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2025年3月16日日曜日

2025年初めてでした。

これで1350円(ナンお代わり付き)

先日の「デュエットでのミートスパ」に続き、妻と「ニューポカラ」へ遅めのランチに。
前回来たのは11月、その前が8月と言うことは、2025年初めてのニューポカラ!
常連なんて言えませんな・・・。

私はスペシャルランチセット(サラダ+タンドリーチキン+サグチキン+本日のカレー/シーフード+1カラwithバター+ナン+マンゴーラッシー=1,350円)、妻はサラサラカレー(サラダ+1カラ+ナンwithバター+アイスティー=950円)。
これでナンがお代わりできるのだからお得(一枚が大きいからお代わりしなかったけど)。

訪れた時刻は13時頃、私たちが訪れた時はお客さんの多くが食事を終えたタイミングだったけど、13時過ぎでも新規のお客さんが数組来店して、フレンズの店は安泰という言葉がピッタリだった件。

妻と食べていて、そもそもネパールカレー&インドカレーとの出会いは、ニューヨーク時代にマンハッタンの一角(30St-40St辺り)にインド系通りがあり、インドカレー店が多く、近くに住んでいたこともあり、時々訪れたことで好きになった思い出。
茶色や赤色、緑色など色々な味のカレーがズラリと並び、食べ放題だった思い出。
客に“媚びない味”で刺激が強かった思い出。

ちなみにこれまで海外でワニ、カエル、ウサギ、ダチョウなど色々食べたけど、唯一食べれなかったのは「ヤギミルクのライスヨーグルト」の発酵味。

閑話休題。
銀天街や大街道に行けば大手チェーン店が多くなり、ご当地&地元の店は少なくなってる感があるから、応援しないとね。と、応援額は合計2,300円だった件。ごちそうさま。

2025年3月15日土曜日

11回で28,820円ナリ。


10年ぶりの歯医者通いは11回で終了
昨年10月からだったから6ヵ月間!長かった。
全11回の治療にかかった金額は合計28,820円。1回あたり2620円。
1回の治療時間は約30分、そんなものかと。歯医者に費やした総時間は5.5時間。
この時間を他に注げたかも・・・とも思うけど、5.5時間でこの先しばらくの安心が買えたということにしようが、50歳超の意識。

今回の経緯は詰め物が取れてしまった診察で、新たな虫歯が1本見つかっての治療。
歯磨きは毎食事にしてたけどダメでした。

2025年1月情報によれば、歯科医の数は全国で66843軒、コンビニが全国で55657軒というのだから、歯科医の方がコンビニより10,000軒以上も多い。
その理由は「個人事業主が多い」からだそうで、松山でも歯科医が多いような気がするのは実は本当。実際に今回の歯医者に通う道沿いには、もう一つ別の歯医者がある。

でも、わざわざ“その”歯医者を選んだのは「これまで、何回か目の前を通り覚えていたこと、そして新しかった」から。「電話をしたら、すぐに出てくれた(もう一つの歯医者が電話が繋がらなかった)」から。
選ばれるって意外と些細なこと、シンプルなこと。

「上位3番目では難しいかもね・・・」と、事柄を想起する時に上位からどれだけを候補とするか?という話をした所だったので思い出す。
3つの選択肢から「どれか?」より、2つの選択肢で「どっち?」の方が選びやすいと言う話。

(じゃあ、なんで10年前の前回と違う歯医者なのさ?)と言うのは、恐ろしい目にあったから・・・もあるけど、引っ越したことで遠くなったことも。
すると「近い方が」になるけど、通り道あった別の歯医者は「古くて」選ばなかった。
やれやれ、優先順位は何なのか?

妄想&想像&構想。


もう、これらのチョコレートはない。
でも、こう言うことだと思う。これまで何度も妄想&想像&構想したけど実現に至ってない一つのアイデアが「愛媛(地域)を模ったお土産開発」。

それも私の場合はフィルム・コミッションなので「ロケ地」とか「地域資源」をモチーフに開発できないか?を10年以上温めているけれど妄想&想像&構想の域を出ていない。
ちなみに「ご当地モナカ」もその一つ。

魚(鯛?)、桜、栗、富士山プリント、ミカンなどを模ったチョコレートの中には、味に変化を出しているものあれば、ゼリーや求肥が入っているものあり面白かった!

愛媛を模るなら「ミカン、ミカンの花(県花)、鯛(県魚)、カワウソ(県獣)、島、松山城、道後温泉、路面電車、駅など」かな?
富士山のチョコは表面にプリントしてあり、“この手”のチョコも結婚式などで多くなった。

でも、模ったチョコは諸々の費用が必要で原価が高なる。だから、写真のように一つ一つ違う形ではなく、四角型で包み紙に「ロケ地など」の地域情報を印刷するのもアリ。
“その手”のチョコレート土産は北海道などでよく見かけるけど、観光地など美しい所の紹介であって、ロケ地はない(と思う)。

大きめの板チョコ(味はミカン味とか)の包装紙にロケ地情報などを記した土産もアリと思うし、食べた後に手元に残るよう、ロケ地情報などがプリントされた缶に入ったチョコ(この場合はフツーのチョコ)でもいいかも。

いっそのこと、板チョコなら正岡子規の横顔とか「坊っちゃん」に登場するメンバーを模ったチョコとか加藤嘉明を模った歴史系チョコもいいかも。

あっ、みきゃん、ダークみきゃん、こみきゃんを模ったチョコレートはあるのかしら?
確実に売れますな、作ろうかな?と、また妄想癖がモクモクと。

2025年3月14日金曜日

オーバーツーリズムとは違う話。


(フィルターなどを使っていても)素敵な映像と思いました。それは、そもそもの資源が魅力的だったのだけれども・・・。

これまで善意や親切心などで許容されてきたコトが、許容できなくなっていると愛媛県内でも報告されるようになる。

と、言うのも(おっ!愛媛だね?いいね)と流れてきた映像には、許可が曖昧な私有地が写っていたり、お参りもせずに写真だけを撮って帰ったり、公開されていないロケ地が紹介されたりして・・・。

撮影自体は全く問題ないけど、写真を撮る場所には十分な配慮が必要な話。
想像して欲しい。知らない人が自分の敷地に無断で勝手に入ってきて(道に迷ったのかな?)と思ったら、写真を撮ってササッ!と逃げるように去っていく。

キャーキャー言いながら写真を撮る本人達は楽しそうだけど、そこは以前から神聖な場所。
お参りも敬意もない振る舞い。イベント会場ではない。注意書きを置いても効果は全くナシ。

訪れる人が多すぎて地域が困る「オーバーツーリズム」とは違う困り話。
「マナー」なのか?「モラル」なのか?「ルール」なのか?自分だけが訪れるわけではなく、その次にも、その次にも魅力のバトンタッチで繋いでいるような感じなので、マナーやモラル、ルールを破り、バトンを落としてしまってはいけないと思うんだけどな。

キレイな映像はさぞ自己満足と思うけど、大抵、そのような人たちは一回しか訪れない。
「あんたたちも同じだろ?撮影は遠慮して欲しいんだよ!困ってる!」と、ロケ候補地が一つ無くなることが、どれだけ愛媛へのロケ誘致に影響するか?
フィルム・コミッションだけが抱える問題なのかと?

ご当地映画頓挫トラブル


岐阜県関市で起きた「ご当地映画の制作」に伴う頓挫トラブル。
PR目的のご当地映画を2000万円の補助金で制作しようと、2023年の公募で2社(IROHA STANDARD社とファニーパンドラ社)が選ばれる。

今回の事態は
IROHA STANDARD社(兵庫県豊岡市)がおこしたもの。
ファニーパンドラ社は「怪獣ヤロウ!」という作品を完成させて2025年1月に公開、その後全国公開も、「劇中劇」だから好み。いいね!

2023年度+2024年度に
IROHA STANDARD社へ計2,000万円を交付したものの「ご当地映画」は完成せず、公開メドもたたず、岐阜県関市は全額返金を求めるとのこと。

公募内容は以下の通り。

1.関市を舞台とし、または市内を中心に撮影が行われる映像作品を製作する。

2.映像作品の公開で、関市の知名度向上、観光誘客等の経済効果が期待できる。

3.令和7年3月31日までに、製作した映像作品を国内の映画館で上映する。

4.製作した映像作品の中に関市を表示する等の方法により、関市の知名度向上を図る。

5.製作した映像作品の内容が公序良俗に反するものではないこと。

6.製作した映像作品の内容が宗教的目的または政治的目的を有するものではない。

※  映画館で上映するとは、複数の映画館において4週間以上有料で公開する。

片方は作品化&公開までできて、もう片方は頓挫&中断してしまった件。

岐阜県にはJFCに加盟する岐阜フィルムコミッション(岐阜県)がある。
IROHA STANDARD社から撮影支援依頼はなかったと思われ、関係ないのに“撮影”と言うことで“とばっちり”を受けなければいいけど。


本当は作品で岐阜県関市をPRしたかっただろうに、不名誉な話題が全国規模でPRされてしまたという、笑うに笑えない皮肉な話。
と、言うかこの騒動が計算だったら超敏腕プロデューサー。


こう言う話題、後を絶たない・・。

2025年3月13日木曜日

商品開発は難しい。

宍道湖のシジミを使った品を購入。

(おっ!どう見てもコスパ的に一番お得ではないか!)と「シジミ味噌汁の“お湯を入れるだけ”商品」を見つけて手に取る。

そして、愛顔の食卓、6次化商品開発などでついクセとなったパッケージを裏返して原材料や製造場所を見ると、手に取った商品のシジミは外国産だった・・・。

ここは島根県松江市。
シジミで有名な場所で目の前に宍道湖があるにもかかわらず外国産のシジミを使った商品が置いてあるのは、購入者の価値観の違いに合わせたからか?

でも、せっかくなら「宍道湖で獲れたシジミ」を使った「シジミ味噌汁の“お湯を入れるだけ”商品」が欲しかったので、宍道湖産シジミを明記していた写真の商品を求めた。

鳥取県米子市にて。
ホテルで「名物!梨カレー」なるものを食べたけど、誰もが思うように梨の味はしなかった。
鳥取県と言えば「すなばコーヒー」が有名だけど、前回訪れた時に買ったから今回はパス。
「ご当地コーヒー」は今では全国どこにもであるので、味というより話題性という感じか。

「準チョコレート」は「チョコレート」よりも質が低いし、チョコレートにしてもカカオ含有量が70%以上のモノを選ぶし、「ラクトアイス」も「アイスクリーム」より質は低い。
商品開発に携わってから「本物」を選ぶようにしていて、なんと言っていいか「なんちゃって商品」には気をつけようと思ってる。

「なんちゃって商品」の原材料はカタカナが多く、多く入ってる。
本物にはカタカナ原材料は少ないし、シンプルな構成。

そもそも(それって本当にニーズを汲み取って開発したの?プロダクトアウト的な発想じゃない?)という土産品もあって商品開発の難しさが痛かった件。

その点、「ご当地もなか」は原材料がシンプルで多く入れられないのが良い所。

愛媛の芝は青いのか。


鳥取県米子駅前で見たのは空へ向かって進む機関車。
(へっー!松本零士って鳥取にも縁があったんだ!)と思い込んで写真を撮ったら、「銀河鉄道999」ではなくて、山陰鉄道発祥の地でイメージは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でした。
これまた、へっー!となる。
世代によって感じるイメージは違う・・・というモニュメント。

2024年度の出張が全て終わった。
本来ならこの時期は香港FILMARTだけど、諸事情でとりやめに。

香港、台湾、韓国と、アジア圏での映画・ドラマにおけるマーケットシェア、影響力などのパワーバランスは目まぐるしく、その中に日本が加われていないことが悲しい&寂しい。
どこのマーケットを狙うのか?それとも創るのか?側から見るとそんな感じか。独り言です。

2024年度の出張が終了。
東京都、長崎県、福島県、釜山市(韓国)、熊本県、宮崎県、鹿児島県、北海道、千葉県、埼玉県、兵庫県、香川県、京都府、和歌山県、島根県、鳥取県を訪れる。

多くがフィルム・コミッション関係だけど、同時にまちづくりの現場にも訪れると、抱える悩みはどこも大差ないな・・・という反面、可能性はそれぞれ異なって“隣の芝は・・・”と思うコトもあったり。
だけど、そんな地域からすれば愛媛の芝は青々と見えている!?とも思ったり。

特にフィルム・コミッション的に言うと「笑うマトリョーシカ」「がんばっていきまっしょい」「劇場版トリリオンゲーム」と2024年度は連ドラ、アニメ映画、人気作品映画とバラエティに富んだ作品に恵まれたからかもしれない。

でも、欲を言えば、これらの支援作品をもっと地域の活性に活用できたら・・・は担当者の気持ちで、各地のFC担当者も同じはず。
訪れないと、関係者から直接話を聞かないと分からないことばかり。

2025年3月12日水曜日

掲載_愛媛経済レポート3/10号。


松山に帰ってきたら投函されていた「愛媛経済レポート3/10号(第2436号)」の掲載誌。
窪田記者には数年前から色々と取材してもらい、そんな間柄なので今回も「劇場版トリリオンゲーム」の公開に合わせて取材していただく。

「次作品の誘致状況はどうなんですか?まだ言えないですか?」など、記者自身も興味関心を寄せてくれる話題、大切。大感謝!

そして、第三者が発信してくれることで、自分では届けられない層に届けられること、もっと大事。
先日の研修会でも「FC活度への理解と協力には広く伝えられる地元メディアとの関係性大事!」と伝えた所。

そんな「劇場版トリリオンゲーム」は105万人の動員を突破し、興行収入も15億円超は確実。
これで愛媛撮影作品としては「真夏の方程式」以来、12年ぶりの10億円以上の興行収入。
これで公式に残る。

その一方で、無償配布の「劇場版トリリオンゲーム」のロケ地マップが「フリマサイトで2枚500円で売られてたんです。」という担当者の嘆きを聞いて「私にも“ロケ地マップありますか?”と電話が数本あったよ。」と伝えたけど、転売ではなく本当のファンと思ってる。

5万枚刷ったのに、1週間後にはほぼ無くなってしまったロケ地マップ。ホントなの!?
手元に残っているだけになったのか!?プレミアになっても売りません。

果たして、映画やロケ地マップなどの効果で松山にも多くの人が訪れるんだろうか?
と、思っていたら義姉が鑑賞していて「愛媛のロケ地って、しまなみ海道?亀老山展望台?でしょ?あとはどこだったの?」「松山観光港だよ。」「あっー!分かった!夜のシーンね。佐野優斗くん!」と、身近に映画のファンがいました(笑)。

フィルムコミッションの役割の一つは、地域の資源を活用してどれだけ話題を作れるか?ということ。

少し安いプランです!に泊まってみた。

一人だけど強制的ロフトが組まれた部屋だった。

少しでも宿泊費が抑えられるなら・・・は出張者の願い。
とにかく訪れる先々で宿泊費の値上がりを感じてる。

そんな中で、時々あるのが「部屋タイプは選べない代わりに少し安いですよプラン」で、チェックインの時点で部屋をあてがわれる。
作業と寝るだけだから、そんな条件で宿泊費が少しでも抑えられるなら問題ナシ!と言うことで2泊する。

1泊目。部屋に入ると靴を脱がなければならない「小上がり」になっていて、床が畳調でベッドも低い。部屋は正方形型で、1/4は洗面所&バスルーム、2/4がベッド、4/1がテーブルとテーブル言うレイアウト。一言で言えばコンパクト。
部屋自体は良かったんだけど、作業机がなかった・・・。
ローテーブルにソファは寛ぎたい方にはピッタリ。

でも(特に安くした条件は何だろう?)と思い、カーテンを開けたら真っ暗で、(アレ?)と思ったら、隣ビル壁と近すぎて外光が全く入らずでした。でも全く気にしない。

2泊目。大手チェーン店のホテルで自動チェックインを済ませ、部屋に入って驚く。「えっ!?ロフト!?」とダブルベッドの上に鉄格子でシングルサイズのベッドがあって、この部屋は特別に広い部屋でもなく、14m2程度の小さな部屋。
そこへ強引にもう一人分のベッドを作るとはアッパレ!に変わる。

どんな人が使うの?と思ったけど、親子二人旅とか女性同士2人旅とかにはありがたい部屋(=宿泊費を抑えられる)かも。

で、一人には不便かと思いきや、荷物をベッド脇に全て置けるメリットを見つける(さすがにロフトには寝なかった。)

そして写真ではロールカーテンを開けてないけど1泊目と同じかと思いきや開放的な光景があり、そんな光景を見ながら作業机て学長日記書いた。
宿泊記は想像を超えるから面白い!

2025年3月11日火曜日

天国へ手紙を書く。

妖怪ポストのようだけど天国へのポスト

黄泉の国の入り口「黄泉比良坂(よもつひらさか)」まで揖屋駅から徒歩25分。
フィクションなのか?ノンフィクションなのか?ファンタジーなエピソードを求めて、揖屋駅を出発するも、いきなり道を間違えて5分のロス!痛い!

早足で向かうも初めての場所は、道を間違えそうで怖い(早速、間違えた所だし)。
そして緩やかな登り坂が続き、トレーニングのようにヒーヒー言いながら黄泉比良坂へ急ぐ。

途中から「黄泉比良坂」という案内板が出ていたので更に加速して「300m先」と分かったものの、道は細くなり住宅と畑の間を歩いて行き心細くなる。
(ドキュメント72時間もこの道を通ったのか?)と思いながら進むこと数分。

突き当たりとなり、車が3台ほど駐車できる広場に出る。
そして、その広場を囲むように通り道があって、ここが黄泉比良坂(よもつひらさか)か!と分かるも周りの自然と一体化しているので、「黄泉の国への入り口とやらはどこ?」と謎だったけれど、視界に入る大きな石や石碑が黄泉比良坂(よもつひらさか)の全てと分かるのに時間を要してしまう。

実は「黄泉の国への入り口」は大岩で塞がれている・・・。が伝説。
なので(この大岩の向こうに黄泉の国へ通じる道があるのか!)と想像する。
なぜ、大岩で塞がれているのかはコチラ(しまね観光ナビ)から。

ココに来たら天国への手紙を書かなきゃ!と思っていたので周辺の探索はそこそこに、25年ほど前に天国へと逝った祖母に「みんな元気ですよ!」と書いてポストに投函(このポストがゲゲゲの鬼太郎への妖怪ポスト(鬼太郎への妖怪退治依頼ポスト)にソックリだったのは余談。)

おぉ!揖屋駅発松江方面行きの電車出発時刻まで残り30分!
来た道を、また急いで戻ったら出発5分前に到着。
完璧な時間運びで、元々無かった予定が充実する。これも天国の祖母のおかげか(涙)


黄泉比良坂(よもつひらさか)、黄泉の国へ。


米子駅から松江駅へ移動して、その後は空港リムジンバスで出雲空港へと思うも、時間が中途半端に余り(どこかに立ち寄れないかな?)と調べる。

観光協会のサイトで調べるもカフェや神社、陶芸などの体験などが多く(ちょっと違うんだよな)と、しつこく探し続けたら「黄泉比良坂(よもつひらさか)」という情報が出てきた!

(んっ!?見たことがあるような・・・)と思ったら、NHK「ドキュメント72時間」で2023年6月に放送された場所で観てました。

(探した甲斐があった!)と思ったのも束の間、ココで3つの確認事項が発生する。
【問】「黄泉比良坂」の最寄駅はどこか?→【答】「揖屋(いや)駅」と分かり、ナント!米子駅と松江駅の途中にあった!

【問】「揖屋(いや)駅」から「黄泉比良坂」までの距離は?→【答】揖屋駅から徒歩25分だった。

【問】「黄泉比良坂」から戻っても都合のいい電車はあるか?→【答】1時間に1本の電車が運行とわかり、往復1時間以内に戻ればOK!と分かる。

これは行くしかない!と米子駅から電車は出発。
次の駅は「安来駅」で、先日、足立美術館に行った時に降りた駅だ!と、この路線は一見フツーの地方路線だけど沿線の魅力資源がスゴいな・・・と思いながら電車に揺られて約20分、揖屋駅に到着。

(到着したら早足だな。片道25分だと往復で50分、現場に居られるのは10分以内か・・・)と考えつつ、改札口を出て地図が示す方向へ進むも、なんか変!
一つしかない改札口を出てまっすぐ歩いてしまったけど、黄泉比良坂は反対方向だった!

(どうやって駅の反対側に行くの?)とキョロキョロしてたら「どうした?どこ行くの?」とタクシーの運転手さん。
「ヨモツヒラサカです。」と、伝えると「送っちゃろか?」と言われるも「歩いて行きます!」と伝えつつ頭をさげて、線路を横断する陸橋を渡る。
急げ黄泉比良坂へ!すでに予定よりも5分ロスだ!

2025年3月10日月曜日

全フリの地域づくり。


水木しげるロードとは、境港駅から水木しげる記念館までの約800mの通りのこと。
その800mの道の両脇には177体のブロンズ製の妖怪たちがウェルカムしてくれている。

全国的にも有名になり、平日の日中にもかかわらず多くの老若男女が歩いていて、気になった妖怪と記念写真を撮ってた。
ちなみに水木しげるロードの途中には「妖怪神社」なる神社もあり、目玉石というエピソードを持つ石があった。

そして同じく、800mの道の両脇には色々な店が並んでいて、その95%が「妖怪系」で、その全フリ具合が半端なく、水木しげると添い遂げる気概を感じた(爆)。

と言うのも、ぬいぐるみ&フィギュア、おもちゃ、キーホルダー、ストラップ、お面、ノートや鉛筆など文具類、絵葉書、Tシャツなど衣類、バッグなどアクセサリー、ぞうりなど履き物、消毒液などの衛生用品、クッキーなど焼き菓子、せんべいなど米菓子、飴&グミ、チョコレート、麺類、妖怪をモチーフにした手づくり品など、世の中に出ている商品のほぼ全てを「鬼太郎 or 妖怪バージョン」に変えて販売しているように見えて(この全フリはスゴいな)となる。
ちなみに残り5%は、イチゴなどフルーツスイーツ、カフェだった感じ。

そして、案の定、ご多分に漏れず「妖怪モナカ」を発見!
2個入り、4個入り、6個入り、8個入りの4バージョンあって、どんな違いがあるのか分からず店員さんに聞くと「6個入り=6人入り」とのことで一番売れるとのこと。
それ以外は人気キャラが重複して入っているとのこと。へぇー、聞いて良かった。

そして「この、梨味の餡って想像がつかないな・・・」と、つぶやくと「皆さん、そうおっしゃるんですよ。6個入りは梨餡が3つ、小豆餡が3つなので食べ比べてください。」と店員さん、ターゲットのツボを押さえてる!で、迷わず6個入りを購入。


水木しげる記念館にて。


“ムー”少年だったからか、中学生から水木しげるのファン。
「あんな」「こんな」「そんな」を10年前から書いたり、展示会に行ったり(爆)。
だから、松江駅(島根県)から米子駅(鳥取県)までわずか30分、米子駅から境港駅まで50分ほどと知ったら、「水木しげる記念館」に行くしかないでしょう!聖地!

館内は生い立ちから始まり、絵が上手な神童と言われ、のんのん婆と過ごしたことで「目に見えないモノに興味を抱いたり」したものの、いづれ来る・・・と思っていた赤紙が来たら(もう終わりだ・・・)と絶望し、南の戦地へ送り込まれても所属部隊が全滅したり、敵襲を受けて瀕死の重傷を負っても死ななかったのは“神がかり的な何かがあったよね?”と思わずにはいられないエピソード。
この辺りは漫画でも発刊されている。

以前から水木しげる作品で気になっていたのが独特の描き方で、唯一無二の雰囲気と思ったら、「アメリカンコミック」に強い影響を受けていたことを、浦沢直樹がホストの「浦沢直樹の漫勉neo(2024年3月18日)」を見たときに納得&解決したのを思い出す。
だから、ゲゲゲの鬼太郎の第一巻(登場人物の水木も)もアメコミタッチ(特にカラー版)。

展示会ではなく記念館だから、生き様などの資料&展示も多く「屁のような人生(要するに全ては屁のようでどこで漂っていても大したことはないのである。)」なんて教訓、そんな境地に辿り着きたい!と思ったほど。

2時間ほど満喫して記念館を出てベンチに座り、電話で話していたら、向こうから「ねずみ男」が、こっちに向かってきて、指で私と自身(ねずみ男)を指して「その電話、代わろうか?」みたいなジェスチャー。

電話が終わり「こんにちは!」と言うと、今度はスマホと自身(ねずみ男)を指さして「写真を撮ろう」的なジェスチャーだったので、撮ったのがコレ。


2025年3月9日日曜日

延長戦後半は3時間超。


島根県と言えば「VIVANT」のロケ地として有名。
最近では「仮面ライダーガッチャード」の新作ロケ地になったと教えてもらい、「いいなぁ、ヒーロー映画。愛媛でも撮影して欲しいな」と呟いてしまったのはナイショ。

研修会後の延長戦でも終わらなかったフィルムコミッション談義。
ハーフタイムを挟み、場所を移して延長戦の後半戦がスタート!

島根県としてはNHK朝ドラ「ばけばけ」の撮影を控えて、放送が始まった際、どのようにすれば県外から誘客ができるか?県外でのプロモーションは何が効果的なのか?

テレビも映画も含めて、撮影と同時に話題になり、観光客が押し寄せてくるのは稀で、「ばけばけ」の放送で多くの人が訪れるであろう「城山(じょうざん)稲荷神社=小泉八雲が出勤中によく立ち寄った神社で、当時は無数の狛狐があったそう」「小泉八雲が暮らした家(旧居)」に行ってきたけど、現在は静か。
松江市内をめぐる周遊バスも人気なるだろうな。

今期放送中の「おむすび」は神戸フィルムオフィス、岡山県FC協議会は「カムカムエブリバディ」、えひめフィルムコミッションは「坂の上の雲」と、NHKのドラマ撮影にもフィルムコミッションの協力は欠かせず、この機会をどう活かすかはFCの腕の見せ所と作戦がモノをいう。

ただ諸事情で映画のように大々的なプロモーションができないのも現実。
あの手(≒ロケ地)、この手(≒プロダクトプレイスメント)、その手(≒寄り道策)など壁打ちのようにアイデアを紹介したけど、フィルムコミッションが手がけたプロモーションが話題になることを願う!

「これは何ですか?」と尋ねたのは目の前のテーブルに置かれた“何か”がまぶしてある刺身。
「寒鮒(カンフナ)です。まぶしてあるのは卵で出雲地方の名物(=子まぶし)です。」
「んっ!歯ごたえがあって美味しい!」
「でしょ!」と、延長戦後半は3時間超だった件。よく喋った。

延長戦に突入!


島根フィルムコミッションネットワーク(島根県観光連盟)から声をかけていただき研修会。
一緒に招かれたのは、岡山県FC協議会(岡山県観光連盟)の妹尾さん。
岡山県FC協議会とは、公開中の「劇場版トリリオンゲーム」で一緒に撮影支援をしたり、2024年6月には高梁市のFCと共に愛媛県を訪れてくれたりの間柄。

今回の研修は、島根県が舞台のNHK朝ドラ「ばけばけ」の撮影を控えての諸々で、他にも県内の担当者向けに撮影との向き合い方などを伝えて欲しいと依頼。

13:30から始まった研修は、つつがなく進み16:00には終わったものの・・・。
次第を見ると「16時から希望者を対象にした個別相談会」なるものが明記されていて、数名は交通の都合などで帰られたけど多くの関係者が残り、延長線スタート!

誤解を恐れずに、平たく言えば「撮影を誘致すると、良いことも&悪いこと(=注意点)も起こる可能性がある。」と言うこと。
その比率は「良いこと9:悪いこと1(=撮影を10回経験したら良いことは9回、1回は悪いことは起きる)」
という感じ。

しかし、良いことは伝えやすくても悪いことは「不都合な事実」なので、フタをされてしまうことが多い。
「録音してないよね?」とジョークを飛ばしながら実際に起きた良いこと、悪いことを赤裸々に伝える。

話せば話すほど、話はズボズボ深化し「フィルムコミッションのあるべき姿とは何だろう?」に辿り着いてしまう。

映画やテレビなどに取り上げてくれるからと言って、地域が被害を被ることは本末転倒だし、FCは本当に必要だ!と太鼓判を押しながらFC担当者がいなかったり・・・。

「あぁ!もうこんな時間!」と慌てる島根FC担当者。
「この続きは懇親会で!」となり、ハーフタイム!

2025年3月8日土曜日

会場入りまで2時間30分。どうするか?

国宝松江城

ホテルをチェックアウトしてから、研修会場入りまで2時間30分。
時間までどう過ごすか?の選択肢は2つ、(1)カフェや図書館などに入って作業をする。(2)観光する。

もう一つ、大切なのは「この日も松江市内で1万歩を歩かなくてはならない」こと。
するとカフェや図書館でのPC作業をしては、1万歩達成は怪しいと分かり、ホテルから徒歩で国宝松江城へ行き、その後はテキトー(行き当たりばったり)にしようとなる。

国宝松江城は完成当時から現存する12天守のうち一つ(一つだけでも現存していることはスゴいけど、愛媛県には「松山城」「宇和島城」と2つもある。)
松江城も素敵で印象的だったけど、比較してしまうと松山城のスゴさは飛び抜けていると分かった。

多くの観光者はそのまま“来た道を戻ってしまった”が、奥(裏)へ行ってみようと進むと、閑静な場所に出て、小泉八雲(ラフカディ・ハーン)がよく立ち寄っていた稲荷神社があったり、お堀を遊覧する船と出会い手を振ったり、武家屋敷の並びに小泉八雲の家があったり、松江スゴいぞ!となる。

この時点で既に1時間以上歩いていて歩数は稼げたものの、あと1時間ほどどう過ごそうか?カフェで休憩するか?となるも、再び、松江城の入り口にやってきたら「レイクラインバス」なる観光周遊バスの存在を知り、1回210円で一周できると言うではないか!

さらに一周の所用時間は約50分ということでバスの車窓から松江市内を見て周る。
街中を走ったと思ったら宍道湖沿いを走ったり、そして車内では昔の様子も流れて意外と面白い!

で、あっという間に再び松江城のバス停に戻ってきて下車。
ここから会場まで徒歩10分。なんだかんだで2時間30分を松江市中心部で過ごせてしまった。
松山市ではできる?

ついに足立美術館へ。


島根県に前泊。前回は出雲大社に行ったし、石見銀山は遠いし・・・と訪れる際は地域の魅力資源を探すことに余念がなく、国宝の松江城は・・・明日行けるか?となり、色々と調べていると「足立美術館」があるじゃないか!と気づく。
松江駅から電車で25分、これは行かなくてはならない!と出発前に決めていた。

出雲(縁結び)空港から松江駅まで行き、足立美術館の最寄駅は安来駅と分かったが「安来(やすき)」という漢字が読めず「アンライ」と言ってしまい、バスの運転手さんを困らせてスタート!
安来とはドジョウ踊りの安来節で有名な土地柄と後で知った。

安来駅から足立美術館へは無料のシャトルバスが出ていて、この日は悪天候だったのに15人ほどが乗車。約25分揺られて到着した「足立美術館」。

一言で言えば「2002年から23年間連続日本一の日本庭園を持つ美術館」として世界中にその名は広がり、日本一を支える庭師は、サラメシなどの番組に数多く出演されていて有名人。

収蔵品は横山大観(1968-1958)と魯山人(1883-1959)の作品で有名。
ちょうど横山大観の絶筆作品「不二(1957)」が半世紀ぶりに公開という機会(これまで個人所蔵だったのを足立美術館が購入した)で、日本画に詳しくないけど、朦朧体を確立した横山大観は知ってるし、魯山人も「おいしんぼ」の海原雄山のモデルとして知ってた(笑)。

と言うように、収蔵作品よりも美術館そのものに興味がある!行ってみたい!というのは珍しい。少ない。
そんな日本庭園は完璧で、まさに作品の一つで、奥の奥に見える滝まで、視野に入る部分は敷地というのだから、金持ちのあるべき姿を足立美術館に見る。

入館料は2300円/人大人と他の美術館と比べると高いけど、収蔵作品の質、日本庭園の質を考えると高くないと思えるのは私だけではないはず。

2025年3月7日金曜日

久しぶり!島根県。

写真家「ソール・ライター」のような画

午前4時の起床に支障がないのは超朝型だから。普段なら朝散歩に出発だけど、この日はシャワーを浴びてインスタントコーヒーを飲んで、パンを食べて歯磨きして、布団をあげたら朝のルーティン作業(ブログを書いたり、アップしたり、届いていたメールに返信したり、NewcPicksにコメント残したりなど・・・)で一区切り。

気づけば時刻は午前5時30分。
出張準備を整えようとイメージするも今回は農作業もないし(笑)、荷物はパソコン一つさえあれば何とかなると思い、末っ子くんからのお下がりバッグに着替えを入れたらまだ午前5時50分だった。

食器を洗い、床掃除をして、電気&ガスを止めて午前6時過ぎに戸締りして出発。
朝一便のリムジンバスの乗って松山空港に到着。午前6時45分頃なのに空港は意外にも混んでいて、出発の人以外にお見送りだった模様。

午前7時25分に羽田行飛行機は松山空港を離れる際、飛行機の窓についた雨粒、向こうに見えた景色が写真家「ソール・ライター」の作品のように見えて撮影。

70分の飛行で羽田空港へ到着。空港バスが迎えにきたので乗り込むもバスは動く気配ナシ。
バス&飛行機の周りに集まるグランドスタッフや関係者。急病だったのかな?タラップを上がったり下りたりする人がいて、10分ほど待ち続けるも誰も下りてこずバスは出発。
次の乗り継ぎ便まで約30分。余裕があって良かった!

ラウンジでコーヒー飲んでPCを開くと「どこか見晴らしのいい所を教えてください。」と撮影相談メールが入っていたので、ササッ!と返答して、次の搭乗口は「出雲(縁結び)空港」へ。
既に搭乗は始まっていて、出雲縁結び空港行きの飛行機は国際線仕様で一列が2席×3席×2席とデカかった。

羽田空港から出雲縁結び空港までは約70分。宍道湖の上を通り、着陸。
久しぶりだね。島根県。

1312人の中の一人。


特別に深い理由もなく、何気なく「副業」という言葉に興味を持ち、ミーミルというサービスに登録したのが数年前。

それから「公益活動(NPO法人)、生涯学習(ココ大)、地域の魅力発信(フィルムコミッション)などに強い人」という立場で「相談に乗って欲しい。」「意見をください。」などの問い合わせが発生。

その都度、対応していたら数千円/件から数万円/件の報酬をもらえた。でも自分からは積極的にPRしていたわけではなく、ミーミルからの提案&マッチングでの事だったから年に数回。

そんなミーミルがNewsPicksと連携することになり、「フィルム・コミッション」という分野がなかったから提案すると、NewsPicksの認定エキスパートの一人として認定しましたので専門家からの知見やコメント、NewsPicksを支えてください。という連絡が入る。
そんな専門的な知見を持つNewsPicksの認定エキスパートは1,312人とのこと。

これまで全体をざっくり見ていた単なる一人のユーザーから、突如、専門領域を担うと思ったら急に自分ごと化されて、ワワッ!となったけど、これもいい経験。

コメントを残す際は他の人が参考にできるよう意識を一層高めたいし、自分も学ばないといけず、でもその学びは自分にとってプラスしかないので(いいね!)となる。

今回、改めてフォローする分野を設定したのだけど、「フィルムコミッション」が関係する記事は少ない方で、「邦画」も数本/日だけど、それが「映画」50本以上/日になり、邦画の年間公開本数は2024年が685本という事実=多さを(間接的でも)浴びてしまった感じ。

報酬は発生しません(と思う。)
1か月後、1年後、どうなっているんだろう?自分の専門分野に一層磨きがかかり、一段でも上がれたら・・・と思うと、まだ見ぬ自分に期待してる自分。

2025年3月6日木曜日

みんな悩む。

味噌がかかったチーズケーキ、奥はプリン。

「勉強なんて嫌だなぁ・・・」と、進路ではなく勉強自体に悩んでいた小学生。
でも、そんな苦労を乗り越えて志望校に入学、おめでとう!

「はぁ・・・南海トラフ地震が怖い。」と姪っ子。「地震が起こらない国ってあるの?」に「マレーシア、シンガポール、ニューヨークもないよね。ヨーロッパも少ないと思うな。」と妻。
「(地震が怖いから)海外に行こうかな?」と続ける姪っ子に「そんな切り口で海外へ行くのもアリだね。」と、味噌(チョコレートのように見えるけど)が、トロリとかかったチーズケーキの写真を撮りながら叔父(=私)。

学生は勉強と共に就職への意識も余儀なくされて、技術力&思考力などの鍛錬の傍で(自身の適正などで)就職活動に悩むし、そんな学生たちを支える先生達も実は大いに悩んでいる。
なぜなら、学生達の人生を左右してしまう存在だから。

保護者も悩んでる。ココ大付属学園へ行かせようか?でもお金が必要だし、家で留守番させようか?でも家だと勉強しないかもしれない・・・。
とても多い要素に優先順位や天秤にかけて判断しないといけない。
そして、そんな親は共働きだから、昨日の仕事、今日の仕事、明日の仕事と脳の半分は仕事、その半分は家庭とマルチタスク。

50代も大いに悩んでいる。「ミッドライフクライシス(中年期の心の不調)」という言葉もあり、これまでの積み重ねから、今後の見通しを立てる世代だけど、世の中の変化と描きたい今後には乖離があり、ギャップ(溝)を埋めたくても、その溝は深く大きく埋まらない。

60代も悩む。「人生100年時代」とか煽られて、65歳まで働こうと思っていたら70歳まで働いても安泰にならないかも知れないと分かり、「一生現役」
などの言葉にゲンナリしている。

70代だって悩む。健康年齢(日常生活が制限されることなく生活できる期間)は男性72歳、女性75歳。80代だって「終活しないと・・」と思っても、どうしたらいいか分からない。

悩みが尽きないのが人間の性なら、悩んで“生きてる!”を実感するのもアリという話。