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2021年9月26日日曜日

今回の学びは。


(そうだ!墓参りに行こう!)と、大好きだった祖母が眠る富士霊園に行くことを突然思いつく。ちょうど“お彼岸”だったし、墓前に報告したいこともあったし、母の代わりとしても行ってこようとササッと準備して手ぶらで出発。120分後には霊園に到着していて周りは、やはり“お彼岸”だからか喪服を着ている家族が大勢いて、中には制服を着ている子供達もいて(あぁ、学生の頃は正服代わりに制服だったな)と思い出す。

添える花は予め最寄りの駅で買い(霊園で買うと豪華だけど2倍!)、巡回バス(超広大な土地だから)にのって目的地のお墓へ。周囲にも墓は並んでいるし、隣区にも墓群はあるけど人気はなし。掃除や花を添えたり報告などで30分ほど滞在。思い立ってから3時間後にはミッション終了。園内を散策して最寄駅へのバス停へ向かう、ちょうど歩数アプリも累計1,000,000歩を超える。

コロナ禍で“オンラインで墓参り”もあると聞いて時代を感じるけど、滅多に来れないのだからササッと“重くない(カジュアルな)墓参りも”アリだよねと自分都合。往復で4時間超、墓前滞在が0.5時間、ざっくり5時間の旅、この間、一人だったので「誰とも話さず、一言も発せず」の時間。今回の学びは【行動してこそ結果は得られる】(言い換えると【想像だけでは結果は得られない】)ということ。

2021年9月25日土曜日

大当たりだった件。


「横尾忠則展」
に行こうか?それとも「アナザーエナジー展」に行こうか?それとも「バンクシーって誰展」に行こうか?悔しいけど、地方では開催されないだろう展示会が東京には多い。打ち合わせのついでに行こうと思っていたものの予定が狂い、電車の中でたまたま見つけて、打ち合わせ場所と「近かった」こと、そして「観覧無料」だったので、「アール・ブリュット2021特別展アンフレームド 創造は無限を羽ばたいてゆく」にフラリと立ち寄ると・・・。

打ち合わせ時間の5分前までギリギリで(もっとじっくり観たかった・・・)と後ろ髪引かれる思いのアタリだった件。アール・ブリュット作品の多くは緻密な描画なので1-2m離れて全景を観るのも面白いけど、メガネを外して数cmまで近づいて見ても面白い!そして「本人も予めイメージしたわけではなく、筆を走らせて思いついたままに描いている」などの説明文を読んでムムッー!と一人感嘆。

「永遠に書き続けるので、完成したか分からない。」とか「テーマがある時を境にして変わった。」などの説明を読んで自由っていいなと、アール・ブリュットの世界観に浸る。別室では、子供たちが創作に参加したと思われる回転する影絵作品があり、こういう直接的でもあり間接的でもある作品も大好き!つい「ココ大付属学園」での創作ヒントに意識がいってしまう自分がいて・・・。

2021年9月24日金曜日

話が走る理由。


初対面で話題を探りながらも「高い次元」で話してくれる人がいると、こっちも意識のギアが上がって“話が走る”から面白い。「どのレベルで話せるか?」は大切と思った件。高い次元とは“話題の基礎、基本は互いに理解していて確かめることなく、その基礎、基本を根拠に応用、展開できること”とでもいうのかな。0(ゼロ)から話すと数時間かかる所が、8(ハチ)ぐらいから話せるから早い!

初回は状況の共有で十分と思っていたのに、課題の共有、改善案の共有まで進めたのは大きな成果。「意識してたからこそ得られた成果」と思っていいかも。だから「意識することの重要性」を痛感したひと時でもあった。それが1回のみならず3回続けてあったのだから、振り返りをしないのはもったいない!もしも無関心、低い意識で臨んでいたらと思うとブルッ!と寒気がする(そもそも、そんな意識じゃ会えないけど・・・)

相手がフムフムと話題にメモをとってくれるような人を目指したい。その為には意識して情報を集めて精査して自分の考えを妄想でも持つこと大事。初対面でも「私の妄想ですが・・・」と発言させてもらい「それはいいですね!」を相手から引き出せたなら成果の一つ。複業の場合、異なる分野の意識でも互いにつながる時もあると実感した夜。

2021年9月23日木曜日

絶体絶命あるある。


「2回目のケニアの時、大勢が行き交う市場で一緒に同行していた人の身につけていたモノが、スリに引きちぎられた。」「ケニア山(5199m)を登った時、体調の変化/不調が怖かった。」「暮らしたアパートの前でもBLACK LIVES MATTERのデモがあった。」「通り道でも暴動があった。」など、某バラエティ番組と比べても遜色のない経験を話してくれた長男くん。親に心配させないようにと思ってたんだろうな。

銃声も聞いたことがあるとの話に父も30年前の思い出話を持ち出す。「銃の発砲音って映画やアニメとは違うよね、ズキューン!じゃなくてパン!パン!と乾いた軽い音だよね。」「地下鉄でバッグを取り上げられそうになって慌てて防いだ。」「深夜の路地を歩いていたら、車が後をつけてくるのが分かり、走ったらスピードを上げて追いかけてきたので大通りへ走って逃げた。」に「あるねぇ・・」と相槌、絶体絶命話のあるある。

成田空港に到着したらガラッーーーーーンとして、静まり返っていた件。(これは経験ないねぇ・・・)と。人がいた!と思ったら清掃員と関係者、旅客は料金交換所に2組だけ。(ドラマで恋人同士が分かれシーンなどは、誰もいない方が劇的だけど、こんなことって本当にあるの?)と思うほど静かで誰もいない成田空港第一ターミナル。そして長男くんは旅立って行った。

2021年9月22日水曜日

人も生物の一種、自然の一部。


ワンダフルエミフル2021。
事前の申し込みが増えてきました(事前申し込みではなくても、当日参加もOKです)。本当にありがたい!「生物多様性という言葉だけ」を切り取って説明すると、専門用語などが必要で難しくなりそうなところを【人も生物の一種、自然の一部】というコンセプトを見出したのが2013年。家畜やペット、草花、自然だけではなくて、人間だって自然の一部だよね?が意識の起点。

「コンセプトってどう創るんですか?」と時々、尋ねられるけど「関係者全員が共感できる魔法の言葉」と思っていて「誰が聞いてもフムフムと納得できる事業全体を貫く言葉」「手段などの検討でブレたり、ズレたりした時に見つめ直す言葉」という感じか。どうやって創るかは、数日考えてハイ!できました。というものでもなく、ササッ!とメモで残して発想を広げては練って捏ねて剥がすの繰り返し。

私の場合、意識の中で「にじんで出てくる」「焦点が合い始める」「湧きあがる」というイメージで原型が出てくるほか、突如「降ってくる」のもある。言葉がフワフラと降ってきて繋がるというイメージ。【人も生物の一種、自然の一部】もそうだった。コンセプトを考える時、気にしているのは「親しみのある普段の言葉をつかうこと」。難しい言葉ではなく、シンプルな言葉で創ること重要。

2021年9月20日月曜日

両親つれづれ。


2001年、当時、働いていた会社を辞める決断をした時、両親は(辞めてしまうにはもったいない・・・)と、さぞかし思ったことと思う。ましてや次は「NPO」「フィルム・コミッション」と、初めて聞く言葉に???となったのは言うまでもなく。更に「地域の活性、まちづくり」など、掴み所のない漠然としたキーワードに(ウチの息子は大丈夫だろうか?)と若気の至りかもしれない30歳のいく末を案じたのは容易に想像できた。

でも、新聞やニュースは欠かさず見たり読んだりしていた両親なので「キーワード」は掴んでいたようで、立ち寄ると「〇〇は、こういうことなのか?」「〇〇はオマエが携わったのか?」など、質問と理解を繰り返して自身を納得させたみたい。80年以上生きてきて、それまで自分が信じてきた価値観や人生観とは全く異なる、想像すらしない・できなかった事実がそこにあるのだから、理解は大変だったと思う。

今は本当の意味での“ケセラセラ”の域に達したようで、気ままに暮らしているよう。久しぶりに会えば、キッチリ腰を曲げて頭をさげて挨拶するし、別れる時も同じ。そして一人一人に握手を求める。物忘れなどの“老い”に「ホント、嫌になっちゃうよな〜」とぼやく。そんな父親と一緒に地元の電車に乗ると遠い先に富士山が見える。「おぉ!こりゃいいな。澄んでないと見えないんだよ」とご機嫌。

2021年9月19日日曜日

オトゲーは乙ゲーです。


京都市の「ご当地キャラ」が賛否両論あるのは置いといて京まふへ。えっ!と驚いたのはズラリと並んだ美形キャラが「町名や通り名など」で擬人化されてた件。「室町、丸太町、綾小路、四条」など。彼らは「通神」と自己紹介していて、「京のまちの浄化と安寧を祈ることじゃ。“京まふ”会場も念入りに浄化しておる・・・」とのこと。全員揃って「お通り男史」って女性からの“推し”狙いなのか?

こういう会場は男性が多いと思い込んでたので、女性の多さにビックリ。熱心に推しキャラを撮影する人、来場者のコスプレは禁止だったけど、出展者はコスプレで対応したり、購買エリアは長蛇の列だったり。お通り男史だけでなく、かわいい女性のパネルもズラリと並び「知ってますか?彼女たちはオトゲーからきてるんですよ?」「ヘぇ、音ゲーねぇ・・。」「違いますよ!乙ゲーですよ!」と指摘される。知りませんでした!

今回、JFCは「アニメツーリズム協会」に協力して、各地で支援したアニメのロケ地マップ13種類を提供。その結果、過去最高の97種類のロケ地マップが揃い、アニ協さんのブースは終始人だかり。ロケ地マップの人気と底力を見る。来場者が指差したり、訪れたエピソードを話していたり、追体験とか没入感というキーワードか。JFCとアニ協さんの第一弾コラボレーションは大成功。

2021年9月18日土曜日

パラダイムシフトの真っ只中


多拠点・複業の東京拠点「ジャパンFC」事務所。コロナ禍で職員はテレワークが中心、ただ今回は事務局長と詰めなくてはならない案件が多くて作戦会議。余談だけどJFC事務局長の衛生意識は素晴らしく万全。打合せが終わると「オンラインで今日の内容を詰めようとすると1回や2時間では終わらないね・・・」となる。直接の打ち合わせだと時間はかかっても1回でスッキリ終えることができる。

「この出番がないですよ〜」と、仕切りとして購入した「ホワイトボード」がポスター掲示になってた(涙)。私はホワイトボードに書いて思考の整理をするのが得意なので、本当だったら会議などでファシリテーションしながら描いてスッキリ!というイメージだったのに未だ出番なし。このまま、非日常が”新しい日常”になってしまったら・・・と思うと怖い。オンラインでのコミュニケーションは超便利でも、どこまでも間接だから。

日本の撮影環境は一時的と思われた非日常が既に日常化/常態化して、フィルム・コミッションも慣れてしまった。ものすごいパラダイムシフト(コロナ禍だけでなく、世界での日本という意味も含めて)の真っ只中で理事長職を預かりもうすぐ2年。「困難は乗り越えられる人にしかやってこない(Difficulties only come to those who are capable of overcoming them.)」って誰の言葉だっけ?

2021年9月17日金曜日

ココ大付属学園ふりかえり。


ココ大付属学園チームが8/31以来、久しぶりに集まる。多くが元気だったけど一人だけ、消耗から「まだ復活してません・・・」とのことで笑わせてくれた。だけど悶々とした“ノドのつっかえ”も取れたようで、急速に元気を取り戻したよう(ナンのこっちゃ!)。子ども達がメンバーに宛てて書いたメッセージを読んではジ〜ンと来たり、記録集の見本を見ては思い出したり、振り返り資料を見ては事業的にどうだったか?で意見交換したり。

せっかくなので「たかなし(今回、お子さんお二人を参加させてくれた木田さんのお店)」で昼食を囲みながらの振り返り。保護者から寄せられた意見にどう応えられるか?運営的にどうしたら更に充実するか?当事者として自分ごと化してくれてるから私もイメージできたし、何よりも、子ども達にとって有益なら率先だよねと。「あっ!と言う間に冬が来るよ。プログラムはどうしようか?」

「焚き火したいね」「BBQしたいね」「焼き芋をしたいね」「豚汁つくりたいね」「餅つきなんかはどう?」「しめ縄づくりもいいね」など、まだ半袖で外ではセミが鳴いてたけど会話は冬の話題。予定では12/27から12/29、1/4から1/7の計7日間とのことなので、冬編はプログラムを7日分、全て整えた上で公表して参加者を募る予定。夏編で人気だったプログラムを並べるだけで7日分以上あるよねと・・・。

2021年9月16日木曜日

勝手に決めました。


松山で暮らしていると、地元のホテルを利用することはないから、テレワークは気分転換できて楽しかった。9月は色々なホテルで計5回のテレワークをしたけど昨日で終わり。人によって評価基準は異なるけど「立地、通信環境、利用部屋の状態、静かさ、利用料金、その他特記事項」の独断と偏見から「またプランが登場したら利用したい」と思わせた第一位は【東京第一ホテル松山】のテレワークプランにする(ほんと、勝手に書いてます。)

とはいえ「利用料0円!コーヒーなどドリンク無料、大浴場利用可能など」のテレワークプランあって、実際は甲乙付け難い・・・。東京第一ホテル松山は無料じゃない(でも1000円/最大8時間)けど、近いし、部屋は広いし、通信環境もLANで安定してるし、窓からの眺めもいい。徒歩だと1000円の食事券がついてくるからお得感もある。テレワークなのにオンライン会議の途中で通信が切れる、止まるのは論外。ここは譲れない。

家で作業もできるけど、生産性から言うとテレワークで篭った方がはかどる。家だと雑作業や家事も同時にしてしまうので生産性が悪い。集中して終了時間までやりきると何とも言えない「仕事した感(成果があったかは別として)」が得られるから不思議。これまでの10年間に家賃や改装などで支払った累計が3000万円以上だったと思うと、「働き方」について考えさせられる秋。

2021年9月15日水曜日

避けてよし、逃げてよし。


人に会うのが仕事だから色々な人に会う。必ず“初対面”という機会があり、このご時世だから対面以外にオンラインで「初めまして」も多かったり。
「ホント、困ってまして・・・事業の進め方が全く分かりません。ぜひ参画を!」と、自身の困りごとに藁をも掴みたいようだったので、相談に乗ると次から次へと質問がきて答えていたら、プッツリと連絡が途絶える。「その後、いかがですか?」と尋ねると「あっ、スミマセン。あの話、流れました。」の一言。

居合わせた現場で。自身の正当性を誇示するために相手の非を重箱の隅をほじくり返して責めた人。その時は(変なことを言うなぁ)と、私自身が責められていたわけではないので不思議に思っていたけど、この「小さなミスを大きくし攻め立てることで相手より優位に立つ」は、なかなかゲスなやり方で「人はうまくいってる時でなく、大変な時にこそ本性が現れるよ」と知人が言っていた言葉が目の前だった。

この歳になると、会うのは大抵何かしらの肩書きがある人でヒラじゃない。そして、共通するのは組織に属している点。こう言う人たちに振りわされるのは外部の人だけでなく内部の人もそうだろうと思うと大変と思ったり(あっ!内部と外部、上司や部下で態度や言葉遣いを変える人もいるね)。
言いたいのは、無理に合わせて自分がおかしくなっても、相手は何とも思わないし、感じないのだから避けてよし、逃げてよし。大きく息を吸って深呼吸。

2021年9月14日火曜日

アニメ化はどうか?


「『がんばっていきまっしょい』をアニメ化したらいい!」との意見、考えもしませんでした。FCとして想像力がおよばず猛省。アニメも撮影支援対象に入ります!とさんざん言っておきながら、また、今年は京まふで「アニメツーリズム協会の“アニメ舞台探訪マップ展”に協力して全国のFCに「アニメ作品のロケ地マップがあったら提供して!」と言っておきながら足元を見ていなかった!

ボートの練習をする湖面はキラキラ輝き、周囲は木々が生い茂ってるだろうし、海での練習は夕方で海面は黄金色かな?部活帰りに立ち寄るのは「うどん」になるのか?それとも「お好み焼き」になるのか?プロダクトプレイスメント的にも聖地巡礼的にも重要。そもそも制服はオリジナルを参考にするか否か(ドラマ版で主人公たちが着た制服エピソードがある)学校には必ず“渡り廊下“と“外廊下”を入れて欲しい。屋上でもいい。

主人公たちが願を懸ける神社も欲しい所、やはり階段を登ると構える伊佐爾波神社は外せないか?恋愛が入って“すれ違い”を表現するなら、土手の自転車、路面電車のすれ違いで視聴者をヤキモキさせてほしい。ライバル校は主人公が通う高校よりスマートでカッコよくなければならないので(そうしないと物語にメリハリがつかない)エリート校か?そして、脇道のコンクリで見つけた「ネコの足跡」は主人公にしか見えないお守りはどうか。

2021年9月13日月曜日

1000枚撮って500点以上掲載


掃除機をかけてたら、カランカラン!と音がしたので(んっ!何を吸い込んだんだ?)と調べたら、1円玉よりも小さいプラバンアクセサリーが出てきた!あぁ、ココ大付属学園の子ども達が作った小クワガタのメスだ。楽しかった日々を思い出す。「〇〇ロス」というのは、こういうことか・・・と、思い出すと感傷的になってしまうので仕事に集中!でも、そのうちの一つが「ココ大付属学園【夏】の記録集づくり」。

33日間で撮影した静止画や動画は1000ファイル以上。膨大な数から厳選(掲載点数500点以上!)してサイズ調整や補正などを行いページをつくっていく。添える文章も書いてたら感傷的にならない方がおかしい!すると、そこへスタッフから「今、〇〇ちゃんと一緒なので電話していいですか?」とメッセージが来たのでOK!と返答すると、電話がなって「もしもし?」「ワタシ、〇〇だよ!インチキ何してるの?」

「元気にしているの?学校はどんなですか?」「行ってるよ!」と、小学生との会話はこんなもん。そう言えばTシャツは伸びて、短パンは破けてしまい部屋着になってしまった(笑)。まっ、子どもと一緒だったらそんなもの。記録集は最初の想定より4ページも増えてしまった。それだけよい写真が多かった証なんだけど、早く区切りをつけないと他の仕事に影響が出てしまうし、早くしないと【冬編】の準備が始まってしまうのよ!

2021年9月12日日曜日

愛媛で起きた撮影イイね話。


ベテランFC職員たちによる「失敗談」は“あるある”が多すぎてゾクッ!となるも大爆笑。「ロケハンの時は春だったので気づかなかったけど、撮影は夏でセミの大合唱にやられた。」「ロケハンの時は工事がなかったのに、撮影一週間前にロケ場所近くで工事が始まり血の気がひいいた。」「背景に良い古民家が撮れると思っていたら撮影時には取り壊されてた。」「古い車輌を撮影しようと思ったら、撮影直前に故障し整備に入ってしまった。」

「担いでいた機材が廊下を曲がる際に壁にぶつかり、穴が空いた瞬間をスローモーションで見た。」「夜間撮影の墓場でつまずいた際に手をかけた墓石がズレた。」「道路使用の範囲から外れた場所で撮影し、パトカーがきて関係者と一緒に警察署へ連れて行かれた。」「ロケハンの日時を間違えた。」「内トラ(緊急事態用の内輪のエキストラ)のはずが、その後もズルズルと出演するハメになった。」などなど、聞くと胸が痛いけどおかしい。

困難を経験すると免疫ができてタフになると言うけど、撮影現場は毎回異なるので緊張の連続。脚立に乗っていた雨降のスタッフが足を滑らせ、脚立ごと倒れて病院搬送された時、(うゎ!撮影はどうなるの?)と思っていたらヤジウマの中から、別の撮影で来県していて、撮休でたまたま通りがかったスタッフが代打で引き受けたというエピソードは、愛媛で起きた撮影イイね話。

2021年9月11日土曜日

20年前。


20年前。9月初旬までアメリカはワシントンD.Cで行われた「シネポジウム」という世界各地からフィルム・コミッショナーが集まる会議に初参加して、撮影支援の手順、写真の撮り方、ロケハン写真の整理法、トラブル対応など各地の事例紹介にしがみついて学び、帰国して数日後、当時3歳の長女、1歳の長男と戯れていた時に妻がかけよってきて「飛行機がNYとD.C.に墜落したんだって!」と、9月11日。

1991年冬、メリーランド州で寮生活をしていて、リビングルームは湾岸戦争の話題で持ちきり。「空爆戦から地上戦になるかもしれない!」とCNNの報道にルームメイトのブライアンがブッシュ大統領宛に「戦争反対」の手紙を書いていたのにビックリ(思っても意思を行動に表すなんてしたことがなかった・・・)して、感化されてしまい、D.C.での湾岸戦争反対のデモ行進に参加したっけ。

1993年2月、NYはイーストビレッジ付近を歩いていると、遠くにモクモクと黒煙が立ち上り、その大きさと高さにビックリしたのを鮮明に覚えていて、ワールドトレードセンター爆破事件とあとで知る。
そして9.11。あの時から世界は変わってしまい「世紀末感」を味わうも、今のコロナ禍で(あの時以上の、どうしようもない無力感ってなんだろうね・・・)と静かな道後を歩きながら話す。

2021年9月10日金曜日

慣れるの危険。

本当だったら、今頃は徳島県祖谷の山中でカナディアンカヌーを体験して、焚き火を囲みながら、地域資源を活用した体験プログラムの造成などに激論をかわし、ティピーテントで夜を過ごして朝は、肌寒い中、淹れたての美味しいコーヒーを飲んでるはずだった!脳内はそんなイメージで覆い尽くされていたので、オンラインでの研修に切り替わっても雰囲気を味わいたいと帽子をかぶって参加したら徳島から喜んでいただいた件。

「いしづち編集学校」のマスターコース。実地研修を通して自分に問いを立てて、どうやって改善・解決するかの機会は私にとっても【自身に問いを立てる機会】でもあって本当に楽しみしてた。自然の中でそんなことできるなんて、とても贅沢なプログラムです。と、言うのも今は一日一日が非常事態なはずで、その対応だけに追われると本来すべき、あるべきモノコトができず、、非常事態に慣れてしまい、そのまま日常になってしまいそうで怖いのが現実。

そんな非常事態時に感じた違和感に一度立ち止まって振り返りたかった。祖谷に行く機会は失ったけど、こうして“気づけた”のは幸いで自分なりに、問いを立て意識の切り替えができたのは良かったと思う。ホント、世の中に無意識、無関心で過ごすことの怖さと言ったら・・・。「今が標準、基準ではないよね」と談義。

2021年9月9日木曜日

変わる食生活。


「まめ楽」さん(まめ楽さんの小柳さんとは、こどもが同じ幼稚園卒という縁で知り合う。彼も移住者。)で「豆乳入りチーズケーキ」を朝食代わりに買って、昼食も「豆乳カレー」を食べる。白米を炊くことがなくなり、ご飯代わりに時々買う豆腐。ポン酢とネギで食べることぐらいしかアイデアがなかったけど、「豆乳カレー」とあって頼んでみると、濃厚味の豆腐がドン!と乗っかてるとはダイナミック!

(どんだけ、カレー好きやねん!)と、話題はカレーばかりだけど、メニューから選ぶのが困ったらカレーにしてるだけ。「カレーはマイルドな味ので、赤い柚子胡椒で辛さを調整してお食べください」と店員さん。まずは豆腐だけを食べてみる。あれ、買ってる豆腐と全然味が違う、味覚障害か?と思うほど違い濃かった。口当たりも滑らかで硬い歯ごたえのある豆腐も好きだけど、クリーミーさのまめ楽さんに軍配!

豆腐って見た目以上に腹にズッシリくる。食べる前は小柳さんオススメの「かき氷」に豆乳ソフトをトッピングする予定だったけど、カレーと味噌汁(これが貧弱な食生活者には沁みる美味しさだった・・・)で腹八分でこれ以上食べたら作業ができなくなるので諦めた。店内は続々とお客さんが訪れてたまめ楽さん。「コロナの栄養で食生活や消費行動が変わったかもしれませんね」と、言ったものの(お前のことだよ!)と一人ツッコミ!

2021年9月8日水曜日

朝焼けか?夕焼けか?


愛媛県でNPO法人に携わって20年になるのか・・・。当時は未だ物珍しく、ボランティア団体と混同されたり(たしかに法人格のないNPOとボランティア団体は同じ・・)、社会奉仕とか趣味の延長など色々と揶揄されたけど、未だ50法人ぐらいしかなく多くの団体と知り合い、掲げた理念に互いに励ましあったり、協力しあったりして一時は四国四県まで精力的に動き回っていたのは昔話。

20年も過ぎると当時の方々、私も歳を重ねメンバーの高齢化(40代で始めた人は60代、60代で始めた人はお亡くなりに・・・)、会員の減少やコロナウイルスの影響などが原因で周りのNPO法人は次々と解散、活動停止。当時30歳だった私でも今年50歳(当時は「脱サラしてNPOなんて狂気の沙汰!」とか言われた)。でも愛媛県内のNPO法人は500団体を超えているから、これは朝焼けなのか?夕焼けなのか?

でもNPO法人の究極の目標は「解散すること」。掲げた理念、使命に成果が出たなら解散も検討すべきと思う一人。ただ「理念で飯は食えません。」と言って去った人もいるほど、実情は厳しい。中小企業でもないからコロナ関係の補助金は対象外だし、助成金はあるけど100万円程度の額。寄付も激減、自主事業で稼げるけど人件費を稼ぐ程度が精一杯。受託事業も単年度が多い。「今こそ、NPO法人は必要と思うのですが?」と問われて読んだ記事を見て思う。

2021年9月7日火曜日

ワンダフルエミフル2021開催!


授業が思うようにできなくなり1年以上・・・。オンライン授業もアリとは思うけど、趣旨や内容によって得手不得手があり万能ではない。オンラインは全て【間接】なので、対面の【直接】との“溝”や“差”をどうやって埋めるか?補うか?の答は見つからないまま(想像だけはします、例えば少人数による実施とか・・)企画しても人が集まらなかったら本末転倒だしと考えると悩みの淵に立ってしまう・・・。

それなら、一人で考えたり実施するのではなく資源を持ち寄ればいい!と、愛媛県自然保護課とタッグを組み、エミフルMASAKIさんに賛同いただき昨年、7年ぶりに復活したワンダフルエミフル】。昨年が好評だったので今年も開催が決定し本日12時から応募開始となりました。今年も2日間で8授業を開催予定で、コロナ禍でも快諾してくださった東予、中予、南予からお越しいただく市民先生に大感謝。

そして昨年、伊予シルクを活用した今治タオルを大盤振る舞いした「生物多様性クイズ」も復活!今年も正解数に合わせてガラガラ(抽選)を用意しよう!そうだ!昨年、好評だった「えひめ県パズル」もバージョンアップして登場。「生物多様性ってナニ?」という方が多い現状として、「遊びながら、いつの間にか学んじゃった!」を狙う【ワンダフルエミフル】は10/2-10/3にエミフルMASAKIグリーンコート、フローラルコートで開催予定!

2021年9月6日月曜日

妄想族として。


例えば「主人公、初登校。自転車で坂道を走る。」だったら、主人公の性別は?初登校だから中学生?それとも高校生?いや大学生かもしれない。自転車はママチャリなのか?ロードバイクなのか?それとも愛媛ならロココか?新品か?それともお下がりか?色は黒?紺?坂道と言っても“のぼり坂”なのか?“くだり坂”なのか?走る周りの風景は商店街なのか?田舎道なのか?緑は多いのか?など巡らす想像力。

こどもだったら「隠した場所を教えず、靴を放っておく。」の場合、隠された子どもは見つけられない→見つからないから諦める→保護者へ正直に言うと心配するからと嘘をつく(汚れたから捨てた等)→親は問い詰めるも買えばいいと新品を買う。隠した子どもは隠し場所を言わない(嘘をつく)→隠したこと、場所を忘れる→新しい靴を履いた子を見つける→(こいつはイタズラしていいやつなんだ)と、またイタズラする→イジメへの発展。

一言でいえば「想像力」の問題(欠如など)で、原因はわかってるのだから対処のしようはあるのに、すぐに効果を測れないし、点数もつけにくいから評価もしにくく放置。想像力があれば他人を思いやることもできるし、ある程度の未来も予測もできる。「想像ができる余韻」を残して欲しいと言うか、「想像が入る隙がない」のは分かりやすいけど、その先考えないよねと・・。想像力がないのが悪いとも言えず。