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2023年12月20日水曜日

ロケ多し。


「創価大学って撮影が多いんですよ!」と、私を見て大学生。「そう!本当に多いよね!」と隣の大学生が相槌。「最近だと、ブラッシュアップはガッツリだったよね!」「あっ!それ、この前から配信で見てる!」と違う学生、会話が続く。

「どうして、創価大学で撮影が多いんでしょうか?」と質問される。「敷地が広いから色々な撮影に対応しやすいのかな?」「部外者は入らないよね。」「都心からのアクセスがいいと思う。」などと答えると、ササッ!と検索して創価大学の撮影実績サイトを見せてくれる。

2023年だけでも4本のドラマ(「あたりのキッチン」「それってパクリじゃないですか?」「特捜9」「ブラッシュアップライフ」)が撮影されていて、すべての撮影情報を“当然のごとく”知っていた学生達。

「ロケ弁ってどうしてるんだろう?」「ロケ弁って食事のことですか?」「そう、創価大学で提供してるのかな?撮影が多いなら、創価大学のロケ弁を作ったらいいのに」と無責任なコトを伝えたら「そうですよね!大学のPRにも役立ちますよね!」とテンションあがる学生達。

「ロケ弁づくりの献立を考える授業とか楽しそうだね」「そんな授業があったら絶対に受けたい!」と30分前に「こどもスペースラボ」が終わったばかりなのに、次を欲していた学生。

2023年12月19日火曜日

三方、四方、五方よし。


「1日目は160名が参加してくれました。2日目が210名なので合計370名です。」と、教えてくれた受付担当の学生。満足感&達成感の笑顔。

2日間合計(計11時間)で370名という数字は、1時間に33名が訪れた計算。
大学生にとって初めてのリーダーシップとプロジェクトマネジメントの実践機会で、予想通りのコトもあれば、予想外のコトも起こり、実践から得られることは多かったはず。

子ども達には「楽しい時間」、保護者には「安心安全な空間」、サイエンスドームには「新しいにぎわい」、大学生には「実践機会」、八王子市には「可能性など」、関わる全員が多くを得られたのは確か。

初日で不便と気づいたことを2日目に改善したり、想定外の対応でも慌てずにできたのは学生達が、自分たちも楽しむことを忘れずに自分ごと化できたから。

Done is better than perfect.(完璧を目指すより、まず終わらせる。)を得た学生達。
明日は私からのメッセージを伝える最後の機会で、「(成功を阻害する)リスクとの付き合い方」話をしようと思案中。

リスクについて心得ておくと、安心度が高まり慌てずに対処できることも多い。実際に今回も「抑制(軽減)」でコトなきを得た場面があった。
頭での理解も大切だけど、経験して身をもって学ぶコト、もっと大事。

好事例になる。


「八王子市の広報誌の表紙撮影」とのことで、八王子市役所の職員がカメラを携えて訪問。てっきり30分ほどで終わるかと思いきや2時間ほど滞在してくれて、色々な角度から撮影し、撮影された親子には承諾をとるなどしてた。全戸配布な機会をいただく。
いい表紙になるに違いない!発行が楽しみ!

2日目には「八王子市教育長が視察に来ます。」とのことで妻が対応。会場を周りながら目の前で学生と子ども達がレゴでワイワイに遊んでいる様子を見て感激されたようで何より。
これまで何度もレゴイベントを開いてきたけど、教育長自ら現場に足を運んでいただいたのは初めて。

大学と市役所の連携事業となった本企画だけど「大学から相談された初期のイメージとは全く違いました。」はサイエンスドームの担当者。
その通りで、相談は授業と並行して行っていたから全体像を明確に伝えるコトができず、でも学生の熱量に共感されて、たくさんの配慮をいただき、館長自らも何度も足を運んでくれる。

誤解を恐れずに杓子定規で言えば、今回の企画は通常業務ではない“余計なコト”で素人が行うから心配されたと思うけど、関係者がそれぞれ“ちょっとだけ”踏み込んでいただいたことで、想像以上の成果が創出されるという事例になる。

2023年12月18日月曜日

夢も希望もある話。


2年生から4年生の創価大学生と。
【私】この先、どんな仕事とか分野に進みたいと思ってるの?
【学】私は子どもが好きで、今、プログラミングを教えていて、このまま、この分野に就職予定です。

【学】私はマーケティングやマネジメントに興味があるので、好きなブランドに就職して活かしたいです。

【学】私は広告業界に興味はあるんですが、自分はデザイナーではないので、プランナーやプロデューサーのような職に就きたいです。

【学】私は英語が得意なので、子どもへ英語の楽しさを伝えたいです。来年は留学も決まっているので、英語のスキルも上げてきます。

【学】私は空き家問題に興味があって、空き家活用の分野で起業できたらと思っています。

【学】私は地方創生に取り組みたくて、実家のある兵庫県で公務員を目指します。

【学】私も地方創生に興味があって、電車の運転手になりたいと思っていて、既に社内説明などを受けています。

【学】私は高校生の時に、ウィリー・ワンカのチョコレート工場(「チャーリーとチョコレート工場」)を作りたい!」と本気で考えていたんですけど、難しいなぁと思って諦めました・・・。

【私】まだ20歳辺りでしょ?何でもできるよ!卒業して最初の就職先が希望を叶えるとは限らないから転職してキャリアアップしたり、複業して新しい可能性を見出したり、チョコレート工場も30年後にはできてるかもしれないよ!

夢も希望もある話に「元気をありがとう!ヨレヨレでカサカサの心が潤いました!」で、大爆笑。

三つ編みベイダー


イベントに訪れた保護者と。
【保】このイベントは毎年しているんですか?
【私】いいえ、今回が初めてなんです。このイベントは創価大学生による授業の一環で、リーダーシップやプロジェクトマネジメントの実践機会なんです。
【保】それは良いですね!面白いイベントに子どもが楽しみにしてたんです。

【保】レゴの量がハンパじゃないですね。何でも作れますよね。家のレゴでは作れる種類が限られるから・・・。
【私】100kg以上あると思います。
【保】100kg!?レゴ社の協力なんですか?
【私】いいえ、実は私の私物なんです。
【保】えっ!?

【保】大学生はアルバイトですか?
【私】いいえ、授業の一環でこのイベントを企画運営しています。
【保】子供への接し方が優しくて丁寧で、うちの子が初対面の人とあんなに楽しそうにするなんて。
【私】授業で学んだり、自分たちなりに考えて接しているんだと思います。

【私】スターウォーズをご覧になったことがありますか?
【保】父が大好きで私と妹も女の子遊びよりもライトセーバー振り回したやんちゃ娘でした。
【私】懐かしいものがありますか?
【保】このフィギュアは懐かしいですね。息子がフィギュア好きなので、スターウォーズ好きにして三世代で楽しめたらいいですよね。映画見直します!

【私】この剣(音が鳴るライトセーバー)を持ってごらん!ついでに、この(ダースベイダーの)マスクも被れるんだよ!
【子】被りたい!
【私】OK!じゃあ、こうして・・・ハイ、できました。お母さんお父さん記念撮影どうぞ!【保】アハハッ!いい!すっごくいい!こっち向いて!構えて!
【私】三つ編みベイダーだね!かわいい!

2023年12月17日日曜日

不思議は続く。


オォォーーーー!と再会を喜んでくれたのはハヤトくん。出会いは愛媛大学生の時、「章光堂」を盛り上げる事業を一緒に取り組んだほか、リーダーズスクールで教えたり。
あれから10年以上が経ち、結婚してお子さんが誕生して、すっかりお父さんに。今は大学の先生として日々を過ごしている。
妻の教え子でもあり、こうしてわざわざ、訪れてくれて慕ってくれるなんて、私は幸せ者。

そして、続々と会場を訪れる親子の中で(アレッ!?)と思った親子がいたものの、(いや、まさか、こんな所にいるはずもない。人違いだ。)と思い直す。でも、やはり気になったので、お声がけすると当人で「8-9年ぶりの再会」となる方だった。
無数の条件が交わらなければ絶対に会うことがない幸運に「ご縁って本当にあるんだね」と驚くしかなく、ビックリ!最近、ビックリが多い。

「動けば動く」とは「行動など起こせばモノゴトは拓く(開く)」と言う意味で、一切、何の期待もせずの行動だったけど、結果的に嬉しい方向に拓いた件。
よく考えると、そもそも偶然やご縁に恵まれる背景には「出会い」などがあって、その出会いは双方にとって苦楽を共にした経験などが共有できてるからかもしれない。
「じゃあ、また会えるかもね!」と30代、40代になった次の方達。

33%が非英語作品。


2022年の劇場公開邦画は634本。うち、ヒットと言われる10億円以上の作品は計26本。うち東宝配給(合同による配給も含む)は計13本、計621.5億円の興行収入。

「2023年の邦画と洋画を合わせた映画業界の興行収入は2300億円ほど、その中で24本を配給し、約800億円の興行収入を見込んでいる。」と東宝専務(この方は「世界の中心で、愛をさけぶ」の時のプロデューサー)。
ちなみに歴代2位の興行収入額になる予測(歴代1位は2016年の854億円)。

実は東映も興収がよく、2022年の年間興行成績は326億円で歴代1位(ワンピース、スラムダンクなど)を更新。「次は実写を当てる!」と東映社長。

2022年の邦画と洋画を合わせた映画業界の興行収入は2131億円。うち、東宝と東映だけで約1000億円と約50%のシェア。いわずもがな、アニメの貢献度がスゴい(10億円の作品計26作品中14本がアニメ)。

海外ではネットフリックスがついに世界ユーザー2億5000万人の視聴時間データを公開!今回は18,000件の作品に基づいた公開、今後は半年ごとに公開するとのこと。
特記事項は「全視聴時間の33%が非英語作品だった」こと。「過去作品でも視聴時間が長く需要があった」こと。

33%が非英語作品ってスゴくない?と誰に伝えたらいいのか・・・。

2023年12月16日土曜日

世田谷ボロ市。


けなげに自分が売れるのを待っているかのような表情に思わず「写真撮っていいですか?」「はい、どうぞー」と店主から承諾いただいてパチリ。
頬杖をついた童、その隣では自分が売れるまで書画に夢中の童、その前では小鬼が暇を持て余していたり、右下ではピエロがおどけていたり・・・。ちなみに後ろにおぼろげに写っているのはお菊人形でコチラを見つめているようだったのでボカした。

1578年から続いていると言うから445年!も続く「世田谷ボロ市」とタイミングがあい、初めて訪れる。平日の小雨降る中の開催なのに、ものすごい人出で、うち3人に1人は外国人と思われる方々で、英語、韓国語、中国語、スペイン語、フランス語など数カ国語を耳にする。

そして、彼らのお目当てに気づく!古い和風モノで「巻物(掛け軸)、扇子、古陶器、福助人形など」を熱心に見ていて、手にとって見ていたら、「これは何時代のモノなの?」と尋ねられしまい「分からないです、ゴメンなさい」となったり。

世田谷線の世田谷駅から上町駅までの間に700店ほどが出店していて、東急電鉄は臨時便、駅には係員が増員、警視庁の警察官も各所に配置され、他にも警備員がいたり、そりゃ20万人/日というだけある人混み。高校や大学、自衛隊まで出店してた。
本物だった手榴弾や本物だった銃弾も売ってたし、やはり、このカオス感が好き。

年末Todo。


「クリスマスに一人は寂しいから、クリスマスツリーを買ったんだよ。」「えっ!クリスマスツリー?」とビックリな私、妻、娘。「大きいのが欲しくて180cmの品をamazonで買ったよ。」「えっ!アマゾンで買ったの!?」とさらに驚く私、妻、娘。
(amazonで買えるほどのネットショッピングの知識があったっけ?)と、思いながらも父の行動力に賛辞。

「いや、amazonで買ったんだけど、買い方が分からなくて、セブンイレブンに行って買い方を教えてもらったんだよ。」「えっ!?なにそれ。」となる。

詳細を聞くと、セブンイレブンで店員さんにamazonのクリスマスツリー画像を見せて、買い方の操作法を教えてもらい、PayPayで支払ったとのこと。
でも、このままではセブンイレブンの店員さんは教えただけ・・。
「ちゃんと、セブンイレブンでも買い物をしたよ。お礼だよ。」とのこと。そうだよね。

気になってた年末Todoの一つ目「高齢親」に会うのはコンプリート。
先日は83歳の父、84歳の叔父、86歳の叔父の80代ブラザーズ3人で日帰りバス旅行にも行ったとのことで、一安心。私たちの30年後も、こんなに元気なのかなと・・・。
そして、年末Todoの二つ目「(祖父、祖母、曽祖父が眠る)お墓参り」へ。

2023年12月15日金曜日

関東圏と地方圏の違い。


やはり違った。

1都5県(東京都、茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、栃木県)18の団体や地域から35名が参加したジャパン・フィルムコミッションの関東ブロック研修。担当者は公務員も多く、毎年度に異動があることから今年度からの新任も多く、基礎基本的な内容からスタート。


そして、関東圏は撮影は多い(千葉県は問い合わせだけで3,000件/年)けど、制作会社が多い東京からは「日帰り可能」なので宿泊を伴わない。これは地方FCが得られる直接的効果は薄く、悩ましい。地方圏との違いを知る。


とは言え、ロケ地と近いから「何度も行く=撮影回数が多くなる」可能性もあり、経済効果で言えばどっちがどっち?ではなく、地域の特徴と納得する。


また、ロケ地が地域で隣接していることも多く、撮影支援本数は多くとも1作品を一地域で撮影することは少ない。だから撮影後の作品活用(例:ロケ地マップなど)も一地域ではなく行政区域を超えて連携することもある。ここはFCの腕の見せ所!


オンラインロケハンは回を増すごとにFCの技量が上達していてビックリ!自分の技量は不足しているかも・・・と心配になる。来週はいよいよ四国ブロック研修で徳島へ!

映画で知る見る学ぶ。


関東ブロック研修の場所だった千葉県香取市佐原(サワラ)と言えば、伊能忠敬が生まれ育った地。

訪れたことがない地だったので調べると、伊能忠敬が注力した初の日本地図制作への悲喜交々の様子を描いた映画「大河への道」を発見!2022年に公開、配信で見れたので鑑賞。
これが予想以上に面白い映画でキャストも豪華で、佐原に興味が湧く。
ほんと、大切なことの多くは映画で学んでいると思う。

街の一画は当時の趣きが保全されていて、その中に伊能忠敬が過ごした旧家があり、先に訪れていた地域学習と思われる地元の小学生たちと混じりながら見学。(きっと、ここでもロケしたんだろうな・・・)と思いながら終了。
暖かく喉の渇きを潤すために、ウロウロしたら「醤油ジェラート」の看板を見つける!(うげっ!醤油味のジェラートって・・・)と思いながらも興味本位で近づくと。

ニコニコ顔のおば様店員が「いらっしゃい!」と声をかけてくださり、「やっぱり醤油?」「ココらは醤油が有名だから!」「じゃあ、醤油ジェラート一つ」となる。
味はと言うと“あまじょっぱい”から美味しい。だけど喉を潤すことにはならず、更に水が飲みたくなり結局、水を買う。時計を見たら5分後には研修開始!急げー!

2023年12月14日木曜日

情報量が多かった銚子電鉄。


「濡れせんべい」で赤字を改善させた程度の情報だった銚子電鉄。
電車が停車しているホームはJR線の奥(端)で、車両は年季の入ったレトロ感たっぷり。ちなみに駅数は10駅しかない。

乗車券(片道350円)は車内で車掌から購入。往復券を購入すると「外川つくしサン/鉄道むすめ」というキャラが描かれた切符を渡される。


車内は大正レトロチックな雰囲気。そして、走り出すと車掌さんのアナウンスの合間に流れる車内アナウンスの声が変わってた。

声の主は声優さんのようで、地域のPRを話す。(へっ~)と乗降口を見ると「ロボットと乗車できます。」とあり、見間違い?と思い、もう一度見ても「ロボットと乗車できます。」だった。LOVOTやロボホンなどとも一緒に乗車できるっていい。


さらに周りをみると、オリジナル?のアニメキャラが各駅の魅力や特徴を紹介していたほか、駅に着いた時に???と思ったのが駅名とアナウンス名が合致しておらず、「笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」は「髪毛黒生」と表示されてたし、「本銚子(もとちょうし)駅」は「上り調子・本調子」と表示されてた。どうやら駅ごとに愛称があるらしい。


平日の午前中にもかかわらず乗り鉄、撮り鉄は多く、10駅しかないのに銚子電気電鉄は人気なんだと。

ちなみに松山は観光列車「坊っちゃん列車」が休止中。

荒磯に波。


銚子駅で銚子電気鉄道に乗り換え、犬吠(いぬぼう)駅まで約15分。犬吠駅は、それまでの電車からの田畑広がる眺めから、オープンセットに入ったかのような和洋折衷の昭和感漂う佇まい。

犬吠駅から15分ほど歩けば犬吠崎(灯台)。前日は暴風雨で空き缶転がり、落ち葉は舞ってたけど、訪れた日は澄み切った快晴。
目指す場所へは銚子市商工観光課が紹介しているフォトスポット「荒磯に波」に到着。

そう、ここは東映映画のオープニングで磯に波がバッシャーン!としぶく岩(荒磯)が撮影された場所。オープニングでは荒磯を背景に東映のロゴマークがズームアップで表示されるアレ。
実際は近くへ行こうとしても立ち入り禁止なので上から眺めるしかない。

訪れても特に何もなく、立ち止まる人もおらず、(わざわざ、そんな所まで行く?)という感じだけど、何が魅力資源になるか分からない。少なくとも私には刺さった。

ネット情報によれば、1954年公開の「旗本退屈男どくろ屋敷」に登場した「荒磯に波」。
すると来年は70周年!「いつの間にか名所になっていた。」との説明に、色々思うことあり・・・。発車時刻が迫り退散!

2023年12月13日水曜日

役割がつくるよ。


活動を続けていると、ひょんな所から初めての話が舞い込むことがある。それは、これまでの成果や評価などを機に、知るはずもない第三者からの連絡。
代表、理事長、委員長、顧問、プロデューサーなど、組織や事業を束ねる経験をしてきたけど、最初の頃は失敗(と感じる凹み)が続く。

失敗と感じる理由の一つは、指名してきた方々の期待に添えたかどうか?という判断基準がある。「期待はずれだった。」と言われた経験あり。

(なぜ、その役職を自分は引き受けたのか?)を深く内省すると、役職に見合った“未来像”を自分なりに描くことができて、“そこ”を目指そうとする。
役職を預かり数回の間は、周りから見られる(精査される)「お試し期間」となる。ここで張り切りすぎると引かれるし、自分のカラーを全面に出そうとすると空回りする時もある。
ミクロとマクロ、単眼と複眼などの視点=落とし所、バランスが役職には求められることを知る。

ジャパンFCの理事長に就任したのは48歳の時。
前理事長から一回り以上も若返りした他に、会議などに出ると周りは年長者、私は若輩者になり、可愛がってもらったり、叱咤激励してもらったり。
そんな環境に適した振る舞いをしようと考えたのも役割があったから。と、これからの人たちへ願いを込めて。

カオス感。


羽田空港を降りて向かった先は町田駅。妻と合流して「ぽっぽ町田蚤の市」へ。
蚤の市といえば、今年はローマウィーン東京立川などへも赴き、特に目的もなくブラブラと見て歩くのが好き。好きな理由は、想像もしてないモノコトに出会えるから。
ちなみに、ハンドメイドマーケットやクラフト市も好きだけど、蚤の市、ガラクタ市の方がカオス感(ゴチャゴチャ)があってカオス。

ぽっぽ町田蚤の市は実行委員会形式で、店主の他にスタッフの方がいて、値段を尋ねたりできる。季節柄か「冬物洋服のほか、クリスマス、正月系」など色々なもの(コートやセーター、クリスマスオーナメント、獅子頭など)が並び、この“興味あるんだったら自分で探しな!”感がいい(笑)

個人的に気になったのは、ダンボールに無造作に入っていた大量の折り紙や和紙はまさにカオスで、聞けば一つ100円とのことで(ココ大付属学園に使える!)と思ったものの、持ち帰るには重すぎると断念・・・。終始こんな感じで店主らと一期一会の会話を楽しむ。

「世界中の蚤の市へ行って、その様子をコンテンツにして配信したら?(=生きていけるよ)」と妻。そんなカオスなアイデアをサクっ!と言れる妻。
蚤の市が訪日外国人の目的になるかもしれないと妄想。

2023年12月12日火曜日

活動を磨く。


市民活動や公益活動を、どう磨けばいいですか?的な相談。
活動の源(≒背景)となる原石は見つけたものの、原石はゴツゴツしていてただの石。石の価値を高めるには活動への興味関心をひかせることが必要とアドバイス。
そういう一連を「磨く」と喩えるなら、自分や協力者、顔や名前もしらない第三者などで活動や成果を磨き・輝かせて共感を得られるようにしたらいいと説明。

そのためにはまず「経験層」を厚くすること。とはいえ、この経験層は一層一層増えるので、一年後でも薄いかもしれない。そもそも“そこじゃない(≒層を増やすことが目的ではない)”ので、目の前に真摯に取り組む。
評価は自分がするものではなく、周りがするものだし、市民活動や公益活動は“どこを向いて活動すべき”かがズレていたら、本末転倒。助成金や補助金のためじゃない。

全ての活動が層として重なるものの、活動の全てが成功するわけもなく、失敗や不本意に終わることもある(多い)。
それらを不純物と捉えるか?味わいと捉えるか?で活動は大きく変わる。いわゆる「個性」であり、不純物ゼロは個性が無いとも言えて、そういうのが好きな人は放っておく、関わらない。個性=活動の特性であり分かりやすさ、チャームポイント。
結局、活動を続けなければ、これらの全ては見えにくい。

市民活動、地域づくりの方々と。


愛媛県内の中間支援(≒支援している人を支援する)に積極的に携わっていたのは2019年まで。そのタイミングでアドバイザーなどの役割を全て降りる。そして、新しい世代が台頭して数年。
私たちでは設立に至らなかった四国初のコミュニティ財団が西条市に誕生して市民活動は新しい局面に入った。
そこに「地域づくりのエキスパートとしてゲストにお招きしたい。」という愛媛大学からのお誘い。

あくまでもゲストなので、市民活動、地域づくりの現場で頑張っている方々の話を聞く。そして(熱量がいいなぁ、自分たちもこんな感じだったのかな・・・)と純粋に感動。
市民活動って損得勘定ではできないから、当事者の負担は時に大きく、継続は大変。そこまでして携わる背景は地域が好きなんだろうなと推察。
そのためには「ワクワクさせる人≒お願い上手な人」「問いを立てられる人」の重要性を指摘させてもらう。

実は中間支援から離れたのは愛媛に関してだけで、フィルム・コミッションへフィールドが移っただけ。
ジャパンFCの理事長として「FCを支えるFCと言う役≒中間支援を担っている」と伝えたら安心(?)してもらう。
写真は意見交換が終わり、前田教授による意見交換の図解化を映している図。

2023年12月11日月曜日

狼煙再び。


「おつまみ」に可能性を感じたのは11年前、ココ大の設立直後。愛媛県愛南町出身で銀座ロックフィッシュの店主、間口一就さんの「ちょっと変わったおつまみ本」という本を義兄に教えてもらい、面白い人がいるもんだ!と勢いで会いに行ったのがことの始まり。
その後は「ラーニングBAR」にお越しいただき、生産者らと一緒に「愛媛の創作つまみ」授業を実施。個人的にも思い出深い授業の一つ。

つまみを「世界最小の料理」と位置付け、伊予市や松前町は珍味発祥の地でもあるので、世界へ売りだそう!と企画書を書くと喜んでいただき、いざ!という時にコロナ禍で消滅・・・。
でも、先日の「缶つま授業」で再び狼煙があがったかも!?。今回の授業に先立ち、数年前に書いた企画書を読み直したら、やっぱり可能性しかなかった件。
「これ、イケますよ。」とパパイズム鈴木さん、IYO夢みらい館の館長の言葉にも押してもらう。

時流の価値観に照らし合わせても「つまみ」は「時短料理」や「キャンプ飯」「非常食」などとも合致する。
つまみの定義は既に決めてある(混ぜる、和える、添える程度など)から、協力者を集めればいいだけかも!?となる。「〇〇に〇〇、〇〇も求めていますよ!」となり妄想広がる。
松山東雲女子大学の授業でもしてみようかな?女子大学生のアイデアってスゴいし。

14品もできちゃった!


料理好きの人、お酒が大好きな人、全く料理をしない人、お酒を飲まない人、ソロキャンパーなど色々な人が集まった「缶つま授業」。先生はイタリアンで腕を振るったパパイズムの鈴木雅也さん。

今回は参加費以外に「缶詰を一つ持ってくるコト」が参加条件で、ツナ缶やイワシ缶、ベーコン缶、焼き鳥缶などを提供してくださった皆さん。
今回の授業で改めて思ったのが缶詰って意外と高い(高いものは1個600円とかする!)

そして話題作りに「非常食(これはリゾットなると鈴木さん)」と「海外缶詰(マレーシアのドライトマト&ツナ、チリ&ガーリック& ツナ)」と「郷土料理(いぶりがっこ/秋田)」も持ち込む。

普段は“そのまま”食べている缶詰に一工夫して“もっとおいしく”しようと、IYO夢みらい館の図書館にある缶詰料理本を参考に「創作つまみづくり」に挑戦したら、みなさんアイデアが溢れてしまい1時間余りで14品もできてしまう!

並んだのは、これまで食べたことのない品(笑)。想像してた味と異なってた味もあったけど総じて美味しいとなる(当然だけど)
バロメーターの一つは、子ども達も「これ、美味しい!」と言った味があったこと。
創って食べて学んだ「おいしい授業」は大いに盛り上がる。「この授業、また参加したい!」と帰り際の参加者達。

2023年12月10日日曜日

遠隔称賛!


創価大学で教える妻の授業で「リーダーシップを発揮しながらイベントを企画運営する。」という授業は、【こどもスペースラボ〜学生と一緒に100kg分のレゴブロックで宇宙に触れて、遊びながら“科学するチカラ”“ワクワクするココロ”を育む時間に!〜】とタイトルが決まったことで、一気に推進力が生まれ、12/16-12/17の本番へギアチェンジとなる。

これまで「こんな」「あんな」「そんな」で綴ってきたけど、学生達は「広報チーム」「レゴチーム」「SW展示チーム」「マネジメントチーム」に分かれて連携しながらシュミレーションをしながら企画立案やプロジェクトマネジメントをOJTで学び中。

八王子市の協力もあり、全戸配布の広報で紹介されたり、チラシには校正が入ったり、会場となるコニカミノルタサイエンスドームとのやりとりもしている学生達。

でも、学生達は他にも授業があるわけで、授業の合間をぬいながら会場で確認したり、チームで集まりブラッシュアップしたり、単に授業かもしれないけど「自分たちごと化」されてるのが伝わっていて「素晴らしい!」と遠隔称賛。

当日はレゴの他、ビンテージトイと表現したスターウォーズコレクションも展示。でも、学生達は生まれてないから「なんですか?コレ?」となるけど、彼ら彼女達の保護者世代には響いてるようで、それでよし!となる。私も参戦へGO!