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2025年9月9日火曜日

時代のプリズム展。

ヤノベケンジはリアリティを作品化

1989年から2010年までの20年間に登場した日本のアートシーンを紹介する「時代のプリズム展」を観たくて新国立美術館へ。

高校3年生だった1989年。1987年にキース・ヘリングが近所(パルテノン多摩)にやってきて(なんだこれは!?)と作品を知ったのもこの頃。
そして、大阪芸術大学映画科への受験に失敗して、浪人のイメージが全くわかず、父がアメリカへの留学を提示してくれたのもこの頃。

あの頃は「人と違うコト(≒切り口)に価値=存在意義」があった気がして、アーティストも自分の特徴(=差別化)を模索しながら社会へ問うていたような・・・個人の感想です。

だからか作品を見ていて、現在も活躍しているアーティスト、久しぶりに名前を見た人、知らない人など、まさに時代を反射したり、屈折させたり、発散したり“一筋縄”ではいかない作品が多かったような。まさにプリズム。
今は大御所とよばれるアーティストも皆んな若かった(笑)

それに当時は時事問題(反戦、チェリノブイリ原発、差別、環境破壊など)に敏感だったのかな?メッセージ性を強く感じたり。アートからみる世相のような感じも。
要するにキュレーションのおかげで当時を多面的に捉えた/考えさせられた作品が多かったこと。

1989年から2010年までのアートシーンは展示作品だけではないから、本当はたくさんあるのだけど、革新的なテーマ、切り口、技法などの作品を揃えたという感じか。

この20年間は映像表現も盛んになり、単なる記録映像も作品と呼ばれた時代。
その中で束芋の作品(公衆便女)が紹介されていたけど、簡単にナンセンスと片付けるには不思議な作品を久しぶりに観た(相変わらずよく分からないけど・・・。)

映像作品は他にもダムタイプ作品もあったり多く、これらの作品が2,000円で観られたのは、お得だったんじゃないかな?

ただ、ブリスベンの美術館は、入館料が0円だったのを思い出すと、日本のアートはまだ敷居が高いと言わざるを得ない・・・。

改めてコマーシャル。


何気なく“流し見”してしまうコマーシャル。
フィルム・コミッションでも撮影支援をするけど、全国展開の新商品販売&新サービスが主。
だから、地元/ローカルな撮影の依頼はほぼない。

でも、審査という消費者でも関係者でもない第三者の視点で、多くの作品をじっくり見ると、コマーシャルって15秒の物語だ!と思ったり(ちょっと、大袈裟でした。)

そう思わせる源は構成なのだけど「最も伝えたいことは?」「誰(ターゲット)に伝える?」「どんな手段/イメージを用いる?」「どんなアプローチ(届け方)にする?」「見終わった後に行動を起こせるか? or 記憶に残せるか?」など、考えれば考えるほど、尺は決まってるから構成は難しくなる。

でもクライアントは「全部を求める」。
15秒の尺を3秒ずつ均等に紹介しても伝わらないから、内容を強弱、高低、濃薄、明暗、速遅つけて構成するのだけど、そんな細かいコトは無視して、えぇい!と力技で、新商品や新サービスの名前、もしくはメーカー名さえ伝わればいい!も戦略だし、見終わった後にすぐに行動しやすいよう呼びかける内容もアリ。

商品やサービスを一切紹介しない「イメージコマーシャル」と言うのもあり、ブランドイメージをPRしてステイタスの維持を保ったりするのは、既に社会に認知、顧客が確立されているブランドの証。

コマーシャルは基本15秒だけど、30秒もあり、最近では「続きはYoutubeで」という、詳細を別に設けている内容もあったり。

30秒だとナレーションでは長い。
だから「物語仕立て」にした世界観で商品やサービスを訴求するけど、すると今度は制作コストや手間がかかる。

アメリカンフットボール(NFL)の優勝決定戦(スーパーボウル)で流れる30秒CMの放送料金が12億円というのも分かったり、いや分からない・・・。

2025年9月8日月曜日

新井薬師梅照院と花園神社。

花園神社(新宿)の骨董市

5時起床。6時20分に出発して目的地の新井薬師梅照院に到着したのが7時40分頃。
松山から今治に到着という距離感か。

「日中は暑すぎるから朝早く始まるフリマ/骨董市/蚤の市に行こう!」だったので、早いスタートを探したら、朝6時から始まる新井薬師梅照院のフリマが都内でも最も早いと知る。

境内で開かれているフリマ/骨董市/蚤の市は、マッタリした雰囲気がいい。
20店ほどがそれぞれにテントを立てて、色々なモノを売っていた中で「これ、どうだろう?」「いやぁ、驚いちゃうよね?」と店主自身が自分にツッコミを入れている店があり、そのノリが面白くて長居してしまう。

「これ、いいモノと思うんだよね。」とガラスの古食器を見せれば、「それは古いよ。どれくらいかな?古いんだよ。」と妻が手に取ったビーズはアンティークと教えてくれる。

買おうかどうか迷う妻。
こういう場合は直感しかなく、買う!と決めて店主に尋ねると「安くするよ!」と20%値下げしてくれる(笑)ラッキー。
買う or 買わないに関係なく、店主との交流大事。

新井薬師梅照院を後にして向かったのは新宿。
新宿三丁目(伊勢丹の裏)にあるのが花園神社。そして骨董市。
新井薬師梅照院にも外国人来場者はいたけど、花園神社は8:2で外国人が圧倒的に多し。

だからか、店主も外国人の方もいて、その店主は日本語&英語を喋るし、日本のおじちゃん&おばちゃん店主もカタコトだけど積極的に英語で喋ってたし、私は
「What languages do you speak?」と外国人に間違われて「日本語で大丈夫ですよ。」と伝えてお互いに笑ったり。

花園神社は骨董市なので、版画、仏像、器、古手紙&古切手、着物、農具、古銭、アンティークアクセサリー中心。

神社や寺でフリマ/骨董市/蚤の市はいいアイデアと思うし、買う or 買わないもあるけど、一期一会の出会いが楽しいから、愛媛/松山でもねぇ・・・。

大井競馬場「Tokyo City Flea Market」。


単なるフリマ、骨董市、蚤の市好きなので、業界の動向などは分からない。
だけど、トレンドはあるようで、大井競馬場で毎週末行われているフリマ「Tokyo City Flea Market」で見かける

毎回4,000人以上の来場者があるフリマは半分以上が外国人の来場者
(感覚的には6:4で外国人の方が多い感じ)

トレンドと感じたのは今回、NY発祥のバッグメーカー「コーチ」が多くの店で売られていて、(どういうこと?何かあったの?)というほど、大量のコーチのバッグが売られていてビックリ(数千円から2万円程度)。

個人的にコーチには興味はなかったけど「売り方」には興味があって、多くの店が「売れ筋」を前面に出していた中で、ある店は「ビンテージ」と銘打って1980年代のバッグを他の品とは違う見せ方に変えていたこと。
でも、本当に1980年代のコーチ品なのか?はフリマだから、真贋は不明。

その他の定番は「こけし」。
形、大きさ/高さ、絵柄など様々な“こけし”も多くの店で売っていて、手に取って見ているのは外国人。日本独特の民藝だから、THE 日本に映るのか?

個人的に(買っちゃえ!という)魔法がかかりそうだったのが、
旧ロゴ(絶版)の某メッセンジャーバッグ。
擦れも少なく、色も良かったし、旧ロゴは既に廃盤だし、それも蛍光色だったので“そこだけ”に惹かれてしまう。

値段を尋ねると「3,500円」も絶妙な金額。
旧ロゴに3,500円・・・気持ちが傾くも理性(≒必要な理由がない)が勝ち魔法から解かれる(笑)。

炎天下、2時間ほどめぐり体力も限界になり退散。出店数も熱すぎて前回より少なかった。
でも、ボリュームは変わらずなのだから、これだけモノが次の出番が控えていると思うと、色々と考えさせられるよね・・・と。

2025年9月7日日曜日

美味しい一人遊び。


初めてのスパイスカレーが想像以上に美味しくて、朝食と夕食で完食してしまった。
なので、調子にのって第二弾!

でも、前回と同じ味ではつまらなく、グリーンカレーが食べたい!となる。
愛媛では食事に興味が湧かない/面倒くさいのに、こちらに来ると食べたいモノが浮かぶのは、調理/料理環境が整っているからかな?それとも愛媛では何かと気忙しいからか・・・。

どちらにせよ、グリーンカレーを作ろう!
グリーンカレーは作った経験はあるものの数年振り。「グリーンカレーの素」とココナッツミルクをカルディで購入。鶏肉、キノコなども購入して、いざ!と思うも「缶切り」が見つからず、妻に「缶切りってどこ?」と尋ねると「ない!」とキレのいい返事。

うーむ、どうしようか?と、悩むも前に進まないので、他に買うものを探して米や卵などを買いに再び買い物へ。
スーパーに到着するも、売り場が分からず「缶切りはどこですか?」と尋ねると「3階です。」と優しく答えていただくも、3階まで行くのが面倒くさい。「ココナッツミルクはありますか?」と尋ねると「はい、コチラです。」と教えてくれたのは、缶切り不要のパッカンタイプ。

(ココナッツミルクが2つになるけど、また何かの機会に)と納得して購入。
急足で帰り、グリーンカレーの調理開始!

グリーンカレーの素と共にバター、ニンニク、ショウガ、鶏肉、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、キノコを入れて、冷蔵庫を見たらゴーヤも残っていたので、えいっ!と刻んで投入。
ナンプラーと書いてあったけど、なかったので省略(料理は自己流。おいしければOK派)

スパイシーな香りと刺激を感じながら弱火で更に炒めて、最後はココナッツミルク、水を入れ煮立たせて完成!4人前の分量で作ったけど、6人分はありそうで、2-3日は楽しめる!

美味しい一人遊び。

確信した日。

末っ子とは3時間ほど話す。

10年後も“なくならない仕事”は?と尋ねると・・・。

<コミュニケーション能力が不可欠な仕事>
一人一人とのコミュニケーションが求められる対人関係や共感が重要な業務は、AIによる代替が難しい。


創造性・発想力が求められる仕事
芸術家、デザイナー、作家などの創造的な仕事は、AIが代替しても限界がある為、10年後も需要が続く。

AIを活用する・作る仕事
AIを管理・開発するエンジニアや、AI搭載のシステムメンテナンス、AIデータを使った仕事は、10年後も不可欠。

臨機応変な対応や判断が求められる仕事
その場に応じて柔軟な対応が求められる仕事は、人間的な判断が重要。

とのことだけど、もう一つ挙げるなら「世界のどこでも通用する/マーケットがある仕事」はどうか?


と言うのも、我が子たちが拓こうとしている仕事/業種は、聞いたことがない(私が知らないだけかもしれないけど)業務だらけで、聞いていて楽しくて仕方なった件。


3人とも同級生とは違う道を選択した時(長女は高校から、長男は高2から、次男は高校から)は、周りと違ったので、(当時の)学校も声をかける程度しかできなかった記憶。

あれから10年ほど経ち・・・結局、選択した時からオリジナルな道を歩まざるをえなかった子ども達は、当時から自覚していたのか、それとも無意識だったのか分からないけど、コミュニケーションが必要、創造性が必要、臨機応変(現場力)さが必要、視野を広くするのが必要と理解していたのかも。

そもそも、フィルム・コミッショーになる!と決めた2001年。

我が両親も「なにそれ?食っていけるの?」だったっけ(笑)

(その業界を)知らなかっただけかもしれないけど、少なくとも世界にマーケットがある創造的な仕事は簡単には無くならないことをカフェで確認した日。

2025年9月6日土曜日

初めてのスパイスカレーづくり。

意外と簡単にできた・・・という感想。

東京宅に着いたものの誰もおらず。
そんな不在をいいことに、(そう言えば以前、妻が「スパイスカレーを作ってみた!」と言ってたな・・・)を思い出し、腹も減ったし、東京宅は松山宅に比べたら色々揃ってる(ごく一般的に)から、真似しようかな?と、突然、スマホで「スパイスカレー」のスパイスを探し始める。

これまでスパイスカレーを作ったことはない、ゼロ。
ゴソゴソと棚から見つけたのは「クミン、ターメリック、コリアンダー、カルダモン、クローブ、チリパウダー、カレーパウダー、八角など」。

ネットで一番簡単なスパイスカレーの作り方を見ると、クミン、ターメリック、コリアンダー、チリパウダーにバター、トマト、ニンニク、ショウガ、塩、玉ねぎなどの野菜でできると分かる!

野菜を切って、鍋に油をしいて、バター、ニンニク、ショウガ&野菜を炒めて、トマトピューレがあったので追加投入、冷凍庫にシーフードミックを見つけたので投入、そして“予め混ぜておく”と書いてあったスパイスを最後に投入。

弱火で炒め続けると、水気が少ないからモッサリな赤い炒め物になる。
そこへ塩を少々入れて味が整ったかな?と思い、味見してみると酸味な苦辛い!でも、媚びてない味で不味くはない!

(分量を間違えた?)とレシピを見たら「200mlの水を入れてのばす。」とあった(笑)。
さらに弱火で10分ほどに炒めて、レシピ通りにしたはずの初めてのスパイスカレーのお味は・・・。

市販品とは全く違う、まさに酸味のあるスパイシーな味!
ただ、かなり“大人な味”だったので、S&Bのカレーパウダーの力を借りて全体的に整える。
あえて言えば、コクを更に出すにはどんなスパイスが必要なんだろう?
ここまで所用時間は30分程度。

結局、夕飯用に作ったのに「一晩寝かした方が味が馴染む」とのことで翌日用になった初めてのスパイスカレー。

移動だけでエピソード。

曇天の飛行、興居島を眼下に。

荷物をまとめてアパートを出る。
松山空港行きのバスに乗ってる最中にSNSを見たら、松本理事が「羽田空港行きの朝一便飛行機が欠航になった!」とアップしていて嘆いていて、(えっー!)と思うも周りの人に勘付かれないよう搭乗予定の飛行機情報を見る。

欠航はANA。私はJALなので問題ナシと分かるも松山空港のANAカウンターは行列。

この時間帯はビジネス利用の人が多いと想像できるから大変・・・と、横目に見ながら誰も並んでいなかったJALカウンターへ。
ANAの欠航は台風の影響?と思いきや機材調整だったとのこと。

JAL便はそのまま羽田空港へ予定時刻通りに着陸。
駅のホームに大きなキャリーを持ったアジア人の女性2人が並んでいて、後ろに並び、電車に乗り込もうとするも前の二人は荷物が大きく重たかったのか、持ち上げられず手こずっていたので、声をかけようと思った時に、電車に荷物を運びこめてひと段落。

別の駅では入ってきた電車が折り返しの始発電車。
電車が到着し乗客が降りるのを待ってから乗車すると、端のシートで完全に爆睡している中年男性がいて、私たち乗客はどうしたらいいものか?と思いつつ座る。

目の前に座った女性と目が合った瞬間(えっ!?私が声をかけた方がいいんですか!?)とテレパシーのような指示を感じて、意を決して男性に近づき、肩をトントンと叩いて「駅に着いてますよ。」と優しく声をかけると、バッ!と目覚めた男性、慌てて立ち上がり、こっちがビックリ。

帽子を被り、持ち物を確認して、立てかけてたビニール傘を確認して、慌てて電車から出られた。
ホームのベンチで身支度する男性。目のあった女性からは(Good Job!)のようなメッセージを再び感じる。

移動だけで色々ある東京。愛媛じゃ、なかなかない。

2025年9月5日金曜日

Learning by Teaching.


急遽、非常勤講師の依頼を受けた河原デザイン・アート専門学校での特別講座が終わる。

不思議なもので、ジャパン・フィルムコミッションの理事長を退任して、時間に余裕ができる(はず)なので、自分の学びに使おう!と思っていたら、「教えながら学ぶ(Learning by Teaching)」機会をいただけるなんて。
やはり私はツイてる(運がいい)・・・と、思いたくなる。

かと言って、デザイン技法、アート論などの実践ではなく、デザインの上流にあるモノゴトの本質的な捉え方、地域で起きている課題、そもそも課題とは何なのか?など、デザインというアウトプットに必要な前段階の発想や思考。

彼らと同じ年頃はニューヨークにいて、周りからの刺激の強さに当時、辿り着いたのは「人と違うコトをする(表現する)のがデザイン」と勘違いをして、でも人と違うコトなんて簡単にできないから、先人達の技法などを真似て課題を提出したら先生に怒られて、評価してもらえなかった思い出(笑)。

そして、表現力、技術力などの腕前がスゴい周りに、自身で描くことをやめて「コラージュ」にハマって、実は今も好き。ポップアートだもの!
学生らを見ていたら、若き日にもがいていた自分を重ねてしまった・・・。

話を戻して「教えながら学ぶ(Learning by Teaching)」について。
なぜ、「教えながら学ぶ」が良いか?の理由は、教える側の立場になることで、内容を分かりやすく説明する必要があり、自分自身がより深く学習し、言語化するプロセスで理解が深まるから”。

一人で黙々と勉強するのもアリだけど飽きる。
「教えながら学ぶ」は、相手がいるから意見交換もできるし、すると気づきも生まれて、学ぶにはいいコトしかない。

このメリット、ココ大とも合い通じるコトだと思ったのも事実。

聞いて欲しかったのかな?

授業の様子

これは、どう捉えたらいいんだろう?
わずか6時間しか一緒に過ごさなかったのに、最後にお願いした受講感想を長文で返してくれた学生が多かったこと。聞いて欲しかったのかな?

エールと感じた学生も多かった中で、果たして自分は・・・と、あるべき姿(理想)と現実の乖離に不安を吐露してくれた学生もいて、「この先は長いから、焦らず少しずつ埋めていく&近づいていくでOK!」と、再びエール。

実は(ちょっと難しいかな・・・)と思っていたモチベーション維持のヒントになる「自己決定理論(エドワード・デシ)」を自身の半生と照らし合わせたら、納得した学生が多かったこと。

そんな彼らの感想を、いつもの通り、まとめてもらったら・・・。
悩むのも大切な成長過程!

<ポジティブな感想>
① 自己理解の深化
•自分の強みや興味から可能性を広げられる時間になった
•好きなことや得意なことを深掘りするスタイルが新鮮で楽しかった
•自律性・有能性・関係性という要素を通して、自分の本質を理解できた

② 完璧主義から継続志向へ
•完璧を求めず、合格ラインを80点にして継続を目指したい
•「まず完成させる」ことで視野が広がった
•完璧を求めないことが行動の幅を広げると実感した

③ 他者との関わりからの学び
•クラスメイトからのフィードバックで自分の潜在能力に気づいた
•一行日記や一週間日記を通じて他人の考えや生活を知れたのが面白かった
•嫌いな人の意見を知見として受け止める姿勢を持てた

④ リーダーシップの再定義
•リーダーにはさまざまなスタイルがあることを知った
•自分に合うリーダーシップの形で良いと気づいた
•現在取り組んでいる活動にて、自分のリーダー像を再確認できた

⑤ キャリアや将来への応用
•デザイナーとして自分の特性を理解する大切さを実感した
•好きを極めることの重要性を体感できた
•目標を紙に書くことで達成に近づけると感じた

⑥ 授業そのものの評価
•自己分析は難しいが楽しく取り組めた
•普段考えないことを考える機会となり、想像力を試せて楽しかった
•学びや知識に敏感でありたいと感じた

<課題・悩みを含む感想>
① 自己理解の難しさ
•今まで自分を知っていたつもりだったが、意外と知らない一面が多かった
•自分を見つめ直しても大きく変わらないと感じた

② 完璧主義との葛藤
•中途半端で最後までやり遂げられないことが多い
•完璧を求めすぎて複数課題があると半端になることがある

③ 他者との関わりでの課題
•周囲からの評価と自分の自己認識にギャップがあり戸惑った
•嫌いな人との関わり方は簡単ではなく、受け止めるのが難しい

④ リーダーシップの悩み
•グループ活動で進行役がうまくできず悩んだ経験がある
•自分はリーダーに向いていないと感じた

⑤ キャリア・将来に関する不安
•就活での不安から自分を見つめられていなかった
•立派な目標を掲げても「自分にできるだろうか」と不安を感じる

2025年9月4日木曜日

大いに勘違いして!


河原デザイン・アート専門学校の2年生、30名余りへ特別講座前編。
既に希望就職先から内定が出た学生もいれば、就活中の学生もいる時期。
どちらにせよ「不安と期待」が入り混じり、無意識のうちに思考や視野が狭くなっていたかも・・・は、学生の振り返りから。

いづれにせよ、来年4月には新生活が始まるに際して「自分の持ち味ってなに?」と自身に考えてもらう。

すると「表現力、計画力、おしゃべり力、言語力、生命力、耐久力、一途力、行動力、自由主義力、勘違い力、発想力、こだわり力、集中力、没頭力、偏愛力、マイペース力、ハングリー精神力、なんとかなるでしょ力、継続力、観察力、ラッキー力など」の造語が生まれる。

ただ、これでは「意味が分かるようで分からない」ので、グループに分かれて、〇〇力を書いた背景やエピソードを共有してもらうと、それまで静かだった学生達、ワイワイガヤガヤ盛り上がる。

何をそんなに盛り上がったのか?と思ったら・・・。

  • 自分の持ち味を造語で書き出すことで、気づかなかった自分に目を向けることができた。
  • 先生から見た私は行動力があるらしい。自分ではそうは思わなかった。
  • 友人や先生から表現力があると言われたのでその力を今後も継続したい。
  • 自分に解決力や世渡り力があるのを教えてもらって初めて知った。
  • 短所だと思っていた部分が、周りからは長所だと思われていた。
  • 同じものを見ても感じ方や考え方、捉え方が大きく違っていた点が面白く感じた。
  • 自分の能力や得意なことを再確認することができた。
  • 自分が知らない自分がいることや、視点を変える大事さを知った。
  • 意外と自分のことや相手の事を細かく知らなかった。
  • 自分の性格や好きなことを他の人に言われて納得することが多かった。
  • 周りから行動力があると言われて自分ではそんな風に思ったことがあまりなかったので、意外な自分の性格を再認識した。

など、最も身近なはずの“自分”について、意外と知らずクラスメートからの指摘で気づいた・・・が多く、自信がついたり、自己肯定感を実感したり。

個人的には「勘違い力」が印象的で、一見してマイナスイメージだけど、「大いに勘違いすることで大きく化けるからね!」と伝えると、ハニカミながら嬉しそうな表情をした学生がハイライト。

私も大いに勘違い(≒妄想)したから。

彼らのまとめ。


「NPO(法人)が行政との協働/共創のパートナーしてなり得る理由」という直球について、「講義前」に想像、「講義後」に気づいた点を職員に書いてもらう。

すると「予算がないから」「資源が足りないから」など(あららっ・・・)な回答もあったけれど、40以上の意見が出たのでまとめてもらった。


1. 公益性と非営利性の親和性

•愛媛県は公共性を重視する行政機関であり、NPO法人も利益追求ではなく公益を目的とする。

•この「非営利性・公益性」が共通点となり、公平性や公共の信頼を確保/担保できる。

•企業と異なり特定利益に左右されず、市民にとって納得感のある協働/共創が可能。


2. 専門性と多面的アプローチ

•地域課題は複雑で多面的であり、行政だけでは対応が困難。

•NPO法人は専門知識や独自のアプローチを持ち、根本的かつ持続的な解決を志向する。

•行政が知るべき課題と、NPOが専門としている分野が合致しているケースが多く、相互補完関係が成立。


3. 地域密着と市民性

•NPO法人は地域に根差し密着しており、市民の声やニーズを直接反映できる。

•メンバーが県民であることも多く、「県民主体の行政」を実現する架け橋となる。

•市民生活の実態に即した課題把握と改善提案が可能。


4. 協働による資源補完と創造性

•愛媛県は予算や人員に限りがあるが、NPOは人脈・ノウハウ・熱意を持ち補完できる。

•意欲的に協力する姿勢や専門家の創造的アプローチを行政に取り込むことで、より効果的な解決策が生まれる。


5. 社会的信頼と共感の効果

•NPOは「社会貢献度の高い存在」として市民や社会から信頼を得やすい。

•行政がNPOと組むことで、「営利でなく社会のために」という印象が強まり、取り組みへの共感や支持が広がる。

•行政とNPO法人が共通のビジョンを掲げ、共有することで、県民を巻き込んだ持続的な共創が可能となる。


<総括>

愛媛県とNPO法人は「公共性」「専門性」「地域性」「資源補完」「信頼性」という5つの観点で親和性が高く、協働・共創のパートナーとして最適。

研修はあと2回、同じ問いを投げかける事で何が変化して、何が変化しないのか?
興味深いところ!

2025年9月3日水曜日

松山個人タクシー列伝。


並んでいるタクシーを見ると、ちょっとヤンチャな雰囲気のタクシー(THE 個人タクシーという感じで運転手の個性が滲み出ている)が先頭で(あぁ、あのタクシーに乗るのか・・・)と思い、合図をして乗り込む。

運転手は角刈り&サングラス。似てる雰囲気で言えば「西部警察の大門刑事」(笑)
車内のヘッドレストはレースで飾られ、手には焦茶の手袋(指先部分はない)をしていた。

「東野にある愛媛県の研修所までお願いします。」と告げると、「はい。ドアを閉めます。」まではフツーだったのだけど、信号待ちをしてると「何かあるんですか?」と尋ねられたので「研修です。」と返答すると、どうやら「研修生」と間違われたようだったけど、否定せず適当に答える。

すると今度は「どちらから?東京?」と、尋ねられたので「はい。そうです。」と言ったこと反省してます。そこで、いちいち説明するのは・・・ねぇ。

「(JR松山駅は)今、工事中なんですよ。我々は商売だから気にするけど、多くの愛媛の人には関係ない話だから、無関心なんですよ。ココにアリーナっていうのを建てようって話がありますが、それだったら、市民会館を潰して跡地に建てたらいいのにね。」と一方的に話しかけてくれる。

「ココの奥には萬翠荘っていう、伯爵の別荘があるんですよ。松山城は行かれました?あそこからの眺めはいいですよ。あと、道後温泉も!去年、リニューアルオープンしたんですよ。行かれました?」と観光タクシー化した車内。

「道後温泉は行列ができるほどの人気ですよね。」と、先日の道後散策を思い出しながら話を合わせる。

「これから松山は祭りのシーズンですよ。道後の鉢合わせは最高ですよ!」と、松山の魅力をたっぷり紹介してくれるのは良かったけど、話に夢中で、ちょっと遠回りになってしまい、研修所到着は開始5分前のギリギリ。

このパターン、前もあったぞ!と思ったら、3ヶ月前も同じようなタクシーに乗りました。
個人タクシー列伝とも言おうか。

あぁ、やっぱりか。


岐阜県関市での「ご当地映画トラブル」を見守っていた者としては、(あぁ、やっぱりか・・・)と想定範囲。

関市は8月29日に関市の魅力を発信するご当地映画の制作費として、「イロハスタンダード(兵庫県豊岡市)」ヘ補助した2000万円の返還を求めて提訴。
その理由は「補助金交付の条件を満たしていなかったから(上映期間、上映会館数など)」。

全額の返還を求めていた市に対して、最初は「一部返還」としていたようだけど「全額を分割払い」としたイロハスタンダード社の返答は認められず、全額返還を求めての提訴。

どうみてもイロハスタンダード社が100%悪いのに、こういう場合の弁護士って、どんな心境なんだろう?実績にならないと思うけど・・・。

皮肉なのは、補助金を受けたもう一つの会社が制作したご当地映画「怪獣ヤロウ!」が話題になって配信作品で見れたこと。そして「怪獣ヤロウ!」が「意外と面白い!」と私の周りでも見た人がいたこと。

不名誉な話題になってしまったけど、今回がなければ「怪獣ヤロウ!」も「岐阜県関市」も知らなかったわけで、一定の役割を担った・・・とか、イロハスタンダード社は言わないよね。

そう言えば愛媛県で撮影したいと言っていた「学園ソンビ映画」はどこへ行った?
意気揚々と企画書を持って来られたものの、その後、脚本は届かずフェードアウトしてしまった。他にもここ数年、年一で相談があった企画は今年はなかった。

企画の頓挫、延期は多いけど、最初から「制作費の調達」も相談してくる企画は怪しい。
こういう「ご当地映画」は地域にとっては魅力ある作品になるけど、ロングラン上映(ヒット)になることは稀だから、そんな話があったらフィルム・コミッションに相談してほしいな・・・と独り言。

2025年9月2日火曜日

放送開始まで1ヶ月!

愛媛県庁第一別館ロビーで展示された作品紹介(またします)

先日の「24時間テレビ」では、えひめフィルム・コミッションにも撮影支援依頼があったのだけど、「みかんジュース、焼き豚卵めし」以外も紹介されたのかな?

「シューイチ」でご当地味や人など色々と取り上げるとのことだったけど、放送されたのかな?Tverで探したものの見つからず・・・。

話は変わり、伊予市が登場するアニメ「私を喰べたいひとでなし」の放送開始まで1ヶ月!
昨年10月には「がんばっていきまっしょい」のアニメ映画が公開されたから、アニメが続く愛媛県(愛媛県舞台ではアオアシなどもあるけど、支援作品ではないので割愛)

主に実写作品の支援だったフィルム・コミッションを「もっとアニメ作品の支援も増やしましょう!」と宣言したのは、2019年のジャパンFCの理事長就任挨拶時。

他の県では既にアニメ作品の支援も増えていたけど、愛媛県でもやっと「アニメ作品も支援してます!」と言えるようになって嬉しい。

それも原作者が愛媛県在住と知れば、熱も入る。
先日、原作者の苗川采(なえかわ さい)さんに直接、インタビューをさせていただき、苗川さんの話、漫画家の実態を教えてもらう。

例えばこんな感じ。

【質】苗川先生が好きな伊予市(愛媛県)の場所・眺め、食べ物は何ですか。

【答】伊予市の五色浜!夕方の海が好きで、眺めながらリフレッシュしている。

食べ物は、作中にも出てくる「ベビーカステラ」を土曜夜市等のお祭りで食べたことが記憶に残っています。

【質】普段の創作の様子、素材探しについて教えてください。

【答】起きてから寝るまで、ずっと創作を行っています。(連載を2本抱えているため、1日の作業時間は約15時間です。)

素材については、アイデアが降ってくるなどということはなく、友人と旅行に行った際に見た景色やカラオケでの様子など何気ないことから広げています。

 
放送開始まで1ヶ月、伊予市を中心にさらに盛り上がりますように!

ココ大付属学園夏休み編最終回。


日の出前は風も涼しく気持ちよかったのに、太陽が出て陽射しを浴びると強烈な暑さを感じた9月1日。

ココ大付属学園の間は、動き回るだけで1万歩以上/日だったので朝散歩をしてなかったけど、通常生活に戻り、朝散歩を再開したら快適なはずが、逆に疲れてしまう。

ココ大付属学園の片付けが終われば、今度は事務作業。
今夏から運営方法を変えて、マネジメントの負担はどうか?と思っていたけど、想像通りだったのでOKとする。支障を感じるまで、このマネジメントで行こう!

関わってくださった方々へお礼や支払いなどの連絡をして、購入物の精算をして、壁のカレンダーと照らし合わせたら、日時が違ってビックリ!カレンダーが7月のままでした(笑)

8月は多くの仕事が後ろ倒しになった。
返事も打合せもラジオ収録もコラム執筆も出張も次の授業構成も9月以降にしてもらったから、大ブーメランが直撃中。
作業を忘れぬようToDoリストに書いたら大小20個以上もあった(自業自得)。

特にフィルム・コミッション関係は撮影が終わったり、シナハン、ロケハンが控えていたり、調整が発生したりと3日前までとは全く異なる脳ミソを使うから、ドドッーと疲れが出る。

そして昼寝をしたら、3時間も寝てしまい=3時間分、全く仕事が進んでいなく大わらわ。34日間に蓄積された疲れも出たかな。

サッパリに顔を洗えば蛇口から水のはずがお湯が出るし、ココ大付属学園の時は冷蔵庫があったから冷たいアイスコーヒーも飲めたけど、アパートでは(冷蔵庫がないから)常温のぬるいアイスコーヒー・・・と、全てが日常に戻った。

今回でココ大付属学園夏休み編は最終回。
次にココ大付属学園を話題にするのは11月のはず。この暑さとも、おさらば!なはず。

2025年9月1日月曜日

どうしてでしょうか?


「どうしてNPO(法人)は、行政との協働/共創のパートナーとしてなり得るんでしょうか?」
的な質問をされる。

答えを探るには、予め「地域の課題の現状」について理解しておかないといけない。
「地域の課題の現状」は・・・。

(1)地域の課題は平面でなく多面的である。
ジグソーパズルのように一つ一つ課題を解決して平面的に解決したと思っても実は地域は多面的なので、単に一面を解決したにすぎない。

(2)地域の課題は要因が複雑に絡まっている。
ゴミ屋敷=片付けができない人。というほど簡単な話ではない。外側ではなく、内側から原因を突き止めてないと、根本的な解決には至らない。

(3)課題の解決/改善が新たな課題を顕在化させる。
課題を解決/改善させたとしても、その解決/改善が違う課題を表面化、根本的な課題を顕在化させてしまうことがあり、持続的な解決/改善が求められる。

先ずは上記をしっかり認識しないと「課題の深刻さ/根深さ」を想像できない。
そして、複雑に絡み合う原因は、行政だけで立ち向かうほど簡単ではない。

すると、同じ非営利組織であるNPO(法人)に白羽の矢が当たる機会があるけれど、NPO(法人)だからと言って、全てのNPO(法人)が、行政との協働/共創のパートナーになれるわけではない。

同じ方向(ビジョン)を向いている。同じ課題意識を持っている。同じ解決/改善方法を共有している。など、協働/共創のパートナーになるには互いに補完し合いながら、必要と思いながらが大切で「信頼できる間柄か?」どうかが肝。

そのためには「想像と創造が必要」と明日も言おうと思う。

大人の責任もある。


「夏休みが終わるね・・・。夏休み、楽しかった?」「(ココ大付属学園があって)楽しかったよ。」「あーぁ、学校つまんないよ。面倒くさい。」「でもさ、2学期が過ぎないと(ココ大付属学園)冬休みが来ないじゃん。」「確かに。でも、嫌だな、先生が嫌。」「でも、インチキじゃあ、もっと嫌でしょ?」「言えてる。インチキ、頭悪いもん。」「(私)・・・・・。」

と、ココ大付属学園夏休み編の終了時刻(18時)を過ぎて、廊下で外を眺めながら子ども達と会話。

名残惜しいのか、いつもだったら「バイバーイ!」と足早に帰るのに最終日は話したがる子ども達。

今夏は44名が登録して、全ての子ども達と喋り、色々と聞いた夏。
34日間でのべ980人が参加した。平均28.8人/日の参加という感じ(参加人数が半減する土曜日を入れての数だから平日だと30人/日という感じか。)

褒めたり、「その調子!」などの激励も多かったけど、注意も多かった。
これには2つあって、一つは「汚い言葉」。
聞こえたら即「汚い言葉は使わないでください!」と、注意したけど、無意識に発する子もいて、何からきているのだろうと。

そして、もう一つは(まだ小学生だから・・・)もあるけれど、他人との距離感を掴めない子は相手の気持ちが分からないから、ちょっかいを出したり、言葉で煽ったり。

都度、注意はしたけど、すると「他責(≒相手が悪い。)」となることもあり、丁寧に説明してもピンとこない子もいたり。成長の過程としての通り道か。

家ではそんなことはないと思うと、家とココ大付属学園では違う表情や行動を見せる子ども達。

今日から9月。学校ではどんな様子なんだろうか?
9月1日は子供の自殺が一番多いとのこと。
大人が子供達を窮屈にさせてるの?とよぎったり。

2025年8月31日日曜日

生きた教材。


先日、お招きいただいた女性教職員指導者などを対象にした講演会。
そのお礼が手紙で届く。

その手紙でも、たくさんお褒めいただき、フィルム・コミッションが愛媛に役立っていることを実感できて何より。

お礼の手紙が届いた同日。
講演会に参加していた方からメールが届き、「先日はありがとうございました・・・」から始まる内容は、教職員を対象にした会報誌「愛媛文教月報」への巻頭言を寄稿依頼だった。

そして、そのメールの2日前には「教育講演会」への講演も依頼されて、一つの機会から新たに二つの機会をいただく。
ちなみに、どちらも公益財団法人「愛媛県教育会」からの依頼。

自分では全く「狙っている」わけでも「営業してる」わけでもなく、フィルム・コミッション&いよココロザシ大学について話すだけで喜んでいただけるなんて、大感謝。

むむっ!と気づいたのは、河原デザイン・アート専門学校で計4コマ(6時間)で伝えている「セルフプロデュース/セルフブランディング」の事例として使えるかも!?ということ。

自らをコンテンツ化したら、自分の想像以上に反応があり、波及効果を得られた。

でも「狙っている」わけでも「営業してる」わけでもないから、日々の出来事や思いを綴ってるだけで喜んでいただけるのは、オンリーワンだからか(学生にはエピソードはオンリーワン化の基本と伝えた)。

偶然にもタイミングが重なり、生きた教材のように紹介できる今回の出来事。

駆けた34日間。

レイアウトが変わった部屋での野球

7月22日から日曜日と祝日を除いた34日間。のべ350時間以上だった「ココ大付属学園夏休み編」が終了。
ひとまず、完走できた・・・と言う感じ。ホント、マラソンのペース配分に例えることができる。

34日間は6週間で構成され、1週目は出だしということで色々起きるだろうと予測した通り、学校も学年も違う子ども達同士だから、あちこちで摩擦からスタート。
お互いを知るに必要なプロセスかもしれないと思ったり。

2週目以降はプログラムも本格化して、共同作業やドッチボールなど一緒に過ごす時間も増えて全体の雰囲気に一体感を感じるようになる。

3週目頃は大学生やインターンなどの学生達が加わったことで、子ども達のボルテージはさらに上がりワイワイ楽しく過ごした反面、調子に乗って注意を受けたりした子がで始めたのも、この頃(笑)

4週目はお盆ウィーク。参加人数も半減して静かに過ごせるか??と思いきや、そんな事はなく、人数が少ないからこそ、たくさん遊べる!と人数は減っても熱量は全く落ちなかった週。

5週目は新たなインターン生、研修生が参加したことでリフレッシュ!後半戦らしくなる。
私はというと疲労感が出るも「頑張ってくださいね!」と周りから労いの言葉、差し入れをいただき、踏ん張る!

6週目。最後の夏祭りでお菓子を大盤振る舞いしたほか、子ども達も来週から学校と分かっていたのか遊びに熱が入っていたような感じを受けたのがハイライト。
と、思ったら、最終日にハプニング発生で一瞬、騒然としたのが本当のハイライトだった。

一先ず駆けられたのは子ども達、保護者、スタッフ、ボランティア、シルバー人材センターのおかげ。