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2021年3月5日金曜日

量か質か

44年間、柑橘の収穫量日本一を誇っていた愛媛県が、平成30年産の収穫量で和歌山県に122t差でその座を受け渡したという昨晩のニュース。収穫量19万8933トンのうち、温州みかんが11万3500トン、中晩柑類8万5433トン。昨年より7855トン落ち込んだとのこと。落ち込んだ背景には平成30年夏の西日本豪雨の影響で農地が崩落するなどの影響があったと愛媛県。そうか、影響は今頃か・・・思いつつ、殺伐としたニュースが多い中で(平和なニュースだ・・・)と思った私はヒドい奴か。

果物は健康的な食生活を送る上で200g/日必要とのことで、温州みかん中サイズを約100g(可食部)とした場合、2個/日食べよう!と。1年間で730個/人という計算か!11万3500トンを個数で表そうとすると1個120gで計算すると94,583,333個か(合ってるかな?)でも、これは出荷された重さや個数だから、出荷できなかった温州みかんなどはジュースなど加工品になるとは言え本当はもっと思い、多いんだろうなと推察。

食べる人の分母が減るという事実を踏まえると輸出か?と思ってたら、海外からの問い合わせ。しかし、海外品質に合わせようとすると日本のは【質もよく高級品だけど、世界で信用される認証や承認を受けていない品が多い】とのこと。「無農薬」「オーガニック」など周りで言うのはいいけど、海外では証拠がないとNGという現実をどうするかって話。

2021年3月4日木曜日

柑橘宝箱。

memomiの逢沢さんが「柑橘宝箱」的な【生産者のおじ様が無作為に選んだ柑橘詰合せ5kgセット(持帰り3000円/税込)】を販売していたので「乗った!」と購入、5kgの箱を背負って帰りました(爆)、で、開けるまでどんな柑橘が入っているか分からないドキドキ感、これが大好き!で、開けてみると「せとか」「かんぺい」「大津4号(温州みかん)」が入り、そしてシークレットは(ナニコレ?)という形の柑橘。(果試28号:紅まどんなじゃなさそうだな・・)と思いつつ、剥こうとしても固い!包丁で切ると、一目で分かりました。

【ブラッドオレンジ(モロ)】。切り口の赤ワインのような色と柑橘のオレンジ色がまざってスゴくいい!ブラッドオレンジを食べる機会は滅多にない(ジュースはある)ので、早速食してみると「甘さ酸っぱさ苦さのバランスが超絶でジューシー」だった件。自分が選んだものではないワクワク感に応えてくれたから「柑橘宝箱」と名付ける。「せとか」「かんぺい」も入ってコスパ良し!

隣で商品の受け渡しを見ていた、伊予市地域おこし協力隊の荒井さんが「私も注文する」とお買い上げ。そして、私は追加で東京へ1箱発送。1箱で4-5種類の柑橘が食べられるのって嬉しい。「果試28号が入る可能性もあるんですよ!」とのことで、ドキドキ感もいい。相手に届いて箱を開けたら「ナニコレ!?大津4号?果試28号?」と相手を驚かせたい人はおすすめ!

2021年3月3日水曜日

NICECREAMの価値。

NICECREAMは、これまでとはお会いしたことのない分野の人々とを結びつけ、非常に面白い。ただ、全てが素敵な人ではなく“薄っぺらい物語”に出てくるような輩も同時に引き寄せた・・・と思ったのは経験してから(涙)。大抵、そんな人の一言目は「相手を“その気”」にさせるフレーズを使う。そして“大きな話”をして、“都合よく解釈”する。「そんなのは常套手段だよ!甘い!」と叱咤激励されて経験値をあげる。

素敵な人の多くは最初から“忖度”しない。そして大抵、1回で何となく“その人となり”がわかる。私は“とにかく会って話す”のがその人を知る近道と思っていて、今回もご縁をいただく。それも20年前の同僚(と、言っても先輩)から。そして、新たにNICECREAMをスムージーに発展(ソフト/アイスクリームミックスとして輸入しているけど、多様な使い方をユーザーは考えてくれる)させて販売という新しい価値を切り開いてくださるのは大感謝!

本日、3/3(水)10時に岡山駅さんすて南館2階のGOHOBIがヴィーガンスムージーの【COCO&NATSU】ブランドを立ち上げ!白砂糖不使用、4種類のオリジナルフルーツソース(岡山の桃&生姜、富良野ハスカップ&カベルネソーヴィニヨン、広島はっさく&北海道メロン、福岡あまおう苺)で展開とのこと!Sサイズ/350円、Mサイズ/450円。果実工房さんとのご縁に感謝!

2021年3月2日火曜日

何周も何周も遅れて。

相変わらず断捨離中。「ダークレンズ」は、スターウォーズの世界を日常に落とし込んだセドリック・デルソーの写真集。エンリコ・ギナートはスーパーリアリズム(写真と見間違う絵)でスーパーカーを描くし、チャールズ&レイ・イームズと言えば椅子!キース・へリングは数冊あるし、アンディ・ウォーホルは誰でも15分間はスポットを浴びることができると言ったし、福田繁雄は商業デザインを芸術の域まで高めたし、 マグリットはよく分からない所に惹かれる。

BANKSYは最近行ったっけ。アルチンボルトには野菜を並べて顔に見立てて真似たっけ。スターウォーズだってアートとして見応えあるし、ジャン・ミッシェルバスキアにはキース・ヘリングと同じ精神を感じるから大好きだし、バービーは長女が好きだったから興味本位、男鹿和雄は愛媛県出身!小松崎茂を知らないなんて昭和を知らないのと同じだし、村上隆の五百羅漢はこれまでの作風と全く違う感動作だった。

「古代象形文字(ヒエログリフ)」で手紙を書きたいと買ったのは30年前。レゴはやっぱり素晴らしいと最近のニュースでテンション上がったし、MAYAMAXXも愛媛県出身!山口晃の緻密さと今昔の融合にはシビれる・・・。1年前、緊急事態宣言時に好きな本をリレー形式で紹介する企画があって、その時はお断りしたけど今ならできる。と、またこれで1時間逃す、いや“心のビタミン”を充電する。

2021年3月1日月曜日

勝手に愛媛県人会。

出身は愛媛です、離れて30年ほど経ちますけどね・・・」とのこと。聞けば某大手エンターテイメント会社に就職されて、その後転職されたとのこと。「コロナでしばらく帰れてないですね・・・。どうですか?松山は?」「特別警戒期間中でお店が臨時休業や時短営業など苦戦を強いられてます。」「感染者数はどうですか?」「減ってはきていますが油断はできないですよね」「地方は感染者数に敏感ですよね・・・。」

祖父母が愛媛県出身です、生きていた頃は年に2-3回は帰ってたんですけど・・・。」「えっ!愛媛なんですか!?」「えぇ、いい所ですよね」「そうですよね、私も移住して、いい所だなと思ってるんです」「えっ!?泉谷さん、愛媛出身じゃないんですか!?いや、伊予弁出ないなと思ってたんですよ・・・」そうか、訝しげに見られていたようだ(笑)。「愛媛をよろしくです!」「いえいえ、役に立ってるか怪しいです・・・」

「ウチは両親が愛媛出身です、もう全員離れていて今は誰もいないですが・・・」「えっ!そうなの?」「じゃあ、小さい頃は愛媛に来てたの?」「えぇ、祖父母の家が愛媛でしたから夏休みとか正月には帰ってきてましたよ」「そうなんだ!」
何が引き寄せるのか?愛媛に縁のある方々。ご縁が全くない人に愛媛に興味関心をもってもらうのは至難だけど、関係人口の切り口としてありそう。なぜなら全員“愛媛は自然豊かで食事も美味しくて興味関心あり”だから。

2021年2月28日日曜日

3000円狂騒曲

「挑戦されてみませんか?」という“オンラインくじ”への呼びかけに、必要事項を記入してQRコードを読み込み、挑戦してみたら「当選!」と赤画面に白抜きの派手な表示がされてクールを装っていたのにオォ!となる。「おめでとうございます!全国対象なのにスゴいですー!」と店員さん。冷やかし半分で、この手のものに期待など全くしていなかったので喜ぶ49歳。景品はと言うと3000円分の「食べチョクで使える電子クーポン券」

しかし!この3000円の電子クーポンをゲットするには48時間以内に必要事項を済ませないとならず、必要事項には食べチョクの新規会員登録も含まれているほか、ログイン後にクーポンコードを入力し、確認メールの返信を待ち、返信メールに記載されているURLにログインして確定。不正防止のためとは言え3000円狂騒曲、されど3000円。そして食べチョクに並ぶ品々を見ると・・・。

生産者と消費者を直接つなく産直マーケットプレイスなのね。仕事柄、6次産業に携わっているので興味があるのは加工品。お茶、ジャム、ジュース、漬物、発酵、ソース、調味料、酒、菓子、スイーツなど勢揃いで見てるだけで楽しい。だけど商品代金に加算される「送料」を見落としてはならず、1000円とか冷凍だとプラス300円とか、総額の10%-20%は送料になる。そんなことウダウダ考えながら本日でクーポン券の有効期限終了!

2021年2月27日土曜日

タテヨコナナメな話

何をしている絵かと言うと、コロナウイルス感染拡大防止策に昨年よりも広く大きな会場で実施した「JFCロケ地フェア」で、完全個別ブースに仕切られたFCをプロデューサーが訪ね、地図を見ながら「〇〇ですね、〇〇は〇〇ですか?」とやりとりしている図。昨年まで良い意味「狭い部屋」でギッシリ詰まった状態でFCと制作関係者が語り合う熱気ムンムンな雰囲気だったので今年は辛抱。

企画が持ち込まれる。話を聞けば面白く、愛媛に誘致したいけど、愛媛にないロケ地だったので周りのFCに相談して繋いだり。ロケ地フェアにご来場いただいた制作関係者は「撮影支援ガイドライン」など、感染拡大防止策についてご理解されている方が多いのでFC側としても安心して紹介できるし受け入れられる。「問題は3人程度で来て、観光客のテイで許可などは一切取らず、プライバシーなども無視で無断配信する輩」

“雑談”と書くと役に立たない無用なイメージだけど、たわいもない話から横展開(話が広がって重要な話繋がったり)、縦展開(話が掘り下がり深化したり)、時にナナメ展開(繋がりはあるものの第三者の話や縦横絡み合った話になったり)、意図していない話題が面白い。
全くの余談は、名刺をもらうと某有名人の顔が、あたかも名刺のご本人かと勘違いするほどドン!と据えられていて(ここまで大胆にしなければならないのか!)とメモした件。

2021年2月26日金曜日

ニヒリズムだから考える。

「働き方とどう向き合うか?」
というテーマへ「動画メッセージ」を依頼されたので、考えた末に「仕事柄、色々な場所で仕事をするので、実際に訪れた場所を撮影して“こんな働き方もあります”的な内容にしよう」と思い、南海放送でパチリ。そして収録内容も「働き方とどう向き合うか?」に対して公開授業のようにで問う形に。そして“働き方を楽しむとは、自分の生き方であり、どうやって楽しもうか?と常に考える”と収録しました。

ディレクターは(よく、そんなことをドストレートに言えますね・・・)と言わんばかりの表情でしたが、まっ、言える立ち位置にいるということでご容赦を。でも、その後も「仕事に充実感を感じる時はどんな時か?不安に感じる時はどんな時か?」と、これまたドストレートな問いを公開。そして“過去や未来を周りと比べてもどうしようもないから、変えられない過去よりも、変えられる“今”に集中した方ががいいかも”的な私見を収録。

改めて文字にすると小っ恥ずかしいけど、“いよココロザシ大学”と言う名前だって、命名の瞬間はドストレートで慣れなかった。でも慣れと言うのは恐ろしくて、何千回と言い続けると何とも思わなくなるし、ドストレートなことを言い続けると“あぁ、あいつはそんな奴なんだ”と周りが認知してくれる(爆)。「独立してフリーになり、自分自身が商品になったのだもの、好きに言わせてよ」と。

2021年2月25日木曜日

三度のアァー!

書類作成の儀礼の一つ「押印」。2020年12月18日に内閣府が
「地方公共団体における押印見直しマニュアル」を公表したことを機に2021年は押印の見直し年とのことだけど、改めて押印は「面倒なプロセス」と痛感。この時は20個所以上に押印して最後に記念としてパチリ。契約書などは同じ内容が2部あるから2回同じ場所に押印。その都度、朱肉を使い、力の入れ加減でかすれたり傾いたり(アァー!/心の声)と叫ぶ。そして朱肉を指やテーブルにつける失態(アァー!

電子化(そして、その先へ)されたらいいな。紙である必要性も感じにくいし、とにかく手間が軽減されるのはいいこと。説明や対話が必要ならオンラインでも可能だから、できないことはないはず。だけど、押印だけが電子化されてもダメで(アァー!/心の声)と三度目の叫びをあげたのが「支払いの仕組がオンラインと紐付けされてない」事実。要するに金融機関との紐付けは通帳や印鑑が必要ということ。オンライン銀行に通帳はないのでNGとのこと。

これまでの慣例から変えるのが面倒なんだろうな、データ化された後の利便性まで想像力が描けないのかな(既に着手しているようだったらゴメンなさいm(._.)m)。一方でユーザーも(そういうもんだろうな・・・。)と思い込んでいる節あり。でも、このままで良いわけはなく、データ化されることで履歴などの検索もできて双方にとってメリットがあると思う。と、そんなことまで考えてしまった80分・・・。

2021年2月24日水曜日

考える仕事。

新企画やらコピーやら「考えるコト」が仕事なので、ジッと座って考えると煮詰まる。だから気分転換を兼ねて堀之内を散歩。するとお堀の一角に数人の人だかり、桜が咲き始めていた(写真ではまだ五分咲きだけど、ここ数日の暖かさに今は満開のようと家族談)。そして知り合いにバッタリ会ったりして雑談の立ち話。その後も!と、気づいた場所でスマホを取り出しメモ代わりにパチリ。瞬間の感覚を大切にする。

そしてNHK松山放送局へ。国会中継とニラメッコしながらの準備、その間、ディレクターやアナウンサーなどと雑談。さすがニュースの最前線にいる方々はどんな話題を投げても返してくるし、気づかせてくれたり「雑談力の強さ」にあやかる。岡田さんとのやりとりは秒単位で目(マスク着用なので表情が掴みづらく👀)で会話する阿吽の呼吸。終わると堰を切ったように「いやー!〇〇の部分、ありがとうございました!」などフォローのお礼。

18時に収録終了。外は夕暮れ時でまだ明るかったので堀之内の散策を続ける。すると自転車で通った人が手を挙げてくれたけど誰だか分からず去っていく。課せられているのは「日常/普段」の表現だから特定の人でもないし、尖った狙いでもない。雑談を振り返りキーワードを探す。時間をかければ良いとうわけでもなく、突然降ったり、閃いたり、気づいたりするんだから不思議。でも雑談するとハッ!と気づくことも多いから無駄な雑談はないと。

2021年2月23日火曜日

いいともよくないとも。

うーむ。2/20-2/21の2日間だけで1億5000万円もの興行収入って本当なのか!と疑っても事実。1500円/人としても10万人が鑑賞した「鬼滅の刃」。スクリーン数も約400と現在公開中の作品群でもトップクラス。その結果、累計興行収入は377億円を突破。「春休みまで公開が続けば400億円に届くかも!?」と誰かが言っていたけど、第二期のアニメシリーズ(そうか、テレビで観たのは、ほんの一部だったのか・・・)も放映決定で現実味を帯びてきた。公開から4ヶ月、累計2700万人の動員とはすごい。

話題を振りまいていた「えんとつ町のプペル」も累計で21億円の興行収入を突破、累計動員も156万人と当初の予定を達成した感じがするけど違うかな。ちなみにプペルを公開しているスクリーン数も300を超えていて、日本映画製作者連盟調べ(2020年12月末)では全国のスクリーン数は3616なので、鬼滅の刃とプペルの合計スクリーン数である700で単純計算すると19%のスクリーンを占めている。

上映できるスクリーンがない!は本当か知らないけど、煽りを喰っている作品があるのは事実。「スクリーンが無いならネット配信だ!」と移るのもわかる。そんな所へ公開からわずか4日間で490億円(既に500億円は突破とのこと)という鬼滅の刃も吹っ飛ぶ話題の「唐人街探案3」のニュース。愛知県などのフィルムコミッションが撮影支援した作品で、日本での公開も検討中とわかり、関係者一同安堵する。写真は昨日は猫の日だったから(内容とは一切関係ありません)

2021年2月22日月曜日

都合よく解釈。

週末は断捨離。日々、気をつけているはずだけど“少しずつ溜まっている恐怖”。溜まってゆく原因の一つは「自分が“都合よく解釈している”こと(例:「いつか必要になるよね、荷物にならないから・・・など」)」と気づく。その代表格は「書籍」で可能なかぎり「電子書籍」を購入するようにしているけど、電子書籍化されてない本もあり(だいたい、そういう書籍に限って分厚く重い!そして読み終えてない・・・)インテリア状態。

お土産も溜まりやすい(特に海外品で、その土地の工芸品や模したモノ)。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどどれも小さいから場所に困らないけど、多くは繊細で「壊れやすい、傷つきやすい」から丁寧に扱わないといけない。逆に食べ物は“消えモノ”なので海外の場合、ご当地スーパーで“お土産として売られてないない日常品”を買うのが定番。もしくはお土産でも後に使えるお菓子などが入った箱(容器系)はポイント高い。

そんなコトを言ってるから溜まるのだ。そんな所でもたついていると思いきや洋服系は判断が早い。コンマリ流に言えば「ときめくか?ときめかないか?」49歳のオジさんに魔法は効き目なく、ヘタれているかどうかだけ(涙)。好きな服はずっと着続けてしまう小市民。捨てる時はもったいないと思うけど勉強代。ゴミ袋を見て(あぁ・・・)と思うけど、ある程度お金を使わないと、“ありがたみ”や“価値”は分かりにくいと、これまた都合よく解釈。

2021年2月21日日曜日

大丈夫か?制作者?

【A】「美味しい店はありませんか?Youtubeで発信するので良いPRになると思います。」【私】「候補のお店情報はお持ちではなく、私から提案しろ、と言うことですか?」【A】「FCさんなら色々なお店を知っていると思いまして・・・」【私】「あの・・・、そう言うのはリサーチャーの業務範囲と思います。御社の役割は何ですか?」【A】「えっ、あの撮影ですけど・・・」【私】「申し訳ないですが、FCの業務範囲とは異なるようですし、PR効果も不明瞭なのでお断りします。

【B】「スミマセン!技術者の発注をお願いします!」【私】「技術者!?発注!?なんのことですか?」【B】「明後日の撮影に必要です。終日の拘束ですが予算がカツカツなので車持参でお願いしたいです。」【私】「明後日は週末ですよ、それに終日拘束で予算もナシはヒドくないですか?」【B】「スミマセン・・・。」【私】「御社の方で技術者を連れて来られた方が良いと思います。」愛媛の人件費は安いと思われているのか?

【C】「ロケバスの手配をお願いします!」【私】「愛媛県内にロケバス会社はありません。ジャンボタクシーを代用してもらっています。」【C】「分かりました!あと、いいロケ地はありますか?」【私】「えっ!ロケ地決まってないんですか?」【C】「一部決まってますが、全部は決まってなくて・・・」【私】「ロケハン無しで来られるのですか?」【C】「遠方で時間もなくて、FCさんから情報いただければ」【私】「そのようなサービスはしていません。」自分たちの手間や時間を省き、費用を抑えようとする案件がうまく行った事例はないので遠慮する。

2021年2月20日土曜日

どうしてその品を買うのか?

昨日、参加者をハッ!とさせたのは「どうして私は、その商品を選ばないといけないのか?買わないといけないのか?」というテーマ。そんなコト考えて商品を選んでない、買ってないと言うけど無意識に脳内処理されてるはずとなり、考えると「男性と女性では視点が違っていた」件。男性は「特売、お買い得、定番/安定など」の狭い購買理由に対して、女性は「値段よりも(自分を含めた周りの)健康志向、家族への安全、新商品/珍しい品への好奇心など」と、男性より広い購買理由となる。

すると、一人一人の思惑は異なっていても、それらを横断する共通キーワードを探すと【期待を裏切らない/期待に応える味】となる。特売はコスパへの期待を裏切らないし、定番品は前回食べた満足感を裏切らないし、高くても健康的な原料は安心という期待に応えるし、見たこともない新商品は自分の好奇心を満足させるなど。このルーティンが繰り返され、実証/確立されると「人へ紹介」するのかもしれない。

写真のベーグルをなぜ私は買わなければならなかったのか?「お腹が空いていたから」だけど、カレー、ラーメン、惣菜、ベーグルと色々と選択肢があった中で「ベーグル」を選んだ理由は友人の逢沢さんが「泉谷さん、ベーグル好きですよね?ココの美味しいですよ!」と紹介してくれたベーグル好きの期待から購入(胡麻ベーグルにハム&チーズ)。見た目パニーニっぽいけど美味しかったベーグル。人は無意識のうちに判断してること多し。

2021年2月19日金曜日

さらに二極化の流れ

「コーヒー+レモン」
の新商品を出していたUCC。「なんでコーヒーとレモンなんですか?」と尋ねると「新しい味の提案で需要の掘り起こし」とのこと。飲んで見ると「レモンティー」のようで色も似てたり。「原材料+認証」のメーカーは「日本人は“認証”というお墨付きに安心感があるから」と教えてくれる。「JIN+柑橘」は(JINは無色透明なので)香りで地域色を出しているとのこと。「アイス+野菜」も時流に合わせて差別化を出すための戦術。

「パスタ+プロテイン」は、どの商品も同じに見えるパスタへの付加価値として。組合わせて商品価値を高めようとする商品の一方で「ヴィーガンラーメン」は、ダシレベルから動物性原料や化学調味料不使用だったし、「オーガニックベジギョーザ」はオーガニック認証&ハラル認証まで取得したもの(そしてヴィーガン)。「ヴィーガン焼きそば」なんてのもあった。カゴメの「ベジタブルカレー&ベジタブルパスタ」は原材料を極力少なくし添加物も少なかった。

パン屋さんも長年研究して「7大アレルゲンフリーパン&ベーグル」をPR。その他色々あったけど、大きな流れは2つ。【組合わせて新しい価値(味、見た目、食感など)の創出→多面的な提案】【原材料数を極力減らして、これまでの価値観からの脱却→シンプルさの提案】で際立っていた点。商品に事業者の戦略の違いがハッキリ出てた。だから価値を提案できない中途半端な商品は苦戦していた件。

2021年2月18日木曜日

答えは現場に。

完全予事前申込制で当日はバッジ交換で入場というダブルチェックだった「スーパーマーケットトレードショー」。こういった展示会は“自分なりのテーマ(狙い・目的)”を持って行かないと時間だけが過ぎてしまう(ほど面白い)ので要注意。まずは併設の「デリカテッセン・トレードショー(いわゆる企業出店)」から。企業の新商品などを見ることができて、“テーマ”に合致にしたブースに話を聞きに行く。

漠然と感じていたコトを投げかけると手応が。担当者が分からないと総出で教えてくれて数人に囲まれる(汗)。売上が全てだから超本気。そして「スーパーマーケット・トレードショー」へ。こちらは取引を希望するメーカー生産者などで特に「地方・地域産品」が面白い。全国から自社自慢商品が並びアピール合戦。愛媛県も大きなブースを出し、その中で各商品を並べていた。他の県でも見られたけど、コロナ禍で担当者/関係者が不在なことも多く、話が深くならない場面もあったのは残念。

テーマの一つは「河内晩柑」についてで、やはり「河内」という名前を出すと「大阪」のイメージがパッ!と出る。でも「熊本県」が誕生の地。でも熊本県関係者も「河内晩柑」という名称は知らず「晩柑」とか「文旦(ザボン)」と続き「パール柑」なんていう品も(河内晩柑より大きく、一つずつラッピングされてた・・・)。ネットから膨大な情報を引き出して答えを出すのもいいけど、現場に行くと一発でわかるから良いなと。

2021年2月17日水曜日

働き方相談。

「泉谷さんの根っこにある動機って何ですか?」と、コロナウイルスの影響で在宅勤務も多く、仕事以外に色々と考えてしまい、悶々と時間を過ごしている方。聞けばタッグを組んだ仕事以外にも色々としている私を見て新ためて不思議に思ったよう。個人的なミッションは「公益活動で飯は喰えるか?がテーマです。」と答える。このテーマ、フィルム・コミッションの理念に感動したものの、周りから“非営利事業で飯なんてムリムリ!”と言われた反動だったような、若かった・・・。

「公益性(≒非営利)であれば、実は何でもOKなので、FC以外の事業(ココ大、南予通信大学、愛顔の食卓、屋上交流農園、NICECREAMなど)も全て、公益事業として説明できます。」と答えると合点がいったよう。公益事業は儲からないと思う人は想像力が貧弱で、ココ大だったら、授業は愛媛の魅力発掘・再発見的な公益事業だけど、そこで得られたノウハウや経験などを収益化を目的にした「編集・コンテンツ化」がポイント。

「私の世代で公益性を前面に出している人は、地方(愛媛)にはまだ少なく、ロールモデルとして見せて飯が喰えることを証明すれば、30代、20代と続く人は現れると思ってます」と続けると、納得してくれたよう。経済や生活を支える貨幣価値も大事だけど、思う・感じる非貨幣価値も大事!東京の事情と地方の事情は違うけど、大企業に勤めていてもこの先安泰はないという話。

2021年2月16日火曜日

気づきから猛省。

待ち合わせ場所のスタバでアイスコーヒーを頼んだら、写真の通りに出てきて(おっ!)と思ったので「ちょっと、写真撮らせてください」と伝えてパチリ。「世界で年間10億本のプラスチックストローを減らす一歩」というメッセージが目に入るよう商品を置いたスタッフ。研修が行き届いていて素晴らしい(←そこじゃない!)。10億本とは1日27万本超、1分間で188本の紙ストロー化、10億本が達成できたら“プラスチックカップ”も変わるのだろうと推察。

米コカ・コーラがプラスチック容器の廃止に向けた長期計画の一環として紙製ボトルを今夏からハンガリーで試験利用とのこと。最終的にはプラスチック容器を一切使用せず、再利用できる紙製ボトルへ2030年には移行させて廃棄物ゼロにする。
柑橘ジュースも「紙製ボトル化」を考えられないか?と意見を何度も交わしたけど「1000mlの紙パックがあるよね」「180mlのカートン缶があるじゃない」など指摘されて撃沈したのを思い出す。

SDGsなのか、危機意識なのか分からないけど、大企業が取り組めば認知度も波及効果も期待できる。じゃあ、大企業しかできないのか?と言えばそうではなくて中小零細企業もできるはずだけど「手間やコストがかかります。」と“理想と現実”を指摘されたのを思い出す。「それで飯を喰っている人もいるんだよ、正論ばかりじゃギスギスするでしょ」と諭された当時は(確かに・・・)と思ったけど、冷静に考えれば未来を考えてないよな・・・と反論できなかったことを猛省。

2021年2月15日月曜日

ピンチはチャンスか。

昨日は愛媛県で撮影されたバラエティ番組が立て続けに放映されて話題になる(周りだけかな・・・)。撮影支援を行うフィルム・コミッションにとっても嬉しいこと。ちなみに日曜日の夜番組を例にするなら「ナニコレ珍百景」「ザ!鉄腕ダッシュ」「ポツンと一軒家」「世界の果てまでイッテQ!」に撮影支援実績があります。最近はコロナウイルスの影響で海外でロケができない、関東圏ではロケできないなどの理由で地方にやってきます。

どんな相談が来るのか?「〇〇な企画に協力してくれる事業者はいますか?」「〇〇なロケをしたいのですが、どうやって撮影をしたらいいですか?」「〇〇な場所はありますか?」など、このような内容はまだ良い方で、時々「面白いネタないですか?」「(代理で)許可取ってくれませんか?」「撮影をお願いできませんか?」となると困ってしまう。せっかくなら、地域が喜んでくれる、楽しみにしてくれる撮影を支援したいものです。

「こんな番組の撮影を行政(えひめFCの事務局は愛媛県観光物産課)が支援するのか!」と、トンチンカンな人が時々現れますが、スタッフは愛媛に到着したら「レンタカー」を借りて「ガソリン」を入れるし「地図など」も購入します。「食事」をして「宿泊」もして、撮影用に「機材も借り」て、愛媛の事業者に「委託」もします。個人ではコンビニなどで「飲食物など」を購入し、「土産」も買います。
そもそもフィルム・コミッションは撮影支援に対価をもらいません。と説明してご理解いただきます。

2021年2月14日日曜日

宇和島市蒋渕にて。

10年来、私を面白がってくれている宇和島市蒋渕を拠点に地域づくり活動をしている“こもねっと”の清家さん。2年ぶりに訪れた蒋渕でいただいたのは「ブリの照焼き定食(1080円JPY)」、清家さんは「カンパチの定食(つまみ食いをさせていただく)」。お互いの近況を共有(“対面授業ができない”とか“こもテラスが波で壊れて”しまい修繕中とか“人の活動が止まった”など・・・)小さな町でもコロナウイスルの影響は容赦なかった件。

そんなピンチの中でも“オンラインツアー”をしたり“ライブコマース”をしたり、行動力と言うか機動力はピカイチで好機を創り出し、手探りをされていたのは良い刺激になりメモメモ。で売れてる!とのこ。
車中にて。「正論は多くの人が理解できるけど、正論を“行動に移したり”“自分ごと化する”のは難しい・・・。」となる。また、多様化を誤って理解すると単に「バラバラな意見を放置(容認)」に繋がりかねず、そうなると議論が深まらないと意見交換。

地域で暮らし続けるとは?のような話をしながら思い出したのは、「死ぬまでココでどうやって生きるか(暮らすか)?」と面河村(600人)の人たちと意見を交わした5年間や「雁木(海面上に母屋があり、階段降りれば船に直接乗れる)」と暮らす離島の方々の顔。考えすぎるとタコツボ化しそうだったけど、実は“そういう地を求む”移住者もいたりして、「(どんな状況でも)どうやって今を楽しむかでしょうか?」となる。