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2019年10月7日月曜日

他力本願。

松山三越のアトリウムコートでは毎週火曜日に新しい催事が始まります(そんなことも知らなかった)。日数は157日間だけど週数は21週、ということは21種類の催事を見てきた計算になります。宝石、洋服、家具、スイーツ、貴金属、伝統工芸、地産品、雑貨、輸入品、イタリアン、フレンチ、そしてハワイアンなど。NICECREAM的に言うと「21回」の接触機会があったということになる。

たかが1週間、されど1週間。最初は挨拶程度、それから食べに来てくださる方多し、最後は名刺交換してエールの交換(笑)。特に印象的だったのは「ハワイアンフェア」の時、ココナッツミルク≒ハワイのイメージなのか?お客様以外に販売員の方が休憩時に買い求め、中には連日、複数個買ってくださった方も。そして「ハワイ出店の際はお声がけください」と言われたり。一期一会の凄まじさを知る。

「(商品の)ファンを作れ!」とビジネス書には書いてあるけど、個人は当然で意図していなかった方々(催事関係者)へもPRできたと思うと波及効果を期待しちゃったり。これぞ「他力本願(レバレッジとも言う)」、自分たちでできることには限りがあるから、松山三越さんには感謝しかなく。残り8日間でNICECREAMを目的に来てくれる人が増えたらと思うわけです。

相談者。

悩める若者から相談に乗って欲しいと依頼。聞けば「この先も、自分の人生はこのままなのか?」という漠然とした不安にどう対処していいものか?というもの。職業を聞くと正確さ適切さが求められるので決して創造力が求められる訳ではないけど、私には無い「粘り、根気」があると思ったり。ただ、その前に本人はとても素直で誠実な人柄だけに「周りの期待に応えなきゃ」と相当なプレッシャーを抱えていると察する。

私見です。正確さ、適切さが求められる職場では他者と比較しても差異はなく、ならば処理速度など「更に上へ」と目標値や成果を高め周りからの期待を越えようとする、しかし、際限ないからいづれ息切れする。自分を周りの評価(モノサシ)に当てはめようとするのは「認められたい!」一心の若い人が通る関門なのか。偉そうに言う私も相談者と同じ頃、認められたいパフォーマンスで会社に寝泊まりしたっけ。

「幸せの沸点(実は四季録の中で人気だったエッセイ)」で、内容は「満足感を感じるレベル」について、周りに期待するのは、自分が自分を認めてからでも遅くはない。周りに認められても自分が自分を認められないなら空虚でしかない。「好きなこと、得意なことを始めるのはどうだろう?」と助言。漠然とした不安を吐露できたようでスッキリ顔の本人、満足感を得られる方法は無数にある。

2019年10月6日日曜日

シビックプライドの正体

全157日間の営業も残り9日。忘れないよう感じたBEST9を記す。8年前、「I amsterdam」で知った「シビックプライド」という自分自身が地域を形成する一部であるという「ファン化(人それぞれに解釈は異なるけど)」の意識。松山三越NICECREAMを始めて、始めて気づいたのは【I'MITSUKOSHI】とも言える「私自身、三越」と、三越のファンであることを誇りに持ってる人。

松山三越は1946年にオープンだから2020年で74年を迎える愛媛で最も歴史のある百貨店。仮にオープン時に生まれた方でも70歳以上。ちなみに松山のソウルフード「鍋焼きうどん」のアサヒは翌年の1947年創業、現在4代目。70年以上も地域密着で営業していると、店への信頼感や味への評価など「代々引き継がれる」こと多し。総じて「愛着」ということか。これがシビックプライドの正体!

で、愛着というのは決して「お客」だけが感じるだけでなく従業員も感じるわけで、双方が愛着の「相思相愛」だと、周りに波及するんだなと、親子二世代、三世代でNICECREAMをお求めになる方と接しては「店(企業)が存在し続けられる理由」なぞ考えてみたり。これって、ものすごい学びで商売といえど、生きてる教材として書籍化(また言ってる・・)かとも。

2019年10月5日土曜日

日差しと雨と風まかせ

生命力とはスゴいものです。ゴマ粒ほどの種から芽がでてきました(でも何の芽だか分からない・・・ゴボウかな?大根かな?)。様子を見に屋上に行ったら済美高校生が10名ほどいました。「今日は大人数だね?」と尋ねると「後輩を連れてきました!」とのこと。栽培の様子を記録するとのことで、上級生が下級生にUrbanHarvestについて、道具の使い方、記録方法などについて説明する姿を見て保護者気分(確かに我が子と同い年・・・)

マルブンさんの「イタリアンな野菜」も芽が出ました。妄想するのはピザのトッピングやサラダの和え物にUrbanHarvestで育った野菜が使われること。徳島の上勝町みたいにならないかな(笑)。野菜が育つ過程は「生きた教科書」毎日見てるだけで愛着がわいてくるから不思議です。でも「泉谷さん、これから「間引き」して強い芯だけ残すんです!それが美味しくする秘訣」とのこと。自然の厳しさか。

「屋上で野菜を育てようと試みたんですが失敗しました」という話。「庭先で育てるのとは雲泥の差!」と驚きの声。肥料の入った土にタネや苗を入れただけです(これ本当)、あとは日差しと雨と風まかせ。農薬不使用、毎日してることと言えば水やり程度、発芽時に水のやりすぎは禁物とのこと。富士教材の高さは25mほど、仮に倍の50mの場所で育てたらどうなるのか?と思うわけです。

2019年10月4日金曜日

BJによろしく

佳境に入りました。年齢、性別、経験や背景を超えて互いに意見を出し合い「鹿島に賑わいを創出する」アイデアを出しあう。バックキャスティングの考えを取り入れてゴールイメージから想像力を駆使しての逆引き。熱量の上昇を感じた90分間、いやぁ良かった!先日、全員で鹿島を訪れ現場を確認できたのが効いたと実感。終了時間を過ぎても残る全グループ、自分たちごと化された証。

「学長のようになりたいです。」と言われ照れる47歳。でも考え直した方がいいかも。元から講座や研修のファシリテーターになりたい!と思っていた訳でなく、いつの間にかなってました。どこかの認定者でもないし、資格を持っているわけでもない。いわば「講師版ブラック・ジャック」のよう(実は少し憧れている・・・)。じゃあ、なぜ受けるのか?それは内容というよりも(この人と一緒に仕事をしたいな)と思うから。

ブラック・ジャックと同じフリーランスになったんだもの、依頼内容も大切だけど「依頼主」の方が大切。今回の依頼もうまく行くと確信。それは写真の様子を見て「いいか、患者が治ろうという努力の気持ちがあってこそ、医者の治療は効き目があるんだ(されどいつわりの日々)」というセリフが何故か思い浮かんだから。「講師料、じゃあ5000万円で」と言ってみたいよ(涙)

2019年10月3日木曜日

ツーリズム備忘録。

海外TVの撮影支援依頼。聞けば日本各地で撮影をしているが四国では愛媛が選ばれたとか。城、温泉、街並み、電車、橋、食事、宿など「The 愛媛」を撮影したいとフィルム・コミッション出動。番組から推察するに日本を紹介する番組で「日本・愛媛へお越しください」的な内容になるんだろうと。海外映画の相談もあるけど、最近は海外TVの撮影相談が如実に増えている。

JTBさんいわく、訪日外国人旅行者は2869万人(2017)、1人1回あたり15万円の支出があり、消費額は計4.4兆円!このツーリズムによる経済波及効果を世界的に見ると約8.2兆ドル(2017/878兆円!)、3億人超の雇用を創出しているとのこと。そして2018年の訪日外国人旅行者は前年比8.7%増の3119万人と推計、2020年には4000万人を目標にしてるって言うんだから「オーバーツーリズム」という声が聞こえるのは当然。

日本の観光競争力はスペイン、フランス、ドイツに続き第4位(The Travel & Tourism Competitiveness Report 2017)とのこと。安全な飲料水、HIVの非流行、衛生設備完備、顧客志向、鉄道インフラ整備、犯罪が少ないことが要因だとか。現実なんだろうけれど、今ひとつ実感できないのは地方にいるからか。東京圏での撮影需要から地方での撮影需要へシフトを予感させる昨今、どうする愛媛って感じ。

2019年10月2日水曜日

移住つれづれ。

移住と定住は必ずしもイコールではない。移住は「引越し」に近い感覚で、もっと気軽に考えればいいのにね・・・と、愛媛県にやってきた移住者。そもそも「移住」って意味が定義されていない。ラフティングのガイドを生業にしている友人は「シーズンを追いかけて」世界各地を転々と移り住んでいる。「移住=終のすみか探し」とも違っていて、時に受入地域とズレが生じるとのこと。

仕事について。プログラマーなどPC一台でどんな場所でも仕事ができる人なら移住しても移住前との仕事に大差ないかも。手に職がある専門職もいいかも、もしくはアウトドア系で移住先でしかできない仕事を生業にしたい方。移住したまでは良かったものの、移住してから仕事を探す方もいて、バイタリティ(やる気、活力)がある人だ!と思ったり。その土地ならではの空気感もあるしね。

問題は「どうやって稼ぐか?」ということ。「200万円/年でも生活できますよ!」は自慢ではなく、論点はそこじゃなーい!自給自足の一人暮らしならアリかもしれないけど、生きてゆく中でお金が必要な時期もあるわけだから、稼ぐ手段は複数あった方がいいと。その時の考え方として、全く別の仕事をするのではなく、横展開(主たる稼ぎにバリエーションを持たせる)か縦展開(主たる稼ぎに深みを持たせる)がいいとアドバイス。

2019年10月1日火曜日

6年サイクル

2018年/タピオカ→2012年/パンケーキ→2006年/生キャラメル→2000年/生チョコ(諸説あり)と、「(スイーツブーム)は約6年サイクルである!」と先生。他にもマカロン(2004年)、かき氷(2014年)はあったとのこと。タピオカは1992年、2008年に続き第三次ブームとのこと。そして気づく(ソフトクリームは一度もブームになっていない!)ことを知る、ウッシッシ!

約6年サイクルという言葉が引っかかり、はたして自分に当てはまるのか?と考えると18歳で渡米、24歳で結婚、30歳でフィルム・コミッションの道へ。36歳で愛媛県庁から松山市役所へ。42歳はココ大に没頭という6年周期、ということは今月がその次の6年目にあたり、これからの1年間は更に激動!?となるのかと不安だったり(その予兆は今年から始まっている気がしてならない・・・)。

地域が求める役割は愛媛に移住してから常に変化していて、全てを抱えることができないから区切りや折り目をつけてきた。「業務拡大すれば儲かるじゃないですか?」という人もいるけど、儲かるってなんだろうと・・・。社会や地域に問うのが仕事で自分自身が商品だからオンリーワンを目指すなら拡大ではなくて深化かなと。「手放して得る」ができるか?ワタシ。

2019年9月30日月曜日

Urban Famers誕生!

「ココは街中でしょ・・園庭がないから野菜を育てたくても育てられなくて・・」と園長先生。「社会との接点としていい場所かも・・」とサポートセンター。「食育を実戦で学ぶには願ったりですよ!」と済美高校の先生&生徒さん。「量は少量ですが珍しい野菜を育ててみたいです」とマルブンのピザ職人。その他「噂に聞きまして初参加です」とか「近所に勤めてまして・・」という方も。

「自分の体は食べたモノでできている」というコピーに耳が超痛い(だってジャンクフードも炭水化物も大好きだから)。そんな私でも心や頭の片隅に「野菜はたくさん食べなきゃ!」と思っており、それなら一人ではなくみんなで育てれば面白くなるはず!と、Urban Famersの誕生。ゴボウ、キャベツ、ダイコン、カブ、ハクサイ、ホウレンソウ、コマツナ、ソラマメなどの他、イタリアンな野菜も!

子供連れもあり大いに沸きましたが「あ”ー!申し込むのを忘れてた!」などの問合せが複数あり、種も余ったので【Urban Famers追加募集を4組】行います。次の授業は10/20(日)11時から。授業内容は「野菜の健康診断」「囲い設置」「名札づくり」など。昨日始めたUrban Famersは、これから定期的に訪れ自らが選んだ野菜を育ててゆきます。目指せ!冬の収穫祭でのご馳走!

2019年9月29日日曜日

初めてのプレゼンテーション。

松山市長へのプレゼンテーションを控える参加者たち。一所懸命に考えたアイデアで勝負!ですが、そのアイデアは「プレゼンテーションの一部」でしかないという事実。いくらアイデアが良くても伝えるには「前後の文脈」も考えないと効果的でないし響かない。とは言っても「どんな構成(流れ)」にすればいいのか?プレゼンテーションの持ち時間は10分/組。

PPTなどのスライドでプレゼンする際、1分1枚と言われているから10分だと計算上は10枚。だけど、プレゼン初心者はプレゼン前の自己紹介で時間を多分に使ってしまう傾向アリ。そして、予め決めた時間配分も緊張で飛んでしまう暴走発表アリ。なので経験値から「一先ず6枚」と提示する。すると、伝えないといけないことは多いのに取捨選択しなければならず四苦八苦。

(1)アイデア名/グループ名→(2)アイデアが生まれた背景・動機を課題を起点に説明→(3)考えた集客アイデア→(4)アイデアが創出する価値→(5)アイデアが実行された過程→(6)わがまち工房に参加して自身が学んだこと。この構成を基本に足したり深めたり。そうそう、アイデアを鍛えて(練って)筋肉質にしてねと、自分がヨレヨレのカサカサのブヨブヨなのに、よく言うよと・・・。

2019年9月28日土曜日

仕事と切り離せる唯一

123億円のバスキア作品「Untitled」を前に何を思ったか?特に何も思わなかったけど、死後30年経っても、展示作品から放たれるエネルギーは凄まじかったと。1987年にウォーホル、1988年にバスキア、1990年にヘリングと立て続けに亡くなったニュースを見て、多感な高校生だった私はPOPアートに傾倒して、最も敬愛するキース・ヘリングが通ったスクール・オブ・ビジュアルアーツへ入ったものの退学・・・。

アートはビタミンであり栄養ドリンク、鑑賞すると気持ちが充電されるから不思議。そして仕事と切り離せる唯一がアート。アートが身近にある生活っていいと思う。それにしてもバスキアの未公開作品を含む回顧展って日本初なのね、知らなかった。で鑑賞券が2100円(当日券)、図版集が3000円/冊とお高め!なんで鑑賞券が2100円もするの?と思ったら、1回のチケットで2度行けるの!?ホント?10月にまた行ける!

生活の中には色々と優先順位があって、忙しさに飲まれると気持ちがアートまで回らないこと多し。自分の感性と合ってピンッ!ときたなら何でも良いと思います。アートにロジスティックな説明は不毛。なんでもかんでも説明できる世の中になってしまったら気持ち悪い、論理的なのは仕事だけで十分(笑)。似たような事(心のビタミン)を2012年に書いてますな・・・。

2019年9月27日金曜日

寄付付きカレー召し上がれ。

大昔、NYでカレー屋を夢見ました。緑(ほうれん草)、黒(ゴマ)、赤(トマト)、白(ココナッツ)、黄(スパイス)の五色カレーは人気になるだろうなと。あれから半世紀、カレー好きは変わらずだけど「お好みの味は固定化」して変化ナシ、新規開拓を恐れ定番を好むのは安心安定を望む加齢現象か(涙)。でも「ペイ・フォワード」の話をしてたらカレーに繋がった・・・不思議。

「新橋のスパイシードリームへ行ってください!」と、東京出張前日に聞いて出張ミッションに入れる(仕事もキッチリ終了!)。JR新橋駅から徒歩3分の「スパイシードリーム」。カレーの値段は390円なんだけど400円払うと10円が「お釣り」になる。この10円を(自販機で)寄付にまわせる仕組みのカレー屋さん。面白い!400円で自分も美味しいし、子供達も応援できる。

390円で提供するのはギリギリなはずと思ったら昼はカレー、夜は焼き鳥の二毛作店。そうだよね、じゃないと収益の確保が難しい。各地にこども食堂もあるけど、こんな仕組みもあるんだなとメモ。肝心のカレーはスパイスが効いた黒(手前)と黄(奥)のカレーで、刻みラッキョウと混ぜたら美味しかった。考えることは誰でもできるけど、実行に移せる人はスゴいと。新橋にきたら「富士そば」ばかりだったけど、カレーもね。

出稽古。

フィルム・コミッションが抱える課題をあえて言えば「撮影支援作品を活用しきれていないこと」。撮影支援後も作品を活用して地域をPRできれば(観光客が訪れる目的になるかもしれない・・・)と気づいたのはセカチューの時(地域や企業が良かれと思い企画したコトが許諾関係でNGになった事例あり)。もちろん!上映時に監督などと一緒に解説、イベント仕立ての上映、ロケ地ツアー実施などを積極的にしているFCもあるので誤解なく!

民間で取り組んでいる事例を学びに参加。FCとは異なるアプローチに驚いたり、参考になったり。タイアップ(撮影協力)、プロダクトプレイスメント(商品提供)などの手法は、こちらから仕掛けないと実現しないPR方法だから、地域色を出せるけど「加減」が難しい。そもそも、一言で「撮影」と言っても映画なのか?CMなのか?バラエティなのか?で主旨も内容も異なる。

とはいえ(あぁ、自分が暮らす街は作品にも登場するいい街だ・・・)と思ってもらいたいのは関係者全員の願い。取り組まれている源にあるのは「撮影」であって、フィルム・コミッションの役目!撮影支援から支流に分かれ、個々の取り組みへ流れ着く。やはりFC超絶大事!静かに受講しようと思っていたら、声をかけられたり、発言を求められたりしてしまったけど、あくまでも個人の意見。

2019年9月26日木曜日

作戦備忘録。

聞き流してしまう所だった(実際は聞き逃したもの、再度の質問があったからハッ!と気づく)。それは「戦略の立て方が分からない」という悩み。えぇ、SWOTが描けるからといって、それを戦略と言ってるようでは驚きます。総合的な判断としての戦略なのか?現場での局地的戦略なのか?単眼複眼、ミクロマクロと色々ありますが、描けた方が良いけど実施しなければ無価値だねと。

いきなり戦略は立てられない!戦略を立てるためには現状の把握とゴールイメージ、資源の過不足、人的体制、内的・外的要素など準備の万端が必要と伝える。実は企画立案は学びましたが、戦略の立て方は学んでないです。事業戦略と言うなら、受益者は複数いるわけだから、個々に対して(短期、長期で)どんなメリットを享受できるか?を考えたら?と吠える。

戦略と戦術は違うよね、戦略は大きな作戦地図を描くものであって戦術は、その作戦地図の中で動く、一人一人への指示や術(マネジメントも含むのかな)。新たに立てたり、軌道修正したり、方向転換したり、潰したり・・・。戦略を立てからといって、いざ進めても机上通りにいかないのは常。だから見た目完璧の戦略ではなくて、変更できる余地がある戦略の方が柔軟性があり現場対応できると締める。

2019年9月25日水曜日

小売の崩壊

世界最古の旅行会社と言われる英国の「トーマスクック社」が破産申請、ネット予約に飲み込まれる。米国ではアマゾンエフェクトで3年間で1万店が閉店に追い込まれる、フォーエバー21の破産もアマゾンエフェクトと書いてあった。そもそもアマゾンに限らずネット通販で米国の店舗は2026年までに7.5万店が閉店と小売の崩壊を予言するシンクタンクがあり。そんなアマゾンも10年以内に衰退するというアナリストもいたり・・・。

NYでもヘンリーベンデル、バーニーズ、最近ではロード&テイラーの老舗百貨店が閉店。巷ではコンビニが年間17億杯もコーヒーを売ってる影響からか個人経営喫茶店は1981年のピークから8万店以上減り6万店あまりとか。同じくコンビニが次々と発射しては終えるスイーツ砲が街の洋菓子を狙い撃ち。8月に倒産した洋菓子は30店とのこと。そう言えばドーナッツ店もコンビニ砲で駆逐されたっけ。

レンタルビデオ・DVDもネット配信で苦境。いまやネット配信会社から制作資金が入り、映画館へ行かなくても数ヶ月後には家で見れるのだから1500円/人も出して観ないよねと。好調に見える道の駅や産直市場も入込客数が減っているとの情報もあって、とにかく店舗へ人が来ない、氷河期、暗黒期。いったいヒトはどこへ行ってしまったのだろうか?人が多く見えるのは他者と行動原理が同じだけか。

2019年9月24日火曜日

食べ続けても美味しい。

世の中は自分の意思とは無関係に気づかぬうちに、ゆっくりと、でも確実に変化していて。ただ、その変化って言うのは全てが前進(進化)ではなくて、後進(退化)もあったりするから厄介。とは言え、世の中の変化に気づいたから行動しよう!と、暗中模索で参加したのが、昨年の見本市。あれから1年が経ち、NICECREAMは進化したのか?と振り返る。一年って早い・・・。

変化したか?しないか?では大変化!見本市に出展したことで自信がついたことは間違いナシ!紆余曲折(奮闘記を書籍化した時に物語として描く!)はあったものの、アメリカ大使館などからも声がかかり、取引先も少しずつ増えて、気づけば松山三越に期間限定とはいえ、5ヶ月間も出店している現在。去年からの一年間を総じて表現するなら「酸いも甘いも学んだ一年」「流れに任せた一年」がピッタリ。

流れに任せた一年だったからか「世の中には色々な人がいる」ことを知る。商売は人で成り立っているので当然だけど、多様性の産物か。話す中で「何かしら分からない漠然とした違和感」を感じたら放置しないことを学ぶ。写真は先日のココナッツミルクチョコレート味にチョコレートソースをトッピングした禁断の味。これからの一年が甘く美味しくなりますように!

2019年9月23日月曜日

教えながら実践!

事業(プロジェクト)の運営管理に携わる時、プロジェクトサイクルを理解しておくといいかも。【検討(アイデアレベル)→計画(アイデアの実施が決まり設計)→準備(アイデア実現の資源の調達)→実行(調達した資源の活用)→終結(最後の踏ん張り)】。そしてチームを編成する時は仲間同士で「するコト」を決めるのではなく「しないコト」を決める方が大切。

チームでは「目的(なぜ、この事業をするのか?)の共有、言語(異なる関係者間での円滑な意思疎通)の共有、課題(些細な問題点など)の共有、成果(互いの労い)の共有」を明確にし、事業の成功条件、チームとしてのゴール、個人としてのゴールを設定すると成長を得やすい。事業の「歯車」だとしても個人の成長は誰にも妨げることはできない。事業参画は成長のチャンス!

チーム内では互いに目配り(異なる関係者間への配慮)、気配り(仲間の可能性やスキルを引き出す)、手配り(手順、手法を遵守する)は忘れずに!また事業が進行すると終了作業量に気がまわってしまうけど「残務作業量」で事業の達成度を測ること。常にモレヌケズレのチェックを。そうしないと組織っていうのは簡単に責任を他者へ転嫁してウヤムヤにしてしまう傾向あり。頭で理解できても、いざ実践は難しいよねと。

2019年9月22日日曜日

頑張らないけど踏ん張る!

ワイワイガヤガヤと子供達が入れ替わり立ち代わり帰省しては帰った。最後は長男くんで無事に旅立ち、新生活が始まったとの連絡に安堵。「来年は忙しいと思う」とのことで次に会うのは卒業式かな。更に経験を重ね自分を高めて欲しい親心。それにしてもガラッーンとした我が家、夫婦二人だと行動範囲が部屋の中でも狭く、静けさを紛らわせようと(仕事だ!)と意気込むものの「ワナ」に陥る。

一生懸命にのめり込んでしまった。それ自体はいいことかもしれないけど、のめり込むと「視野や思考が狭くなって」しまい、些細なコトに敏感になってしまう。大局から見れば大したことはないのに視野と思考が狭いから「局所(点)」で見てしまい反省。今回の立ち回りが難しいのは「プレイヤー兼マネジャー兼プロデューサー」という点。そんな時に何かを察してか、連絡をくださる本物のプロデューサーやメンター。私はツイてる!

情熱や熱量も大切だけど、粛々とロジに従い膨大なタスク処理の方が優先されるのが今と知る。指示書・手順書などを作成していると(あ”ー!自分でした方が早い!)と思うけど、それは浅くて広まらない。(もぉー!分かってくれない!)というのは相手に非があるのではなく、自分に伝える力量がないから。「頑張らない宣言!」してるから、頑張らないけど踏ん張る!

2019年9月21日土曜日

コンテンツは。

見渡す限りの「キングデラ」「デラウェア」。食べ放題だから食べ尽くしていいのです(笑)。急に思いつき、平日の昼下がり、松山市内から1時間ほど走った先は久万高原町の「竹森ガーデン」。入園料は1人1000円、3人で3000円。バケツとハサミを持って大粒を探しては切って冷やして食べる。3人で食べれたのは9房ほど。333円/房、スーパーと同額かもしれないけど「コト体験&トキ消費」。

家族の思い出の1つとして選んだ「ぶどう狩りをしよう!」はコト体験、このコト体験は共有しやすいのが特徴(シェアとも異なる価値)。トキ消費は、ぶどう狩りをしたい!と言っても「季節」や「量(数)」があって、期間限定&数量限定がポイント。その期間限定&数量限定ゾーンへ参加することに意義を感じるのが特徴(オリンピックなどの応援は典型)。そして、帰りの車中で感想をワイワイ共有すれば思い出は深くなる。

「コンテンツがないんですよ・・」と嘆く担当者。「いやいや、コンテンツは創らなきゃ!」。コト体験&トキ消費を狙うコンテンツならポツンと置いても売れず、発掘したり、磨いたり、加工したり、発信して付加価値つけて訴求しないと!「良いものと売れるものは異なるんですかね・・・」、そんな言葉を鵜呑みにせず、良いものは必ず売れると信じなきゃ!と自ら実践。

2019年9月20日金曜日

生き方・働き方に触れる。

「物事は多面的なこと」「考えに固執しないこと」「見方を変えれば素敵な風景になる」「アイデアキラーにはなりません」「無関心は現状を何一つ改善しない」「ゴールからスタートを考えるバックキャスティングの斬新さ」「多様性を尊重するココ大の意義」「ゼロからイチに取り組む難しさ」「正解を探すのではなく自分の意見を大切に」「柔軟な発想で取り組む姿勢」「自分に問いを立てる大切さ」「課題を先取りする目利き力」「答のない質問への対応力」など。

新規採用職員研修が修了。200名以上の感想や質問が寄せられ「印象的だったことは?」という自由記述欄に感想などを3行〜5行とビッシリ記入してくれた職員。内容で多かったのが「これからの生き方」について。これから定年までの長い期間を見据えて自分はどうありたいか?未来は明るい!前途洋々!と、エールを送りたいが実際は毎日は矛盾だらけで、自分に折り合いをつけながら生きている(涙)

「働き方」と題したエッセイは、働き方の一つの事例で自分自身を納得させるために書いたもの。ほぼ全ての質問に答えられたものの、一つだけ答えられず保留にしている質問は「そのような思考になった背景を知りたい」という内容。漠然とした答は「自分で出した答に責任を持ちたい」からではないかと・・・。もしくは、単なる無鉄砲かもしれないと・・・。