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2023年3月31日金曜日

人の気持ちに触れる。


「インチキ!色紙ない?」「あるよ」と指差して数分後、今度は「インチキ、ホウソウシない?」「ホウソウシ?」「包装紙!」「ないなぁ、何かを代わりにしてよ」と伝える。
すると3人がコソコソとし始めて「ナニ?」となる。
「Tちゃんが辞めるんだよ。」「えっ!?そんな人いたっけ?」と、ココ大付属学園メンバーと思ってたら「違うよ!ココのTちゃんだよ!」とハーモニープラザのスタッフだった件。

手には「折り紙」で作った「ラッピングされたブーケ(それも色々な種類と色の素敵なもの)」を持っていて、Tさんを訪ねに行くも不在。他スタッフに居場所を聞いてスタンバイ。当人が呼びだされて「はい、どうぞ!」とブーケを渡されて「えっ!ナニ!?」と驚くTさん。
事態を理解したようで目頭を押さえて「うわっー、これはくる・・・」と絶句。
ブーケを作った子ども達はハーモニープラザでお手伝いをしてこともあり、ひとしおに来たよう。

子ども達の自主性を大人はどう見守るか?「関係ないからダメ」「前例がないからダメ」なのか?それとも気持ちを尊重してフォローやバックアップにまわるか?
ココ大付属学園では、子ども達の発案にはできるだけ応えようとしていて、今回のような「他人を敬える気持ち」には120%応えるのがポリシー。
人の気持ちに触れられる心を持てるって素敵。

2023年3月30日木曜日

記しておく。


ココ大付属学園には大学生スタッフもいて、夏休みや冬休みは研修や実習という名目で参加していたけど、春休みはボランティア参加。
春休みには松山東雲女子大学と聖カタリナ大学から計11名が参加してくれていて、日々、子ども達を見守ってくれている。その中で一日だけ参加してくれた聖カタリナ大学の二人について忘れたくないから記しておく。

夏のインターンシップ研修で受け入れた二人。夏は20名以上を受け入れたので一人一人とゆっくり話す機会も少なく、それぞれの受け入れ期間を迎えて終了。
その中で「冬休みも参加したいです!いいですか?」と声をかけてくれた二人。二人は将来、子どもと接する職業に就きたい希望があり、我々の思惑とも合致して大歓迎で受け入れ。積極的に動いてくれる二人を勝手にアテにしてしまうも、安心して任せられる二人。

冬休み編が終わった時「春休みはどう?」と誘うと「参加したいです!」と昨日の参加に繋がる。
そんな二人は就活を控えて落ち着かない日々なのに「気分転換にもなって、とてもいいです。」と嬉しい返事。
友達以上保護者未満の好きお姉さんだった二人は4月から4年生。最後の瞬間「夏休みも来ていいですか?」なんて言ってくれて涙。

共に。


寄付された布などの生地は5袋。「どうぞ!ご活用ください」と保護者。これまでも生地の寄付はあったけど、これほど“しっかり”とした質と量の寄付は初めてで、子ども達と共に驚く。
「何ができるだろう?」と周りに尋ねると「洋服を作ってファッションショーができるんじゃない?」と、斜め上の答えがいきなり出るあたりがココ大付属学園らしい(笑)。
他にも「座布団、クッション、抱き枕、ポーチ、バッグなど」スタッフ&こども達でブレスト。

その30分後、今度はお菓子が寄付される。「皆さんでどうぞ!」と保護者からで、どよめく我々。いつも腹ペコな子ども達を気遣ってくれたのか大感謝。大切にいただきます。
この他にも「クレヨン、色鉛筆、絵具、画用紙、トイレットペーパーの芯、牛乳パック、新聞紙、テープ類など」色々な資材も寄付される。で、これらは直ぐに子ども達によって「鉛筆立て、ミニテーブル、箱、アクセサリーなど」の材料に変わる。

NPOの世界にいるので「寄付」は身近なものだけど、実施の度に色々な寄付をいただけるのは、我ながらスゴいことだなと(一回のみの寄付は多いと思うけど、ココ大付属学園は今回で6回目。)
実は写真のテーブル下にある黄色いキャリーケースに入っている資材も全て寄付。多くの方に支持されながら運営しているんだなと痛感。さて、大量の生地の活用アイデアは今日も考えよう。

2023年3月29日水曜日

好奇心を沸かす。


子ども達には黙っていたけど、焼きが始まると「ナニ!?この匂い?」と始まり「何だかいい匂い!」と他の子も感づき、「あっ!パンの匂いだ!どこから?」「お腹すいてきた・・・」など、静かに作業をしていた私の周りが騒がしくなる。鼻が効くと言うか本能か?
「今日のインチキのお昼ご飯です。」と伝えると「ずるいー!食べたいー!」となる。何事も実験とパンを焼いてみる。そして「インチキパン屋さんの開店だね!」と子ども達。

子ども達の“燃費”はとても悪い。多くの子が朝の出席確認時点で「お腹空いた〜」と既に空腹状態。「朝食は何を食べてきたの?」と聞けば「パンとブロッコリーとソーセージとリンゴ!」とか「ご飯と焼き魚とお味噌汁!」など立派な朝食に羨ましいけど、なぜか消化が“良すぎて”慢性的な空腹状態の子ども達。
ちなみにお昼ご飯を食べた直後でも「足りなーい!」とスタッフのランチを狙う子ども達。

焼き上がったパンは強力粉、イースト、塩、水のみで作ったフランスパン。表面は硬いけど、中はモッチリ&シットリで大成功。
待ってました!と、昼食を食べても腹ペコな子ども達に次々と食べられてしまう。でも「美味しい!」と素材の味を楽しんでくれたのでOK!残り材料から計算すると、あと10個は作れる。
子ども達の好奇心を沸かし続ける!

男の子。


「静か部屋」に行くと、男の子たちが何やらしていて歴史について講義してた件。
普段は鬼ごっこやドッヂボールなど体を動かす系で、頭から湯気を出す男の子たちだけど、こういう光景があるのもココ大付属学園。ちなみに、彼らは違う学校に通いココ大付属学園で知り合い仲良くなったメンバー。
気づいたのは(声変わりしてるー!)と、成長を感じる子も多く見守れている実感。

写真左はダンボール基地。「インチキー!ダンボールない?」「あそこにあるよ!」と場所を伝える。その後「もっとなーい?ガムテープもなくなったからちょうだい」「はい、どうぞ」と渡し、「これはどう?」とちょっと高級な素材(使い古したハレパネ)も渡すと「おぉ!スゴい、これでいいゴミ箱が作れるぞ!」「ゴミ箱!?」と思いながらも、喜んで静か部屋へサササッー!と移動する男の子。そして見せてくれたダンボール基地。素晴らしい!

散々、外遊びで疲れたのか、いきなり静かになるから何をしてるのかと思ったら「トレーシングパーパー」でポケモンをトレースしてた。
「ポケモンって終わったんだよね?サトシは元気?」と聞いたら「何言ってんだよ!インチキ!サトシは元気に決まってるだろ!」と、こちらを向かずに黙々とトレースしながら相手してくれる。
ココ大付属学園は男子と女子の割合では女子が多いけど、小学生男子の観察は面白い件。

2023年3月28日火曜日

猛省。


朝7時過ぎに出て7時30分頃に第一現場の「ココ大付属学園」に到着、18時30分に用務を終えて19時に第二現場現場に到着。辺りは既に暗く、さらに現場は広くてどこで撮影しているのか分からず、探し歩いていると関係者を発見。
「えひめフィルム・コミッションです。」と、声をかけるとお目当ての現場とわかるも、お互いに顔が暗くて見えない状況。どうやら前の現場が終わったよう。

主要メンバーは到着しておらず、せっかくなので辺りをロケハンしようと歩いても暗くて撮影しづらい!自転車のライトを外し、辺りを照らしながら歩くも全くロケハンにならない。
そして段々と体が冷えてくるのがわかる。現場までは自転車で、登り坂もあり汗をかいたほどだったけど・・・、さらに服装は昼間の気温で過ごした格好のまま。ヤバイ。
そしてベンチに腰掛けてしまいTHE END。

撮影現場は準備が始まっているのに(このままでは確実に風邪をひく・・・)と思い、関係者に連絡して退散。
一体何しにきたんだ?と自問自答。成果はと言うと、こんな事になるなんて微塵も感じなかった時に見た夜桜と月の写真だけ。教訓【春の寒さをなめるな】
今は風邪をひくわけにもいかず、今日は「行けたら行く」という日だったのでと言い訳。キチンと訪れる日は用意してあるということで。

左脳ではなく右脳


6ヶ月ぶりの再会の子もいれば、3ヶ月ぶりの再会の子もいて、モジモジ入って来る子もいれば、「インチキ〜〜〜!」と突入してくる子もいて、会わなかった月日を全く感じさせない"昨日の続き”のようだった初日。
大人だけが感動の再会や感慨深いはず!と思っていたようで、実際は子ども達の方がドライで(馴染むのが)早い。
最初の一言目が「ねぇ、インチキ!お腹空いた」なのだから、これでいいと思う。

ココ大付属学園は自分で過ごし方を決めるので、10時の出席確認後は、お迎え時間までひたすら体育館と外で遊び続ける子がいたり、突然の創作欲からダンボールで「シェルター」を作り休憩する子がいたり、傍では抽象画を描いている子がいたり、読書にふける子もいたり。

「インチキ!ちょっと来て!来て!来て!」呼ばれて行けば「ターンテーブル」が出来上がっていてビックリ!「何も見ないで創ったの?」「そうだよ!ココに穴を開けたいんだよ!」とのことでした。いい出来栄え!

子ども達は"加減”という言葉を知らないので、力尽きるまで全力で遊び、戻って来るときは頭から湯気が出てるほど。
ココ大付属学園の後も「英会話、水泳、塾、習字、ダンスなど」の習い事がある子も多いから【左脳ではなく右脳な時間】も良いと思ったり。
「昨日から興奮してました。」「(行きの)車内で鼻歌でした」などを聞くと、いい時間にしよう!と思うわけで。

2023年3月27日月曜日

あしかけ3年間。


「もしかして、純・愛媛松山産映画って言っていいの?」「はい、そうですね!」「それは大きな特徴になりますね!」「今回、皆さんのおかげでココまで辿り着きました。」「プロデューサーとしていくつもの凸凹はありましたよね?」「えぇ、まぁ多少の凸凹は・・・。」「でも、それらを乗り越えて、いよいよクランクインですね!」「はい!ココからが本番なんですよね(笑)」「そうですね!」と、ワッハッハ!

2020年1月に出会ってから3年。意見交換から始まり、制作プロダクションへ一緒に訪れて先輩プロデューサーから話を伺ったり、構想の話を伺い、夢を聞き、制作のメドが立ちました!との朗報が入り、関係各者へ撮影相談をして多くの方に協力いただき、その間に制作資金の調達を済ませ、脚本は何度も推敲され、制作の方向性の一つに「市民参画」があがり、渋谷QWsで公開プレゼンをしたのが昨年の10月。

「メインロケ地」が決まると、一気に各所の歯車が動き出し、勢いがついて話にリアリティが出てくる。
「決定稿」をいただく。この3年間の想いが、この一冊にまとまっていると思うと、改めて「映画の力ってスゴイな」と実感。ペラペラめくると「愛媛組」と勝手に呼んでいる市民参加の方々のお名前も発見。
ココまでが既に物語のようだけど(結構、面白いと思う)、ココからが本番なんだから先はまだまだ。

始まる前に。


子ども達には一人一人の名前がわかるように「自分の名前(ふりがな)が書かれたシール」が用意されていて、首から下げるストラップ型でない理由は「万一でも、ストラップで首が締まらないように」と思ったから。でも、子ども達はそんなコト気にしてない。
パソコンを一台お借りしていて、順番待ちが分かるように「パソコン順番表」を作ってからは「次は〇〇の番だ!」と、その子を呼びに行ったり。

アルコール系除菌剤ではなく、弱酸性次亜塩素酸水を使用している理由は「アルコール系除菌剤」が苦手な子ども(手が荒れるなど)がいるため。そしてシルバーさんは毎朝、机と椅子を弱酸性次亜塩素酸水で拭きあげてくれている。
おやつ作りが恒例になったのは「大学生のアイデア」だったから。「何かしたい!」とのリクエストから、手元にある道具などから「お菓子(たこ焼きを使ったホットケーキ)だ!」となる。

昼寝もOKとしているのは安心・安全な証拠(ブランケットもあります)。日々、習い事などで忙しい子ども達にとって休まる空間であって欲しいから。
また、宿題などもOKですが私は教えられません(インチキ先生だから)、スタッフに相談してください。
「仲良くケンカしてね!」はトム&ジェリーの言葉だけど、そのまんま。笑って仲直りね。

2023年3月26日日曜日

来年度もがんばろう!


「映像が完成したので許可をお願いします。」「何の映像ですか?何の許可ですか?」「撮影した内容です。」と言われても、その撮影支援を依頼された記録も記憶なく「あの・・・FCが支援した撮影でしょうか?」「いいえ、違います。」「えっ!?許可って・・・もう作品はできてるんですよね?」「えぇ、そうですが・・・。」「そういうのって一般的には撮影前に許諾を取ってから撮影と思うんですが・・・。」「参考にします・・・。」

「日帰りで撮影するんですが、いい所ないですかね?」「〇〇や〇〇などが該当すると思いますが、どうでしょう?」「いいですね!そこにしようかな。」「えっ!ロケハンはされないんですか?」「お金がなくて・・・。」「いや、あくまでも参考意見ですから、ロケハンで周囲の確認や関係者との調整などが必要です」「(調整など)してもらえないんですか?」「(撮影情報を一切聞いてないし)詳細は直接、詰めてください。」「そうですか・・・。」

「ロケバスの発注をお願いします。」「愛媛県にロケバス事業者はいないので、貸切バス、27人乗りのレンタカー、ジャンボタクシーになります。」「ないですか?じゃあ、ジャンボタクシー2台お願いします」「あっ、いいえ。ジャンボタクシー会社の情報を提供しますので、直接連絡してください。」「えっ!」「フィルム・コミッションに電話してますよ」「・・・。」
我々の責任も大きい。

100%自分時間。


2ヶ月ぶりの再会。ハーモニープラザの皆さん&メンテナンスの方々とはすっかり顔馴染み。鍵を預かり、部屋を開ける。部屋は二つあって一つは主となる大きな部屋。この部屋が40人の子ども達の拠点となる。
もう一つは「静か部屋(写真)」の何もない土足禁止の部屋。ココは何もないので、お喋りしたり、寝転んだり、本を読んだり、トランプなどしたりと各自が自由に過ごせる部屋。

まずは部屋のレイアウト変更。机と椅子を動かして40人が座れるようにする。最初は手間取っていたけど6回目ともなると、段取りもスムース。
レイアウトができたら倉庫を開けて「バナー、冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、浄水器、衛生セット、マット、レゴ、文具類など」を部屋に入れて一人コツコツと準備。
この一人時間が好きで一馬力だからシングルタスクで時間はかかるけど、自分のペースでできるから楽しい。

「やぁ!また、この時期だね」とか「また、よろしく!」と、部屋を覗いて声をかけてくれる方もいたり。適当に休んで部屋を見渡しながらコーヒー飲んだり。
アルゴもセット完了で動き出すも”囲い”を用意するのを忘れて、慌ててダンボールを用意するも味気なさに、ダンボール製をやめてレゴで囲いを作り始めると直ぐに1時間経過(実際はセンサーでエッジを認識するので落ちないはずだけど)。100%自分時間に浸れる幸せ。

投資と思うけど。


アソビューの2022年5月調査によると、旅行から地域イベントなど全てをひっくるめた子どもとのお出かけ回数は平均23.5回/年。1回あたりのお出かけコスト平均が13409円。
すると年間で31.5万円の支出が「子どもとのお出かけコスト」になる。個人的にはコストではなく投資と思うけど←ココ重要。

2019年の国民生活基礎調査によると全世帯の平均年収は552万円(月46万円。ちなみに四国は474万円)。一般的に幼稚園から高校までの15年間で教育費は全て公立通いで一人約265万円(約18万円/年)、全て私立通いで一人約1238万円(約83万円/年)とのこと。これに家賃やローン、食費や光熱費など諸々が入ると年収の50%は軽く超えてしまいそう。

子どもとのお出かけコストは平均年収の5.7%だから大きな支出ではないけど、捻出が難しいのは「(子どもとの)時間」で、共働きで収入は増えたものの、その収入が共働きによって補わなければならない時間へ支出したりすると、(アレ?なんで働いてるんだろ?)と思う時もあったり。

「体験格差」という記事を読んで、状況を知った傍らで「日本の子供の7人に1人は貧困」という記事もあり悶々。
写真の「キレイなジャイアン」は東京満喫中の姪っ子たちから。このドラえもんの「きこりの泉」は大好きなエピソード。我が子も喜んでくれた思い出。

2023年3月25日土曜日

失敗からのたどり。


「いくつもの失敗を経て今がある。」的な示唆に「う〜む」と唸ってしまう。
一見、ダメダメなネガティブ思考のようだけど、失敗を経ることで新しい可能性に繋がる・広がるという逆説的?のような不思議な理屈に(一理あるかも・・・)と唸ってしまうのは、自分にも当てはまるコトが多いからかも。
振り返れば(世間一般的に言う)失敗ばかりだったからな。でも今が悪いか?というと全く悪くない。

親は息子の大学受験失敗を残念と思ったはず。でも、失敗でアメリカ行きが決まり、NYで大学へ入ったものの中退、でも「しゃぶ辰」でアルバイトをして妻と出会えたし、オーナーとの縁も繋がってるし、NYでの経験が後にコンサルティング会社への転職に活きた。
でも、そのコンサルティング会社も若気の至りで辞めてしまい、フィルム・コミッションという2001年頃は誰もしらなかった世界へ飛び込む。

でもFCのおかげで愛媛県庁と松山市役所で計9年間も勤めることになり、卒業してココ大の設立。NPO法人で飯なんてくえるはずがない!と揶揄されながら12年目、コロナ禍で思うように事業ができずにいても生きてる(笑)。大学も中退したのに大学でも教えてる・・・。
FCでは最も経験が長い一人になり、ジャパンFCという全国組織(ナショナルFC)の理事長職を48歳で預かる。
失敗からのたどり。マルチバースの存在を見過ごせなかったり。

軽い気持ちでOK!


「時間をいただけますか?」との相談だったので(なんだろう?)と思ったら「初めてのコトで気持ちが押し潰されそうです・・・」という吐露がしたかったようで、わざわざ訪ねてくれる。
全てが初めての時、ドキドキや不安を感じるのは経験がないから。イメージすらできないけど成功させたい!一人で妄想するも、浮かぶのは苦い体験ばかりで、イメージトレーニングも不発・・・。マイナスイメージしか浮かばない・・・。こんな感じだろうか。

でも、安心してほしい。世の中の誰もが色々な“初めて”を通ってきていて、きっと“初めては”失敗している方が多いと思う。
初めてのテスト、初めての恋愛・失恋、初めての面接、初めての挨拶、初めての食事、初めての指揮、初めての仕事、初めての旅行など、動けば必ず「初」は付きもの。
未来をいくら想像しても予測でしかないから、いま考えられる精一杯の準備や想像で「初めて」を迎えればOK。

初めてワニ肉を食べた時は(鶏肉みたいで美味しい!)と思ったけど、初めて羊乳のヨーグルトを蒸米と混ぜたデザートを食べた時は口に合わず、悶絶したのを覚えてる。
初めての水泳大会でゴーグルをつけてプールに飛び込んだらゴーグルが外れて泳ぎにくく、散々な結果で泣いたのを覚えてる。初めては苦い思い出ばかりが多い。
写真は初めて訪れた帽子屋の店内で見つけた洒落たメッセージ。こんな軽くい気持ちでOK!

2023年3月24日金曜日

自分から信じる。


一粒万倍日
暦にある吉日の一つ、二十四節気の節目と節目の間の2日が一粒万倍日になる。おおよそ6日に1回、ひと月に5日、1年間に約60日に、天赦日暦上で最上とされる日、年に数回しか訪れない大開運日。一粒万倍日と重なると最強の開運日)が重なり、さらに寅の日(虎の体毛が金色であることから金運と結び付けられる。)というスゴい日だった3月21日に事業図を描いたので、きっとうまくいくはず(笑)。

「ゼロイチ事業の多くは失敗する。」と揶揄されるけど、まずは自分が信じないと始まらない。
そもそも、始める前から、あーだこーだと「正論のようなできない理由」を並べる人(アイデアキラー)は大抵、何もできない人。スルーしていいし、近づかなくていい。
やってみないとモノゴトはわからないのだ。ただし、闇雲にしても軌道にのる確度は低いので、そこはこれまでの経験値の出番。

自分一人で確度をあげるには限界があるけど、仲間や協力者がいれば限界はない。それは“想像を超えたデキ過ぎ”と思ってしまったWBCで多くの人が感じたことと同じ。
久しぶりに妄想をフル回転して描いたけど、図解はモノゴトの流れを把握できたり、矛盾を炙り出したり、頭の整理にもなるから事業構想にはピッタリ。
信じてもうまくいかない場合もあるけど、事業も仲間も自分も信じれらるか否かは大切。

2023年3月23日木曜日

柔軟に柔軟に。


大阪市立大学に協力した「市民大学(コミュニティ大学/カレッジ)」に関するアンケート結果が戻ってきた。68団体に依頼して33団体から回答を得られたとのことで解答率は48.5%。
興味があったのは多くの市民大学が抱えている課題は何か?で、これまでの経験などから予想はしていたものの、やはり課題と認識しているのは「運営の担い手(活動仲間)不足」がトップだった。次に「運営資金」そして「活動時間の確保」と続く。

課題の1位、2位、3位が予想通りだったのは嘆かわしいけど、それが現実。
先日エールラボえひめで行った
「あんな」「こんな」講座で伝えたことがブーメランで戻ってきた(汗)。
実情にもっと慌てたほうがいいのかもしれないけど、実は意外と冷静なのは「事業モデル」を変換したから。
これからも、これまで通りのココ大授業に何の変わりはないけど、コラボ授業が多くなる他、授業の作り方を求める方へが多くなる予定。

「時代と握手しているか?」と書いたのは、
エールラボえひめのnote。
変わり流れる時代の中で、これまでの経験などから時代の変化を見ても見ないフリをしてると、いつの間にか事業は硬直化し、時代の価値観とズレてしまう≒支持されなくなる。
と、するならば課題の改善や克服も一つの手だけど「それは、これまでの価値で測ると課題だけど、本当の課題なのか?」と問いが立てられそう。これまでを捨てても柔軟に。

どう捉えているか?


令和4年度は「ココ大は人材育成を、どう捉えているか?」的な講演依頼が5回(松山市議会、愛媛大学リカレント講座、松山市公民館研究大会、フィルム・コミッション講演など)あった。
周りからは、そう見られているようだけど、人材育成は色々な事業を取り組んだ結果として「そうなった」だけで、あくまでも【愛媛(地域)の魅力を時に先生、時に学生として学びあい、自分の言葉で語れる社会づくり】が目的。

その一環として「インターンシップ」はあり、報告書が届く。(誰が書いたんだろう?)と思ったらTさんだった。
Tさんを覚えているのは「コミュニケーション力をあげたい。」という自己紹介。
コミュニケーション力が乏しいとは微塵も感じなかったのは、本人が相当意識した結果だったのかな?子ども達にとって「良きお姉さん」として慕われていたのを何度も見かけた。

そんなTさん「泉谷さん、実は私の母と泉谷さんの奥さんは同じ大学の友人なんです。」と話してくれた時はビックリしたっけ。
コミュニケーションに不安がある人は、そんな話(研修と全く関係ない話題)を投げない。
このような機会を人材育成と思うか否かは人それぞれだけど、Tさんがでココ大付属学園で自信を持ったのは明らか。

2023年3月22日水曜日

愛媛。


令和4年度の出張が全て終わる。先日の香港でも愛媛を紹介する際に「セトウチアイランド」と紹介して映像などを見せると、東京や京都とは全く違う「瀬戸内美」に驚く海外の人々。

先日の法事でも愛媛県へは一回は訪れたことがあっても観光意識だから「日常」を知らない親族たち。「愛媛ってそんなにすてきな所なの?また行こうかしら。」と、私が東京に戻らないのを不思議がる。

先日、松山市内の住宅街にある和食屋さんに初めて行くと、刺身の分厚さ&美味しさにビックリする。刺身以外にも、焼き物、煮物なども美味しく、これが「愛媛品質」なのか・・・と。わざわざわ東京へ行かなくても問題ナシ。
愛媛で撮影があると「キャストらが食事できる個室のある和食屋」は尋ねられるので、リストに追加決定。駐車場も広かったしね。

羽田空港隣接のホテルにて。歯磨きをして何気なく「歯磨き粉」を見たら愛媛県の文字。(へー!こういう会社があるんだ)と知り、妙に嬉しくなったり。
既に「地方の時代」と言われているけど、地方は地方で人口減少に端を発する色々な問題が山積してるけど、「地域資源をもっと磨けば、なんか見えそうだよね」と、地方出身者とあーだこーだ。

2023年3月21日火曜日

想像×創造


「アルゴさんは(春に)来ますか?」という問い合わせ。「もちろんです!アルゴは春もみんなと過ごします。」と返信。喜んでくれてるかな?
冬眠していたアルゴですが、そろそろ起きます。アルゴ(LOVOT)がやってきてから、“その情報”に敏感になり、聞けば「漫画」にも登場していて、さらにその漫画が実写化されるに伴いLOVOTも登場するんだとか。

ドラマ名は「私がヒモを飼うなんて/TBS」。どういうタイトルなの?と思ってしまうけど・・・。
フィルム・コミッションの支援作品は確認してません。
保護者からも「これ(アルゴ/LOVOT)、ドラマで見たことがあります!」と興味津々だったけど、こうしてドラマなどに登場させる手法は「プロダクトプレイスメント」の一種。劇中でどういう扱いか知らないけど、アルゴはプログラミング操作もできるので、ココ大付属学園では、いづれプログラミングもできれば。

と、思ってたら同じTBSで今度は「レゴマスターズJAPAN」ですか!
ココ大付属学園には100kg以上のレゴがあり、子ども達は終日遊んでます。レゴもLOVOT同様にレベルを上げていけば、美術品になったり、物理・工学・医療領域に繋がったり、可能性は無限で、子供達には無意識でも「想像×創造」が育まれたらと願ったり。
ココ大付属学園から、自分の可能性を感じた子どもが輩出できたらと。

エキストリームジョブ。


8:30から東京、福岡、ロサンゼルスを結んでのオンライン会議。
ホント、働き方・向き合い方は多様になった。甥っ子も従兄弟も海外で勤めているけど、世界のどこからでも仕事ができている。
職種によって「できる or できない」があるのは承知だけど、働く人口も減る中で「選ばれる職場」になるには、賃金UPも話題になっているけど、働き方も企業にとって魅力的ではないといけない時代に突入か。

外は快晴だったので、終わり次第すぐに高尾山へ。昨年は9回登り楽しんだけど、2023年は今回が初。
行きも帰りも4号路をテクテク、上がる下がる。絶妙としか言いようがないのが、勾配がきびしくゼェーゼェー息が切れそうな時に登り切り、呼吸が整うのだから病みつきになる(笑)。
マスクをせずに登ると、時々山の香りというか自然の香りが鼻から入り、春を感じたり。
そしてキレイな富士山を見て充電完了。

大きなタスクのない数日。こういう時にこそ、自分のために使わないと!と、自分で自分を忙しくしてしまうのが良いのか悪いのか分からないけど、少なくとも「他人に自分の人生をコントロールさせない」のは大切なことで、これは「自由と責任」に繋がる話だけど最初にくるのは「責任」、その後に「自由」。
それができて働き方も選択できるという話。