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2025年12月16日火曜日

コンちゃんです。

内子町八日市護国の町並みにいるコンちゃん。

地域の魅力を構成するのは何か?という話。
(人によって異なるけど)私の場合、その地を訪れて最初に感じるのは「香り」。
山手なら森林などの香り、海辺だったら潮の「香り」、街中だったら自然とは違う「香り」。
余談だけど海外へ行くと、空港から出た瞬間の「あの香り」は好みが分かれるけど、日本では絶対に無い異国情緒感がワクワクさせる。

次は「音」。
以前、松山市の魅力調査に参加した時、真っ先に「音の魅力」を提案した思い出。
有名なのは道後温泉本館の「刻太鼓」。松山にしかない音。「温泉が湯が湧き出る音」も魅力的。松山城付近では夕刻のカラスの群れが松山城にある根城に戻る際のカァーカァーも「音」だけど、ちと違うかな?

個人的に最も「松山の音」と思うのは「路面電車がカーブを曲がる際に出すキィーキィー音」。
出張や旅から帰ってきて、この音を聞くと(あぁ、松山に帰ってきた・・・)と毎回思う。

他にも「景色」もある。
よく松山城へ散歩にあがるので山頂広場から瀬戸内海を眺める景色は最高。特に夕陽は何回見ても飽きないし、贅沢だな・・・と沁みる。
飛行機が松山空港へ着陸する際に窓から眼下に広がる景色も好き。睦月島や興居島などの島と海が見えて、松山市、伊予市の街並みが俯瞰できるのはいい!

「事業者」も魅力の一つ。
愛媛には大小さまざまな会社があり、愛媛ブランドを押し上げていたり、地域の清掃活動などに参加したり、愛媛初の商品やサービスを展開していたり。

「人」は最も大切な魅力かも。
愛媛で生まれ育った人も、色々なタイミングでやってきた人も、新天地を求めてやってきた人も皆んな愛媛の魅力。

じゃあ、人と同じ動物の「犬は?」となるけど、写真の“コンちゃん”だって立派な魅力。
内子町を散策している時に、皆んなに撫でられてご満悦だったコンちゃん。

「コンちゃん、写真を撮らせてよ。」と伝えると、こんな表情で応えてくれた。

腹がよじれました。


「愛媛マラソンに出るんです!」
「ランナーなんだ!」
「いいえ、違います。」
「ガクッ・・・。なんで?」
「実は去年も走ったんです。今年もいけるかな?と思って応募したら当たりました。」
「練習はしてるの?」
「いいえ。しません。大変じゃないですか。」
「えっ!?練習しないの?」
「気合いで走ります。」
「気合いで42.195km走れないんでしょ?」
「大丈夫です!5時間40分目標です。去年は北条のトンネルから歩いてゴールできました。」
「えっ!あそこから歩いて完走(完歩)できたの!?じゃあ、相当早く走ったんだね。」
「気合いでした!バスで回収されるだけは嫌なので根性で歩きました。」
「頑張ってね!」と大笑いの私。

「オットトト!ごめんなさいっー!」
「(車道を通る自転車を見て)避けますよ〜!通りますよ〜!よし!ありがとうございます!」
「あ”っ〜しまっダ!行きすぎました。先で曲がりましょう!」
「ココは40km走行なので守ります。」
「あっ!もう一回、(ハンドル)切りますね。これでどうだ!うまくいきました〜。」
「これは右ですか?左ですか?おっ〜!右で合ってました。セーフ!」
「泉谷さんが酔わないよう安全運転します!でも、私が酔うかも。昨日は酔いそうでした。」
運転中に溢れ出る&漏れ出るドライバーの心の声。
「相手にも“心の声”が届くような装置が車に付いてたらいいのにね。」と大笑いの私。

港まで約13kmの道のり、約25分の道のりとGoogleMap。
渋滞などを加味すると無理せず、次の船でいくのが無難な状況。
「えっ?どうして行かないんですか?間に合いますよ!大丈夫ですよ!」
「ダメだよ!一番、注意して運転しないといけない人が、そんなコト言う(爆)」
と、その場にいた7人全員からダメ出しを出される。しょげる当人。
「大丈夫ですよ・・・。」
「ぜったい、ダメ!」
と、コントのようやりとりに、当の本人は真剣なのだから腹がよじれる。

そして、出航3分前に港に到着すると「私、レベル上げましたね!」とほくそ笑む当人。
「すごいよ。ホント、レベルあがったね!」と大笑いの私。

ものすごい愛されキャラと分かり、周りが良い意味で心配するも「もう!私も一人前ですから!」と言いたそうだった人は「胡蝶しのぶに似てるね!」と言われても(誰?それ?)とテレビを全く見ない人でした。

2025年12月15日月曜日

2食分でした。

相い盛り定食(900円)

「あ”〜!ソフトタイム(アニメ版「がんばっていきまっしょい」に登場した伊予鉄道港山駅前にあるお好み焼き屋)は定休日でした・・・残念!」
「じゃあ、どこにしましょうか?」
「私が好きな定食屋に行きませんか?」
「いいね!どこなの?」
「“ごはんや”です。」
「知らないな。でも行きましょう!」
「デカ盛りで安いから、満足間違いナシです!」でGO!

普段は行列&満席がフツーとのことだけど、この日は時間がズレていたので待たずに着席。
席は40席ほどあり、人気店の証である「注意書き」が色々あり、その中の一つ「厨房は料理人が一人なので時間がかかります。」に、(よろしくお願いします!)と心の中で言ってしまう。

メニューを見ると肉料理、魚料理の「ザ・定食屋」なメニューが並び、ページをめくっていくと「相い盛り定食(900円)」なる品を見つける。

一見、焼き肉定食のようだけど「焼き肉+牛カツ」とのことで、ボリューム満点とのこと。
腹ぺコだったので、余裕で食べられると思い「相い盛り定食」を注文すると、他のメンバーも「相い盛り定食がいいね!」となり注文。

そして、写真が目の前に出された「相い盛り定食」。
(こういうのが食べたかった!)と、モリモリ食べるも肉の量が全く減らない!白米だけがススむ。周りは「ご飯のおかわりください!」と、肉と白米をモリモリ食べて完食。

食べれたけれど、無理をしても腹一杯で仕事に支障(腹一杯だと思考が鈍る)が出るのも困るので、腹九分で止めて「お持ち帰りさせてもらえますか?」と伝えると、持ち帰り用セットをいただけた。

で、その日の夜に星川米(ココ大付属学園でお世話になっているシルバー人材センターの方からいただいたコシヒカリ)を炊いて、持ち帰った焼き肉と食べると、この上ない幸せに包まれた件。

900円で2回の食事を楽しめた(@450円)ということ。

稼ぎ方について。


愛媛県内の最低時給は、2025年12月1日から1,033円/時となった。
時給650円とか800円の時代は大昔。

タイミーの時給も1,033円もあれば、1,050円もあり、1,200円もあったり。
交通費が100円支給される求人もある。
時給設定は受け入れ側が決めることだけど、“受け入れ側の姿勢など”が滲み出ている。

話を変えて。News Picksのエキスパートに認定されているので、年に数回、アドバイスをする機会があり、1回の回答で5,000円を謝礼でいただける。
時給換算すると15分ほどで回答するので、1回あたり約20,000円/時の価値がある。

仮にタイミーで20,000円を稼ごうとすると、愛媛県内の多くのタイミー募集は最長5時間程度/日だから、仮に1033円/時×5時間=5,165円/日となる。

次のタイミーまで10時間の間隔を開けないと働けない(労働条件上)ので、4日間分で20,660円となる。

1時間で20,000円と20時間で20,000円。
プロスポーツ選手なら秒で稼ぐ金額だけど、“稼ぎ方って大切”と思ったのは無理もない話で、休憩時間に互いに名前も知らない同士で話した大学生は「毎日、金欠です。」と嘆いてた。

「今日はリッチですけど、明日はまた金欠です・・・。」と、冗談なのか?本当なのか?分からない回答に「そうなんだ・・・。」としか回答できず。
ココで「何で?金欠なの?」とヤボな質問をしないのが、一切誰とも関わりを持つ必要がないタイミー流。

隙間バイトをする理由や目的は人それぞれ。
だけど、明確な隙間バイトをする理由があったほうが満足度は高そうで、何も無いとダラダラと時間と労力を浪費してしまうだけかも。

「朝散歩のついでに」「完全OFFな時の食費確保!」が私の目的。
そう言えば年末年始も完全OFFなのよね(笑)タイミーで隙間バイト探してみるか!

2025年12月14日日曜日

上司もタイミー。

帰りは夕方でした。

「散歩ついでに隙間バイト」から始めたタイミー利用。
今度は目の鼻の先での仕事。時間の融通ができる予定だったので、申し込んだら即採用。

タイミーって「申込人数に対して先着順で受付」するから、早い者勝ち的な感じ。
今回の現場はイベントの後片付けで、現場に到着すると数人が集まっていて、誰が誰か分からないまま「タイミーから来ました。」と声をかけると、女性が現場担当者を指差してくれる。

タイミーにとって「チェックイン&チェックアウト」は最重要。
現場に来たのにチェックインしなければ「遅刻」「働いてない」ことになり、訂正するのが面倒とのこと。

周りを見渡すと私以外に5人がタイミーのようで、男性2人、女性3人、女性は全員が大学生と後でわかる。

イベントの片付は100回以上経験してるし、撮影でも同じようなコトを経験してる。テーブルや椅子、テントの片付けだって我が子の学校のPTAで何度も経験済み。全く問題ナシ。

指示を受けてテキパキ作業をしていると、自然と2人組みになり、互いの名前も交わさないまま作業を繰り返していると段取りもよくなり、作業が進む。

「手が空きました。」と伝えると、受け入れ側の方々と話していた作業着姿のおじ様「早いな!じゃあ、コレ手伝って!」と声を掛けてくれて、二人で再び作業開始。

作業は資材を外して&畳んで&結んで&動かして&積んでの繰り返し。
テキパキ&ガンガン進めて午前中の仕事が終了。見渡すと、見通しがつくほど片付いた!

1時間後に作業再開。あと2時間で終了!
再びテキパキ&ガンガン進め、全ての荷物がまとまる。
そして終業時間。でも肝心の搬出車両が1台もいない。放置される荷物。どうしたらいいか分からない私たち。

そこへ「労働延長をお願いできないでしょうか?」と受け入れ側のスタッフさん。
ココまできたら最後まで・・・は人情と言うか、分かりました!となる。
労働時間延長は90分。当然、予め設定されていた金額に90分間分が加算される。

ただ、タイミーで延長などの変更手続きをしたことがなく、オタオタしていると、この日、色々と声を掛けてくれた作業着のおじ様がやっきて、私のタイミー画面を見ながら「ココを、こうやって。次に進んで。次はココで時間を変更して、そう、これで終わり。」と親切に教えてくれる。

(あぁ、さすがマネジャー的な方は分かってる!)と思い、「今日は色々と助かりました。ありがとうございました!」と告げると、「んや、ワシもタイミーやからな。」

(えぇ!)と目をまん丸くしたと思う・・・。そんなオチある!?
上司もタイミーって、言われてみれば有るよねと。ビックリ!

隙間バイト始まる。

この眺めは初めて。

何事も“初めて”はドキドキするもの。50歳を過ぎても“それ”は変わらず。
関係者通路の場所、ドアの向こうの未知世界。「おはようございます!タイミーから来ました。」と、言うのがタイミーからの事前レク。

タイミーでは「名前、性別、年齢」は不要。
そして、現場に着いたら最初に「チェックイン」が必要で、スマホでQRを立ち上げて読み込むのだものの、反応しない。
ギクッ!としたけど、タイミーアプリを立ち上げて、アプリ内でQRを読み込まなければいけないと知る。

チェックイン完了。着替えて、手を洗い消毒して、手袋をして、いざタイミー開始!
声を掛けられて、言われた指示通りに作業すればOK。皿や器を並べたり、食材を洗ったり、料理を並べたりなどの補助がメイン。

一つの作業が終われば、次の作業の指示が出るのだけど、きっと受け入れ側もタイミーから「相手には手本(段取り)を見せてあげてください。」的なレクを受けているのだと思う。
そうしないと、サッパリ分からないから。

ちなみに、手本を見せて教える効果を「ラダー効果」と言い、抽象的なコト、例えば「並べてください。」「入れてください。」「切ってください。」などの表現は「どう、並べる。どう、入れる。どう、切る」と抽象的で成果が見えない。

だから、先ずは手本を見せることで視覚的にも分からせる。繰り返すことで成果が見えて完成する。という意義やモチベーションの明確化・持続につながる。

とは言え、職場の人間ではない第三者に、相手の経験値も何も分からず教えるのは面倒だし苦労だと思う。そして、これらを毎日されているんだ・・・と思うと、頭がさがる。
普段は利用者だから、良い意味で裏側を知れて“ありがたみ”を感じる。

あっという間に時間は過ぎて、業務終了時間が来れば、サッ!と「お疲れさまでした。」で帰れる。お互いの名前も素性もわからぬまま、チェックアウトをして終了。

外に出れば、まだ“朝”。朝日を浴びながらの帰り道は気持ちよく、アパートに着く頃には既に10,000歩を超えていた!

2025年12月13日土曜日

閉業してた・・・。

料理は全て創作

2025年の上半期に1,000万円以上の負債を抱えて倒産した愛媛県内の企業数は31件。
うち、飲食店は「K's EMPIRE」「吉井食品」など。

東京商工リサーチや帝国データバンクの報道に基づく情報でAIに聞くと、飲食店経営企業の倒産は全国的に増加傾向にあり、食材価格や人件費の高騰が主な要因とのこと。


飲食店に限らず、全ての業種で数えると、四国全体では2025年は13年ぶりに200件台の倒産にという悪化で、愛媛県も含まれているとのこと。
2026年も倒産情報は多くなりそう・・・。


「上島町を訪ねたい」と言う問い合わせに「上島町、いいですよ!」と、2024年に訪れた佐島の「汐見の宿/ねぎねぎ」、弓削島で訪れたパン屋、ヴィダ・コン・ミエールなどを紹介する。

特に「ヴィダ・コン・ミエール」は、 記憶に残る衝撃的なレストラン(予約制で、看板もあるけど“ほぼ”無いに等しく、詩が書かれたメニュー、お皿も出てくる料理も豊かな創作な味で、値段もデザートを含めても3,500円/人という、東京なら1万円/人を取ってもおかしくない時間と空間)でビックリした思い出。

妻や義母も連れていったり、計3回も“わざわざ”行ってしまった過去。
ほんと、偶然に見つけることができない弓削島の山手にある。

紹介した手前、(また行きたいな~)と、久しぶりにヴィダ・コン・ミエールのインスタグラムを見たら【閉業】してた・・・。まさかの閉業。

漫画のように「えぇ~!」と声をあげて、二度見したのも久しぶり(笑)
2025年1月から閉業してた。食事の時に奥様から、こだわりなどを聞いていたから、やっぱり、食材高騰などで採算が合わなかったのかな?

再開は未定でオンライン販売はいづれ・・・とのことだけど、1年に1回程度行ったくらいでは、採算は取れないよねと思ったり。
惜しい!弓削島の魅力が一つ、消えかかってる。

散歩に飽き足らず。


2020年から始めたCoke ONでは既に1500万歩を超え、本日もコカ・コーラ社の商品が1本もらえ、かつジョージアのブラックコーヒーが当たる。

他にも2024年11月からJALマイルは累計で5300マイルを超える。
楽天ヘルスも同様に毎日1ポイント以上獲得し、すっかり「散歩しないと、その日の調子が悪い」所まで達してしまった。

散歩中は音楽聴きながら、その日のTodoや段取り、アイデアを巡らせたり良い時間を過ごしているのだけど、少々飽きてしまった・・・。
明日も明後日も明明後日も朝散歩をイメージすると、何か刺激が欲しくなるのは当然。

でも、その“刺激”って何だろう?と最近、ずっと歩きながら考えていたら閃いた!
(そう言えば、隙間バイトがあるけど、散歩の途中で隙間バイトができたら少額でも稼げるし、一石二鳥、三鳥で完璧じゃない!?)と、我ながらの発想に感心する(爆)

早足でアパートに戻り、タイミーで「松山、現在地より近い順番での勤務地」とソートをかけたら、ズラズラー!と表示される隙間バイトの一覧。

でも、1.5mと近くても飲食店や散髪屋、コンビニが多く、(おぉ!)と思っても5km先とか、イマイチ希望と合致しない。

そんなやりとりを数日間していたら、タイミーからお知らせ通知で、道後のホテルで朝5時から朝8時までの3時間の隙間バイトが現れた!

アパートから約3km。これまでにも道後へは歩いているし徒歩範囲!片道45分かかるけど、往復で1万歩は超えるはず!

人生初のタイミー!何事もやってみなければ分からない。
と、言うか5時就業開始だったら、午前3時40分には起きて準備して4時過ぎには出発か!
申し込むと即採用されて、諸注意を読んで当日は4時に出発!辺りは真っ暗で道後商店街も人っこ一人もいない、当然だけど。

2025年12月12日金曜日

映画よりも面白い!


ワーナーブラザーズはこれまで、1990年にタイム・ワーナーと合併して、その後もAOLと合併して「AOLタイム・ワーナー」になり、2018年まで続く。

2018年にAT&TがAOLタイム・ワーナーを約854億ドルで買収して、「ワーナーメディア」と改称。
2022年にはAT&Tがワーナーメディアとディスカバリー社を合併させて「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」が誕生。
2025年12月には、ネットフリックスがワーナー・ブラザース・ディスカバリーを720億ドル(約11兆円)で買収。


これでネットフリックスは、ワーナーブラザーズが持つ「DC作品」「ハリ・ポッター作品」「HBO作品」「WBスタジオ」を獲得・・・という報道だけど、「パラマウント・スカイダンス(実はパラマウント映画だって2010年創業の新興同業社に買収された!)」が「ちょっと待った!」と入札結果後なのに「ネットフリックスが買収するのは映画事業と配信事業だけだけど、我々はその他も含めて丸ごと買収する!その額1084億円でどうだ!」と、ネットフリックスよりも条件の良い買収案を改めて提示。

既にコトは済んでいると思えるのに、わざわざ荒波を立てるのは映画などの作品は政治と相性がいいから。
それも手が届かない、逆立しても無理!と思うのが素人だけど、「白を黒、黒を白」にできるのが政治と権力者。

パラマウント・スカイダンスにはトランプ一家、エリソン一家と政治&テックの巨大スポンサーがいて、お金の心配が全くナシ。

パラマウント・スカイダンスにはトップガン、スタートレック、ミッションインポッシブル、ゴッドファーザー、ターミネーターなど優良作品をたくさん持っているのに、どうして?と思うけど、やはり対ディズニーなのかな?

でも、一部の報道ではネットフリックスは最初、ディズニー買収も検討したけど割に合わなすぎる!などの理由で諦めたとか・・・。

今回の買収劇で、改めて露見されたのは「ハリウッド」はもはや、単なるイメージであって、5大メジャーは完全に過去で、今や世界は非ハリウッド作品が世界興行の約50%。

今まで映画館、テレビでしか見れなかった作品が、D2Cモデルのように直接、手のひら(スマホ)で観れるのだから、ゲームチェンジャーだなと見てる分には映画よりも面白いと。

フィルム・コミッションには何の影響もない話題だけど・・・。

厳格化してほしいコト。


本当は厳格化してほしいコト。
撮影支援依頼をする時は是が非でも!という勢いで「お願いします!お願いします!」と相談してくるのに、いざ撮影が終わると、“そんなコト”さえ無かったようにパタリッと連絡が途絶える撮影関係者。

その割合は50%。だから、撮影後に「○月○日に放映されます。」「○月○日に掲載されます。」などの連絡は2件に1件という割合。

映画の場合は「公開日/配信日」が明確に分かるからいいけど、バラエティ番組は企画書に「9月頃、年末」などの記載はあるけど、その後は“ほぼ”連絡ナシ。

撮影相談依頼書に記載されている連絡先に問い合わせても、音沙汰ナシが日常茶飯事。
これは察するに(察する必要もないけど)、撮影相談をしてくる多くは元請ではなく、元請からの下請け企業だから。すると以下のようなコトが考えられる。

(1)下請け企業も「自分たちは制作/撮影のみで、実はそれ以外知らない。」
(2)「下請けだから終われば直ぐに次の仕事に取り掛かるから、関与しない(したくない)」
(3)「元請が何とかするだろう」という無責任放置。


今回も発生!大手企業のコマーシャル。
撮影相談時はお願いモード全開で、ごくフツーに各所に連絡して調整して撮影準備を整える。
そして、連絡が途絶える・・・。

先の話だし、編集時間もあると思っていたけど、知る必要があり「その節はお世話になりました。〇〇の件ですが、その後、いかがでしょうか?」的な内容を関係者数名に連絡するも、誰からも連絡ナシ!

二週間ほど経ち、「〇〇の件ですが先日のお答えが届いていません。撮影支援条件に放送/掲載の連絡は入っています。もしも、連絡いただけないようならクライアントへ連絡すると共にジャパン・フィルムコミッションとも情報を共有します。」と、明記して再度メールすると、1時間もしないうちに電話がなり、電話口の向こうは平身低頭でお詫び。

そんな難しいコトをお願いしてるわけではないのに、仕事の仕方が雑というかもったいない。
企業なら教育してほしいし、個人ならモラルかもしれないけど、人材育成大切!

2025年12月11日木曜日

爆誕!チキン唐揚げ南蛮定食。

チキン唐揚げ南蛮定食が爆誕!

えひめフィルム・コミッション事務局(愛媛県観光国際課)での打ち合わせが、12時で終わる予定だったのに、色々と話し込んでしまい、13時になってしまった。

「昼飯を挟みましょうか?」に「泉谷さん、私の“行きつけ”でいいですか?」とパートナーの村上さん。「もちろん!」と言われるがままに、連れて行ってもらったのは「県庁食堂せせらぎ」という県議事堂地下の食堂。

県庁時代の最後に来て以来だから2009年ぶり?16年ぶり!
そして当時は「せせらぎ」という名前ではなく「グリル白百合」という名前だったような・・・売る覚え。外からでは絶対に見えない地下階段を下りると広がる別世界。

既に時刻は13:20で、お目当ての日替わりランチ(500円!)はなく、ガラスケースに残っていたのは「唐揚げ定食(600円)」と「チキン南蛮定食(600円)」が一つずつ。私たちは二人。

「お好きな方をどうぞ!」と村上さんに伝えると「う〜ん、どうしようかな?」数秒悩んだあと「おかずを半分ずつにしましょう!」と、我が子よりも年下の20代に気を遣っていただいた50代(涙)。

と、言うことで「唐揚げ定食+チキン南蛮定食÷2=チキン唐揚げ南蛮定食」が爆誕!
白米もお味噌汁も盛り放題というコトで、盛りました。

と、言うのも「せせらぎ」は14時に営業終了ということで「全部食べ切れるようでしたら、お願いしますね!」というスタッフの声につられて、お新香もモリモリしてしまった画。

600円で「白和え」「ミニスパ」「ミニオムレツ」「おかず(唐揚げ、チキン南蛮)」「ミニサラダ」に味噌汁と白米はお得感アリ!コスパ良し!

食べながらFC業務の話は尽きず、モリモリ食べて腹一杯になる。
時刻は14時前。せせらぎの閉店時間もあったけど次の打合せもあり、席を立とうするも、実は財布を持ってきておらず、村上さんにご馳走していただくという失態・・・。

何かでお返しですな・・・と。

教える本質は。

コメダ珈琲で振り返り

2日間14時間の講座が終了。
アドバイザーの2人(西城さん、岡さん)と振り返りを兼ねてコメダ珈琲へ。

全体的な振り返りは、互いに知らない同士の関係から14時間で発表できる課題改善アイデアを考えたことは素晴らしかったね!となる。

特に前日まで検討を重ねてきたものの全員に違和感があり、「スクラップ&ビルドしませんか?」と切り出した職員には拍手を送りたかった。なぜなら、講座だからテキトーに過ごすこともできたから。しかし、テキトーで済ませず、やり直ししよう!と決めたのは良かった。

やり直すには、時間の余裕がなかったので、彼らは「一人のアイデアをベースに、それまで重ねてきた意見やアイデアを肉付け」する作戦に変更して、発表に漕ぎ着ける。

だから、発表に“浅さ”はあったものの、個人的には“そこ”は問題なく、とても大切だったのは「やり直そう!」というメンバーの気持ちを引き出してくれたアドバイザーであり、メンバーの意思決定。

ホント、経験値の低い講師やアドバイザーは「自分の知る情報や知識を与えがち。」だけど、経験値の高い講師は「参加者が持つ知識や情報、意思を引き出して気づきを与える」。

これぞ学ぶの醍醐味で、外側から得た学びより、内側から得た学びの方が身に染みる。
特に正解&不正解のない課題に対して、正解を探そうとするのはナンセンス/無意味で、自分たちが信じる方向性や軸を持つこと大事。

で、私たちはどうするか?計6つの課題改善アイデアが出て、それぞれを吟味すると、1つ、2つ面白いキーワード、可能性を感じるアイデアがある。

相変わらずだけど、講座で多くの気づきや学びを得るのは公務員だけど、最も得をしているのは、講師、アドバイザーであり「Teaching is learning.(教えることは学ぶこと)」を今回も体現して終了!

2025年12月10日水曜日

検討中の驚き4選。

伊方町にはウバメガシが自生しているのか!

各グループを見守り、時に検討に入り、質問したり、指摘したり、ヒントを渡したりなどした2日間。
肩書きも職場も異なる職員が一つのテーマで話し合うと、ポロリと個人の意見や感想が出て驚いた4選

<伊方町に自生しているというウバメガシ>
ウバメガシと言えば、材質が緻密で硬く、炭焼窯で焼いたウバメガシは「備長炭」として知られていて、焼き鳥、ウナギの蒲焼、炭焼焙煎コーヒーなどに使われる高級炭。
そんなウバメガシが伊方町にたくさん自生していると知り、マイクロビジネスとして成立しそう!と皮算用が働く。

<1980年代がレトロという彼ら>
1990年代に生まれた職員らにとって、バブルもDCブランドもシティポップもクリームソーダもグレムリンも東京ラブストーリーもレトロ(昔懐かしいできごと)。
1980年代の申し子としてリアルな当時を伝えると、皆んな興味津々で「コーラ1本でそんなにカッコよかったんですか!(I feel Coke/1987の話。)」と驚かれる。

<ロケ地と言っても“推し”でないと行かない>
愛媛/松山で撮影された、舞台となった作品(例:坂の上の雲、がんばっていきまっしょい、離婚しようよ等)があるとは言え、今時は「作品」ではなく「出演者」が推しなので、推しが出演しない実写作品のロケ地と言われても・・・という感じ。
まだアニメ作品の方が行く可能性があるとのこと。

<アイデンティティに挟まれて悩む彼ら>
「公務員という自分」と「素の自分」との間で揺れ動く職員が意外と多く、そのバランスが崩れそうになっている職員も。
「大義名分」「やりがい」だけでの公僕は限界を迎えているようで「この先、(続けられるか)分からないです。」という職員もいれば、民間から公務員に転職されたやる気満々の方も複数いて、個別相談が突如始まる(笑)

今年度は、これまでとは違う雰囲気で、明るく気さくでノリが良かった。
「フィルム・コミッションって県単事業なんですか!」と目がキラキラした公務員もいたし。

8分間の発表。

観光タクシーを活用したロケ地めぐりを提案したグループ

発表時刻まで2時間30分。それまでの検討のワイワイ感から、一気に発表資料(パワーポイント)の作成にギアがあがった職員たち。

あるグループは示した「発表内容」に、それぞれ担当者を割り振って資料を個別に作り、最後は統合して発表の形に整える。

別のグループは一人がパワポ担当者(書記のような感じ)となり、全員でモニターを共有しながら全員で発表の形に整えたり。そんな様子を見守る私。

発表時刻までには昼食もあり、ここでもグループごとに差があり、コンビニでおにぎりやパンを買ってきて、食べながら作業を継続するグループもあれば、目処が着くまで作り上げ、全員で食事に行くグループ。気分転換にバラバラで食事をするグループなどあったり。

資料作成時に多いのは「発表時間までに間に合わず、作成時間の延長」を申告するグループがあるけど、今回は全てのグループが午後1時30分までに発表資料を整える素晴らしさ!(正確に言うと、あるグループは検討内容を描いた紙を写真に撮って貼ってたけどOK!)

【DX人材の育成および活躍モデル協働事業】
→DXのスキルに合わせてオープンバッチを発行し、意欲へのインセンティブを見える化。


マイクロビジネス支援モデル協働事業
→伊方町に自生するウバメガシの備長炭化をモデルにマイクロビジネス支援の見える化。


若年層の防災意識への向上モデル協働事業
→一度は学んでも防災知識がアップデートできていない若年層保護者対象のイベント開催。


ロケ地などの魅力資源を活用する協働事業
→「レトロ」をキーワードに明治・大正・昭和時代のロケ地をめぐるモデルコース。


各グループ8分間の発表時間の中で、よくぞまとめてくれました!と言う感じ。
内容の濃い薄い、強い弱い、深い浅いはあったけれど、24時間前には未だ存在していなかった事業アイデアだったから、素晴らしいと拍手。

さすが!資料づくりが得意な公務員。
1時間20分ほどの発表を終えて、やり切った感、達成感、脱力感が漂う会場(笑)

2025年12月9日火曜日

やり直します!


初日に一所懸命に検討しても、それぞれの思いやアイデアが必ずしも紡がれるとは限らない。
「研修だから責任も問われないし、無難に過ごせばOK」という職員もいたかもしれない。

その一方で「こういう研修だからこそ、普段はできない学びや考えをしたい!」という職員もいて、それは「普段の仕事は〇〇なので過酷です。そんな私にとって研修は唯一の息抜きの機会で、他の職員と過ごせる貴重な時間です。」という感想を寄せてくれた職員がいた(涙)。

話を戻して。初日にたくさん喋り、意見交換して、アイデアを出したけれど、どれも決定打がなく、全員が釈然としなかったのだろう。「やり直します!」と、これまでの検討をスクラップするグループが現れた!

さぞ、悲観してるだろうと思いきや、なんだから全員の表情は呪縛から解放されたような清々しい表情だったのが印象的だった。

ズルズルと中途半端な事業改善アイデアを検討し続けるよりも、サッパリ!やり直そう!という決断は素晴らしい!だけど、6時間後にはテーマへの事業改善事業アイデアを発表しなければならない。どうする?となる。

でも、実際は「これまでの検討のどこがダメだったのか?」に気付けた、明確になったことが事業アイデアをスクラップしよう!に至ったわけで健全なこと!と拍手する。

発表時刻は午後1時30分から。そして、現在は午前11時。
このタイミングで「発表内容」を告知。見守る職員たち。

・協働事業の概要
ターゲット(ペルソナ、ニーズ設定)

改善・解決すべき課題
事業で組む協働相手(2者以上)

協働相手から見た参画メリット

持続化方法(収益手段など)

協働事業名(要ワクワク感!)

ある程度、想像できた内容だけど、これまでの検討内容を整理、事業内容の解像度を高め、言語化した資料を作らなければならず、作成時間は2時間30分しかない!

ギアが一気に入った瞬間の職員の表情が締まった瞬間。

共感の分かれ道。


初日の7時間は意見交換を重視。一期一会のメンバー同士でテーマについて喋りあってもらい、コミュニケーション(意思疎通)の活性化、テーマの深掘り、課題の本質とは、ターゲット層の詰め、ペルソナの設定など、検討するコトは山ほどある!

たった14時間で課題への解決事業アイデアを発表しないといけないから、意外と大変!
でも、そんなコトをするんだったら、最初からプレゼンテーションの項目に合わせた項目に沿って検討をした方が効率的で生産性があるんじゃないの?

と、思われるのも当然だけど、そうすると問いに対して「余計なコトを検討しない。」「回り道をしない。」のほか、「正解不正解がないのに、正解を探そうとする。」傾向があるのが難点。

課題を含むモノゴトは、一本の糸ではなく、無数の訳の分からない糸がグチャグチャに絡まっている状態で、解すことが改善や解決、整理に繋がると思ってる。

だから、この時間は四方八方から出て絡まった意見(糸)を解して整理する必要があるのだけど、上手に整理までできたグループと整理できなかったグループでは「大きな差」が出てしまったのが初日のハイライト「中間報告(初日に検討した内容などを他グループと共有する機会)」。

4テーマ計6グループからの発表は、それぞれ個性豊かでスッキリ発表ができたグループもあれば、モヤモヤ発表になったグループも。

その結果、聞き手(発表グループ以外の研修生)は「共感・理解できた点」「質問・疑問点」をそれぞれ付箋紙に書かなくてはならず、「大きな差」と言うのは、その付箋紙に記された内容で初日の検討が整理されて上手に説明できたグループには好意的な意見が多かったし、整理されず上手に説明できなかったグループには鋭い指摘が多く痛い所を突かれたグループも。

写真は全ての発表が終わり「共感・理解できた点」「質問・疑問点」が各グループに渡されて、どんな意見が届いたのか?ワクワクとドキドキで見ている様子。

これぞ、ワークショップの醍醐味&付箋紙が大活躍する場面と見て、毎回思う。

2025年12月8日月曜日

学校でも会社でも教えないこと。


相変わらず「課題とは何か?」の問い。

・DX人材が育っていない、活躍できていないのが課題。
・マイクロビジネスを始める人が少ない、機運が低いのが課題。
・若年層の防災意識の低さが課題。
・松山でロケ地巡り・聖地巡礼が盛り上がっていないのが課題。


↑と言う認識や設定は全て間違い。
これらの全ては「課題が引き起こした結果」であり現状。

課題とは何か?をキチンと把握していないと、この“ザックリ感な課題もどき”から改善事業、それも協働事業まで考えても、“改善事業もどき”だからフワッとしたツッコミ所の多い改善事業になるのは間違いない!

学校でも会社でも教えない、教えてもらえなかったこと。たぶん、先生自身も知らなかったコトだからと推察。

大きく相槌をうったり、入力したり、メモしていたりする職員たち。でも大丈夫!
持ちネタの「研修所カレー屋の店長」を例に紹介すると、(言われてみれば、そうだよね!)と腑に落ちた表情で笑みになる。

課題さえキッチリ把握できれば、後は課題を解決する事業アイデアを出すだけ。
課題もどきで検討を進めると、現状の整理など一連の必要なプロセスを省いてしまい、課題を解決する事業アイデアを先に検討する傾向がある。

写真は先ずは自分たちでテーマについての意見、現状などを整理して疑問点に変換している最中。一人一人違うから、おのずと視点も違うから、フムフムと気づく。

そして、そこから「誰目線」での課題にするのか?「そう言うのってありますよね?」は、サービス提供者の声であって、ターゲットが享受を感じていなかったら届いていないわけで、意識の切り替えがが求められるのだけど、公務員でありながら、一人の市民、ターゲットの意識になり切ることに奮闘する職員達。

2日間14時間の幕が開ける!


2日間の研修に参加したい!と申し込んだのは、愛媛県庁職員20名と市町職員4名の計24名。
それも皆さん、職場では中堅の方。
来年度の予算編成などで忙しい中の参加。そして、今回は参加者の平均年齢が昨年よりも若かった!

研修は予め設定した4つのテーマに希望を出していただき、各テーマには、今年もテーマに詳しいアドバイザーに参加していただき、職員と一緒に2日間14時間を過ごしていただいた。
アドバイザーにはホント感謝しかなく、これまでの知見などを存分に提供していただく。

(1)久保正明さん(サイボウズ)
テーマ【DX人材の育成および活躍モデル協働事業】

協働によってDX人材の育成と人材の活躍機会を創出


(2)西城貴史さん(エールラボえひめ)
テーマ【マイクロビジネス支援モデル協働事業】

学生、趣味人、シニアなどが副業やスモールビジネスを始める際の支援機会の創出


(3)岡姫乃さん(防災士)
テーマ【若年層の防災意識への向上モデル協働事業】

若年層に響く刺さる防災意識の向上事業の創出


(4)泉谷昇(えひめフィルム・コミッション/いよココロザシ大学)
テーマ【ロケ地などの魅力資源を活用する協働事業】
外国人旅行者対象に松山市内のロケ地などを3時間程度で巡る満足コースの創出

毎年の光景だけど、集まった職員は職種も職場も違うから互いに面識がなく、(あぁ、これから何をさせられるのだろう・・・。)などの緊張と不安が入り混じった表情の人が多く、場の雰囲気はカチコチ。

そんな時は、“そんなコト”さえ感じさせない、考える余裕も与えない
圧倒的な情報量(協働や共創の違い、現状と課題の違い、現在の状況、協働/共創の事例など)で突破!

14時間後はどうなっているのか!?「多様な協働事業推進講座」の幕が開けた!

2025年12月7日日曜日

コスパは破壊的。

無人販売の500円弁当(中華)

前日の昼休み。職員は「弁当持参」「外食(サイボウズ周辺には飲食店が多い)」「コンビニ飯/中食(持ち帰り)」が多い。

その中で「こんなの買ってきちゃった!」と女性職員。
「どこで買ってきたんですか?」と見慣れぬ・・・というか包装など一切ない透明袋に入った弁当を見せてくれる。

「これで500円でした!」という弁当は大きく、「お米大盛り」のシールが貼られていて「食べ切れるかなぁ」と女性職員が心配するほど(笑)でも、ゆっくり食べて完食したけど。

「もう500円で食べられる弁当(昼食はないですよ。)」とサイボウズの久保さん。
ホント、物価の値上がりで外食なら1000円以上がフツーになる中で、この500円弁当のコスパは破壊的。

500円で販売できる理由は「無人販売」だからで、店頭の人件費がかからないため。
知る人ぞ知る店のようで、と言うのも路面なんだけど、ドアは中が見えないようにラッピングで「24時間営業中!」と書いてあっても、中が見えないからドアをあけるのに勇気がいる雰囲気。

でも、「んっ!ご飯が美味しい!おかずも美味しい!」と女性職員が嬉しそうに食べるから、「私も今度買おう!」と、存在は知っていても食べたことの無かった久保さん。

そして翌日の昼休み。
「買ってきましたよ〜!」と久保さん。
有言実行で無人販売で売られている500円弁当を買ってきた!電子レンジでチンすればホカホカな弁当(写真は久保さんが買ってきた中華弁当)。
聞けば、中華弁当、焼きサバ弁当、唐揚げ弁当など複数の弁当があるとのこと。

2日連続で「おいしい!」「おいしい!」と言われたら、食べたくなるのが人間の性。
(よし!今日の夕食は、私も500円弁当にしよう!)と、帰り道に”中が見えない”ドアを開けると、2m×3mほどの広さしかない店内には、棚と電子レンジとお金入れ+監視カメラ複数が置いてあり、2人入ったら動けない。

で、棚を見たら何も置いてなく、それは「売り切れ」ということ。
残念!無いと分かると無性に食べたくなる〜!

カツカレーを食べながら。

美味しければ他は求めてはいけないのかも。

話によると客人は、内子町のからりに興味津々だったようで、1時間以上滞在し、一つ一つの店や商品を吟味して、見たことがない&触れたことのない野菜などに驚いていた・・・とのこと。

私たちは愛媛で暮らしているけれど、そもそも日本には47都道府県あり、自分が住んでいる所以外では46ヵ所。

その中から(訪れよう!)と思うと、46ヵ所から選ばれないといけない。
すると、どうしたら選ばれるのだろう?となるも、「海がキレイです。」「山が素敵です。」「食べ物が美味しいです。」「自然が豊かです。」と言っても、大抵の日本各地はキレイで素晴らしい自然が多いし、食事も美味しい。ついでにホテルなどのクオリティも高い。

差別化が難しい。
うーん・・・と悩み、産業はどうか?となる。

内子町なら和蝋燭。
7月にNYの父と母と和蝋燭の旅に内子を案内したのを思い出す。
産業なら、各地それぞれに違うかも・・・となる。

でも、産業といっても、発展すれば大規模にして生産性をあげるために工場になり、伝統産業と言いつつも、良くも悪くも地元色はなくなる。

かつては隆盛を誇っても、文化や経済の発展、生活様式の変化と共に需要が薄れ零細となった地元ならではの価値。珍しくなったことが価値になり、取り上げられる。

こう言うモノやヒトがたくさんあると、地方でも勝ち筋はあるのかな?と思ったり。難しいコトは重々承知です。

写真は「内子豚のロースカツカレー」。
ご当地カレーで、とても美味しかった。
だけど、写真だけでは、美味しさ、特徴、差別化は伝わらず。

そもそも、そんなコト思う私がナンセンス野郎なのか・・・。
美味しければ他は求めてはいけないのかも。
この不思議な悶々感はなんなんだろうと。