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2021年9月10日金曜日

慣れるの危険。

本当だったら、今頃は徳島県祖谷の山中でカナディアンカヌーを体験して、焚き火を囲みながら、地域資源を活用した体験プログラムの造成などに激論をかわし、ティピーテントで夜を過ごして朝は、肌寒い中、淹れたての美味しいコーヒーを飲んでるはずだった!脳内はそんなイメージで覆い尽くされていたので、オンラインでの研修に切り替わっても雰囲気を味わいたいと帽子をかぶって参加したら徳島から喜んでいただいた件。

「いしづち編集学校」のマスターコース。実地研修を通して自分に問いを立てて、どうやって改善・解決するかの機会は私にとっても【自身に問いを立てる機会】でもあって本当に楽しみしてた。自然の中でそんなことできるなんて、とても贅沢なプログラムです。と、言うのも今は一日一日が非常事態なはずで、その対応だけに追われると本来すべき、あるべきモノコトができず、、非常事態に慣れてしまい、そのまま日常になってしまいそうで怖いのが現実。

そんな非常事態時に感じた違和感に一度立ち止まって振り返りたかった。祖谷に行く機会は失ったけど、こうして“気づけた”のは幸いで自分なりに、問いを立て意識の切り替えができたのは良かったと思う。ホント、世の中に無意識、無関心で過ごすことの怖さと言ったら・・・。「今が標準、基準ではないよね」と談義。

2021年9月9日木曜日

変わる食生活。


「まめ楽」さん(まめ楽さんの小柳さんとは、こどもが同じ幼稚園卒という縁で知り合う。彼も移住者。)で「豆乳入りチーズケーキ」を朝食代わりに買って、昼食も「豆乳カレー」を食べる。白米を炊くことがなくなり、ご飯代わりに時々買う豆腐。ポン酢とネギで食べることぐらいしかアイデアがなかったけど、「豆乳カレー」とあって頼んでみると、濃厚味の豆腐がドン!と乗っかてるとはダイナミック!

(どんだけ、カレー好きやねん!)と、話題はカレーばかりだけど、メニューから選ぶのが困ったらカレーにしてるだけ。「カレーはマイルドな味ので、赤い柚子胡椒で辛さを調整してお食べください」と店員さん。まずは豆腐だけを食べてみる。あれ、買ってる豆腐と全然味が違う、味覚障害か?と思うほど違い濃かった。口当たりも滑らかで硬い歯ごたえのある豆腐も好きだけど、クリーミーさのまめ楽さんに軍配!

豆腐って見た目以上に腹にズッシリくる。食べる前は小柳さんオススメの「かき氷」に豆乳ソフトをトッピングする予定だったけど、カレーと味噌汁(これが貧弱な食生活者には沁みる美味しさだった・・・)で腹八分でこれ以上食べたら作業ができなくなるので諦めた。店内は続々とお客さんが訪れてたまめ楽さん。「コロナの栄養で食生活や消費行動が変わったかもしれませんね」と、言ったものの(お前のことだよ!)と一人ツッコミ!

2021年9月8日水曜日

朝焼けか?夕焼けか?


愛媛県でNPO法人に携わって20年になるのか・・・。当時は未だ物珍しく、ボランティア団体と混同されたり(たしかに法人格のないNPOとボランティア団体は同じ・・)、社会奉仕とか趣味の延長など色々と揶揄されたけど、未だ50法人ぐらいしかなく多くの団体と知り合い、掲げた理念に互いに励ましあったり、協力しあったりして一時は四国四県まで精力的に動き回っていたのは昔話。

20年も過ぎると当時の方々、私も歳を重ねメンバーの高齢化(40代で始めた人は60代、60代で始めた人はお亡くなりに・・・)、会員の減少やコロナウイルスの影響などが原因で周りのNPO法人は次々と解散、活動停止。当時30歳だった私でも今年50歳(当時は「脱サラしてNPOなんて狂気の沙汰!」とか言われた)。でも愛媛県内のNPO法人は500団体を超えているから、これは朝焼けなのか?夕焼けなのか?

でもNPO法人の究極の目標は「解散すること」。掲げた理念、使命に成果が出たなら解散も検討すべきと思う一人。ただ「理念で飯は食えません。」と言って去った人もいるほど、実情は厳しい。中小企業でもないからコロナ関係の補助金は対象外だし、助成金はあるけど100万円程度の額。寄付も激減、自主事業で稼げるけど人件費を稼ぐ程度が精一杯。受託事業も単年度が多い。「今こそ、NPO法人は必要と思うのですが?」と問われて読んだ記事を見て思う。

2021年9月7日火曜日

ワンダフルエミフル2021開催!


授業が思うようにできなくなり1年以上・・・。オンライン授業もアリとは思うけど、趣旨や内容によって得手不得手があり万能ではない。オンラインは全て【間接】なので、対面の【直接】との“溝”や“差”をどうやって埋めるか?補うか?の答は見つからないまま(想像だけはします、例えば少人数による実施とか・・)企画しても人が集まらなかったら本末転倒だしと考えると悩みの淵に立ってしまう・・・。

それなら、一人で考えたり実施するのではなく資源を持ち寄ればいい!と、愛媛県自然保護課とタッグを組み、エミフルMASAKIさんに賛同いただき昨年、7年ぶりに復活したワンダフルエミフル】。昨年が好評だったので今年も開催が決定し本日12時から応募開始となりました。今年も2日間で8授業を開催予定で、コロナ禍でも快諾してくださった東予、中予、南予からお越しいただく市民先生に大感謝。

そして昨年、伊予シルクを活用した今治タオルを大盤振る舞いした「生物多様性クイズ」も復活!今年も正解数に合わせてガラガラ(抽選)を用意しよう!そうだ!昨年、好評だった「えひめ県パズル」もバージョンアップして登場。「生物多様性ってナニ?」という方が多い現状として、「遊びながら、いつの間にか学んじゃった!」を狙う【ワンダフルエミフル】は10/2-10/3にエミフルMASAKIグリーンコート、フローラルコートで開催予定!

2021年9月6日月曜日

妄想族として。


例えば「主人公、初登校。自転車で坂道を走る。」だったら、主人公の性別は?初登校だから中学生?それとも高校生?いや大学生かもしれない。自転車はママチャリなのか?ロードバイクなのか?それとも愛媛ならロココか?新品か?それともお下がりか?色は黒?紺?坂道と言っても“のぼり坂”なのか?“くだり坂”なのか?走る周りの風景は商店街なのか?田舎道なのか?緑は多いのか?など巡らす想像力。

こどもだったら「隠した場所を教えず、靴を放っておく。」の場合、隠された子どもは見つけられない→見つからないから諦める→保護者へ正直に言うと心配するからと嘘をつく(汚れたから捨てた等)→親は問い詰めるも買えばいいと新品を買う。隠した子どもは隠し場所を言わない(嘘をつく)→隠したこと、場所を忘れる→新しい靴を履いた子を見つける→(こいつはイタズラしていいやつなんだ)と、またイタズラする→イジメへの発展。

一言でいえば「想像力」の問題(欠如など)で、原因はわかってるのだから対処のしようはあるのに、すぐに効果を測れないし、点数もつけにくいから評価もしにくく放置。想像力があれば他人を思いやることもできるし、ある程度の未来も予測もできる。「想像ができる余韻」を残して欲しいと言うか、「想像が入る隙がない」のは分かりやすいけど、その先考えないよねと・・。想像力がないのが悪いとも言えず。

2021年9月5日日曜日

同じ轍をふまないように(猛省)


調子にのって確認をしなかった私の落ち度です。(ひょっとして、土曜日もテレワークってあるのかな?)と思ったのがきっかけでと検索するとあった!それも追加料金を払えば温泉付!と分かり、(こりゃ、作業が進むぞ〜)とワクワクして(せっかくだから徒歩で行けば健康的だし、到着したらシャワーを浴びてスッキリ気分で仕事も快調!仕事終わりは温泉だ!)と、ウキウキでウォーキングを兼ねて出発!

1時間ほど歩き汗ビッショリで到着すると「休館日」の看板。(あれ?)と思い館内に入ると「休館日なので温泉はナシ、部屋にシャワー、バス無し」とのことで全ての予定が崩れ去る。ホテルに落ち度はなく、全て私が確認しなかったせい・・・。汗だくだったので顔だけ洗い、作業開始。部屋は広く天井も高い!自宅で作業するよりも何倍も快適だったのは間違いナシだったけれども・・・。

成果は予定していた作業はひと段落し、次の作業がしやすくなったこと。14000歩ほど歩いて累計で90万歩に到達したこと。自宅作業より気分転換できたこと。
反省は調子にのって勢いで確認せずにテレワークプランを予約してはいけないこと。テレワークの仕様はそれぞれ異なること(考えれば当然のこと)。また一つ学びました。道後公園のハスの花がキレイだった(花は朝は咲いて夕は閉じるのね)。

2021年9月4日土曜日

まずは461万円。


移住者にせよ、地域おこし協力隊にせよ、任期などの有無に関係なく地域で暮らす際に遅かれ早かれ“必ず”ぶつかるのが【収入源≒稼ぐ力】で、先日のいしづち編集学校でも話題になる。稼ぎ方には「就職≒終身雇用」のイメージが強いけど、他にも選択肢や可能性はある。既成概念に縛られ過ぎると漠然とした不安や他者との比較に襲われて飲み込まれてしまう。そんな時間は無駄なだけ。

自分の年間希望収入額はいくらなのか?例えば日本の平均収入が461万円なら、まずはこの金額を目標に稼ぐのも一つ。でも、協力隊だけの収入、地域産品だけの販売、執筆だけの収入では難しいのが現実。だけど協力隊をしながら地域産品を販売し、その経験から得られたノウハウを執筆したら3つの手段から収入を得られるとも考えられる。1種だけだと13万円/月×12ヶ月=156万円/年。でも156万円/年×3種=468万円となる。単純計算だけど・・・。

複業は“今の仕事の延長上で考える。”がポイント。延長上にない仕事は手間や労力がゼロからなので考えない。最初は会社勤めで1本だったけど、独立してフィルム・コミッションで稼ぎながら応用したココ大でも稼ぎ、その両方の経験から地域の活性化、6次産業化などのアドバイスやプロデュースへと広がり、更に実績を講演会などで紹介し、講師やファシリテーターなどにつながる今がある。

2021年9月3日金曜日

噂は本当だった件。

集中!と思いホテルでのテレワーク。界隈で話題の「東京第一ホテル松山」のテレワークプランを利用してみた。独断と偏見で(いい!)と思ったのは①テレワークプランの決済は「現地で現金精算(利用料1000円/部屋)」が多いのに東京第一ホテル松山はポイントが使えたのでポイントで事前精算。当然、フロントでは現金授受は発生せず非接触。そして1000円の食事券がついてきた!(利用は当日のみ)。

要するに1000円の利用で食事が1000円分無料、テイクアウトの食事は1000円の品もあったから事実上の相殺で何が何だかのお得感。写真はテイクアウトではなくシーフードカレーをセット注文したのでサラダ、食後のコーヒーがついて1300円だったかな?②部屋からは松山城が見えて気分転換に眺めるのは最適。時間がもったいないからテレビも見ないし、昼寝もしないシンプル利用(ちなみに部屋には無料のペットボトルが1本置かれている)

そして、③個人的にはホテルでのネット接続は「有線LAN」が好みなのでOK!コンセント数も十分だし、仕事がはかどったこと。18時がチェックアウト(8:00-18:00利用可能)でシャワーを浴びればスッキリ気分で帰れる。噂は本当で、これは人にオススメできるプラン。早速、テレワークが必要な日を見つけたので次回も申し込もうと思う。特に誰に言われたわけでも誘われたわけでもない独断と偏見に満ちた評価。

2021年9月2日木曜日

8プロジェクト同時並行!


「ココ大付属学園」
について、書き残していることが多くてウズウズするけど、そうも言ってられない。非日常だった夏休みは他の仕事をセーブしていたので、その反動が今日から始まる。校長役を務める「いしづち編集学校」は本来なら現場実習だったけど、オンラインに切り替え。「愛媛県新規採用職員研修」も対面型からオンラインに切り替え、「同期と未だ会ったことがないです・・・」と嘆く新規採用職員にかける言葉がない・・・。

今年も「ワンダフルエミフル」はエミフルMASAKIで10/2-10/3に開催予定。8種類の公開授業を行う予定で詰め作業。公開までもう少し!「フィルム・コミッション」も「まん防」明けを見越しての撮影相談が続々、でも延長されたら我々は是非!と思っても受け入れくださる地域からNO!と言われそうで怖い。「JFC」ではオンライン型のロケ地フェアも実験で開催予定だし、京まふでは「アニメツーリズム協会」との共催も控えてる。

愛南町「河内晩柑プロジェクト」も後半戦。6市町の特産品を活用した「JIN」も佳境に入った。そんな所へ1年前に提出した企画案が動き出す。と、言っても1年前に描いた内容をすっかり忘れてしまい読み直すと、なかなか良い内容と自画自賛。急いでアップデートが求められ、妄想すると、子ども達と過ごした日々が割り込んできて思考停止になる。一つのことに集中できた夏休みは本当に非日常だったと。

2021年9月1日水曜日

【34日目】やり遂げる。

33日間、4時過ぎに起床、ブログやメール返信、保護者からの対応、他の仕事などの朝作業すると既に6:30、シャワーを浴びて7時過ぎに出発、ゴミ出しや掃除などをシルバー人材センターの方々として8時から受け入れスタート。アッ!と言うまに18時までの約11時間を過ごし、19時頃に帰宅。食事をしながらメール返信などをしたら20時、洗濯だ!と思い出し、明日の予定や保護者対応などをしたらもう21時。もう寝ようと布団を出した日々。

この心地よい疲れは何だろう?と、思ったら「撮影支援」と同じった件。撮影の場合、多くは6時頃に現場到着、制作部と合流しプロデューサーや衛生班たちに挨拶して、俳優部らと細かいチェック。撮影が始まると受け入れ協力者らに挨拶して撮影を見守る。朝食が届いていて、昼食、夕食、夜食まである現場。撮影は22時終了だったら良くて、天候など諸々の事情で23時過ぎることもザラ。

“撮影支援体質”だからか、始まる前は「大変ですよ」とか「痩せますよ」など、言われたけど大変とも感じなかったし、痩せもしなかった(涙)。この日々が永遠に続くとなると考えるけど、撮影と同じ「終わりがある」から頑張れるし目標を立てやすい。そもそも、撮影現場も子ども達の現場も【毎日、何が起こるか分からないワクワクとハラハラ】な緊張感が心地よい疲れに変換されるのを知ったからルンルンでやりとげた33日間。

2021年8月31日火曜日

【33日目】こども達もうごく。

「“現在”美術展」の初日。最も華やかなのはオープン前(笑)。お迎えの時間に合わせて次々と保護者が訪れ、一堂に展示した作品のボリューム驚かれる。目的は我が子の作品ですが、他の子どもの作品もみては唸る保護者、33日間の間にすっかり気軽に話せるようになった保護者から「ウチの子がこんな絵を描けるとは思ってなかった。」「えっ!この作品も我が子?」「この子のセンスは素晴らしいですね。」などなど。

子ども達も動く。昨日で最後の子、展示会という機会が集大成と分かる子が【独自に手紙や絵、メッセージなどを自宅で書いてスタッフへ渡していた】他、美術展会場では装飾に折り紙を折ったり、絵を描いたり、作品を説明したりしてくれて大助かり。子ども達のプロフェッショナルのハーモニープラザの職員さんたちも見に来てくれて出来に喜んでいただく。本当に色々な創作にチャレンジしました。

会場の装飾品は「全て持ち帰りOK」だったので、既に半分はなくなってしまった。この美術展を“現在”と表現したのは刻々と展示数や装飾、雰囲気が変わる会場自体が「作品」なのでタイムラプスで撮影しておけばよかったと後悔・・・。本日は最終日、(インチキ作品も含めて)全ての作品がなくなったらいいなと。

2021年8月30日月曜日

【32日目】トライ&エラー

数日に一度、“レゴ”をめぐりケンカは起きました。多くは自分が使っていたモノ(フィギュア、動物、武器、船、植物など)が取られた!返せ!というもの。たった一つの小さなパーツをめぐり、ほんの些細なことからケンカになるのを不謹慎ですが興味深く見ています。だって、レゴは60kg以上あるから同じパーツは必ずあるし、必要としている
のは、ほんの一瞬で、そのほんの一瞬に手が入らないとケンカが起きます。

“所有者(全て私の私物です)“として、手にしているパーツがレアかレアでないかは一目で分かりますが何も言いません。子ども達の成り行きを見守っています。先日もケンカ勃発、20分ほどいざこさが起きたものの、その後は仲良く一緒に肩を並べて遊んでいるのだから不思議なものです。何度も言いますが、特別なパーツではありません。でも、必要な瞬間にないのが我慢できないようで、「取った!」「取ってない!」とけん制からケンカ勃発。

私が仲裁するタイミングは①子ども達同士が手を挙げた瞬間と②「これはオレのだからな!」と言った瞬間。この「オレの!ワタシの!」と言った瞬間に「違います!」と遮り、「全てのレゴはインチキ先生のモノです。」と、言うとケンカの両者とも納得せざるを得ず、ダンマリします。こうして「他者との関わり方」をトライ&エラー、痛み分けしながら学ぶって大切。大人になってから学ぼうと思っても難しいと知る。

2021年8月29日日曜日

【31日目】48人の“現在”美術展準備

本当にアッ!と言う間に過ぎた夏休み。コロナウイルスの影響で窮屈な思いなどをする子ども達の居場所として開園した【いよココロザシ大学付属学園】。松山市、松山市社会福祉事業団と連携し計33日間は残すところあと2日。【想像×創造】をコンセプトに掲げて、子ども達の感性の育みを見守ろうと、描いたり、作ったり、塗ったり、捏ねたり、積み上げたり、考えたりなど、五感を刺激するよう構成。

月曜日から2日間。【48人の“現在”美術展】と称して、これまで創作した数々の作品を一堂に展示します。“現在”としたのは現在進行形の過程にある作品だから。例えば「作品完成へ途中」と言うのも現在進行形だし、「才能の開花へ途中」という作品もある。作品は全てインターンシップ生がキュレーションしてくれて、描いた本人たちも「これだけ並べると壮観です・・・」と感無量のよう。

木製折りたたみテーブル、名画塗り絵、折り紙、くるくるアニメーション、宝石/鉱石石鹸、創作紙袋、ビー玉コロコロ絵、自動販売機(ダイドードリンコ提供)、ホントの紙粘土(相馬協賛)、自由絵画、落書きなど、会場には200点以上の作品を展示しているので、ボリューム感があって満足してもらえるはず。そして、全ての作品は「持ち帰る」のだから、終了時刻にはこの光景がなくなるのも一つの“現在”美術。

2021年8月28日土曜日

認知と理解って違うなと。

8月25日に10代から60代のネット利用時間の平均値がテレビ視聴時間を初めて超えたと
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」。2015年の時点で「最初に電源を入れるのはテレビのリモコンではなくスマホ(ネット)」と講座で伝えていた記憶があるので驚きというか(そうだよね)と。テレビのない我が家はそのド真ん中で放送時間が固定されたテレビに生活を合わせることは難しくなった。

Facebookは40代、60代を除く世代で減少傾向で10代では20%を下回る。推測するに40代はFacebookの登場時は20代後半、当時の先端に触れてネットの可能性や繋がりに感嘆した世代。60代はリタイアした方の余生というか趣味としての活用(私の父は80歳でSNSを始めたのだから)、10代はFacebookをする意義が見つけにくいし、意欲がないと手間や面倒と思うのは当たり前。

全世代を横串で貫いているのはYoutubeとInstagramで、“読む”から“見る”への流れはさらに進むとのこと。そのあおりはmixiとかモバゲー、グリーなど時代と握手したものの、持続できなかったサービス。単にサービスが長ければいいか?でもないけど、訴求を考えるとき、個々に特徴はあるけど一面でしかないし、多面的にするには複合的な組み合わせがいいんだろうなと、と認知はされても理解とは似て非なると・・・。

2021年8月27日金曜日

もっと柔軟に大きく構えて。

「週刊ココ大ラヂオ」は2012年秋から南海放送ラジオさんにお世話になっているラジオコンテンツ。思い起こせば「ココ大の活動をラジオで発信しよう!」と、ラジオについて全く分からなかった私たちを誘ってくれた南海放送さんには感謝しかなく、気取って「〇〇コーナーとか作りますか!」など考えるも「いいえ、ココ大は“そのまま”でいいんです。素でお願いします」と、手取り足取り教えてくれたYディレクター、元気かな。

現在の放送は毎週日曜日の20時から。11分-12分の話を2本+音楽で29分程度(毎週、約30分ほどの番組を持たせていただけるなんて本当にありがたい)。情報発信の位置付けて「対面授業はその場」、「ココ大ラヂオは愛媛県内」、「SNSは全国」と意識していてブログと同じく縦横無尽な内容なので「音声ブログ」かもしれない。授業の紹介や報告、県内の撮影状況、ラジオ講座、日常の話題など、今のところ尽きる気配はなし。

「コンテンツ(≒話題)がありません」などの相談を聞くけど、そんなことはなく「日常以上に面白いものはないよ。」と、山田洋次監督から直接聞いたのは20年ほど前(JFCの前身で要職)。物事は一面ではなく多面的、上から見るか下から見るか、横から見るか、斜めからみるかで見え方は違うし、ミクロやマクロ、見る人によっても見え方は異なるので、もっと柔軟に大きく構えてとアドバイス。

2021年8月26日木曜日

【29日目】子ども達のナゾ

今さらながら、子ども達は“名前を知らない子とも遊ぶ”事実を知る。ココ大付属学園には48名が登録していますが、通し利用の子どももいれば、都度利用の子もいて全員が毎日いるわけではないので子ども達は“その日”に一緒だった子と遊びます。「シマシマTシャツの子と遊んだ」「メガネの子と遊んだ」などを聞くと、名前を聞かずに遊べるってことは、場所や雰囲気に【安心】してるんだ、と思ったり。

子ども達の新しい遊び?に「マスクを外して素顔を見せる」がありビックリ!コロナ禍で常時マスク着用となり1年以上、顔の半分がマスクで覆われているので、「マスク着用時の顔の印象」と「マスクを外した顔(素顔)」のギャップを楽しんでいるようで、へぇーと思う反面、うーんとも思ったり。ある日、マスクとメガネを外した私を見たら「えっーーー!そんな顔なん?誰?誰なん?本当にインチキ先生なの?」とドン引きされる。

子ども達は画面を見るとタップしたがります。画面≒タップでPC世代の我々からみるとマウスを使ってカーソルを動かす操作が不思議に見えるようで、カーソルを指でタップして動かそうとします。無意識にするので環境がそうさせているのですが、先日プロジェクターに投影したスクリーンにもタップを試みる子どもがいてビックリ!我々はいづれ、このような子ども達のお世話になることを忘れてはいけないと。

2021年8月25日水曜日

【28日目】レジリエンス発動。

「レジリエンス」とは一般的に回復、弾力、復元など”(困難な時でも持続を意識した)柔軟な対処”と解釈される時も多く、あーだこーだそーだと、これまでにも発動は何回もあったけど、自分で計画を立てていたものを自分で潰して更に自分で再計画するのは、やはり力技。それも一つのプロジェクトではなくパラレルに動く複数プロジェクトだと調整がややかこしい!やるしかないけど・・・。

でも、子ども達には一切関係ない、全て大人の都合。窮屈な思いはさせたくないので前倒ししたり、組替えたり、人気のあったプログラムのアンコール実施などで体裁を整える。「やめてしまうのは簡単」だけど、創意工夫をこらして困難な時でも持続を意識するのがレジリエンスの真骨頂。保護者や外部からも応援やエールをいただき、あと6日間、無事に過ごせるよう全力で衛生管理徹底!

「あーぁ、なんかイヤだなぁ」「どうしたの?」「来週から学校かぁ・・・」「お友達と久しぶりに会えるじゃん!」「こっちの方が面白いんだもん」「いやいや、ココは学校じゃないからね・・・」と、来週から始まる学校を思うとココ大付属学園での日々が沁みるよう。
願うならココで過ごした思いを糧にして2学期も踏ん張ってほしい。「って、“こころだいがく”ってドコ?」「インチキ先生のとこだよ!わかんないの?」と逆ギレされる。

2021年8月24日火曜日

最悪な事態に陥りませんように。

オリンピックの時も東京近郊では撮影はできず、地方に一時的でも撮影がドッー!と散ったけど、今回のパラリンピックも同じなのかな?聞けば「日本の和」などを探しているとのことで、そんなテーマなら首都圏より地方の方が候補は多いかもしれない。
が!緊急事態宣言とかまん延等防止重点措置など、イマイチ分かりにくい発令に行政施設はこぞって閉館。そこには「いいロケ地」も入ってる。

「撮影をしたいです」「いつですか?」「9月初旬です。」「9/12まで、まん延等防止重点措置の発令で県外との往来は自粛の検討をお願いしている他、施設は休館、飲食店も休業・時短営業なので条件厳しいですよ」「そうですよね」「FCとしては撮影相談にのりますが、撮影を受けれ入れてくださる協力側が難しいです」となる。「9/13以降なら何とかなりますか?」「うーん、最初のハードルはクリアかもしれません」

「最初の?」「はい、仮にOKでもPCR検査による陰性証明書やワクチン接種などを求める協力者もいるので検討いただきたいです」「わかりました・・・。」なんだか去年の方がまだマシと思える今年の悪化への一途。FC側も歯切れの悪い回答になり歯がゆくてしょうがない。と、嘆く中でも全国各地の仲間は「何かできるはず!」と、もがいていて来週から日常に戻るので整え始める。

2021年8月23日月曜日

【26日目】全滅だった件。

「いいんだよぉー!これで」ウヒャヒャヒャー!と大爆笑のこども、その様子を見て爆笑の私。書いた漢字が全滅だった件。「なんで走るのが後ろ向きなのよ!さすがにこれはマズいんじゃない?」と優しく指摘したら前述の通り。挙げ句の果てには「インチキン(と、いつの間にかインチキ先生からインチキン先生に変わった)先生の漢字を書いてあげるけんね!」と伊予弁で描いてくれた漢字は・・・漢字じゃないよ!*後でちゃんと直しました。

土曜日がちょっと好き。と、言うのも土曜日は参加する子どもは平日の半数なので、子ども達との時間が濃くなるし、余裕ができる。時にこの漢字のやりとりのような一対一もある。それにしても、この漢字間違いには笑ってしまった。実は本人、少々面倒のようで「答を見ながら写していたら回答場所がズレてしまった」と言うのがオチ。「おもしろ回答」ってネタと思ってたけど本当だった!

元気に育ってくれるだけで十分!と願った幼少期。「夢を見てね!」とか「夢を叶えてね!」など優しく見守っていたはずが、段々と親に欲が出てきて、理想と現実に「いつまで夢を見てるの!」とか、子どもの未来にフタをしてはダメだよねと。変に大人の気持ちや場の雰囲気を忖度してしまう子どもいる中で無邪気で時に怪獣(全力で向かってくる!)でもいいじゃないかと。

2021年8月22日日曜日

【25日目】一ヶ月を振り返って。

今でも初日の“緊張感あふれた”雰囲気を覚えています。訪れたことがない部屋の前に立ち、保護者に部屋に入るよう促される子ども達。モジモジして保護者の手を離さない子ども達。中には抱きついている子もいました。部屋に入ったものの、会ったことのない大人が待ち受けていて緊張し「おはよう!」と声をかけても返答なく、コクリとうなづく子ども達。友達も未だいなくこわばった表情のまま席に座っていた子ども達ですが・・・。

「おはぁーー!」と、部屋に走りながら入り込んでくる子ども達。「インチキ先生のインチキー!」とか、休んだら「俺たちよりも大事なことってなんだよぉー!」と責められたり(笑)。友達ができて一緒に過ごしたり、追いかけたり、時にケンカしたり、時に一人でゆっくりしたり、昼寝したり、読書に夢中になったり、【一日に何度も大笑うことの多い】一ヶ月間だったのは間違いなし!笑いすぎて涙が出ることも多い。

ヨーダのように、とにかく物色(我々の道具に超絶興味津々)する子がいたり、シザーハンドのように近づきたいけど時に傷つけてしまったり、慈愛に溢れる子もいれば、プレッシャーを吐露する子、戦いを挑んでくる子もいれば、創作に覚醒してしまった子もいたり。1ヶ月が過ぎて“素性が丸出し”の子ども達。残り8日、凸凹あるけど、このままみんなが元気に過ごせますように!