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2022年4月25日月曜日

ダースベイターに学ぶ親子の絆の紡ぎ方


私よりも何百倍の価値があるスターウォーズコレクションを持つ方と意見交換。その話が持ち上がった時、単なる展示や保管などの協力と思っていたら全く違ってた件。
スターウォーズを多面的に捉えると、どんな切り口があるか?例えば「宇宙」という大きな括りがあれば「特徴ある星で暮らす異星人の文化、思想」「Xウィングやスノーウォーカーを動かす構造や技術」「スターウォーズの原典とも言える神話、民俗」など。

他にも「ハイパースペースを実現させる量子力学や相対性理論など」「ライトセーバー、ダークセイバーの構造」「多種多様な人種が暮らすコルンサントのダイバーシティ戦略」「酒場文化と異星人の交友関係」とか、一見してアホと思えることを真面目に考えると「空想(妄想)が現実に着地しそう」でビックリとなる。そして、宇宙や技術などで接点のある企業、ロボット工学を学びたい(留)学生などを巻き込めたらと・・・。

これまでコレクションをはかるモノサシは「レア(絶版)」などでしかなかったけど、コレクションを入り口に文系だろうが理系だろうが不問で色々と学べる可能性を知る。「反面教師パルパティーンによる暗黒政治の作り方」「ダースベイターに学ぶ親子の絆の紡ぎ方」とか、「アミダラ議員の正装、普段着から学ぶTPO」「レイから学ぶスクラップ回収の価値」とか、無限だよ。

非投票率は60.55%。


松山市市議会選挙投票日。投票した有権者として当選された方々には「これから頑張ってください。」と、松山の暮らしをより良くするために、何をするか?に期待したい。ゴールではなくスタートラインに立ったということ。
それにしても投票率39.45%と前回よりも4.42ポイントの低さは過去最低をどう受け止めたらいいのだろう。根本的な「何か」が機能不全というか間違っているのでは?と思うくらい、不思議でおかしい。

政治不信が招いた結果と聞くけど、それだけで済む話かな?60.55%が投票してないって残念。10人中6人が投票をしなかった現実に(投票率がもっと高かったら・・・)と悔しがる人もいれば(投票率が低くて良かった・・・)と思う人もいるのかな?
投票へ行っても何の手応えも感じないから(たかが自分の1票・・)と思うかもしれないけど、その1票で暮らしが良くも悪くもなるという因果関係や想像が描けないのだろうか?

各自のマニュフェストを持ち合って公開討論会をドンドンしたらいいのにな。いっそのこと「投票に行ったら、映画鑑賞券とか商品券など」などの“ニンジン”もアリかも。ワクチン接種でも同等をしたから、できるんじゃないの?もしくはマイナンバーカードと紐付けしたネット投票システムとか。あ”ぁ、でも怪しい思惑が渦巻き、使いにくいシステムになる心配は余計なお世話か。それにしても低すぎる・・・。

2022年4月24日日曜日

恵まれて。


「何年ぶり?4-5年ぶりかしら?(実際は7年ぶりでした。)」「ジャイアン(30年前、NYの「しゃぶ辰」での愛称)も原口(妻の旧姓)も痩せた?」など、7年ぶりの空白を全く感じさせないNYの父と母との再会。「俺、72歳だぞ!お母さんは70歳!」「泉谷君、いくつになった?」「50歳です!あれから30年が経ちました。」「そうか、お互いに年とるわよね」と、言うも70代と全く感じさせない父と母。

7年前にも書いたけど、当時は単に経営者とアルバイトの関係。だけど父と母はアルバイトと家族のように接してくれた他、私と妻は付き合うことになり、店では知られた存在になったらか、父も母も色々と気遣ってくれたのを覚えてる(ちなみに私は深夜営業担当だったので、妻とシフトが一緒になることはほとんどなかった)。30年も前なのに時空を越えた昔話は笑話が多くて愉快。

当時は本当に何者でもなかった我々が、こうして報告できるのもNYの父と母が温かく見守ってくれたから。「俺はツイてるんだよ。人に恵まれてラッキーだったな」とニコニコ話す父。それは私たちも同じで、人に恵まれて、今も恵まれてるのだから大感謝。
写真は「トーキョーX」というブランド豚&地域の野菜をふんだんに使った料理。「お客さま、ランチタイムの終了時間です。」とオープンからクローズまでいて「話し過ぎた!」と退席。

ブラックよりもホワイト。


撮影支援を断るのは(1)自身の仕事なのに無料で得た情報を、あたかも自分で集めたテイで売るリサーチャーからの依頼。(2)制作費を最初からアテにした企画書を持ってくる制作者からの依頼。この2種類は地域に何ももたらさない。「何かないですか?」と言うのも困った案件だけど、それを凌ぐ酷さ。年に数本だから大抵の作品は支援するけど、まだまだ世の中には「困った制作者」がいるもんだなぁと、頭抱える。

撮影支援を依頼しているのだから、モラルやルールの遵守は基本なはずなのに合意したルールやモラルを平気で破る、守らない制作者がいると、予め交わした約束(大前提)は何なの?と思ってしまう。厄介なのは相談時は不安を微塵も感じさせず、いざ撮影が始まるとトラブルを招くこと。このような事例があると、協力者は撮影に不信感をいだくようになる。FCは紹介したことに罪悪感を感じてしまう。

だけど、当人たちは悪気なく飄々としてるから、同じ目に合う地域が出ないよう情報共有案件になる。このような関係者は問題を指摘すると「〇〇FCでは大丈夫でした。」とか「前はOKでした」と、その場しのぎの返答をすること多し。そんな時は「大丈夫だったFCを教えてくれますか?」とか「OKだった前の作品名を教えてくれますか?」と聞けばいい。悪い事例(ブラックケース)よりも、写真のように良い事例(ホワイトケース)が増えますように。

2022年4月23日土曜日

福業。


行く先々で各地のお土産を見て、商品の特徴や背景を調べて、自分の視点から魅力を再構築できたらお土産愛好家など、勝手に名乗ればいい。「ご当地モナカ評論家」は2012年に鬼北町へ行く途中に偶然に見たのがきっかけ。「低登山愛好家」は松山城(132m)や高尾山(599m)など「手ぶら(≒気楽に)で登れる」ことが気分転換になり(他にも気軽に登れる低い山はある!)と思ったから、勝手に言ってるだけ。

「みかんソムリエ」特許庁に商標登録をした名称。当時は愛顔の食卓で商品説明や活用事例が必要で、勉強してたら「泉谷さん、みかんソムリエという商標を申請しませんか?空いてますよ」と誘われて申請。「ビジネスホテル愛好家」とは名乗ってないけど、これまでの出張で利用した国内外のビジネスホテルは400カ所以上ある。今になって(部屋の写真を撮っておけば評価サイトに掲載できたのに・・・)と悔やむ(笑)

「ロケハン愛好家」とも名乗ってないけど、これは仕事の延長。これらの共通は“ついで”で、決して目的にしないのがポイント。また、仕事にすると責務が発生して面倒くさくなるので、あくまでも趣味の範囲とする。だからライフワークのように長く楽しめる。
「路上観察学会」に影響を受けて、トマソンなど探したのが最初だったかな。これらを勝手に「福業」と呼ぶ。誰にでもできる日常を楽しくする術。

子どもだけじゃないかもしれない。


アレ!?世田谷文学館は京王線芦花公園駅だぞ!と沿線沿いだったのでヨシタケシンスケ展へ行く。我が子には間に合わなかったけど(面白い人だなぁ)と思っていて、偶然に開催中の情報が目に入り申込む。先日の福岡市美術館もそうだけど、自治体の美術館、博物館は手頃で中身も充実してる時があるからいい!今回も1000円でヨシタケシンスケ展、常設展の偉人紹介もしてたけど面白かった。

平日の日中ということでヨシタケシンスケ展は女性と幼児が多かったこと。絵本作家だから当然だけど、作風が確立して人気作家になる経緯を紹介した紆余曲折の展示もあって「諦めたらそこで終わり」というメッセージが隠れていたよう。そして、やはり【全てに問いを立てる】ことが作品そのもので、写真は壁一面に整然と並んだ2000点以上?の「アイデアスケッチ」で、感じたことをメモしてた様子に私も来館者もビックリ!

「つまらない(不平不満)コトを並べ始めたら、つまらない(不平不満)コトを考えることが面白くなった。」なんて思考に及ばないし、「楽しいコトを考える練習をしよう。」なんて、子供だけでなく大人にも通じるし、「この先、今とは全然違うかもしれない。」はご自身の作風も含めた格言のよう。要は他人のせいにしていても自分にブーメランなんだから、意識次第で変わるよ。と勝手に納得して足軽に帰る。

2022年4月22日金曜日

教科書のない授業。


「Google Classroomをお使いになったことはありますか?」「いいえ、ありません。面白そうですね!」「それでは、使ってみますか?」と大学スタッフから提案されたので使い方を教わる、フム、そんなに難しくなさそう!
学生を全員招待しオンライン上でも連絡や共有が可能になる。気をつけないといけないのは、学生は他にも授業があるので、私からの連絡などで支障を起こしてはいけないこと!

授業は前回と同じくアンケートに回答してもらい、その場で集計経過を全員で見守る。見慣れていないせいか、学生も数字や数値が生成されていく様子に興味関心。私の授業には教科書がないので、このようなインタラクティブなやりとりが教材。自分達の回答を見ながら尋ねたり考えたり、実に面白い。これには大学スタッフも「これはいいですね、面白いです。」と覗き込む。授業は興味関心をもってもらってナンボです。

興味をもってもらうために授業を設計する。これは企画立案と同じ、プレゼントも同じ。
自分の言いたいことを言うのではなく、相手が知りたいこと、相手のことを上手に引き出せるかがポイントと思ってるから考える。授業は1回90分だけど、構成には1日かかる。学生も学ぶのだから私だって何かを得ないとねと考えたのは、毎回の授業を保存してZ世代の生情報として蓄積すること。

変わりました。


これまでは誰にも伝えず、隠密のようにコソコソと調整や準備した時もあったけど、「エキストラ大募集!」と言えるようになって(時代は変わったなぁ・・・)と感慨にふける。撮影現場では見学者を排除する時もあり、(見学者は興味があって来ているのに、わざわざ排除しては反感を買うのに・・・)と感じて、「撮影現場を一緒に見守ってもらいましょう!」と制作部や演出部に相談した現場は【真夏の方程式】、見学者同士、マナーを守ってもらい成功した思い出。

SNSの登場(活用)によって「情報が共有」されたことで撮影現場は一変する。それまで一方的だった撮影関係者は、見学者や協力者への配慮が求められて「一緒に」という意識が必要になった。これは地域で撮影を誘致支援するフィルム・コミッションにも好影響で、関係者と協力し合う関係性が構築されると自浄効果などが生まれ好循環が生まれやすい。すると、撮影関係者も安心して撮影に専念できるようになり、次につながるかもしれない。

【離婚しようよ】も、そこを狙いたい。キャスト名や時間、場所を明記し「シェア大歓迎!」と、どこまで広がるか分からないSNSでエキストラを集めるなんて経験がない。時代に合わせて新しいアプローチをしてみようという結果。これまでの慣例とは異なることに、頑なに拒否!も分からなくもないけど、(そのままでは絶滅してしまうよ)と思ったり。最強ではなく最適な対応が生き残る。

2022年4月21日木曜日

ボランティアの受入側も。


とても興味深い回答。自分が社会や誰かの役に立つと思う「〇〇力」は、どこで培われたり、誰から影響を受けたか?という問い。最も多かったのは【家族からの影響】が約30%。そして【親しい友人や先輩】が17%【学校の先生や授業】が13%と続く。当然と言えばそうだけど、やはり「身近な人からの影響」は、中身に良し悪しがあっても受けやすいという結果。*あくまでも授業に参加した学生の意見です。

そして、〇〇力をアップグレードや磨くには「経験を得たい、積極的に色々な人と関わりたい」と思っている学生が多く、でも、実際は行動に移せていないこともわかった。そして、この先は「とは言いつつ、ボランティア募集情報を得て参加している学生」「ボランティアに参加したいけど、ボランティア募集情報まで辿り着けない学生」の二手に分かれる。ここで「ボランティアしたかったら、登ってこい!」は愛の壁と同じ。

少数意見に着目すると、「趣味(趣味も極めれば〇〇力になる)」や「読書や映画、音楽(特に映画は影響力あるかもしれない、私は“フォース”を得たい)」「習い事(上達が〇〇力になったり)」「勉学(学ぶが〇〇力に変化したり)」とあり、〇〇力とか影響のそれぞれも大切だけど、最も大切なのは【自分の言葉で言語化】することで、思っていることを言語化することで意識化されるという話。

長所と短所について。


「長所と短所、どちらを伸ばした方がいいですか?」との質問。個人的には「長所」を伸ばした方がいいと思います。その理由は2つ。(1)長所は得意などの無意識なポジティブ思考が働くと思うに対して、短所は「克服しなければ・・・」など、意図的な意識があり、その時点で気構えて疲れる。(2)短所はマイナスイメージがあり、そのマイナスイメージをプラスにするには、まず「ゼロ」まで持っていかないといけないハードルが(複数)ある。

では短所は永遠に克服できないのか?と言われるとそうではなく「ハンカチ理論」はそんな時に良い例。ハンカチをテーブルに置き、中心部を垂直に引っ張ると持ち上がった中心部に引っ張られて端も持ち上がる、するとティピーテントのように中心が最も高くなる。この中心部分を「長所」と捉え、端周辺を「短所」と捉えると、長所を伸ばせば、おのずと短所も伸びて全体的に好影響が起きるという理屈。

要は「短所だけ」に焦点を当てて克服しようとしても、苦手意識があるわけだから苦痛でしかない。ならば長所と上手に混ぜるのはどうでしょうか?という提案。そして、それでも(ダメだ・・・)と思ったら潔く諦めて代替え策に置き換える。
私の場合「会計労務」は何度挑戦してもダメだったので「アウトソーシング」で解決をはかる。自分が苦手なことは、誰かにとって得意なことかもしれない。固執しない。

2022年4月20日水曜日

21年前に描いた構想。


2001年の正月、久米宏のニュースステーションで「フィルム・コミッション」の特集を偶然に見た私は、ピン!ときて、在籍していたコンサル会社の上司らに相談するも、却下されて退職。フィルム・コミッションの可能性に夢を見る。釜山フィルム・コミッションを皮切りにAFCI(国際フィルム・コミッショナーズ協会)の研修などに行き、妻の故郷である愛媛県へ「えひめフィルム・コミッション」を提案。

地域に撮影がくると、撮影隊は地域で様々な経済活動を行う。仮に撮影隊を50人とする。撮影期間は20日間、全員がホテルへ泊まり、毎日食べる、レンタルしたり、購入したりすると1人1日1万円の消費と推計できる(個人的計算です)。すると50人×20日間×1万円=1000万円の特需が地域に起こる。撮影の規模によって100万円〜1億円までの直接効果があるのが撮影を地域に誘致したい魅力。

撮影後、公開前になるとキャストなど関係者による作品の紹介(宣伝)が始まる。この時に撮影地や撮影当時のエピソードなどが発信される。これは間接効果の一つ。その後、DVDなどのセル、配信、レンタルなども行われ、最後の作品発信が行われる。作品を見た一部の市民は「ロケ地に行きたい!」と訪れるコトは聖地巡礼という言葉になった。訪問者は地域で消費するから関係者も撮影に興味関心を寄せる→また撮影が来たらいい!となる。循環の図。

目利きになる。


先週の東京は寒かったけど今週は一転して生暖かく、銀座通りは人多し。その中をスタスタすり抜けJFCの事務所へ。誰もいない事務所でコワーキング。今年度事業のスケジュールが色々と書いてあって迫力あり。そうか、コロナ禍とはいえ、今年はカンヌ映画祭に行けそうなんだ(私は行けないけど)。ホント、コロナ禍を理由に「中止、延期、縮小」してもいいけど、反転する時のエネルギーは「マイナス→ゼロ、そしてゼロ→イチ」と二段階だから大変だよと。

「どうなんですか?実際の所は・・・」と業界について意見を求められる。「詐欺まがいの製作者がいるのは事実です」と、これまでの事例を交えて伝えると静まる・・・。「その・・・怪しい人の見分けってつくんですか?」「はい、色々と質問すればいいんです。」「質問??」「例えば(1)この作品の配給会社はどこですか?(2)公開時期はいつですか?(3)協力者への支払いは請求書ですか?ニコニコ現金払いですか?(4)前作で携わった作品は何ですか?などです。」

これくらいはサクっと答えてもらわないと、FCも協力者を紹介にしくい。この中で「携わった前作」はとても効果的でJFCで情報を共有できるから、その作品はFC支援作なのか?など当時を担当者を介して把握することができる。これで何度、愛媛への作品を阻止したことか(笑)。製作費をアテにする作品は論外。

2022年4月19日火曜日

身につけたい〇〇力


学生自身が内省して答えた「自分の〇〇力」で最も多かったのは【笑顔力(例:どんな時でも笑顔を忘れない)】。次点は【行動力(例:率先して動く)、共感力(例:相手の身になれる)、挨拶力(例:いつでも挨拶を忘れない)、コミュニケーション力(例:初めての人でも人見知りしない)】。でも教室内は互いを知らない静かさなので「授業が終わる頃には、互いに笑顔力やコミュニケーション力を発揮してね!」と伝える。

「最も身につけたい〇〇力」を尋ねると【コミュニケーション力】がダントツのトップで、30%以上が身につけたい、あるいはもっと磨きたいと思っていた。でも、「自分が持つ〇〇力」でもコミュニケーションは上位に入っていて???となる。コミュニケーションと言っても一通りではなく、家族や友人、恋人、仕事など、それぞれに柔軟に対応しなければならず、知れば知るほど難しいのがコミュニケーションという感じか。

そして「リーダーシップ力」も身につけたい。これは妻の専門分野なので、授業に登場してもらいたいけど、自分を引っ張る「セルフリーダーシップを磨く方法」の例を伝えたら、数人が激しく首を縦に振ってたから共感したのだろう。リーダーシップってカリスマリーダーの証のようなイメージだけど誤りで、誰でも備えることができるのがリーダーシップ。受け入れる側も、こういうことを知っておくといいだよなー。

私の〇〇力。


私が地域や社会、誰かの役に立てると思う力は〇〇力だ。「行動力や体力、リーダーシップ、巻込力、妄想力、傾聴力、コミュニケーション力、交渉力など」新しい造語も含めて全員で考える。ちなみに私の場合は「ゼロイチ力」。何もない段階(ゼロ)からの立ち上げが得意で、フィルム・コミッションやココ大はその成果。「その代わり生傷が絶えません・・・」と、言うのはお約束で添える言葉だけど、その通り。

ちなみに「ゼロイチ力」は「立ち上げ」だけど「イニチ力」と言うのもあり、これは「イチを発展・展開」させるのが上手な力。人それぞれに力はあるはずで、それを知る(認める)か否かは自分次第。と、言うのも「自分が望む力」と「周りが自分へ認識している力」、「自分が持つ本当の力」は必ずしも一致せず、そのギャップに悩むことはある。特に若い頃は気持ちだけは無双で、自分が望む力をアピールしたいもの。

でも大体、そんな時は【相手が求めるもの(ニーズ)ではなく、自分が与えたいもの(ウォンツ)】で独りよがり。相手が求めるものと自分が渡せるものを、どうしたら合致できるか?いわゆる社会軸と自分軸の交わりで、その交わりが地域の課題改善だった!後付け感もあるけど、ちょうどNPO(法人)が注目を浴びた頃でもあり、何よりもフィルム・コミッションの可能性が後押してしてくれたような22年前。

2022年4月18日月曜日

187000人しか投票せず。


単身者、絶好の掃除洗濯日和で忙しくしてたら外が騒がしい、拍手や声援が聞こえる。道路脇に人々が並んでいて(あぁ、松山市議会選挙ね)となる。いわゆる“第一声”というやつで候補者の方が決意を語っていると、遠くでも“第一声”と声援が聞こえて、ココはそんな地域だったのか!と知る。そう言えばポストにも候補者のチラシが入ってたし、選挙カーでPR、投票日は4/24、即日開票!何も調べてなかった。

2018年の前回は定数43人に対して53人が立候補(ちなみに今回は定数43人に対して52名が立候補)。当選投票数は43番目で2748票だから大雑把に言えば3000票を獲得すれば当選するのか!有権者が多く住む地域が地元だったり、企業などの協力があれば戦いやすいのかな?令和4年3月1日時点で有権者数は427307人だから100人に訴求してうち7人が、その人に投票すれば3000票は集まる。えぇ、そこじゃなくて政策が最も重要です。

ヒドかったのは投票率。前回は43.8%と恐ろしく低かった。たった187000人からの支持では当選者の喜びも半分か。ココ大でも選挙の啓蒙授業をしたけど、「見えない/見えずらい議員の活動や成果」を思い出す。描くビジョンに対して4年間の成果が見えずらい。
名前の連呼や「送り出してください!」「全身全霊」なども大切だけど、4年後に市民の暮らしはどうなってるの?と知りたいわけです。

色々な撮影相談がありました。


「えひめフィルム・コミッション」の報告書がまとまる。コロナ禍で撮影相談や実績は減ると思っていたら意外と横ばい。整理すると昨年度も色々あったことがわかる。有名監督作品がオープンセットを探していて・・とか、某配信系作品とソックリな企画に驚いたりとか、商業デビュー予定の若手監督作品、映画祭狙いのアート系作品、映画だけでなくファッションショーや写真展を組み合わせた作品。

ドキュメンタリーっぽい作品、海外作品ではオンラインロケハンをしたけど監督ら撮影隊が来日できず・・だったり、食べ物系番組は面白いから楽しい。その傍らで極端に丁寧なんだけど「何を言ってるのか分からない相談」があって、一つ一つ詰めていくと【結局、製作費を要求(スポンサー探し)】な内容も多く、その大抵は経験の浅い若い人たちからの相談で、当人もよく分かってないから、こちらはもっと分からない(人を育ててね)

そして(あぁ、また来たか・・・)という作品も。2-3年に1度、必ず相談のある金子正次作品。過去20年で7-8回は来てる。彼が残した脚本は5本しかなく、そのうち映像化できていないのは1作品だけ。“それ”を映像化したい。と、毎回、違うプロダクションから相談がある。コロナの影響で中止になってしまい、これまでと同じなら2-3年後だけど、どうなることやら。今年度は、えひめFC20周年だからなー。

2022年4月17日日曜日

迷い込んだか。


2021年10月1日時点の人口統計によると、日本の生産年齢人口(15歳から64歳)は総人口の59.4%。統計を取り始めた1950年以来、最低とのことで人数にすると1年で54万人も減ってしまったとのこと。現象の理由の一つが「コロナ鎖国による外国人労働者の流入減」と日経は書いてた。ちなみに愛媛県は相変わらず自然減、社会減で毎年1万人程度の減(自然増、社会増があるから感じにくいけど山間部に行けば激しい減)

最近、70代、80代のシニアの方々と“世間話ではない話”を多くした。私自身も初めてのこと。父親と喋っても、こんな話はしない(笑)。それぞれの背景は詳しく知らないけど、姿勢や身なり、考え方などから想像するにフツーじゃないのは明らか。働く意欲はモリモリで、生産年齢人口の65歳ってアテにならない(70歳まで雇用の努力義務の時代になったし)と思ったり、50歳の私なんてヒヨッコ!

そんな方々の孫世代となる学生たちとも話す機会も多く、(そんな風に考えてるんだ・・・)と思ったり。未来を描いたり、未来に期待を膨らますも、現実に消したり、萎んでしまったり。そんな暗中模索五里夢中の中を躍起になって、再び膨らませたり、白黒をカラフルにしてる50歳。その背後からは「インチキーー!」と背中に飛びかかってくる小学生という構図。私はどこかに迷い込んだか。

2022年4月16日土曜日

誰か教えて。


よく見ると、外壁や瓦が一部欠けているのは許してください。持ち帰る時に無造作にバッグにいれてしまったからです。でも、そんな欠けも城のリアリティとして感じられるのが「ご当地モナカ」の面白い所。餡はオレンジ色で柑橘の風味がしました。薄墨羊羹さんの「松山城モナカ」企画会議に入りたかった・・・。ちなみに薄墨羊羹さんとは「唐草こざくら(砥部焼の唐草模様をパッケージにした羊羹)」でお世話になりました。

それにしても【どうして“ご当地モナカ”を作るのか?】は永遠の謎。これだけ多種多様なお菓子がある中で、“ご当地モナカ”は生き続けられるのか?生存競争に強いわけでもなく、実際にカニモナカ(鬼北町)、武者モナカ(今治市)は消えてしまった。いわゆる「絶滅危惧種」なモナカをどうして、今更作るのか?誰か教えてほしい。平安時代から細々とつづく「日本のモナカ」は最強ではなく最適な生存本能で生き抜いてきたのか。

モナカの皮は米粉なので小麦粉アレルギーの方でも食べられる。餡も西洋の甘さに比べたら甘さ控え目という人もいる。コーヒーにも紅茶にも合う。ただし!一つが大きいのが難点と、あえて言う。もう一回り小さかったら食べやすいんだけどな。
松山三越での限定販売だったから買いに行ったら、先日は2段で売られていたのが「5個」しかなく、私が1個買ったので残り4つだった。(えー!みんなご当地モナカ好きなの!?)と驚く。

想像力の欠如か思考力の停止か?


機上にて。ボケッ〜と外を眺めていたら、CAさんが「あいにくの空模様ですが、今は瀬戸内海上空を飛行中です。」と、タブレットで飛行航路を見せてくれる。海は見えなかったけど「雲海」は見えて、それはそれで良かったので「こういうのもいいですよね」と返答。でも、一度も飛行機に乗ったことがない人は、雨雲の上は晴天ということを、情報では知っていても実際にみたことはないから想像できない。

情報だけで済ます、理解するのキケン。時に頭のいい人は、これまでに得た知識から理解して思い込むから世間一般とズレるときがある。勝手に“よかれ”と思って分かったつもりで進めてしまうから、違和感を感じた時は、時遅し!の時もある。あえて厳しく言えば偽善的、独善的な結果になりうる。表面だけ、知識だけ、情報だけではモノゴトの本質にはたどり着かない。知らないことは知らないと言えばいいのに・・・。

目の前の素材だけで、自分に都合よく解釈してはいけない。思考が疲弊して表面しか見えなくなってしまったよう。例えばSNSに掲載した写真は「今」とは限らないし、映っている範囲は画角だけでない、撮ったのは私でないかもしれない。想像力の欠如というより、やはり思考力の停止か。

2022年4月15日金曜日

インチキの呼吸、壱の型テキトー


へぇー、竈門家が鬼に襲われたのは大正2年(1912年)2月上旬と推察できて、炭治郎が鬼殺隊の最終選考に通ったのは大正3年(1913年)と推察できるんだ。そして大正3年(1914年)に第一次世界大戦勃発、日本は好景気を迎える。その後、大正9年(1920年)に労働者の大会「メーデー」が初めて開催され、大正デモクラシーとなる・・・。その陰で鬼が暗躍し人々を喰い鬼殺隊や柱たちが成敗する。

あ”ー!「鬼滅の刃」をもっと知っておけばよかった。お借りした「鬼滅の刃をもっと楽しむための大正時代便覧」は、登場人物と大正時代の文化、経済、政治を結びつけて紹介しているので、ファンなら“細かすぎる点”にシビれるだろうな。ココ大付属学園では「インチキ柱」として振る舞って猛省、インチキの呼吸、壱の型「テキトー」。

むむ、大正時代の食は中華そばの屋台が現れ、当時のファストフードとして丼もの、駅弁(煉獄さんが食べてたな!)も登場したのか!洋食文化が普及してコロッケなどが人気になり、あんぱん、キャラメルも普及し、カステラや歌舞伎揚も!?当時はハットケーキと読んだパンケーキも普及したのか!
萬翠荘が2022年に100歳の誕生日を迎えるに際して、久松定謨氏が好んだフランス文化を感じてもいいし、鬼滅の刃が舞台の大正時代でも面白い。個人的には「大正時代お菓子博」なんてしたい!