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2022年8月15日月曜日

できないコトができる。


「グラフティ(≒落書き)」と言うと、敬愛するキース・ヘリングやバスキアも入り、描かれたのは言葉にもならない感情で、時に反骨だったり、愛だったり(なんかスゴい・・・)と中学生の時に見た衝撃は未だ鮮明だったり。
だからか、落書きには一定の理解があるつもり。最初は何一つ書かれていないテーブルなのに1週間もすると落書きだらけ。子ども達も衝動とか落書きという普段ではできない行為で発散をしたいのだろうと推察。

ココ大付属学園にはシークレットな“遊び”があって、残り3人になったら解禁になるソレは「台車遊び」、業務用の台車に乗るだけ・・・。でもコロコロがついてるからスイーーーーと滑るように移動できるのがいいのか、残り人数が少なくなるとソワソワする子ども達。この遊び、子ども達自身の提案だから、持ち出しも片付けもキチンとできるから不思議(笑)

ただ、子ども達にとって不安要素は2つあって(1)何時から台車遊びができるか分からない不安。(2)何時に保護者が迎えにくるか分からない不安。18時終了なので17:30に3人になれば30分も楽しめる。だけど17:35に保護者が迎えにきたら5分しか楽しめない。このギャンブルのような遊びは見る方が面白い。先日も「よっしゃー!」と台車を持ち出し、遊ぼうとした瞬間に保護者がきて、超ご機嫌ナナメで帰った子。

2022年8月14日日曜日

人生の歩み方。


小学生→中学生→高校生→大学生と、自動的に進学すると大学の次は大学院とか就職をイメージする。これまでの卒業&進学が“当然”に思えてしまうと、その道から外れると挫折を感じてしまうかもしれない。ましてや周りも同じ歩みだから(自分だけ違うのは出来が悪いのか?)など、“得体の知れない圧”を感じるかもしれない。大学生と話していたら感じたので意見交換。

「時に立ち止まったり、回り道するのも選択肢。これまでストレートだったから今後もストレートとは限らない。」は私たち夫婦の経験で、妻はごく普通に大学を卒業して留学先で私と会い結婚。子供を3人出産して長女がまだ小学生の時に「私、博士になる!」と宣言し、大学院へ進学して博士号を取得。大学の教壇に立ちながら、実践も必要だ!と起業もして、昨日、出張先のワシントンD.Cで用務を終えて帰国した。

“学びをとめない、成長をとめない”は大切で、卒業したら終わりではなく、幾つになっても学べる、成長できる。」と伝えたつもり。世の中の価値観が激変する中で変わらない普遍的な価値かもしれない。「人生100年時代だよ、急がなくてもいいかもね」にウンウンとなる。
変わってほしくない一つに妻がD.Cから送ってくれた昔ながらの24時間営業のダイナー(レストラン)の写真。こういうダイナーに二人でよく行った。

2022年8月13日土曜日

後半戦に突入!


昨夏も大人気だった縁日の前哨戦として「ココ大付属学園杯五種競技」を実施。子ども達は「マグネットダーツ、ボッチャ、バスケシュート、射的、輪投げ」の五種類に挑戦し、各競技ごとの点数を合算して500点以上だったら「好きなお菓子を2点選べる」など、アゲアゲ企画に盛り上がる。ちなみに景品で用意したお菓子の数々は全て保護者からの寄付。保護者の協力、理解に大感謝です。

五種競技の実施はインターン生/研修生に任せる。「子ども達が興味関心をそそるクオリティ」という私の注文に対して、一度は制作したものの完成度に納得いかず解体して再制作したり、ワクワク感の演出にカラフルにしたり、難易度の調整を工夫したりなど、(これが研修でいいの?)と思ったかもしれないけど、「メッチャ楽しいです!」と研修日を増やしてまで自分ごと化して参加してくれたのは想定外。

競技会は真剣に高得点を狙う子ども達で終始大にぎわい。そして本番の縁日への課題(得点の付け方、低学年&高学年の難易度など)も把握できた。
ココ大付属学園も後半に突入!7月はシルバー人材センターに助けてもらったけど、8月は連日、愛媛大学、松山大学、聖カタリナ大学、松山東雲女子大学の学生に助けられて運営は安定期になる。8月末までどれほど思い出深い日々にできるか?

「知らない」を知る。


先日は「佐田岬ワンダービューコンペティション」で伊方町の魅力を映像で発信する作品の審査員、今回はテレビ系作品の審査員。のべ9時間以上の作品を観て採点。外出もせず見終わる頃は一日が暮れてしまった。そして何回泣いたか・・・。泣くと本当に疲れる。とにかく一所懸命な姿には当人や周りが想像もしていなかったドラマが生まれやすく、無条件に賛辞をコメントに書く。観なければ知らないコトばかりでした。


その中でも地方創生推進士(高知県内の高等教育機関(高知大学、高知県立大学、高知工科大学、高知工業高等専門学校)の教育課程で、地域の住民と積極的に触れ合い地域の課題解決に取り組む経験などを経て、地域への理解と愛情を深め、高知をはじめとする地域で働き貢献したいという学生に与えられる称号)と言うのを初めて知り、高知県だけでなく四国の大学でも取り入れたらいいのにと「知らない」を知る。


感じた違和感などに問いを自ら立て、課題を自分ごと化して、仮説を立てて改善策を行いブラッシュアップしてまた実践。その中で国語、数学、理科、社会、英語などが学べたら楽しいだろうなと思ったり。誤解を恐れずに言うと「鉛筆の持ち方を完璧に教えてから描き方を教えるよりも、描く楽しさの中で持ち方を学ぶ方がいい」と、20年ほど前に愛媛新聞の「門」欄に投稿しをのを思い出す。

2022年8月12日金曜日

撮影リテラシー。


8月はココ大付属学園に専念なので他の仕事はセーブ。特に県外出張は控えているのでJFC主催の名物企画「全国ロケ地フェア(全国各地からFCが一堂に集まり、制作関係者らと企画やロケ地などについて意見交換するマッチング機会)」は副理事長らに一任する。
おかげさまで今回も100名以上が来場し、各FCで成果があったよう。興行収入上位50位までの作品でFCが支援した作品は平均98%なんだから欠かせない存在になりました。

ただ、私が不在とは知らず訪れた方々もおられて連絡をいただくもお詫び。大きな話から小さい話、シンプルな話から複雑な話まで色々あり、FCへの期待は多面的で切り口も多様と立場上、(先日の愛媛県市議会議員研修会でも講演したので)深々と思う。
いい話が大半だけど、相変わらず困る相談も各所に来ていて、その中の一つが「バラエティ番組」で、かつ地域の魅力発信などに全く貢献しないもの。

FC自体は撮影支援相談は拒否しないものの、撮影協力者は撮影の受け入れを拒否できる。例えば地域の文化や風習などを茶化したり、イタズラなどで地域の人を困らせて笑いを取ったり・・・。撮影実績が少ない地域は受け入れざるを得ないのも分かるけど考えもの。個人的な感想だけど、このような作品に限って現場対応が多く振り回されるだけ・・・の傾向あり。

こどもでもわかる醍醐味。


「インチキー!見て見てー!」と、近づいてきた手には「折り紙、新聞紙、フィルム」で作った傘を持っていて「わぉ!スゴい!」とお世辞抜きで驚く。ちゃんと持つ所は曲がっていてパサパサと音はするものの意外と丈夫な構造。「写真を撮ろう!」と言ったら、ちゃんとポージングまでしてくれる。上出来でご機嫌だった彼女、ただ「どうやって持って帰ろう?」と尋ねてきたから「日傘にして帰ったら?」と助言したら「やだっ!」と一蹴される(涙)

私の横で宿題をしてたと思ってたら、突然、折り紙を始めた女の子。「あ”ー!時間がないー!」と宿題の締め切りが迫ってると思いきや、折り紙を折る時間がないとのこと。お母さんへのプレゼントに多面体を猛烈に仕上げていく。(そのガッツとスピードがあれば、宿題なんて一瞬で終わるのに・・・)と思っても言ってはいけない。「もう少し!」と煽ってしまった。そして完成して帰宅。

普段はレゴ遊びが大好きな男の子。席に座ってる姿を見ないのがフツーなのにプラバン製作だけは別で、2-3時間は集中して絵を描く。途中「インチキー!見て!〇〇が描けたよ!」と報告してくれる。ココ大付属学園に来る子ども達は時に驚く能力を見せてくれる。先日は全集中でギネスに挑戦した子もいたし。なんと言うか「達成感」を味わった、または知った子ども達は醍醐味を知ってると思った件。

2022年8月11日木曜日

万国共通の痛み。


「キャッーーー!」「ギィーー!」と男子が甲高い声をあげたと思ったら「イテテッーー!」と飛び上がる。なにかと思ったら“レゴを踏んで”の断末魔。100kg以上のレゴを6個のコンテナに無造作に入れているのでパーツを探すのはガサガサと“レゴの海”から探さないとならず、時にザザッーー!とレゴを広げて探す子ども達。でもレゴを広げると足の踏場がなくなり、誤って踏んでしまい自爆する。

先ほどの子、裸足(裸足な理由は不明)でレゴを踏んでしまい、レゴを避けて足を着地させたら足裏にレゴがひっついていて「イタッーーー!」と二段階ギャグのようにオチを見せてくれる。このレゴを踏んだ時の痛さは経験者しか分からない悶絶さで、万国共通、老若男女共有の痛みと認定!
ただ、この痛みは、これまでレゴに興味を示さなかった子ども達に訴求できたのか?レゴに群がる子ども達。

そして「コレナニ?」と寄ってきたレゴはバイオニクルシリーズ。このバイオニクルシリーズ、既に発売終了の絶版品でレゴには珍しい人型ロボット?生物?海外出張の際などに買い集めた種類は10種類以上あり、他のレゴとは一線を画すデザイン。
作り方を調べたらナント!1万円などの高値で取引されてて超ビックリ!(あのレゴの中に数万円分のバイオニクルが・・・)と廃盤は高値というのも万国共通と知る。

2022年8月10日水曜日

保護者との関係。


連日、保護者から寄付や差し入れをいただく。新聞紙、空き箱、画用紙、絵の具、クレヨン、色鉛筆などもあれば、おにぎり、駄菓子/お菓子、ケーキなどスイーツ、飲み物など。素直に喜んで全ていただきます。先日は企業からもガムテーム、セロハンテープ、ゴム、画用紙などを提供いただいた。シルバーさんからは数個のスイカの差し入れがあり、スイカ割りができた。ご協力に大感謝!

ココ大付属学園では保護者ともコミュニケーションをとりたくて、行き帰りの時に話したり、BANDで直接連絡を取り合ったりして、普段の子ども達について共有≒見える化させてもらってます。我が子が小学生の頃と今では環境や状況(例:忙しさだったり、習い事の内容だったり)は変わりつつあり、時代に即してないとズレてしまう。「お互いに顔が見える関係」って本当に大切。

子ども達が第一の顧客なら、保護者は第二の顧客。だけど第一の顧客は参加の決定を自らできず、第二の顧客が決定権をもっている。すると、第一、第二の顧客の双方から評価を得られなければ価値の創出も事業の継続も難しい。周りにいる間接的な第三者から共感を得るのも難しい。事業的になかなか難しい事業を運営してると思ったり。その醍醐味は十分なほど味わっているけど。

2022年8月9日火曜日

失敗は成功の。


スライムの作り方を調べると「PVA洗濯のり、ホウ砂」が素材と知る。でも、ホウ砂って馴染みがないし扱いには注意が必要だし・・・と思い、代用品を探すと洗剤の「アリエール」が有効で手元にあったので、此れ幸いと「PVA洗濯のり+アリエール+蓄光材」でスペシャルなスライムだ!と実験したら・・・、ものスゴイ強烈な香りのほか、蓄光材が混ざらずダマになり大失敗!オススメできない!

ダンボールで家具を作りはじめた子どもたち。イスを創ろうと思考錯誤してできたのは資材を大量に消費したモノだったので、ネットで調べたらダンボール1つで乗っても潰れないイスがあるのを知り、早速作り座ってみたらグシャッ!と潰れた。「大失敗!」と凹む子ども達だったけど"折り目を間違えた”だけで、新しいダンボールで正しく作り直したら成功する。悪いのは全てインチキ先生となる。

8/12に射的をするので射的台を作ってる大学生。私からは「子ども達が参加したい!クオリティ」とオーダーし頑張って制作中。概ね完成し“的”も完成するも「的が毎回当たるたびに吹っ飛び、その度に回収してセットするのは手間じゃない?」と指摘し、的を紐やテープで繋ぎ吹っ飛ばず、リセットが簡単な方法を思考錯誤中。失敗を繰り返すことで経験値があがり、成功の精度や確度はあがるという話。

フィルム・コミッションと地域の活性。


驚いたのが、ココ大が縁で知り合った東中南予の方々が市議会議員になっていたこと。
ひょんなコトから隔年開催で前回は中止とのことだったので久しぶりとなる「愛媛県市議会議員研修会」からお声がかかり、「フィルム・コミッションと地域の活性」と題して講演をしてほしいという依頼。県内各地から100人以上の議員が参加してくれる。これだけの方々に伝えられる機会は貴重。

肩書きはジャパンFCの理事長。話題は世界→日本→愛媛→地域と身近にしたことで多くの方に興味関心を持っていただいたようで一安心。特に興味をもってもらえたのは「支援作品は地域の活性(≒観光など)に有効活用できる点」「フィルム・コミッションは制作会社に1円も資金を提供しない点」「ロケ地は日常的な場所であり身近にあること」「撮影の誘致は成功するとコスパがとてもいい」などなど。

講演後、速やかに退席だったので知人らとの語らいなく会場を後にしたけど、多くの方からメッセージをいただき手応えを得る。劇場公開作品以外に配信作品もさらに増えるのが確実な今後、撮影を活用するか否かで地域の魅力発信や市民の愛着などの醸成は大きく変わる。
「映画で地域が活性するなんて夢があり、最高です!」と感想を寄せたくれた議員。その通りと私も思います。写真は岡議員から拝借。

2022年8月8日月曜日

あぁ、夏バテ。


切手を貼ろうと点線でちぎって水につけたら、一枚と思ってた切手が“折れて”いて、裏にもう一枚あり二枚の切手がくっついてしまい、剥がれず、そのままでも貼れず、ノリで貼ることになるわ、切手一枚を無駄にするわ(あぁ、夏バテかも・・)とその一。

マスク越しの電話で滑舌が悪かったのか“タマイ”さんに電話したつもりが、電話交換の方が“カワイ”さんを呼び出してしまう。母音が同じだったからね・・・。そして、そのまま要件を伝えてしまう・・・。両方とも知人だったからよかったけど。あぁ、夏バテその二。

突然の大雨に折り畳み傘を持って外出。用事を済ませた頃には雨は止み、すっかり夏空で傘を持っていたことさえ忘れて帰宅。そして雨予報で気づく。まぁ、日傘も兼ねた傘も欲しかったし、と自分を納得させてネットで晴雨兼用の傘を購入。あぁ、夏バテその三。

夏バテには寝るに限るけど、4時には目が覚めてしまう。「不眠症か?寝苦しさか?」と思いつつ、7時過ぎには出発なので仕事をする。ある日「就寝は何時か?」という話題になり、周りが23時頃と言ってたのに対して「疲れてるから8時過ぎには寝る」と言って驚かれて気づく!8時に寝れば8時間後の4時に起きるはずだよ!

200万円/年って!?


毎年恒例(と、言っていいと思う)愛媛県新規採用職員研修を控えて情報更新。昨年度はコンテンツ配信だったため、昨年度の新規採用職員からは恨み節、ゴメンなさい!
特に今回は「バスカヴィル家の犬」「離婚しようよ」など、愛媛がロケ地になった作品や地域との連携事例が豊富で今年度の新規採用職員は嬉しいかも。他にもNPO法人について調べたら(記憶が正しければ)昨年度の584法人から674法人と登録が増えてた。

どんどん増える愛媛県内のNPO法人だけど解散も100以上あって、解散理由はわからないけど「目的を達成すれば解散もアリ」と思う一人。地域の課題解決のために立ち上がるのがNPO法人だから一つでも解決→解散と思いたい。とは言え法人がたくさんできれば、それだけ関わる人も多くなり事務なども必要になりボランティアだけでは限界で有給職員を雇うことになる。しかし・・。

特定非営利活動法人に関する実態調査(内閣府)を見ると、有給職員の年間給料手当総額の中央値が200万円/年!って以前に調べた時は231万円だったから更に下がってる!ってホント?200万円/年だから副業やパートと思うけど、やりがい搾取でないことを祈るばかり。

これまでは公益活動をするのは“NPO法人だけ”というイメージだったけど、今はNPO法人以外でも課題改善を事業化できるから色々考えさせられた件。

2022年8月7日日曜日

冷蔵庫ナシ生活からの悟り。


「えー!結局、買ってないんですか!」と義姉。「修行みたいだね」と義兄。と思えば「食べ残しとかないから、いいわよね。」と義母。冷蔵庫のない生活になり早1年以上、最初は超驚いていた義母も肯定的に。慣れてしまうと人間は不思議なもので「余計な食品」を買わなくなる。幸にして徒歩圏内にはスーパーが複数あるから、散歩のつもりで出かければ気分転換や運動不足の解消にもなる(と思いたい)

本当にいいことだらけ。1.部屋の場所をとらない。一角を占有する冷蔵庫は存在感が大きいけど、無いから狭い部屋でも広く見える。最近の小型冷蔵庫、キャンプ用冷蔵庫に惹かれる時もあるけど思うだけ。2.電気代が安い。今は12時間ほど不在だし、出張も多いしブレーカー落として外出可能。テレビもなく待機電源もないから電気代は安い(クーラーはある)3.不要な食品類を買わないのは正義。

特に調味料を買わなくなった。以前は冷蔵庫に色々な調味料やソース、タレなどがあったけど、今は醤油、砂糖、つゆの素などもなく、塩こしょう、カレー粉、顆粒ダシ程度。あとは惣菜を買うことが多いから、プラごみの量問題だけど解決できず。量り売りとかあったら行くのにな。
シンプル生活はスッキリ生活だから手持ちも把握しやすく、日々、必要なものは、そんなに多くないと気づくけど、どこを目指してるのか私。

2022年8月6日土曜日

変に思われたくて一所懸命。


「ナビーラって何人?」「ナビーラ?ナビーラ人だよ。」「ナビーラ人?」「そう、ナビーラ星から来たの」「嘘だ!絶対に嘘だ!」とカンカンの子ども達。「じゃあ、ナビーラ星ってどこにあるの!」「遠い彼方だよ、ナビーラ星は緑豊かな星だったんだけどね・・・」「何さ!」「ナビーラはナビーラ星のお姫さまで脱出して、不時着したのが地球の松前町ってところ」「なんで、ナビーラ星から脱出したのさ!」「異常気象だったかな、ナビーラに聞いてみて」

子ども達にもシルバー人材センターの方にも「ナビーラ」は不思議に映るようで、ガモーラ(ガーディアンオブギャラクシーの一人)のように勘違いした子も。設定は松前町に不時着したナビーラ星のお姫様です。「インチキ星は知ってる?」「ない!そんな星ない!」とインチキ星は全面拒絶だけどナビーラ星は半分信じて半分疑ってる子ども達。「〇〇さんはナビーラ星なんて知らないって!」と館内で聞きまくる子ども達(汗)

10時間以上、あの場所で過ごしているから「あの場所で暮らしている」と半分思われていて風呂は外に入りに行っている設定。狙ったわけでなく、会話の成り行きで転がった感じ。
子ども達には親でもない学校の先生でもない「ヘンな人」と思われたくて一生懸命です。子ども達の“常識(固定観念)”をイジることで発想や気づきが拡張すると思うから。「インチキはどこ小学校卒?」「からあげ小学校」「うそだーーーー!」

2022年8月5日金曜日

激レア発見!

タツノオトシゴ、このあと悲劇が・・・

「オレ、絶対にしたくなーい!」と、頑なにちりめんモンスターへの参加を拒絶していた男子。「面白いと思うんだけどな」と私。「だって魚でしょ?知ってるもん」「でもさ、激レアもいるんだよ、見つけてよ」と、何とか参加してくれるようになる。
愛媛県水産研究センターから橋田主任をお招き(「ちりめんモンスター」は10年ほど前から行っているけど、水産研究センターの方々に脈々と受け継がれている、ココ大の名物行事)。

和歌山沖のチリモンは瀬戸内海では見られない不思議な海洋生物が多く、目の前の小さなモンスターに興味津々の子ども達。「ハシダさーん!」の大合唱で、橋田さん引っ張りだこの大忙し。中には橋田さんでさえも分からない激レア生物の発見も!そして皆んなが探した激レア海洋生物は「タツノオトシゴ」。こればかりは運と根気で探すしかなく探していると・・・あった!と男子が見つける。

他の子ども達も(2匹目がいるかもしれない!)と探すも見つからず。タツノオトシゴを見つけた男子、台紙にボンドを塗り貼って乾かしたはずが、帰る際にタツノオトシゴが所在不明になる悲劇に見舞われる、大ショックな本人。
始める前に「絶対にしたくなーい!」と言っていた男子。虫眼鏡とピンセットでチリモンの山から熱心に探して、結局一番最後まで残ってた件。子どもの「いやだ」という反応は決して本意ではない件。

妖怪か!


「四国カルストっていいですよね!」「はい!草原に石灰岩のゴツゴツ感は不思議な光景です。」「そうですよね、ヌケもいいし、ココはオープンセットは可能ですか?」「要相談ですが可能です。」「それはいいですね!」「12月頃の景色はどんなでしょう?」「12月!?うーん、12月は四国カルストへ上がる道は閉鎖されるのでNGです。」「えっ!・・」と節句の電話口。その後「今回は残念ながら別場所で撮影となりました・・・」と連絡。

四国カルストで撮影を逃すのは数回目。古くは宇◯戦◯ヤ◯トの撮影相談があった時、興味関心を持った撮影隊だったけど撮影時期が合わず、そしてマ◯ハ◯トの撮影相談は面河渓谷とのセットでイケる!と思ったものの数十台の撮影車両を面河渓、四国カルストに移動させるのは非現実的となり流れる。今回の作品もいい作品だったんだけどな。そして同時進行中の別作品からは・・・。

「〇〇〇はいけますか?」「〇〇〇のストロークはどうですか?」と具体的に進む。他にもオープンセットを希望する案件(検討時間が短いのでNG)や大型案件(東京近郊でしか撮影できないのでNG)などの撮影相談がある中で「製作費をアテ(地方に捻出させようとする作品)にする怪しい案件」が混ざってた!
こう言う作品は「シナハン、ロケハンの相談前に制作費の話をする」ことが多く、地方への撮影相談が多い。妖怪か!

2022年8月4日木曜日

エール!


聞けばコロナの影響で転職を決めたものの、転職先はダメ会社で、もう一度転職して今に至るとのこと。「へー!良かったね」とエール。そしてコロナの影響と言うと暗い重いイメージがあるけど、“コロナが縁で知り合った方と結婚した”とのことで「ほー!それはスゴい!」となる。コロナの影響が良い方向へ導いた人を初めてみた。運転免許を持ってない私は、助手席からアレコレ質問する運転手泣かせ。

「生産性は上がるかもしれないけど、何かこのままではダメだと気づいたんです・・・」と神妙な顔つきの当人。何かと思えばコロナ禍で“ふれあい”がゼロになり、仕事面では効率的、生産性は上がったけど、何かを失ったのような感じで思い切って転職を決意してた。「えっ!今までの仕事は?」と尋ねると「うーん・・・」と悩んでいたのは廃業も選択肢なの?とよほどの決心かと。でも転職は新しい可能性だからエール。

個人的に転職はレベルアップと思ってるから無条件にエール。転職のきっかけは人それぞれ。偶然にTVで見た「フィルム・コミッション」にビビッ!ときて、当時所属してたコンサル会社の上司に相談したらNGとなり勢いで退職。その後、愛媛県庁→松山市役所→ココ大→ジャパンFC理事長となれたのは転職した結果(繰り返したから)。転職は可能性しかないと思う一人。

2022年8月3日水曜日

4ヶ月間がんばりました。


15回の授業を1回も休まず、日にち変更もせずに予定通りできたのはアクション映画のようなギリギリハラハラな連続(時にハプニングも!)を乗り切れたから。任務遂行に協力、調整してくれた仲間には大感謝しかなく、協力してもらえなかったら「休講」だったのは確実で思い返すだけでヒリヒリしてしまう。
私は周りに恵まれていて本当にラッキーな奴。でも、今年は乗り切れたけど来年は乗り切れるかは不明。

授業開始3時間前には未だ沖縄県で、那覇空港と機内で授業準備を済ませる。授業1時間前に松山空港に到着。ここで協力者による空港からの疾走!で授業15分前に教室に到着。渋滞があったらどうなっていたか・・・。
また、飛行機出発時刻は授業終了の1時間後、搭乗手続き終了時刻は40分後。タクシーを待たせて映画さながらの疾走!帰宅ラッシュ時間だったにもかかわらず、超絶裏道を抜け搭乗手続き終了5分前に松山空港に到着して搭乗。

ココ大付属学園の間も授業はあり、スタッフに任せて出発するもギリギリに到着したり、自転車が途中でパンクして半泣きになりそうながら歩いたり、よくぞ4ヶ月間を乗り切れたもんだと。
慣例に習わず教科書もなく実践と振り返りを重視した前代未聞の授業。「また、どこかで会えるかもね!」と伝えて閉講!

見つからないオトモダチ。


「インチキー!たいへん!どこにもいないの!」と慌てて部屋に入ってきた子ども達。「なに?どうしたの?」「かくれんぼしてるんだけど、見つからないの?」「えっー!誰が見つからないの?」「それが分からないの?」「???どういうこと???」「分からないけど、みつからないの」と、私と話が噛み合わない。「かくれんぼ」ってヒヤヒヤする遊びの一つ。とにかく、どこに隠れたか分からない。

「誰が見つからないのか分からないの?」「そうなの!でも見つからないの!」とミステリーなコトを言い始めた子ども達。(これは、もしかして・・・イマジナリーフレンド≒想像上の空想友達か?それとも座敷童か?)とよぎるほど真剣な表情の子ども達。
「インチキがもう出てきなさいって言ってるよー!」と辺りに声をかけても誰も出てこない。しまいには出欠名簿で一人一人を確認しながら探すも見つからない“オトモダチ”。

全員いるのに「全員いることを信じない子ども達」、見えないオトモダチを探そうとする子ども達。本当にイマジナリーフレンドか?と思ったら上級生がやってきて、「みんな帰ったよ」「えっー!ウソー!」の一言で正気に戻る子ども達(笑)。
真相は闇の中だけど、信じるか信じないかはアナタしだい。暑い日の涼しい話。写真は、かわいい口裂け女。

2022年8月2日火曜日

真理を突かれたような。


松山東雲女子大学でのボランティア論、全15回の授業を終える。実は私自身がこの授業の本質を授業の中で見つけたようで、それは「ボランティア(個人)」だけに知識や経験を求めるのではなく、ボランティアを求める受入側への要求もボランティア発で検討したらよいと感じ、最後は「双方がメリットを享受できるには互いにどんな心構えなどが必要か?」と尋ねると・・・。

ボランティアには「自主性。責任はなくとも責任感はもっておくべき。意欲を持つこと。積極性など」が挙がり、受入側へのリクエストは「手軽にできること。グループで参加できること。明確な役割を与えて欲しい。求めている人が来るとは限らないと思ってほしい。ルールを教えて欲しい。雑に扱わないでほしいなど」が出る。その中で特に印象的だったのが「(受入団体に)ボランティアに過度な期待はしないでほしい」という意見。

その通り!と真理を突かれたよう。(志願してるのだからあれもこれも・・・)と期待してしまう時もがあり耳が痛かった。ココが双方にミスマッチを起こす原因かもしれない。
そして「ボランティアは発意による無償の行動なので、全ての人がする必要はない」と念押し。心に余裕などもないと気持ちも向かない。「ボランティアはしないといけないと思ってましたが気持ちが軽くなりました。」と学生。そんなことはありません。