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2023年3月20日月曜日

昨日から放映開始。


撮影支援の柱は「ロケ地紹介(照会)」で、FCは地域のロケ候補地を把握して提供しているけど、撮影では「ロケ地周辺」も求められていて、更にそれは「ウォークスルー(動き回れる)」できた方が現実感があるという意見から「やってみよう!」という話になり、JFCが運営管理している「ジャパンロケーションデータベース(JLDB)」の追加機能として、先日、愛媛でも撮影が行われ、JLDBにも無事に搭載されたとの報告。

実際は「グーグルマップ上を動き回る」だけど、「撮影隊視線でほしい画」なので「車両などでの侵入路」「駐車場位置」などが視覚で分かるので「撮影現場までの位置関係」「周辺の様子(道幅や資材の置き場所確認)」などまで把握ができてロケハン時は確認でOKという便利機能。
この機能が充実したら、離れた相手でもオンラインミーティング上でロケハンも可能なので期待大!

昨日からNHK-BSプレミアムで始まった「グレースの履歴」。
このドラマ、亡くなった妻の愛車に残されたカーナビ履歴を夫が走るという物語だけど、各地のFCの連携支援で撮影は行われ、愛媛でも撮影済み。
すると、グレースが走った道のりを「追体験」することもできそうで、最初の説明では想像が広がらなかったけど、実際に知るとツーリズムにも活かせそうと妄想。

平均年齢64歳。


法事で集まった16人の親族の平均年齢は64歳(86歳〜51歳)。そして私は16人の中で一番の年下!
お世話になった叔母様の一周忌で集まったメンバーとは30年ぶり以上!の人もいたり、小学生以来の再会があったり、正直に言ってお互いに歳をとり過ぎて「誰が誰だか分からない」状態(笑)。
しかし、噂は飛び交っていたようで「あなた、面白いコトしてるようじゃない!飛び回ってるんでしょ?」とオジ様、オバ様たち。

父やオジ様、オバ様たちは85歳前後だから“気を許す”と直ぐに「どう逝くか?逝きたいか?逝った後に残された人へどうできるか?」など、冗談とも本気とも思えない話題になる。
「一人なんだから緊急通報はオレにしてくれよ」と82歳(父)が85歳(オジ様)に真剣に言っているのだから息子(私)は苦笑いするしかなく・・・。「でも、その“ボタン”が押せないと思うんだ・・・。」とオジ様。うーむ、私たちはどうすればいいのか?

その後も話し足りなかったからかロイホに移動。仲良しの82歳と85歳は「あんみつにコーヒーをつけてね!」と一緒の注文。「先は短いから・・・」と言っている側で、美味しそうに食べるお二人。
集まった皆さんのお住まいを聞けば中央線沿いだったりして電車一本で会いに行ける範囲だけど、そこは東京。松山では親戚とはサクッ!と会えているから、それは貴重なのだと。

2023年3月19日日曜日

ハプニングでも!


「搭乗手続きをお願いします。」「泉谷様、12時発の飛行機ですね、ありがとうございます。」「えっ!12時発ですか?9時発の飛行機と思うのですが」「えっ!?少しお待ちください・・・。いいえ、12時発の便となっています。」「えっー!じゃあ、私が時間を間違えてしまったんですね。お騒がせしました。」「しばらく時間がありますので、ラウンジをお使いください。」と親切丁寧に説明してくれたJAL窓口。時刻は8時30分、出発まで4時間もある。

9時発の飛行機を予約したつもりが12時発。こうなったら仕事をするしかない!と「しなければならないこと・できること・したいこと」の輪が脳内イメージに浮かび、色々なタスクが放り込まれていく。
幸いにメガトン級のタスクはなかったので「しなければならないこと(報告書作成)・できること(原稿執筆)・したいこと(調べ物)」の全てを同時に着手。
カプチーノなどがあったり作業環境は抜群で集中。

ラウンジには搭乗時刻まで待機する方が出入りするけど、物音一つしない静まり返る時間帯(搭乗で立ち去った後など)があり、そんな時は誰にも見られないからストレッチしたり(笑)。
そして、こんな時にかぎって「飛行機出発遅延」のお知らせ。
慌ててないから問題なし!結局、4時間以上ラウンジで集中作業で全て終える。
ハプニングでもタダでは済ませない!

広げるな危険!


30年前のNY、彼女(現在の妻)とは週末の度にフリマが至る所で開かれていたので“はしご”して、掘り出し物との出会いを探してた思い出。
どこのフリマかは忘れたけど箱の中に色々な人形がドッサリ入っていて、かき分けていたら「ルーク、ハン・ソロなど」のSW人形がゴッソリ出てきたものの、使い古され、足の裏には所有者と思われる名前が書いてあるほど。

でも、そんな人形と目が合ったというか、それまでコレクション癖はなく、SWも大好きだったけどグッズを集めることはなかったのに“勝手に”運命的なモノを感じて、人形たちを全て引き取ってしまう。ここからが始まり。

当時はインターネット黎明期でまだ「アナログな」時代。バイト先のイーストビレッジにビンテージショップがあったので、通っていたら声をかけられて、店頭にはないレア品を見せてくれてバイトの稼ぎをどんどん注ぎ込んでしまう(一歩間違えたらかなりヤバかった。)

紹介品も小物から大物(AT-ATなんて子犬ほどの大きさ)へスケールアップして、最後は2000ドルだったかな?「タイボマー」という珍品を提示されたけど、さすがにお金がなくて断念&目が覚めて収集終了。
あれから30年、コレクションには40年前のモノもあり、今では数十万円の価値とも言われ、何がどうなるか?誰にも分からないということ。

2023年3月18日土曜日

酸っぱくて。


自分でも信じられないけど、1993年頃に住んでいたNYのアパートに届いた荷物を開けてなかった!(中身はスターウォーズ商品と分かってるけど、詳細は覚えてない)。
当時はマンハッタンの3rd.Aveと2nd.Aveの22丁目のアパートの2階、D号室で暮らしていて、部屋は8畳ほどのワンルームで800$/月だった記憶。
ちなみに隣部屋でブードゥー教?と思われる儀式?のような出来事に警察が来たのを思い出す。

(中途退学したけど)通っていた大学が23丁目と近かったので、当時は皆んなの溜まり場になり、昼夜を問わずワイワイガヤガヤしたなー。もう30年も前の話。
今やマンハッタンには住めないほどの家賃高騰を聞いて懐かしんでしまう。そんなお年頃。
それにしても何もしてないのに30年の経年劣化と言うかシミなど出るもんだなと。
これが若者が使うスラング「エモい(心が揺さぶられて何とも言えない気持ちになる)」なのか。

当時は22-23歳。付き合っていた彼女(現在の妻)の卒業のタイミング、私も4年も暮らしたNYへの思いが色々と交差して離れようと決めて、でも東京はイメージがなくて、愛媛という行ったことがない地へ興味がわく。妻はイギリスへ渡り、勉強をしてから愛媛に帰る。
一つのアイテムから点と点が繋がっていくのはいいけど、酸っぱくて酸っぱくて。

市長と盛り上がる。


「ご無沙汰しています泉谷さん。若き監督は泉谷さんからみてどうですか?」と野志松山市長から質問される。「作り方が完全に新世代です。我々に染み付いている作り方ではなく、それぞれの方がオンラインで繋がり作品を作っています。」
「また縦型作品は画角(視界)が狭い反面、奥行きを強調できる特徴があり、ホラー作品は狭い視界となる縦型に合います。」と、説明して「う〜む、そうですか!」と松山市長うなる。

北条地域出身の市長なので、西山将貴監督とも同じ。だからかローカル話題でも盛り上がり、表敬訪問は終始和やかに行われ、いよいよクランクイン。
フィルム・コミッションとしては、あくまでも「支援作品の一本」だけど、松山市出身者(地元)の作品なので応援や協力、期待などの「顔」が見える点は良いコトでもあり、圧に感じることもあるんだろうなと老婆心。

西山監督作品の撮影支援を通して「何が興るか?」を想像すると・・・。
(1)10代など若い世代が挑戦していいんだ!と、もっと思ってほしいし、
(2)冨永監督、大森監督に続く次世代の監督が愛媛から誕生すると思うとワクワクするし、
(3)松山・愛媛の魅力を作品を通して世界へ広げてくれるのは嬉しい!
となる。知事表敬の時もそうだったけどプロデューサーっぽい風貌だけどFCです。

2023年3月17日金曜日

キーワードは。


到着が21時過ぎだったのでホテル窓からの眺めに気づかなく、遮光カーテンを閉めずに寝てしまい、明るさに目覚めたらこんな眺めだった件。空港ファンや飛行機ファンには嬉しいホテルかも。
トイレに入って便器に座ったら「ヒョー!」となる。温かい!香港ではヒンヤリしてたし、そもそも温かい便座なんて我が家にもない。いちいち驚くアホ。その他「いたる所にコンセント」もあり、日本のホテルはスゴい!

そして館内は外国人がとても多かった。羽田空港隣接という立地だからか(あれ香港?)と言っても通じるような外国人の多さ。(ここから何人が愛媛に来るのかな?)と、彼らが行きなのか帰りなのかも知らずに妄想。
ウィズコロナ時代のインバウンド戦略と戦術、各地で躍起になってるけど、個人的には「強弱、メリハリ、押して引いて」がキーワードと思う。

今年度の海外出張は終了。次は10月に韓国釜山で開かれるBIFFCOMを訪れる予定。
過去3年間、オンライン開催だった香港フィルマート。オンラインでできることもあるけど、やはり「直接会う・交わす」方が情報量が多いし、世間話ができるのはいいと多くの人が思ったはず。松山に帰る!

ただいま日本。


湾仔から香港国際空港まではタクシーで約45分、約400香港ドル。空港は広く見てまわるだけでも30分以上はかかりそうで、気がつけば搭乗が始まる時間。15:05の定刻通りに出発。
香港への行きもそうだったけど、日本行きも満席(外国人の方が多かった)。
機内エンタメでは「エブエブ」があったので振り返り鑑賞。2度目でも十分に楽しめた。

その後は数日間の香港滞在を振り返る。「日本よ、どうする?」的な考えさせられる事柄も多く、その一つに「市場」をどう捉えるか?は大切で「世界と日本」もあれば「実写とアニメ」もあるし「都会と地方」「広さと深さ」「これまでとこれから」など色々あり、一団体や一業界だけの話なのかな?と考えてはウツラウツラしていると「着陸体制に入ります。」とアナウンス!はや!到着予定時刻は20時過ぎなのに、スマホの時計はまだ19時だよ!

実は1時間の時差を忘れていたけど実際に少し早かった。でも、その後が長かった・・・。
一ヶ月前のヨーロッパからはQRコードの視認確認でスルーだったけど、今回は申告申請が求められ、ウェブor紙で登録しなければならず、シニアの方は認証されず怒る人も。最後はゲートで機械による顔認証だけど、入国情報や申告申請情報と合致してないと開かず、足止めされる人も・・・。
(羽田空港併設の空港で良かった・・・)と、誰もいない出発口を歩きながら無事に帰国。
ただいま日本。

2023年3月16日木曜日

さよなら香港!


「トイレが流れません!壊れてしまったようなので修理をお願いします。」と、フロントへ伝えると「大丈夫!メインテナンス中なので心配ありません。」(えっ!?そんな連絡あったっけ?)と思いながら部屋に戻る・・・。
すると別時間に事務局長も「トイレが・・・」とフロントへ尋ねに行っていて、戻るやいなや「18時には元通りって言ってたのに、全く流れん」と教えてくれる。ココは外国、香港。

刺激物を食べ過ぎたからか原因不明だけど、一時的な体調不良になり、薬をもらい休んだら回復。他のメンバーは元気モリモリなのに、なぜか私だけでビックリ。すっかり回復したけど、あれは何だったんだろう?
香港と日本との時差は1時間だから、日本とのオンライン会議も問題なくできた。この調子ならブレンデッドトラベルも問題なさそう。ほんと、働き方は確実に進化してる。

手応えは、更に増え続ける可能性がある映画・映像作品だけど「増え方」には議論の余地があり、約27億円の制作費でも低予算(エブエブ)と言うけど、この規模は超大作の日本。
27億円の1割(2.7億円)の制作費も多い日本、制作本数が多いのはいいことだけど、世界と日本の違いを見せられて、色々と考えさせられたのは事実だった香港。
外に出たら消防車出動だった!

稘棧茶行にて。


「稘棧茶行(KI CHAN TEA COMPANY)」は湾仔地区で品揃えが豊富(100種類以上あると店員さんが自慢してた)なお茶屋と聞いてむかう。
お茶に詳しくないから店に入っても「ハイ!お土産にお茶を探しに来たんだ。」と言える程度。すると、リーダー格の方が「どんな味を探しているの?」と尋ねてきたので「アソーテッド(異なる色々な種類が入った)が欲しいと言うと怒涛のセールトーク(PR)開始!

「どう?見てみませんか?」と壁に並べられたお茶缶から、お茶っ葉を取り出し(写真は確か緑茶)香りを嗅がせてもらう。試飲も勧められたけど時間の都合で香りだけ。とても香りがよく、「これはアソーテッドに入っているの?」と聞くと「入っているわ!」とパッケージを見せてくれる。
お茶には「自然乾燥させた茶葉」「炒った茶葉」「発酵させた茶葉」など色々あり、色々と勧めてくるから「ありがとう!私は
アソーテッドの商品が欲しい」と伝えてPRタイム終了。

12種類の茶葉が入った品を選び、品種も教えてもらったけどウーロン、プーアール、ジャスミンしか思い出せず・・・。
そして(飲み方も教えてもらったのに忘れてしまった・・・)とパッケージを見たら英語と共に日本語表記がされてた(笑)
お土産に買ったので渡しても安心。
「お土産用に袋を各商品ごとに欲しいです。」というリクエストにも応じてくれて
稘棧茶行オススメ。

香港土産紀行。


「香港でお土産を買うなら何がいいかな?」「チャルめら(ラーメン)です!」「チャルめら?なんで?」「日本には無い味がたくさんあります!」「それは面白い!ラーメン好きにはたまらないね!」「パイナップルケーキはどうですか?」「あの、お菓子ね!食べことあるよ!美味しかった」「色々な味がありますから!」「えっ!パイナップル味じゃないの?」「パイナップル味以外にもマンゴー、ナッツなど色々ありますよね!」と参戦するスタッフ。

「お茶はどう?」「いいですね!人気の店が湾仔にもありますよ!」「お茶は日本人にも合うから買おうと思ってます。」「香港のお茶の中にはとても濃いのがありますから、お腹は大丈夫ですか?」「なにそれ?」「油などスッキリ落としますから、お腹が痛くなる人(≒下痢)もいます。」「マジで!?」「時々です(笑)」と香港在住の方、香港出身の方から情報を入手してスタッフらと街へ。

「パイナップルケーキ」を買いに訪れると、その店には「(パイナップルケーキだけど)マンゴー味」がなかった・・・。とはいえ、お渡しする人の顔を思い出しながら購入(*この後、マンゴー味は空港で買えた。)
帰りは2階建てトラムに乗る(3香港ドル/回)。手を伸ばせばネオン看板に届くギリギリをガタゴト走り、湾仔駅で下車。既に21時過ぎだけど派手な看板がギラギラな中心街。
エネルギッシュ香港!

2023年3月15日水曜日

アジアは日本が好き。


政治的な都合で色々と変わりつつ香港だけど、映画・映像関係者は日本が好きで、相談する人ごとに「アイコニック化(象徴、イメージなど)」の日本があるようで、「エブエブ」でも奇抜なヘアデザインにはカワイイなどの象徴「原宿」で買った品々が登場しているとのこと。ちなみに衣装を担当したシャーリー・クラタは日系人。
話が逸れたけど、日本のポテンシャルは外国人にとって底なしの魅力のようで、地方は「原宿、秋葉原、京都だけじゃないよ!」と言いたい。

そんな日本の2歩も3歩も先を行ってるのが韓国で、撮影誘致支援や映画産業が国家プロジェクトだからスゴいの一言しかでない。
10月に韓国・釜山で行われる釜山国際映画祭(BIFF)の責任者が訪れてくれて10月に行くことになったけど、日本だって今年20周年の東京国際映画祭(TIFF)があるから、併設するマーケットで存在感を示したいのがFCとしての狙い。
日本で撮影をしたいアジア作品は多い。

日本での撮影で急務なのは「言語対応」と「撮影中のフォロー」だけど、言語対応は改善されてきたけど、「撮影中のフォロー」は途上で、特に信仰による食文化、生活習慣などは受け入れる地域の理解と協力がないとできず、撮影自体じゃないか・・・と痛感(いや、細かく言えばアジア圏には脚本があるような、ないような作品もありその場調整は大変!も経験済)。
でも、多くは日本での撮影を考えているわけで。

会えない人たちと。


日本ではなかなか会えない人と会えるのがマーケットのいい所。訪れていた人が俳優だったり、目の前では企業のCEOや政府関係者など、いかにマーケットを産業やエンタメの「ハブ」として意識しているかがわかる。
香港FILMARTには台湾、韓国などアジア圏のフィルム・コミッションや関係者が出展してるけど、実は中国には「フィルム・コミッション」が存在しない。だから説明に苦労する場面も。

「いやぁ、久しぶりじゃないか!」と声をかけてくれたのはTIFFCOMの椎名CEO東京国際映画祭の安藤チェアマンと訪れてくださる。お二人とも日本では会えない方。
「お元気そうで!」「あぁ、元気だよ。FCの可能性は色々とあるんだから、TIFFCOMとも連携しようよ」と相変わらずの気さくさ(笑)。「今年のTIFFCOMは20周年なんだよ、新しい会場になったし、考えておいてくれよ」と熱々のラブコール。何ができるかな?

夜はレセプションパーティーに招待され、再び椎名さんを囲む。同じ方向(日本の映画映像産業の振興など)を見ているけど、それぞれ独立した組織だから普段は各自のミッションに追われる日々。
だけど、いざ!と言う時に相談や連絡ができる人がいるか?は責任者として大切。面白がってくださり、ありがたい存在(と、言っても20歳も年上の大御所ですが)。

香港あれこれ。


何度みてもビックリするのが「高層ビル」の多さ。湾沿いや街中にニョキニョキ生えているように建っていて一棟が細い!日本の高層マンションよりも高いんじゃないかな?
一体、一棟にどれだけの世帯が入っているのか分からないけど、地震国“日本”から見ると驚くほど高く細い。そして高層じゃなくても普通のマンション?アパート?でも互いの壁を共有して建っていて、ベランダがないのに洗濯物やクーラーの室外機が“吊るして”ある、怖い!

前回に訪れた時も街のあちこちで工事中だったけど、今回もあちこち工事中。
100年以上も建設が続き「永遠に終わらない」と言われたサグラダ・ファミリアでさえ2026年頃に完成と言われているのに、プラスチックの仮設誘導壁、表記などがフツーになってる感じ。人間って順応してしまうのね。
ちなみに日本の工事現場では鉄パイプで足場などを組むのがフツーだけど、「竹製の足場」を見て(おぉ香港!)と心で叫んだり。

メニューを見て「美味しそうだけど高いなぁ(約一万円)」と頼まなかった品(その店の名物)を後ろの席も横の席もあっちの席でも各席で注文してる!それも二人で!美味しそう!
「価値観が違うのか?それとも日本人の貨幣意識が低すぎるのか?」と話題になり、デフレ日本(≒安くて当然など)に慣れてしまった意識を猛省。
きっと美味しいと価格は適正で適切に消費することで経済は円滑に循環するよね・・・と。

2023年3月14日火曜日

香港事情。


「私、海外出張では水に気をつけてます。」「例えば?」「水道水で“うがい”しません。」「そうなの!?じゃあ何でするの?」「(市販の)ミネラルウォーターです。」「そうなんだ・・・気にしてなかった」と私。すると他のメンバーも「私もそうですよ」と、歯磨きなどはミネラルウォーターを使用するとのこと。
すると「シャワーの時もゴーグルしますもの・・・」という衝撃発言に周りがアングリと驚き「ブログで紹介させてね!」と掲載(笑)

「香港人は生野菜を食べるの?」「うーん、食べる人もいますが香港で採れる生野菜は少ないからレタス、キュウリ、トマトぐらいですよ」「そうなんだ!じゃあ、やはり温野菜?」「はい、そうです。香港の野菜の多くは硬いので湯がきますね」「確かに!食べたチンゲンサイは茹でてあって太くて歯応えがあったよ」「ホテルのサラダは欧米人向けですよね、きっと」と、たわいもない香港食事情。

「点心と飲茶ってどう違うの?」「ほとんど一緒ですよ、点心は一品ずつ料理が出てくる料理のことで、飲茶は、その点心をお茶など飲みながら食事することです」「そうなんだ!」と、言う事で昼食は点心を食べにいく。
ただ注文形式で全く中身が分からず通訳の方にお任せ。すると、最初にコレがでてきて「あぁ、これ食べたかった味!」と声に出してしまう。郷に入れば郷に従え。

この道を信じてきて良かった。


2023年3月13日は思い出深い一日になる。エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスは好きor嫌い、理解or理解不能がハッキリと分かれる作品なのに、7部門でアカデミー賞受賞。それを香港で喜んだなんて!
久しぶりにワクワクしたアカデミー賞が終わると、大江健三郎氏の訃報を知る。
また一つ、何かの区切りなのかな・・・と思いつつ、トークセッションへ行くと映画の可能性について熱心に議論してた。

映画なんて単なる娯楽だし、無くても生きていけると言う人もいるのに、なんで、こうも熱くて恥ずかしい程に議論するんだろう?と人の話を聞いて思ったり。
そしてジャパンFCブースに戻れば撮影相談に対応しているFCを見て(日本での撮影ニーズは予想以上にある!)と、ちょっと俯瞰したり・・・。
私を含めて(映画に何を期待してるんだろう?)と自問してしまったり。

キーホイクァンの受賞スピーチミシェル・ヨーの受賞スピーチを見て涙腺緩む。感動と言うか、映画には無限の可能性があり(あぁ、何だかよく分からないけど、この道を信じてきて良かった)という感じ。
そして、皆んなと映画やFCの可能性について話すのも楽しく(仲間っていいな)と51歳にしてシンミリ。
色々と感情が揺さぶられた日。写真は「ココ大付属学園」にもエブリンがいた!それともジョイか?

瀬戸内カラマリをまた言う。


「ありますよ!フライドカラマリ!」とメニューを見ながら親切なスタッフが指をさしてくれる(笑)。「ホント?じゃあ、カラマリを一つ」と私。
ヨーロッパでの「フライドカラマリ紀行」がウケてネタにしてくれるスタッフに感謝(笑)。「泉谷さん、イカ好きなんですか?」と真顔の他FC。「まっ、そうかな・・・」と合わせる。
通称「うちいり=クランクイン前のスタッフ総出による決起会」を真似て乾杯!

ドンッ!とテーブルに写真のフライドカラマリが登場。言い出しっぺなので最初の一口をいただくと、やっぱり美味しい!「いかの天ぷら」とは同じイカなのに全然違う!次々と皆んなの口に入っていくフライドカラマリ。そして口々に「おいしー!」となり、あっという間になくなってしまった・・・。ちなみに上にチョップされているのはニンニク。日本では味わえない旨さに「もう一回、フライドカラマリを頼もうか?」となる。

食通いわく「衣の違いですよ」とのことなら、このアツアツのカリカリな味付き衣にイカの食感は日本でもできて当然!今回のイカは輪切りではなく短冊形だったけど、これもアリ。
香港は魚介類が美味しいからアサリやエビなども食べて美味しかったけど、ネタとしてはフライドカラマリ(笑)。そして瀬戸内だったら雑魚と呼ばれる小魚と一緒に揚げて、ミックスフライでしょ!と何度もでも言いたい。

2023年3月13日月曜日

記憶は何で蘇るか?


前回から10年以上経っているので覚えていたり忘れていたりと記憶が曖昧。
記憶のメカニズムは知らないけど「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚」で刻まれたり、呼び起こされたりすると想像。

看板などの視覚は色々と変わるから“それなり”だけど、私は特に「嗅覚」で記憶が呼び起こされることが多くて、異国の地の香りを感じるとテンションがあがる(笑)。それも以前に訪れたことがある地だと、それをトリガーに過去の記憶を色々と思い出す。

なんとも表現しにくい「モワッ」という湿気のある香りで、意図的に醸し出せない生活、商業、文化、歴史などが混ざったアジア圏特有の香りで、スペイン、イタリア、オーストリアで感じた香りと全然違う。

ホテルに到着するとフロントは大混雑!チェックインをするのに約1時間待つ。「きっと、これが世界標準で日本の“きめ細やかすぎる”サービスは特異だから外国人に感激されるんだろうね」と、あーだこーだで時間を潰す。

会場へ準備に行くと、これまた会場独特の香りに10年以上ぶりなのに当時の記憶が蘇る(前回はオープニングレセプションにジャッキー・チェンが登場して歓喜したのを思い出す)。
打ち合わせなどの準備を済ませて食事(味覚で香港!)をして、
「愛媛ってどんな香りだろうね?」など帰り道に話しながらホテルに到着。
そして窓からの眺めがTHE 香港(これは視覚)。

お久しぶり香港!


5時過ぎ起床、いつも通りのルーチン作業をして7時にホテルを出発。7:30頃に羽田空港第三ターミナルへ到着。
2月のヨーロッパの時は感じなかったけど、搭乗手続き待ちの人に多さに驚く。搭乗手続きからラウンジに入るまで45分ほどかかる。ラウンジではコーヒーと名物カレー&サラダをいただき、メール返信など作業の続き。香港行きの飛行機へはバス移動なので「お早めに」と声をかけられる。

ここまで順調。「抗体検査もお願いします!」と言われていたので、やってみたら陰性!香港ドルへの両替は「200香港ドルを!」と言ったら約5000円(香港ドルと米国ドルは大体同じと勘違いしてた。正解は1香港ドル=18円)だった。
搭乗した飛行機も満員、香港までは約4時間のフライト。前回の搭乗で「機内食は選択可能」と知り、朝食も済ませていたので「フルーツ」を選択したら、写真のような8種類のフルーツで(今後はこれでいい!)と思ったり。ちなみに選択は事前選択制。

月日が経つのは早く、聞けば前回訪れたのは10年以上前(2009年頃)と分かりビックリな3回目の香港。目的は「香港FILMART(香港國際影視展)」と言うアジアでも大きな映画映像マーケット。「海外作品の日本への撮影誘致&愛媛のPR」に来ました。

今回はワーケーションではなく100%仕事。4時間のフライト中は映画を観たらもう着陸のアナウンス。お久しぶり香港!

2023年3月12日日曜日

今週の学び(2)


どんなに優れたビジネスアイデアでもビジネスモデルでも「誰が実務するのか?」で、サイコーにもサイテーにもなるという話。
例えば、最高の調査結果や分析で資金調達もマネタイズも完璧で、描いた運営体制も完璧だけど「実務者不在」だと「絵に描いた餅」「考えるのは私、実行するのは私以外(誰か)」では周りも共感はするものの、協力を言い出しにくい。

「なんで、アンタがそんな事を言えるのさ!」と指摘されそうだけど「経験済み」だから。その時は実務者がいないからとお願いされて「説得から納得」して務めたけど言えないほどヒドかった。もう二度としない(笑)

話を戻す。じゃあ、どうしたらいいの?だけど「面白い!」と、前のめりになれるかどうかだけど、冷静になると「お金が先か面白さが先か?」となる。
お金が先なら皮算用を始めるし、面白さが先なら時間を創ろうとする。これも経験済み。

結局、ココでも「その事業の目的はなに?」となり、稼ぐコトでもビジョンの実現でもいいけど、やっぱり最後は人材(実務者は誰か)。
適任者の理想は、そのアイデアやモデルを考えた人だけど、大抵そういう人は既に他のアイデアやモデルに携わっている人が多く(≒関われる範囲に限りがある)、解決策は人材を見つけるか、育てる必要がある。
いつ見つかるか分からない人材よりも、時間を要しても人材を育てた方がよいと思う一人。