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2025年9月2日火曜日

放送開始まで1ヶ月!

愛媛県庁第一別館ロビーで展示された作品紹介(またします)

先日の「24時間テレビ」では、えひめフィルム・コミッションにも撮影支援依頼があったのだけど、「みかんジュース、焼き豚卵めし」以外も紹介されたのかな?

「シューイチ」でご当地味や人など色々と取り上げるとのことだったけど、放送されたのかな?Tverで探したものの見つからず・・・。

話は変わり、伊予市が登場するアニメ「私を喰べたいひとでなし」の放送開始まで1ヶ月!
昨年10月には「がんばっていきまっしょい」のアニメ映画が公開されたから、アニメが続く愛媛県(愛媛県舞台ではアオアシなどもあるけど、支援作品ではないので割愛)

主に実写作品の支援だったフィルム・コミッションを「もっとアニメ作品の支援も増やしましょう!」と宣言したのは、2019年のジャパンFCの理事長就任挨拶時。

他の県では既にアニメ作品の支援も増えていたけど、愛媛県でもやっと「アニメ作品も支援してます!」と言えるようになって嬉しい。

それも原作者が愛媛県在住と知れば、熱も入る。
先日、原作者の苗川采(なえかわ さい)さんに直接、インタビューをさせていただき、苗川さんの話、漫画家の実態を教えてもらう。

例えばこんな感じ。

【質】苗川先生が好きな伊予市(愛媛県)の場所・眺め、食べ物は何ですか。

【答】伊予市の五色浜!夕方の海が好きで、眺めながらリフレッシュしている。

食べ物は、作中にも出てくる「ベビーカステラ」を土曜夜市等のお祭りで食べたことが記憶に残っています。

【質】普段の創作の様子、素材探しについて教えてください。

【答】起きてから寝るまで、ずっと創作を行っています。(連載を2本抱えているため、1日の作業時間は約15時間です。)

素材については、アイデアが降ってくるなどということはなく、友人と旅行に行った際に見た景色やカラオケでの様子など何気ないことから広げています。

 
放送開始まで1ヶ月、伊予市を中心にさらに盛り上がりますように!

ココ大付属学園夏休み編最終回。


日の出前は風も涼しく気持ちよかったのに、太陽が出て陽射しを浴びると強烈な暑さを感じた9月1日。

ココ大付属学園の間は、動き回るだけで1万歩以上/日だったので朝散歩をしてなかったけど、通常生活に戻り、朝散歩を再開したら快適なはずが、逆に疲れてしまう。

ココ大付属学園の片付けが終われば、今度は事務作業。
今夏から運営方法を変えて、マネジメントの負担はどうか?と思っていたけど、想像通りだったのでOKとする。支障を感じるまで、このマネジメントで行こう!

関わってくださった方々へお礼や支払いなどの連絡をして、購入物の精算をして、壁のカレンダーと照らし合わせたら、日時が違ってビックリ!カレンダーが7月のままでした(笑)

8月は多くの仕事が後ろ倒しになった。
返事も打合せもラジオ収録もコラム執筆も出張も次の授業構成も9月以降にしてもらったから、大ブーメランが直撃中。
作業を忘れぬようToDoリストに書いたら大小20個以上もあった(自業自得)。

特にフィルム・コミッション関係は撮影が終わったり、シナハン、ロケハンが控えていたり、調整が発生したりと3日前までとは全く異なる脳ミソを使うから、ドドッーと疲れが出る。

そして昼寝をしたら、3時間も寝てしまい=3時間分、全く仕事が進んでいなく大わらわ。34日間に蓄積された疲れも出たかな。

サッパリに顔を洗えば蛇口から水のはずがお湯が出るし、ココ大付属学園の時は冷蔵庫があったから冷たいアイスコーヒーも飲めたけど、アパートでは(冷蔵庫がないから)常温のぬるいアイスコーヒー・・・と、全てが日常に戻った。

今回でココ大付属学園夏休み編は最終回。
次にココ大付属学園を話題にするのは11月のはず。この暑さとも、おさらば!なはず。

2025年9月1日月曜日

どうしてでしょうか?


「どうしてNPO(法人)は、行政との協働/共創のパートナーとしてなり得るんでしょうか?」
的な質問をされる。

答えを探るには、予め「地域の課題の現状」について理解しておかないといけない。
「地域の課題の現状」は・・・。

(1)地域の課題は平面でなく多面的である。
ジグソーパズルのように一つ一つ課題を解決して平面的に解決したと思っても実は地域は多面的なので、単に一面を解決したにすぎない。

(2)地域の課題は要因が複雑に絡まっている。
ゴミ屋敷=片付けができない人。というほど簡単な話ではない。外側ではなく、内側から原因を突き止めてないと、根本的な解決には至らない。

(3)課題の解決/改善が新たな課題を顕在化させる。
課題を解決/改善させたとしても、その解決/改善が違う課題を表面化、根本的な課題を顕在化させてしまうことがあり、持続的な解決/改善が求められる。

先ずは上記をしっかり認識しないと「課題の深刻さ/根深さ」を想像できない。
そして、複雑に絡み合う原因は、行政だけで立ち向かうほど簡単ではない。

すると、同じ非営利組織であるNPO(法人)に白羽の矢が当たる機会があるけれど、NPO(法人)だからと言って、全てのNPO(法人)が、行政との協働/共創のパートナーになれるわけではない。

同じ方向(ビジョン)を向いている。同じ課題意識を持っている。同じ解決/改善方法を共有している。など、協働/共創のパートナーになるには互いに補完し合いながら、必要と思いながらが大切で「信頼できる間柄か?」どうかが肝。

そのためには「想像と創造が必要」と明日も言おうと思う。

大人の責任もある。


「夏休みが終わるね・・・。夏休み、楽しかった?」「(ココ大付属学園があって)楽しかったよ。」「あーぁ、学校つまんないよ。面倒くさい。」「でもさ、2学期が過ぎないと(ココ大付属学園)冬休みが来ないじゃん。」「確かに。でも、嫌だな、先生が嫌。」「でも、インチキじゃあ、もっと嫌でしょ?」「言えてる。インチキ、頭悪いもん。」「(私)・・・・・。」

と、ココ大付属学園夏休み編の終了時刻(18時)を過ぎて、廊下で外を眺めながら子ども達と会話。

名残惜しいのか、いつもだったら「バイバーイ!」と足早に帰るのに最終日は話したがる子ども達。

今夏は44名が登録して、全ての子ども達と喋り、色々と聞いた夏。
34日間でのべ980人が参加した。平均28.8人/日の参加という感じ(参加人数が半減する土曜日を入れての数だから平日だと30人/日という感じか。)

褒めたり、「その調子!」などの激励も多かったけど、注意も多かった。
これには2つあって、一つは「汚い言葉」。
聞こえたら即「汚い言葉は使わないでください!」と、注意したけど、無意識に発する子もいて、何からきているのだろうと。

そして、もう一つは(まだ小学生だから・・・)もあるけれど、他人との距離感を掴めない子は相手の気持ちが分からないから、ちょっかいを出したり、言葉で煽ったり。

都度、注意はしたけど、すると「他責(≒相手が悪い。)」となることもあり、丁寧に説明してもピンとこない子もいたり。成長の過程としての通り道か。

家ではそんなことはないと思うと、家とココ大付属学園では違う表情や行動を見せる子ども達。

今日から9月。学校ではどんな様子なんだろうか?
9月1日は子供の自殺が一番多いとのこと。
大人が子供達を窮屈にさせてるの?とよぎったり。

2025年8月31日日曜日

生きた教材。


先日、お招きいただいた女性教職員指導者などを対象にした講演会。
そのお礼が手紙で届く。

その手紙でも、たくさんお褒めいただき、フィルム・コミッションが愛媛に役立っていることを実感できて何より。

お礼の手紙が届いた同日。
講演会に参加していた方からメールが届き、「先日はありがとうございました・・・」から始まる内容は、教職員を対象にした会報誌「愛媛文教月報」への巻頭言を寄稿依頼だった。

そして、そのメールの2日前には「教育講演会」への講演も依頼されて、一つの機会から新たに二つの機会をいただく。
ちなみに、どちらも公益財団法人「愛媛県教育会」からの依頼。

自分では全く「狙っている」わけでも「営業してる」わけでもなく、フィルム・コミッション&いよココロザシ大学について話すだけで喜んでいただけるなんて、大感謝。

むむっ!と気づいたのは、河原デザイン・アート専門学校で計4コマ(6時間)で伝えている「セルフプロデュース/セルフブランディング」の事例として使えるかも!?ということ。

自らをコンテンツ化したら、自分の想像以上に反応があり、波及効果を得られた。

でも「狙っている」わけでも「営業してる」わけでもないから、日々の出来事や思いを綴ってるだけで喜んでいただけるのは、オンリーワンだからか(学生にはエピソードはオンリーワン化の基本と伝えた)。

偶然にもタイミングが重なり、生きた教材のように紹介できる今回の出来事。

駆けた34日間。

レイアウトが変わった部屋での野球

7月22日から日曜日と祝日を除いた34日間。のべ350時間以上だった「ココ大付属学園夏休み編」が終了。
ひとまず、完走できた・・・と言う感じ。ホント、マラソンのペース配分に例えることができる。

34日間は6週間で構成され、1週目は出だしということで色々起きるだろうと予測した通り、学校も学年も違う子ども達同士だから、あちこちで摩擦からスタート。
お互いを知るに必要なプロセスかもしれないと思ったり。

2週目以降はプログラムも本格化して、共同作業やドッチボールなど一緒に過ごす時間も増えて全体の雰囲気に一体感を感じるようになる。

3週目頃は大学生やインターンなどの学生達が加わったことで、子ども達のボルテージはさらに上がりワイワイ楽しく過ごした反面、調子に乗って注意を受けたりした子がで始めたのも、この頃(笑)

4週目はお盆ウィーク。参加人数も半減して静かに過ごせるか??と思いきや、そんな事はなく、人数が少ないからこそ、たくさん遊べる!と人数は減っても熱量は全く落ちなかった週。

5週目は新たなインターン生、研修生が参加したことでリフレッシュ!後半戦らしくなる。
私はというと疲労感が出るも「頑張ってくださいね!」と周りから労いの言葉、差し入れをいただき、踏ん張る!

6週目。最後の夏祭りでお菓子を大盤振る舞いしたほか、子ども達も来週から学校と分かっていたのか遊びに熱が入っていたような感じを受けたのがハイライト。
と、思ったら、最終日にハプニング発生で一瞬、騒然としたのが本当のハイライトだった。

一先ず駆けられたのは子ども達、保護者、スタッフ、ボランティア、シルバー人材センターのおかげ。

2025年8月30日土曜日

何でも屋さん。


最終日を控えて周りを見渡すと、欠けたモノ、破けたモノ、割れたモノ、壊れたモノ、汚れたモノなど34日間で酷使されたオモチャ、文具などの消耗は激しい。

これらのモノは状態に合わせて対処は3つ。
(1)清掃
(2)修理
(3)破棄

清掃は、ハサミについたボンド&ガムテームを切った粘着跡、洗ってない絵筆、剥がれていないガムテープなど。

修理は、切れ味が悪くなったハサミ、球が出なくなった野球盤、ダイヤルの噛み合わせが悪くなったオーブンなど。

破棄は、欠けた&割れたレゴ、ボンドで意味なくくっついた木板、固まってしまったボンド&絵の具、割れてしまったトランプなど。

写真は、球が出なくなった野球盤(この野球盤は、我が子が小さい時に買ったので15年ほど前のモノ)
ガンガン!ゴンゴン!と野球盤を机叩きつけているから「ナニゴト!?」と尋ねると、球が出てこないとのことで、突っついたり、振ったりしても球は出てこず。

こうなってはバラすしかないく、野球盤を分解、バラバラに。
古いから経年劣化で割れを心配しながら丁寧に部品を外すとバネや棒などは壊れてはなく、球のサイズが合ってなかっただけと分かる。

全てのパーツを戻して、適した球でプレーを再開すると「消える魔球(フォークボール)」も投げれた!この先、数年は持つか!?

修理で気を良くして、壊れた時計を修理したり、フレームを直したり、捨てられた端材でリメイクしたり、雑誌を切り抜いてコラージュしたり。

色々(修理屋、ディレクター、マネジャー、遊び相手、相談相手、インチキ先生)できないと、カオスに立ち向かえない(笑)。

遠回りのようで。


今年3月に招かれた河原デザイン・アート専門学校での特別講義。
その時に聴講した一年生たちは今は二年生(当然)。

専門学校生って4年生大学と違い、一年目に基礎知識を全方位から学び、二年生では直ぐに実践&就職活動になるから、本人も先生も学校側も気忙しく、効率的&効果的に学ぶカリキュラムなどに余念がない。

「学生達は良い個性も持っていながらも発信力(セルフプロデュース力)が足りていないんです・・・。」という先生の悩み&相談を聞いたのが2ヶ月前。

そして「学生達へセルフプロデュース力/セルフブランディングについて計4コマ、特別講義をして欲しい。」という依頼。

「セルフプロデュース力/セルフブランディング」。
要は自分自身の魅力をどう理解して磨いて発信して確立するか?と思ったので、SNSなどの発信手段は本でも分かると伝え、「そもそも論」として、プロデュースであろうが、ブランディングであろうが、その素/源となる自身の可能性/魅力について、コンテンツ化/素材化することから始めましょう!で了承いただく。

すると、自分自身で可能性や魅力を顕在化させるには限界があるのでクラスで話し合いながらしましょう!と自分が今日、話し合いたい好きな分野を付せん紙に書いてもらうと「音楽、ゲーム、アニメ、旅行、映画&ドラマ、描くこと」の6グループに分かれたので、ワイワイ話し合ってもらう。

一見、単なるお喋りで授業っぽくないけど、好きを共有したり、指摘で気づいたり、質問が生まれたり、自分一人で考えるより何倍もの情報量が生まれる。

共感したり、頷いたりする光景を見て「学生達、いい笑顔ですね。こういうやり方いいですね!」とお褒めいただく。

「今、話したことは自身のプライベートな出来事、心象。それはコンテンツの基本です!」と伝えると、ハッ!とした学生達。

次回は情報発信編!

2025年8月29日金曜日

最後の最後まで。


「校長先生!うんこ8回!先生!6回!ワッハッハー!」と大声を出して喜んでいる男子。
その様子に「なんだよー!なんだよー!」と元校長先生のホシカワさん。
「うんこ3回!ワッハッハ!」とシャウトは止まらず「なんなの?」と近づくと「うんこドリル」してました(笑)

うんこドリルは算数や国語もあり、子どもの興味関心を学びへ結びつけた学習帳。
その存在を初めて知ったのはココ大付属学園1年目。

回答欄の形までウ○コの形なんだから、徹底さに恐れ入ります。
大人がどうのこうのではなく、目的は子どもの学習意欲増進ですから。
それが達成されるのなら、手段は大目に見てもいいではないですかと。

「夏休み 宿題多すぎ やる気ナシ」と詠んだ子。
夏休み終了まで3日、聞けばまだ終わらず俳句が残っているとのことで、心の叫びか。
夏休みの宿題って学校によって量が異なるのかな?自由研究なんて、子どもと言うより「保護者の宿題」のようで、テーマも内容もまとめも保護者のフォロー抜きに難しいご時世。

でも、そんな句には、後があり・・・。
「さぁやるぞ 教科書開いて 天あおぐ」と続いたのだから素晴らしい。
子どもなりに、「しないといけないコト、できるコト、したいコト」の葛藤と向き合ってます(笑)

「今日で終わりです。お世話になりました。」と、一足先に今夏のココ大付属学園への参加が終了した保護者から言葉をいただく。

すると「また、会おうな!」「うん、また!」「冬休みな!」など、学校も学年も違う子ども達同士の会話。そしてハイタッチ。
何とも微笑ましい光景。恥ずかしさもなく、こういうのができるっていい。

一つ一つ、終わってゆく今夏のココ大付属学園。
さて、今日はどんなに笑わせてくれるでしょうか?

約600個にぎった計算。

最後に炊き上がった平岡米4合

昨夏からお米を寄付いただいている平岡さん(通称:平岡米)。

今夏も玄米30kgを寄付いただき、7月22日(ココ大付属学園初日)から精米して炊き続け、一升(10合)を炊いてもペロリと食べ続けた子ども達。

今夏のココ大付属学園は34日間。
毎日平均8合(1.2kg)を炊いて、予定通り30日目に重かった米袋がスッカラカン、米粒の音がパラパラ・・・とする程度になる。

最後に残ったのは4合分の玄米。
すると、これまでの計算では12個ほどしか作れないはずなので全員分はない!

ココナさん、アイリさん(共に松山東雲大学からの研修生)におにぎりをにぎってもらい、「平岡米おにぎり、本日が最終日ですー!」と声をかけると、駆け寄った子ども達に一つまた一つと取られていき、残り4個になった時、一人の子が自分の分を取った後、「〇〇、〇〇、〇〇の分!」と3個を取って、4合分のおにぎりはなくなる。

その様子を見ていた“次”に並んでいた子は「えっ〜!ズルいよ。もうないの?」と目の前で起きた悲劇を受け入れられず嘆く・・・。

他にも、静か部屋で食べていて出遅れた子も駆けつけた時は既になく「食べたかった・・・」と嘆くしかなく、最初から最後まで美味しくいただいた平岡米。

昨夏は「焼肉のタレ味」「うなぎのタレ味」「中華味」など、色々な味で食べたけど、今夏は「弓削塩」「ピンクソルト」などの塩で味わい、【結論】やはり、おにぎりは「シンプル」な方がおいしい(と思う)。

結局、何個のおにぎりを作ったのだろう?
一升(10合=1.5kg)で30個と計算すると、600個ほどのおにぎりを作った計算。

写真は、最後に炊き上がった4合(米が立ってる!)。
ごちそうさまでした&ありがとうございました。

2025年8月28日木曜日

テレビ局の取材入る。

誕生日だったマツダさんを囲んで

予め、保護者に伝えていたものの、現場の当事者は子ども達。
朝からソワソワして「いつ(取材班≒愛媛朝日テレビ)来るん?」と子ども達。

今回は我々が取材対象ではなく、あくまでも松山市シルバー人材センターからのココ大付属学園スタッフであるマツダさんが主役。

でも、そんな事情を子ども達が深く知るわけもなく、「まだ(取材班≒愛媛朝日テレビ)来ないじゃん!」と、気にする子ども達。
フィルム・コミッションだから、撮影は見慣れているけど、子ども達にとっては珍しくウキウキするよねと。

これまでにも県政広報や取材など3-4回の取材が入ったココ大付属学園。

松田さんの受入先として、事前の打ち合わせ、当日も軽い打ち合わせもしたのだけど、ココ大付属学園は時間割がないので、段取りをしようとしても「ある程度は(子ども達の動きは)予測ですますが当日の子ども達次第です。」と言うのが精一杯で、案の定、想定していなかった「ペットボトルキャップアクセサリー&素材作り」が急きょ始まる(笑)。

すると「ドッチボール始めるよー!」の掛け声に20名ほどが反応して、松田さんにも付き合っていただくプレー開始!
尺のこと、内容の変化などをちゃんと気にかけたつもり(笑)

戻って来れば、引き続き「ペットボトルキャップアクセサリー&素材作り」そして「ポケモンカードバトル」「レゴ創作」「PCゲーム」に分かれて興味のままに動く子ども達。
カメラがある(取材)が入っていることもすっかり忘れてカオス(日常)に戻る。

約4時間に渡りマツダさんを取材した内容は9月中旬に愛媛朝日テレビ「スーパーJチャンネル」で放送予定。

「お疲れさまでした。」と労いの言葉をマツダさんに掛けると「いい思い出でした。今日は実は誕生日でして・・・」と教えてくださり、その場にいた子ども達、学生らと記念撮影!
サッ!と集まれる所、ココ大付属学園のいい所!

誕生日、おめでとうございます!

美術(館)鑑賞について。

プラド美術館前に立つゴヤ像

記事を読んだ個人の意見です。
美術館めぐりが好きなので「“映え”を目的に美術館に行くことは悪なのか?」に反応してしまう。記事はとても示唆に富んだ、よい問いと思う。

この記事で“悪”と見なされている「“映え”を目的とした鑑賞行為が「浅い鑑賞」と見なされ、それゆえに鑑賞態度として好ましくないとされる風潮を挙げているけれど、これは美術鑑賞だけの話ではなく、他でも同じことは起きているので、美術鑑賞だけを切り取って話すのは、それこそ浅いかも・・・と思ったり。

そもそも「浅い鑑賞」などなく、あるのは鑑賞だけであり、それも一人一人の自由であって、作品とどう向き合おうが勝手なはず。

それを誰かが「こう見るべき」などアドバイスしても強いてはいけないし、崇高なコトと祭り上げてもいけない。

ポップアート好きでもあるから、もっと大衆へ美術館は開かれるべきと思うけど、もう一つの“悪”と挙げられているマナー(最近、故意でなくても作品を壊したなどの報道が目立つ)については、美術鑑賞とは別の話。

大衆に開かれることで、マナーの良い人、マナーの悪い人が訪れるのは想定内。
だから作品によって撮影OK、撮影NGエリアを設けるなどの対策はあるはず(マドリードのプラド美術館では
ゴヤの“我が子を食らうサトゥルヌス”は撮影禁止だったし、ソフィア王妃芸術センターではピカソのゲルニカも撮影禁止だった)。

記事を読んで(そう!同じことを思ってた!)と言語化してくれていたのが「本当の課題は鑑賞の均一化」で、
「この作品を見て感動しなければならない」「この展覧会に行ったらこの作品を撮影するべき」などを指摘していたけど、無意識に刷り込まれた先入観が、自分の感性よりも他人の情報に振り回されてしまうことが危険。

感性は一人一人異なり、多様性は価値なはずなのに、同じ意見でないといけない・・・なんて、良くない。

2025年8月27日水曜日

最後の夏祭り。


隣部屋も借りれたこと、寄付でいただいたお菓子も大量にあったことなど相まって「最後の夏祭り」をスポーツ体験と合わせて実施。

「モルック」「ダーツ」「ストラックアウト」「バスケシュート」「的当て」「タマハメ(リング状の点数へボールを転がす)」の6種類用意して、うち5種類を選び、選んだゲームは2回挑戦できるようにして、1回目の合計点と2回目の合計点を比較して高い方でもらえるお菓子の個数が決まるというルール。

子ども達にとって最初の関門は、6種類あるゲームから5種類を選ぶこと。
(1)得意不得意、難易度で選ぶのか?
(2)高得点が得られる視点で選ぶのか?

それぞれに悩みながら「最後の夏祭り」スタート!
最後だったので、お菓子を得られる点数も優しくして最大5個までゲットできる大盤ぶるまい。
果たして最高得点で5個ゲットできる子はいるのか?

どんな子でもお菓子1個はゲットできて、1つでも高得点を出すと2個ゲット。
3個以上は3つ以上の高得点が必要で、4個ゲットできた子はいなくて3個が最高だった。

ちなみに5個を実現するには、ダーツでブルズアイ50点+25点+25点=100点、モルックで50点、ストラックアウトで27点、バスケシュートで23点以上で200点。高得点ゲームで勝負しないと達成できない。

へっー!と思ったのは「お菓子の獲得個数」ではなく「1個でもいいから人気の菓子を獲得したい」と言う子もいて、そんな子は高速でできるゲームを選び、適当に投げて、転がして、倒して、10分ほどで戻り、点数は一目で49点以下。

1個しかゲットできなくとも数が少なかった人気菓子を取ってご満悦。
(そういう考え方もあるよね。)と、子ども達の価値観というか狙いを学んだ最後の祭り。


そして最後は、「鈴」の寄付もあり、参加者全員がクジを引いて鈴をゲットしたのだけど、一番大きい鈴が残ってしまい、「インチキ!もう一回、(クジを)引かせてよ!」となり、8/29にくじ引きをしようか!と。

ラヂオについて。

一人で喋る。

「南海放送(ラジオ)に出られてませんか?」と保護者。
「えぇ、はい・・・。」「やっぱり、日曜日の夕方ですよね?運転中に子供が気づいたんです。」「そうでしたか、お恥ずかしい。」と、保護者と立ち話をしていたら「えっ!インチキ、ラジオに出てるの?」と、周りの子どもも混じって立ち話。

「もう出たの!?終わったの?」と子ども。
「次は今度の日曜日だね。」「えっ!毎週、出られてるんですか?」と今度は保護者が驚く。
「はい、そうなんです。南海放送さんのCSR的なご配慮で・・・。」「いつ!?日曜日のいつ?」と、せっつく子ども。「日曜日の17:40からです。」と子どもと保護者に伝えると「聞く!」と子ども。

車などの移動中にラジオを聴いている人は多く、先日の講演会後のランチ会でも「いよココロザシ大学の泉谷です。と聞こえてビックリしました。」と言われれば「あら、私が聞いたのは南海放送じゃなかったと思うけど・・・」は、NHK松山放送局で隔月レギュラーの「ひめゴジ!」です。

「週刊ココ大ラヂオ(南海放送ラジオでの番組名)」は、その名の通り、週刊だから毎週放送。
ココ大付属学園の振り返りは8月31日と9月7日の2回(前半、後半)に分けて放送予定。

この日も朝6時過ぎにスタジオへ入ると、ディレクターの津田さんが既に収録OK状態。
スタジオ到着5分後には収録開始。

原稿は以前まで紙で用意していたけど、今はスマホ。
要約(センテンス)だけをメモしていて、一字一句読まないスタイル。
そして、一人で喋って一人で笑うこと多し(これが喋り的にいいか、悪いかは分からない)。

今回の収録から9月分に入り、気分だけ季節を早く感じる・・・。
自分で言うのも何だけど、よくも毎週、喋る内容(コンテンツ)があるよな・・・と思う。

そして、収録が終わればココ大付属学園へ直行。

2025年8月26日火曜日

また一つ逃す。


ロケ候補地としてどこか提案できる場所があったなら良かったのだけど、“そもそもなかった”のだから、しょうがない・・・。

と、思いたいけど、今後も同じような相談が来た場合(実際は以前から同じ内容の照会/相談が来ていた)、愛媛県では受けられない=撮影相談を一種類逃すことになるので、どうしたら良いものか?と独り言。

世界中で撮影スタジオが不足という状況になって数年。
新規に作られても、すぐに撮影で埋まってしまう・・・という状況。

それもスタジオであればいいか?という単純な話ではなく広い/大きいスタジオの方がよく、敷地が限られている日本では海外のような広大なスタジオは難しいのが現状。

でも、そんな中でも最近では巨大なモール、展示会の駐車場(=整備された広い平地)にセットを組んでスタジオ化することも可能だし、「敷地されあれば何とかなります。」とか「工場跡地の倉庫、大きな体育館でもOKです。」など、条件を緩くした照会/相談もあるから、何とかできないものか?

今回は「高さ」も求められて、15m以上、20m以上がベスト!と言われたけど、この時点で体育館はほぼNG(競技施設体育館の天井は12.5m以上)。

多いのが2階建ての家や数階分のオフィスなどを実際に組んで撮影だけど、そう予測すると、やはり倉庫の方が天井が高くて都合がいい。

実際に以前、2階建ての家を断面にしたセットを組み、普段の生活では絶対に見ることができない、1階→2階、2階→1階の移動も撮影したいという撮影プランもあった。

城山公園/堀之内公園でサーカスが3ヶ月行われている。
個人的には、あの場所を「セット組み立て可能」にできれば、「敷地さえあればOKです。」という撮影に対応できるかも・・・と妄想。

逃した撮影がヒットしたら、悔しいじゃないですか。

もっさんに集まれ!


「もっさん」は、昨年度の松山東雲女子大学での「ボランティア論」の履修生。
授業が終わった後もココ大付属学園での研修が楽しかったのか、今春にもボランティア参加してくれて、今夏のよびかけにも応じてくれる。ありがとう!

先日はシオリがボランティア参加してくれたけれど、こうしてココ大付属学園との関係を続けてくれる学生たちに大感謝。

この場を借りて、本人も読んでいるかもしれないので一つ。
学生時代にインターンで参加し、大学を卒業。社会人になっても参加してくれているモユがいて、今夏の本人も参加意欲はモリモリだったけれど、家族がコロナにかかり泣く泣く「冬に行きます・・・。」だったことも添えておく。待ってるよ!

話を「もっさん」に戻して。
4年生なので来年3月に卒業予定、就職最前線の彼女。
どうやら今週中に“ヤマ場”を迎えるようで、でもメドは立っているようで何より。「決まったら連絡してね!」と伝え済み。

そんな彼女、金曜日と土曜日に参加してくれて、ドッジボール、バスケットボールなど子ども達と大いに遊んでくれ、土曜日に行った「ホットケーキづくり」にも参加してくれる。

すると「月曜日にも来ます!」と、自身の予定を変更してまで来てくれる。大感謝!
そんな「ココ大付属学園を好きでいてくれる“もっさん”」を囲んでの記念写真。(その場にいたスタッフ、子供だけに声がけしたので全員ではないけど・・・。)

他にも星川さん、ナマジ、ココナ、セイタと世代を超えたボランティア、インターン生などに支えらているココ大付属学園。

皆んなの思い出のひと時になりますように!今度は冬に会いましょう!

2025年8月25日月曜日

友達以上、保護者未満の意味。

ドリルを教えるトーギくん

今年ものべ50人以上の大学生を訓練、体験、研修(≒インターン)で引き受けているココ大付属学園だけど、全員に伝えている研修中のテーマは【友達以上、保護者未満】という抽象的な表現を、自分なりにどう意味付けして行動するか?というもの。

すんなり耳に入ってくるけど、いざ自分なりに意味を考えて行動に移すかは難しい。
答えの一つは「子ども達から良きお姉さん、良きお兄さんとして適切な振る舞いが求められる。」だけど、まだ曖昧で抽象的。

平たく言うと、子ども達目線では「一緒に遊んでくれる(≒自分に向き合ってくれる人)」、保護者目線からは「物事の分別ができる/(子どもに)伝えられる人」という感じ。

子ども達からすれば、大学生と言うのは自分の知らないことを知っていたり、分からないコトを教えてくれたりと、いい人(≒憧れる人)。

だけど、「いい人」だけで過ごそうとすると、子ども達は飽き足らず“からかったり”など、調子に乗ってコミュニケーションに刺激を求めるから、度を過ぎたりしたら「いい人」として、しっかり言えるか否かがテーマ「友達以上、保護者未満」の本質。

「それは、いかん!悲しい。」とハッキリ言った学生もいたし、言わなかった学生もいたり。
OJTなインターンだから最初から正解でなくてもいいのだけど、とにかく子ども達には曖昧さは伝わりにくく、言うべき所でハッキリ伝えられるかが大切。

そうすることで、子ども達も言うべき所でハッキリ言っていいんだ。と言うのが伝われば、分かれば良いと思うんだけど、私の倫理観です。

良くないのは「子ども達と同化してしまう」こと。
楽しかった!も必要だけど、楽しかっただけではインターンにはならないので、アドバイスをしたり。

まだインターンは続いているから学び期間だよと。

初めての宝石石鹸。

ダイヤモンドのような輝きの宝石石鹸

今年の土曜日は「まちのがっこう(NPO法人ワークライフ・コラボ)」の子ども達も受け入れて過ごした夏。

最初こそ、「まちのがっこう」なのに「ココ大付属学園」へやってくるのだから、子ども達のドキドキは多大にあったはず。

だけど最終日となった先日の土曜日は「おっはー、インチキ!」と手を挙げて挨拶するのだから、子ども達の順応性と言うかコミュニケーション能力は柔軟。

その中でも、最初で最後に参加した子もいて、ソワソワしてたので「絵を描く?→イヤ」「塗り絵は?→イヤ」「折り紙は?→イヤ」「“ぷよぷよ”あるよ→ゲームしない。」「本を借りてくる?→イヤ」「おもちゃ借りてくる?→イヤ」「レゴもあるよ→しない」と、恥ずかしさもあってか、なかなか手強い(笑)。

何かの拍子に「宝石石鹸」が話題になり、「宝石石鹸って知ってる?」「知らない、ナニソレ?」となり、「キレイな石鹸が作れるんだよ。」と伝えると興味が沸いたのか「へー、面白そう」と初めてのポジティブ意見だったので、「じゃあ、やってみよう!」となる。

その子にとって初めての宝石石鹸だから、何をどうしたらいいかサッパリ分からずだったので、簡単にできるよう準備を整えた後は、溶けた石鹸に混ぜる色を選ばせると「青がいい。」とのことだったので分量は私の方で調整して、かき混ぜてもらう。

「もう終わり、あとは冷えたらカットだけ。」と伝えると、やはり興味があったのか?10分おきに「冷えたかな?」と尋ねてきて冷蔵庫から出すも、もう少し。

30分後に冷えて固まった原石を取り出して、「形はカッターで形を整えます。」とカッターを持たせると、ナント!カッターを使ったことがほぼないと分かり指導。

丁寧にカットして、満足する出来に仕上がった宝石石鹸を光にかざしたら、とてもキレイな水色に輝き「きれい・・・。」と、その子がポツリと言ったのがとても印象的だった件。

その後、その子からのお礼の意味だったのか?「まちのがっこう」で自分に配られたお菓子をお裾分けしてくれたのがハイライト。

最初で最後のココ大付属学園体験は満足だったようで何より。

2025年8月24日日曜日

恒例企画で修了。

大学生主導で作られるホットケーキ

インターンシップ研修で参加してくれたトーギ君が昨日で研修終了。
なのでココ大付属学園名物の「大学生がつくるホットケーキ」を開催。

と言っても、平たいホットケーキではなく、たこ焼きプレートでつくる“東京ケーキ”なる球型ホットケーキ(何度も書くけど、東京ケーキという品は東京では見たことがない。たぶん地方独特の銘菓)

どう作ろうか?となり、「プレーンもいいけど、中に何か入れよう!」ともなり、お菓子を入れたホットケーキに決定する。

大学生主導だけれども、子ども達は「私もつくりたい!」となるのは当然で、本当なら一人でも手際良く作れるホットケーキも、数人の子ども達と作るから・・・。
「道具を揃える人」
「水を入れる人」
「卵を割る/入れる人」
「ホットケーキミックスを破いて入れる人」
「タネを混ぜる人」
「プレートに流し込む人」
「タネに入れる具を選ぶ人」
「具をタネに入れる人」
「出来加減をつつく人」
「球をひっくり返す人」
「器へ移す人」など、一つ一つの行程に役割がつくから、一大イベントになる(笑)。

だから、案の定、ダイナミックでカオスなホットケーキができた。
でも、食べてみれば美味しいので「お腹に入れば全部一緒!」と皆んな満足。

ハイライトは、2巡目で「インチキにコレを食べさせよう!」と何やら怪しい具のホットケーキを企てた子ども達。

「はい、インチキどーぞ!」と渡された謎のホットケーキは黒くて(焦げ?)と思い食べるとビターなホットケーキ。

「この苦さ、美味しい!」と感想を言うと「なんだよー!苦いチョコレート入れたのにー!」と、子ども達の予想を反したようで、「いやいや、この苦いチョコレート(カカオ86%)は、インチキが好きで食べてる味だよ!」と、企みは失敗だった件。

トーギくん、お疲れさまでした。

仏滅でした。


「インチキ、今日は負傷者が多いね。」で「そうだったね・・・。」となる。

最初は指を擦りむいてしまった子。
遊んでいる最中に持っていた団扇が一緒に遊んでいた子どもに当たってしまった子。
バスケで勢い余って壁?にぶつかり、頭に“たんこぶ”ができてしまう。
階段を踏み外して足首を痛めた子。
遊んでいて、かさぶたが取れてしまった子。
ドッチボールで足を踏まれて痛がった子。
そして、花を綺麗にしようとハサミで切っていたら、自分の指もを切ってしまったアヤカさん。

不幸中の幸いか、大ごとにはならなかったけど、保護者に連絡をしたり対応に追われた日。
(こんな日もあるよな・・・でも、一日にこんなにハプニングが起きたのは初めて)と思って、何気なく六曜を見たら「仏滅(縁起の悪い日)」でした。

で、実はこの日は元々「鹿島ピクニック」の予定日。
もしも「仏滅の鹿島ピクニック」だったら・・・と思うとゾクッともしたり。
ヤケド、熱中症、擦り傷、切り傷、荒天などが想定できた鹿島ピクニック(だから中止した)。
全てが起こったら対応できてなかったかも・・・と、ホント中止を決めてよかった。

でも、仏滅には別の意味合いとして「再出発」の意味も込められているから、明日から好転するのか?

と、言うかココ大付属学園も残り6日!運気はもう上がるしか想像できず、最高潮で終了して、To be continued. になってほしい。

最終週は「サヨナラココ大付属学園夏休み編」と銘打っての納涼祭/大祭り。
保護者から寄付された大量の大小の「鈴」が景品。

鈴には「縁起の良いものを引き寄せる力がある。と信じられている。」とのこと、この時の為のような演出!