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2022年7月20日水曜日

ボツ企画、ボツアイデア。

エールラボえひめは渋谷QWSのメンバーだから。

「どんな内容(特に失敗話)になるんですか?」と(中身を吟味してから申し込むんかい!)と思ったり、思わなかったり(笑)。でも福袋じゃないからSNSで書ける範囲で紹介します。
「えひめ粥」は期待値を超えませんでした。企画自体は良かったと今でも思ってますが、そもそも飲食店ではない物販店で提供したことを反省。NICECREAMや試食試飲は大好評だったから余計に・・・。

「木柑」は最初の狙い、イメージからズレてしまい反省。元々は「柑橘王国と名乗りながら全ての柑橘が揃うことはない。」から始まり、「じゃあ、県産木で各柑橘を作ればいい」と思ったものの、単に木に置き換えたのはでは面白くないので球体ではなく多面体でロックバランシングのようなユニークな木製柑橘にしよう!と思ったもののアイデアを実現できなかった。

“最小の和食”と位置付けて世界共通語にしようと企画した「TSUMAMIプロジェクト」はペンディングのまま。「FUTON」が世界共通語になったようにTSUMAMIも!と、ものすごい熱量で書いた企画書が眠ってる・・・。企画の数だけアイデアはあるってこと。「やってみないと分からない」が信条。
そう言えば「道の駅の道の駅」という企画も描きGOサインが出たけど青天の霹靂でボツになった。色々と学びたければ7/24の企画講座へGO!

いよいよ佳境!


ある4人家族は「シャーロックホームズ」が好き。「映画が好き」「一緒に家族旅行に行ける機会は少なくなるかも」などの条件も重なり、さらに「初愛媛、初松山」となり一泊二日の旅に出る。4人分の航空券と4人泊のホテル、4-5回の食事、4人分の移動、お土産などによる旅の総額は16万円程度か。仮に同じような4人家族が50組、2人組なら100組訪れたら800万円。地域にもたらされる経済効果は大きい。

先日も松山を訪れているという2人組から「えひめフィルム・コミッション」へ、ロケ地などオススメな場所を尋ねられリモートで紹介。実際に訪れたかどうかは分からないけど、熱心に聞かれた。
熱心と言えば「バスカヴィル家の犬」の超熱心な方が萬翠荘を訪れて「キャストの立ち位置、座った場所など」を“すべて”を聞き出したかったよう。「その方、私にも電話してきた方かも!」と、キャストの行動を追体験したいと言った方がいた。

先日の三連休の萬翠荘は「バスカヴィル家の犬」で沸いたよう。県内外から大勢が訪れたようでFCとしても萬翠荘顧問としても嬉しい限り。「萬翠荘って今年100年ですが知られてないんですよ・・・」と愛媛県の担当者がポロリと言っていたけど、少しは役に立てたかな。いよいよ「バスカヴィル家の犬」コラボ企画も佳境。ANAクラウンプラザホテル松山で「バスカヴィルショコラ」食べたい!

2022年7月19日火曜日

明後日から。


「また今年の夏も児童館(≒ココ大付属学園のこと)を、されるんですよね?」とFC関係者。「そう、だから夏休み期間中はセーブするね」と私。「どうして、そこまで手を広げるんですか?」と周りの人。「必要とされるままかな。子供も好きだし。」「FC以外でも忙しいはずなのに、よくできてますね?」「いや、できてないよ(笑)みんなに迷惑かけっぱなしだよね」と返答すると(確かにねぇ・・・)とうなづく周り。

妄想すると(ココ大付属学園っていう怪しい場所に小学生の頃に行かされたんだよね)と思い出し、(そこに変な大人がいて“インチキ先生”とか名乗ってたの、おかしかったよね?)とさらに思い出し(だけど画家や音楽家、小説家、舞踏家、写真家など自分を表現できるようになったんだよね・・・)と思ってくれたら私はサイコーだと思う。【感性の育み】を掲げているのだから冥利に尽きるという話。

ココ大付属学園に通った子どもから映画監督が出たらスゴいと思う。ストップモーション作品や短編映像などが創れたら面白いなー。(そんなの無理無理!)とアイデアキラーが出るけど、高校時代から見守っている西山将貴監督は現在22歳。大人が「子どもの好きをどのように捉えるか?」で、その子の将来は全く違うものになるけどな。
ココ大付属学園開校まであと3日!

2022年7月18日月曜日

大いなる勘違い!


企画脳の真っ最中だから、ちょっとの刺激で妄想が広がる。「意味性や目的性を徹底的に排除した作品」とか「大量生産・大量消費社会な社会を反映させた作品」とか「特徴を極端に単純化や記号化、変形させた作品」などをインプットし過ぎたのか、(私でも表現できるかも?)と、陶芸や絵画、写真や映像作品の創作に没頭した30年前のNY時代などを思い出す。あぁ、これって大いなる勘違い。

ちぎり絵と言えば山下清、ドットと言えば草間彌生、スーパーフラットと言えば村上隆、シルクスクリーンと言えばアンディ・ウォーホル、ストリートアートと言えばキース・ヘリング、バスキア、漫画と言えばロバート・リキテンシュタイン、ホルマリン漬と言えばダミアン・ハースト、人物写真ならロバート・メイプルソープ、風景写真はアンセル・アダムス・・・と、テーマや手法にオリジナリティを見出せると固有に認識される。

(自分だったら・・・)と勘違いは弾み、一つの妄想が生まれる。テーマ、モチーフ、手法、ターゲットなど(意外と面白いかも!)とほくそ笑む。妻に話すと「それ、いいんじゃない!」となる。この「考えている最中が一番」楽しいし面白い。これ以上踏み出すかは別次元の話。
で、案の定、現実世界から離れていたから目の前の現実に追われる。でも、いい妄想は現実にも好影響を与えることを私は知ってる!

2022年7月17日日曜日

経験は推進力。


行き先をグーグルマップで調べたらカップヌードルミュージアムが徒歩圏内だったのでレッツゴー!。安藤百福さんという方が創業者と言う程度の情報しかなかったけど、それが良かったのかもしれない。チケット購入したら「オリジナルカップヌードルづくり」ができてご満悦。ちなみにスープは4種類(オリジナル、カレー、シーフード、トマト)に具材は数多くから4つ選ぶことができ、キムチ、謎肉、エビ、マスコットのナルトでフィニッシュ!

成し遂げた人って1回目で成功はなく、それまでにも色々と事業を創っては失敗も多かったようで、インスタントラーメンを開発した時は48歳、そして96歳で亡くなる。そう言えば、カーネルサンダースがケンタッキーフライドチキンを開発したのは65歳、そして90歳で亡くなる。同じく色々な職業を経験したとのこと。うーん、3回の転職程度では経験値はまだまだだし、65歳はまだ15年も先・・・。

とにかく経験の豊富と人生の豊かさは繋がっていると感じる、経験値は推進力。モノゴトを多面的な思考や切り口で捉えられるのがいいのかも。
今回は急な事情で出張内容が色々と変わり、でも、おかげで色々とできたのはラッキーとしか言いようがない。ピンチはチャンスとは今回のこと。

もう分からない。


PEST分析などから「今後は人件費、価格、材料費の上昇は避けられない。なので競合品と差別化をはかり、選ばれる商品やサービスにしないと消費者は価値上昇に価値を見出せない。」と報告書に書いたのは2年前。そんな提言をモロに反映させたような商品に驚いてパチリ。「1500円のガチャガチャってどう言うコト?」と理解できない昭和40年代男。かたや「コレってとても精巧だよ」と価格と価値のバランスに納得しているミレニアム男子。

ガチャガチャと言えば我が子が幼い頃は海洋堂の500円クオリティに十分満足していたのに(それでも高い!と思ってた)、それが3つも買える1500円/回。「3つ買った方がお得じゃない?」としつこい父。全2種類、高さは145mmほど。(1500円ならプラモデルもあるんじゃない?)とも思うけど、プラモデルにはない存在だから存在してるんだろうな。隣の「ゴジラの骨格」なんかは好例。

翌日「これって、いくらと思う?」と雑誌に映る商品を指差しながらニヤニヤ顔の妻。商品は某世界的有名ブランドの編んだバック。「2万円?」と私の価値感で答えた値段を使うと(信じられない!この人は冗談を言ってるのか!?)という顔で「22万円でした!」とドヤ顔の妻(笑)。「22万円!」と声をあげてしまう。「こんなの創れる人を知ってるよ!」と口走ってしまったけど、そのブランドに価値を求める人がいるのも事実。

2022年7月16日土曜日

ナイトタイムエコノミーは。


平成の末に経済産業省は「プレミアムフライデー」を掲げたし、観光庁(国土交通省)は「ナイトエコノミー」を掲げたっけ。プレミアムフライデーもナイトエコノミーもインバウンドなどの活性、推進を目的に夜間(例:観光庁はナイトエコノミータイムを18時-翌朝6時までと定義)活動に力を入れてたけど、今ひとつ実感できないまま、コロナウイルスの影響もあってフェードアウトした感・・・。

21時に展覧会へ行くなんて超久しぶり、ひょんなコトから思い出し、近いから行ってみよう!と“その気”にさせた「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」。今年で生誕100周年なのね、「あれ」「これ」と過去にも書いてたほど好き(正確に言えば、水木しげるの描く妖怪が大好き)。
百鬼夜行なんだから「夜」に行かないと実感でないと六本木へ。おかげで心のビタミンは溢れるほどのフルチャージ!

世界との交流がなかった平安時代頃から、現実世界とは異なる世界を感じて絵に描いていたんだから、妖怪も(UFOも)いる!と信じてる一人。ちなみに幽霊は人の怨念、妖怪は聖霊の類いでよろしいか?ちなみに水木しげるは2000体もの妖怪を描いていて、私がイメージする「妖怪」は、水木しげるの創作物。「ぬりかべ」も、突如前に進めなくなった不思議な感覚を具現化したもの。

2022年7月15日金曜日

自分時間を大切に。


我が家を思い出してしまったのは、幼い3姉妹を連れたご家族が一つ一つの作品を見て回っていたから。家族で美術館を訪れるってとても素敵。子ども達は何のことかサッパリだったかもしれないけど、ウォーホルやリキテンシュタイン、ピカソ、カンディンスキー、ポロックなど20世紀を代表する作品を目の前にできたのは無意識に刻まれるはず。そもそもルートヴィヒ美術館展へ家族で行こうと思われた保護者の感性がいい!

コロナウイルスの影響で急遽予定が変わり、自分時間の美術館めぐり。収蔵作品は個人コレクションの寄贈という珍しい美術館のルートヴィヒ美術館。世界大戦をくぐり抜けて今に残っていてくれてありがとう!という感じ。これまで作家の単独作品展に多く行っていたから、絵画や彫刻、写真など色々な作品を網羅した展示会は「ベストアルバム」みたいでお得と思ってしまう小市民。

満たされた2階から1階に降りたら「ワニがまわる〜タムラサトル〜」が観覧無料とのことで踏み込むと予想以上に楽しかった件。「作品から意味性・目的性を徹底的に排除することがテーマ」な作品は、大小カラフルな1100体のワニが回るだけ。2階は味付けの濃い作品が多かったから、ジャンクフードっぽくて性に合ってた。そして「自分だったらどんな作品が創れるか?」と自問自答してしまう。

2022年7月14日木曜日

ホテルと言うより・・・。


「どの一瞬にも、熱い情熱が溢れる、そんな人生を。」「研ぎ澄まされた叡智を力に美しく生きろ。」「人間所詮、入れた物しか出せない。」「全ての過去を未来に繋げ。」「若さの源は好奇心にある。」「好奇心があれば未来がある。」「今日の全力が明日の最善をつくる。」などが、使い捨てのボディタオル、シャワーキャップ、ヘアブラシ、歯ブラシ、カミソリなどに書かれてた!最初は“注意書き”と思った。ホテルというより問いの研修所みたい。

普段では選択肢に入らない女性社長が広告塔で有名なホテル。部屋は10m2ほどで、ラグジュアリー感で差別化を図ろうとする都心の主流と比べると狭い。削ぎ落とされての広さなんだろうな。
そう言えば「非接触」はどこの業界でも浸透して、自販機やコインロッカー、タッチパネルを活用した販売や注文も多くなり、ホテルもチェックインは機械を操作して終わり。人はいても違う作業をしていて、機械からは何枚も紙が出てきた。

朝食がウリのようで好きなインド料理が並んでた。昔話だけどホテルがオープンしたら朝食は生産者たちの野菜や果物が並び、建物の中には小ロットからジュースなどが作れる「小規模充填工場」があり、新鮮な柑橘などのジュースが製造・提供できて、観光客や子ども達は見学自由できる。松山市内中心部にはない「観光体験型工場」をワイワイ話してた時を思い出した。

2022年7月13日水曜日

一人ボッチャ。


昨夏の東京オリンピックで存在を知り、ココ大付属学園でも何度か楽しんだボッチャ。愛媛県身体障が者福祉センターへ何度も借りに行ったはいいけど、猛汗をかいた思い出。(今年はあんなコトはできない・・・)と思い、ボッチャを購入しようと検索したら類似品が表示される。ん!?なんだかカッコいいぞ、ボッチャは12個で紅白の2色×6個だけど、表示された品も12個!それも4色(金銀黒青)×各3個ずつ=12個!

値段はボッチャが2万円超なのに類似品は1万円超と安い!楽しんでいる様子の動画もイイ!フランス製なのか。まぁ、ボッチャを競技というよりコミュニケーションが目的だから購入しよう!と購入ページに辿り着く。
あれ、待てよ。12個入りと思ったら、実は「金3黒3=6個」「銀3青3=6個」のそれぞれで販売してるのね!だから12個揃えようとすると両方買う必要がり計2万円超か!日本製ボッチャと同価格だけど、ここまで来たら勢いだ!買うしかない。

そして届く。想像通りでなんだかカッコいい、色がいいのかな。一人ボッチャしてみる。意外と面白い。これ、バッグに入れて、サッ!と取り出してすぐプレイ!なんて面白いかも。4色あるから4人でも遊べるし。ボッチャ以外の遊び方もあるようだけど、それはいづれ。おフランス製というだけで何か違う。

一人一人の個性。


松山東雲女子大学での授業もあと2回。学生一人ひとりに特性があり、全員と喋ってきたけれど、その“特性”が「見えやすい、見えにくい」のは事実で気づかなかった学生の秘めるポテンシャルに、今さら驚く。
ココ大付属学園への実習を控え「子ども達へのアピールを!」と伝えて自己PRシートを記入してもらう。でも事前に伝えていなかったので(地味なPRになるかな・・・)と思いきや!

「ゲームが好き、絵を描くのが好き、モノづくりが得意、ピアノなど楽器演奏が好き、歌を歌のが好き、勉強できます!大食いです、お菓子づくりが好き、書道が好き、アイスクリームが好き」などなど。カラフルにデザイン、装飾された自己紹介シートが次々とできあがる!
「ペンとか装飾系の文具って持ち歩いてんの?」「はい、フツーです。」「フツーーー!?」と驚く。そしてセンスがいい!

「あ”ー!」と嘆く学生。「どうしたの?」「あと3つです、何を書けばいいですか?」「書いてるのは全て得意、好きなコトだから苦手や嫌いなコトも書いたら?」「えっ!?」「だって人って完璧じゃないでしょ?子ども達も苦手や嫌いなコトがあるから、“そこ”が合致したら仲良くなれるかもね」と助言する。授業時間を過ぎても書いてたPRシートを見ながら、一人一人をやっと分かった感じ。

2022年7月12日火曜日

念ずれば・・・。


映画プロデューサーになりたい!と思ったものの、就職活動はどうしたらいいのか?「プロデューサーって最も(世間一般的に)理解されにくい職業なんですよ。」とは先日、作品を1本撮り終えた知人のプロデューサー。私的にはプロデューサーは「(有形無形問わず)作品の価値を世に問う役目」と思っていて、認められたら購入や利用が貨幣価値に変換され、認められなければ変換できず、骨折り損のくたびれもうけな感じ。

話を戻して。プロデューサーについて深く考えた末に「フィルム・コミッションに就職したい!」となる。しかし、求人を出すFCは少なく、求人がいつ出るかも分からない。相談されて各所に問い合わせするもタイミングが合わない。でも聞けば聞くほど当人は有能とわかる。(このまま、希望しない職に就くのはFCにとっても損失)と思いつつ連絡を待ち続けると、奇跡が起こり、就職先でフィルム・コミッション担当となる。

「スゴいもんだね」と言わざるを得ない結果。当人を含めた関係者同士のご縁、巡り合わせ(≒強運)。範疇外なのに奔走して色々と言われたけど、「若者を応援しなくて誰を応援するの?」とは思っても言いませんでした(笑)。
私的には、若者を話題に色々な方に声かけるができたし、手間はかかったけれど、FCへの投資として短期に実ったし、今後のリターンはとても大きいと。この辺りが熱量というコトか。

2022年7月11日月曜日

ケセラセラ。


羽田空港からの出発が遅れ、気流の影響もあり30分遅れで松山空港に到着。と、言っても単身生活だから何の不都合もなく(しょうがないよね)程度。でも、上空で何気なく外を見てたら「ラピュタ」が隠れていそうな「竜の巣」の雲を見る。定刻運行だったら見えなかったわけで、ケセラセラ(なるようになる)という感じか。夕陽でキラキラな忽那諸島も見れたことだし、急がれている方もいたけど、ラッキーと思おう。

FC新任者の相談に乗ったり、撮影所に足を踏み入れたり、国の映画振興策に首を突っ込んだり、渋谷で地域の課題改善に取り組む人たちを見たり、制作を控えたプロデューサーの期待と不安の表情を見たり、監督が描くイメージを垣間見たり、松山と銀座を結んでオンライン会議したり、高尾山へリフレッシュしに行ったり、墓前で報告したり、久しぶりに料理を振る舞ったり、家族団欒だったり、上京すると毎回ワイワイになる。

松山に戻れば、大学の授業構成(実習を「ココ大付属学園」と絡めるにはどうしたらいいか?)を考えないといけないし、7/21からは「ココ大付属学園」が始まるー!他にも「面白い企画を提示していただけませんか?」と依頼されたり、講演会や研修の資料作成も同時進行。インターンシップの受け入れもあった!「どこまで広げるんですか?」と言われるけど、必要とされるままケセラセラ。

2022年7月10日日曜日

情熱と冷静のハザマで。


先日の研修で名刺交換をした方に参加へのお礼メールをしたら「理事長の情熱、高かったです!」「想い、伝わりました!」「最高に面白かったです!」などの感想や返信をいただく。(えっ!そんなに暑苦しかった?)と思ったけど「情熱≒熱量」と勝手に解釈する。そう言えば先日の高知での講演会でも同じような感想を宴席でいただいたのを思い出す。うーん、極めて冷静沈着と勘違いしているのは私だけのよう。

フィルム・コミッションの可能性は高い/多いと思ってるからか。そう思わせるのは、これまで観光系、シティプロモーション系、文化振興系、地場産業系が多かったのに、「まちづくり系」もFCに期待してるのだから広がったものだと。でも、FCを立ち上げたからと言って撮影が確約されているわけではないのは何度でも言う。その「間(ハザマ)」で悩むのは当然で、どうやって埋めるか?は情熱と冷静な判断で。

FCは成果の分かりやすさから、見た目は派手で華麗で軽やかで・・・というイメージを持つかもしれないけど、実際は地味で見えず、コツコツと調整などの繰り返し・・・な日々。「FCって地味ですよね」は新任者。その通り!普段は冷静さを装っているのかもしれないけど、仲間がいると安心して熱量を解放してしまうのかも。
今日も日本のどこかで撮影は続いています。

大きく深呼吸。


実は「アイデアキラー(機会を潰す人)は自分じゃないか?」と思う時があり、そんな時は大抵、気持ちに余裕がない。そんな時は霊気満山高尾山へ行くとリセットできる。高尾山に行くなら「行きの登りは6号道(途中、小川に入るコース)、帰りの下りは1号道(舗装道で途中に売店などがあるコース)」がオススメ。今回は長女と終始喋りながら登って下って団子食って、大きく深呼吸。

同じく、気持ちと時間に余裕がないと行けないのが墓参り。子供たちにとって高祖父、曽祖父らが眠る墓参りは、みんなの気持ちが一致していないと乗り気にならないから(特に世代をまたぐと)難しい。ふと思いつき、サラッと尋ねると「行こうよ!」となる。親子三世代で墓参り、行けば行ったで得られる満足感。この「行くまでの気持ちの醸成」は「食べたら分かる」と同じか、違うか・・・。

気持ちの余裕も時間の余裕もお金の余裕もないとできないのが引越し。ひょんなことから、急転直下で八王子市へ引っ越すことになり、手続きが進む。一時帰国の長男くんも引っ越しを手伝うハメにあう。アドベンチャーファミリーを標榜している我が家らしい、大きく深呼吸しても全く落ち着かない日々。気忙しい時こそ、視野は狭くなりがちだけど、“あえて”立ち止まって、大きく深呼吸。ホント、大切。

2022年7月9日土曜日

それぞれがそれぞれにそれぞれだから。


認識の違いについて備忘録。同じ話題でも立場によって意識は全然違う。例えばザクッ!と「エコ」について話題を振ると、市民は「一層のエコ推進を!」かもしれないし、行政は「エコ率70%達成!」と言うかもしれない。企業は「エコ製品の推奨」かもしれない。行政がエコ率70%を発信しても市民には響かない代わりに、企業には響き「我が社の製品はエコ率90%を達成できます!」となる。ややこしい。

課題へのアプローチも立場で捉え方が全然違う。「マイナスから(例:エコ率が全国平均より著しく低いから、平均値を目指すなど)」考える時もあれば、「プラスから(例:エコ率など関係なく、ゼロの現状から推し進めるなど)」の時もある。このズレは正解不正解の問題ではなく、状況が正確に言語化されていない、受け手に翻訳されていないのが問題。そして「どのレベルで話しているか?」も注意点。

関係者が多ければ多いほど、それぞれの立場や知見などで解釈に幅が生まれてしまい、発言は一方通行になりがち。でも全員が“それぞれ”の立場で解釈していて、それぞれに理解しているから質問も出ない。これが問題で、それぞれの解釈のまま進んでしまい、ある時に(アレ?この違和感はナニ?何か違うぞ?)と思った時は相当なズレ、モレ、ヌケが発生していて、その修復には時にスタート地点まで戻らなければならないこともあり、怖い!

2022年7月8日金曜日

アナタはどうして?


打合わせが渋谷になったので、(渋谷と言えば!)で思い出し、ウェブサイトで「見学は随時」とわかり、連絡するとスンナリOK。ココは渋谷スクランブルスクエアの「渋谷QWS(キューズ)」という「問いからコミュニティを形成したり、課題にプロジェクトに取り組むゼロイチの場」で、そんな「わざわざ出向いて問いや課題の改善に人々が集まるの?」と、思い受付に到着すると・・・。

平日の夕方にもかかわらず、広いスペース(2600平方メートル)の手前や奥で大勢が行き交っていて、聞けば学生や社会人が中心とはいえ、14歳から80歳までが利用していて「出会い」による化学反応も一つの価値とのこと。私を案内してくれたのは「コミュニケーター」といわれる方でQWS内のプロジェクトや利用者を把握し、相談に乗ったり、繋いだりする方で「あなたはどうして利用者側ではなくスタッフ側なの?」と尋ねてしまう。

するとQWSの利用には会費があり個人メンバーは33万円/年の出費は厳しく、でも携わりたかったと教えてくれる。実は愛媛県もメンバーになっていて「愛媛県」の名もあった。
「QWSの運営方法は?」「あの人たちは?」「QWSの課題は?」など、質問責めにしてしままい、きっとコミュニケーターは「アナタこそ、どうして?ココに?」と思ったと思うけど、ココでも「エールラボえひめ」なんです。

2022年7月7日木曜日

たかが、されど。


100名が参加した研修は新任が多く、初対面の方が多かったので名刺交換となる。実家周辺(八王子、多摩や日野)にもFCはあり、ご当地ネタで盛り上がる。次々と名刺交換をさせていただく中で半数近くの方に刺さったのが「ロケ弁」の話で「地域でロケ弁を提供する意味は?」「どれほどの効果があるのか?」「ロケ弁をコンテンツとはどういう意味か?」「地域づくりにロケ弁とはいかに?」など押し寄せた質問。

「ロケ弁が地域に及ぼす影響なんて制作側は考えないですよ。」は制作関係者。その通り!単に食事であって、腹を満たすアイテムは、それ以上でもそれ以下でもない。だけど、ロケ弁一個でも視点や切り口を変えると色々と付加価値がつくのをFCは知っている。
「例えば、地域の具材がふんだんに使われたロケ弁を提供できたら?また公開や配信時に作品のPRに使えたら話題にできると思いませんか?」

写真は研修時に出されたお弁当500円。コスパがいいんじゃない?と思うほどの弁当だった。地域の特産品を活用すると大量生産品ではないので原価は高くなりがち(一般的にロケ弁の平均価格は800円程度)。つい弁当を見るとロケ弁について考えてしまう。あぁ、でも1000円でガッツリロケ弁の時もあるよな。たかが弁当、されど弁当、「ロケ弁研究家」としてマツコの知らない世界に出たりして!

2022年7月6日水曜日

新宿にて。


ヒヤヒヤしたのは紅組の羽田行き最終便に乗れるかギリギリだったから。でも、結局、運転手さんの超絶裏道攻略で希望到着時刻より10分早く着き、コーヒーが飲める。最終便だから乗客はいっぱい。20時過ぎに羽田空港。バスに乗り新宿を過ぎたのは21時過ぎ、3時間前は松山にいたのにガラッと変わる景色。経済の単位はお金かもしれないけど(実は人の活動量かも)と人が溢れてた。

初日だったJFCの初任者認定研修について、副理事長(いつも支えてくれる64歳)から連絡が入る。聞けば参加者は100名とのことで期待の高さを感じる。だからじゃないけど、私が受け持つパート(支援作品と地域の活性策)に更新をかけて資料を追加。その一つは今回、「バスカヴィル家の犬」では公式サイトからえひめFCのサイト内へリンクを貼ってもらったので、「公式」の恩恵を実感している。

他の作業もしていたら24時になってしまう。あと8時間後には出発だ!と思っても頭が冴えてしまい、作業続行。すると新規メール受信、タイトルは「撮影支援のお願い」。内容は通常対応できる範囲だったけど、もう1件届いていたのを思い出す。グーグルマップやストリートビューを開いて、手持ちの写真と照らし合わせる。便利になったなぁと思いつつ、この作品も他FCと競合になるのは確実。

かろうじてセーフ。


雨だったので初めてバスで大学へ行くもワナにハマる。ナント!松山市役所と言うバス停は2つ存在し、間違っていたバス停に立っていた!(なんか変だな・・)と思ったのはバス到着2分前、慌てて移動するも雨でバスが遅れて到着したのでセーフ!そう言えば路面電車でも同じ名前を持つ電停があり、間違って乗ってしまい、行きたい方向とは逆に行ってしまった苦い記憶が蘇る。写真は松山市役所地下に広がる通路(いつもセットのようと感じる)

「雨だから1時間かもしれないです。」と電話口の配車予約の方。「えっ!1時間!?」と絶望するも選択肢はなくタクシーを予約」指定時間に乗り込み「○○時〇〇分までに松山空港に着けますか?」と尋ねると「了解しました!」と運転手さん、これぞ裏道というクネクネ道、離合不可の細道を通り抜けて大通りへ。「ここまで来れば大丈夫です!」と到着希望時間より10分早く到着。慌ててたけどコーヒー飲める。

別日。空港に到着しラウンジに入り一休み。飲み物をいただく、席についてポケットに手を伸ばすと(アレッ!?)となる。スマホがない!むむ!行動を思い出し、直前はトイレに居た。荷物一式を持って慌ててトイレに入るも、置いた個室は使用中。睨むのもヘンだし目の前で待つのも変態だし、刑事のように見守って用を済ませた人の後にスルリと入る。(あった!)と回収成功、iPhoneだったら置き引きにあってたかも(幸いにして古いAndroidなのです。)