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2022年3月3日木曜日

雪も溶かす熱を持つ仲間たちと。


北海道はやはり大きかった。北海道には「北海道内フィルムコミッション連絡会議」というネットワークがあり、北海道庁をはじめ、紋別、旭川、小樽、函館、石狩、札幌、苫小牧、登別、岩見沢、稚内、室蘭、、夕張、上富良野などの地域が入っていて、他にも砂川、月形、浦河などの地域もオブザーブで参加したから、30名ほどの参加者(全員が自治体職員、観光協会などの職員)で、外はシンシンと雪が降り積もる中でも熱気がスゴかった件。

「地域おこし協力隊」を映画制作担当として採用した上富良野町からは「泥流地帯(三浦綾子著)」について知ることができたし、「(大変なのはわかってますが)変態になりたいです!」という公務員がいたり、創意工夫で難局を乗り切った職員がいたり、心強い方が多かったこと。北海道って、そもそも撮影のポテンシャルが高く北海道を舞台、素材にした作品は多く、それらは広域連携での撮影が多いというのが特徴。

札幌FCは地場産業を映像制作と位置付けていて(福岡FCも同じ)、FC機能を拡充している先進FC。台湾など海外FCは撮影の誘致支援のみならず制作まで手がける所もあり、いづれ日本でも多くなると予測。最後は「コロナ禍でも490本の作品が劇場公開されたけど、これは劇場だけであって配信作品は含まれない、Youtube作品も含まれない。と、すると、今後作品はさらに増えるのは確実な時、FCはどうしたらいいでしょう?」と問いを投げかけて終了。

2022年3月2日水曜日

未来への投資。


昨日は高校の卒業式が愛媛県内でもあり、末っ子くんも卒業予定(彼の学校は3月下旬)。姉や兄を見てきた末っ子くんも「高校から外に出たい。」と言ったけど、“出たい”意味は海外ではなく県外で東京に出た。進学先の高校も3年前は“キワモノ(遠足はVRでバーチャルだったり、eスポーツ部があったりなど)”イメージだったN高校で、今となっては先進イメージもあり、末っ子くんのスタイルともあっていたよう。

しかし、学校活動よりも彼にとって刺激的だったのは寮生活をした3年間で、さすが東京という様々な大学から集まった先輩寮生たち(それも5歳以上年上とか)と過ごした毎日は刺激的だったようで“社会や人に興味関心”を持つ青年になって良かった。
で、この先は?というと色々と巡らせる中で「自分のすきなこと、したいことを海外で学びたいな。」という意欲が出たようで妻がリサーチして末っ子くんも参戦。

予定では末っ子くんも海外へ旅立つ。実現すれば「海外で暮らして見識を広げてほしい。」という私と妻の願いが一つ叶う。「海外生活、危なくないですか?」と助言してくれる人がいるけど「日本にいても危険」は変わらないです。未来への投資です。こんなにもワクワク(時にハラハラ)して、一緒に楽しめる投資なんてない。その先は子供たちが暮らす海外を転々とすること!

逃げた2月を追いかけて。


逃げた2月を追いかけて北の大地へ。窓からの眺めは石鎚山系?と思いつつも流していると機長から「石鎚山上空です。」というアナウンスで、ササッ!とパチリ(左側の山々だそうです)。山頂付近に積もった雪景色と奥には瀬戸内海、その間には四国中央市の工業地帯も移り、愛媛のリアルな地図を見ていて楽しくなる。「海抜0mから1800mまである市町は珍しいですよ」と市役所職員が言ってたっけ。

北の大地の人は「雨雲ではなくて雪雲」を追いかけるのね。そして基本薄着(着込んで乗り込んでしまい汗をかく。)。更に地元のスーパーをのぞくと、海の幸が愛媛より少し安く感じるorボリューミーに感じるのは気のせいか。雪では傘をささない。雪が舞い散るから軒先に椅子などを出した居酒屋はないし、カフェが多く見えたのは日中だったからかな。でも、路面店のアイスクリーム屋は繁盛してた。

四国でも川沿いでサウナをして、そのまま川に入っていたけど、こちらでは森林サウナを定着させようと商工会議所がアピールしていて、その背景にあるのは「少ない冬の楽しみ方」とのこと。やはり、現地に行かないとその土地・地域ならではの取り組みを知ることはできない。
そう言えば北の大地は「ゴールデンカムイ」の聖地でもあった!アシリパと杉元のAR入手して記念撮影。旅行者気分で聖地巡礼体験!

2022年3月1日火曜日

試練の地域づくり。


「残念ながら中止です・・・。」という連絡。地域づくりの成果発表、共有の場が中止は痛い。それも、地域づくり団体が活動停止というのが辛い。地域づくりって、行動しても直ぐに成果や効果が出ないし、誰からの指示でもなく、やらされている訳でもなく、自分ごと化された発意による取り組みが多いから、「集まりにくい」「交流しにくい」昨今は、当事者の意欲を削ぎ落とされてしまう(涙)

地域づくりは日々の積み重ねが大切。1日や1回では手応えを感じにくいけど、1年や100回もすれば、知らずのうちに成果や効果は貯まるもの。その貯まった有形無形は信頼や訴求などに変化し、周りの人たちの巻き込みにつながる。活動がエンジンなら成果や効果は燃料という感じか。そしてもう一つの憂いは、地域づくりに携わっている方の多くはシニアで、活動を生きがいにされている方が少ないないこと。

自分の居場所であったり、仲間づくりであったり、そういう機会が少なくなると地域のコミュニティはジリ貧なるのでは?と担当者も危惧。
でも、心配だらけだけど、時代に合わせた活動も地域づくりの醍醐味なので、代替わりしたり、新たな動きが始まったり「今の活動が全てでない。」ことをSNSなどで知る。団体でないと地域づくりはできないか?と言うとそうではなく、一人一人できるのが地域づくりと。

現実になった。


そうか!アンチャーテッドの興行収入が60億円以上と成功したことで、長らく「リブート(物語の世界観を再構築)」「続編(シリーズ作品)」「リメイク(作品化作品の作り直し)」「原作もの(小説や漫画などを作品化)」で硬直化していたジャンルに、新しく「ゲーム原作の実写化」が加わり、確立されたのね。
ストリートファイターやモータルコンバット、トゥームレイダース、ウォークラフト、バイオハザードなどあり、中にはショボい作品もあったけど、大作化しても大丈夫と証明されたのか!

ゲームなら世界観は小説や漫画より自由度がありそうだし、ゲーム好きのユーザーも取り込める可能性もあるし、キャストのファンなども含めると「ユーザーの多面化」を実現しやすくなるのね。するとゲームの方も映画の相乗効果で売れるし、制作側から考えると“興行的リスクが低い”でいいか。フィルム・コミッション的に言えばゲームの背景をロケ地と考えれば映画化される時に地域が採用される可能性もある。

「アニメ作品やゲーム作品でもFCは活躍できる。」と、2019年に指摘したことが現実になった。ゲーム上での世界観はあるけれど、ゲームの背景はCGで作られているか、そこにリアルな背景も入れることで、より深みを狙えるんだろうな。ただ、以前から問題の「オリジナル(脚本)作品」が増えるわけではないので、バラエティ豊かな作品化は時間がかかるなと。

2022年2月28日月曜日

両親に感謝。


頑丈に生んでくれた母、そして父に感謝です。幼少期に窓から2-3m落ちても死ななかったし、本棚が倒れて下敷きになっても死なず、交通事故にあっても死ななかった(と、言われた。)のも頑丈なおかげか。生まれてから鼻血を出したことも、口内炎になったこともない。ついでに花粉症もない。
ワクチン接種をして36時間が経過して腕の痛みは残るけど、友人の「副作用で起き上がれず、会議は寝床から参加orz」はなく、元気(だるさを感じるけど無問題)。

これまで骨折は2回(それも同じ箇所)、頭部や額を切って流血、膝は転んで穴が開き、交通事故では意識不明と色々と経験してきた。腎盂炎になり即入院になった時は「毒素がまわると、死にますよ。」と日赤の先生が平然と言ったっけ。いつの頃からか生かされてると思っているから、ペシミストのニヒリズムなのかもしれない。
叶うならラオウのように「我が生涯に一片の悔いなし!」と言って死にたい。

おかげで1日得した気分!副作用で終日全休しようと思ってたのに仕事ができた。散歩もできたし洗濯もできた。ついでにボッーともできたし、映画も見れた(実は作品を見るのが最も手間と時間がかかる)。我々のようなフリーランスは常に気持ちに余裕がないといけない(ケツカッチンで良いことなんて一つもない)から、予定を前倒しできた1日は大きい。

こども達の成長。


(1)「こんにちは。」「・・・・。」「〇〇です。」「!?!?!?!、えっ!〇〇くん」「はい、そうかなーと思って!(声かけました)」と、百貨店のエレベーター前で行き先が分からずオロオロしていた妻と私に声をかけてきたのは末っ子くんの親友で、家族同然の仲で学長日記にも何度か登場している彼。3年ぶり?かな?ビックリするほどカッコよくなっていて、身長も180cmほどあり、好青年とはこのこと。「ビックリした!カッコよくなって!」と。わざわざ声をかけてくれるなんて、オジさんは嬉しすぎた!

(2)オロオロしていたのは、姪っ子たちが「いけばな」の作品を展示中ということで、行ったものの開催場所を調べてなかったオチ。終了数秒前(ほぼ終了だったけど通してくれた!)に入り、未知の世界である「いけばな」の世界に圧倒される。何の知識もないけど「花の色、色同士の配色、前後左右上下のレイアウト、向きなど」があるのだろうと勝手に解釈。姪っ子たちの作品を見つけて更に驚く、感性とはこのこと。素敵さに唸ってしまう。

(3)末っ子くんの進みたい分野を分かったつもりでも実は分かってないかも・・・。そういう分野の知人を知らないからで、仮に存在しなかったら「仕事や役割を創出」すればいいと思う父。今、存在する職業が全てではないから「なかった創ればいい」は我が家のモットー。
そういう新しいコトにチャレンジしたいって素晴らしいよ!こども達は可能性の塊で未来そのもの。

2022年2月27日日曜日

感じにくい。


絵に描いたような快晴の休日で、堀之内公園には家族などがいっぱい。追いかけっこ、ボール投げ、寝転んだり、読書したりなど。“まったり”という言葉がピッタリな平和な時間と空間の中、スタスタと3回目の接種会場へ。今、この時間でもウクライナはロシアに侵攻されているんだよな・・・と思ってもできる事は限られている。ウクライナと言えばアメリカ時代にお世話になったヴェセルカで、妻とよく行ってはチリを食べた。

あんな爆破を見ると思い出したくなくても思い出すのが、湾岸戦争が起こり多国籍軍の攻撃をテレビ越しにリアルに見ていた1991年。テレビの前には国籍関係なく寮生が集まって見てた記憶がある。wikiを見ると3400年前の有史から戦争が起こらなかったのはわずか268年とのころ、正確なことは分からないけど、正解不正解ではなく人類は3100年以上も絶え間なく戦争をしているということ。日本にいると感じにくい事実。

深く考えないといけないけど、深く考えると「不都合な真実」も多くて思考が停止してしまう。これじゃいけないのは分かっているけど・・・。ブライアントの「戦争反対の意志を示すんだよ!」と自分ごと化されてたのを思い出す。その後、デモに行ったな。日本でも同様なことが起きたらと思うと・・・。

マウント。


(これは・・・)とアンテナにビビッ!とひっかかり立ち止まる。「こんにちは!長野県は小布施から来ました。これは熊のモナカです。」「形はオリジナルですか?」と、北海道でも見たことがあるので尋ねる。「いいえ、型は既存のものを作ってます。皮と餡は別々になっていますから一緒に食べても分けても美味しいです。」「いいですね。」「お詳しいですね!」「えっ、まぁ・・・ご当地のモナカが好きなんです。」とマウント。

「ご、ご当地ですか?」「えぇ、全国各地にはユニークなご当地モナカがあるんですよ」「知りませんでした・・・。当社ではキティとのコラボモナカを作ったんですよ!」「コラボモナカ!初めて聞きました。」「そうでしょ?」(キティって熊だったっけ?)「じゃあ、これは型からですか?」「ハイ。」「スゴいですね、面白い!」「ありがとうございます。」とやりとりして後にする。

モナカに着目する人もいるもんだなーと。ご当地の魅力を立体に表現できて可愛いし、そのまま食べられる。なおかつ!原料は植物性だからベジタリアン、ヴィーガンでもOK、小麦アレルギーの方なら米粉100%ならグルテンフリーだから安心。こういう意欲品を見ると「ご当地モナカ」に突き進みたくなるけど、今のご時世と比較すると型がひと回り大きいのが玉にキズ。そこだけクリアできたら本当に売れると思う。

2022年2月26日土曜日

春も咲く。


「ココ大付属学園【春】」の申込を締め切りました。今後は申込を済ませた方のご対応により追加の申込が発生するかもしれません。今回も満員御礼です、大感謝!
それにしてもココ大付属学園【冬】をしたのが1月だから、ビックリするほど月日が流れるが早い!こうして早めにする一つは保護者の都合からで、年度末は行事などが色々と重なるので、早めに一つ一つ済ませたいというリクエストから。我々も早めに準備できるしいいかなと。

荷物をハーモニープラザへ持ってゆく。お借りしている倉庫で資材の確認。大洲和紙、ゾートロープ、ホントの紙粘土、鉱石石鹸、プラバン、木片陶片、折り紙など色々あった。スタッフからは「カラフルくれよん」なるアイデアもいただき、春も子供たちの想像力&創造力に寄り添うことができそう。でもたぶん、子供たちは解放された時間と空間に発散したくて、走り回るんだろうな。イカゲームごっことかしてたな(笑)

今回も松山東雲女子大学から学生がボランティア参加してくれる予定だし、ハーモニープラザも盤石な受け入れ体制。季節的にお弁当を持って行って花見ができたらいいな、換気なんて気にせず自然の香りを感じながら美味しく食べる!あっ、100kgほどのレゴは常設ですし、クーゲルバーン+ビー玉でピタゴラスイッチも、えひめジェンガでドミノをしてもいいし、トランプも前回は人気でした。皆んなを迎える日が今から楽しみ!

俄然!燃えてきた。


届いた品の外装は真っ白で何の変哲もない箱で無意識に開けたら驚いた件。
フタを開けたらいきなり満面の笑みの生産者さんたちと目が合ったからビックリしたよ!フタ裏だけでなく側面もじゃばら畑?の園地の写真が印刷されていて、要は箱の内側全体が「園地」になっていて、そこに商品が入っているから、香りと言うか生ツバというか臨場感というか、生産者から直接手渡しされた感じ、スゴく良いアイデア(お金かかるけど)。

あの手この手という言葉があるように、生産者ではない誰かのアイデアと思うけど、受け手に良い印象を持たせる作戦は大成功。100%果汁だから味や質は“そのまんま”だから手を加えられない。ならば!と思ったのかな。掴み大切!「食べればわかる!飲めばわかる!」と多くは言うけど「食べさせる、飲ませるまでが難しいんです!」と、言ってしまうけど、商品に興味を持たせるってこのこと!

以前、商品のパッケージに愛媛の偉人などの紹介を記したデザインを提案したこともあったし、愛媛のロケ地を記したアイデアもあったし、空箱をモノ入れや花瓶などに転用するアイデアもあったけど、色々な理由から実現していないのが現実。
アイデアを100個出しても実際にカタチになるは、ほんのわずか。そんな中で実践している人がいると思ったら俄然燃えてきた!

2022年2月25日金曜日

遊びのように思われるけど。


「終着駅」に見えないかな?左の欄干に奥からヒロインが小走りでやってきて、欄干越に辺りを見渡し、相手を見つけて手を振った後は、右へ小走りに移動して、幅広の階段をタッタと降りてくる。そこへ相手も駆け寄っていく・・・。
どうですかね?市民会館ですが、入り口も駅舎の入り口に見立てられそうだし、地面階も出入り口とか駐輪場とかに見えなくてもない。階段付近にある「時計」も駅っぽくて良いと思うだけど!

でもダメでした。イケると思ったんだけどなー。ロケハンって“自分ごと化”して自分が納得して推さないと絶対に“見抜かれる”、自信がないとダメ。残念だけど、おしまいではない。次回以降何が来るか分からないのでストックできるのがロケハンでNGでも良い所。想像力がモノをいうロケハン。それにしても街中のロケハンは難しいけど楽しい。あれ、街中と言えば、今月はこんなロケハンもしたのか!

かと思えば、得意の妄想アイデアは大手を唸らせて動かす。20代の頃は「突飛なアイデア(誰も思い浮かばないアイデア)」が求められたけど、いつしか「誰もが知っているけど、気づかなかったアイデア」が求められるようになり、それは日常とは紙一重で特別に新しくない。気づいた者勝ちという感じ。そうなるには日頃から意識を温めておくこと大切。閃きは興味関心の蓄えあっての賜物。

2022年2月24日木曜日

背徳感に溺れて。


うっかり昼寝してしまいグッスリ。案の定、普段なら寝てしまう時間にシャキッ!と冴えてしまい作業をするも気分転換に夜散歩。単身のいい所は打ち合わせなど基本的な時間以外は、好きな時に好きなだけ仕事、好きなだけ気分転換できること(だけど、結果や成果の全ては自分にブーメランになることを忘れてはいけない)。冷たい空気にさらされながら、預かった宿題の取り組み方を考える。

報告書に「今後は物価、コスト、単価があがる」と書いたけど、決して値上げの話ではなく、1000円の1Lジュースがいづれ500mlで1000円かもしれないし、5枚入りが4枚入りとなると単価の話。商品開発やサービス提供の今後について考えさせられる。購入の原資になる給料などがUPすれば問題ないのかもしれないけど・・・。ちなみにNPOだから給料を抑える必要はないから稼げれば1000万円プレーヤーも夢ではない。

写真は久しく会えていなかった長女からのバレンタインデーのチョコレート。「オランジェット」で、とても美味しく「手間かけました。」とのこと。歯ごたえ、後味もよく、聞けば素材の選択、下ごしらえや温度調整などを丁寧にしたとのこと。残しておいたけど、食べてはいけないと時間だと分かっていながら背徳感に溺れて食べてはご満悦。どんな生活してるんだ!と一人ツッコミ。

心境3点。


業務やプロジェクトを始める時、「やることリスト」みたいなタスクを書き出すけど、やることは徐々に増えたり、突然降ってきたりして際限がないから、「絶対にやらないリスト」を書き出した方が良いと周りには伝える。コンセプトやミッションに従い「これだけは絶対にしないぞ!」と固く決めたものは数も多くないし、途中で増えることも、突然降ってくることもないし、共有もしやすい。

業務やプロジェクトの進行中、達成度合いで進捗状況を把握する人がいるけど、駆け出しの時に教えてもらったのは「残務作業量」で進捗状況を把握するほうが良いと。80%の到達率はゴールが近い!もう少しだ!と分かるけど、既に終わってることで確認でしかなく「残り20%」と意識すると、80%から続く意味合いも出るし、20%をどう取り組むか?に注力できる。残務作業量大事。

空いている隙間などに合わせて棚などを買って埋める(足す)より、“余白をつくる(引く)”“余白にゆとり”を感じるようになりたい。多機能に憧れて、アレもコレもできる製品を買っても使いこなせず、その後は単一の機能に特化した製品に憧れても、今度は物が増えたり出番が少なかったり、そして今は同じ効果なら代用品で済むなら十分という域に達する。目指せ!ミニマリスト。

2022年2月23日水曜日

搾取おことわり。


コロナ禍なので忖度&譲って、地域のロケ候補地情報を制作関係者に代わって現地へ赴き、相談を投げかける&交渉はあります。でも、この場合は「ロケ候補地」が絞られていて「この場所で撮影したいです!」という制作側の意図をくみとり、打ち合わせを重ねて関係性が成立して、相談内容も自分ごと化されているのが大前提。地域で撮影してくれるなら、撮影後の期待もできるので頑張ります!

しかーし!やたら丁寧な文面でも「該当する情報がほしい。でも、情報だけなので採用されるか分からない。」「調査に協力してほしい。でも、調査なので、その後は分からない。」という内容はヒドい!「いい情報ありませんか?」的で撮影場所も決めておらず、そもそも企画も撮影も確度が低い!そして最大の違和感(個人的です)は「制作会社ではなく、リサーチ会社のリサーチャー」からの問い合わせということ。

これまでの経験ではリサーチ会社は制作会社などから「撮影前などの調査」を受け持つことが多く、その名の通り調査で稼いでいる会社。それがFCから無料で集めた情報を「お金に換金して依頼主へ提供」していると思われる行為には違和感しかない。なので「お断り」した。
(撮影がくるかも!)と思っても、そういう依頼の多くは地域を笑う、PRにならない内容が多いので断っても影響はナシ!

顧問、最初のミッション。


萬翠荘の顧問として、最初に“認めて”いただかなければならないのは、愛松亭で飼われているネコさん達で、会議中でもニャーオ!と近づいて来たかと思えば、関係者のバッグを覗き込んだり、かと思えばスルリといなくなったり、でも帰り際には2匹が目の前に現れ「帰るのにゃ?」と近づいてきて、「バイバイ!」と言うと素気なく通り過ぎる。「ネコを目的に来館される方も多いんですよ」とのこと。

「ネコノミクス」とはネコがもたらす経済へ与える影響で、キャットフードなどの飼育費用、関連グッズ費用、ネコがキーワードになる旅、カフェなどの消費から波及する効果は2020年だけで【2兆824億円】とのこと(関西大学/宮本勝浩名誉教授)。ちなみに「イヌノミクス」と言うのもあり、【2兆8995億円】(2020年/関西大学/宮本勝浩名誉教授)。ネコとイヌを合わせた経済波及効果は5兆円!NHK放送から。

東京オリンピック2020の経済波及効果が2兆円だったとのことなので、ネコノミクスと同等と考えると複雑な感情が湧くるのは私だけではないはず。昨年はNHKで放送された「かなしきデブ猫ちゃん」のPR策の検討に参画した。実は小さい頃に追いかけられて以来、苦手意識があったネコさんだけど、いつの間にか苦手意識も消えてしまった・・・。
これも「ネコノミクス」の効果なのかと。

2022年2月22日火曜日

一日は長い。


歩き疲れて到着したホテルにて。「少し広めのお部屋が空いていますので、ご用意させていただきました。」の言葉に先日の京都を思い出す。「ありがとうございます。」とお礼を伝えて入った部屋は6000円台なのに、一人には大きすぎる部屋(シングルルーム2-3室の広さ)!その象徴にテレビ2台、バルコニーが2ヶ所!歌わなければならないのか?と思うほど。私はこんな所で運を使ってしまうのか?と嬉しいやら悲しいやら。

と思っていたら朗報舞い込む。最初は当人も見ず知らずの私に相談して(この人、大丈夫なの?)とよぎったと思う。でも、結果として周りからサポートを得られてチャンスを手繰り寄せることができた。今でも仲間たちが他人の相談を自分ごとのように乗ってくれた“あの時”を覚えていて、持つべきものは友と心底思ったっけ。入口までは連れて行けるけど、その先扉を開くのも、1歩踏み出すのも後は自分次第!

そして、そこへ更に違う話題が舞い込む。その場で解決が求められたので思いつくまま答えるも(いいのかな?)と終わってから少々不安になったり。まぁ、何かあったら連絡が来るだろう・・・。と、チェックインからわずか数時間に起きた振り幅大きい話題に自分自身が喰らいつく(しがみつく)のが大変だった件。気がつけば真っ暗で、大きすぎる部屋の片隅しか使わなかった小市民。

2022年2月21日月曜日

妄想族。


「ロケ候補地1つとっても、“季節”があり“天気”があり“時間”がありますよね!だから1回撮ったから終わり!ではないです。ずっと続けられるし、地域の宝探しのようです。」と100名超えの参加者に伝えた所、イベント終了後に「ロケハンに挑戦してみたいんですけど・・・」と女性の参加者が質問しにきてくれる。聞けば「色々と妄想しては撮っていて、ライフワークなんです。」とのこと、キタッー!

楽しく話していたように見えたのか、帰ろうと席を立った参加者も出口に行かず周りに集まってくれる。「ポイントはありますか?」「ポイントは2つです。1つは“演技できる空間”を収めること。2つ目は“前方と後方”の両方をセットで撮ってください。」「後ろもですか?」「はい、前だけだど後ろの“引きじり(カメラなどの設置スペース)”が分からないからです。」「なるほどー!」と小さな頷き、共感が生まれる(笑)。

雨の会場出口(ドライブ・マイ・カーのロケ地で会場だった広島国際会議場。)で皆を待っていると「ありがとうございました。面白かったです。理事長さんなんですね。」と参加者と思われる方々に挨拶される。「寒くて雨の中、ありがとうございました。」「映画の撮影って経済にも影響あるって初めて分かりました。」と感想をいただく。質問してくれた人も聴いてくださった参加者も誰一人として名前も素性も知らないけれど、それぞれに伝わったのは事実。

応援団という存在。


“フィルム・コミッションの応援団づくり”をテーマに掲げたイベント「映像、広島、この指とまれ!(主催:文化庁・ジャパン/フィルムコミッション、協力:広島フィルム・コミッション)」は、雪降る寒い中でも100名超の参加者と共に無事に終了。とにかく広島では「ドライブ・マイ・カー」の話題で持ちきり。そのドライブ・マイ・カーの撮影支援したのが広島FCだから、終始熱気ムンムンだった件。

広島FCは地域とどう連携しているか?「地域おこし協力隊」と撮影支援をしたり、「大学(写真は参加した安田学園学生)」とは映画祭での翻訳で連携したり、「通訳案内士」とも連携したり、【どんな人でもFCを媒介に接点を持てる点】がメモ点。他にも北九州FCは住宅メーカーと美術スタッフとの連携、福岡FCは映像制作会社との連携など、FCは地域のニーズに柔軟に合わせて成果を出せると紹介。

「これからも関わります!」と協力者、関係者の皆さん。終了しても参加者は質問やもっと聞きたい!知りたい熱で、北九州FC、福岡FC、広島FCには行列ができていた。
「良かったですね!」と今回の開催を引き受けてくださった広島FC関係者。その通りで手応えに「今後も各地で開催します!」とJFC事務局長の思惑は実現しそう。私はと言うと、そういう彼らを陰日向で見守る役目。

2022年2月20日日曜日

生情報。


風は冷たかったけど晴天の広島市平和記念公園、原爆ドーム。「お仕事ですか?観光ですか?」と、シニアのおばさまが声をかけてくれる。「仕事です。ボランティアの方ですか?」「ボランティアガイドしています。ほら、今はマンボウ中でしょ?ココに来る人も少なくなってね・・・。」と教えてくれる。「あの橋をめがけて原爆は落ちたんです、でも少しズレて、あっちの落ちたんです」と指差してくれる。

「私は被曝二世で母の体内で被爆したんです。」「えっ!そうなんですか!」とボランティアガイドの話に聞き入っていると後ろに大学生らしき学生たち、親子などが集まっていた。「原爆ドームは劣化が激しく3年に1度、修復工事をしています。」と教えていただき写真を撮る。「でも世界には原爆が13000発以上あり、このドームなんて比じゃない惨劇が各地で起きるかもしれないんです。」と現状を教えてくれる。

「原爆ドームの中の瓦礫一つ一つが歴史の証拠です。」など、普段より人が少なかったせいで当事者から色々とお話しできて多くを知る。隣には学徒勤労の慰霊塔があり、強制的に動員された学生は3万人、うち戦争で亡くなったのは1万人、うち原爆死は6000人と放送が流れる。
情報量いっぱいで(本日の役目終了!)と、思いそうになったけど実は、これからが仕事だった件。