日記を検索

2022年4月15日金曜日

普通ほど難しい。


映画やドラマの撮影相談で時々あるのが「特別な場所じゃなくて、フツーの場所なんです。」というリクエスト。この「フツー」は何気なく聞こえるけど“厄介な相談”になることが多い(笑)。「フツーの家、フツーの道、フツーの店、フツーの公園、フツーの海岸・・・」と続くとフツーってなんじゃい!と思いたくもなる。脚本を読むと確かに「フツー」としか言いようがないから、フツーと紹介すると・・・フツーじゃないんだな、これが。

フツーの家の場合、マンションでもアパートでもなく一軒家と思われる。でもデザイナーハウスでも、平家でもないと思うので、ごくフツーの建売住宅?ここで時々「のび太の家っぽいです。」「メイとサツキの家っぽいです」と言われても、アニメですから!見つかるはずないでしょ!昭和時代の2階建てのフツーの家を紹介しても、ごくフツーだから特徴もなくNGになること多し(じゃあ、フツーじゃないよね!)となる。

実際は「フツーの中にも光る個性などの特徴がある」を探していて、説明が必要だったり小細工ではなく、分かりやすいパッ!と見が求められるから探すのは本当に難しい。だから、家福が借りた宿も、フツーの宿だけど「目の前に横に広がる瀬戸内海」や車の走行シーンで「無機質な車が有機的なカーブに流れる道路」とか「ゴミ処理場だけど平和の軸線というエピソード」があったりとか、難易度が高かった作品だと思うわけです。

2022年4月14日木曜日

どうする大人?


京都府南丹市でFCの設立相談に対応していた頃、東京では妻の授業(ビジネス英語)にウィーン在住で帰国中の甥っ子がゲストとして招かれてた。25歳の甥っ子は父親(私からみたら義兄)の仕事の都合から数カ国で暮らし大学はNYU、卒業後は音楽レーベルで働き、いづれは音楽の世界で起業したいと思っている。写真は「サッカーと音楽が好きで、サッカーは考えた末に諦め、音楽の道に進みました。」など話している画。

学生にはリアルな“卒業後の世界”がとても刺激的だったようで、授業後は囲まれたとのこと。世の中は20代、30代が台頭してきて我々世代とのコラボが始まってる。そんな甥っ子もZ世代なら、学生も我が子もZ世代。まだ現役世代ですが、今後台頭するZ世代と互いに刺激し合うことで社会や経済は活性するんじゃないかな?Z世代も自分達に不足していることなどを自覚している、そこを補うとか。

この先は昔話のよう。高い高い丘に住む2組のお爺さんお婆さんがいました。その丘からの眺めは絶景で、若者がビジネスを始めたいと相談の手紙を出すと、1組のお爺さんお婆さんは「いいですね!会いましょう。」と丘を下り、若者は丘を上り合流して相談。もう1組のお爺さんお婆さんは「人に相談したいなら登って来い!」と放ち、若者が来ると「菓子折りもないのか?」と責め立てました。どうする大人?

深く納得。


「ドライブ・マイ・カー」の撮影エピソードを紹介するのに観ていないでは話にならないと思い、ギリギリセーフの滑り込みで鑑賞。感想は良質な大人の映画。日本人らしい“強い面”と“弱い面”を出演者が上手に演じていて3時間の上映時間も長く感じなかった。個人的に好きな“劇中劇”で淡々と進むものの凸凹ありで、大人の映画でした。エンドロールを見ていて思わず、身を乗り出してしまったのが「協力」に西崎さんの名前が最初に単独表示されてビックリ!

他にも西崎さんが「イスから転げ落ちそうになったシーン」がわかって解決。写真は演劇の打ち合わせ会場となった広島国際会議場。情報だけでなくシーンと合わせてみるとググッ!とテンションあがる。演劇期間中に「宿泊地」と借りたのは「新豊」という呉市の宿だったんだ。とても印象的なロケーションだった。物語が日常だから地味なロケに見えるけど、一つ一つのロケ地が個性的で高難度なロケハンだったと推察。

走行シーンや車中シーンが多くて大変だったろうな・・とか、夜間撮影も多かったな・・とか、雨降しもあったのかな・・とか、フェリーでの撮影は本当にしたのかな・・とか、最後は雪のシーンで二人しかいないから大勢の足跡を残すわけにもいかず大変だったろうな・・とか。物語を追いかけるも、どうしてもロケ地や撮影の裏側に気がいってしまった。で、家福の緑内障はどうなった?

2022年4月13日水曜日

ボランティアについて。


個人活動は一先ず傍に置いて、ボランティアって「ボランティアしたい人とボランティアの受け入側との意思疎通」が大切だから、いい関係を築きたいなら双方が互いを知った方が良いと思うので書く。
大学生に限らずボランティアをしたい人は多く、年齢や性別、経験などは不問で一人でも複数でも参加できるのがボランティアのいいところ。その多くは「自分が地域や誰かの役に立てることが嬉しい」という貢献度、充足感、やりがいなどがある。

受け入れ側も「自社を知ってもらい、商品やサービスの接点かも!」「現場通して社会や地域の現実を知ってもらいたい」「自己成長の応援」など様々な思惑があって受入れる。したい側と受入れ側の期待が合致すれば、最初こそ1回だけど、その後も持続的に活動してくれてファンやサポーターなどになってくれるかもしれない。ここでのポイントは「主体性」であり、当事者が自分ごと化できるかどうか。

でも、ボランティアって「したいことをする活動ではない」し、受入側も「人手不足の補充人員」でもない。自分の知識、技術、経験を発揮して地域や社会に貢献するのがボランティアの醍醐味と思ってるので、「タダではできません」とか「有償ボランティア募集」とか、わけの分からない誤情報は困る。
インターンも同じ、初めて学生インターンを受け入れた20年前、あれから今も2人とは繋がっている今。

京都府南丹市にて。


1年ほど前に京都府からの依頼で「フィルム・コミッションの可能性」について講演した際、コロナの影響で会場に入れたのはわずかで、担当者から「泉谷さん、オンラインでも同時配信しますから、エピソードなどは選んでくださいね・・・」と“うっかり発言”に釘をさされて、模範的な内容をプレゼンテーション。会場は盛り上がったものの、オンラインだから視聴者は分からず、そのまま数ヶ月の月日がながれて・・・。

同じ担当者から「南丹市がFCの立ち上げを検討しているので相談にのってください!」と連絡。南丹市の担当者は「あの内容が良かった!」とのこと、感謝!人口3万人ほど、観光客は年200万人ほど訪れる南丹市。隣町は亀岡市で亀岡市と言えば「ファインダー(秋本治作)」のエピソードを思い出す。撮影相談が増えてきたので撮影支援の本格化にFCを設立してJFCに加盟予定のこと。

相変わらず、ホワイトボードへの乱描で紹介。小さなFCは地域との連携・協力が不可欠だから地域づくりなどに展開しやすい。ただ良い作品(制作者)の場合は歓迎だけど、悪い作品(制作者)が来ると地域へのダメージが大きい。「どうしたら、良い作品悪い作品を見極めれるんですか?」との質問に「3つの質問をして、その返答で判断できます」と伝えると、猛烈に書き写していた担当者。

2022年4月12日火曜日

Z世代の女子学生。

Z世代の女子学生がボランティアについて答えました。
81.4%がボランティアに参加経験があり、18.6%が未参加」。「4.7%が月に1-2回のボランティアをしていて、2.3%が年に4-6回のボランティアをしている」。「93%が現在、ボランティアをしていない」。「25.6%が友人3人以上でボランティアに参加7%が一人でボランティアに参加、同じく7%が友人と二人で参加」。

ボランティアのイメージは「81.4%が地域や社会との繋がりがあるイメージ」。「32.6%が今の自分を生かせそうなイメージ、同じく32.6%が意識高い一部の人が活動しているイメージ」。「30.2%が参加・体験にワクワクするイメージ」。「27.9%が興味があるけど、どうしたら参加できるか分からないイメージ」。「23.3%が新しい自分を発見できそうなイメージ」。「14%が一部強制的なイメージ」。

ボランティアに参加する理由は「67.4%が社会や誰かの役に立ちたいから」「65.1%が就職活動などに役立つから」「39.5%が自分の成長や新しい自己研鑽・発見につながるから」と続き、ボランティアから得たこと、得たいことは「69.8%が社会や誰かの役に立ち、求められること」「62.8%が自己肯定感や達成感を得たい」「60.5%が社会や地域の一員であることの実感を得たい」「48.8%が満足感、充足感を得たい」と続く。ボランティアを受入れる側にとって有益な情報を得る。

リアルタイム進行授業。


1回目の授業。どうしたら授業に一体感を感じるか?考えた末に思いついたのは「その場でリアルタイムにアンケートをとって視覚化」してクラスメートが考えている情報を共有しよう!という作戦。昔だったらできなかったことも今は簡単にできる。43名の学生に説明すると、画面上でリアルタイムに回答数が増えていく。予想していた時間の1/3で回答が集まりビックリ!我々よりも数倍、操作が早い!

遡ること授業前、資料をコピーにセットしたらコピー機が「所要時間25分」と非情の宣告。授業は15分後に開始!「先生の所へ届けに行きます!」と、初回から事務方を焦らせてしまったり、教室に着けば「ココ大付属学園」へボランティア参加してくれた学生が笑顔で「先生、授業取りましたよ!」と報告してきてくれたり、インチキ節に(あ”ー!久しぶりの響き!と喜んでくれた学生)

でも授業は真剣です。「ボランティアとNPOの違いが分からないから知りたい」「コロナ禍でのボランティア活動の現状を知りたい」「ボランティアしたいけど、どこで情報を入手したらいいの?」「先生が一番楽しく、達成感のあったボランティアは何ですか?」など、色々と質問が寄せられたから、次回に答える。このリアルタイムで授業がその場組み立てられて、進行するのは学生も参加感があり面白い!

2022年4月11日月曜日

食事をしながら考える。


あまりにも貧弱な食生活に義兄夫婦、義母が心配して食事に誘ってくれる(涙)。ワラビ、ゼンマイなどの山菜、ヌタ、生ハム&柑橘など、正月以来のご馳走に感謝感激。空腹を満たせればいいと栄養も考えず適当にしている自分を猛省。でも、一人だと何もかも面倒くさくて、仕事の忙しさに逃げてしまうのが現実。宅配弁当では味気ないし、かと言って行きつけの店があるわけでもナシ。同じ境遇の人、いるんじゃないかな?

自転車屋さんにて。空気は抜けてるわ、チェーンは錆び気味でメンテナンス。待っている間、親子らしい方々が数組。(そうか、愛媛大学、松山大学が近いから入学生かな?)と見ていると「食事はどうするの?」「テキトーにするよ」「ちゃんと栄養のあるの食べてよ」「・・・」のような会話が聞こえて、親は子を心配するよねと。Uberでマクドナルドを頼むの控えてねと我が子を想像したり。

「アメリカではビックマックが日本の3倍の値段がする」に義姉がビックリ。1個1000円ほどだもんね。ラーメンは2000円/杯するし。土地代や賃料が高いから材料費、人件費も高くなり商品やサービスの値段も連動してあがる。
ワラビ、ゼンマイなどの山菜の材料費は仕入れてないからゼロ(手間などはある)。季節に合わせて適度に調達できる自然豊かな地方の方が、今後は豊かになると思うのは私だけかな。

助言の数々。


久しぶりに聞いた「事業は内容もアウトカム(創出する価値)も大切だけど、“誰”とするかがもっと大事」という助言に全員がウンウンとうなづく。事業自体の内容も価値も、人が創り出すものだから、人こそ最も重要な資源という意味。そして「その、重要な人は?」と聞き耳立てると実は「奥さん」だったというオチ。真剣に聞いていた雰囲気がドッと緩み、和やかな雰囲気になる、奥さんも居たし・・・。

妻と夫は「最も近い他人」だから、出会えるか否かは運としか言いようがない。なぜなら出会う時が1分ズレてたり、場所も1m離れていたり、1日違うだけで出会えないのだから、これを巡り合いと言わず何といおう。さらに言えば、出会ったとしても更に発展しなければならず、お互いに育まないといけないのだから、互いを知らない他人同士が押したり引いたり(だから、映画の題材になるのか・・・)とも思ったり。

閑話休題。“誰”とは“質”の話でもあるから、誰でもいいわけでないという話。でも、どうしたら質の良い人と出会えるか?は「会ってみないと分からず」、そこに手間や時間、お金はかかるとのこと。「一緒に仕事をしたい人は会えばわかる。」ということだけど、まだその悟りの境地まで辿り着いてない私は修行中。他にも色々と言っていたけど、途中からヨーダ先生のように見えたのは私だけか?

2022年4月10日日曜日

わざわざの価値。


“その時”を悟っていて、東京から家族で旅行中に、わざわざ訪ねてきてくれた叔母が亡くなったと父からの連絡。あの時は25年ほどぶりの再会で色々と話せた他、松山鮨なども食べていただき良かった。人生は100年時代と言われるけど、思いのほか短い。
「ボケる前に会いましょう!」と連絡をくれたのは私の4人の母(実母、義母、アメリカの母、NYの母)の一人、NYの母。私たち夫婦にとって大切な人。

1000km先からわざわざ、訪ねて来られた方が知りたかったのは「公益な価値」の生み出し方。例えば、儲かったなら(なぜ、儲けることはできたんだろう?)と思えば、自信の才能もあると思うけど、地域の文化や人、時代の価値観などに支えられたと思えば、儲けの一部を還元することで地域の発展に貢献できるかもしれない。時間を要するかもしれないけど、すぐに効果の出るものはすぐに効果は薄れるし、ゆっくり効果が出るものは、効果も長い。

メールやオンライン会議、電話でもできるコトをわざわざ訪れて、時間や労力、お金を使ってまで会うことは“時代おくれ”かもしれない。でも、それは相手がどう感じるか?なこと。連絡事項ではなく、相談ならなおさら。こちらからの誠意の具現化かもしれない。“わざわざ”よりも効率的、生産性の方が求められるようになったら、サラサラ、スルッした関係が増えると思うけど、色々とモヤモヤ。

2022年4月9日土曜日

血と汗と涙の裏話。


3月28日の米国アカデミー賞で「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞。2009年の「おくりびと」以来の快挙として、濱口監督やキャストの感想などが連日放送されて大きな話題になっています。しかし、これは華やかな「表の話題」で、実は陰日向の「裏の話題」を知っている人は少ない。「ドライブ・マイ・カー」の立役者として必ず話題になる人がもう一人いて、その人が広島FCの西崎智子さん。

受賞後は「ここでも」「あそこでも」「こんなところでも」取り上げられている広島FCの西崎さん。広島FCの立ち上げからの担当者なのでFC歴は長い!そして対岸のFCなので、これまで「あれ」「これ」「それ」で一緒に、香港FILMARTにも一緒に行ったっけ。そんな西崎さんに「NHK松山放送局のラジオ番組でFC的な裏話をしたいんだけど、エピソードをください」と相談すると、血と汗と涙の面白いエピソードが届く。

「こんなに面白いなんて思いませんでした・・・」と驚くディレクター。他人の苦労は面白い・・・と誰も言ってないと思うけど、苦労がわかるだけに面白い。当事者だったら神経すり減らして胃が痛くなったと思う。放送は4/14(木)17:05からのNHK松山放送局「ラジオまどんな」にて。「イスから転げ落ちそうになった・・・」というエピソードは確実に言いたい!

“その後”の話。


日本発のベンチャーだったし、可能性をとても感じたし、今後のバージョンアップもロードマップがしっかりしてたから、1台約10万円の「Atmoph Window」を2台も!買ったのが2015年。当時のブログの通り、約20万円も払って未来に賭けました。
“その後”を書いていなかったけど、1年余り保持した後、Atmoph社に返品しました。理由は商品が届き「それまでなかった価値」を手に入れたけど予定されていたアップデートがされなかったから。その時は賭けに失敗しましたが、商品は“2”の発売で実装されました。

7年後、今度はAmazonから15.6インチの壁掛けスマートディスプレイ(壁掛けアレクサ)が発売。それも29980円/台。時代が変わったとはいえ、Atmoph Windowの1/3の価格。ググッ!と前のめりになる・・・が、手元の愛機は16インチだった。壁掛けディスプレイでしたかったのは、世界の名画や世界各地のロケ地写真や観光写真、家族写真の他、サイネージ代わりに商品紹介ができると思ったんだけどな・・・。

どんなに高スペックやニーズを満たしていても、時代の流れ・変化に対応していかないと”置いてけぼり”になる可能性大。技術の進化は日に日に早くなり7年も経てば当時の技術なんて今とは比べ物にならないんだろうな。企画する際はどうしても「最新」とか「一番」とか「最も」とか言いたがるけど、その言葉の賞味期限は短いんだよな。考えさせられた件。

2022年4月8日金曜日

小学生にも「問いを立てる」


基本的に自由でした。何をするのも自分で考える。そして、自分の行動によって因果関係が発生することも身をもって体験してもらいました。例えば、自習時間(8時-10時)の間に宿題やドリルをする必要があったのに、後で家で保護者に色々と言われながらしなくてはいけない。参加自由プログラムは時間で区切っているので、遊びすぎてプログラム時間を過ぎてしまったら参加できないなど・・・。

特別に甘やかしたこともなく、注意や助言、叱ったこともありました。例えば、悪口がエスカレートし歌にして調子に乗った子には「自分に置き換えて歌ったらどんな気分?」と注意すると気づいてシュン・・・としたり、創作作品などに落書きしたり、投げたり雑にした時は叱りました。そんな時は、頭ごなしではなく子ども達を座らせて対面で話すので、子ども達にとっては「ものすごく嫌な時間」だったと思います。

メリハリをつけたつもりです。朝、来れば全力ウェルカム!創作するれば全力褒め!相談には全力珍回答!(なぜ、この人はヘンなのだろう?)と思い考えてもらえたらハッピー。小学生にも「問いを立てる」。その因果関係が最終日に「インチキ、ちょっと来て!」と、子ども達が隠していたは「サンキューメッセージ」のサプライズ。「じゃあ、夏ね!」と全力でサヨナラしたわけです。

2022年4月7日木曜日

変動と安定。

「プロジェクト型のお仕事だなんて!?」と驚かれた保護者。事業請負人のイメージだけど、いつの間にかそうなってたが事実。「ある一定期間、その事業に専念して成果や結果を出す仕事」が多くなり、一定期間とはココ大付属学園では年3回(夏休み、冬休み、春休み)、愛南町河内晩柑だったら3年間、道後JIN六媛は2年間、1シーズンなどもあり依頼主により期間はさまざま。

ただ、それだけでは事業は変動的でアップダウンも激しいので、フィルム・コミッションや愛媛県研修、アドバイザーなどは通年のレギュラー事業として請け負う。【変動と安定の組み合わせ】が事業持続のポイント。だから1回1回に効果や成果が求められ、実績が継続に繋がるから大変と言われたら大変だけど、繋がり方も多様化(そのまま継続、縦横に展開、発展など)してるから、大変というより面白い。

色々な事業を行うには【上手に仕事を手放すこと】が大切。この言葉を最初に聞いた時は(なんと無責任な発言だろう!)と思った。でも復興支援などをしたNPOの話を聞くと状況の変化に合わせてニーズも変わると、活動場所も受益者もウォンツも変わるとのことで目から鱗。
まさに目的は変わらないけど目的遂行には手段を変えるプロジェクトの本質で、上手に手放せない人は「ドロ沼にハマって抜け出せない人を見てきました。」がスゴく怖かった件。

春を見送り。


自分のコト(仕事が溜まってる、来週が怖いなど)はさておき、昨日はいい一日でした。
子ども達と「最後の花見」。これまでとは少し異なり、ボールや縄跳び、長縄、発泡飛行機などを持ち込み、存分に遊び倒した一日。保護者からの遊具提供もあり、子ども達は縦横無尽に走り、笑い、時に泣いたりもしながら桜の散るのを見ながら春を見送り。ちなみに「本当に昼寝したもいて、「気持ちよかった?」と聞くと「ゆっくり寝れたよ」と、それでよし!

今日が「最終日」と言うのは大勢が知っていて、様子を見守っていると次々と子ども達が隣に座り「夏もあるんやろ?」「夏はいつから始まるん?」「今週までしてや!」とリクエストが寄せられる。ユーザーからの率直な声に大感謝。「オレ、ココ大に来なかったらゲーム三昧でお母さんに怒られてたな・・・」なんて声を聞いたら、ちょっとセンチになってしまうよ。家でも学校でもない居場所は心の休憩室。

ヒラヒラと散る桜の花びらを空中で取ったら3時のお菓子追加!鬼ごっこで逃げ切れたら無罪放免!3回連続で草引き(雑草などを交わらせて引っ張って破けた方が負け)で買ったらご褒美!など、とても些細なことでも大喜びする子ども達。子ども達を導くのは大人次第と思うから(あんな変な≒インチキな大人がいたな・・・)とか、(大人って面白いな・・・)と思ってもらったら勝ち!

2022年4月6日水曜日

助成金から得られること4点。


私見です。市民活動や地域づくり活動が団体活動から個人活動、もしくは大規模活動から小規模活動へ移行、もしくは細分化していると思う昨今。団体などで活動していた人が小規模や個人活動をする場合は、なんとなくこれまでの経験(見てきたこと、体験してきたこと)から「社会や地域とのつながり」のイメージを掴めるかもしれないけれど、これから活動を始めたい!と言う人は、社会や地域とつながりを持ちたくても、どうしたら繋がれるのか?イメージがわかない。

もちろん、繋がらなくても市民活動や地域づくり活動はできる。でも活動には資源が必要でお金は大切。身銭を切ってしたこともあったけど、今は「助成金など」がある。例えば、助成金を得ることはお金だけではないという話。(1)助成金を得ようと頭の中だけで描いていた“今日よりもいい明日”のイメージをアウトプット、整理できる。(2)活動を円滑に遂行できるお金を預かることができる(≒もらうものではない)

(3)活動の効果、成果(=創出した価値)を明確にし、発信することで社会的信頼への1歩を踏み出せる。(4)助成金を活用する場合、周りを巻き込まないといけないのでプレゼン力があがる。私は助成金推進派(そんな言葉はないけど)なので、積極的に活用すべきと思う。
団体活動、大規模活動からの成果も大切、個人活動、小規模活動からの成果も大切。

椅子から転げ落ちそうになる。


ワーワー騒いで帰ってきた子ども達。そして、そのまま私の所へ、まず男子「ヒドいと思いませんか?女子が男子に悪口を言うんです!」。そして女子「ちがうよー!謝らなかったから言ってるんでしょー!」と。まぁまぁと制止して、言い合いの発端を整理するとドッジボールをしていて男子の投げたボールが下級生の女子のほっぺたに当たり痛くて泣いてしまった。そこで男子が謝らなかったことで、そのマナーに憤慨した女子が非難した言い合いになった。

「で、君は当事者?」と尋ねると「違います。でもですね、許せないんですよ!ドッジボールですよ!人に当てるゲームでなんで謝らないといけないんですか!当たって痛がるなら入らなければいいのに!」と男子。「違うよ!みんなドッジボールしたいんよ!なんで一部の人だけでするのよ!」と女子。ココでポイントは2つ。(1)実は悪気なくボールを投げて当ててしまった当人と、運悪く当たってしまった当人の二人は不在な点。

(2)「ドッジボール」と「痛くて泣く」は全くの別物なんだけど一緒に考えている点。インチキ先生に対応を求める子ども達。「言っているコトはよくわかる。でもね、ゲームとはいえ、当たって痛くて泣いたら、その場で「ゴメンね!」と一言言えたら良かったと思うよ。高学年として下級生を思いやる気持ちだよ」。ムス!として去ってしまった男子。
その様子を見ていた1年生男子が近づいてきて「でもインチキなんでしょ?それ」と、“新婚さんいらっしゃい”のように椅子から転げ落ちそうになった件。

2022年4月5日火曜日

無知の知。


幸いにも周りには肩書きなどに関係なく忌憚ない意見を言ってくれる(≒気づかせてくれる)先輩達がいる。最近のハッ!は長年ドップリと浸ってコトの視点や意識がいつの間にか自己中心になっていたこと。サービスの提供者は我々だけど、利用者は我々ではない。この原理原則は理解している“つもり”なのに、つい自分達本意で考えてしまい「それは利用者の視点じゃないよね?」と言われて(アチャー!)となる。

そして、利用者のメリットを探そうとすればするほどにニーズを細分化してしまい、挙句にタコツボ化し、「利用者ってそこまで考えてる?利用の動機ってもっとシンプルだよね?」と始まりに戻る。典型的なダメダメパターンに陥ってしまった。細分化は時に自分に都合よく分かった気分にさせるから危険!これを「無知の知」という。ソロ活動が多い中で仲間がいて良かった。

「永く続ける」は素晴らしいことだけど、永い故に手段にマンネリ感やアイデアが尽きたり、展開に限界がきたりと“行き詰まり感”を感じることもある。蓄積してきたこれまでの成果や効果もあるから路線変更も難しい。ココはやはり相関や矛盾などを“図解化”して整理するしかないとなる。頭だけで理解したことは大抵、どこかでズレたり、脳みそが辻褄を合わせている。やはり、無知の知。

2022年4月4日月曜日

こづかい稼ぎ。


メルカリを活用して断捨離物、こづかい稼ぎ!直ぐに売れるモノもあれば、売れない物もある。そして探している物もある。売りたい人、買いたい人の心理作戦。マニア品に非売品をオマケを付けたもののなかなか売れず、しばらく放置してたら突然の「売れました」連絡。それも値切りナシ、そして海外からの落札。パッキングして郵送、数日経って評価をいただき一件落着。マニア品ってやはり需要があるのね。

調子に乗って、10年ほど前に購入した「戦国武将の変わり兜セット(ユニークな兜が勢揃いで、大人買いしたらシークレット+@付きだった)」のミニチュアを出品しようと調べたら需要がないのが分かり引き下げる。以前「スターウォーズも売ったらいいのに、お金になるよ。」と無慈悲な助言をしたダークサイドな妻。いいえ、スターウォーズだけは手放さないし、子ども達からも「私たちが譲り受ける!」と言ってるしね。

こづかいが稼げたので、以前から探していたものの高額品しかなかったブツの出品を待つ。とは言え、いつ出るか分からず数日が過ぎる。すると、出品お知らせメールが届いた!ブツはいいけど、予算を少しオーバーしたので交渉すると成立。無事に入手完了。たまにはこんな息抜きもいい。レゴは売れるんだよなぁ・・・。

忘れしまうひと時。


いい笑顔(撮影時のみマスクズラしてます)。「インチキ!見てーー!」と呼ばれたので見たら素敵なレゴ戦艦&物語が誕生していた件。聞き耳を立てると「アイツらは爆弾を持ってる!」「逃げろー!」「これ、爆弾な!」「バッーン!」「でも逃げた!」など、その場にいるメンバーで即興ながら戦闘巨編の物語が展開、海?川?を走っているようで、突然、怪獣も登場したり、聞いてるだけで楽しい。

よほど完成度が高かったようで「ぜったい!さわるな!」と紙に書いて帰った子ども達。他ではピーマンが苦手な男の子。「隣に座ってよ」と言うので付き合っていたらパクパク食べていたのが急にスローダウン、弁当箱には野菜が残る。話は多いが箸が進まず蓋をする。「あ”ー!野菜食べてない!」と指摘すると「3つ食べたから、頑張った!」とのこと。また、他ではプリントを毎日数枚しなければならないようでしたが・・・。

1ページにも満たず「あ”ー!いいんですか?」と、当人に尋ねると「いいんです!」とキッパリ(いや、きっとダメだと思う)。他には例文を作るのが苦手な子がいて悪戦苦闘した結果「インチキは・・・」と例文に私を書こうとするので「ダメダメ!」と慌てて制止したり(汗)。こういう何気ないひと時って忘れてしまうから、記しておくことで当時の記憶が鮮やかに蘇るんだよね。