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2021年8月31日火曜日

【33日目】こども達もうごく。

「“現在”美術展」の初日。最も華やかなのはオープン前(笑)。お迎えの時間に合わせて次々と保護者が訪れ、一堂に展示した作品のボリューム驚かれる。目的は我が子の作品ですが、他の子どもの作品もみては唸る保護者、33日間の間にすっかり気軽に話せるようになった保護者から「ウチの子がこんな絵を描けるとは思ってなかった。」「えっ!この作品も我が子?」「この子のセンスは素晴らしいですね。」などなど。

子ども達も動く。昨日で最後の子、展示会という機会が集大成と分かる子が【独自に手紙や絵、メッセージなどを自宅で書いてスタッフへ渡していた】他、美術展会場では装飾に折り紙を折ったり、絵を描いたり、作品を説明したりしてくれて大助かり。子ども達のプロフェッショナルのハーモニープラザの職員さんたちも見に来てくれて出来に喜んでいただく。本当に色々な創作にチャレンジしました。

会場の装飾品は「全て持ち帰りOK」だったので、既に半分はなくなってしまった。この美術展を“現在”と表現したのは刻々と展示数や装飾、雰囲気が変わる会場自体が「作品」なのでタイムラプスで撮影しておけばよかったと後悔・・・。本日は最終日、(インチキ作品も含めて)全ての作品がなくなったらいいなと。

2021年8月30日月曜日

【32日目】トライ&エラー

数日に一度、“レゴ”をめぐりケンカは起きました。多くは自分が使っていたモノ(フィギュア、動物、武器、船、植物など)が取られた!返せ!というもの。たった一つの小さなパーツをめぐり、ほんの些細なことからケンカになるのを不謹慎ですが興味深く見ています。だって、レゴは60kg以上あるから同じパーツは必ずあるし、必要としている
のは、ほんの一瞬で、そのほんの一瞬に手が入らないとケンカが起きます。

“所有者(全て私の私物です)“として、手にしているパーツがレアかレアでないかは一目で分かりますが何も言いません。子ども達の成り行きを見守っています。先日もケンカ勃発、20分ほどいざこさが起きたものの、その後は仲良く一緒に肩を並べて遊んでいるのだから不思議なものです。何度も言いますが、特別なパーツではありません。でも、必要な瞬間にないのが我慢できないようで、「取った!」「取ってない!」とけん制からケンカ勃発。

私が仲裁するタイミングは①子ども達同士が手を挙げた瞬間と②「これはオレのだからな!」と言った瞬間。この「オレの!ワタシの!」と言った瞬間に「違います!」と遮り、「全てのレゴはインチキ先生のモノです。」と、言うとケンカの両者とも納得せざるを得ず、ダンマリします。こうして「他者との関わり方」をトライ&エラー、痛み分けしながら学ぶって大切。大人になってから学ぼうと思っても難しいと知る。

2021年8月29日日曜日

【31日目】48人の“現在”美術展準備

本当にアッ!と言う間に過ぎた夏休み。コロナウイルスの影響で窮屈な思いなどをする子ども達の居場所として開園した【いよココロザシ大学付属学園】。松山市、松山市社会福祉事業団と連携し計33日間は残すところあと2日。【想像×創造】をコンセプトに掲げて、子ども達の感性の育みを見守ろうと、描いたり、作ったり、塗ったり、捏ねたり、積み上げたり、考えたりなど、五感を刺激するよう構成。

月曜日から2日間。【48人の“現在”美術展】と称して、これまで創作した数々の作品を一堂に展示します。“現在”としたのは現在進行形の過程にある作品だから。例えば「作品完成へ途中」と言うのも現在進行形だし、「才能の開花へ途中」という作品もある。作品は全てインターンシップ生がキュレーションしてくれて、描いた本人たちも「これだけ並べると壮観です・・・」と感無量のよう。

木製折りたたみテーブル、名画塗り絵、折り紙、くるくるアニメーション、宝石/鉱石石鹸、創作紙袋、ビー玉コロコロ絵、自動販売機(ダイドードリンコ提供)、ホントの紙粘土(相馬協賛)、自由絵画、落書きなど、会場には200点以上の作品を展示しているので、ボリューム感があって満足してもらえるはず。そして、全ての作品は「持ち帰る」のだから、終了時刻にはこの光景がなくなるのも一つの“現在”美術。

2021年8月28日土曜日

認知と理解って違うなと。

8月25日に10代から60代のネット利用時間の平均値がテレビ視聴時間を初めて超えたと
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」。2015年の時点で「最初に電源を入れるのはテレビのリモコンではなくスマホ(ネット)」と講座で伝えていた記憶があるので驚きというか(そうだよね)と。テレビのない我が家はそのド真ん中で放送時間が固定されたテレビに生活を合わせることは難しくなった。

Facebookは40代、60代を除く世代で減少傾向で10代では20%を下回る。推測するに40代はFacebookの登場時は20代後半、当時の先端に触れてネットの可能性や繋がりに感嘆した世代。60代はリタイアした方の余生というか趣味としての活用(私の父は80歳でSNSを始めたのだから)、10代はFacebookをする意義が見つけにくいし、意欲がないと手間や面倒と思うのは当たり前。

全世代を横串で貫いているのはYoutubeとInstagramで、“読む”から“見る”への流れはさらに進むとのこと。そのあおりはmixiとかモバゲー、グリーなど時代と握手したものの、持続できなかったサービス。単にサービスが長ければいいか?でもないけど、訴求を考えるとき、個々に特徴はあるけど一面でしかないし、多面的にするには複合的な組み合わせがいいんだろうなと、と認知はされても理解とは似て非なると・・・。

2021年8月27日金曜日

もっと柔軟に大きく構えて。

「週刊ココ大ラヂオ」は2012年秋から南海放送ラジオさんにお世話になっているラジオコンテンツ。思い起こせば「ココ大の活動をラジオで発信しよう!」と、ラジオについて全く分からなかった私たちを誘ってくれた南海放送さんには感謝しかなく、気取って「〇〇コーナーとか作りますか!」など考えるも「いいえ、ココ大は“そのまま”でいいんです。素でお願いします」と、手取り足取り教えてくれたYディレクター、元気かな。

現在の放送は毎週日曜日の20時から。11分-12分の話を2本+音楽で29分程度(毎週、約30分ほどの番組を持たせていただけるなんて本当にありがたい)。情報発信の位置付けて「対面授業はその場」、「ココ大ラヂオは愛媛県内」、「SNSは全国」と意識していてブログと同じく縦横無尽な内容なので「音声ブログ」かもしれない。授業の紹介や報告、県内の撮影状況、ラジオ講座、日常の話題など、今のところ尽きる気配はなし。

「コンテンツ(≒話題)がありません」などの相談を聞くけど、そんなことはなく「日常以上に面白いものはないよ。」と、山田洋次監督から直接聞いたのは20年ほど前(JFCの前身で要職)。物事は一面ではなく多面的、上から見るか下から見るか、横から見るか、斜めからみるかで見え方は違うし、ミクロやマクロ、見る人によっても見え方は異なるので、もっと柔軟に大きく構えてとアドバイス。

2021年8月26日木曜日

【29日目】子ども達のナゾ

今さらながら、子ども達は“名前を知らない子とも遊ぶ”事実を知る。ココ大付属学園には48名が登録していますが、通し利用の子どももいれば、都度利用の子もいて全員が毎日いるわけではないので子ども達は“その日”に一緒だった子と遊びます。「シマシマTシャツの子と遊んだ」「メガネの子と遊んだ」などを聞くと、名前を聞かずに遊べるってことは、場所や雰囲気に【安心】してるんだ、と思ったり。

子ども達の新しい遊び?に「マスクを外して素顔を見せる」がありビックリ!コロナ禍で常時マスク着用となり1年以上、顔の半分がマスクで覆われているので、「マスク着用時の顔の印象」と「マスクを外した顔(素顔)」のギャップを楽しんでいるようで、へぇーと思う反面、うーんとも思ったり。ある日、マスクとメガネを外した私を見たら「えっーーー!そんな顔なん?誰?誰なん?本当にインチキ先生なの?」とドン引きされる。

子ども達は画面を見るとタップしたがります。画面≒タップでPC世代の我々からみるとマウスを使ってカーソルを動かす操作が不思議に見えるようで、カーソルを指でタップして動かそうとします。無意識にするので環境がそうさせているのですが、先日プロジェクターに投影したスクリーンにもタップを試みる子どもがいてビックリ!我々はいづれ、このような子ども達のお世話になることを忘れてはいけないと。

2021年8月25日水曜日

【28日目】レジリエンス発動。

「レジリエンス」とは一般的に回復、弾力、復元など”(困難な時でも持続を意識した)柔軟な対処”と解釈される時も多く、あーだこーだそーだと、これまでにも発動は何回もあったけど、自分で計画を立てていたものを自分で潰して更に自分で再計画するのは、やはり力技。それも一つのプロジェクトではなくパラレルに動く複数プロジェクトだと調整がややかこしい!やるしかないけど・・・。

でも、子ども達には一切関係ない、全て大人の都合。窮屈な思いはさせたくないので前倒ししたり、組替えたり、人気のあったプログラムのアンコール実施などで体裁を整える。「やめてしまうのは簡単」だけど、創意工夫をこらして困難な時でも持続を意識するのがレジリエンスの真骨頂。保護者や外部からも応援やエールをいただき、あと6日間、無事に過ごせるよう全力で衛生管理徹底!

「あーぁ、なんかイヤだなぁ」「どうしたの?」「来週から学校かぁ・・・」「お友達と久しぶりに会えるじゃん!」「こっちの方が面白いんだもん」「いやいや、ココは学校じゃないからね・・・」と、来週から始まる学校を思うとココ大付属学園での日々が沁みるよう。
願うならココで過ごした思いを糧にして2学期も踏ん張ってほしい。「って、“こころだいがく”ってドコ?」「インチキ先生のとこだよ!わかんないの?」と逆ギレされる。

2021年8月24日火曜日

最悪な事態に陥りませんように。

オリンピックの時も東京近郊では撮影はできず、地方に一時的でも撮影がドッー!と散ったけど、今回のパラリンピックも同じなのかな?聞けば「日本の和」などを探しているとのことで、そんなテーマなら首都圏より地方の方が候補は多いかもしれない。
が!緊急事態宣言とかまん延等防止重点措置など、イマイチ分かりにくい発令に行政施設はこぞって閉館。そこには「いいロケ地」も入ってる。

「撮影をしたいです」「いつですか?」「9月初旬です。」「9/12まで、まん延等防止重点措置の発令で県外との往来は自粛の検討をお願いしている他、施設は休館、飲食店も休業・時短営業なので条件厳しいですよ」「そうですよね」「FCとしては撮影相談にのりますが、撮影を受けれ入れてくださる協力側が難しいです」となる。「9/13以降なら何とかなりますか?」「うーん、最初のハードルはクリアかもしれません」

「最初の?」「はい、仮にOKでもPCR検査による陰性証明書やワクチン接種などを求める協力者もいるので検討いただきたいです」「わかりました・・・。」なんだか去年の方がまだマシと思える今年の悪化への一途。FC側も歯切れの悪い回答になり歯がゆくてしょうがない。と、嘆く中でも全国各地の仲間は「何かできるはず!」と、もがいていて来週から日常に戻るので整え始める。

2021年8月23日月曜日

【26日目】全滅だった件。

「いいんだよぉー!これで」ウヒャヒャヒャー!と大爆笑のこども、その様子を見て爆笑の私。書いた漢字が全滅だった件。「なんで走るのが後ろ向きなのよ!さすがにこれはマズいんじゃない?」と優しく指摘したら前述の通り。挙げ句の果てには「インチキン(と、いつの間にかインチキ先生からインチキン先生に変わった)先生の漢字を書いてあげるけんね!」と伊予弁で描いてくれた漢字は・・・漢字じゃないよ!*後でちゃんと直しました。

土曜日がちょっと好き。と、言うのも土曜日は参加する子どもは平日の半数なので、子ども達との時間が濃くなるし、余裕ができる。時にこの漢字のやりとりのような一対一もある。それにしても、この漢字間違いには笑ってしまった。実は本人、少々面倒のようで「答を見ながら写していたら回答場所がズレてしまった」と言うのがオチ。「おもしろ回答」ってネタと思ってたけど本当だった!

元気に育ってくれるだけで十分!と願った幼少期。「夢を見てね!」とか「夢を叶えてね!」など優しく見守っていたはずが、段々と親に欲が出てきて、理想と現実に「いつまで夢を見てるの!」とか、子どもの未来にフタをしてはダメだよねと。変に大人の気持ちや場の雰囲気を忖度してしまう子どもいる中で無邪気で時に怪獣(全力で向かってくる!)でもいいじゃないかと。

2021年8月22日日曜日

【25日目】一ヶ月を振り返って。

今でも初日の“緊張感あふれた”雰囲気を覚えています。訪れたことがない部屋の前に立ち、保護者に部屋に入るよう促される子ども達。モジモジして保護者の手を離さない子ども達。中には抱きついている子もいました。部屋に入ったものの、会ったことのない大人が待ち受けていて緊張し「おはよう!」と声をかけても返答なく、コクリとうなづく子ども達。友達も未だいなくこわばった表情のまま席に座っていた子ども達ですが・・・。

「おはぁーー!」と、部屋に走りながら入り込んでくる子ども達。「インチキ先生のインチキー!」とか、休んだら「俺たちよりも大事なことってなんだよぉー!」と責められたり(笑)。友達ができて一緒に過ごしたり、追いかけたり、時にケンカしたり、時に一人でゆっくりしたり、昼寝したり、読書に夢中になったり、【一日に何度も大笑うことの多い】一ヶ月間だったのは間違いなし!笑いすぎて涙が出ることも多い。

ヨーダのように、とにかく物色(我々の道具に超絶興味津々)する子がいたり、シザーハンドのように近づきたいけど時に傷つけてしまったり、慈愛に溢れる子もいれば、プレッシャーを吐露する子、戦いを挑んでくる子もいれば、創作に覚醒してしまった子もいたり。1ヶ月が過ぎて“素性が丸出し”の子ども達。残り8日、凸凹あるけど、このままみんなが元気に過ごせますように!

2021年8月21日土曜日

【24日目】創作の喜び(達成)

アニメーションの原型とも言える「ゾートロープ」。一連の動作を何枚も描いた絵を回転させて、残像で“動いているように”見せる視覚トリック。子ども達には「クルクルアニメーション」より「パラパラアニメーション」と説明した方が分かりやすかった件。でもパラパラアニメは最後のページで終わってしまうけど、ゾートロープはループなので永遠に動き続ける(ジブリ美術館には立体のゾートロープがあったけど芸術の域)

描いている時は(これ、本当に動くの?)と半信半疑の子ども達。ただ、イメージはあるようで「一反木綿(ゲゲゲの鬼太郎に出てくる木綿のヒラヒラ妖怪)」が飛んでる絵を描く猛者も登場!普段はデジタルで完成されたモノしか見ない、触れない子ども達にとって「ゼロイチの制作過程」を自ら創出しているのは不思議だったようで、ゾートロープが出来上がっても「これ、どうするの?」と狙い通りの質問。

そして、回してみると最初こそ???だったけど、一点に集中して見ると、アラ不思議!ジャンプしてたり、飛び回ったり見えて「わー!」となる。デジタル処理ではない人力処理で加減がコントロールできるのも良かったのか止まらない(笑)。すると興味がなかった周りの子ども達も寄ってくる。全てが用意されたものも良いけど、ゼロイチによる「創作の喜び(達成感)」を一つでも提供できたらと思った瞬間。

2021年8月20日金曜日

悩ましいね・・・となる。

人によって微妙に異なるけど、リーダーは「ビジョン(見たい景色)を描く人」、マネジャーは「定められたこと(運営管理など)を守る人」で良いか?すると、リーダーが描くビジョンは魅力的(≒今は何もないけど見えるような想像性)であってほしいし、マネジャーはドン!と構えた安定を期待したいところ。ドラッカーの本を読んでも似た感じだったし、実務を経験すると(確かに・・・)と思うフシも多い。

経験者なら誰もが一度は願うのが「リーダーとマネジャー素質が兼ね備わっていたら・・・」というもの。でも「プロスポーツ選手兼コーチ」がうまく機能しなかったり、「イラストレーターとフォトショップが1本のソフトにならず永遠に2本のソフト」だったり「制作部と演出部がぶつかる」のは相反する理由があるから。とは言え絶対にできないか?と言われると「できる場合がある」のは事実。

それは「事業規模が比較的小規模」の場合、事業規模は「事業予算」と同意語で1000万円までなら何とか一人でもリーダー兼マネジャーで、アウトソーシングしながらならできるかな。
「事業のまわし方」についての意見交換。一人で執り行うことで隅々まで“描く”ことができるし、サッ!と一人やった方が早いけど、この場合の最大の問題点は“人を育てられない”こと。「オンラインが増えて個人作業が増えたから力量が一層、問われているよね」となる。

2021年8月19日木曜日

せめてものエール!

「研修も7-8年ほど続いてますかね・・・」「いいえ!私10年前に泉谷さんとお会いしてますから10年以上経ってますよ!」「えっ!・・・orz」。記憶なんていかにテキトーという話。愛媛県新規採用職員対象の「NPO・ボランティア論」を受け持ち10年以上!のべ2000人以上の愛媛県職員は私の研修を受けていることになる。「NPO法人で稼ぎます!」など刺激強めの内容に責任を感じてます・・・。

「泉谷さんの研修は面白いからいいんです!」と褒められてんだか、諦められてるんだか・・・。補足すると「法律や倫理など堅めの研修が多いなかでフィルム・コミッションは柔らかく、協働にピッタリの話題で笑える(失敗)事例も多いから人気」とのこと。本当かな?事例紹介するのに成功事例を聞いたって面白くないのはフツーでしょ。失敗の中からこそ(今度は、こうしよう!)と学べると思う一人。

結局、今年度は対面ではなく配信での研修に切り替わる。収録をするもガランとした誰もいない研修室で、相槌も得られない中で一人ニコニコしながら話すのは至難の技!職員とあーだこーだ言いながら無事に3時間分の収録は終了。「会うのを楽しみにしてます!」と言ってくれてた新規採用職員も複数いただけに会えないのは残念・・・。せめてものエールは「愛媛県は魅力的」と思ってもらえること。

2021年8月18日水曜日

【21日目】俺たちよりも大事なことって何だよぉ!

先日、一日不在だったので「なんで、休んでたんだよ!」と子ども達に散々言われましたが、その子は一際大きな声で問いかけてきました。「違うお仕事してました!」「俺たちよりも大事な仕事って何だよぉーーーー!」「映画のお仕事です。」「えっ!えいがぁーーー!」「もしかして寂しかったの?」とイジると「そっ、そうだよ!」「えっ!?ホント?寂しかったの?」とイジワルに再度尋ねると、コクリとうなづいたので、抱きしめてしまった。

「俺さぁ、好きな人ができちゃったんだよね・・・」「えっー!誰なの?」「〇〇さん」「ワォ!いいね。」「うん、手伝って欲しいことがあるんだよ」「ナニナニ?」と真剣な表情で真正面からのお願いは想いを伝える現場に一緒にいて欲しいということ。なぜか私の方が恥ずかしかったけど、「えっ、さっきも言い寄ってたよ」と周りには周知の事実のようで、想いを一直線に伝えられるって素晴らしいと人間賛歌。

どうやら、子ども達は「家族」と「私たち」では見せる表情や態度は異なるようで、てっきり家庭と同じと思い込んでいたから保護者に「えっ!?家ではそんなコトないですよ」とか「え!そうなんですか!」と驚かれること多し。時々「お母さん、お父さんに言っちゃおうかな〜」と、イジワルを言うと「いいよ!インチキ先生は言わないの知っとるけんね!」と子ども達の方が一枚も二枚も上手だった件。

2021年8月17日火曜日

1日は短い。

食事が貧弱すぎて、せめて外食は真っ当なものが食べたいと思ったものの、特に食べたい味もなく、結局、外出先から遠回りして贔屓のニューポカラでシンプルチキンカレー(ナンではなく、初めての白ご飯/680JPY)。世の単身世帯は食事をどうしてるのか?1日1食-2食、それも惣菜が多い。とにかく一人は面倒くさいのだ。20年間、台所に立っていたのが信じられないくらいの自堕落さ。食べる時間さえ面倒と思う時さえある。

たまった事務作業や他の仕事を詰め込んだ一日は分刻みであっという間に時間が過ぎる。その見返りはと言うと「新規の相談や依頼」で、私は本当にツイてると思う。何かを想像した時に「思い浮かべてもらえるかどうか?」は大切。更に言えば「一番最初、もしくは比べられても残る」ことができるかは自分自身が商品の場合、とても重要。自分ではコントロールできないから成果や実績が全て。

何度でも言いたいのは、色々あっても一日を一所懸命に過ごすか、それとも腐って過ごすか、はたまた自分の意思のないまま惰性で過ごすかで明日は違うということ。不安定で不確実、暗中模索の五里霧中にコロナの影響で一層混迷化しているけど、そんな中でも唯一信じられるのは自分は(もがきながらも)生きているという実感。学生からの相談も多いけど、最近は情報に溺れてると思われる社会人からも多い。

2021年8月16日月曜日

ウケなかったもの三選。

前半戦が終わり今日から後半戦のホイッスル。振り返って、子ども達にウケなかったものを備忘録として残す。ウケなかったもの①【なぞなぞ】は子ども達とのコミュニケーションに最適と思ったけど不発だった・・・。その理由は「低学年の場合、漢字が読めない。言葉の意味が分からない」ほか、男子の場合は「正解ではなくどれだけ不正解で笑わすか?」が優先されることが分かった。もちろん、好きな子もいたけど・・・。

ウケなかったもの②【ペーパークラフト】「切って、塗って、組み立てて、貼って、乾くまで待つという一連の過程が面倒」「創作過程や完成したものが自分のイメージと違いガッカリ、諦める」と分かった。やはり“すぐ”に成果が見える!や”イメージ通り”が欲しいと言うのがニーズのようで、一理あるものの、創作過程から感じること、リカバリーの醍醐味を感じて欲しいなと思ったり。もちろん、ペーパークラフトが好きな子もいた。

ウケなかったもの③【本の読み聞かせ】は、良かれと思いシルバーさんにお願いしようとしたけど、子ども達側から拒絶・・・。理由は「学校で散々聞いてる、退屈など」でNGとなる。かといって読書嫌いか、と言うとそうでもなく、2階から本や漫画を借りて読みまくる子もいるよなと。写真は子ども達が私を相手に授業をしてくれると言うので待機中。こんな雰囲気が好き。

2021年8月15日日曜日

【19日目】立体的な関係性。

実はココ大付属学園には「応援スタッフ」がいて、階下に松山市シルバー人材センターがあるので教員免許などを持つ元先生らにも入ってもらってます。人生の先輩方も子ども達の感性の育みの大切さは実感していて、子供達を温かく見守ってもらっています。また、ココ大と接点が少なかった高齢者の方々とも接点を持ちたいという狙いもあり、その狙いは思い通りにいってますが・・・。

「ココ大をどうして立ち上げたんですか?」「どうして株式会社ではなくNPOなんですか?」「泉谷さんの収入は大丈夫ですか?」など、シルバーの方々もこれまで接点のなかった人物を不思議に思うのは当然で質問ぜめです(笑)。説明すると一同「新しい価値観ですね。」「時代の先端ですね。」「面白い生き方ですね。」など、自身とはかけ離れた生き方でも肯定してくださる価値観に感謝。

そこへ小学一年生が登園してきて、その場は「3世代」になる。世間では「孫と祖父/祖母」という関係で、良い意味での「ギクシャク(≒お互いに話が通じないけど気は合う)」さがあって、立体的な関係性が面白い。
「ねぇ、プリンって知ってる?」「プリン?知ってるよ、美味しいよね」「え!なんでプリン食べるの?」「えっ!食べ物じゃないの!」「違うよ!ポケモンだよ、ピンクのやつ」「あぁ、ピンク・・・。お星の形かな?」「違うよ!それカービィーだよ!」

2021年8月14日土曜日

【18日目】インチキの呼吸、壱の型!テキトー!

子ども達と遊んでいたら「鬼滅の刃」モードになり、誰かが「オレは水柱だ!」と言うので、「私はインチキ柱だ!」と返したら、子ども達も私も大笑いしてしまった件。そして「インチキの呼吸、壱の型、テキトーーーー!」と調子に乗って襲いかかったら、子ども達は逃げました。スタッフが優しく微笑んでくれたのが嬉しいやら、恥ずからしいやら、(アホですね)と思われたかもしれないけど、どれだけ楽しめるかです。

そして本日、「インチキの呼吸、弐の型、いい加減!」が生まれる。相手は強者で果敢に攻めてくるので、とっさに出た。相手も吹き出したけど私だって吹き出した。だって普段なら大人相手に時に小難しい理論を展開したり、フレームワークで論戦したり、はたまた映画やテレビなどの撮影支援をしたり、そんな人には“今の姿”は想像できないかもしれない。でも(子育てもこんな感じだったな・・)と懐かしくて楽しい。

公園を“ハシゴ”したり、追いかけっこしたり、家でも狭い6畳間でグルグル回るだけでも楽しかったし、押入れから布団を重ねて“滑り台”を作ったり、名作を改変して楽しんだり(シンデレラが戦ったり、桃太郎が違う冒険に出たり・・・)、街中で顔などに見える場所を写真に撮るワークショップなど色々と参加してもらい楽しかった日々。「育児は育自」と誰かが言っていたけど、改めて痛感。

2021年8月13日金曜日

【17日目】危機一髪・・・

写真は愛媛県美術館へ向かう途中、前へ前へ行ってしまった男子を呼び戻ろうと「こっちまで誰が早く戻れるか!ヨーイ!ドン」と“かけっこ”仕立てにしたらダッシュで戻ってきてくれた絵。愛媛県美術館のプログラムは子供達の好奇心をくすぐったようでみんな、興奮して話してくれる子、水木しげるファンの子もいて良かった。実は隠れ水木しげるファンで、亡くなった時(2015)にも書いてました。

天気が心配でしたが予報では16時過ぎから雨と思っていたら15時頃からザーザー降り。なぜか「オレ、濡れてもいいぜー!」「濡れてもしょうがないよね!」と変な盛り上がりを見せるこども達・・・。傘を持っている子も多く「相合傘で帰ろうか?」というと「えっー!❤️❤️傘!」と盛り上がりに油を注いでしまった私、猛省。激しくなる雨に心配になっているとそメッセージや連絡が続々と入る。

「傘を持っていきます!」「複数本あるのでお貸しします」など保護者からの温かい救いのメッセージ!貸していただき全員分の傘で無事に帰れたのですが、帰り道、多くのこどもが「濡れちゃったー!」と傘を持っているものの足元はニヤニヤしながらジャブジャブしてて、“見なかったこと“にした件は内緒。
保護者の判断と行動に助けられて大感謝、危機一髪でしたが足元までは及ばなかった件。

2021年8月11日水曜日

【16日目】一目散に逃げられる。

子ども達の「したい!やりたい!」ことを挙げてもらうと「オリンピックがしたい!」「ゲームしたい!」「鬼ごっこ」「虫取り」「ヨーヨーすくい」「祭」など色々出てきて、一括りにして「縁日」と称し祭をしよう!と決まったのが先日。こども達のイメージは縁日=鳥居のようで、いきなり大きな鳥居を製作したり、縁日の出し物(ひもくじ、射的、輪投げ、ぷよぷよすくい)を決めたり、それはもうテンションがあがる子ども達。

出し物が決めたったら、それぞれにリーダーや担当者が決まりルールを作っていた(この過程のやりとりを遠巻きで見ていたけど面白かった。)縁日に景品がつきものなので鉛筆などの文具の景品を集めたり、保護者からの寄付があったりと着々に整って昨日の実行。
私は見守るだけのはずだったけど、保護者からの寄付を明確にしようと急きょ、「インチキコロコロゲーム」と、ボールを転がして獲得点数に応じて景品がもらえるゲームを実行。

子ども達が手伝ってくれると言うので得点で得られる景品を書こうとしたらペンを奪われて「0点の人はインチキ先生に抱きつかれる」となる!(弁明すると、参加賞扱いのつもりで、頑張ったね!とハグかな?と言ったら、“それ”を罰ゲームと受け取った子ども達)。
0点でションボリする子に「ハグしますか?」と言うと「ヤダァーーーーーーーーー!」と一目散に笑って逃げた子ども達。