽がちょっと出た感じ。これから大切にしないと、直ぐに枯れそうだし栄養も与えないといけない。「中長期ビジョンが必要です。」という助言、人にはアドバイスしておきながら、自分になると曖昧になるから猛省。

2021年5月27日木曜日

言葉に傷つき言葉に助かる。

I don’t have time to worry about who doesn’t like me.
I’m too busy loving the people who love me.

僕のことを好きじゃない誰かのことでくよくよする時間はないんだ。

僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるから。


そうそう!この内容を伝えたかったと激しく同感したのは「スヌーピー」だった件。小さい頃にスヌーピーを読んだことはあったけど、その程度。悩める人に「そんなコトを思ってもない人に時間を割くのはもったいない。自分で自分の時間を奪ってるよ!」と助言をしたものの、伝わったような、伝わらなかったような感じだったので、自分の意図を同じように言っている人はいないかと探したらスヌーピー!


Learn from yesterday. Live for today. Look tomorrow.

昨日から学ぼう。今日を生きよう。明日を見つめよう。


は、ココ大のマニュフェストに通じていると感じたし、


I am not lucky. I am just grateful & feel very blessed.

僕はラッキーじゃないよ。僕はただ感謝して祝福を受けているだけだよ。


は、我が家の家訓「Everyday!大吉!」を思い出した。しばらくスヌーピーと向き合ってみようかなと深い!子どもの頃の印象と全く違う。

2021年5月26日水曜日

チャンスは色々ある。

一冊のノートを使い切るのに2年余りかかってしまった。2019年4月から使い始めたから「こんな」「あんな」時か。今を暗示しているようで怖いな。ここまで時間がかかってしまったのは、メモはスマホですることも多くなったから。その方が扱いやすいし、保存も楽だし後で読み返しても字が汚くて読めないという惨状もない(涙)。何と言っても「検索できる」のは紙ではできない!今まで付箋紙貼ってたけど、その付箋紙が多くて惨状アゲイン・・・。

後半は、もっぱら「ココ大ラヂオのネタ帳化」と、出先で図解説明する「ホワイトボード化」してた。その後、バタフラボード(A4サイズのホワイトボード型メモ帳?)を買ったものの、“消す”のが面倒でイマイチ使いこなせてない(涙)。文字入力の方が楽で便利と分かっていながら手を動かなさいと脳ミソが動かないよな。(それだったらiPadを買ってアップルペンシルで描けばいいじゃん!)と、悪魔がささやく(涙)

あと、小さなメモ帳で事足りることがわかったのも2年かかった理由の一つかも。手のひらサイズのメモ帳を各所からいただき、それも使ってた。意外とこの手のひらサイズが“開かなくても書けて”便利で、立ったまま書けるのが最適。何が言いたいかと言うと、これまでの習慣で何も考えないほうが脳みその消費量は少ないけど、変化、変革できるチャンスは色々ある。あとは乗るかどうかという例え。

2021年5月25日火曜日

吹っ飛んじゃった話。

コロナウイルスの影響という逆風の中で「鬼滅の刃」の【400億円超】は映画鑑賞という枠を超えて、もはやイベント。2896万人は単純計算で全国民の24%が観た値、4人に1人が観た作品って、それも1作でアニメ作品。公開から7ヶ月間が過ぎて来月にはDVDも発売されるのにスゴい話題・・・と言いたいけど世間では(もう話題にしたから・・)という雰囲気。この影響を地域はどう活かすかに注目。鬼舞辻無惨のルーツが“鬼”北町にあったとかさ!

「シン・エヴァンゲリオン」も85億円(559万人超)を突破、100億円には届かないけど、エヴァンゲリオンを映画館で見たのは最初で最期でしたが、率直に登場人物それぞれに解放感があって良かったと反芻。で、やはり“アオリ”を喰らってしまった感は「名探偵コナン(64億円)」か?でも、鬼滅の刃のスクリーン数(約300)が一斉解除になり、コナンに振り分けられると90億円という感じか?

でも、そもそも東京都などの緊急事態宣言下で映画館は休館。日本映画製作者連盟が「映画館再開の要望について」と声明を発表。その理不尽と思える措置からの行動だけど、個人的には賛同。映画に限らず美術など芸術全般において不平等さや理不尽さを感じざるを得ない措置は反対。いったい、これまでの悪夢は無限列車に出てくる“魘夢(えんむ)”の仕業かと。「炭治郎、その刃で悪夢を断ち切れ」と。観てませんけど。