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2023年3月12日日曜日

今週の学び(1)


違う時に、違う場所で、違う人と、違う話題で話したのに同じ結論になったのは「どの視点(ターゲット)」で考えるかで話は全く変わってしまうこと。
例えば「子供の習い事を充実させよう!」という話題の時、直接的な関係者は「習い事の当事者は子供」「習い事を指導するのは先生」「習い事をサポートするのは親」の3者。

習い事を充実することで、これまで出れなかった大会に出られる可能性があることを喜ぶ子供もいれば、実は学校生活の良き思い出として勝敗に関係なく楽しんでいる子もいる。
習い事を充実させることで、先生の負担はこれまでより多岐にわたるかもしれないし、保護者のサポートも増えてしまうかもしれない。それぞれの立場があるのに、それを一括りにして検討しても良い議論にならないのは当たり前。

三者三様の意見がある中で、そもそも「この議論はなぜ起きたのか?」などの背景を整理する必要もあり、「誰のための議論なのか?」を明確にする必要がある。
危険なのは「当事者不在」で「きっと、そう思ってるのだろう。思っているはず。」という詮索や想像で議論を始めてしまうこと。
個人的には、説得による中途半端な落とし所を探すのではなく、納得による自発的な提案がよろしいかと。

2023年3月11日土曜日

お土産について考察。


これまで「ミモザ」という花を意識したコトはなかったし、この時期だと「菜の花」の方が印象的だったのは確か。
でも友人がミモザで地域を盛り上げたいと奮闘している姿にミモザの存在を知ると「ヨーロッパのミモザってどれほどの値段ですか?」と質問されてウィーンの街角の花屋さんでひと束の値段を見たら14€(1€≒140円計算で約2000円!)と、意外と高く友人も「お高い!」と驚いてた。日本の方が安いみたい。

お土産を渡したら、花を生けてくれた写真が届く。例のアートなフラワーベースで、これはバルセロナのピカソ美術館で見つけたTHE PICASSOな白地に青のボーダーに赤いステッチが素敵なデザイン。
そこにミモザを添えてくれたり、一輪挿しを差してくれたり。なんと言うか、こういう「ゆとり感」が沁みるのは歳のせいだろうか?私の部屋にはまだフラワーベース本体しかないから桜の枝でも落ちてないかな?

お土産は、考えれば考えるほど面白いと同時に難しいとも思ったり。消え物(食べ物や飲み物など)だったらまだしも、残るモノって、その人の趣味や好みもあるから“押し付け”にならないモノは何か?と考えるし、“自身では購入しないモノ”の方が喜ばれると思うから、難しいけど詮索が楽しい。今回はフィットして良かった!と。

スイッチOFF・スイッチON


また一つ、今年度事業が終わる。各事業でお世話になった方とはオンラインでの締めも多く、時代は進んでいると実感。またどこかでお会いできるでしょう。

自分の根底にはニヒリズム(虚無主義)のペシミスト(悲観論者)が流れ、社会は暗中模索で五里霧中、不明瞭で不確かだけど、ひとまず“目の前”だけは実感。
あれ?だから「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」に共感を覚えたのかも?味わい深い作品だった。

と、感慨にふけてスイッチOFFにした事業の傍らで「年度末
」だからスイッチONの事業もあって、春休みから始まる「ココ大付属学園【春】」はスイッチON!そして今年度は「インビジル」の撮影支援もスイッチON!

両方が同時に動くからカオスになるけど、そんな時こそ「生きてる!」という手応えを得られるからいい(どんだけ映画に影響を受けているのか・・・)。
そして、年度末を飛び越えて来年度事業の相談が入り始める。
お声がかけいただけるのは嬉しいこと。期待に応えられるよう楽しむしかない。相談や依頼がある度に「自分は何のプロか?」が問われる。

依頼主は何かの目的に私を指名してきたわけで、そこがズレると「手段の目的化」など表層的な目的になってしまうから気をつけようと自戒。写真は週刊ココ大ラジオのスタジオから朝陽が見えたのでパチリ。

2023年3月10日金曜日

エヴエヴ鑑賞後。


20:40頃、エヴエヴ鑑賞後、(ミシェル・ヨーはアカデミー賞を受賞するな!)など振り返りつつ良い気分で歩いてた帰り道。
ポケットからスマホを取り出して時計を見た時に違和感・・・。(あれ、家の鍵がない?)パーカー、スウェットのポケット全てを確認してもない!(まさか、これはマルチバースか!?異次元の誰かが鍵を盗ったとか!?)と、しばし現実を受け入れられず、でも、このまま家に帰っても部屋には入れないので、渋々と映画館へ電話。

「さきほど映画を見た者ですが、2番シアターの●●に座っていました。鍵が落ちてませんでしたか?」「見てきますね!」とスタッフの方、そして「ありました!」との連絡に安堵。
実は映画館まで徒歩で既に半分の道のりまで帰っていたけど、徒歩で映画館へUターン。おかげで往復90分の運動(15000歩)になり、昼間に食べた濃いラーメンも少しは消化できたでしょうという感じ。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のエンドロールを見ると「カリフォルニア・フィルムコミッション」のクレジットがデカデカと出てくる。
もう一つ確認したかったのが「ショーランナー」という最近増えてきた肩書きの表記。エヴエヴでは確認できなかったけどいたのかな?日本には(たぶん、まだ)なく
「ラインプロデューサー」なのかな?
写真は滋賀など周辺のFCが撮影支援した「湯道」のコラボポスター!いいね!

ダイダイ・モリモリ・エヴエブ。


知事表敬の前に西山監督と県民プラザ(愛媛県庁本館2階)で打合せをしてると「収穫カゴ」が置いてあり、見ると「愛媛県庁本館前で実ったダイダイ=夏みかん」だった。
県庁前を通る時に(これって食べられるのかな?)と、多くの人が思いながら見ていたアレ!とても酸っぱいとのことだけどネタとしていただく。まだ食べてはいない。大きくて重い!

表敬訪問が終わり、その他用務を済ませたら15時過ぎ、腹が減り花園町近くだったので何か食べて帰ろう!思ったものの、JAの食堂は営業時間終了、つけ麺屋は人員不足で終了店、ラルキーも準備中、定食屋も終了と立て続けにNG。「プチ昼食難民」になる。(高島屋に行けば何かあるだろう・・・)と歩いたら、やたらと花束が多い店が目の前に。オープンしたばかかりとラーメン屋で、新規開拓!と思い入るも、店は少し奥の階段を数段上がった所だった。

太麺に野菜モリモリ、ニンニクを入れて二郎系に近い感じ。美味しかったけど(周辺にもラーメン屋はあるから激戦地区になるのか?)と、余計なことを考えて精算。ごちそうさま。
帰り道に残作業を考えながら歩くと色々と終わりかけとわかる。
(そう言えば、エヴエヴ(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスを観たいと思ってたんだ!水曜日だから安く観れる!)で18時からのエヴエヴを鑑賞(この話題は明日)

2023年3月9日木曜日

インビジブル応援団長。


高校生の時に出会った西山将貴監督。この時は昨日をイメージできなかったし、淡路島のフィルム・コミッションが撮影協力(「インバージョン」)したことも想像できなかったし、愛媛での撮影、それも長編デビュー作品にFCとして携われるなんて夢見心地。
渡英中も作品づくり、帰国後もコツコツと作品づくりに向き合い、これまでに苦楽があったと思うのは、我が子世代だからか親心半分で接してしまうからかも。

自分の作品をよく理解(≒言語化)されていて頼もしい限り。関係課の局長や課長らにも、自分の持ち味や作品の魅力を臆することなく説明する姿に、勝手に未来を期待したくなるのは当然。
で、私はと言うとプロデューサーの代わりで(なんで君が座んの?)的な圧を感じながら監督の隣に。当然、私は喋らないからインビジブル応援団長として、皆さんとの繋ぎ役。

知事登場。「第一回愛媛国際映画祭 笑顔感動ものがたり」で受賞、「愛顔のえひめ文化・スポーツ賞」で受賞していたから記憶にあったと思われ、成長の階段を着々と登っている姿に「頑張ってくれているのは嬉しいよ!」との激励。
今回も多くの方々に協力をいただきながら撮影準備は進んでいて、「期待に応えられるよう頑張ります!」と知事へ伝えたのは手応えがあるからと旗を大振り!

人生の先輩方とも。


3/27からの「ココ大付属学園【春休み】」の準備を始めなきゃ!と、ハーモニープラザへご挨拶。3年目のお付き合い、ほんと、ハーモニープラザさんの協力なくしてココ大付属学園はありえない!
そして、松山市シルバー人材センターさんにもご挨拶。松山市シルバー人材センターさんの協力なくしてココ大付属学園はありえない!いや、この両者の存在が我々にどれだけの安心感を与えているか(涙)

施設やサービスではハーモニープラザさん、見守りなどの実務面ではシルバーさん。
特にシルバーさんは子供たちと直接触れ合っていただくので大変(子ども達は全く忖度ナシの怪獣だから)と思いきや「(シルバーさん)喜んでますよ!」と、毎回調整してくれる担当者さん。
そう言えば、夏はスイカを提供してくださり「スイカ割」の体験もさせてくれたり、警察ごっこの犯人役でもニコニコと手錠をかけられた姿を思い出す。

帰り際にシルバーさん用の求職情報を見ると、色々な職種で求人があるものの(希望する職種かどうかは別の話なんだろうな・・・)とも思ったり。人によって働く意義や目的は異なる話。
張り出されていたのは一部と推察すると、シルバー人材の活躍の場が多いのは素晴らしいけど、それが人手不足の結果だと悩ましくて、いつまで働くのか・・とか色々と考えたり。

2023年3月8日水曜日

次々となくなる。


プリンターで印刷中に「カミガナクナリマシタ」の表示でA4用紙を補充したら、「インクカートリッジクロコウカン」と次のメッセージ。これを機に笑ってしまうほど、色々なモノが区切れを迎える。
まずは「ノリ」。郵送に封をしようとしたら、愛用のノリがなくなっていてテープで代用する。次に「ハサミ」。(あれ!ハサミなかったっけ?)と探すもなく、(あぁ、ココ大付属学園に持って行ってしまった・・・)と思い出し、キッチンハサミで代用。

次は「製本シール」。一年に1回しか登場しないから忘れがちなアイテム、買いに行かないと。その前に「ホチキスの芯」が製本途中で切れてしまう・・・これは予備があった。
そして「切手」。84円切手が最後の一枚になり、63円切手も残り少なく、この機会に補充しておこう・・・と思ったら収入印紙もなかったことに気づく。今後に買っておこう。
「ココ大の名刺」も全てなくなった(JFCを代用しててゴメンなさい)。

他にも「抗体検査キット」「歯磨き粉」「CD-R」もなくて購入。モノで溢れているのに肝心なモノがない。クリアフォルダー、クリップなんて余ってる。
ないモノが連鎖のように次々と発覚。だからどうした?という話だけど、偶然なのか?必然なのか?不思議に思いつつ、春を見つけながら買いに行く。

お土産は。


ヨーロッパから戻り2週間。各地で購入したお土産はそれぞれの所へ旅立った。
そして残ったのは自分用。プラド美術館、サグラダファミリア、ピカソ美術館で買ったのはダイバースーツのような素材のフラワーベース。ペタンと平たいけど中にペットボトルを入れたら立体的になる優れもの、お土産に最適!と思い購入。プラド美術館の品を残す。殺風景な空間に映える、レゴの花でもいけようかな。

プラド美術館で買ったのは「我が子を食らうサトゥルヌス(ゴヤ作)」「ラス・メニーナス(ベラスケス作)」の絵葉書、ウフィッツィ美術館で買ったのは「メデューサ(カラヴァッジョ作)」のキーホルダー、レゴのタグはバルセロナで購入。

緑の絵はがき、マッチ箱はウィーンの「ツム・ヴァイセン・ラオホファングケーラー(白い煙突掃除人)」のレストランでいただいたもの。ラッキーアイテムとして大切にしよう!

こう見ると自分のお土産は5000円程度と分かる。お土産が一つ一つ離れていくと、余韻が消えるというか日常が戻る感じ。
お土産関係も業務範囲だから「どうして、その品を買ったのか?」は考えるポイントでニーズとウォンツが成立したからだけど、こうして自分を被験者にして考えると提案にもリアリティさが反映できるからいいし、思い出のアイテムとして嬉しいし!

2023年3月7日火曜日

愛媛は温泉県だから!


「カワポという名前まで考えたので使ってください!」「カワポ?」「オロポってありますよね?」「オロポ?」「オロナミンCとポカリスエットを混ぜた飲み物です。サウナの時に人気なんですよ」「知らなかった・・・」「そこで!オロナミンCを河内晩柑100%果汁に置き換えたのがカワポです。」「面白い!」「発汗して水分補給がしたい!という時にカワポ(河内晩柑100%ジュース+ポカリ)はいいと思うんです。」「面白い!」

Z世代の社会人が河内晩柑の需要拡大アイデアを考えた数は200以上!その中には「閃いた!」とか「これはいい!」など検討した当人がターゲットだけど、考えたアイデアに自画自賛の方もいて熱烈PR。「カワポが受け例られる背景や根拠はなに?」「愛媛県は“温泉県”じゃないですか!それに愛媛の柑橘の多くは“甘い”から水分補給に求める味ではないけど、河内晩柑はスッキリサッパリだから合いますよ!」とのこと。

そもそも、河内晩柑の活用法には「割材とてしも広めよう」があったから、既存のジュースなどと混ぜるのもアリ。ちなみに野菜ジュースに河内晩柑果汁を混ぜて飲んだ時は美味しかった。
200人以上のZ世代社会人が考えたから、私が思いもつかないアイデアや指摘もあり、つい一つ一つ読んでいたら半日が過ぎてしまった件。「こういう機会がもっと欲しいです」に(そうだよね・・・)と思ったり。

助成金(補助金)の話。


「えっー!その助成金の申請締切は先月末だったよ!」と事実を伝えるとガックリの相談者。「あと数日後には締切か・・・間に合うかな?」と合致する助成金(補助金)情報を見つけるも、数日(事実上2-3日)しかなく悩む相談者。
「そんな助成金(補助金)情報はどこで入手してるんですか?」と言われると、日本財団カンパンが有名だけど、身近で言えば松山市のNPOサポートセンターでも紹介してる。

伝えれば「そりゃ、そーだ!」と納得だけど、そもそも助成金(補助金)は縁遠いモノ、NPO法人だけが申請できるなどの“思い込み”があるから意識が向かない=気がつかない=申請という気持ちに結びつかない。
「昔は一発必中のハンターでね・・・」はネタ。「提案内容が採択されて実際にお金を預かることができるのはオマケです。」と伝えているけど、助成金(補助金)の本質は「思考の整理」と思う。

頭の中でモヤモヤとめぐらせても解決しない。考えを整理するためにも助成金(補助金)を活用して項目ごとに書くことで求められているコトが整理されて形になる。
形になったら申請すればいいわけで、伝われば採択、伝わらなければ不採択。不採択は一時的に残念だけど(ブラッシュアップが必要な内容なんだ)と振り返り、改訂して、別に募集している助成金(補助金)に応募すればいい。それだけ!

2023年3月6日月曜日

本番に強い。


「私には無理だな、言葉が出てこない・・・」「???」「いや、理事長の話し方ですよ。完全にみんなを向かせてますもんね。大学の授業みたい(笑)」と事務局長。
ジャパン・フィルムコミッションとして(JFC)岡山県へ赴き、トークイベントの前座として登場、岡山県民へフィルムコミッションを紹介。
各地のFCは地元との接点が多いけど、JFCは“日本全体”という立ち位置なので個別地域との接点は少なく県民/市民へ語る機会も少ない。

だから掴みとなる導入部分も、いつも(関係者)とは異なる工夫が必要で、年間興行収入ベスト10を引用してFC支援作品を紹介したり、数字や数値、画像や図解をふんだんに使う。
地域に撮影への理解や興味関心を持っていただかないと撮影はできない!
だから、制作側は「地域で撮影ができて当然!」とは思わないで欲しい。「地域の理解と協力、FCなどの支援が噛み合ってこそ、撮影はできる」と説明しながら痛感。

実は打合せナシで会場入りしてしまったから、周りをヤキモキさせたかもしれないけど、本番に強いと思ってるので「大丈夫!任せて!」で済ます。
手応えは雰囲気でわかるもので、メモを取る、強い相槌、スクリーンの凝視などを確認して持ち時間ピッタリに終了。「スゴい、完璧ですね。」とつぶやいた岡山県のFC担当へバトンタッチ。こう見えても、やる時はやるんです!

Teach for learning.


2日間、計9時間の講座が終了。予め少人数開催とうたっていた特徴を発揮できて良かったと自己評価。それも初参加の方が複数いて意見などが新鮮だったこと!
2日間の終了時に振り返ったけど、それぞれが「大いに学べました。」的な内容を述べてくれたけど、やはり最も学んだのは私であって、「この生態系(≒コトを起こしたい人々のニーズを叶えるウォンツで繋がるネットワーク)」を活性できたらと思う。

そして、この生態系は時代の価値観や世代ごとにあり、それぞれの生態系は“ゆるやかな括り”はあるものの、一部は他の生態系と重なって・繋がっていて、私はその様々な異なる生態系を行き来している感じ。
今回の講座でキーワードとなったのは「言語化」と「ターゲット」について。「早速、メールの書き方を自分本位から相手本位に変えたら30分も時間を要してしまった・・・」など、踏み出そうとすると一時的(短期的)に非効率になったり面倒だったりするけど、長期的にみればきっと得する。

「やってる」のに効果や成果が伴わないのは「カラ回り」してるからはターゲットについて。
分かっているのに、そのターゲットを「適切に求められるレベル(ステージ)」へ誘う適切な手段を講じてないから。
Teach for learning=学ぶために教える。「一緒に悩みましょう」と、2日間、意見を交わしたのは、実践から得られるコトは多いと知ってるから。

2023年3月5日日曜日

失敗を・・・。


「損切りして借金が残りました。」とか「事業を閉じました。」「辞めました。」などの話の方が聞き手には貴重と思っていて、すると「どうして、そうなったのですか?」となる。
単に経営手腕の未熟さと言えばそうだけど、その中身は「ニーズを読みきれなかった。」「求めるウォンツを提供できなかった。」「展開策が甘かった。」「どうしようもない外的要因もあった。」「これは違う・・・と気づいてしまった」など色々。

「じゃあ、損しましたか?」と尋ねられると、損はしてなくて「勉強しました。」と伝える。
実際に失敗後に何が起きたかと言うと、プロデュース、ディレクション、アドバイスなどの依頼があり新しい道が拓けたのは事実。
自分が想像もしなかった景色が見れたのは苦い経験があったからだと思うと、やはり「目の前」には真摯に向き合った方がいいよね・・・となる。

そんな赤裸々な話をしていると、部屋にニンニクの焦げた香りが充満して(えっ!ナニ?)となる。実は隣に隠れ家的なパスタ店があり、実は皆んなで、そこのパスタを注文してたから自分たちのオーダーだったかも(笑)と話していたら数分後に届く。
失敗をどう扱うか?単に落ち度として叱責するか?それとも失敗を糧にして次に活かすか?誰かの参考にしてもらうか?さらには笑いも取るか(笑)。とても大切。

2023年3月4日土曜日

内省の旅。


18時過ぎの夕暮れ菊間町、岡山での用務を終えて、特急で松山へ帰る最中。岡山を出発して既に2時間超え、あと一息。思った以上に揺れてPCも読書も諦めて内省時間。
「ジェダイの哲学〜フォースの導きで運命を全うせよ〜」を読んでる最中だから、思考が強制的に引っ張られてしまい、内省とシーンが結びついて内省。たかが映画だけど、されど映画。
初っ端から(p42)「コズミックフォース」と「リビングフォース」について書かれていて深呼吸。

そして、惑星ダゴバでヨーダから修行を受けていたルークは密林にある洞窟に入ると、突然ダースベイダーが目の前に現れ、慌ててやっつけるもダースベイダーの仮面が壊れ、中身はルーク自身だった・・・というシーン。
子供の頃はあのシーンの意味がサッパリだったけど、色々と経験すると示唆が多いと振り返る(洞窟はダークサイドを増幅させていて堕ちない警鐘だったという意味)。これまでの仕事を振り返り猛省・・・。

でも私はダース・ベイダーが好きなんだ。正義よりも悪・堕が好きなんだ!と、妙に清廉に書かれた内容に閉じようとするも、ダース・ベイダーも好きで堕ちたわけではなく深い理由があったわけで・・・と、改めてダース・ベイダー卿への心中を察していたら「次は松山、終点でございます。お忘れ物ないよう今一度ご確認ください。」とアナウンス。
素晴らしい内省の旅だった件。

サービス激戦なのか?


日本ではビジネスホテルと言っても「ビジネスホテル(主に出張仕様)」「シティホテル(汎用仕様)」と分類されているほか、金額面で「ラグジュアリー、ハイエンド、ミドル、エコノミー、バジェット」でも分類されているとのこと。とはいえ、利用に大きな差は感じず。
ヨーロッパから戻り、早速、日本のビジネスホテルに泊まってみると、価格帯に関係なく、その高機能に改めて驚く。

「空港までの無料送迎、アメニティの充実(特にスリッパ、寝巻き)、大浴場(温泉)、無料朝食、各種充電ケーブル備え付け、無料コーヒー・お茶、空気清浄機など」が1万円以下/日のホテルでもあるのだから便利。そう言えば、今回は洗剤も利用料も0円の全自動洗濯機があるホテルだった!すごい。
でも、部屋の広さと天井までの高さはヨーロッパの1/3程度と狭いし低い(日本の場合、シングルユースが主要だからかな、海外は基本2名利用一室と思っていいか)。

最近は「食事スペース=コワーキング(休憩)スペース」になっていて、コーヒーなどが無料というホテル。チェックイン前・チェックアウト後も使わせてもらったり、ホテル業ってサービス激戦なのかな?
観光マップや観光情報も提供していたけど、日本のホテルってかなりスゴいと思うけど海外の方はどう思われるのだろう?

2023年3月3日金曜日

誰よりも楽しむ。


コロナ禍で授業が思うように実施できず、その間にどんな変化が起きたかと言うと「授業(講座/教室)」の類は、少人数開催が定着し、3〜4人+先生=5人程度で行われ、自宅などの屋内、山や里などの屋外が増えました。
ココ大を始めた2011年当時は定員が15〜20人でも少数と言われていたので時代の変化を感じます。その頃の授業といえば30名〜40名が主流でした。それもスクール形式。

そんなコロナ禍に、とても面白い相談をいただいて数ヶ月。ワクワク感を大切に!と打合せを重ねて何とか形になりそう(涙)。「アイデアはご自由に!」という依頼に妄想を広げての企画だから楽しかったこと。
今回、参考にしたのは「花園アイデアソン」。いわゆるゼロイチ企画で、楽しいコトを皆んなで考えて実行しましょう!という内容だったけど、あれから5年経っても色褪せてない!

世の中や社会は変わってしまったけど、変わらない・変えてはいけなのは「学びの本質」で、でも真正面から「学び」を捉えると窮屈さを感じてしまうこともある。
そこでココ大の出番なんだけど、こういう機会をいただき、改めて「学びの本質」について問いを立てることができたのは何かの思しめしか。
企画運営する側だけど、誰よりも楽しめる根拠ない自信だけはある。

朗報か悲報か。


「長年、願っていたコトだけど、いざ、その願いが叶うかも!?という時、色々と現実が見えてビビります・・・。」と言われて「そうだよね・・・」と相槌。
思うままに描いた100%ではなく、90%だったら80%だったら、もしも70%だったら・・・と「変更を許容できる線引きはどこまでか?は分からないよね」となるも、ブーメランという感じ。

「じゃあ、90%だったら10%、80%だったら20%は想定外のコトが起きると覚悟(予見)した方がいいということ?」と話が進む。
「そうなんですよ、10%であれ20%であれ、“飲み込める(≒納得)”ならいいですけど、もしも、そうでなかったら・・・」「そうでなかったら・・・?」「ヤバイです。」「ひぃー!」となる(笑)「(どうなるも分からないのに)腹を括れということ?」「そうなる可能性があるということです、何とも言えません。」「ひぃー!」

ここで今さらNOという選択肢はナシ。なぜなら長年思っていたコト(悲願に近い)だから。
人が不安や悩みを抱えるのは「不透明、不確実、曖昧など」求めるモノコトが見えない、掴みにくい時。こんな時に妄想を広げてもいいコトなし(涙)。
課題の解決に手段を打つことは重要だけど、手段が目的化しては元も子もなく「そろそろ出番かもですよ」と言われて「そうだよね・・・」と答えても気持ち冴えず。

2023年3月2日木曜日

暮らし方上手。


ウィーンの義兄姉宅で見たのは、iPodを米粒の中に入れて「何か怪しい儀式」のような光景。(えっ!?どういうコト?)と聞いたら「iPodを洗濯機に入れて洗ってしまったので乾燥させてる途中」と聞いて「ホント!?米粒で乾くの?」と聞いたら「実は前にも洗濯して、その時もこうしたら(=米の中に入れたら)動いたんだよね」と言われて強制納得。スゴいTipsだ。
恐るべし米の水気吸収力&iPodの頑丈さ。

人は色々なTipsを持っていて、義兄は複数のプロジェクトを同時並行で動かしていて、「メモやドラフトなどを(プロジェクトごとで)どう書き出しているか?」という話題になり、薄いノートパッド端末(iPadではなくベンチャー会社の開発品)を持ち出し「白黒ドキュメントしか作成できないけど、“そこに特化”してるから使いやすい」と、書類はクラウドで保存。
メモや文章はペンの手書き入力だけど、端末でOCR化しているとのこと。

妻もいきなりワードなどで書かず、頭の中で整理してから書き出すとのこと。
私の場合は、最初からPCで整理と書き出しを同時並行で行う。その時の“生感覚”で一気に書き終える。だから最初の文章は誤字脱字が多い。その後は読み直して終了。
特に学長日記の場合、自分が感じたことを大切にしているので“生感覚”が削がないよう気をつけてるつもり。
人それぞれに独自の作法というかTipsがあるという話。

寂しくも笑顔。


あぁ、またこの時期か、と毎年凹むのが、これまで一緒の道を歩んできたFC仲間の退職連絡。
FC担当者は自治体職員が多いので、異動は寂しさ半分(いづれ上役になり戻ってくる可能性があるから)だけど、任期満期終了や自己都合などで辞める職員とは、退職後は連絡もにしくく、また取りにくい。
特に5年〜10年もFCに従事してきた方は「FCを支えてきた人」なので思い出もいっぱい(涙)

寂しくとも(良かった・・・)と思えるのは「会えた」こと。
ある方は7年間も地域のFCに従事し、私よりもずっとずっと年上の大先輩。好奇心旺盛で、私を面白がってくださり、ベテランなのに「いやぁ、理事長の話が聞きたくてね」と、研修にヒョイと顔を出してくれたり。

また10年も地元FCを支えてくれた方は、新しい道でFCとの関わり方を目指していて(10年も携わったからこそ気づいた道)と応援。
それぞれの人生だから、引き留めることなんてできないから、寂しくても応援しかできない(涙)この先は可能性しかない。

でも、寂しさの向こうに光(期待)が見えるのも事実で「大学院でフィルム・コミッションと地域づくりとの関係を研究中です。」とか「FCへの就職を希望しています」とか。
FCに関わってくれた人には全力エールしかなく、次のステージでも充実しますように!と。