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2025年3月13日木曜日

愛媛の芝は青いのか。


鳥取県米子駅前で見たのは空へ向かって進む機関車。
(へっー!松本零士って鳥取にも縁があったんだ!)と思い込んで写真を撮ったら、「銀河鉄道999」ではなくて、山陰鉄道発祥の地でイメージは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でした。
これまた、へっー!となる。
世代によって感じるイメージは違う・・・というモニュメント。

2024年度の出張が全て終わった。
本来ならこの時期は香港FILMARTだけど、諸事情でとりやめに。

香港、台湾、韓国と、アジア圏での映画・ドラマにおけるマーケットシェア、影響力などのパワーバランスは目まぐるしく、その中に日本が加われていないことが悲しい&寂しい。
どこのマーケットを狙うのか?それとも創るのか?側から見るとそんな感じか。独り言です。

2024年度の出張が終了。
東京都、長崎県、福島県、釜山市(韓国)、熊本県、宮崎県、鹿児島県、北海道、千葉県、埼玉県、兵庫県、香川県、京都府、和歌山県、島根県、鳥取県を訪れる。

多くがフィルム・コミッション関係だけど、同時にまちづくりの現場にも訪れると、抱える悩みはどこも大差ないな・・・という反面、可能性はそれぞれ異なって“隣の芝は・・・”と思うコトもあったり。
だけど、そんな地域からすれば愛媛の芝は青々と見えている!?とも思ったり。

特にフィルム・コミッション的に言うと「笑うマトリョーシカ」「がんばっていきまっしょい」「劇場版トリリオンゲーム」と2024年度は連ドラ、アニメ映画、人気作品映画とバラエティに富んだ作品に恵まれたからかもしれない。

でも、欲を言えば、これらの支援作品をもっと地域の活性に活用できたら・・・は担当者の気持ちで、各地のFC担当者も同じはず。
訪れないと、関係者から直接話を聞かないと分からないことばかり。

2025年3月12日水曜日

掲載_愛媛経済レポート3/10号。


松山に帰ってきたら投函されていた「愛媛経済レポート3/10号(第2436号)」の掲載誌。
窪田記者には数年前から色々と取材してもらい、そんな間柄なので今回も「劇場版トリリオンゲーム」の公開に合わせて取材していただく。

「次作品の誘致状況はどうなんですか?まだ言えないですか?」など、記者自身も興味関心を寄せてくれる話題、大切。大感謝!

そして、第三者が発信してくれることで、自分では届けられない層に届けられること、もっと大事。
先日の研修会でも「FC活度への理解と協力には広く伝えられる地元メディアとの関係性大事!」と伝えた所。

そんな「劇場版トリリオンゲーム」は105万人の動員を突破し、興行収入も15億円超は確実。
これで愛媛撮影作品としては「真夏の方程式」以来、12年ぶりの10億円以上の興行収入。
これで公式に残る。

その一方で、無償配布の「劇場版トリリオンゲーム」のロケ地マップが「フリマサイトで2枚500円で売られてたんです。」という担当者の嘆きを聞いて「私にも“ロケ地マップありますか?”と電話が数本あったよ。」と伝えたけど、転売ではなく本当のファンと思ってる。

5万枚刷ったのに、1週間後にはほぼ無くなってしまったロケ地マップ。ホントなの!?
手元に残っているだけになったのか!?プレミアになっても売りません。

果たして、映画やロケ地マップなどの効果で松山にも多くの人が訪れるんだろうか?
と、思っていたら義姉が鑑賞していて「愛媛のロケ地って、しまなみ海道?亀老山展望台?でしょ?あとはどこだったの?」「松山観光港だよ。」「あっー!分かった!夜のシーンね。佐野優斗くん!」と、身近に映画のファンがいました(笑)。

フィルムコミッションの役割の一つは、地域の資源を活用してどれだけ話題を作れるか?ということ。

少し安いプランです!に泊まってみた。

一人だけど強制的ロフトが組まれた部屋だった。

少しでも宿泊費が抑えられるなら・・・は出張者の願い。
とにかく訪れる先々で宿泊費の値上がりを感じてる。

そんな中で、時々あるのが「部屋タイプは選べない代わりに少し安いですよプラン」で、チェックインの時点で部屋をあてがわれる。
作業と寝るだけだから、そんな条件で宿泊費が少しでも抑えられるなら問題ナシ!と言うことで2泊する。

1泊目。部屋に入ると靴を脱がなければならない「小上がり」になっていて、床が畳調でベッドも低い。部屋は正方形型で、1/4は洗面所&バスルーム、2/4がベッド、4/1がテーブルとテーブル言うレイアウト。一言で言えばコンパクト。
部屋自体は良かったんだけど、作業机がなかった・・・。
ローテーブルにソファは寛ぎたい方にはピッタリ。

でも(特に安くした条件は何だろう?)と思い、カーテンを開けたら真っ暗で、(アレ?)と思ったら、隣ビル壁と近すぎて外光が全く入らずでした。でも全く気にしない。

2泊目。大手チェーン店のホテルで自動チェックインを済ませ、部屋に入って驚く。「えっ!?ロフト!?」とダブルベッドの上に鉄格子でシングルサイズのベッドがあって、この部屋は特別に広い部屋でもなく、14m2程度の小さな部屋。
そこへ強引にもう一人分のベッドを作るとはアッパレ!に変わる。

どんな人が使うの?と思ったけど、親子二人旅とか女性同士2人旅とかにはありがたい部屋(=宿泊費を抑えられる)かも。

で、一人には不便かと思いきや、荷物をベッド脇に全て置けるメリットを見つける(さすがにロフトには寝なかった。)

そして写真ではロールカーテンを開けてないけど1泊目と同じかと思いきや開放的な光景があり、そんな光景を見ながら作業机て学長日記書いた。
宿泊記は想像を超えるから面白い!

2025年3月11日火曜日

天国へ手紙を書く。

妖怪ポストのようだけど天国へのポスト

黄泉の国の入り口「黄泉比良坂(よもつひらさか)」まで揖屋駅から徒歩25分。
フィクションなのか?ノンフィクションなのか?ファンタジーなエピソードを求めて、揖屋駅を出発するも、いきなり道を間違えて5分のロス!痛い!

早足で向かうも初めての場所は、道を間違えそうで怖い(早速、間違えた所だし)。
そして緩やかな登り坂が続き、トレーニングのようにヒーヒー言いながら黄泉比良坂へ急ぐ。

途中から「黄泉比良坂」という案内板が出ていたので更に加速して「300m先」と分かったものの、道は細くなり住宅と畑の間を歩いて行き心細くなる。
(ドキュメント72時間もこの道を通ったのか?)と思いながら進むこと数分。

突き当たりとなり、車が3台ほど駐車できる広場に出る。
そして、その広場を囲むように通り道があって、ここが黄泉比良坂(よもつひらさか)か!と分かるも周りの自然と一体化しているので、「黄泉の国への入り口とやらはどこ?」と謎だったけれど、視界に入る大きな石や石碑が黄泉比良坂(よもつひらさか)の全てと分かるのに時間を要してしまう。

実は「黄泉の国への入り口」は大岩で塞がれている・・・。が伝説。
なので(この大岩の向こうに黄泉の国へ通じる道があるのか!)と想像する。
なぜ、大岩で塞がれているのかはコチラ(しまね観光ナビ)から。

ココに来たら天国への手紙を書かなきゃ!と思っていたので周辺の探索はそこそこに、25年ほど前に天国へと逝った祖母に「みんな元気ですよ!」と書いてポストに投函(このポストがゲゲゲの鬼太郎への妖怪ポスト(鬼太郎への妖怪退治依頼ポスト)にソックリだったのは余談。)

おぉ!揖屋駅発松江方面行きの電車出発時刻まで残り30分!
来た道を、また急いで戻ったら出発5分前に到着。
完璧な時間運びで、元々無かった予定が充実する。これも天国の祖母のおかげか(涙)


黄泉比良坂(よもつひらさか)、黄泉の国へ。


米子駅から松江駅へ移動して、その後は空港リムジンバスで出雲空港へと思うも、時間が中途半端に余り(どこかに立ち寄れないかな?)と調べる。

観光協会のサイトで調べるもカフェや神社、陶芸などの体験などが多く(ちょっと違うんだよな)と、しつこく探し続けたら「黄泉比良坂(よもつひらさか)」という情報が出てきた!

(んっ!?見たことがあるような・・・)と思ったら、NHK「ドキュメント72時間」で2023年6月に放送された場所で観てました。

(探した甲斐があった!)と思ったのも束の間、ココで3つの確認事項が発生する。
【問】「黄泉比良坂」の最寄駅はどこか?→【答】「揖屋(いや)駅」と分かり、ナント!米子駅と松江駅の途中にあった!

【問】「揖屋(いや)駅」から「黄泉比良坂」までの距離は?→【答】揖屋駅から徒歩25分だった。

【問】「黄泉比良坂」から戻っても都合のいい電車はあるか?→【答】1時間に1本の電車が運行とわかり、往復1時間以内に戻ればOK!と分かる。

これは行くしかない!と米子駅から電車は出発。
次の駅は「安来駅」で、先日、足立美術館に行った時に降りた駅だ!と、この路線は一見フツーの地方路線だけど沿線の魅力資源がスゴいな・・・と思いながら電車に揺られて約20分、揖屋駅に到着。

(到着したら早足だな。片道25分だと往復で50分、現場に居られるのは10分以内か・・・)と考えつつ、改札口を出て地図が示す方向へ進むも、なんか変!
一つしかない改札口を出てまっすぐ歩いてしまったけど、黄泉比良坂は反対方向だった!

(どうやって駅の反対側に行くの?)とキョロキョロしてたら「どうした?どこ行くの?」とタクシーの運転手さん。
「ヨモツヒラサカです。」と、伝えると「送っちゃろか?」と言われるも「歩いて行きます!」と伝えつつ頭をさげて、線路を横断する陸橋を渡る。
急げ黄泉比良坂へ!すでに予定よりも5分ロスだ!

2025年3月10日月曜日

全フリの地域づくり。


水木しげるロードとは、境港駅から水木しげる記念館までの約800mの通りのこと。
その800mの道の両脇には177体のブロンズ製の妖怪たちがウェルカムしてくれている。

全国的にも有名になり、平日の日中にもかかわらず多くの老若男女が歩いていて、気になった妖怪と記念写真を撮ってた。
ちなみに水木しげるロードの途中には「妖怪神社」なる神社もあり、目玉石というエピソードを持つ石があった。

そして同じく、800mの道の両脇には色々な店が並んでいて、その95%が「妖怪系」で、その全フリ具合が半端なく、水木しげると添い遂げる気概を感じた(爆)。

と言うのも、ぬいぐるみ&フィギュア、おもちゃ、キーホルダー、ストラップ、お面、ノートや鉛筆など文具類、絵葉書、Tシャツなど衣類、バッグなどアクセサリー、ぞうりなど履き物、消毒液などの衛生用品、クッキーなど焼き菓子、せんべいなど米菓子、飴&グミ、チョコレート、麺類、妖怪をモチーフにした手づくり品など、世の中に出ている商品のほぼ全てを「鬼太郎 or 妖怪バージョン」に変えて販売しているように見えて(この全フリはスゴいな)となる。
ちなみに残り5%は、イチゴなどフルーツスイーツ、カフェだった感じ。

そして、案の定、ご多分に漏れず「妖怪モナカ」を発見!
2個入り、4個入り、6個入り、8個入りの4バージョンあって、どんな違いがあるのか分からず店員さんに聞くと「6個入り=6人入り」とのことで一番売れるとのこと。
それ以外は人気キャラが重複して入っているとのこと。へぇー、聞いて良かった。

そして「この、梨味の餡って想像がつかないな・・・」と、つぶやくと「皆さん、そうおっしゃるんですよ。6個入りは梨餡が3つ、小豆餡が3つなので食べ比べてください。」と店員さん、ターゲットのツボを押さえてる!で、迷わず6個入りを購入。


水木しげる記念館にて。


“ムー”少年だったからか、中学生から水木しげるのファン。
「あんな」「こんな」「そんな」を10年前から書いたり、展示会に行ったり(爆)。
だから、松江駅(島根県)から米子駅(鳥取県)までわずか30分、米子駅から境港駅まで50分ほどと知ったら、「水木しげる記念館」に行くしかないでしょう!聖地!

館内は生い立ちから始まり、絵が上手な神童と言われ、のんのん婆と過ごしたことで「目に見えないモノに興味を抱いたり」したものの、いづれ来る・・・と思っていた赤紙が来たら(もう終わりだ・・・)と絶望し、南の戦地へ送り込まれても所属部隊が全滅したり、敵襲を受けて瀕死の重傷を負っても死ななかったのは“神がかり的な何かがあったよね?”と思わずにはいられないエピソード。
この辺りは漫画でも発刊されている。

以前から水木しげる作品で気になっていたのが独特の描き方で、唯一無二の雰囲気と思ったら、「アメリカンコミック」に強い影響を受けていたことを、浦沢直樹がホストの「浦沢直樹の漫勉neo(2024年3月18日)」を見たときに納得&解決したのを思い出す。
だから、ゲゲゲの鬼太郎の第一巻(登場人物の水木も)もアメコミタッチ(特にカラー版)。

展示会ではなく記念館だから、生き様などの資料&展示も多く「屁のような人生(要するに全ては屁のようでどこで漂っていても大したことはないのである。)」なんて教訓、そんな境地に辿り着きたい!と思ったほど。

2時間ほど満喫して記念館を出てベンチに座り、電話で話していたら、向こうから「ねずみ男」が、こっちに向かってきて、指で私と自身(ねずみ男)を指して「その電話、代わろうか?」みたいなジェスチャー。

電話が終わり「こんにちは!」と言うと、今度はスマホと自身(ねずみ男)を指さして「写真を撮ろう」的なジェスチャーだったので、撮ったのがコレ。


2025年3月9日日曜日

延長戦後半は3時間超。


島根県と言えば「VIVANT」のロケ地として有名。
最近では「仮面ライダーガッチャード」の新作ロケ地になったと教えてもらい、「いいなぁ、ヒーロー映画。愛媛でも撮影して欲しいな」と呟いてしまったのはナイショ。

研修会後の延長戦でも終わらなかったフィルムコミッション談義。
ハーフタイムを挟み、場所を移して延長戦の後半戦がスタート!

島根県としてはNHK朝ドラ「ばけばけ」の撮影を控えて、放送が始まった際、どのようにすれば県外から誘客ができるか?県外でのプロモーションは何が効果的なのか?

テレビも映画も含めて、撮影と同時に話題になり、観光客が押し寄せてくるのは稀で、「ばけばけ」の放送で多くの人が訪れるであろう「城山(じょうざん)稲荷神社=小泉八雲が出勤中によく立ち寄った神社で、当時は無数の狛狐があったそう」「小泉八雲が暮らした家(旧居)」に行ってきたけど、現在は静か。
松江市内をめぐる周遊バスも人気なるだろうな。

今期放送中の「おむすび」は神戸フィルムオフィス、岡山県FC協議会は「カムカムエブリバディ」、えひめフィルムコミッションは「坂の上の雲」と、NHKのドラマ撮影にもフィルムコミッションの協力は欠かせず、この機会をどう活かすかはFCの腕の見せ所と作戦がモノをいう。

ただ諸事情で映画のように大々的なプロモーションができないのも現実。
あの手(≒ロケ地)、この手(≒プロダクトプレイスメント)、その手(≒寄り道策)など壁打ちのようにアイデアを紹介したけど、フィルムコミッションが手がけたプロモーションが話題になることを願う!

「これは何ですか?」と尋ねたのは目の前のテーブルに置かれた“何か”がまぶしてある刺身。
「寒鮒(カンフナ)です。まぶしてあるのは卵で出雲地方の名物(=子まぶし)です。」
「んっ!歯ごたえがあって美味しい!」
「でしょ!」と、延長戦後半は3時間超だった件。よく喋った。

延長戦に突入!


島根フィルムコミッションネットワーク(島根県観光連盟)から声をかけていただき研修会。
一緒に招かれたのは、岡山県FC協議会(岡山県観光連盟)の妹尾さん。
岡山県FC協議会とは、公開中の「劇場版トリリオンゲーム」で一緒に撮影支援をしたり、2024年6月には高梁市のFCと共に愛媛県を訪れてくれたりの間柄。

今回の研修は、島根県が舞台のNHK朝ドラ「ばけばけ」の撮影を控えての諸々で、他にも県内の担当者向けに撮影との向き合い方などを伝えて欲しいと依頼。

13:30から始まった研修は、つつがなく進み16:00には終わったものの・・・。
次第を見ると「16時から希望者を対象にした個別相談会」なるものが明記されていて、数名は交通の都合などで帰られたけど多くの関係者が残り、延長線スタート!

誤解を恐れずに、平たく言えば「撮影を誘致すると、良いことも&悪いこと(=注意点)も起こる可能性がある。」と言うこと。
その比率は「良いこと9:悪いこと1(=撮影を10回経験したら良いことは9回、1回は悪いことは起きる)」
という感じ。

しかし、良いことは伝えやすくても悪いことは「不都合な事実」なので、フタをされてしまうことが多い。
「録音してないよね?」とジョークを飛ばしながら実際に起きた良いこと、悪いことを赤裸々に伝える。

話せば話すほど、話はズボズボ深化し「フィルムコミッションのあるべき姿とは何だろう?」に辿り着いてしまう。

映画やテレビなどに取り上げてくれるからと言って、地域が被害を被ることは本末転倒だし、FCは本当に必要だ!と太鼓判を押しながらFC担当者がいなかったり・・・。

「あぁ!もうこんな時間!」と慌てる島根FC担当者。
「この続きは懇親会で!」となり、ハーフタイム!

2025年3月8日土曜日

会場入りまで2時間30分。どうするか?

国宝松江城

ホテルをチェックアウトしてから、研修会場入りまで2時間30分。
時間までどう過ごすか?の選択肢は2つ、(1)カフェや図書館などに入って作業をする。(2)観光する。

もう一つ、大切なのは「この日も松江市内で1万歩を歩かなくてはならない」こと。
するとカフェや図書館でのPC作業をしては、1万歩達成は怪しいと分かり、ホテルから徒歩で国宝松江城へ行き、その後はテキトー(行き当たりばったり)にしようとなる。

国宝松江城は完成当時から現存する12天守のうち一つ(一つだけでも現存していることはスゴいけど、愛媛県には「松山城」「宇和島城」と2つもある。)
松江城も素敵で印象的だったけど、比較してしまうと松山城のスゴさは飛び抜けていると分かった。

多くの観光者はそのまま“来た道を戻ってしまった”が、奥(裏)へ行ってみようと進むと、閑静な場所に出て、小泉八雲(ラフカディ・ハーン)がよく立ち寄っていた稲荷神社があったり、お堀を遊覧する船と出会い手を振ったり、武家屋敷の並びに小泉八雲の家があったり、松江スゴいぞ!となる。

この時点で既に1時間以上歩いていて歩数は稼げたものの、あと1時間ほどどう過ごそうか?カフェで休憩するか?となるも、再び、松江城の入り口にやってきたら「レイクラインバス」なる観光周遊バスの存在を知り、1回210円で一周できると言うではないか!

さらに一周の所用時間は約50分ということでバスの車窓から松江市内を見て周る。
街中を走ったと思ったら宍道湖沿いを走ったり、そして車内では昔の様子も流れて意外と面白い!

で、あっという間に再び松江城のバス停に戻ってきて下車。
ここから会場まで徒歩10分。なんだかんだで2時間30分を松江市中心部で過ごせてしまった。
松山市ではできる?

ついに足立美術館へ。


島根県に前泊。前回は出雲大社に行ったし、石見銀山は遠いし・・・と訪れる際は地域の魅力資源を探すことに余念がなく、国宝の松江城は・・・明日行けるか?となり、色々と調べていると「足立美術館」があるじゃないか!と気づく。
松江駅から電車で25分、これは行かなくてはならない!と出発前に決めていた。

出雲(縁結び)空港から松江駅まで行き、足立美術館の最寄駅は安来駅と分かったが「安来(やすき)」という漢字が読めず「アンライ」と言ってしまい、バスの運転手さんを困らせてスタート!
安来とはドジョウ踊りの安来節で有名な土地柄と後で知った。

安来駅から足立美術館へは無料のシャトルバスが出ていて、この日は悪天候だったのに15人ほどが乗車。約25分揺られて到着した「足立美術館」。

一言で言えば「2002年から23年間連続日本一の日本庭園を持つ美術館」として世界中にその名は広がり、日本一を支える庭師は、サラメシなどの番組に数多く出演されていて有名人。

収蔵品は横山大観(1968-1958)と魯山人(1883-1959)の作品で有名。
ちょうど横山大観の絶筆作品「不二(1957)」が半世紀ぶりに公開という機会(これまで個人所蔵だったのを足立美術館が購入した)で、日本画に詳しくないけど、朦朧体を確立した横山大観は知ってるし、魯山人も「おいしんぼ」の海原雄山のモデルとして知ってた(笑)。

と言うように、収蔵作品よりも美術館そのものに興味がある!行ってみたい!というのは珍しい。少ない。
そんな日本庭園は完璧で、まさに作品の一つで、奥の奥に見える滝まで、視野に入る部分は敷地というのだから、金持ちのあるべき姿を足立美術館に見る。

入館料は2300円/人大人と他の美術館と比べると高いけど、収蔵作品の質、日本庭園の質を考えると高くないと思えるのは私だけではないはず。

2025年3月7日金曜日

久しぶり!島根県。

写真家「ソール・ライター」のような画

午前4時の起床に支障がないのは超朝型だから。普段なら朝散歩に出発だけど、この日はシャワーを浴びてインスタントコーヒーを飲んで、パンを食べて歯磨きして、布団をあげたら朝のルーティン作業(ブログを書いたり、アップしたり、届いていたメールに返信したり、NewcPicksにコメント残したりなど・・・)で一区切り。

気づけば時刻は午前5時30分。
出張準備を整えようとイメージするも今回は農作業もないし(笑)、荷物はパソコン一つさえあれば何とかなると思い、末っ子くんからのお下がりバッグに着替えを入れたらまだ午前5時50分だった。

食器を洗い、床掃除をして、電気&ガスを止めて午前6時過ぎに戸締りして出発。
朝一便のリムジンバスの乗って松山空港に到着。午前6時45分頃なのに空港は意外にも混んでいて、出発の人以外にお見送りだった模様。

午前7時25分に羽田行飛行機は松山空港を離れる際、飛行機の窓についた雨粒、向こうに見えた景色が写真家「ソール・ライター」の作品のように見えて撮影。

70分の飛行で羽田空港へ到着。空港バスが迎えにきたので乗り込むもバスは動く気配ナシ。
バス&飛行機の周りに集まるグランドスタッフや関係者。急病だったのかな?タラップを上がったり下りたりする人がいて、10分ほど待ち続けるも誰も下りてこずバスは出発。
次の乗り継ぎ便まで約30分。余裕があって良かった!

ラウンジでコーヒー飲んでPCを開くと「どこか見晴らしのいい所を教えてください。」と撮影相談メールが入っていたので、ササッ!と返答して、次の搭乗口は「出雲(縁結び)空港」へ。
既に搭乗は始まっていて、出雲縁結び空港行きの飛行機は国際線仕様で一列が2席×3席×2席とデカかった。

羽田空港から出雲縁結び空港までは約70分。宍道湖の上を通り、着陸。
久しぶりだね。島根県。

1312人の中の一人。


特別に深い理由もなく、何気なく「副業」という言葉に興味を持ち、ミーミルというサービスに登録したのが数年前。

それから「公益活動(NPO法人)、生涯学習(ココ大)、地域の魅力発信(フィルムコミッション)などに強い人」という立場で「相談に乗って欲しい。」「意見をください。」などの問い合わせが発生。

その都度、対応していたら数千円/件から数万円/件の報酬をもらえた。でも自分からは積極的にPRしていたわけではなく、ミーミルからの提案&マッチングでの事だったから年に数回。

そんなミーミルがNewsPicksと連携することになり、「フィルム・コミッション」という分野がなかったから提案すると、NewsPicksの認定エキスパートの一人として認定しましたので専門家からの知見やコメント、NewsPicksを支えてください。という連絡が入る。
そんな専門的な知見を持つNewsPicksの認定エキスパートは1,312人とのこと。

これまで全体をざっくり見ていた単なる一人のユーザーから、突如、専門領域を担うと思ったら急に自分ごと化されて、ワワッ!となったけど、これもいい経験。

コメントを残す際は他の人が参考にできるよう意識を一層高めたいし、自分も学ばないといけず、でもその学びは自分にとってプラスしかないので(いいね!)となる。

今回、改めてフォローする分野を設定したのだけど、「フィルムコミッション」が関係する記事は少ない方で、「邦画」も数本/日だけど、それが「映画」50本以上/日になり、邦画の年間公開本数は2024年が685本という事実=多さを(間接的でも)浴びてしまった感じ。

報酬は発生しません(と思う。)
1か月後、1年後、どうなっているんだろう?自分の専門分野に一層磨きがかかり、一段でも上がれたら・・・と思うと、まだ見ぬ自分に期待してる自分。

2025年3月6日木曜日

みんな悩む。

味噌がかかったチーズケーキ、奥はプリン。

「勉強なんて嫌だなぁ・・・」と、進路ではなく勉強自体に悩んでいた小学生。
でも、そんな苦労を乗り越えて志望校に入学、おめでとう!

「はぁ・・・南海トラフ地震が怖い。」と姪っ子。「地震が起こらない国ってあるの?」に「マレーシア、シンガポール、ニューヨークもないよね。ヨーロッパも少ないと思うな。」と妻。
「(地震が怖いから)海外に行こうかな?」と続ける姪っ子に「そんな切り口で海外へ行くのもアリだね。」と、味噌(チョコレートのように見えるけど)が、トロリとかかったチーズケーキの写真を撮りながら叔父(=私)。

学生は勉強と共に就職への意識も余儀なくされて、技術力&思考力などの鍛錬の傍で(自身の適正などで)就職活動に悩むし、そんな学生たちを支える先生達も実は大いに悩んでいる。
なぜなら、学生達の人生を左右してしまう存在だから。

保護者も悩んでる。ココ大付属学園へ行かせようか?でもお金が必要だし、家で留守番させようか?でも家だと勉強しないかもしれない・・・。
とても多い要素に優先順位や天秤にかけて判断しないといけない。
そして、そんな親は共働きだから、昨日の仕事、今日の仕事、明日の仕事と脳の半分は仕事、その半分は家庭とマルチタスク。

50代も大いに悩んでいる。「ミッドライフクライシス(中年期の心の不調)」という言葉もあり、これまでの積み重ねから、今後の見通しを立てる世代だけど、世の中の変化と描きたい今後には乖離があり、ギャップ(溝)を埋めたくても、その溝は深く大きく埋まらない。

60代も悩む。「人生100年時代」とか煽られて、65歳まで働こうと思っていたら70歳まで働いても安泰にならないかも知れないと分かり、「一生現役」
などの言葉にゲンナリしている。

70代だって悩む。健康年齢(日常生活が制限されることなく生活できる期間)は男性72歳、女性75歳。80代だって「終活しないと・・」と思っても、どうしたらいいか分からない。

悩みが尽きないのが人間の性なら、悩んで“生きてる!”を実感するのもアリという話。

こういうコト。


妻が愛媛大学での勤務で愛媛にやってきたので「お昼を一緒に食べよう。」となり、「デュエットにしよう!」と妻。
ランチには早かったけれど、午後から用事があったので11時の開店に合わせて移動したら、店前には既に数組が並んでいて「スゴい!」となる。

前回のデュエットは2年前だったのか。
咄嗟に前回を思い出し、ブログのネタとして「スパゲティの大(1,500円)」を注文。
「そんなに食べれる?」と怪訝な妻だったけど「君も食べるでしょ?」となり「まぁね。」と。
妻が頼んだのはレタスやトマト、スクランブルエッグが混ざった「サラダスパゲティ」。

そして、ものすごいボリュームのミートスパだったけど、なんだかんだ言いながら二人で食べ切ってしまった(笑)。

こうして話題にできるのは美味しいのも当然だけど、ご当地味でもあり、老舗でもあり・・・などの特徴があるから。最近では観光客も多いと聞くのも納得。

「聖地巡礼を仕掛ける際のアイデアはありますか?」と、河原デザイン・アート専門学校で学生からの質問を思い出す。

「Aという聖地とBという聖地の間にある“ご当地味”で寄り道をさせるのも一案です。」と、返答したけど、まさにデュエットのような「ご当地味」を移動の途中で立ち寄らせることができれば、話題が一つ増えるし、地元にお金も落ちるし、いうコトなし!

日切焼きでもOK、Aという聖地とBという聖地を直線で結ばせてばならず、寄り道、立ち寄らせることは聖地巡礼を企画する際の基礎基本。

「聖地巡礼先が飲食店だったら、更に仕掛けしやすいよね。“ソフトタイム”と言う店を知ってますか?」
「いいえ。」
「アニメ版がんばっていきまっしょいで主人公たちが立ち寄る喫茶店ですが、そこの三津浜焼きは劇中に実際に登場しています。」
「行ってみたいです!」
「でしょ!」

2025年3月5日水曜日

誰でもオンリーワンになれる方法


「一番を目指していましたか?」的な質問があったから「一番を目指しても、上には上がいるから果てしなく、自分を消耗させてしまうよ。」と伝え、「私の実体験から誰でもオンリーワンになれる方法を伝えます。」となると、(えっ!どういうこと?)という表情の学生。

「それはね、何でもいいから、やり続けることです。」と伝えながら見せたスライド。
「最初は同じことをしたい、始めたい人は1,000人いるかもしれない。だけど、そのうち続けられないと次々と脱落していくから、人数は減り、いづれ自分一人になる。」という話。

この考え方なら他の誰とも競う必要がない。あえて言えば競う相手は自分自身。自動的に周りは脱落していくのだから気にもならない。自分自身は続ける努力さえすればいい。」と伝えると、(えっ!そういうこと!)と目から鱗、鳩が豆鉄砲をくらったような表情の学生たち。

「ブログを書いても閲覧数はしばらく0回でした。でも、そんなコトは分かっていたから気にせず、ひたすら書き続けて14年になりました。今では毎日2本書いていて“どこ目指してるんですか?”と言われてますが、現在の閲覧数は118万回以上になっています。」

「フィルム・コミッション(撮影の誘致&支援)も最初は誰も知りませんでした。でも22年間の実績は600本以上の撮影、日本で最も長くフィルム・コミッションに携わっています。」

「コロナ禍の運動不足解消に歩き始めましたが、ウォーキングアプリの特典に惹かれて、散歩が趣味になり、今は毎日1万歩以上歩いて、周りにそんなに歩く人はいなくなりました。」

「最初から意識してたわけでなく、結果論だけど、持続させるには、高い目標ではなく、続けるにストレスを感じない低い目標がいいかも。」とも続ける。

そして「GRIT(グリット)=やり続ける力/やり抜く力」が身につきました。と伝えて質疑応答は終了。

泣けてきた。河原デザイン・アート専門学校編。


<授業を受ける前、受けた後で、自分の意識はどう変わったか?>
  • 最初から完璧を目指すではなく、楽しんで続ける大切さを知った。
  • 不完全でも先ずはやり切ることが大切という考え方は、就活が始まる私にとても響いた。
  • 高校時代から地域の魅力発信に取り組んできました。就職してからも地域の活性に貢献したいです。そのために「地域資源の魅力を見出す力」を養います。
  • 課題に対してどう取組むかで、ギリギリに課題をクリアした人よりも1歩先、2歩先へと成長できると知り、とても勉強になりました。
  • 写真の撮り方次第で伝わり方が全く違うとわかりました。
  • こういう講義では、声のトーンとか質問の投げかけ方が聞いている人を飽きさせないコツと思った。先生の講義は話がすごく入ってきた。
  • 映画撮影の際の考え方や独自の視点など勉強になりました。
  • どんなことでも仕事に繋げている姿勢を見習いたい。実践すれば強みになると分かった。
  • デザインは自分が思う以上に、たくさんのことに関われることを知った。
  • 持続が何よりも大事と分かりとても勉強になりました。今まで最初から上手くやろうとして挫折していたので、長く続けること、粘ることの大切さが分かりました。
  • 「調べる」とは、単にネットの検索ではダメだと知りました。
  • 知らないことが多く、いかに視野が狭いかを知った。物事一つ一つの解像度を高めたい。
  • 体験談を交えた話題に加え、ロゴマークやキャラクター制作にも取り組めて、とても充実した授業でした。
  • 「現状と課題の違い」「スケールアップとスケールアウト」など、今回の講義で得た多くの学びを今後に生かします。
  • 映画好きなので、今回の特別授業はとても勉強になり楽しかったです。
  • 事業やデザインに対する考え、取り組みをご本人から直接聞かせてもらい、とても勉強になりました。また実際にキャラクターやロゴの作成という実践的なこともできて楽しみながら学べました。
  • 実践を交えつつ、撮影についての興味深い話を聞くことができて楽しかったです。
  • 何事にも前向きに課題に取り組んで良いものを作れるように努力します。
  • 就職は都会を意識しがちですが、先生のように地方や地元などへ目を向けたいです。
  • 新しい視点や考え、発想を学べて楽しかった
  • 先生のフラットな接し方を見習いたいと思いました。
  • 普段から暮らす愛媛の魅力に気づいていないと、今日とても感じました。
  • 愛媛は私が思う以上に素敵な場所がたくさんあると思いました。
  • 想像以上に撮影の面白さ、楽しさが分かった。前から興味はあったので色々な所に足を運んで綺麗な景色や自分の好きなものをカメラに収めようと思った。そして、先生がロケ弁が美味しいと言っていたのでいつか食べてみたいと思った。
  • 課題と現状を履き違えてはいけないことが深く胸に刺さりました。どんな時でも本質を見抜くことを忘れないように生活しようと思いました。
  • 今までより視野が少し広がった講座でした。スケールアウトを目指して努力します。

学生達、焦る。


ココ大の市民先生でもあるmameとは、なんだかんだで20年以上の間柄。
そんなmameから「勤める河原デザイン・アート専門学校で、学生に特別授業をして欲しいです!」とリクエストがあり、二つ返事でOKしたものの、与えられた2コマ計3時間(180分)を、どう使ったらいいだろう?構想する。

と、言うのも3時間、一方的に話すなんて学生からしたらつまらないしと知っていたのは、学生たちは我が子よりも年下だったから。
さらに専門学校生は卒業=就職と直結してるから、実践(社会に出ても役立つこと)も必要と思ったりすると、なかなか難しいぞ・・・となる。

最終的には100分の座学、60分のワークショップ、20分の質疑応答で授業を構成する。
一年生+二年生=50名超が教室に続々とやってきた。
でも、学生の皆んなは(これから何を聞かされるの?)と言う不安な表情でソワソワ。

座学ではフィルム・コミッションとの向き合い方、創った仕事という切り口で紹介する。
mameからは「仕事観」「キャリア形成」「家族」などの“生き様”も多めでお願いしたいというリクエストだったので、紆余曲折のこれまでから自分が学んだこと、気づいたことを多めに話すと、学生達がメモを取り始める。

座学の後は40分1本勝負で「松山城or道後温泉本館の擬人化」もしくは「えひめフィルム・コミッションのロゴマーク検討」のどちらかを選び時間を渡す。

「(えひめフィルム・コミッションの)設立時からロゴマークがなかったということですよね?20年以上も平気だったんですか?」と質問されるも、今日まで全く問題なかった、不便に感じなかった(笑)。

40分でデザインしなければならない学生たち、焦る。
こんな経験をしたことがないらしく、演習なので成果は緩く考えていたら、やっぱりセンスのいい学生は必ずいて・・・となる。

2025年3月4日火曜日

インチキ先生 is BACK!


ケルシーさん&シャロン監督との打合せが終わり、その後「松山市こどもえがお課」との打合せも終えた「ココ大付属学園【春休み】」の事前事業説明会。今回も初めての方が参加してくさださる。そして、そのまま春の参加申込みがスタート!

2021年から始まったから3月で4年目が終わり、4月から5年目になる。
以前は3年で一区切りかな?と思ったけど、子ども達の居場所需要はますます高まるばかり。

その証拠にこれまでココ大付属学園に参加して、引き続き登録したいという保護者は100人超えに。
そして、卒業してもボランティアに来てくれる子どもがいたり、遠くへ引っ越しても帰省中に顔を見せに来てくれる親子がいたり(涙)。

そして春休み。春休みは“年度”をまたぐので、冬休み、夏休みとは趣が異なるのが特徴。
現在の6年生は3月31日まで。新1年生は4月1日からの参加。
「もう(4月1日から)来ちゃいかんの?」と嘆く6年生もいれば、これまでに姉兄の迎えにきていた妹弟は4月からの参加希望を照れ笑いで隠していたり、子ども達なりにソワソワ。

そんな6年生は卒業式を終え、しばしの開放感を味わえる時期なのに、これまで通りに参加してくれる子が複数人いて、最後の思い出づくりになる予感(涙)
3月の目玉は大型バスを借り切ってお花見ピクニックだ!昨夏に鹿島へ行けなかったからね!

申込み状況は順調で、残り数組という感じ。
大人から見ればたった11日間の開設だけど、子ども達にはとても長く、開始/初日を待ちきれない様子が申込みから感じ取れて嬉しかったり。

今は想像すらできない出来事がたくさん起こるんだろうな。
参加をご検討の方はお早めに。

アメリカから来県。

左からマシューさん、ケルシーさん、シャロン監督

昨年「ぜひ紹介したい人がいる。」と、紹介されたのはケルシーさん。
日系4世でアメリカで生まれ育ったけれど、ルーツを辿れば高祖父は愛媛県伊方町出身。

現在はアメリカ最大級の製麺事業と輸入業をご家族で経営されていて、その一方で映画プロデューサーの肩書きもあり、ドキュメンタリー映画を制作していると紹介される。

そんなケルシーさんから「愛媛に行くのだけど会えないかな?」と連絡があり、えひめフィルム・コミッション事務局(愛媛県観光国際課)で関係者に集まっていただき、顔合わせ。

今回、初愛媛だったのはシャロン監督で、ケルシーさんとシャロン監督は3年前からタッグを組み、作品はアカデミー賞のBest Live Action Short Film(最優秀短編実写映画賞)にノミネートされたり、他の映画賞では受賞歴も。名門USC(南カリフォルニア大学)出身だし。

そんな二人だから、さぞかし“難しい雰囲気”・・・と思いきや、キリッ!としたケルシー(彼女は日舞の師範でもある)、「この下灘コーヒーは美味しかった!」と最後まで、下灘コーヒーカップを手にニコニコなシャロン監督に意見交換はワイワイ和やかに進む。
そして「愛媛はビューティフルでワンダフルだ!」と笑顔のシャロン監督。

そして、ミカンの資料を丁寧にしてくれたFC担当者を「上長です。」と紹介すると、その響き、発音が気に入ったようで「ジョーチョーサン」と、しきりに担当者に声をかけて上長のファンになってしまったシャロン監督(笑)。
担当者の「出演しないといけませんかんね?」は半分冗談、半分本気。

打合せが終わり、「愛媛のお酒はどこに行けば買えますか?」とケルシーさんとシャロン監督。
「お土産屋さんかな?」と伝えたら「三越にありますよ!」とジョーチョーサン。

宿泊するホテルも近いとのことで、ジョーチョーサン、ケルシーさんとシャロンさんと共に三越まで案内してあげる。
撮影相談のキックオフとしては最高のスタート。