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2024年10月17日木曜日

お互いに青い芝に見える。


「熊本県と言えば、行定勲監督のふるさとですよね!」
「はい、そうです。」
“世界の中心で、愛をさけぶ”の時にロケハンについて教えてもらったり、お世話になりました。他には?」
ケロロ軍曹の吉崎観音さんですね。」
「おー!ケロロ軍曹。一時、子どもがハマってました。他には?」
夏目友人帳の緑川ゆきさんです。」
「根強い人気ですよね。」
「はい、ロケ地マップを展開しています。」
クレヨンしんちゃんのお母さんのミサエの故郷は熊本県です。」
「あれ!その話、秋田県でも聞きました!埼玉、熊本、秋田で協定結んでますよね。」
ごくせんの森本梢子さんも熊本出身です。」
「えっー!そうなんですね。」
「そして、やはり、ONE PIECEの尾田栄一郎さんは別格ですね。」
「わかるー。尾田さんの熊本愛(熊本地震では8億円を復興支援として寄付)すごいですもんね。」
三日月とネコという作品が直近と伺いましたが・・・」
「はい、そうです。三日月とネコという漫画が映画化されまして。」
「監督が熊本出身ですか?それとも原作者が熊本出身ですか?」
原作者のウオズミアミさんが熊本出身です。」
「熊本県、すごいなー。たくさんの原作者を抱えているじゃないですか!」
「フィルム・コミッションってアニメ作品も支援するんですか?」
「もちろんですよ!これ、お土産です。開けてください。」
「えっ!ありがとうございます。あっ、これは・・・。」
「来週、10月25日に全国公開される“がんばっていきまっしょい”というアニメ作品のコラボ商品です。」
「あ”ー!これこれ。こういうのをしたいです。」
「でしょ!企業や商品を巻き込んで、作品をPRしたいですよね。」
「これ、参考にさせてもらいます!」

ここは、熊本県観光連盟&熊本市役所。

2024年2月4日日曜日

秋田市1位!


秋田駅から商店街を歩いていたら目に入った住みたい田舎ランキングで「6部門ナンバーワン秋田市1位」と言うバナー。立ち止まってしまい、よく見ると「総合、若者世代・単身者、シニア世代=1位」となっていて???となる。

と、言うのも先日、今治市が人口10万人以上20万人未満のまちで2年連続全4部門1位と知ったばかりで、松山市も人口20万人以上のまちで1位と知った所に(秋田市も1位ってどういうこと?)となる。秋田市は東北エリアでも1位とのこと。

モヤモヤがひっかかってしまい、よ〜く見ると「2023年版第11回」となる。
ネットで確かめると人口20万人のまちでは確かに秋田市が1位(2位は静岡市、3位は下関市)となっている。

そして松山市が1位なのは「2024年版第12回」だった。突如、総合部門で1位に躍り出た松山市、秋田市は若者世代・単身者、シニア世代では1位だった。
ちなみに総合2位は下関市、3位は静岡市、秋田市は総合で4位以下になってしまう。

良い or 悪いとか正しい or 正しくないではなくて、モノゴトは編集されていることを見越して理解する大切さ(=リテラシー)。
今回なら、そもそも全国1718の市町村全てが参加していないから、“ある視点”でしかない情報。

今後、多拠点生活もフツー&増えると思うから、色々と考えてしまう。

凍えたね秋田。


歩いていたら、サラサラ〜と雪が舞い始めたと思ったら、みるみる間に辺りが見えなくなり、視界不良の猛吹雪となり、道路に積もった粉雪も渦を巻いて凄まじい追い風が!
ダウンジャケットを着ていたけど、フードが無かったので襟元や頭に雪がビュービューあたりジーパンにもこびりつくほど。

そんな状態が数分続いたと思ったらピタッ!と止まり、視界が明ける。頭についた雪を降りおとろうと思ったら凍ってた・・・。

フードってこういう時に重宝するのか!と、周りの歩行者は全員フードを被り、一緒に食事したFC担当者もコートにはフードが付いてた。

傘を持っていたけど(傘は片手が塞がるので滑ったら危なくて・・・)という意見もあり、その通り。
地面の雪量は少ないのに凍っていてアイスバーン状態。(転ぶ方が怖い・・・)と、慎重に歩く。

信号待ちで横を見たらサトちゃん&サトコちゃんが裸でこっちを向いていたものの寒々しく、よく見たらサトコちゃんは鼻水(つらら)を垂らしてた!
こんな光景、愛媛で見たことがない!とパチリ。どんだけ氷点下なの秋田?という感じ。

ホテルにチェックインして最初にしたのは荷解きでもなく、大浴場へ直行して冷え切った体を温めたこと。
【学び】寒すぎると涙と鼻水が勝手に出る。

2024年2月3日土曜日

これぞオツマミ。


「えっ!?コレなに?」から「えっ!これがいぶりがっこ&チーズ?かわいい!」となる。
クラッカーに秋田名物“いぶりがっこ(燻製干のたくあん)” を刻み、クリームチーズと混ぜてON。周りにはナッツや干しぶどうをパラパラ。マーブルチョコ、水菜を添えてピンク色は何だったかな?忘れてしまった。

これぞ“おつまみ”と喜んでパチリ。出してくれたお店は秋田県庁から徒歩10分ほど、「秋田の食堂やまと」というお店。
「このお店、よく来るんですか?」「初めてです。でもよく前を通るので気になってまして・・・」と、こじんまりしたお店は年配のご夫婦?が二人で切り盛りしていて、写真のような盛り付けが出てくる雰囲気ではなかったので、ある意味“こんなところで裏切りメニュー”。
(いぶりがっこを買って真似しよう!)となる。

忙しい中、時間を作り、機会も作ってくれた担当者たち。その土地に好感を持つか否かは「人と味=思い出」に限ると思っていて、こうして秋田でも歓迎してくれて大感謝。

「泉谷さん、宿題残しましたね!」「えっ!ナニ?」「比内地鶏の親子丼ですよ。」あ”ー!ご当地食を担当者は食べてたのに私はモツ煮込み、ラーメン食べてた・・・。

「じゃあ、次回の研修後に!」と、研修終了から未だ4時間しか経ってないのに次回の研修相談!?

秋田県の仲間たちと。


秋田県内のフィルム・コミッションや関係各社を対象にしたフィルム・コミッション研修(あきたロケ支援ネットワーク主催)。昨年度に続き2回目。

今回のリクエストは「より具体的な対応」について。実務も交えながらの研修は、どうしても“生々しい”エピソードがあるから聞く方は楽しいはず(笑)
当時は絶体絶命だったのに、今となっては笑い話にできるのも20年以上の経験で肝が座ったのか?

決して笑いが欲しいネタ(パトカーに乗って警察署へ、怪我で病院事態に突如現れた代役など・・・)じゃないのに、笑えるのは必死だったから。
「泉谷さん、フィルム・コミッションの回顧録で本を書いたら絶対に売れるし、買いたいです。」と感想いただく。目指せ!文筆家!

FCは基本的に撮影相談を断らないけど、例外はあり「許諾申請が必要なのに明日撮影という相談(=これは自分たちではダメなので行政ならという浅い考え)」や「地域を著しく貶める撮影(=地域の文化や習慣などを比較したりして茶化す浅い構成)」などは【地域を守る】という側面もあるFCは、断る勇気を持つこと。と伝えると共感をいただく。

「秋田県はスラムダンク、釣りキチ三平、チェーンソーマンなど有名な作品が多いから、アニメ推しの戦略もアリと思う。」には全員納得。
実写作品もアニメ作品もフィルム・コミッションは支援!

2024年2月2日金曜日

秋田だけど日本じゃなかった。


たぶん「シャーシュエ(雪が降ってる)」と言う発音だったと思う、そう聞こえた。
7時頃に朝食会場へ行くと眺めのよい窓側席に案内される。料理を盛って席につくと外は雪が降り始め、マンションなども立ち並んでいたから(こんな日の通勤・通学や一日は大変だろうな・・・)と思いながら食事。雪は舞い天候は暗い。

すると「シャーシュエ!シャーシュエ!」と隣席に座った中国人らしき一行が声をあげながら窓ガラスにスマホをあてて撮影会。喜んでる!?シャーシュエ(雪が降ってると翻訳ソフト)しか聞き取れなかったけど、隣もその隣もその更に隣も中国人と思われる一行。

そして、更にその隣も更に更に隣も外国人たち。溢れる外国語でのやりとり。
要するに端に座った私の隣席から5席向こうまで外国人!写真を撮ったら絶対に日本と思えない光景。
皆さん、こんな天候でどこに行かれるのだろう?

時間調整にホテル内のコワーキングスペースを使わせてもらおうと行ったら、私以外は外国人!
快適に作業できて大満足だったけど、ココは秋田駅近ホテル。立地とかネームバリューがあるからかな?と思ったけど、秋田だけど日本じゃなかった件。

裏切ってしまった飯。


曇りの松山空港を出発して到着した羽田空港は晴れ。一息の休憩を入れて秋田空港へ出発。
雲の上はピーカンだったけれど着陸へ雲の下に入ると辺りは雪景色。

秋田空港には予定よりも早く着くことが分かり=昼飯時間も少し早くなると分かり、秋田駅周辺の昼食場所を探したら、「ご当地ハンバーガー」が目につく。
(これって、“こんなところで裏切り飯!?”と同じ!?)と、郷土料理ではなく、ご当地バーガーにウキウキする。

秋田空港に到着。バスに乗り約40分でJR秋田駅に到着。稲庭うどん、きりたんぽなどの郷土料理ではなく“裏切り飯”のご当地ハンバーガーを地図で探す。

信号渡って左に入って・・・この辺りなんだけどな・・・と探すと雑居ビルに店名を見つけて(怪しい・・・)と一瞬よぎるも入り店を見つけると「しばらく休業します。」と張り紙。(えぇぇ〜〜〜)と大ショック!

勝手な思い込みが外れ、外に出たら雨が降り出しタタッーと駅前に戻るもみぞれ混じりの雨は強くなり、濡れながら駅ビルに入る。

すると、うどん屋チェーンが目に入り、寒さもあり温かいうどんを注文してしまった。
でも案の定、食べ終わってから後悔・・・。せっかく秋田まで来たのにどこでも食べられる味に敗北感。自分を裏切ってしまった飯。

2024年1月29日月曜日

毎日がONとOFF。


あきたロケ支援ネットワーク(秋田県)からの依頼で作成中だった資料にメドがつく。先日は愛媛県知事が秋田県を訪れて秋田県知事と一緒に愛媛県産品をPRするまでになったご縁。
実は秋田県内のフィルム・コミッションなどを対象にした研修は昨年に続き今回で2回目

今回は「具体的な実務、愛媛県の事例など」も交えてというコトだったけど、生々しい話も多くあるので一部、取り扱い注意の資料となってしまった。

区切りがついたので散歩へと思うも、また松山城か・・・と、休日だし天気も良いので松山市総合公園へ行こう!となる。

スタスタ歩いて約35分で総合公園の展望塔に到着、カップルや家族連れ、シニアご夫婦の他、ランニングなど「まるでドラマのワンシーン(ボール投げ、追いかけっこなど)のような」光景に撮影隊がいるの?と思ったほど。

いつもは松山城からココを通して瀬戸内海を眺めているけど今回は松山城を通して石鎚山系?を見る、それにしても街中にコンモリとした松山城。実景に使える。
日光を浴びながら「冬季鬱って日光浴で改善されるらしいよ」という言葉を思い出してジッ〜としとく(笑)。

土日も関係なく、毎日をONとOFFとで切り替えてる働き方。次の資料は沖縄県からの依頼。

2024年1月18日木曜日

悲喜交々。


200名以上の方とお会いすれば、交わす話題も多く、石川県や富山県のFC担当者とは地震の被害などについて。仲間がいるから人ごとではなく、輪島市も参加予定だったけど当然、そんな状況ではなく。

今月末に研修を控えた秋田県の担当者とは最終の打ち合わせ。来月に研修を控える沖縄県の担当者とは構成について。「ロケ弁の話もぜひ、盛り込んでください!」とリクエストも。

他にもメディから取材を受けたり、新規企画に意見を求められたり、別案件ではスケジュールを抑えられたり。
愛媛県出身者という映像関係者からは「監督になったら一作目は愛媛撮影って決めてるんです!」と意気込みを受け取ったり。

そんな中で「実は12月で退職しました。連絡できなかったので報告に来ました。」と、律儀な元担当者がいたり、「今年度で退職です。」と、後任者を連れて挨拶に来てくれる担当者もいたり。
これまで、こんなシーンを何度経験したんだろうか。わざわざ報告や挨拶に来てくれる方との思い出を語り泣けてくる。

そして「理事長に言わないの?」と突かれて、恥ずかしそうに報告してくれたのは「結婚します!」「おっー!素晴らしい!おめでとう!」となり、その結婚が撮影支援を機に深まった国際結婚と知り、更に感激。
仲間が多いと悲喜交々。みんなにエール!

2023年12月11日月曜日

14品もできちゃった!


料理好きの人、お酒が大好きな人、全く料理をしない人、お酒を飲まない人、ソロキャンパーなど色々な人が集まった「缶つま授業」。先生はイタリアンで腕を振るったパパイズムの鈴木雅也さん。

今回は参加費以外に「缶詰を一つ持ってくるコト」が参加条件で、ツナ缶やイワシ缶、ベーコン缶、焼き鳥缶などを提供してくださった皆さん。
今回の授業で改めて思ったのが缶詰って意外と高い(高いものは1個600円とかする!)

そして話題作りに「非常食(これはリゾットなると鈴木さん)」と「海外缶詰(マレーシアのドライトマト&ツナ、チリ&ガーリック& ツナ)」と「郷土料理(いぶりがっこ/秋田)」も持ち込む。

普段は“そのまま”食べている缶詰に一工夫して“もっとおいしく”しようと、IYO夢みらい館の図書館にある缶詰料理本を参考に「創作つまみづくり」に挑戦したら、みなさんアイデアが溢れてしまい1時間余りで14品もできてしまう!

並んだのは、これまで食べたことのない品(笑)。想像してた味と異なってた味もあったけど総じて美味しいとなる(当然だけど)
バロメーターの一つは、子ども達も「これ、美味しい!」と言った味があったこと。
創って食べて学んだ「おいしい授業」は大いに盛り上がる。「この授業、また参加したい!」と帰り際の参加者達。

2023年11月19日日曜日

モナカの話。


これが(個人的に気になっていた)「翼もなか」。「JALの機内誌に載っていたよ。」と教えてもらっていたのにすっかり忘れていて、何気なくページをめくっていたら現れる。

「コーヒー味の皮(なんて初めて!)+求肥入り粒あん」は美味しはず!と思いながらも(どうして、自社オリジナル商品としてモナカを世に出すのか?)と改めて思う。ホント、どうして?
企画会議を経ての商品開発、飛行機の形とかロゴマーク案はなかったのかな?は個人の感想。
「手土産にぴったり」はその通りだから今度探してみよう。

お土産と言えば先日の秋田県では「金萬」は超有名。「いぶりがっこ」は12/9の授業用に購入。「あられ各種」は米どころの秋田ならではの米菓子。「もろこし」は愛媛では食べたことのない食感の口に入れたらホロリと崩れる(溶ける)落雁のような菓子。「バター餅」は試食させてもらい美味しかった。「なまはげ、秋田犬の人形焼」はよく見る類。

話を「モナカ」に戻して。松山には「松山城モナカ(薄墨羊羹)」があるけど、「道後温泉モナカ」はない。「坊っちゃんモナカ」もない(人形焼のように坊っちゃん、マドンナ、赤シャツなど登場人物の型ならサイコー)。
「全国ご当地モナカ博覧会」とかあったら、面白いだろうな。海外の人にもウケると思う。

2023年11月18日土曜日

またね、秋田。


小ネタが多かった東北研修/秋田・角館。
FC担当の仙北市角館支所の課長さんは「いずみたに(泉谷)サン」
と、漢字も読み仮名も同じで「親族以外に初めてお会いした!」と喜んでもらい、初対面のオジサン同士でワイワイしてしまったり。

研修建物の入り口に立っても自動ドアが開かない!(故障?)と思いきや「熊の侵入防止」のために自動ドアを手動ドアに変えていた(=電源を切っていた)。そう言えば武家屋敷通りにも「クマ出没注意!」という看板があり、実際に小熊が出没したそう。ホント、街中なのに!

そして「じゃこ天騒動」。「知事が失礼なコトを・・・すいません!」と言われけど「じゃこ天食べたことがないでしょ?」「えぇ、ないです。」となる。
そして、秋田県で再び研修をする予定なので、その時に「じゃこ天」を渡そうと思う。

郷土料理と言えば「稲庭うどん」「きりたんぽ」。稲庭うどんにきりたんぽを入れた「きりたんぽ稲庭うどん」をいただく。さらに比内地鶏(ブランド鶏肉)を入り、一食で秋田名物を3種いただけてコンプリート。

秋田県と岩手県は隣接県なのに移動が大変で、在来線利用だと片道約4時間。新幹線でも回り道になるので、結局車になるけど、今度は雪に阻まれることも多く互いに行きにくい県と認識してる。

写真は昼食に「町中華ありませんか?」と教えてもらったラーメン屋。ご夫婦二人で経営されていて、店内には三輪車があったりアットホームな店のイチオシは、味噌ラーメン定食だった件。

2023年11月17日金曜日

保存と暮らし。


一年ぶりの角館。ただ、昨年は泊まらず次へ移動したので今回は泊まって地域資源巡りから。
角館駅から徒歩15分で「武家屋敷通り」に到着。車は速度30km以下に抑えた走行が求められる一帯で、江戸時代から続く両側に並ぶ武家屋敷(跡)。
資料では全国に10箇所ある武家屋敷群の中でも角館の武家屋敷は有名のようで、桜の季節が最も人気のようだけど紅葉も夕陽と重なりキレイだった。

武家屋敷には有料見学と無料見学があり、無料で見られる武家屋敷の門をくぐると外国人(グループもカップルも)が多かった!
そして秋田犬の「武家丸(ぶけまる)くん」が行き交う人を見ていて、外国人に人気だった。外国人観光客は今や東京や京都だけではなく、ドンドン地方へも行っている。松山城山頂へ行くと必ずいる。

だけど、武家屋敷の保存が大変なことは一目瞭然で、「非公開」という看板があったり、門の奥は普通の家だったり「保存と暮らし」の両立には我慢もあるよう。

そして紅葉の落葉量もすごく、かき集めていた方に「こんにちは!」と声をかけたら「ようこそ!」と言ってもらったものの、落葉をごみ袋に詰める作業は続いてた。
愛媛県で言えば文化財と共に暮らしている内子町を思い出す。


2023年11月16日木曜日

そこにいたのは。


羽田空港発→秋田空港行きの飛行機へはバス移動だったので搭乗口へ。そしてバスへ乗車が始まり、乗り込むと前に座っている人を見て(あれ!この人、演歌界の大御所さん?)と有名な演歌歌手がマネジャーさんと思われる方と二人で座ってた。

それ以上、何も思わなかったけど、同乗したバスには「ツアー証」を胸につけたシニアの方々も乗っていて、下車してタラップに並んでいたら、オバ様たちがドドッー!と演歌歌手に近づき、話しかけたり写真を撮ったりワイワイ。
演歌歌手も目立ちたいのか?目立ちたくないのか?静止もせずにお相手。そんな光景を横目に私たち乗客はタラップを昇っていく。

「目立ちたいのか?目立ちたくないのか?」で思い出したのは、撮影で来県した時に「食事場所」を紹介する時があり、そんな時はプライベートだから「個室」が基本。
なのに、ある若手さんはファミレスの「個室」を希望されて「ファミレスは半個室(≒四方が囲まれてない)だから(外や通路から)見えますよ。」と伝えても「それでいい。」とのことで、(やっぱり見られたいんだな)と詮索。

そもそもファミレスを指定してきた時点で不思議に思ったもの。
それはレアな体験で、完全個室を希望されることが多いのは事実。新規店を開拓しなきゃ!

2023年10月24日火曜日

今度はご当地ピクルス!


鳥取県と岡山県のアンテナショップに入り6次化品をチェック!ジュース系、ジャム系、お菓子系、漬物系、レトルト食品など多くが並ぶ中で、お目当ては「ピクルス(西洋漬物)」。
でもアヒージョ、酢漬け、マリネなどはあるもののピクルスは見つからず、店員さんに尋ねて「牡蠣のピクルス」を見つける。

道路を挟んで愛媛県と香川県のアンテナショップでも「ピクルス」を探すが無かった(内子町のGOOD MORNING FARMもなかった。)。

道後JIN六媛に続き、6市町(松山市、伊予市、東温市、内子町、松前町、久万高原町)の特産品を活用したピクルスを作ることが決まり、商品開発コーディネーターとなる。
実はピクルス好き、先日は京都で話題にし、秋田でも、11年前のニューヨークでも、8年前のマレーシアでも話題にしてた。

でも、日本では古くから漬物文化が浸透してるから、ピクルスを好んで食べる人はまだ少数。
どうしたら多くの人に好んで食べていただけるだろうか?漬物も好きだから悩ましい・・・。ターゲットを絞るではなくシーンで選択かな。
陳列されてないのは可能性がある証拠!

2023年5月11日木曜日

どんなアイデアが出てくるか!?


神奈川大学での「フィルム・コミッション」題材にした授業(オンライン)が始まる。前回は桃山学院大学で行い、その後も他大学でも!と好評だったのに、コロナの影響で大学が休講になったりして好機得られず。
今回は経営などを学ぶ130人余の履修登録生が対象で「フィルム・コミッションを活用した地域の活性策を考えてください。」というお題。
画面いっぱいに表示される学生たち。各自、色々な所(決して家からだけでない)から参加してる(笑)

学生は1グループ4-5人構成(計27グループ)で分かれ、各グループには活性策を考える地域が割り当てられてた今回協力するFC札幌FC(北海道札幌市)、せんだい・宮城FC(宮城県仙台市)、かくのだてFC(秋田県仙北市)、諏訪圏FC(長野県諏訪市)、宇部FC(山口県宇部市)、えひめFC(愛媛県)」の6FC)。
Zoomのブレイクアウトルーム機能で各地域に分かれた学生たちの様子を見に行くと・・・。

「〇〇は都会だよね、何を目的に行くのかな?」「愛媛ってみかん?キウイもあるの!?知らなかった」「イメージが無いなぁ」など、先ずは地域を知る・調べてました・・・。
別々の場所にいながら、一つのことについて意見を交わす学生たち。学び方は進化したと実感。
一ヶ月後には「活性策」の途中経過報告。どんなアイデアが出てくるのか!?

2022年12月26日月曜日

2022年の出張終了。


中島の姫が浜沖にある無人島「高島」は潮が引いて陸地が見えてた。姫が浜からカヌーに乗って高島で遊んだ子ども達との楽しい思い出。
クリスマスの松山空港行きは満席で、それも乗客の30%は子どもだったかも!?と言うくらい子ども(赤ちゃんから小学生程度)が多かった。機内では口笛を吹いたり、歌ったり、泣き叫んだり賑やかで、普段は大人が多い機内だけど、行動規制のない年末年始。久しぶりの帰省だったよう。

2022年の出張終了。計61回飛行機に乗ったので往復30回ほど。一回あたり3日ほど宿泊するから90日ほど外泊したことになる。多くは東京都だったけど思い出せるだけで北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、大阪府、京都府、奈良県、沖縄県など。
各地へ行った際に勝手に調べた「お土産、6次化品」などを愛媛と相互に販売できたら面白いと思うし、商品開発に活かせるとメモメモ。実際に沖縄県では河内晩柑(果汁)は高評価だったし・・・。

でも、クリスマスでウキウキの人が多かった傍で、働いている方もいて、空港スタッフは笑顔で見送り、地上係員は手を振ったり、パイロットはクリスマス挨拶など。この人たちがいなければ松山へは到着しなかった。
到着後は自宅へ荷物を下ろして「ココ大付属学園【冬】」の最終準備にハーモニープラザへ。
今日から7日間、子ども達と過ごす!初参加の一年生もいて、短いけど新しいエピソードが満載なんだろうなと。

2022年12月18日日曜日

だけど人間讃歌。


秋田市(フィルム・コミッション研修)→中央区(番町小学校と久松小学校の交流授業)→鬼北町(にぎわい塾)など、駆け巡ったこの一週間。何もかもがうまく進むとニヒリズム(虚無主義)のペシミスト(悲観論者)だから、この「“出来過ぎ”」は(何かの予兆か?)と勘ぐってしまう。
もしかして2022年の運をココで全て使い果たしてしまったか・・・とも思ったり(まっ、それでもいいんだけど)。

クライマックスは「先生!お久しぶりです。」と、先生ではないけど彼女にはそう見えるのも無理はなく、高校生の時に出会い、大学生の時に再会し、社会人になった彼女から取材を申し込まれる。
先日は小学生時代からの我が子の友達が学校の先生となり素敵に成長していたけど、こうして若い人たちから声をかけてくれるなんて、「世の中はコンチクショーだらけ」だけど、人間讃歌と言わざるを得ない。

帰りの飛行機で「間もなく松山空港に着陸します。」のアナウンスに外を見ると、夕陽が沈んだ直後、ベタ凪の海面が七色だったの慌てて撮影。
6隻の船がベタ凪の七色の海面を進む姿は、鈴木康広氏の「ファスナーの船」を彷彿。眺めるだけで感動する地域に暮らしていて、この気づきや価値は今後もっと高まると予測。コンチクショーの中でどう捉える?どう考える?という感じ。

2022年12月13日火曜日

教えてジャパンFC!


コロナ禍でも異動はあり、形式知(書類など)は引き継げても暗黙知(ノウハウなど)は引き継ぎにくく、でも撮影相談は、“そんなこと”に関係なく舞い込んでくる。
撮影支援実績は欲しいけど(それってFCの支援なの?)、担当者は“どこまで”を撮影の誘致と支援の範囲とすればいいの?電話口で60分間の対応で終わった1本と6カ月間以上支援した作品も1本では同じ1本でも意味合いが全然違うよね?教えてジャパンFC!

という感じ。秋田県内の各市町のFC担当者や関係者、市民グループ代表などが対面とオンラインで受講した研修は、相変わらず私からの情報量が多く「読み込んで復習します!」と、名刺交換で言わせてしまう・・・。でも、それは「いい話で終わらせない為の作戦」でした。
研修は終わってからが本番。自身なりに咀嚼して考えて、相談時に実践して研修で学んだことを実践したり、異なりを感じたり内省を経てフィルム・コミッショナーになります。

「撮影の誘致支援を単独でとらえない。」と伝えた理由は、他の事業と毛色は違うかもしれないけど、効果や成果は従来事業と相性が良かったり、転用や応用などができたりと可能性は大だから。「移住促進にも効果がありそうですね。」「市民大学への発展には驚きました。」などの感想をいただく。「秋田県は漫画やアニメ関連の多い土地柄ですから、活かさない手はないです!」と伝えて無事に終了。

2022年12月12日月曜日

やはり人材育成。


前回の訪問は10月、ご縁あり再び秋田県へ。気温3度、冷たい。前回は秋田市、能代市、にかほ市、増田市、かくのだて市を訪れ、皆さんには多大なる協力& お世話になった土地。
今度は私から皆さんの悩み事に応える番。そんな皆さんの悩み事は「人材育成」と「地域の魅力の探し方&磨き方&発信の仕方」の2本柱で、これは秋田県に限らず愛媛県でも同じだし、各地で共有の悩み。

特にFCは公務員が多いので「異動」は避けられず、「形式知は引き継げても暗黙知は引き継げない」という事情もあり悩む人多し。異動を嘆くより、移動を経験したFC担当者は「撮影の誘致支援に一定の理解があるはず」だから、庁内で協力者が増えると思えば少しは気が楽と思う。
また依頼されて探す地域の魅力は「宝探し」のようで、普段は観光地や集客地をウリにしてる地域にとって「目からウロコ」と思う。

地域資源の磨き方&発信には「市民を巻き込む」ことが大切。磨き方は世代や価値観によって感じ方が異なるから、相応な手段が必要だし、発信も撮影相談を待ち続けても確証はないから、市民参画で考えたり、並行してJFCメンバーなんだから「全国ロケ地フェア」に参加して制作者と積極的に交わるのも一手。と言うコトを秋田県内各地から参加する関係者へ伝える。
そうだ!「いぶりがっこ」を今回も買って帰らなきゃ!