日記を検索

2022年8月2日火曜日

美味しく楽しく。


マルブンでピザ職人として腕を振るっていた鈴木雅也さん。以前からココ大の縁でご夫婦と知り合って数年、やっとココ大付属学園で交差する。「ピザってどうやってするの?」と私。「今回は餃子の皮をピザ生地に見立てます。」「ホホッー!薄いからサクサクのクリスピーピザになるね!美味しそう」と想像したものの、見たことも食べたこともないギョーザ皮のピザはどんな味か?

用意してくれたのは通常のピザ(バジル、チーズ、ベーコン、トマト、オニオン)とスイーツピザ(チョコ、マシュマロ、フルーツ缶など)、オーブンも2台持ち込んでいただき、全員が参加。アツアツのボリューミーなピザを頬張ると「ウマッ!」「メッチャおいしい!」と子ども達。すると「インチキのも作ってあげる!」と何人もの子が、私の貧そな食生活を心配してか、オリジナルピザを作ってくれる(涙)おいしかった。

子ども達の想像以上の喜びに鈴木さんも喜ぶ、写真の通り。この「遊び感覚(創作できる自由度など)」と「食育(愛媛の食材、生産者の存在を知るなど)」の間(ハザマ)と言うか絶妙なバランスが子ども達を惹きつけたと分析。
「次はいつしようか?クリスマスかな?」「いいですねー」「よし!冬休み早々のクリスマスパーティーとして開催決定!」

2022年8月1日月曜日

コラボ企画は大成功!


ANAクラウンプラザホテル松山、萬翠荘での「バスカヴィル家の犬」の公開に合わせたコラボ企画が終了。多くの方が訪れてくれたり、食べてくれたり。東京からも聖地巡礼にきた家族もいたほど。ウェブなどの情報から推計すると興行収入は約5-6億円。約40万人が鑑賞した計算だから、経済的にもプロモーション的にも一定の成果は得られたはず。愛媛の動員も良かったとのことでコラボ企画は大成功!

バスカヴィル・ショコラも一時は売切れと聞いたし(その後再販)、私が直接目にしたのは普段は静かな萬翠荘が大勢でにぎわっていた光景。特に2階のパネル展示、衣装展はファンと思える方々で混雑していたから作品の影響力を実感。今の時代だからSNSへのハッシュタグ投稿も増えたと言ってた。いい機会をいただきフジテレビ、東宝には大感謝。一年がかりの仕込みでした。

今となっては(もっと、あんなコトできたなー)と想像するけど、次回以降の支援作品できっとできる!ちなみに舞台となった霞島のお土産「霞島饅頭」をお菓子メーカーと組んで期間限定発売を妄想したのはナイショ!
私の妄想話を「面白いですね!乗ります!」と快諾くださったANAクラウンプラザホテル松山さん、全館を貸し切って撮影を受け入れてくださった萬翠荘にも大感謝。やはり企画はワクワクが大切!

ワンダーな一日だった件。


今年で4回目となった「佐田岬ワンダービューコンペティション」の表彰式へ伊方町へ。第一回から冨永昌敬監督、渡邉ゆみえサンらと共に審査員に加えていただく。実行委員会会長は高門伊方町長。審査自体は既に終わっていて、私はグランプリを受賞した「never.Fin」という作品について講評。毎回、グランプリ作品と準グランプリの選出に喧々諤諤で今年も案の定、意見が分かれる。

グランプリ作品の評価点は「他の作品が演出や編集で魅力を作ったのに対して、BGMもなく削ぎ落としたシンプルな演出に力強さを感じた点」「93歳のお爺さんの姿から伊方町を想像できたことがまさにワンダー!」と表現。特に原稿も用意せず、感じたままを言いました。
ちなみに準グランプリ作品はダンサーが伊方町の海辺などの各所でコンテンポラリーダンスで表現する作品で、(こういう作品も来たか!)と審査会での意見。

写真は表彰式直前。朝の大雨でヒヤヒヤ&クタクタで運営事務局の労が労われたと思い「晴れて良かったですね!」と高門町長に声をかけると「いやぁ、本当によかった!」という返答後、町長が挨拶をし始めたら急に暗雲立ち込め突如のスコール!でも町長、動じず「止みますよ!」と予言されると数分後に本当に止んで青空になる。これもワンダー。第5回目も開催も決定とのことで、オォーとワンダー。

2022年7月31日日曜日

全集中を見る。


ハーモニープラザが「片足反復跳びのギネス挑戦者」を求めていたのでココ大付属学園軍団で乗り込む!ギネス記録は片足のみで10cm幅を反復するだけ・・・と書くと簡単に聞こえるし、コツも分かったけど激ムズで、職員が実例を見せてくれるもゼーゼー息を切らす。「インチキもして!」と言われたけど病院送りが確実で「ココ大付属学園が休みになるよ!」と言うと「それはダメ!」と免除される(笑)

ギネス記録は107回とのことで、「そんな回数できる?」と懐疑的だった子ども達だけど70回、80回と出る。するとやる気に火がつき全員が挑戦する。その様子を見ていた普段はオットリでホンワカな女の子、でも運動神経は抜群。観察して「私もやる!」とスイッチが入り挑戦すると初回で91回が出て、オォー!となる。2回目は96回。息を切らすも「100回を超えたい!」と闘志むき出しになる。

3回目に挑戦すると99回!一瞬満足するも「100回を超えたい!」となり4回目で101回の記録を達成。普段とは違い全集中とはこのこと!と見たこともない真剣な表情だった件。でも終わると、いつものオットリホンワカ表情に戻る。
その後、他にも101回を記録する子も誕生し、思いのほかギネスに挑戦は子ども達にとって刺激的で、いつもと違う子ども達を見れて感激だった件。

知らぬ間に陥る。


「それがいいんですよ!」と見ず知らずの方にお褒めいただきハッ!と気づく。誤解を恐れずに書くと、モノゴトは「直接的な関係者」と「間接的な関係者」とに分けることができ、直接的関係者とは主に当事者、間接的関係者は協力者と表現すると分かりやすい。
ココ大付属学園なら子ども達、保護者、私たちが直接的関係者。松山市やハーモニープラザ、市民先生らが間接的関係者。ステイクホルダーと同意語。

直接的関係者は当事者だから意見が反映されやすいけど、当事者の立場はそれぞれに異なるから“誰の”意見(ニーズ)を尊重すべきか?は時に悩ましい。ココ大付属学園の場合、最も重要なのは子ども達だけど、参加費を払うのは保護者。そして保護者のニーズは一人一人違うけど、子ども達の意見(ニーズ)は一つで「自由(≒解放)」でいたい。自分で過ごし方を考えて遊びたい、創りたい、勉強したい。

その方は子ども達が醸し出す雰囲気を感じ取っての感想と思うけど、第三者というのがポイントで(そんな風に見えるんだ・・・)と、知らぬ間に近視的な思考だったと気づき、俯瞰的な思考にリセット。当事者と密接になると、つい“守り/保持”なマネジメント重視になりがちだけど、“攻め/描く”のリーダーシップも発揮しないといけない。マネジメントとリーダーシップの両立の難しさを痛感。攻めは最大の防御って言ってたのは誰だっけ。

2022年7月30日土曜日

引く、剥がす。


始める前は色々と妄想するし、やってみたい!手間もかけたいし、複雑なコトもしてみたい。だから想像したことや願望をやってみる。すると(あれ?描いていたコトと違う)とか(うーん、イマイチだったな)など、やったコトで初めて気づくことも多い。
「やりたいコト」「できるコト」「しなくてはならないコト」の例で条件がある場合、「“やりたいコト”と“やらなければならないコト”」をどう両立させるか?

企画会議で“やりたいコト”が濃くなり、“やらなければならないコト”が薄らいでしまい再検討。条件(≒縛り)はあるものの、どんなワクワクを創出できるか?自分もワクワクしたい(やりたいコト)し、ターゲットもワクワクさせたい(しなくてはならないコト)。悩み苦しむ。
結局、装飾した細々したアイデアからシンプルかつ太いアイデアに戻る。その方が誰にでもイメージが湧きやすく、協力者にも伝えやすい。

ココ大付属学園も昨年度は初めてだったので手探りだったけど、今年は「変えてもOKなコト」「変えてはNGなコト」が分かり、残ったのはシンプルで太いアイデア。シンプルだから誰にでも分かりやすく、受け手にとっても特徴と感じる。コンセプトにも繋がるからブレない。
企画立案って、つくづく「引く、剥がす」の引き算作業と思った件。写真は教室裏手の松山城、こんなアングルは初めて。

スゴい品質だった件。


昨年は折り畳みテーブルを作り、聞けば今も活用されていて、ココ大付属学園でも自習用などに大活躍。今年度は「思い出」をテーマに写真が入れられる木箱を制作。私の妄想に付き合っていただいたのは今回も木生活の宮浦さん。好き放題に描いたイメージを整えてくださり形になって子ども達へ。「写真を入れられるの?いいね!」「中に宝物入れよう!」などワクワクの子ども達。

とは言え、トンカチを触るのも釘を触るのも初めての子も多くてつまづく・・・。でも釘抜きの練習と思えばいい!あっちではボンドを塗りすぎて垂れてしまったけど、ペーパータオルで拭けばいい!と何事も経験!“これは自分のモノ”と意識づけられると途端に丁寧に慎重に作る子ども達。やはり“イメージ化(≒制作後の活用方法など)”って大事。写真は力を合わせて協力している子ども達。

完成させたら持ち帰りたい!けど、これらは8月末に作品展で飾る(その時に持ち帰り)のでお預け。迎え時間にやってきた保護者。「えっ!ナニ、この完成度」と驚く。「えぇ、製品化レベルですから」と私。レーザーカッターでカットしていたり、通し穴があったり、子ども達が気づくこともない細部まで配慮の塊な職人仕様だったマイ宝箱づくり。子ども達が保護者に自慢したがるのもうなづける品質だった件。

2022年7月29日金曜日

理解への種をまく。


子ども達はガマンしました。介助犬、聴導犬とは言え、犬ですから動物好きの子ども達にとっては触りたいし“ペット”感覚で接したいのは分かります。でも“ペット”ではない補助犬はパートナーなので目を合わせたりしない(優しい無視)のが約束。プログラムが終わり見送りたかったけど追いかけずガマン!
私が駐車場まで見送ろうとすると「インチキー!あなたも戻りなさい!」と私が子ども達に注意される。

ドッグフォーライフジャパンの砂田眞希さんには昨年にもお越しいただき、出会いは数年前。ゼロから立ち上げてコツコツと実績を重ねて、その功績は表彰されるまでに。子ども達にとって特別な存在ではなく、日常的な存在として補助犬の存在を知ってもらいたく今年度も実施。案の定、プログラム終了後は他の用事で聞けなかった私のために子ども達が怒涛の説明(聖徳太子もビックリの数人が同時!)をしてくれる。

公益活動の応援方法は色々とあり、賛助会員になったり寄付したり、ボランティア活動をしたり。ココ大付属学園では講師としてお越しいただくことで応援。少なくとも40名の子ども達が知り、半分近くがその日の夜に保護者などへ「補助犬ってさ、盲導犬、介助犬、聴導犬の総称だってさ!知ってた?」とか話してたら嬉しい。公益活動への理解促進の種をまくという感じ。

願いを叶える。


5個のスイカをいただいたので「スイカ割り」を
どう楽しめるか?考える。大学生の仕切りを期待したけど小学上級生が仕切る。「はい!低学年から並んで!」「一回の振りで次の人に交代」「片付けもする」などを守れる人が参加する。「目隠しはどうするの?」「うーん、タオル?」「毎回タオルは衛生的じゃないよ!」「じゃあ、自分で目をつむろう!」「でも、薄目を開ける人がいるよ」など、喧々諤々になるも性善説で進行!

1個目は数回目(数人目)にバシュッ!とスイカが割れる。2個目、3個目も割れて4個目は最も小さいスイカで何人挑戦しても割れず大学生の番になる。そしておのずと「大学生vs小学生」の構図となるも大学生の勝利!5個目も割れてスイカ割りは終了するも「食べたいよ!」と割れたスイカを持つ子ども達。しかしグチャグチャになったスイカは衛生的にも昨今の諸事情もあり、食べるのは断念。

片付け、掃除も子ども達がする!と言うので見守っていたら単に「水遊び」がしたかったようでバケツに水を汲んでは流し、その流水に裸足をつけて"冷やい”を楽しむこどもたち。
すると「わっ!」とスッテンコロリン!と滑って尻餅をついてしまった。キレイにお尻が濡れてしまったけど、強烈な日差しで乾いてしまう。
「スイカ割りがしたい!」と言っていた子ども達のリクエストに応えた件。

2022年7月28日木曜日

四世代が携わる事業。


1週間が経ち、初参加の子ども達も気づき始める(この人は、どうしてインチキと呼ばれるかな?みんなが「インチキー!」と呼び捨てにしてるけど私も呼んでいいの?)とよぎる。
「子どもが“みんながインチキって言ってるんだよ”・・・」と、保護者からも問い合わせ。なので説明すると途中から「ハイ!この人はなーんにも持ってない人ですー!」と、ツッコミを入れてる子どもがいれば、「知らないの?インチキは本当にインチキを言ってるんだよ」と議論が交わされる。

暗雲が急に立ち込め辺りが暗くなったと思ったらポツポツザッー!の大雨。そして雷。大慌てて窓を閉める。勢いが強くなる雨、そしてパツッ!と部屋の電気が一瞬消えてまたついた。「キャッ!」と怖がる女子。だから私も「キャッ!」と一緒に驚いたら「インチキは大人でしょ!」と一蹴された。そして「そんなトコロまでインチキなの?」と本気で怒られてしまう(涙)

子ども達にスイカ割りでもどうですか?と、毎日お世話になってるシルバーさんから提案いただく。感謝しかなく遠慮なくいただく。それも“竹棒(節が全て削られ持ちやすい配慮!)”。スイカ割りを体験したことがない子もいて「楽しみだね!」と言ったら「私もないです!」と大学生。
ココ大付属学園は小学生、大学生、保護者、シルバー人材センターと四世代が携わる珍しい事業と思ったり。

2022年7月27日水曜日

感性を引き出す。


「これナニ?」「これはポージング人形さん」「なにそれ?」「絵を描く時にポーズしてもらう人形さん」と、カチャカチャ動かす子ども。その様子をみて(もしかして・・・)と「この人形は裸だから、お洋服着せてくれない?」「えー!この人形裸なの?(いや、裸のように見えるだけですが・・)」「Tシャツとかさ?こんな風に洋服を作れないかな?」と紙を切って当てたら当人もピン!と来たようで「貸して!」となる。

しばらくして「見てー!」と持って来た人形はTシャツ姿(に何か文字っぽいデザイン)で、緑のサテン地のような巻きスカートだった!ポージングもモデル立ちのよう。だけど肩から掛けてるピンク色の紐の先についているのは何?と思い「これはバッグ?」と尋ねると「違うよ!扇風機だよ!」と、巷で見かけるようになったマイ扇風機を掛けてた!時代を反映している姿に敬服。

その後も次々とお着替えをさせられて、着せ替え人形になってしまう。そしてバッグや靴までも履いて、最後はカツラ?のような髪も生えてた。「打てば響く」とはこのことで終日ハマった子ども。(そう言えば我が子もバービー人形の洋服を着替えさせて遊んでたな)と思い出しつつ、こういう機会からファッションに興味をもち、行く末は・・・と妄想したり。感性の引き出しを引き出す。

男女差なのか?


一人一人が(こんなことができたらいいな)というアイデアを出しあう。性別や経験、背景などがそれぞれに異なるから、壁に貼られたアイデアも多種多様で眺めるだけで楽しい。そして(やはり男女の違いなのか、アイデアの出方が違う!)と感じる。
長年の経験からの仮説は【女性は自身や身内など自分軸の課題を、男性は社会軸の課題を挙げる傾向が高い】ということ。5年前にも書いていた!

例えば、女性は身内の高齢者に生きがいを提供したく、きっと周りの高齢者もそうかもしれないから〇〇事業を立ち上げたい。男性は自身が感じた社会の貧困や格差是正のために〇〇事業を立ち上げたい。双方とも公益事業だけど似て非なるアプローチで、あえて言えば女が内側(個人)から外側(社会)に対して、男性は外側(社会)から内側(個人)へ変革を求める。これは思考の違いか?経験値の違いか?

私自身も該当して、2002年にフィルム・コミッションを立ち上げたものの、そこで気づいたのは「愛媛県人が地域の魅力を感じていない」で、具体的な個人に感じたわけでなく地域や社会に感じたコトを自分の課題としてココ大というアプローチで取り組んでいる。
ただ気づいただけで、優劣も正解不正解もない話なのでそれだけだけど、この違い(≒特徴)は相談時に役立つんじゃないかなと。

2022年7月26日火曜日

爆笑×3させました。


「インチキー!」「はい?何ですか?」「ねぇ、インチキ、季語はナニ?」「へっ!?インチキに季語があるの?」と勘違いした私。隣で聞いてた子にウケたので「うーむ、インチキの季語は・・・夏ですかねぇ」とボケると爆笑となる。「違うよ!俳句作らないといけないんだよ!」「インチキやー、あぁインチキや、インチキや・・・」と詠ったら当人のツボにハマったのか、小学生を爆笑させたその1。

「カブトムシ・・・」「で、ナニ?」「次が出てこん・・・」「カブトムシ、クワガタムシとは違うのよ」「カブトムシ、ゼリーも食べる、グルメ虫」とデタラメに言ったら、「違うよ!それ、俳句じゃないよ!」と言われるも爆笑させたその2。「カブトムシ、話しかけても、全てムシ」と大喜利状態になってしまい終了。最後は「カブトムシ、話しかけても、知らんぷり」になる。心情を表していていい。

「標語!標語!なんかいいのない?」「何の標語?」「交通安全だよ」「おい!あなた、危ない!死ぬぞ!はどう?」と提案されるも却下。「じゃあ、“誰かが見ている横断歩道・・・”」とホラーチックに言ったら爆笑させたその3だったけど却下。
たくさんアイデアを出したけど私の案は全て却下だった件。ちょっと、おふざけが過ぎましたが、小学生を3回も爆笑させることができてご満悦だった件。

誤解がありませんように!


「失敗談が聞けるなんて、ビックリしました。」と複数の方からお褒め?いただく。一般的には成功談の方が美しいのかもしれないけど、“愛の壁”に悩まされたこと、コンセプトの後付けに苦労したこと、借金の返済が続いていることなどを赤裸々に語ったらよかったのかな。
でも、ちゃんと成功したのも多いですから!と添えておかないと、単なるポンコツ野郎、インチキ先生と思われては困ってしまうよ!

「いよココロザシ大学のコトをもっと知りたかった。」という感想。うーむ、企画立案講座だったから、ココ大の仕組みなどは一切触れず。「フィルム・コミッションできた愛媛でココ大を設立した背景を知りたい。」とも聞かれたけどエールラボえひめで話す機会はあるかな?公益活動(≒非営利活動)でも飯は喰える!と伝えたものだからビックリしてた参加者。えぇ、今のところ平均的な収入は得ています。

「とても刺さるところがありました。」「情報量が多すぎたので、もう一回してほしい。」「次回はもっと詳しい部分を」などの感想もいただく。少しでも役に立てたのなら嬉しい限り。一つ言い忘れたことを思い出す。
講座を受けると、その時はフムフムと(いい話を聞いちゃった!)と心が軽くなったりするけど、本番は講座を受けた翌日からの行動や心構えが大切!

2022年7月25日月曜日

Done is better than perfect.


エールラボえひめでの「企画立案の基礎基本講座」は盛況で終了。基礎基本講座の良い点は「アイデアがあるけど、どう始めたらいいか悩んでいる人」「いざ、始めたものの、ちょっと息切れしてる人」「アイデアはないけど面白いアイデアを応援したい人」など、色々な人が参加しやすい点。
最近は個別相談が多かったから、今回のように広く浅くても企画立案の全体像を紹介できたのは、聞きやすかったと思う。

だから内容も進め方も極めてシンプルに実行。座学のあとは自分のアイデアを出し合い、検討したいアイデアを選び、そのグループに分かれて起案者と質疑応答&意見交換でアイデアをブラッシュアップ。深化した内容は起案者と参加者の双方に気づきを与え、満足感が高い時間になる。発表は起案者ではなく一緒に考えた他者がすることで、意見交換の理解度が試される。

最後は企画立案を始める際のエールにDone is better than perfect.完璧を目指すより、まず終わらせる。を伝えると多くの方に刺さったよう。
せっかく考えたアイデアだから成功させたい!が故に完璧を求めて準備を全て整えてから始めようとする。悪いことではなけどスタートは遅れる。それが致命傷になることもある。スモールスタートとも言うけど「走りながら考える」が小さいアイデアの醍醐味でもある!

2022年7月24日日曜日

それはカンベン!

「インチキはヘンタイなんだよ!」「えっ!?ヘンタイ??」と、インチキ→インチキン→遂にヘンタイになった私。世間一般的にヘンタイは「忌み嫌われる」存在に聞こえるけど、私には褒め言葉と感じたので「ありがとう!」と返答すると「やっぱりヘンタイだー!」となる。それを聞いてた大学生が「先生って天才ですね」「なんで?」「変態と天才は紙一重っていうじゃないですか?」「もっと褒めてーー!」

松山東雲女子大学生15人がココ大付属学園へやってきた。魚釣り用の“海洋生物(魚、タコ、イカ、タツノオトシゴ、チンアナゴ、サメなど)”を上手に創る学生、体育館で汗だくになってボール遊びをした学生、輪投げを作った学生、お菓子を作った学生、宿題を一緒にした学生など、普段は触れ合うことのない小学生ワイワイする。写真は休憩時にしたボッチャ。多くの学生が初めてだったけど、思いのほかハマった学生。

「ボランティアって頭で考えるより、まず感じることが大切。最初に楽しいと感じないと続かないよ」と、マスターヨーダの言葉を借りて説明。そこに子ども達が間髪入れずに「でも、それインチキでしょー!」とツッコミを入れるから学生達もププッーと失笑する。「私たちもインチキ先生って呼んでいいんですか?」とニヤニヤする学生。「大学内では誤解を招くのでやめてください、マジで。」


2022年7月23日土曜日

自由≠放任。


どんな時でも腹は減る。だけどコロナウイルスの感染拡大防止対策は必須だし、熱中症にも気をつけないといけない。免疫力や体力が低い子ども達にとっては窮屈な毎日と思います。昼食は中庭で食べている我々。こどもたちはそれぞれに日陰を探して最低限のお喋り程度。そこで妙案?なのかメダカを鑑賞しながら食べる子ども達。みんなとワイワイしながら食べれる時がくるまで我慢!

「自由とは聞いてましたけど、かなり自由ですね。」と初参加の保護者。「はい、そうです。自分で考えることで責任も感じますから」と私。ここで勘違いしてはいけないのが「自由=放任」ではないこと。放任とは「干渉せずに勝手にすること」で、ココ大付属学園は「干渉して勝手にさせない」。ルールがあるから自由を感じるのであって、「管理しない管理」は昨年夏にも書いてました。

ココ大付属学園での自由とは「一人一人が自分で考えた、感じたコトを思いのままにできる。」こと。読書をする子どもの隣で絵を描きはじめる子どもがいたり、朝から夕方まで一心不乱にレゴをしたり、突然閃いたかのように工作を始めたり・・・。それらのコトに対応するにはマネジメントは必須で、自由と感じるのはマネジメントが機能しているのであって、息切れしないようにゼェゼェって感じ(笑)

惑星誕生。


「惑星」と言えばはウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」。ではないけど「惑星クラブ」が誕生。10年以上前、我が子が小学生の頃に行った「星空ミュージアム」を再演。蓄光材は子ども向けワークショップだからと言って妥協しない純度の高い品を用意。それにノリを混ぜて混ぜて、混ぜ続ける。すると蓄光材入のノリという「素材」が完成。でもこの時点では子ども達の関心度は低く、"させられ感”でテンションは低め。

次は下絵づくり。蓄光材が映えるよう黒厚紙を用意。鉛筆で「星座」を描く。描いた星座の上に蓄光材を"星のよう”に置いていく。今まで体験したことがない描き方に戸惑う子ども達。でも想像が追いつきイメージが湧いてくる。そして蓄光材が星のように置かれた作品を暗闇に入れると「スゴーーーーーーーーーイ!光ってる!」と叫ぶ、驚く、騒ぐ、感嘆とはこのこと、感動の渦になる。

蓄光素材が少し余ったので、余興に丸ダンボールを惑星に見立てて下地を描き、蓄光素材を塗る。もう一つ、同じように描いた丸ダンボールを用意して素材面にくっつけて話すとノリが「クレーター」のような凸凹になる。これを一晩乾かすと下地が透けた惑星の誕生。蓄光なので半永久的に光を吸収しては発光する。惑星=恋する惑星=ウォン・カーウァイ監督を思い出してしまった件。

2022年7月22日金曜日

第七条:仲良くケンカする。


子ども達とは4月の春休み以来、3ヶ月余りぶりの再会。「インチキは覚えるてるかな?って言ってたんですよ。」「(明日も絶対に来る!と宣言したお子様に対して)絶対に行きたくないって言ってたの誰?」「昨晩は興奮して眠れなかったほどです。」「一昨日から準備万端でした。」など、保護者から子ども達の様子を伺う。子ども達が心待ちにしていたことを知り、本当は泣きそうだったけど堪えた件。

「心地よく過ごすためのルール」も“お約束”の第七条「仲良くケンカする」で大いに沸く。これには初参加の子ども達もニヤニヤするほどで掴む!「どういう意味ですか?」「笑いながらパンチですか?」などの意見や野次が飛ぶ中で「たとえ親しい中でもケンカになることもあるからお互いに気をつけようってコト?」と、悟り境地のような意見を述べた初参加のこども。唸ってしまった。

写真は“静か部屋”で静かに過ごしている図。タオルを被っているのは高校生ボランティア。部活の練習よりもタフじゃない?と思うほど外遊びをしてくれて滝のような汗。体力がウリの高校生男子ボランティアは神のような存在。
初日だったので何の予定もなかったけど、一人一人が自分で過ごし方を考えて決めて行動する。自己肯定感を育むに必要なことで、全力で肯定してあげれば他人も肯定できるって!

2022年7月21日木曜日

夏の準備整う!


今夏の新入りは3つ!「ボッチャ」はフランスからやってきた一つ一つが手縫いの玉で競う協議。昨夏は大汗かいて借りに行っていたけど購入。想像以上に面白い!大会を定期的に開こうかしら。「バスケットゴール」も昨夏は手づくり製で楽しめたけど耐久性がなく、探したらお手頃価格で、これも想像以上に頑丈でGOOD!ボールは松山東雲大学生お手製の新聞紙ボール。でもダンクシュートは禁止!

そして「マグネットダーツ」。全くの新入り!本物のダーツそっくりだけど、矢の先は磁石なので怪我の心配ナシ。でも(磁力が弱いかも・・・)と思ってたけど、今のところGOOD。準備を手伝ってくれた松山東雲大学生たちに「子ども達に面白さを伝えるには、まず自分達で実践することだよ」と告げ、ボッチャ、ゴールシュート、ダーツをしてワイワイ。考えずに感じること大切!

すると「どうしたら、もっと楽しく遊べるか?」となり、基礎的な遊び方のルールを率先して描いてくれた学生。「私、こういうの得意なんです!」とスラスラと描いてくれて、大助かり。
翌日、立ち寄ってくれた松山市役所の職員「ますますいい空間になってますねー!」と感想を寄せてくれる。こんなワイワイできる部屋の他に通称「静か部屋」とよぶ、何もない静かに過ごせる場所も確保。ハーモニープラザさんに感謝!